JP3375817B2 - 高クロムフェライト鋼用溶接ワイヤ - Google Patents
高クロムフェライト鋼用溶接ワイヤInfo
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Description
のCrを含有する高クロムフェライト鋼用の溶接ワイヤ
に関する。 【0002】 【従来の技術】高クロムフェライト鋼は、高温における
良好な強度特性に加えて、耐酸化性にも優れ、オーステ
ナイト系ステンレス鋼と比較すると、熱膨張係数及び応
力腐食割れの感受性が小さい等の特長を有することか
ら、高温高圧の火力発電プラント及び原子力機器等に使
用されている。近年、地球環境保護の観点から、操業条
件をより高温・高圧にすることにより効率化を図り、単
位エネルギー当たりの炭酸ガスの排出を抑制しようとし
ている。 【0003】この目的に対して、各種の新しい鋼材が開
発され、既に多くのものが実用化されており、その鋼材
を溶接する溶接材料に関しても、既に幾つかの新しい成
分系のものが提案されている。しかし、この従来の溶接
材料はいずれも特性が不十分である。 【0004】例えは、特開平1‐215489及び特開
平2‐280993では、Caと、必要に応じてLa,
Ceを添加して溶接金属の酸素を下げることによる靭性
の向上を提案している。 【0005】その他、以下に示す公報が公知である。特
開平1‐215490、特開平2‐37989.特開平
2‐268977,特開平1−174998,特開平5
‐177383,特開平5‐177384,特開平5‐
212582,特開平5‐285691,特開平6−1
42981,特開平6‐277879,特開平7−80
680,特開平7−96390,特開平7−16418
2,特開平7−204885,特開平7−26856
3,特開平7−284986。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の公知の高クロムフェライト鋼用溶接ワイヤは、溶接作
業性が悪いと共に、クリープ破断強度等の高温強度特性
が十分ではないという欠点がある。 【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、クリープ破断強度を主体とする高温強度特
性が十分であり、また溶接作業性が優れていて、高クロ
ムフェライト鋼の特性を生かした種々の分野への適用を
可能とする高クロムフェライト鋼溶接用ワイヤを提供す
ることを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明に係る高クロムフ
ェライト鋼用溶接ワイヤは、C:0.01乃至0.19
重量%、Si:0.01乃至1.50重量%、Mn:
0.01乃至2.00重量%、Cr:7.00乃至1
3.00重量%、Mo:0.01乃至1.60重量%、
Ni:0.02乃至1.50重量%、Nb+Ta:0.
002乃至0.25重量%、V:0.01乃至0.50
重量%、Ti:0.001乃至0.100重量%、A
l:0.002乃至0.10重量%、N:0.003乃
至0.100重量%、O:0.002乃至0.030重
量%、Ca:0.0002乃至0.01重量%及びM
g:0.0002乃至0.01重量%を含有し、Ti+
Al+10×(Ca+Mg)の和を0.13重量%以下
に制限すると共に、更に、W:0.10乃至3.00重
量%、Cu:0.005乃至4.00重量%、Co:
0.005乃至5.00重量%及びB:0.0005乃
至0.01重量%からなる群から選択された少なくとも
1種を含有し、残部は鉄及び不可避的不純物からなるこ
とを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の溶接ワイヤの各成
分添加理由及び組成限定理由について説明する。 【0010】C:0.01乃至0.19重量% Cは溶接金属の焼き入れ性を高め、室温における強度を
確保する上で必要な成分であると共に、溶接後熱処理に
より炭化物を生成し、クリープ破断強度等の高温強度特
性の確保の観点からも重要である。Cが0.01重量%
未満では上記の強度が十分得られない。また、Cが0.
