JP3374944B2 - 携帯電話機の外殻ケースの成形方法 - Google Patents

携帯電話機の外殻ケースの成形方法

Info

Publication number
JP3374944B2
JP3374944B2 JP14354394A JP14354394A JP3374944B2 JP 3374944 B2 JP3374944 B2 JP 3374944B2 JP 14354394 A JP14354394 A JP 14354394A JP 14354394 A JP14354394 A JP 14354394A JP 3374944 B2 JP3374944 B2 JP 3374944B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity
mold
movable
case
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14354394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH081798A (ja
Inventor
与志信 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP14354394A priority Critical patent/JP3374944B2/ja
Publication of JPH081798A publication Critical patent/JPH081798A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3374944B2 publication Critical patent/JP3374944B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1635Making multilayered or multicoloured articles using displaceable mould parts, e.g. retractable partition between adjacent mould cavities
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/34Electrical apparatus, e.g. sparking plugs or parts thereof
    • B29L2031/3431Telephones, Earphones
    • B29L2031/3437Cellular phones

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話機の外殻ケー
スの成形方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、携帯電話機の外殻ケースは、
一般的に、ABS、ポリカーボネート、ポリスチレンあ
るいはポリプロピレンなどの合成樹脂の不透明な成形品
を用いている。その合成樹脂として、繊維強化プラスチ
ック(FRP)を用いたものもある。 【0003】ところで、携帯電話機は、その使用態様か
ら衝撃を受けることも多く、使用者が落としてしまうよ
うなこともままある。したがって、内部機構の保護のた
めにも、携帯電話機の外殻ケースには、強度、耐衝撃性
が要求される。このような要求に答えるには、外殻ケー
スの材質自体を強度の高いものとすることが考えられる
が、これには限界があり、また、外殻ケース自体の破損
は防げたとしても、内部に伝わる衝撃が大きければ、内
部機構の破損を招くおそれがある。 【0004】これに対して、特開平5-235822号公報に
は、緩衝のために、合成樹脂からなるケース本体の内側
にシリコーンゴムなどからなる緩衝材を設けて外殻ケー
スを構成することが提案されている。この構成は、内部
機構の保護には有効であるが、ケース本体には外部から
の衝撃が直接加わるため、ケース本体は損傷しやすい。 【0005】また、前記公報に記載のものでは、外殻ケ
ースを成形するために、予め成形したケース本体内に内
部機構を組込んだ後、ケース本体内に外部からシリコー
ン原液と硬化剤との混合液を注入して硬化させる方法を
採っている。しかし、この方法では、工程が多くなり、
