JP3375240B2 - 光学ヘッド装置及びその組立調整方法 - Google Patents

光学ヘッド装置及びその組立調整方法

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JP3375240B2
JP3375240B2 JP28162295A JP28162295A JP3375240B2 JP 3375240 B2 JP3375240 B2 JP 3375240B2 JP 28162295 A JP28162295 A JP 28162295A JP 28162295 A JP28162295 A JP 28162295A JP 3375240 B2 JP3375240 B2 JP 3375240B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対物レンズをトラ
ッキング方向に位置制御する光学ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクプレーヤーは、回転駆動する
光ディスクの記録情報を光学的に読み取る。この時、光
ディスクの記録情報を良好に読み取るため、光学ヘッド
装置により対物レンズをトラッキング方向に位置制御す
る。
【0003】このような光学ヘッド装置1の一従来例を
図20に基づいて以下に説明する。なお、図中では、フ
ォーカス方向をFo 、トラッキング方向をTr 、として
表示する。さらに、以下ではフォーカス方向とトラッキ
ング方向とに直交する方向を便宜的にタンジェンシャル
方向と呼称し、図中ではTa として表示する。
【0004】光ディスク2にフォーカス方向から対向す
る位置には、ヘッド本体(図示せず)に対してトラッキ
ング方向に移動自在に支持された対物レンズ3と、前記
ヘッド本体に固定された固定ミラー4とが、順番に配置
されている。この固定ミラー4にタンジェンシャル方向
から対向する位置には、前記ヘッド本体に固定された固
定光学系5が配置されているので、この固定光学系5と
前記固定ミラー4とは相対的に位置不動に配置されてい
る。
【0005】前記固定光学系5は、発光素子である半導
体レーザ6を有しており、この半導体レーザ6の光軸上
に、コリメータレンズ7、ビームスプリッタ8、四分の
一波長板9、が順番に配置されている。この四分の一波
長板9が固定ミラー4に対向しており、ビームスプリッ
タ8の反射光路には、結像レンズ10と受光素子11と
が順番に配置されている。
【0006】このような構造の光学ヘッド装置1は、半
導体レーザ6から出射される光束を固定ミラー4により
フォーカス方向に偏向し、対物レンズ3により収束して
光ディスク2のトラックに入射させる。この光ディスク
2によりフォーカス方向に反射された光束を対物レンズ
3により収束し、固定ミラー4により偏向する。この光
束をビームスプリッタ8により偏向し、受光素子11に
より読み取ってトラッキングエラーを検出する。この検
出されたトラッキングエラーに対応して対物レンズ3を
トラッキング方向に位置制御することにより、光ディス
ク2に照射される光束の位置がトラック上に調整され
る。このため、光ディスク2に情報を記録する場合は、
この情報をトラックに良好に記録することができ、光デ
ィスク2の情報を再生する場合は、そのトラックから情
報を良好に再生することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような光学ヘッ
ド装置1では、対物レンズ3をトラッキング制御するこ
とにより、その結像位置を光ディスク2のトラックに追
従させる。
【0008】しかし、固定光学系5を光学ヘッド装置1
に固定したまま対物レンズ3のみをトラッキング移動さ
せると、固定光学系5から対物レンズ3に入射する光束
の光軸が変位する光軸ズレが発生する。光学ヘッド装置
1がトラッキングエラーをプッシュプル方式で検出する
場合、光軸ズレは検出信号のDC(Direct Current)オフ
セットとなり、トラッキング制御の精度を低下させる。
【0009】また、図21に示すように、レーザ光の強
度は中央ほど強く周辺ほど弱いので、光軸ズレが発生す
ると対物レンズ3から光ディスク2に照射される光束の
強度が低下する。このため、光ディスク2に情報を記録
する場合は、そのトラックに情報を安定に記録すること
ができず、光ディスク2の情報を再生する場合は、その
トラックから情報を正確に再生することができない。し
かも、これらの課題はトラッキングエラーの検出方式に
関係なく発生する。
【0010】このような課題を解決した光学ヘッド装置
が、特開平4-14628 号公報に開示されている。この光学
ヘッド装置では、図22に示すように、対物レンズ3を
トラッキング方向と略平行に回動自在に支持しており、
光ディスク2から対物レンズ3を介してフォーカス方向
に入射する光束をタンジェンシャル方向に偏向する第一
ミラー4と、この第一ミラー4からタンジェンシャル方
向に入射する光束をフォーカス方向に偏向して固定光学
系5に入射させる第二ミラー8とを設けている。この第
二ミラー8と固定光学系5との光軸中心が対物レンズ3
の回動中心に一致しており、この対物レンズ3と第一ミ
ラー4と第二ミラー8とは一体に回動する。
【0011】この光学ヘッド装置では、対物レンズ3と
第一ミラー4と第二ミラー8とが一体に回動し、この第
二ミラー8の光軸上に固定光学系5が位置するので、こ
の固定光学系5に入射する光束に光軸ズレが発生するこ
とがない。しかし、これではフォーカス方向に第二ミラ
ー8や固定光学系5を配列することになるので、光学ヘ
ッド装置を光ディスク2に垂直な方向に小型化すること
が困難である。
【0012】また、ミラー・レンズ並進方式の光学ヘッ
ド装置も、対物レンズと反射ミラーとを一体に移動させ
るので光軸ズレが発生しない。しかし、これは対物レン
ズをスプリングにより反射ミラーに対してフォーカス方
向に変位自在に支持するので、トラッキングの動作時に
対物レンズが共振しやすい。また、これは構造的にトラ
ッキングを対物レンズの回動により実行する光学ヘッド
装置には適用できない。
【0013】例えば、ミラー・レンズ並進方式の光学ヘ
ッド装置において、対物レンズと共に反射ミラーを回動
させることも想定できるが、これでは対物レンズに入射
する光束の光軸も傾斜して集光性能が低下するため、光
ディスクに照射されるスポットが劣化する。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の光
学ヘッド装置は、光ディスクに対向配置される対物レン
ズをレンズホルダに装着し、このレンズホルダをヘッド
ベースにトラッキング方向とフォーカス方向とに変位自
在に支持し、レーザ光をトラッキング方向に出射する固
定光学系を設け、この固定光学系から入射する光束をフ
ォーカス方向とトラッキング方向とに直交する方向に偏
向する可動ミラーを設け、この可動ミラーから入射する
光束をフォーカス方向に偏向して前記対物レンズに入射
させる固定ミラーを前記ヘッドベースに装着し、前記可
動ミラーを変位自在に支持して前記レンズホルダに装着
する可動ミラー支持機構を設け、変位自在な前記可動ミ
ラーを前記レンズホルダに固定する可動ミラー固定手段
を設けた。従って、固定光学系からトラッキング方向に
出射される光束が可動ミラーによりフォーカス方向とト
ラッキング方向とに直交する方向に偏向され、この光束
が固定ミラーによりフォーカス方向に偏向されて対物レ
ンズを介して光ディスクに入射される。可動ミラーが対
物レンズと一体に移動するので、対物レンズのトラッキ
ング移動による光束の光軸ズレが発生しない。しかも、
可動ミラーの角度を単独に調整できるので、例えば、対
物レンズの光軸方向を調整しても、光軸ズレが発生しな
いようにできる。
【0015】請求項2記載の発明の光学ヘッド装置は、
光ディスクに対向配置される対物レンズを主点中心で回
動自在にレンズ支持部材に装着し、このレンズ支持部材
に光束の外形を成形するアパーチャを形成し、前記レン
ズ支持部材をフォーカス方向と直交する方向に移動自在
にレンズホルダに装着し、このレンズホルダをヘッドベ
ースにトラッキング方向とフォーカス方向とに変位自在
に支持し、レーザ光をトラッキング方向に出射する固定
光学系を設け、この固定光学系から入射する光束をフォ
ーカス方向とトラッキング方向とに直交する方向に偏向
する可動ミラーを前記レンズホルダに装着し、前記可動
ミラーから入射する光束をフォーカス方向に偏向して前
記対物レンズに入射させる固定ミラーを前記ヘッドベー
スに装着し、移動自在かつ回動自在な前記対物レンズを
前記レンズホルダに固定するレンズ固定手段を設けた。
従って、固定光学系からトラッキング方向に出射される
光束が可動ミラーによりフォーカス方向とトラッキング
方向とに直交する方向に偏向され、この光束が固定ミラ
ーによりフォーカス方向に偏向されて対物レンズを介し
て光ディスクに入射される。可動ミラーが対物レンズと
一体に移動するので、対物レンズのトラッキング移動に
よる光束の光軸ズレが発生しない。しかも、対物レンズ