19重量%を超えると、常温での強度が高すぎるため、
水素に起因する低温割れ感受性が高くなる。更に、Cが
0.19重量%を超えるように多量であると、高温割れ
感受性も高くなり、溶接ワイヤとして不適当である。望
ましい下限及び上限は夫々0.05重量%及び0.15
重量%である。 【0011】Si:0.01乃至1.50重量% Siは脱酸元素及びビード形状の調整の点から重要な元
素であるが、過剰の添加は高温で長時間保持された場合
の脆化及び焼き戻し脆化感受性を高めるために注意する
必要がある。以上の観点から、Siの範囲は0.01乃
至1.50重量%とする。望ましいSiの下限及び限は
夫々0.10重量%及び0.80重量%である。 【0012】Mn:0.01乃至2.00重量% MnはSiと同様に脱酸元素としても作用するが、更に
溶接金属の焼き入れ性を高め、靭性の改善に有効であ
る。しかし、Mnを多量に添加すると、クリープ破断強
度を低下させることになる。そこで、Mnの添加量は
0.0l重量%乃至2.00重量%とする。望ましいM
nの下限及び上限は夫々0.20重量%及び1.20重
量%である。 【0013】Cr:7.00乃至13.00重量% Crは耐酸化性と高温強度特性を確保する上で重要な成
分である。耐酸化性と高温強度の観点からCrの下限は
7.00重量%必要である。しかしながら、Crを多量
に添加すると、マルテンサイトの組織にδフェライトが
析出しやすくなり、それに応じて靭性が低下する。靭性
の観点から上限は13.00重量%とする。なお、Cr
の望ましい下限及び上限は夫々8.00重量%及び1
2.00重量%である。 【0014】Mo:0.01乃至1.60重量% Moも炭化物を形成して高温強度を確保する上で重要な
元素である。しかし、Moの過剰の添加は室温強度を高
め、水素に起因する低温割れ感受性を高め、更に靭性を
低下させる。この観点からMoの添加量は0.0l重量
%乃至1.60重量%とする。なお、Moの望ましい下
限及び上限は夫々0.20重量%及び1.20重量%で
ある。 【0015】Ni:0.02乃至1.50重量% Niは高クロムフェライト系鋼においてδフェライトの
析出を抑え、溶接金属の靭性を向上させるためには重要
でかつ有効な元素である。しかし、Niを多量に添加す
るとクリープ破断強度を低下させるという弊害がある。
従って、Niの添加量は0.02重量%乃至1.50重
量%とする。なお、Niの望ましい下限及び上限は夫々
0.10重量%及び1.00重量%である。 【0016】NbとTa:0.002乃至0.25重量
% NbとTaは共に溶接後熱処理をうけて、微細な炭化物
を形成し、クリープ破断強度を高めるのに有効な元素で
ある。しかし、これらの元素を過剰に添加すると、過剰
な析出物が生成し、靭性の低下を招く。これらのNb及
びTaは、いずれも同じ作用を有するので、いずれか一
方又はその双方を添加しても良い。従って、NbとTa
の添加量はその和で規定し、0.002重量%乃至0.
25重量%とする。なお、このNbとTaの和の望まし
い下限及び上限は夫々0.005重量%及び0.15重
量%である。 【0017】V:0.01乃至0.50重量% VもNb又はTaと共存した状態で、溶接後熱処理をう
けて、微細な炭化物を形成し、クリープ破断強度を高め
るのに有効な元素である。しかし、適切な範囲を超えて
多く添加すると、室温強度が高くなり、水素に起因する
低温割れ感受性が低下して好ましくない。Vの適切な添
加量は0.01重量%乃至0.50重量%である。な
お、Vの望ましい下限及び上限は夫々0.05重量%及
び0.30重量%である。 【0018】Ti:0.001乃至0.100重量% TiもNb、Ta又はVとの共存下において、溶接後熱
処理を受けて、微細な炭化物を形成し、クリープ破断強
度を高めるのに有効な元素である。Tiの過剰な添加は
炭化物の粒内析出による靭性の低下を招くだけでなく、
剥離性の悪いスラグが発生する原因となり、溶接作業性
を低下させる。従って、Tiの添加量は0.001重量
%乃至0.100重量%とする。なお、Tiの望ましい
下限及び上限は夫々0.005重量%及び0.050重
量%である。 【0019】Al:0.002乃至0.10重量% Alは脱酸材として働くと共に、Nとの共存下で微細な
窒化物となり、溶接金属の組織の微細化を促し、靭性の
改善に有効である。しかし、Alの過剰な添加は、融点
が高いスラグを発生させ、溶接作業性を著しく害する。
従って、Alの添加量は0.002重量%乃至0.10
重量%とした。なお、Alの望ましい下限及び上限は夫
々0.005重量%及び0.050重量%である。 【0020】N:0.003乃至0.100重量% Nは上記のようにAlと窒化物を生成し、溶接金属の靭
性の向上に寄与するのみでなく、クリープ破断強度の改
善にも有効である。しかし、Nが過剰に添加された場合
には、溶接金属中で球状欠陥として現れる。従って、N
の適切な範囲は0.003重量%乃至0.100重量%
とした。なお、Nの望ましい下限及び上限は夫々0.0
05重量%及び0.070重量%である。 【0021】O:0.002乃至0.030重量% Oは溶接金属が溶融状態における流動性を左右し、健全
な溶接部を得るためには、極めて重要な元素である。良
好な溶接金属の外観及びなじみを得るためには、Oを
0.002重量%以上添加する必要がある。しかしなが
ら、Oが多くなると、靭性の低下が著しく、0.030
重量%を超えると好ましくない。なお、Oの望ましい下
限及び上限は夫々0.003重量%及び0.020重量
%である。 【0022】Ca:0.0002乃至0.01重量% Caは強力な脱酸剤として働き、溶接金属の酸素量を低
減し、靭性の改善に有効である。しかし、Caは大量に
添加すると、スラグの発生量が多くなり、溶接作業性を
損なう。このCaの適切な添加量は0.0002重量%
乃至0.01重量%である。なお、Caの望ましい下限
及び上限は夫々0.0005重量%及び0.005重量
%である。 【0023】Mg:0.0002乃至0.01重量% MgもCaとの複合添加で強力な脱酸剤として作用し、
溶接金属の酸素量を低減し、靭性の改善に有効である。
そして、MgはCaと同様に大量に添加すると、スラグ
の発生量が多くなり、溶接作業性を損なう。このため、
Mgの添加量は0.0002重量%乃至0.01重量%
とする。なお、Mgの望ましい下限及び上限は夫々0.