生産性が悪いとともに、コストが高くなる。 【0006】また、携帯電話機においては、電話番号な
どの表示のために、例えば液晶表示板を用いているが、
この液晶表示板は、外殻ケースの正面部に設けた透明な
窓部に臨ませている。そして、従来は、前記窓部を形成
するために、本体ケースの成形時には、この本体ケース
に開口孔を形成しておき、その後、別に成形した透明な
アクリル樹脂からなる窓部材を前記開口孔に接着する方
法が採られていた。しかし、この従来の方法では、工程
が多くなり、生産性が悪いとともに、コストが高くな
る。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】前述のように、携帯電
話機の外殻ケースにおいて、従来、緩衝材をケース本体
の内側に設けたものは提案されているが、その製造は、
予め成形したケース本体内に内部機構を組込んだ後、シ
リコーンを外部から充填する方法を採っていたため、工
程が多くなり、生産性が悪いとともに、コストが高くな
る問題があった。また、外殻ケースに液晶表示板用の透
明な窓部を形成するために、本体ケースに予め形成した
開口孔に、別に成形した透明な窓部材を接着する方法を
採っていたため、工程が多くなり、生産性が悪いととも
に、コストが高くなる問題があった。 【0008】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、緩衝材と透明な窓部とを有する携帯電話
機の外殻ケースの製造において、工程を少なくし、能率
を向上させるとともに、コストダウンを図ることを目的
とする。また、ケース本体および窓部が熱可塑性樹脂か
らなり、緩衝材がシリコーンゴムからなる場合に、容易
でかつ安定した成形ができるようにすることを目的とす
る。 【0009】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、前記
前者の目的を達成するために、硬質で不透明な第1の樹
脂からなるケース本体と、このケース本体を貫通して設
けられた透明な第2の樹脂からなる窓部と、前記ケース
本体の外面に設けられた軟質の第3の樹脂からなる緩衝
材とを有する携帯電話機の外殻ケースの成形方法におい
て、互いに開閉する3つ以上の金型部材を備えた金型装
置を用い、型閉状態で前記金型部材間またはこれら金型
部材および樹脂間に前記ケース本体の形状をした第1の
キャビティと前記窓部の形状をした第2のキャビティと
前記緩衝材の形状をした第3のキャビティとを形成し、
かつ、互いに隣接するキャビティは時間差をもって形成
し、前記第1のキャビティに第1の熱可塑性樹脂を充填
するとともに冷却して前記ケース本体を成形し、前記第
2のキャビティに第2の熱可塑性樹脂を充填するととも
に冷却して前記窓部を成形し、前記第3のキャビティに
シリコーンゴムを充填するとともに加熱して前記緩衝材
を成形するものである。 【0010】 【作用】請求項1の発明の携帯電話機の外殻ケースの成
形方法は、1つの金型装置により、しかも、型閉状態の
まま、ケース本体と窓部と緩衝材とを次々に成形するも
のである。このとき、隣接する部分、すなわち、少なく
ともケース本体と窓部、それにケース本体と緩衝材は時
間差をもって成形し、先に成形した部分が固化した後
に、次の成形を行う。また、ケース本体および窓部を熱
可塑性樹脂により成 形し、緩衝材をシリコーンゴムによ
り成形するが、熱可塑性樹脂は、加熱して溶融させた状
態でキャビティに充填した後、冷却して固化させるのに
対して、シリコーンゴムは、液体状の原液をキャビティ
に充填した後、加熱して固化させる。そこで、緩衝材を
ケース本体および窓部とは時間差をもって成形し、金型
の温調を容易かつ安定してできるようにしている。 【0011】 【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図面を
参照しながら説明する。図3および図4は、携帯電話機
の外殻ケース1を示している。この外殻ケース1は、細
長い形状をしており、その大部分が硬質で不透明な第1
熱可塑性樹脂からなるケース本体組立体2により構成
されている。このケース本体組立体2は、その正面側を
構成する正面側ケース本体3と、背面側を構成する背面
側ケース本体4とからなっている。これらケース本体
3,4は、それぞれ一体成形品であって、開口面を互い
に突き合わせた状態でねじ5により結合されている。ケ
ース本体3,4の材質は、ABS、ポリカーボネート、