の位置と角度とを単独に調整できるので、対物レンズの
光軸ズレを光軸方向と共に補正することができる。
【0016】請求項3記載の発明の光学ヘッド装置は、
光ディスクに対向配置される対物レンズを主点中心で回
動自在にレンズホルダに装着し、このレンズホルダをヘ
ッドベースにトラッキング方向とフォーカス方向とに変
位自在に支持し、レーザ光をトラッキング方向に出射す
る固定光学系を設け、この固定光学系から入射する光束
をフォーカス方向とトラッキング方向とに直交する方向
に偏向する可動ミラーを前記レンズホルダに装着し、前
記可動ミラーから入射する光束をフォーカス方向に偏向
して前記対物レンズに入射させる固定ミラーを前記ヘッ
ドベースに装着し、回動自在な前記対物レンズを前記レ
ンズホルダに固定するレンズ固定手段を設けた。従っ
て、固定光学系からトラッキング方向に出射される光束
が可動ミラーによりフォーカス方向とトラッキング方向
とに直交する方向に偏向され、この光束が固定ミラーに
よりフォーカス方向に偏向されて対物レンズを介して光
ディスクに入射される。可動ミラーが対物レンズと一体
に移動するので、対物レンズのトラッキング移動による
光束の光軸ズレが発生しない。しかも、対物レンズの角
度を単独に調整できるので、対物レンズの光軸方向を補
正することができる。
【0017】請求項4記載の発明の光学ヘッド装置は、
光ディスクに対向配置される対物レンズをレンズホルダ
に装着し、このレンズホルダをヘッドベースにトラッキ
ング方向とフォーカス方向とに変位自在に支持し、レー
ザ光をトラッキング方向に出射する固定光学系を設け、
この固定光学系から入射する光束をフォーカス方向とト
ラッキング方向とに直交する方向に偏向する可動ミラー
を前記レンズホルダに装着し、前記可動ミラーから入射
する光束をフォーカス方向に偏向して前記対物レンズに
入射させる固定ミラーを設け、この固定ミラーの反射面
中心を軸心がトラッキング方向に通過する回転方向で前
記ヘッドベースに前記固定ミラーを回動自在に支持する
固定ミラー支持機構を設け、移動自在な前記固定ミラー
を前記ヘッドベースに固定する固定ミラー固定手段を設
けた。従って、固定光学系からトラッキング方向に出射
される光束が可動ミラーによりフォーカス方向とトラッ
キング方向とに直交する方向に偏向され、この光束が固
定ミラーによりフォーカス方向に偏向されて対物レンズ
を介して光ディスクに入射される。可動ミラーが対物レ
ンズと一体に移動するので、対物レンズのトラッキング
移動による光束の光軸ズレが発生しない。しかも、固定
ミラーの角度を単独に調整できるので、対物レンズの光
軸方向の調整により可動ミラーの方向が変化しても、対
物レンズに光軸ズレが発生しないようにできる。
【0018】請求項5記載の発明の光学ヘッド装置で
は、請求項4記載の発明において、固定ミラー支持機構
をトラッキング方向とフォーカス方向とに直交する方向
でヘッドベースに移動自在に支持する支持機構移動機構
を設け、移動自在な前記固定ミラー支持機構をヘッドベ
ースに位置固定する支持機構固定手段を設けた。従っ
て、固定ミラーの角度と位置とを各々単独に調整できる
ので、対物レンズの光軸方向の調整により可動ミラーの
方向が変化しても、対物レンズに光軸ズレが発生しない
ようにでき、同時に、対物レンズの光軸方向も良好に維
持することができる。
【0019】請求項6記載の発明の光学ヘッド装置は、
光ディスクに対向配置される対物レンズをレンズホルダ
に装着し、このレンズホルダをヘッドベースにトラッキ
ング方向とフォーカス方向とに変位自在に支持し、レー
ザ光をトラッキング方向に出射する固定光学系を設け、
この固定光学系から入射する光束をフォーカス方向とト
ラッキング方向とに直交する方向に偏向する可動ミラー
を前記レンズホルダに装着し、前記可動ミラーから入射
する光束をフォーカス方向に偏向して前記対物レンズに
入射させる固定ミラーを設け、前記ヘッドベースにトラ
ッキング方向とフォーカス方向とに直交する方向に移動
自在に移動支持部材を搭載し、この移動支持部材を前記
ヘッドベースに移動付勢部材により移動方向に付勢する
と共に移動保持部材により反対方向に位置決めし、前記
移動支持部材に前記固定ミラーの反射面中心を軸心がト
ラッキング方向に通過する円筒形の凹面を形成し、この
凹面に回動自在に支持される円筒形の凸面が形成された
回動支持部材に前記固定ミラーを装着し、前記回動支持
部材を前記移動支持部材に回動付勢部材により回動方向
に付勢すると共に回動保持部材により反対方向に位置決
めした。従って、固定光学系からトラッキング方向に出
射される光束が可動ミラーによりフォーカス方向とトラ
ッキング方向とに直交する方向に偏向され、この光束が
固定ミラーによりフォーカス方向に偏向されて対物レン
ズを介して光ディスクに入射される。可動ミラーが対物
レンズと一体に移動するので、対物レンズのトラッキン
グ移動による光束の光軸ズレが発生しない。しかも、固
定ミラーの角度と位置とを各々単独に調整できるので、
対物レンズの光軸方向の調整により可動ミラーの方向が
変化しても、対物レンズに光軸ズレが発生しないように
でき、同時に、対物レンズの光軸方向も良好に維持する
ことができる。
【0020】請求項7記載の発明の光学ヘッド装置は、
光ディスクに対向配置される対物レンズをレンズホルダ
に装着し、このレンズホルダをヘッドベースにトラッキ
ング方向とフォーカス方向とに変位自在に支持し、レー
ザ光をトラッキング方向に出射する固定光学系を設け、
この固定光学系から入射する光束をフォーカス方向とト
ラッキング方向とに直交する方向に偏向する可動ミラー
を前記レンズホルダに装着し、前記可動ミラーから入射
する光束をフォーカス方向に偏向して前記対物レンズに
入射させる固定ミラーを設け、この固定ミラーの反射面
中心をトラッキング方向に通過する支持軸が両側に突設
された回動支持部材に前記固定ミラーを装着し、前記回
動支持部材の支持軸を回動自在に支持する凸部が形成さ
れた移動支持部材を前記ヘッドベースにトラッキング方
向とフォーカス方向とに直交する方向に移動自在に装着
し、このヘッドベースに前記移動支持部材を固定する支
持部材固定手段を設け、前記回動支持部材を前記移動支
持部材に回動付勢部材により回動方向に付勢すると共に
回動保持部材により反対方向に位置決めした。従って、
固定光学系からトラッキング方向に出射される光束が可
動ミラーによりフォーカス方向とトラッキング方向とに
直交する方向に偏向され、この光束が固定ミラーにより
フォーカス方向に偏向されて対物レンズを介して光ディ
スクに入射される。可動ミラーが対物レンズと一体に移
動するので、対物レンズのトラッキング移動による光束
の光軸ズレが発生しない。しかも、固定ミラーの角度と
位置とを独立に調整できるので、対物レンズの光軸方向
の調整により可動ミラーの方向が変化しても、対物レン
ズに光軸ズレが発生しないようにでき、同時に、対物レ
ンズの光軸方向も良好に維持することができる。
【0021】請求項8記載の発明の光学ヘッド装置は、
光ディスクに対向配置される対物レンズをレンズホルダ
に装着し、このレンズホルダをヘッドベースにトラッキ
ング方向とフォーカス方向とに変位自在に支持し、レー
ザ光をトラッキング方向に出射する固定光学系を設け、
この固定光学系から入射する光束をフォーカス方向とト
ラッキング方向とに直交する方向に偏向する可動ミラー
を前記レンズホルダに装着し、前記可動ミラーから入射
する光束をフォーカス方向に偏向して前記対物レンズに
入射させる固定ミラーを設け、この固定ミラーをトラッ
キング方向の両側から変位自在に支持する一対の固定ミ
ラー支持凸部を前記ヘッドベースに突設し、前記固定ミ
ラー支持凸部に前記固定ミラーを固定する固定部材固定
手段を設けた。従って、固定光学系からトラッキング方
向に出射される光束が可動ミラーによりフォーカス方向
とトラッキング方向とに直交する方向に偏向され、この
光束が固定ミラーによりフォーカス方向に偏向されて対
物レンズを介して光ディスクに入射される。可動ミラー
が対物レンズと一体に移動するので、対物レンズのトラ
ッキング移動による光束の光軸ズレが発生しない。しか
も、固定ミラーの角度と位置とを独立に調整できるの
で、対物レンズの光軸方向の調整により可動ミラーの方
向が変化しても、対物レンズに光軸ズレが発生しないよ
うにでき、同時に、対物レンズの光軸方向も良好に維持
することができる。
【0022】請求項9記載の発明の光学ヘッド装置の組
立調整方法は、光ディスクに対向配置される対物レンズ
をレンズホルダに装着し、このレンズホルダをヘッドベ
ースにトラッキング方向とフォーカス方向とに変位自在
に支持し、レーザ光をトラッキング方向に出射する固定
光学系を設け、この固定光学系から入射する光束をフォ
ーカス方向とトラッキング方向とに直交する方向に偏向
する可動ミラーを設け、この可動ミラーから入射する光
束をフォーカス方向に偏向して前記対物レンズに入射さ
せる固定ミラーを前記ヘッドベースに装着し、前記可動
ミラーを可動ミラー支持機構により前記レンズホルダに
変位自在に装着し、この変位自在な前記可動ミラーを前
記ヘッドベースに対して適正な角度に保持し、この状態