0005重量%及び0.005重量%である。 【0024】Ti+Al+10×(Ca+Mg):0.
13重量%以下 Ti+Al+10×(Ca+Mg)の和を0.13重量
%以下に規制することが重要である。前述の如く、T
i、Al、Ca、Mgの元素は複合添加することにより
少量で有効な作用を有するが、各元素の単独の添加量の
みではなく、各元素の添加量合計での規制が必要であ
る。即ち、スラグの発生による作業性の低下を検討した
結果、本発明者は上記のようにTi+Al+10×(C
a+Mg)の和を0.13重量%以下に規制することが
有効であることを見い出した。なお、これらの4元素以
外にランタノイド元素(例えば、La及びCe等)を添
加することも可能であるが、その場合にも各元素は0.
01重量%以下に抑えることが望ましい。 【0025】さらに本発明ワイヤは選択成分として以下
の作用を有する成分を添加して、さらに性能を高める事
が可能である。 【0026】W:0.10乃至3.00重量% Wは固溶強化により溶接金属の高温強度特性を改善する
効果を有する。しかしながら、Wが0.10重量%未満
ではこの効果が得られない。一方、Wが3.00重量%
を超えると、室温強度が高くなり、水素に起因する低温
割れ感受性が高くなる。なお、Wの望ましい上限は、
2.00重量%である。 【0027】Cu:0.005乃至4.00重量% Cuは析出効果により溶接金属のクリープ破断強度を高
めることができる。しかし、Cuが0.005重量%未
満では効果が認められなかった。更に、Cu含有量が
4.00重量%を超えると、室温強度が高くなり、水素
に起因する低温割れ感受性が高くなると共に、高温割れ
の感受性も増大する。なお、Cuの望ましい上限は、
2.50重量%である。 【0028】Co:0.005乃至5.00重量% Coは高クロムフェライト系鋼においてδフェライトの
析出を抑え、溶接金属の靭性を向上させるためには重要
でかつ有効な元素である。Co含有量が0.005重量
%未満では効果が認められず、5.00重量%を超える
と室温強度が高くなり、水素に起因する低温割れ感受性
が高くなる。なお、Coの望ましい上限は、3.50重
量%である。 【0029】B:0.0005乃至0.01重量% Bは溶接金属を微細化し、靭性を高めると共に、クリー
プ破断強度を高める効果がある。しかし、Bが0.00
05重量%未満では効果が認められず、0.01重量%
を超えて添加すると、室温強度が高くなり、水素に起因
する低温割れ感受性及び高温割れ感受性が高くなる。な
お、Bの望ましい上限は、0.007重量%である。その他 このワイヤはティグ溶接、マグ溶接及びサブマージアー
ク溶接に適用が可能である。また、ワイヤ表面にCuや
Niその他の金属のメッキを施すことも可能であるが、
その場合の合金成分はメッキの量を含めて考える必要が
ある。なお、ワイヤの表面にはメッキ以外に種々の表面
処理剤及び各種の残留物が存在する場合があるが、その
中に含まれる上記の元素も含めて各元素を規定する必要
があるのはいうまでもない。更に、通常不純物元素とし
て、P、S、As、Sb及びSn等も含まれるが、これ
らは夫々0.010重量%以下に抑えることが望まし
い。 【0030】 【実施例】以下、本発明の実施例について、比較例と比
較して説明して本発明の有効性について説明する。下記
表1及び2は溶接ワイヤの化学成分を示す。この溶接ワ
イヤは自動ティグ溶接に供するため、直径1.2mmに
仕上げた。なお、溶接ワイヤの表面にはCuメッキを施
さなかった。 【0031】表3には溶接金属の機械試験用の溶接条件
を示す。表3に示す以外はJISZ3316(軟鋼及び
低合金鋼用ティグ溶接棒及びワイヤ)に準拠した。試験
板はJISG3101(一般構造用圧延鋼材)のSS4
00に供試ワイヤでバタリングを行い、使用した。 【0032】表4には溶接試験結果を示す。低温割れ試
験は、JISZ3157(U形溶接割れ試験方法)に準
拠し、予熱温度を150℃とした。溶接後72時間放置
し、、割れの発生しなかったものを良好と判定した。ま
た高温割れ試験は、JISZ3155(C形ジグ拘束突
き合わせ溶接試験方法)に準拠した。ルート間隔は2m
mである。そして、クレータ以外に割れの発生しないも
のを良好と判定した。低温割れ試験及び高温割れ試験と
も使用した母材はASTMA387Gr91鋼の板厚2
5mmのものを使用した。また、溶接条件は下記表3の
条件を適用した。但し、低温割れ試験の予熱温度を除
く。 【0033】また、機械試験は740℃で4時間の溶接
後熱処理を施した後、各種試験片を加工し、試験を行っ
た。クリープ破断試験用の試験片は平行部の直径が6.