ポリスチレンあるいはポリプロピレンなどの熱可塑性樹
脂である。 【0012】そして、図示していないが、前記ケース本
体組立体2内には、受話器、送話器、ボタンなどの各種
操作部、液晶表示板、電源電池、電子回路およびその他
の内部機構が組込まれる。前記受話器は、ケース本体組
立体2内においてその長手方向一端部である上部に組込
まれ、正面側ケース本体3の正面上部には、受話器に対
向する開口孔6が形成されている。また、前記送話器
は、ケース本体組立体2内においてその長手方向他端部
である下部に組込まれ、正面側ケース本体3の正面下部
には、受話器に対向する開口孔7が形成されている。ま
た、正面側ケース本体3の正面部には、操作用のボタン
を露出させる複数の開口孔8が前記開口孔7の上側に形
成されているとともに、液晶表示板に対向する窓部9が
開口孔6,8間に位置して一体的に形成されている。こ
の窓部9は、透明な第2の熱可塑性樹脂からなり、ケー
ス本体3を貫通している。第2の樹脂は、アクリル樹脂
などの熱可塑性樹脂である。 【0013】そして、前記ケース本体組立体2の外面に
は、軟質の第3の樹脂であるシリコーンゴムの一体成形
品からなる緩衝材11,12が側面に全周に渡って設けられ
ている。これら緩衝材11,12は、両ケース本体3,4に
おいて他のケース本体4,3との結合部にそれぞれ設け
られている。そして、緩衝材11,12は、ケース本体3,
4の外面に形成された段差状の凹部13,14に嵌まってい
るが、ケース本体3,4の外面よりも若干突出してい
る。 【0014】使用上、前記緩衝材11,12によって耐衝撃
性が高まり、使用者が携帯電話機を落としたり、何かに
ぶつけてしまったようなとき、衝撃が緩和され、外殻ケ
ース1や内部機構の破損を防止できる。しかも、ケース
本体組立体2の外面にある緩衝材11,12が被衝突物に当
たることにより、外殻ケース1の損傷を防止できるとと
もに、被衝突物の損傷も防止できる。また、外殻ケース
1の大部分は硬質樹脂からなるケース本体組立体2によ
り構成されているので、外殻ケース1自体の強度も高く
できる。さらに、緩衝材11,12は、使用者が携帯電話機
を把持したときの滑り止めとしても作用する。これによ
り、使用者が携帯電話機を落としにくくなる。 【0015】つぎに、前記外殻ケース1のうち正面側ケ
ース本体3側の成形用金型装置の構成を図1および図2
に基づいて説明する。なお、以下の金型装置の説明にお
いては、上下の表現は図示に従う。図1および図2にお
いて、21は固定型、22は可動型で、これら固定型21およ
び可動型22は、互いに上下に移動して開閉するものであ
る。前記固定型21は、固定側受け板26と、この固定側受
け板26の下側にボルト27などにより固定された固定側型
板27とを備えている。また、この固定側型板27に埋め込
まれた金型部材としてのキャビティ部材29が固定側受け
板26にボルト30などにより固定されている。このキャビ
ティ部材29は、外殻ケース1の外面を形成するものであ
るが、内側面に下向きの段差面31を有している。 【0016】一方、前記可動型22は、上下に重なりボル
ト36,37などにより互いに固定された第1の可動側受け
板38、第2の可動側受け板39および第3の可動側受け板
40と、この第3の可動側受け板40上にボルト37などによ
り固定された可動側型板41とを備えている。そして、こ
の可動側型板41に埋め込まれた金型部材としての固定コ
ア部材42が可動側受け板40にボルト43などにより固定さ
れている。この固定コア部材42は、型閉時に前記キャビ
ティ部材29に突き当たり、外殻ケース1のケース本体3
の内面を形成するものである。 【0017】また、前記第1の可動側受け板38と第3の
可動側受け板40との間には、第1の可動基板47および第
2の可動基板48がガイドピン46により上下動自在に支持
されている。第1の可動基板47は、第2の可動側受け板
39の上面に当たることにより下限位置が規定されている
が、ばね49により第3の可動側受け板40に対して下方へ
付勢されている。また、第2の可動基板48は、第1の可
動側受け板38に設けられた油圧シリンダー50により上下
方向に駆動されるものであるが、第1の可動基板47に対
してストッパーボルト51により下限位置が規定されてい
る。また、第2の可動基板48は、左右に並んだ凸部52を
下面に有している。これに対して、同形状の凸部53を上