で前記レンズホルダを前記ヘッドベースに対して適正な
方向に調整し、この調整の完了後に前記レンズホルダに
前記可動ミラーを固定するようにした。従って、対物レ
ンズの光軸方向を調整するためにレンズホルダの方向を
変位させても、これとは独立に可動ミラーの方向を適正
に維持できる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
ないし図5に基づいて以下に説明する。なお、ここで例
示する光学ヘッド装置12に関し、一従来例として前述
した光学ヘッド装置1と同一の部分は、同一の名称及び
符号を用いて詳細な説明は省略する。
【0024】まず、本実施の形態の光学ヘッド装置12
では、図2に示すように、光ディスク2にフォーカス方
向から対向する位置に、トラッキング方向に移動自在な
対物レンズ3と、固定的に配置された固定ミラー4と
が、順番に配置されている。この固定ミラー4にタンジ
ェンシャル方向から対向する位置には、可動ミラー13
が配置されており、この可動ミラー13にトラッキング
方向から対向する位置に、固定光学系5が配置されてい
る。
【0025】より詳細には、図3に示すように、前記固
定光学系5と前記固定ミラー4とは一個のヘッドベース
14に固定されており、このヘッドベース14にはホル
ダ支持部15が突設されている。このホルダ支持部15
には、タンジェンシャル調整部材16がタンジェンシャ
ル方向に回動自在に装着されており、このタンジェンシ
ャル調整部材16には、トラッキング調整部材17が回
動自在に装着されている。
【0026】このトラッキング調整部材17には四本の
スプリングシャフト18がタンジェンシャル方向に突設
されており、これらのスプリングシャフト18によりレ
ンズホルダ19が弾性支持されている。前記スプリング
シャフト18は各々が湾曲自在であるため、前記レンズ
ホルダ19は、フォーカス方向とトラッキング方向とに
平行に変位自在である。このレンズホルダ19の上部に
は前記対物レンズ3が装着されており、前記レンズホル
ダ19の下部には前記可動ミラー13が装着されている
ので、前記可動ミラー13と前記対物レンズ3とは一体
に移動自在である。
【0027】図1に示すように、前記可動ミラー13
は、可動ミラー支持機構であるモールド部材20により
前記レンズホルダ19に変位自在に支持されており、可
動ミラー固定手段である接着剤21により前記レンズホ
ルダ19に固定されている。より詳細には、図4に示す
ように、前記モールド部材20は、中央部が細長く湾曲
自在な形状に形成されており、前記可動ミラー13が先
端部に装着された状態で末端部が前記レンズホルダ19
に装着される。このレンズホルダ19には、三段の凹部
22が形成されており、ここに前記モールド部材20と
共に前記可動ミラー13が配置される。前記凹部22に
は一方の縁部に開口23が形成されており、この開口2
3から前記凹部22に注入された前記接着剤21によ
り、前記可動ミラー13が前記モールド部材20と共に
前記レンズホルダ19に固定されている。
【0028】なお、上述のように可動ミラー13の角度
を調整するミラー調整治具31も専用に設けられてい
る。つまり、図5に示すように、前記固定光学系5と前
記ヘッドベース14との底面の所定位置には係合孔(図
示せず)が形成されており、これらの係合孔に係脱自在
に係合する係合ピン32が前記ミラー調整治具31の治
具ベース33に突設されている。光学ヘッド装置1は、
前記ヘッドベース14の前記可動ミラー13に連通する
位置に貫通孔24が形成されており、この貫通孔24に
遊挿される位置にアングル金具34が配置されている。
【0029】このアングル金具34は、前記可動ミラー
13に接離する方向に移動自在に前記治具ベース33に
装着されており、前記可動ミラー13を押圧保持する方
向にコイルスプリング35により付勢されている。前記
可動ミラー13に接離する先端部分は、U字形に形成さ
れており、前記可動ミラー13の表面を有効に保持する
が、その反射の光路には干渉しない。
【0030】このような構成において、本実施の形態の
光学ヘッド装置12では、固定光学系5からトラッキン
グ方向に出射される光束が、可動ミラー13によりタン
ジェンシャル方向に偏向される。このタンジェンシャル
方向に偏向された光束が、固定ミラー4によりフォーカ
ス方向に偏向され、対物レンズ3により収束されて光デ
ィスク2のトラックに結像される。
【0031】そして、この光ディスク2によりフォーカ
ス方向に反射された光束が、対物レンズ3を通過してか
ら固定ミラー4によりタンジェンシャル方向に偏向され
る。この固定ミラー4によりタンジェンシャル方向に偏
向された光束が、可動ミラー13によりトラッキング方
向に偏向され、固定光学系5により読み取られる。
【0032】この固定光学系5の読取結果からトラッキ
ングエラーが検出されるので、このトラッキングエラー
に対応してレンズホルダ19がトラッキング方向に位置
制御される。このことにより、このレンズホルダ19に
装着された対物レンズ3が光ディスク2のトラックに追
従するので、このトラックに記録された情報が固定光学
系5により読み取られる。
【0033】この時、本実施の形態の光学ヘッド装置1
2では、上述のように対物レンズ3がトラッキング方向
に移動すると、この対物レンズ3の光軸は固定ミラー4
から入射する光束の光軸に対してトラッキング方向に移
動することになるが、可動ミラー13も対物レンズ3と
一体にトラッキング方向に平行移動するので、可動ミラ
ー13から固定ミラー4に入射する光束も対物レンズ3
と同一にトラッキング方向に移動することになり、固定
光学系5から各ミラー13,4を介して対物レンズ3に
入射する光束に光軸ズレは発生しない。
【0034】このため、本実施の形態の光学ヘッド装置
12では、トラッキングエラーをプッシュプル方式で検
出する場合でも、この検出信号にDCオフセットが発生
することがないので、トラッキング制御を良好な精度で
実行できる。さらに、レーザ光の強度分布に起因して光
ディスク2に照射される光束の光量が変動することがな
く、固定光学系5が検出する光束の光量も変動しないの
で、光ディスク2に対する情報の記録や再生を高精度に
実行することができる。
【0035】なお、上述のようなレンズホルダ19のト
ラッキング方向の移動は、光ディスク2の回転によるト
ラックの微少な変位に対物レンズ3を追従させるトラッ
キング動作であり、光ディスク2のトラック間を移動す
るシーク動作では、ヘッドベース14を移動自在に支持
するヘッド搬送機構(図示せず)により、光学ヘッド装
置12の全体がトラッキング方向に搬送される。
【0036】そして、本実施の形態の光学ヘッド装置1
2では、その組立工程において対物レンズ3の光軸方向
を調整するが、これはタンジェンシャル調整部材16と
トラッキング調整部材17との回動により実行される。
このような調整により対物レンズ3はレンズホルダ19
と共にタンジェンシャル方向とトラッキング方向とに回
動するので、これらの方向での角度が調整される。
【0037】この場合、レンズホルダ19と共に可動ミ
ラー13の角度も変化するので、このままでは可動ミラ
ー13により反射された光束が対物レンズ3で光軸ズレ
を発生することになるが、本実施の形態の光学ヘッド装
置12では、レンズホルダ19に対して可動ミラー13
の角度を調整できるので、上述のような光軸ズレは発生
しない。
【0038】このような光学ヘッド装置12の部材調整
方法を、図5に基づいて以下に説明する。まず、光学ヘ
ッド装置12を仮組した状態でミラー調整治具31にセ
ットする。この光学ヘッド装置12の仮組とは、ホルダ
支持部15に対して二個の調整部材16,17が各方向
に回動自在に装着されており、可動ミラー13がレンズ
ホルダ19にモールド部材20のみで変位自在に装着さ
れて接着剤21で固定されていない状態である。このよ
うな状態の光学ヘッド装置12をミラー調整治具31に
セットすると、ミラー調整治具31のアングル金具34
がコイルスプリング35の弾発力により光学ヘッド装置
12の可動ミラー13を適正な角度に押圧保持する。
【0039】このような状態で固定光学系5から出射さ
せたレーザ光を対物レンズ3まで透過させ、このレーザ
光の結像位置をCCD(Charge Coupled Device)顕微鏡
(図示せず)によりモニタしながら調整部材16,17
の角度を調整し、レンズホルダ19と共に対物レンズ3
を適正な方向に調整する。この時、対物レンズ3と共に
レンズホルダ19は各種方向に回動するが、可動ミラー
13はアングル金具34により保持されているので、ヘ
ッドベース14に対して変位しない。
【0040】つまり、上述のような調整により対物レン
ズ3と可動ミラー13との両方の角度が同時に調整され
るので、この調整が完了した時点で調整部材16,17
を接着などで固定して対物レンズ3を適正な方向に保持
し、レンズホルダ19の凹部22に開口23から接着剤
21を注入して可動ミラー13を適正な位置に固定す
る。この場合、対物レンズ3の光軸方向を調整するため
にレンズホルダ19の方向を変位させても、これとは独