0mm、標点間距離が30mmのものを使用した。な
お、耐割れ性及び作業性が不良のものに対しては、機械
試験を実施しなかった。機械試験の判定基準として、シ
ャルピ吸収エネルギーは脆化促進熱処理(ステップクー
リング)55J以上、クリープ破断時間は1000時間
以上を良好と判定した。 【0034】実施例1乃至4は全て本発明の範囲に入っ
ているため、溶接作業性、高温、低温の耐割れ性及び機
械的性能の全てに満足できる結果が得られている。 【0035】比較例7はSiが低く、比較例21、23
は夫々Ti、Alが高く、比較例25はNが高く、比較
例26はOが低く、比較例29、31は夫々Ca、Mg
が高いため、溶接作業性が悪く、溶接ワイヤとして不適
当である。また、比較例36は個々の成分は本発明の範
囲内であるが、Ti+Al+10×(Ca+Mg)の式
で計算した値が0.13重量%を超えるため、スラグの
多量発生により、やはり溶接作業性が不良であった。 【0036】比較例6はCが、比較例11はCrが、比
較例13はMoが、比較例19はVが、比較例32はW
が、比較例33はCuが、比較例34はCoが、比較例
35はBが、本発明の範囲を超えるため、割れが発生
し、溶接ワイヤとして不適当であることが分かった。比
較例5はCが、比較例8はSiが、比較例9はMnが、
比較例14はNiが、比較例17はNb+Taが、比較
例22はAlが、比較例24はNが、比較例27はO
が、比較例28はCaが、比較例30はMgが本発明の
範囲に入らないため、靭性が良くない。 【0037】更に、比較例5はCが、比較例10はMn
が、比較例12はMoが、比較例15はNiが、比較例
16はNb+Taが、比較例18はVが、比較例20は
Tiが、比較例22はAlが、比較例24はNが本発明
の範囲に入らないため、十分なクリープ破断寿命が得ら
れなかった。 【0038】以上の結果により、本発明は良好な溶接作
業性と耐割れ性を有し、更に優れた機械的性能を得るこ
とができる溶接材料であることが明らかである。 【0039】 【表1】 【0040】 【表2】 【0041】 【表3】 【0042】 【表4】 【0043】 【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、クリープ破断強度を主体とする高温強度特性が極め
て優れており、良好な溶接作業性と耐割れ性が得られ、
更に、優れた機械的性能を得ることができる。このた
め、本発明の溶接ワイヤを使用すれば、高クロムフェラ
イト鋼をその特性を生かした種々の分野へ適用すること
が可能となり、本発明は優れた効果を奏する。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 C:0.01乃至0.19重量%、S
i:0.01乃至1.50重量%、Mn:0.01乃至
2.00重量%、Cr:7.00乃至13.00重量
%、Mo:0.01乃至1.60重量%、Ni:0.0
2乃至1.50重量%、Nb+Ta:0.002乃至
0.25重量%、V:0.01乃至0.50重量%、T
i:0.001乃至0.100重量%、Al:0.00
2乃至0.10重量%、N:0.003乃至0.100
重量%、O:0.002乃至0.030重量%、Ca:
0.0002乃至0.01重量%及びMg:0.000
2乃至0.01重量%を含有し、Ti+Al+10×
(Ca+Mg)の和を0.13重量%以下に制限すると
共に、更に、W:0.10乃至3.00重量%、Cu:
0.005乃至4.00重量%、Co:0.005乃至
5.00重量%及びB:0.0005乃至0.01重量
%からなる群から選択された少なくとも1種を含有し、
残部は鉄及び不可避的不純物からなることを特徴とする
高クロムフェライト鋼用溶接ワイヤ。
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JP07750596A JP3375817B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 高クロムフェライト鋼用溶接ワイヤ |
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- 1996-03-29 JP JP07750596A patent/JP3375817B2/ja not_active Expired - Lifetime
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