面に有する背板54が第1の可動側受け板38上に左右方向
へ移動可能に支持されている。この背板54は、第1の可
動側受け板38に設けられた油圧シリンダー55により駆動
されるものである。 【0018】そして、前記固定コア部材42および可動側
受け板40を上下に摺動自在に貫通して設けられた第1の
開閉用金型部材である第1の可動コア部材61が前記第1
の可動基板47にボルト62などにより固定されている。こ
の第1の可動コア部材61は、外殻ケース1の窓部9の内
面を形成するものであるが、また、上端面がキャビティ
部材29に突き当たるものである。また、固定コア部材4
2、可動側受け板40および第1の可動基板47を上下に摺
動自在に貫通して設けられた第2の開閉用金型部材であ
る第2の可動コア部材63が前記第2の可動基板48にボル
ト64などにより固定されている。この第2の可動コア部
材63は、外殻ケース1の緩衝材11の端面を形成するもの
であるが、また、上端面がキャビティ部材29の段差面31
に突き当たるものである。 【0019】そして、図1に示すように、固定型21と可
動型22とを型閉し、かつ、両可動コア部材61,63をキャ
ビティ部材29に突き当てた状態で、キャビティ部材29、
固定コア部材42および両可動コア部材61,63間にケース
本体3の形状をした第1のキャビティ66が形成されるよ
うになっている。また、図2に示すように、第1のキャ
ビティ66においてケース本体3を成形した後、型閉状態
のまま、両可動コア部材61,63をそれぞれキャビティ部
材29から所定距離離すと、キャビティ部材29、固定コア
部材42、第1の可動コア部材61および成形されたケース
本体3間に窓部9の形状をした第2のキャビティ67が形
成されるとともに、キャビティ部材29、固定コア部材4
2、第2の可動コア部材63およびケース本体3間に緩衝
材11の形状をした第3のキャビティ68が形成されるよう
になっている。前記第1の可動コア部材61は、第2のキ
ャビティ67全体のみを開閉し、前記第2の可動コア部材
63は、第3のキャビティ68における第1のキャビティ66
に隣接する部分の全体を開閉するものである。一方、第
2のキャビティ67と第3のキャビティ68とは、互いに離
れて位置している。さらに、前記固定型21には、前記第
1のキャビティ66へ開口するダイレクトゲートなどから
なる第1のゲート69と、前記第2のキャビティ67へ開口
するダイレクトゲートなどからなる第1のゲート70とが
設けられている。また、型閉した固定型21と可動型22と
の間には、前記第3のキャビティ68へ開口するサイドゲ
ートなどからなる第3のゲート71が形成される。 【0020】さらに、前記キャビティ部材29、固定コア
部材42および第1の可動コア部材61などには、冷却およ
び加熱のための水、油などの液体を通す温調用通路72,
73,74,75,77,78が形成されている。 【0021】つぎに、前記金型装置を用いた外殻ケース
1の成形方法について説明する。成形に際しては、固定
型21と可動型22とを型閉する。また、図1に示すよう
に、油圧シリンダー50により第2の可動基板48を上昇さ
せるとともに、油圧シリンダー55により背板54を右に移
動させる。この状態で、第2の可動基板48の凸部52が背
板54の凸部53に突き当たる。これとともに、第2の可動
コア部材63がキャビティ部材29の段差面31に突き当た
る。また、第2の可動基板48により押し上げられて第1
の可動基板47も上昇し、第1の可動コア部材61がキャビ
ティ部材29に突き当たる。こうして、固定型21と可動型
22との間にまず第1のキャビティ66を形成する。そし
て、この第1のキャビティ66内に第1のゲート69から加
熱して溶融した第1の樹脂を充填する。このとき、可動
コア部材61,63にかかる樹脂圧は、背板54により確実に
受けられる。第1のキャビティ66内に充填された樹脂す
なわちケース本体3は、温調用通路72,…,78を比較的
低温の油が通ることにより、積極的に冷却されて固化す
る。なお、第2のキャビティ67は、第1の可動コア部材
61により閉塞されており、第3のキャビティ68も、第1
のキャビティ66と隣接する部分が第2の可動コア部材63
により閉塞されているので、第1の樹脂が第2のキャビ
ティ67および第3のキャビティ68に侵入することはな
い。 【0022】ついで、第1のキャビティ66内でケース本
体3が冷却、固化した後、図2に示すように、型閉状態