立に可動ミラー13の方向を適正に維持できるので、各
部の光軸方向が適正で光学特性が良好な光学ヘッド装置
12を得ることができる。
【0041】この光学ヘッド装置12では、上述のよう
に組立工程において対物レンズ3の光軸ズレが補正さ
れ、トラッキング制御を実行しても対物レンズ3に光軸
ズレが発生しないので、固定光学系5が出射するレーザ
光の強度は必要最小限で良い。つまり、固定光学系5の
レーザ光源の出力を無用に増強する必要がないので、そ
の消費電力を軽減することができ、部品寿命も延長する
ことができる。
【0042】なお、レンズホルダ19はヘッドベース1
4にスプリングシャフト18により変位自在に支持され
ているので、ヘッドベース14をミラー調整治具31の
治具ベース33に保持した状態でアングル金具34によ
り可動ミラー13を押圧保持すると、この押圧力により
レンズホルダ19が変位する懸念もある。つまり、アン
グル金具34の押圧力はレンズホルダ19が変位しない
強度に調整されており、この押圧力で可動ミラー13が
良好に保持される硬度にモールド部材20は形成されて
いる。
【0043】つぎに、本発明の実施の第二の形態を図6
及び図7に基づいて以下に説明する。なお、ここで例示
する光学ヘッド装置41に関し、上述した光学ヘッド装
置12と同一の部分は、同一の名称及び符号を用いて詳
細な説明は省略する。
【0044】まず、本実施の形態の光学ヘッド装置41
では、図6に示すように、ヘッドベース42に突設され
たホルダ支持部43にスプリングシャフト18が直接に
固定されており、可動ミラー13はレンズホルダ44に
一体に形成されている。このレンズホルダ44には、レ
ンズ支持部材45が装着されており、このレンズ支持部
材45に対物レンズ3が装着されている。
【0045】より詳細には、この対物レンズ3の外周部
には円環状のガイド部46が一体に設けられており、前
記レンズ支持部材45には、対物レンズ3を主点中心で
回動自在に支持する半球状の凹部47が上面に形成され
ている。この凹部47に前記ガイド部46が滑動自在に
係合することで対物レンズ3はレンズ支持部材45に主
点中心で回動自在に支持されており、この状態でレンズ
固定手段である接着剤48により固定されている。
【0046】前記レンズ支持部材45には、前記凹部4
7に連通する位置に光束の外形を成形するアパーチャ4
9が形成されており、このアパーチャ49に連通する大
径の貫通孔50が前記レンズホルダ44に形成されてい
る。このレンズホルダ44の上面には円環状のガイド部
51が突設されており、トラッキング方向とタンジェン
シャル方向とに移動自在な前記レンズ支持部材45は、
前記ガイド部51の内側で前記接着剤48により固定さ
れている。つまり、対物レンズ3は、前記レンズ支持部
材45により前記レンズホルダ44に回動自在かつ移動
自在に支持されており、この状態で前記接着剤48によ
り前記レンズホルダ44に固定されている。
【0047】さらに、このレンズホルダ44に前記レン
ズ支持部材45を位置決めする部材調整治具61も設け
られており、この部材調整治具61は、図7に示すよう
に、イメージセンサ62とホルダアーム63とを有す
る。前記イメージセンサ62は、二次元に配列された多
数の受光素子64を有し、前記レンズ支持部材45のア
パーチャ49を透過した光束の位置を検出する。前記ホ
ルダアーム63は、前記レンズ支持部材45をホールド
するホルダ部65が先端部に設けられており、前記イメ
ージセンサ62の検出結果に対応してトラッキング方向
とタンジェンシャル方向とに移動制御される。
【0048】このような構成において、本実施の形態の
光学ヘッド装置41も、前述した光学ヘッド装置12と
同様に、固定光学系5からトラッキング方向に出射され
た光束が、可動ミラー13によりタンジェンシャル方向
に偏向されてから固定ミラー4によりフォーカス方向に
偏向され、対物レンズ3により収束されて光ディスク2
のトラックに結像される。この時、対物レンズ3と共に
可動ミラー13もトラッキング方向に平行移動するの
で、トラッキング制御により対物レンズ3に光軸ズレが
発生することがない。
【0049】このため、本実施の形態の光学ヘッド装置
41では、トラッキングエラーをプッシュプル方式で検
出する場合でも、この検出信号にDCオフセットが発生
することがないので、トラッキング制御を良好な精度で
実行できる。さらに、レーザ光の強度分布に起因して光
ディスク2に照射される光束の光量が変動することがな
く、固定光学系5が検出する光束の光量も変動しないの
で、光ディスク2に対する情報の記録や再生を高精度に
実行することができる。
【0050】そして、本実施の形態の光学ヘッド装置4
1では、その組立工程において対物レンズ3の光軸方向
と光軸位置とを調整する。より詳細には、まず、レンズ
ホルダ44上にレンズ支持部材45を移動自在に積載
し、図7に示すように、この仮組状態の光学ヘッド装置
41を部材調整治具61にセットする。この状態で固定
光学系5から出射させたレーザ光をレンズ支持部材45
のアパーチャ49まで透過させ、このレーザ光の光軸位
置をイメージセンサ62によりモニタしながらホルダア
ーム63によりレンズ支持部材45を位置調整し、この
位置調整が完了すると接着剤48によりレンズ支持部材
45をレンズホルダ44に固定する。
【0051】つぎに、このレンズホルダ44に固定され
たレンズ支持部材45に対物レンズ3を回動自在に積載
し、この仮組状態の光学ヘッド装置41をレンズ調整治
具(図示せず)にセットする。この状態で固定光学系5
から出射させたレーザ光を対物レンズ3まで透過させ、
このレーザ光の結像位置をCCD顕微鏡によりモニタし
ながら対物レンズ3を角度調整し、この角度調整が完了
すると接着剤48により対物レンズ3をレンズ支持部材
45に固定する。
【0052】このような調整により対物レンズ3は適正
な位置に適正な角度で配置され、この調整により可動ミ
ラー13などは変位しないので、光学特性が良好な光学
ヘッド装置41を得ることができる。特に、上述した光
学ヘッド装置41では、レンズ支持部材45のアパーチ
ャ49により光束が成形されるので、対物レンズ3が結
像する光点が良好な形状に形成され、より良好に光ディ
スク2に対する情報の記録や再生を実行することができ
る。このようなアパーチャ49はレンズ支持部材45に
形成されており、対物レンズ3の光軸位置から変位する
ことがないので、単純な構造で適正な位置にアパーチャ
49が形成されている。
【0053】また、上述した光学ヘッド装置41では、
レンズ支持部材45により対物レンズ3は光軸と直交す
る方向に移動自在なので、その光軸の角度だけでなく位
置も調整することができ、その調整の自由度が良好であ
る。しかし、このような光軸の位置調整は角度調整ほど
は重要でなく、部品の加工精度の範囲で実用上は充分な
場合もある。このような場合には、図8に示すように、
レンズホルダ71に対物レンズ3を主点中心で回動自在
に支持する半球状の凹部72を形成し、この凹部72で
対物レンズ3を主点中心で回動自在に支持し、この対物
レンズ3をレンズ固定手段である接着剤(図示せず)に
よりレンズホルダ71に固定することも可能である。
【0054】なお、図中では対物レンズ3に半球状のガ
イド部材73が装着されているが、このようなガイド部
材73を設ければ、より良好に回動自在に対物レンズ3
を凹部72に配置することができる。また、図中ではガ
イド部材73にアパーチャ74が形成されているので、
やはり単純な構造で適正な位置にアパーチャ74が形成
されている。ただし、このアパーチャ74は対物レンズ
3の角度調整と共に微弱ながらも変位するので、これが
問題となる場合にはレンズホルダ71の貫通孔75をア
パーチャに形成することが好ましい。
【0055】つぎに、本発明の実施の第三の形態を図9
ないし図11に基づいて以下に説明する。なお、ここで
例示する光学ヘッド装置81に関し、上述した光学ヘッ
ド装置12と同一の部分は、同一の名称及び符号を用い
て詳細な説明は省略する。
【0056】まず、本実施の形態の光学ヘッド装置81
では、レンズホルダ19は調整部材16,17によりヘ
ッドベース82に対してトラッキング方向とタンジェン
シャル方向とに回動自在に装着されているが、このヘッ
ドベース82に対して固定ミラー4がタンジェンシャル
方向に回動自在に装着されている。
【0057】より詳細には、固定ミラー4は回動支持部
材83に固定されており、この回動支持部材83が前記
ヘッドベース82に回動自在に装着されている。このた
め、このヘッドベース82の上面には、固定ミラー4の
反射面中心84に軸心が位置する円筒形の凹部85が形
成されており、この凹部85に対応する形状の凸部86
が前記回動支持部材83の下面に形成されている。ここ
で云う固定ミラー4の反射面中心84とは、その反射面
に固定光学系5から光束が入射した場合の、光軸が位置
する中心点を意味している。
【0058】上述のように前記回動支持部材83は前記
ヘッドベース82に回動自在に支持されているが、前記
回動支持部材83の一端は板バネ87により下方に付勢