のまま、油圧シリンダー55により背板54を左に移動させ
るとともに、油圧シリンダー50により第2の可動基板48
を下降させる。この状態では、凸部52,53が互いに外れ
て左右に噛み合った状態で、第2の可動基板48と背板54
とが突き当たる。また、第2の可動基板48の下降に伴
い、ばね49により押されて、第1の可動基板47も第2の
可動側受け板39に突き当たるまで若干下降する。こうし
て、第1の可動コア部材61により閉塞されていた第2の
キャビティ67が開放されるとともに、第2の可動コア部
材63により閉塞されていた第3のキャビティ68が開放さ
れ、既に成形されたケース本体3を含めて固定型21と可
動型22との間に第2のキャビティ67と第3のキャビティ
68とが形成される。 【0023】そして、まず第2のキャビティ67内に第2
のゲート70から加熱して溶融した第2の樹脂を充填す
る。この第2のキャビティ67内に充填された樹脂すなわ
ち窓部9は、温調用通路72,…,78を比較的低温の油が
通ることにより、積極的に冷却されて固化する。つい
で、第3のキャビティ67内に第3のゲート71から第3の
樹脂であるシリコーンゴムの原液を充填する。この第3
のキャビティ67内に充填された樹脂は、温調用通路72,
…,78を 120〜 150℃程度の比較的高温の油が通ること
により加熱される。これにより、第3のキャビティ67内
の樹脂すなわち緩衝材11が固化する。こうして、窓部9
と緩衝材11とが順次成形される。なお、窓部9の成形に
伴い、この窓部9は、そのまわりのケース本体3に熱に
より融着する。また、緩衝材11も、その成形に伴いケー
ス本体3に融着させることが可能である。その後、固定
型21と可動型22とを型開して、成形された外殻ケース1
を取り出す。 【0024】なお、外殻ケース1のうち背面側ケース本
体4側でも、1つの金型装置により、しかも、型閉状態
のまま、外殻ケース1を構成する背面側ケース本体4と
緩衝材12とを成形するようにできる。この場合、背面側
に窓部がないなら、前記金型装置において、両可動基板
47,48が一体になったような金型装置を用いればよい。 【0025】以上のように、前記実施例の構成によれ
ば、1つの金型装置により、しかも、型閉状態のまま、
外殻ケース1を構成するケース本体3と窓部9と緩衝材
11とを成形できる。したがって、外殻ケース1の製造に
おいて、工程を少なくでき、能率を向上させられるとと
もに、コストダウンできる。 【0026】また、熱可塑性樹脂からなるケース本体3
および窓部9の成形時には、その固化のために冷却を行
わなければならないのに対して、シリコーンゴムからな
る緩衝材11の成形時には、その固化のために加熱を行わ
なければならないが、前記実施例では、ケース本体3の
みならず窓部9をも成形した後、緩衝材11を成形するの
で、金型の温調を容易にかつ安定してでき、容易でかつ
安定した成形ができる。すなわち、窓部9のまわりの温
調用通路72,78と、緩衝材11のまわりの温調用通路74,
75,76とを別系統にして、窓部9と緩衝材11とを同時に
成形するようなことも考えられるが、それだと、安定し
た温調を行いにくくなる。 【0027】また、前記実施例では、ケース本体3、窓
部9、緩衝材11の順に成形を行ったが、それに限るもの
ではなく、窓部9より先に緩衝材11を成形することも可
能である。また、キャビティにおいて第1の可動コア部
材が開閉する位置を変えることにより、ケース本体3よ
りも先に窓部9を成形するようなことも可能である。 【0028】さらに、前記実施例の金型装置では、スト
ロークの異なる第1の可動コア部材61および第2の可動
コア部材63を設けていたが、固定型21および可動型22の
開閉方向における窓部9の高さと緩衝材11の高さとを同
一にすれば、両可動コア部材は、ストロークが同一のも
のとなり、したがって一体的なものでよくなる。 【0029】つぎに、本発明の第2実施例について、図
5から図7を参照しながら説明する。なお、前記第1実
施例と同様の部分には同一符号を付して、その説明を省
略する。この第2実施例の外殻ケース1は、図7に示す
ように、緩衝材81,82に形成された凹溝83,84がケース
本体3,4における他のケース本体4,3に結合される
端縁部に嵌まっているものである。 【0030】図5および図6は、外殻ケース1のうち正
面側ケース本体3側の成形用金型装置を示している。こ