されており、他端は前記ヘッドベース82を下方から貫
通したビス88により保持されている。つまり、固定ミ
ラー4は、その反射面中心84を軸心がトラッキング方
向に通過する回転方向で、前記回動支持部材83により
前記ヘッドベース82に回動自在に支持されているの
で、ここに固定ミラー支持機構89が形成されている。
そして、このような回動支持部材83が前記板バネ87
と前記ビス88とにより前記ヘッドベース82に位置決
めされているので、ここに移動自在な固定ミラー4を前
記ヘッドベース82に固定する固定ミラー固定手段90
が形成されている。
【0059】このような構成において、本実施の形態の
光学ヘッド装置81も、前述した光学ヘッド装置12と
同様に、対物レンズ3と共に可動ミラー13がトラッキ
ング方向に平行移動するので、トラッキング制御により
対物レンズ3に光軸ズレが発生することがない。このた
め、トラッキングエラーをプッシュプル方式で検出する
場合でも、この検出信号にDCオフセットが発生するこ
とがないので、トラッキング制御を良好な精度で実行で
きる。さらに、レーザ光の強度分布に起因して光ディス
ク2に照射される光束の光量が変動することがなく、固
定光学系5が検出する光束の光量も変動しないので、光
ディスク2に対する情報の記録や再生を高精度に実行す
ることができる。
【0060】そして、本実施の形態の光学ヘッド装置8
1では、前述した光学ヘッド装置12と同様に、その組
立工程においてレンズホルダ19をトラッキング方向と
タンジェンシャル方向とに回動させて対物レンズ3の光
軸方向を調整することができるが、前述のようにレンズ
ホルダ19を回動させると可動ミラー13まで変位す
る。この場合、可動ミラー13から固定ミラー4を介し
て対物レンズ3に入射する光束に光軸ズレが発生するこ
とになるが、この光軸ズレは固定ミラー4の角度調整に
より解消される。このことを以下に順次説明する。
【0061】まず、対物レンズ3をレンズホルダ19と
共にトラッキング方向に回動させた場合、図10に示す
ように、これは可動ミラー13から固定ミラー4に入射
する光束の光軸を軸心Yとする回転に相当し、レンズホ
ルダ19をタンジェンシャル方向に回動させた場合、こ
れは固定光学系5から可動ミラー13に入射する光束の
光軸を軸心Zとする回転に相当する。このような二軸で
可動ミラー13を微小に回動させると、図11に示すよ
うに、この可動ミラー13から固定ミラー4に入射する
光束は、フォーカス方向の軸心Xの方向に変位し、固定
ミラー4から対物レンズ3に入射する光束は軸心Yの方
向に変位する。
【0062】そこで、この変位に対応して固定ミラー4
を反射面中心25をトラッキング方向に通過する軸心Z
aを回転中心に回動させれば、可動ミラー13から固定
ミラー4に入射する光束が軸心Xの方向に変位していて
も、この固定ミラー4から対物レンズ3に入射する光束
は適正な位置に補正され、この対物レンズ3の光軸ズレ
が解消される。
【0063】この場合、対物レンズ3の光軸方向を調整
するためにレンズホルダ19の方向を変位させても、こ
れとは独立に固定ミラー4を角度調整できるので、対物
レンズ3に光軸ズレが発生しない光学ヘッド装置81を
得ることができる。この光学ヘッド装置81では、固定
ミラー4の固定を接着剤などによらず板バネ87の弾発
力とビス88の保持とで実現しているので、これは製品
の完成後などでも自在に調整することができる。
【0064】なお、上述のように固定ミラー4の角度調
整で対物レンズ3の光軸ズレを補正した場合、図11に
示すように、結果的に対物レンズ3の光軸方向が微小な
がらも変化することになる。つまり、上述した光学ヘッ
ド装置81は、各種部品の加工精度が良好で対物レンズ
3や固定ミラー4の角度調整が微小で良い場合に適して
いる。
【0065】しかし、部品の加工精度が充分でなく厳格
な光学特性が必要な場合もある。このような課題を解決
した光学ヘッド装置101を、本発明の実施の第四の形
態として図12に基づいて以下に説明する。なお、ここ
で例示する光学ヘッド装置101に関し、上述した光学
ヘッド装置81と同一の部分は、同一の名称及び符号を
用いて詳細な説明は省略する。
【0066】まず、本実施の形態の光学ヘッド装置10
1では、ヘッドベース102に移動支持部材103がタ
ンジェンシャル方向に移動自在に支持されており、この
移動支持部材103に、固定ミラー4の反射面中心84
に軸心が位置する円筒形の凹部85が形成されている。
この凹部85に回動支持部材83が回動自在に配置さ
れ、この回動支持部材83は板バネ87とビス88とに
より位置決めされている。
【0067】つまり、固定ミラー支持機構89と固定ミ
ラー固定手段90とが前記移動支持部材103に搭載さ
れているので、ここに固定ミラー支持機構89を移動自
在に支持する支持機構移動機構104が形成されてい
る。前記移動支持部材103は、一端が移動付勢部材で
あるコイルスプリング105によりタンジェンシャル方
向に付勢されており、他端がヘッドベース102をタン
ジェンシャル方向に貫通した移動保持部材であるビス1
06により保持されているので、ここに前記固定ミラー
支持機構89を前記ヘッドベース102に位置固定する
支持機構固定手段107が形成されている。
【0068】このような構成において、本実施の形態の
光学ヘッド装置101も、前述した光学ヘッド装置81
と同様に、レンズホルダ19をトラッキング方向とタン
ジェンシャル方向とに回動させて対物レンズ3の光軸方
向を調整するが、この角度調整により発生する対物レン
ズ3の光軸ズレに対して固定ミラー4の角度調整だけで
なく位置調整も実行する。
【0069】より詳細には、前述のように対物レンズ3
をレンズホルダ19と共にトラッキング方向に回動させ
ると、可動ミラー13から固定ミラー4に入射する光束
はフォーカス方向に変位するので、この変位に対応して
固定ミラー4をタンジェンシャル方向に回動させて対物
レンズ3に入射する光束の方向を適正に調整し、この状
態で固定ミラー4をタンジェンシャル方向に移動させて
対物レンズ3に入射する光束の位置を適正に調整する。
【0070】この場合、対物レンズ3に入射する光束の
光軸方向と光軸位置とを正確に調整することができるの
で、各種部品の加工精度が充分でなくとも良好な光学特
性を実現することができる。なお、上述した光学ヘッド
装置101では、固定ミラー4を移動自在に支持する移
動支持部材103は、コイルスプリング105により一
端が付勢されて他端がビス106により保持されている
ので、このビス106の操作により固定ミラー4の位置
を簡易に調整することができる。
【0071】しかし、本発明は上記構造に限定されるも
のではなく、図13及び図14に例示する光学ヘッド装
置111のように、ヘッドベース112の貫通孔113
に移動支持部材114を移動自在に係合させ、この移動
支持部材114をビス115によりヘッドベース112
に固定することで、支持機構移動機構116と支持機構
固定手段117とを形成することも可能である。この場
合、移動支持部材114の位置調整は前述した光学ヘッ
ド装置101ほど容易ではないが、移動支持部材114
を強固に固定できるので信頼性や耐久性を向上させるこ
とができる。
【0072】さらに、本発明の実施の第五の形態を図1
5及び図16に基づいて以下に説明する。なお、ここで
例示する光学ヘッド装置121に関し、上述した光学ヘ
ッド装置111と同一の部分は、同一の名称及び符号を
用いて詳細な説明は省略する。
【0073】まず、本実施の形態の光学ヘッド装置12
1でも、ヘッドベース122に移動支持部材123がタ
ンジェンシャル方向に移動自在に支持されており、この
移動支持部材123に、回動支持部材124がタンジェ
ンシャル方向に回動自在に支持されている。この回動支
持部材124は、固定ミラー4の反射面中心25をトラ
ッキング方向に通過する支持軸125が両側に突設され
ており、これらの支持軸125により前記移動支持部材
123に回動自在に軸支されている。前記移動支持部材
123と前記回動支持部材124との後部にはアーム1
26,127が各々突設されており、これらのアーム1
26,127は、間隙に圧入された回動付勢部材である
コイルスプリング128により離反する方向に付勢さ
れ、貫通した回動保持部材であるビス129により一定
間隔に保持されている。前記移動支持部材123は前記
ヘッドベース122の長孔130を貫通したビス131
により固定されているので、ここに支持部材固定手段1
32が形成されている。
【0074】このような構成において、本実施の形態の
光学ヘッド装置121も、前述した光学ヘッド装置11
1と同様に、レンズホルダ19をトラッキング方向とタ
ンジェンシャル方向とに回動させて対物レンズ3の光軸
方向を調整するが、この角度調整により発生する対物レ
ンズ3の光軸ズレに対して固定ミラー4の角度調整だけ
でなく位置調整も実行する。この場合、対物レンズ3に
入射する光束の光軸方向と光軸位置とを正確に調整する
ことができるので、各種部品の加工精度が充分でなくと
も良好な光学特性を実現することができる。
【0075】つぎに、本発明の実施の第六の形態を図1
7ないし図19に基づいて以下に説明する。なお、ここ
で例示する光学ヘッド装置141に関し、上述した光学
ヘッド装置121と同一の部分は、同一の名称及び符号
を用いて詳細な説明は省略する。
【0076】まず、本実施の形態の光学ヘッド装置14
1では、ヘッドベース142に一対の固定ミラー支持凸
部143が突設されており、これら一対の固定ミラー支
持凸部143間に固定ミラー4が固定ミラー固定手段で
ある接着剤により固定されている。より詳細には、前記
固定ミラー支持凸部143には貫通孔144が形成され
ており、図18に示すように、前記固定ミラー支持凸部
143の相対向する内面には、前記貫通孔144を包囲
するように円環形のランド145が形成されている。こ
れらのランド145間に固定ミラー4は位置しており、
前記貫通孔144から注入された接着剤により固定され
ている。
【0077】さらに、上述のようなヘッドベース142
に固定ミラー4を位置決めするミラー調整治具151も
設けられており、このミラー調整治具151は、図17
及び図19に示すように、四分割受光素子152とミラ
ー仮止装置153とバキュームホルダ154とを有して
いる。
【0078】前記四分割受光素子152は、タンジェン
シャル方向とトラッキング方向とに配列された四個の受
光素子155を有しており、光学ヘッド装置141の対
物レンズ3の結像位置を検出する。前記ミラー仮止装置
153は、スライドピン156と本体シリンダ157と
コイルスプリング158とを有しており、前記スライド
ピン156が前記本体シリンダ157に移動自在に支持
されて前記コイルスプリング158により突出方向に付
勢されている。前記バキュームホルダ154は、タンジ
ェンシャル方向に移動自在なスライドステージ159、
固定ミラー4の反射面中心25を中心に回動するゴニオ
ステージ160、固定ミラー4を吸着して保持するホル
ダアーム161、を有しており、固定ミラー4の角度と
位置とを調整する。
【0079】このような構成において、本実施の形態の
光学ヘッド装置141も、前述した光学ヘッド装置12
1と同様に、レンズホルダ19をトラッキング方向とタ
ンジェンシャル方向とに回動させて対物レンズ3の光軸
方向を調整し、この角度調整により発生する対物レンズ
3の光軸ズレに対して固定ミラー4の角度と位置とを調
整する。
【0080】より詳細には、固定ミラー4を組み付けな
い状態に光学ヘッド装置141を仮組しておき、固定ミ
ラー4はバキュームホルダ154により吸着してミラー
調整治具151の所定位置に保持する。この固定ミラー
4が固定ミラー支持凸部143の間隙に位置するよう
に、仮組状態の光学ヘッド装置141をミラー調整治具
151にセットする。
【0081】この状態で前述のように補正部材16,1
7を回動させてレンズホルダ19と共に対物レンズ3を
変位させて光軸方向を調整すると、この調整により可動
ミラー13も変位して固定ミラー4から対物レンズ3に
入射する光束の光軸の位置と方向も変化する。この変化
は四分割受光素子152の二個の受光素子155の差信
号や和信号により検出できるので、これに対応してバキ
ュームホルダ154が固定ミラー4の位置と角度とを適
正に調整する。
【0082】この調整が完了するとミラー仮止装置15
3のスライドピン156が光学ヘッド装置141の固定
ミラー支持凸部143の貫通孔144に圧入されるの
で、固定ミラー4は他方の固定ミラー支持凸部143に
圧接された状態で仮止めされる。そこで、この固定ミラ
ー支持凸部143の貫通孔144に接着剤を注入すれば
固定ミラー4は固定されるので、この固定の完了後にス
ライドピン156を取り外して他方の固定ミラー支持凸
部143の貫通孔144にも接着剤を注入すれば、固定
ミラー4は適正な位置に確実に固定される。
【0083】上述した光学ヘッド装置141では、対物
レンズ3に入射する光束の光軸方向と光軸位置とを正確
に調整することができるので、各種部品の加工精度が充
分でなくとも良好な光学特性を実現することができる。
しかも、光学ヘッド装置141の構造は極めて単純であ
り、その部品も少数なので小型軽量化が可能である。
【0084】
【発明の効果】請求項1記載の発明の光学ヘッド装置で
は、光ディスクに対向配置される対物レンズをレンズホ
ルダに装着し、このレンズホルダをヘッドベースにトラ
ッキング方向とフォーカス方向とに変位自在に支持し、
レーザ光をトラッキング方向に出射する固定光学系を設
け、この固定光学系から入射する光束をフォーカス方向
とトラッキング方向とに直交する方向に偏向する可動ミ
ラーを設け、この可動ミラーから入射する光束をフォー
カス方向に偏向して対物レンズに入射させる固定ミラー
をヘッドベースに装着し、可動ミラーを変位自在に支持
してレンズホルダに装着する可動ミラー支持機構を設
け、変位自在な可動ミラーをレンズホルダに固定する可
動ミラー固定手段を設けたことにより、可動ミラーが対
物レンズと一体に移動されるので、対物レンズのトラッ
キング移動による光束の光軸ズレの発生を防止すること
ができ、しかも、可動ミラーの角度を単独に調整できる
ので、例えば、対物レンズの光軸方向を調整しても、光
軸ズレが発生しないようにすることができ、光学特性が
良好な光学ヘッド装置を得ることができる。
【0085】請求項2記載の発明の光学ヘッド装置で
は、光ディスクに対向配置される対物レンズを主点中心
で回動自在にレンズ支持部材に装着し、このレンズ支持
部材に光束の外形を成形するアパーチャを形成し、レン
ズ支持部材をフォーカス方向と直交する方向に移動自在
にレンズホルダに装着し、このレンズホルダをヘッドベ
ースにトラッキング方向とフォーカス方向とに変位自在
に支持し、レーザ光をトラッキング方向に出射する固定
光学系を設け、この固定光学系から入射する光束をフォ
ーカス方向とトラッキング方向とに直交する方向に偏向
する可動ミラーをレンズホルダに装着し、可動ミラーか
ら入射する光束をフォーカス方向に偏向して対物レンズ
に入射させる固定ミラーをヘッドベースに装着し、移動
自在かつ回動自在な対物レンズをレンズホルダに固定す
るレンズ固定手段を設けたことにより、可動ミラーが対
物レンズと一体に移動されるので、対物レンズのトラッ
キング移動による光束の光軸ズレの発生を防止すること
ができ、しかも、対物レンズの位置と角度とを単独に調
整できるので、対物レンズの光軸ズレを光軸方向と共に
補正することができ、光学特性が良好な光学ヘッド装置
を得ることができる。
【0086】請求項3記載の発明の光学ヘッド装置で
は、光ディスクに対向配置される対物レンズを主点中心
で回動自在にレンズホルダに装着し、このレンズホルダ
をヘッドベースにトラッキング方向とフォーカス方向と
に変位自在に支持し、レーザ光をトラッキング方向に出
射する固定光学系を設け、この固定光学系から入射する
光束をフォーカス方向とトラッキング方向とに直交する
方向に偏向する可動ミラーをレンズホルダに装着し、可
動ミラーから入射する光束をフォーカス方向に偏向して
対物レンズに入射させる固定ミラーをヘッドベースに装
着し、回動自在な対物レンズをレンズホルダに固定する
レンズ固定手段を設けたことにより、可動ミラーが対物
レンズと一体に移動されるので、対物レンズのトラッキ
ング移動による光束の光軸ズレの発生を防止することが
でき、しかも、対物レンズの角度を単独に調整できるの
で、対物レンズの光軸方向を補正することができ、光学
特性が良好な光学ヘッド装置を得ることができる。
【0087】請求項4記載の発明の光学ヘッド装置で
は、光ディスクに対向配置される対物レンズをレンズホ
ルダに装着し、このレンズホルダをヘッドベースにトラ
ッキング方向とフォーカス方向とに変位自在に支持し、
レーザ光をトラッキング方向に出射する固定光学系を設
け、この固定光学系から入射する光束をフォーカス方向
とトラッキング方向とに直交する方向に偏向する可動ミ
ラーをレンズホルダに装着し、可動ミラーから入射する
光束をフォーカス方向に偏向して対物レンズに入射させ
る固定ミラーを設け、この固定ミラーの反射面中心を軸
心がトラッキング方向に通過する回転方向でヘッドベー
スに固定ミラーを回動自在に支持する固定ミラー支持機
構を設け、移動自在な固定ミラーをヘッドベースに固定
する固定ミラー固定手段を設けたことにより、可動ミラ
ーが対物レンズと一体に移動されるので、対物レンズの
トラッキング移動による光束の光軸ズレの発生を防止す
ることができ、しかも、固定ミラーの角度を単独に調整
できるので、対物レンズの光軸方向の調整により可動ミ
ラーの方向が変化しても、対物レンズに光軸ズレが発生
しないようにすることができ、光学特性が良好な光学ヘ
ッド装置を得ることができる。
【0088】請求項5記載の発明の光学ヘッド装置で
は、固定ミラー支持機構をトラッキング方向とフォーカ
ス方向とに直交する方向でヘッドベースに移動自在に支
持する支持機構移動機構を設け、移動自在な固定ミラー
支持機構をヘッドベースに位置固定する支持機構固定手
段を設けた。従って、固定ミラーの角度と位置とを各々
単独に調整できるので、対物レンズの光軸方向の調整に
より可動ミラーの方向が変化しても、対物レンズに光軸
ズレが発生しないようにでき、同時に、対物レンズの光
軸方向も良好に維持することができ、光学特性が良好な
光学ヘッド装置を得ることができる。
【0089】請求項6記載の発明の光学ヘッド装置で
は、光ディスクに対向配置される対物レンズをレンズホ
ルダに装着し、このレンズホルダをヘッドベースにトラ
ッキング方向とフォーカス方向とに変位自在に支持し、
レーザ光をトラッキング方向に出射する固定光学系を設
け、この固定光学系から入射する光束をフォーカス方向
とトラッキング方向とに直交する方向に偏向する可動ミ
ラーをレンズホルダに装着し、可動ミラーから入射する
光束をフォーカス方向に偏向して対物レンズに入射させ
る固定ミラーを設け、ヘッドベースにトラッキング方向
とフォーカス方向とに直交する方向に移動自在に移動支
持部材を搭載し、この移動支持部材をヘッドベースに移
動付勢部材により移動方向に付勢すると共に移動保持部
材により反対方向に位置決めし、移動支持部材に固定ミ
ラーの反射面中心を軸心がトラッキング方向に通過する
円筒形の凹面を形成し、この凹面に回動自在に支持され
る円筒形の凸面が形成された回動支持部材に固定ミラー
を装着し、回動支持部材を移動支持部材に回動付勢部材
により回動方向に付勢すると共に回動保持部材により反
対方向に位置決めしたことにより、可動ミラーが対物レ
ンズと一体に移動されるので、対物レンズのトラッキン
グ移動による光束の光軸ズレの発生を防止することがで
き、しかも、固定ミラーの角度と位置とを各々単独に調
整できるので、対物レンズの光軸方向の調整により可動
ミラーの方向が変化しても、対物レンズに光軸ズレが発
生しないようにでき、同時に、対物レンズの光軸方向も
良好に維持することができ、光学特性が良好な光学ヘッ
ド装置を得ることができる。
【0090】請求項7記載の発明の光学ヘッド装置で
は、光ディスクに対向配置される対物レンズをレンズホ
ルダに装着し、このレンズホルダをヘッドベースにトラ
ッキング方向とフォーカス方向とに変位自在に支持し、
レーザ光をトラッキング方向に出射する固定光学系を設
け、この固定光学系から入射する光束をフォーカス方向
とトラッキング方向とに直交する方向に偏向する可動ミ
ラーをレンズホルダに装着し、可動ミラーから入射する
光束をフォーカス方向に偏向して対物レンズに入射させ
る固定ミラーを設け、この固定ミラーの反射面中心をト
ラッキング方向に通過する支持軸が両側に突設された回
動支持部材に固定ミラーを装着し、回動支持部材の支持
軸を回動自在に支持する凸部が形成された移動支持部材
をヘッドベースにトラッキング方向とフォーカス方向と
に直交する方向に移動自在に装着し、このヘッドベース
に移動支持部材を固定する支持部材固定手段を設け、回
動支持部材を移動支持部材に回動付勢部材により回動方
向に付勢すると共に回動保持部材により反対方向に位置
決めしたことにより、可動ミラーが対物レンズと一体に
移動されるので、対物レンズのトラッキング移動による
光束の光軸ズレの発生を防止することができ、しかも、
固定ミラーの角度と位置とを独立に調整できるので、対
物レンズの光軸方向の調整により可動ミラーの方向が変
化しても、対物レンズに光軸ズレが発生しないようにで
き、同時に、対物レンズの光軸方向も良好に維持するこ
とができ、光学特性が良好な光学ヘッド装置を得ること
ができる。
【0091】請求項8記載の発明の光学ヘッド装置で
は、光ディスクに対向配置される対物レンズをレンズホ
ルダに装着し、このレンズホルダをヘッドベースにトラ
ッキング方向とフォーカス方向とに変位自在に支持し、
レーザ光をトラッキング方向に出射する固定光学系を設
け、この固定光学系から入射する光束をフォーカス方向
とトラッキング方向とに直交する方向に偏向する可動ミ
ラーをレンズホルダに装着し、可動ミラーから入射する
光束をフォーカス方向に偏向して対物レンズに入射させ
る固定ミラーを設け、この固定ミラーをトラッキング方
向の両側から変位自在に支持する一対の固定ミラー支持
凸部をヘッドベースに突設し、固定ミラー支持凸部に固
定ミラーを固定する固定部材固定手段を設けたことによ
り、可動ミラーが対物レンズと一体に移動されるので、
対物レンズのトラッキング移動による光束の光軸ズレの
発生を防止することができ、しかも、固定ミラーの角度
と位置とを独立に調整できるので、対物レンズの光軸方
向の調整により可動ミラーの方向が変化しても、対物レ
ンズに光軸ズレが発生しないようにでき、同時に、対物
レンズの光軸方向も良好に維持することができ、光学特
性が良好な光学ヘッド装置を得ることができる。
【0092】請求項9記載の光学ヘッド装置の組立調整
方法では、光ディスクに対向配置される対物レンズをレ
ンズホルダに装着し、このレンズホルダをヘッドベース
にトラッキング方向とフォーカス方向とに変位自在に支
持し、レーザ光をトラッキング方向に出射する固定光学
系を設け、この固定光学系から入射する光束をフォーカ
ス方向とトラッキング方向とに直交する方向に偏向する
可動ミラーを設け、この可動ミラーから入射する光束を
フォーカス方向に偏向して対物レンズに入射させる固定
ミラーをヘッドベースに装着し、可動ミラーを可動ミラ
ー支持機構によりレンズホルダに変位自在に装着し、こ
の変位自在な可動ミラーをヘッドベースに対して適正な
角度に保持し、この状態でレンズホルダをヘッドベース
に対して適正な方向に調整し、この調整の完了後にレン
ズホルダに可動ミラーを固定するようにしたことによ
り、対物レンズの光軸方向を調整するためにレンズホル
ダの方向を変位させても、これとは独立に可動ミラーの
方向を適正に維持でき、光学特性が良好な光学ヘッド装
置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態である光学ヘッド装
置の要部を示し、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
【図2】光学ヘッド装置の光路を示す斜視図である。
【図3】光学ヘッド装置の全体を示す斜視図である。
【図4】可動ミラーと可動ミラー支持機構であるモール
ド部材とを示す分解斜視図である。
【図5】光学ヘッド装置とミラー調整治具31とを示す
斜視図である。
【図6】本発明の実施の第二の形態である光学ヘッド装
置を示す側面図である。
【図7】レンズ支持部材の位置を調整する状態を示す縦
断側面図である。
【図8】一変形例を示す縦断側面図である。
【図9】本発明の実施の第三の形態である光学ヘッド装
置を示す側面図である。
【図10】レンズホルダを示す斜視図である。
【図11】固定ミラーの角度を調整する状態を示す側面
図である。
【図12】本発明の実施の第三の形態である光学ヘッド
装置を示す側面図である。
【図13】本発明の実施の第四の形態である光学ヘッド
装置を示す側面図である。
【図14】光学ヘッド装置の組立構造を示す分解斜視図
である。
【図15】本発明の実施の第五の形態である光学ヘッド
装置を示す斜視図である。
【図16】光学ヘッド装置の組立構造を示す分解斜視図
である。
【図17】本発明の実施の第六の形態である光学ヘッド
装置とミラー調整治具とを示す斜視図である。
【図18】固定ミラー支持凸部を示す斜視図である。
【図19】固定ミラーの角度を調整する状態を示す側面
図である。
【図20】一従来例の光学ヘッド装置の各種部品の配置
を示す側面図である。
【図21】光束の強度分布を示す模式図である。
【図22】他の従来例の光学ヘッド装置の各種部品の配
置を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 光ディスク 3 対物レンズ 4 固定ミラー 5 固定光学系 12,41,81,101,111,121,141
光学ヘッド装置 13 可動ミラー 14,42,82,102,112,122,142
ヘッドベース 19,44,71 レンズホルダ 20 可動ミラー支持機構 21 可動ミラー固定手段 45 レンズ支持部材 48 レンズ固定手段 83 回動支持部材 84 反射面中心 89 固定ミラー支持機構 90 固定ミラー固定手段 103,114,123 移動支持部材 104,116 支持機構移動機構 105 移動付勢部材 106 移動保持部材 107 支持機構固定手段 117 支持機構固定手段 124 回動支持部材 125 支持軸 128 回動付勢部材 129 回動保持部材 132 支持部材固定手段 143 固定ミラー支持凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−269834(JP,A) 特開 平6−162520(JP,A) 特開 平5−135391(JP,A) 特開 平6−59172(JP,A) 特開 平6−349075(JP,A) 特開 平4−153922(JP,A) 特開 平3−214435(JP,A) 特開 平7−14191(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 - 7/10

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに対向配置される対物レンズ
    をレンズホルダに装着し、このレンズホルダをヘッドベ
    ースにトラッキング方向とフォーカス方向とに変位自在
    に支持し、レーザ光をトラッキング方向に出射する固定
    光学系を設け、この固定光学系から入射する光束をフォ
    ーカス方向とトラッキング方向とに直交する方向に偏向
    する可動ミラーを設け、この可動ミラーから入射する光
    束をフォーカス方向に偏向して前記対物レンズに入射さ
    せる固定ミラーを前記ヘッドベースに装着し、前記可動
    ミラーを変位自在に支持して前記レンズホルダに装着す
    る可動ミラー支持機構を設け、変位自在な前記可動ミラ
    ーを前記レンズホルダに固定する可動ミラー固定手段を
    設けたことを特徴とする光学ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクに対向配置される対物レンズ
    を主点中心で回動自在にレンズ支持部材に装着し、この
    レンズ支持部材に光束の外形を成形するアパーチャを形
    成し、前記レンズ支持部材をフォーカス方向と直交する
    方向に移動自在にレンズホルダに装着し、このレンズホ
    ルダをヘッドベースにトラッキング方向とフォーカス方
    向とに変位自在に支持し、レーザ光をトラッキング方向
    に出射する固定光学系を設け、この固定光学系から入射
    する光束をフォーカス方向とトラッキング方向とに直交
    する方向に偏向する可動ミラーを前記レンズホルダに装
    着し、前記可動ミラーから入射する光束をフォーカス方
    向に偏向して前記対物レンズに入射させる固定ミラーを
    前記ヘッドベースに装着し、移動自在かつ回動自在な前
    記対物レンズを前記レンズホルダに固定するレンズ固定
    手段を設けたことを特徴とする光学ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 光ディスクに対向配置される対物レンズ
    を主点中心で回動自在にレンズホルダに装着し、このレ
    ンズホルダをヘッドベースにトラッキング方向とフォー
    カス方向とに変位自在に支持し、レーザ光をトラッキン
    グ方向に出射する固定光学系を設け、この固定光学系か
    ら入射する光束をフォーカス方向とトラッキング方向と
    に直交する方向に偏向する可動ミラーを前記レンズホル
    ダに装着し、前記可動ミラーから入射する光束をフォー
    カス方向に偏向して前記対物レンズに入射させる固定ミ
    ラーを前記ヘッドベースに装着し、回動自在な前記対物
    レンズを前記レンズホルダに固定するレンズ固定手段を
    設けたことを特徴とする光学ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 光ディスクに対向配置される対物レンズ
    をレンズホルダに装着し、このレンズホルダをヘッドベ
    ースにトラッキング方向とフォーカス方向とに変位自在
    に支持し、レーザ光をトラッキング方向に出射する固定
    光学系を設け、この固定光学系から入射する光束をフォ
    ーカス方向とトラッキング方向とに直交する方向に偏向
    する可動ミラーを前記レンズホルダに装着し、前記可動
    ミラーから入射する光束をフォーカス方向に偏向して前
    記対物レンズに入射させる固定ミラーを設け、この固定
    ミラーの反射面中心を軸心がトラッキング方向に通過す
    る回転方向で前記ヘッドベースに前記固定ミラーを回動
    自在に支持する固定ミラー支持機構を設け、移動自在な
    前記固定ミラーを前記ヘッドベースに固定する固定ミラ
    ー固定手段を設けたことを特徴とする光学ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 固定ミラー支持機構をトラッキング方向
    とフォーカス方向とに直交する方向でヘッドベースに移
    動自在に支持する支持機構移動機構を設け、移動自在な
    前記固定ミラー支持機構をヘッドベースに位置固定する
    支持機構固定手段を設けたことを特徴とする請求項4記
    載の光学ヘッド装置。
  6. 【請求項6】 光ディスクに対向配置される対物レンズ
    をレンズホルダに装着し、このレンズホルダをヘッドベ
    ースにトラッキング方向とフォーカス方向とに変位自在
    に支持し、レーザ光をトラッキング方向に出射する固定
    光学系を設け、この固定光学系から入射する光束をフォ
    ーカス方向とトラッキング方向とに直交する方向に偏向
    する可動ミラーを前記レンズホルダに装着し、前記可動
    ミラーから入射する光束をフォーカス方向に偏向して前
    記対物レンズに入射させる固定ミラーを設け、前記ヘッ
    ドベースにトラッキング方向とフォーカス方向とに直交
    する方向に移動自在に移動支持部材を搭載し、この移動
    支持部材を前記ヘッドベースに移動付勢部材により移動
    方向に付勢すると共に移動保持部材により反対方向に位
    置決めし、前記移動支持部材に前記固定ミラーの反射面
    中心を軸心がトラッキング方向に通過する円筒形の凹面
    を形成し、この凹面に回動自在に支持される円筒形の凸
    面が形成された回動支持部材に前記固定ミラーを装着
    し、前記回動支持部材を前記移動支持部材に回動付勢部
    材により回動方向に付勢すると共に回動保持部材により
    反対方向に位置決めしたことを特徴とする光学ヘッド装
    置。
  7. 【請求項7】 光ディスクに対向配置される対物レンズ
    をレンズホルダに装着し、このレンズホルダをヘッドベ
    ースにトラッキング方向とフォーカス方向とに変位自在
    に支持し、レーザ光をトラッキング方向に出射する固定
    光学系を設け、この固定光学系から入射する光束をフォ
    ーカス方向とトラッキング方向とに直交する方向に偏向
    する可動ミラーを前記レンズホルダに装着し、前記可動
    ミラーから入射する光束をフォーカス方向に偏向して前
    記対物レンズに入射させる固定ミラーを設け、この固定
    ミラーの反射面中心をトラッキング方向に通過する支持
    軸が両側に突設された回動支持部材に前記固定ミラーを
    装着し、前記回動支持部材の支持軸を回動自在に支持す
    る凸部が形成された移動支持部材を前記ヘッドベースに
    トラッキング方向とフォーカス方向とに直交する方向に
    移動自在に装着し、このヘッドベースに前記移動支持部
    材を固定する支持部材固定手段を設け、前記回動支持部
    材を前記移動支持部材に回動付勢部材により回動方向に
    付勢すると共に回動保持部材により反対方向に位置決め
    したことを特徴とする光学ヘッド装置。
  8. 【請求項8】 光ディスクに対向配置される対物レンズ
    をレンズホルダに装着し、このレンズホルダをヘッドベ
    ースにトラッキング方向とフォーカス方向とに変位自在
    に支持し、レーザ光をトラッキング方向に出射する固定
    光学系を設け、この固定光学系から入射する光束をフォ
    ーカス方向とトラッキング方向とに直交する方向に偏向
    する可動ミラーを前記レンズホルダに装着し、前記可動
    ミラーから入射する光束をフォーカス方向に偏向して前
    記対物レンズに入射させる固定ミラーを設け、この固定
    ミラーをトラッキング方向の両側から変位自在に支持す
    る一対の固定ミラー支持凸部を前記ヘッドベースに突設
    し、前記固定ミラー支持凸部に前記固定ミラーを固定す
    る固定ミラー固定手段を設けたことを特徴とする光学ヘ
    ッド装置。
  9. 【請求項9】 光ディスクに対向配置される対物レンズ
    をレンズホルダに装着し、このレンズホルダをヘッドベ
    ースにトラッキング方向とフォーカス方向とに変位自在
    に支持し、レーザ光をトラッキング方向に出射する固定
    光学系を設け、この固定光学系から入射する光束をフォ
    ーカス方向とトラッキング方向とに直交する方向に偏向
    する可動ミラーを設け、この可動ミラーから入射する光
    束をフォーカス方向に偏向して前記対物レンズに入射さ
    せる固定ミラーを前記ヘッドベースに装着し、前記可動
    ミラーを可動ミラー支持機構により前記レンズホルダに
    変位自在に装着し、この変位自在な前記可動ミラーを前
    記ヘッドベースに対して適正な角度に保持し、この状態
    で前記レンズホルダを前記ヘッドベースに対して適正な
    方向に調整し、この調整の完了後に前記レンズホルダに
    前記可動ミラーを固定するようにしたことを特徴とする
    光学ヘッド装置の組立調整方法。
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