の金型装置は、前記第1実施例の金型装置において、可
動型22側に、第2の開閉用金型部材として、第3の可動
コア部材91および第4の可動コア部材92が加わった構成
である。第2の可動コア部材63が緩衝材81の外周部の端
面を形成するものであるのに対して、第3の可動コア部
材91は緩衝材81の内周部の端面を形成し、第4の可動コ
ア部材92は緩衝材81の中間部の端面を形成するものであ
る。そして、第3の可動コア部材91は、第2の可動コア
部材63と同様に第2の可動基板48にボルト93などにより
固定されており、したがって、第2の可動コア部材63と
同じ動きをする。一方、第4の可動コア部材92は、窓部
9の成形のための第1の可動コア部材61と同様に第1の
可動基板47にボルト94などにより固定されており、した
がって、第1の可動コア部材61と同じ動きをする。3つ
の可動コア部材63,91,92は、緩衝材81の形状をした第
3のキャビティ95における第1のキャビティ66に隣接す
る部分の全体を開閉するものである。 【0031】そして、成形時には、固定型21と可動型22
とを型閉するとともに、図5に示すように、まず第1の
可動コア部材61および第2の可動コア部材63をキャビテ
ィ部材29に突き当てる。この状態で、第3の可動コア部
材91および第4の可動コア部材92も上昇して、第2の可
動コア部材63とともに第3のキャビティ95を閉塞する。
こうして形成した第1のキャビティ66内に第1の樹脂を
充填してケース本体3を成形する。 【0032】その後、可動コア部材61,63,91,92を下
降させるが、第4の可動コア部材92は、第2の可動コア
部材63および第3の可動コア部材91よりも小さく下降
し、これら3つの可動コア部材63,91,92は、上端面が
同一高さになる。こうして、既に成形されたケース本体
3を含めて固定型21と可動型22との間に第2のキャビテ
ィ67と第3のキャビティ95とが形成される。そして、ま
ず第2のキャビティ67内に第2の樹脂を充填して窓部9
を成形した後、第3のキャビティ95内に第3の樹脂であ
るシリコーンゴムを充填して緩衝材81を成形する。その
後、型開して、成形された外殻ケース1を取り出す。 【0033】この第2実施例の構成によれば、ケース本
体3,4と緩衝材81,82とが成形に伴い互いに融着しな
いものであっても、両ケース本体3,4を結合した状態
では、これらケース本体3,4により緩衝材81,82が挟
み込まれて、この緩衝材81,82がケース本体組立体2に
確実に固定され、外れるおそれは全くない。 【0034】つぎに、本発明の第3実施例について、図
8から図10を参照しながら説明する。この第3実施例
の外殻ケース1は、図10に示すように、長手方向両端
部すなわち上部と下部の外面にのみ緩衝材101 ,102 ,
103 ,104 を設けたものである。また、これら緩衝材10
1 ,102 ,103 ,104 は、外殻ケース1の側面におい
て、その正面側の端縁から背面側の端縁まである。 【0035】携帯電話機は、その形状から、外殻ケース
1の上下部あるいは角部が被衝突物に当たりやすく、ま
た、この場合に衝撃が集中しやすい。したがって、前記
第3実施例のように、ケース本体2の上下部に緩衝材10
1 ,102 ,103 ,104 を設けることにより、少ない部分
の緩衝材101 ,102 ,103 ,104 で、有効に緩衝効果を
得られる。 【0036】図8および図9は、外殻ケース1のうち正
面側ケース本体3側の成形用金型装置を示している。こ
の金型装置は、前記第1実施例の金型装置と同様に、可
動型22に、窓部9の成形のための可動コア部材61を有し
ている。ただし、背板により位置規制される可動基板は
1つのみあって、この可動基板に可動コア部材61が固定
されている。また、固定型21には、その固定キャビティ
部材29を上下に摺動自在に貫通して、第2の開閉用金型
部材としての可動キャビティ部材111 が設けられてい
る。この可動キャビティ部材111 は、緩衝材101 ,103
の外面を形成するものであるが、また、型閉時に固定コ
ア部材42に突き当たって、緩衝材101 ,103 の形状をし
た第3のキャビティ112 全体のみを開閉自在に閉塞する
ものである。なお、図示していないが、前記可動キャビ
ティ部材111 は、可動コア部材61と同様に、油圧シリン
ダーにより上下方向に駆動され、油圧シリンダーにより
水平な方向に駆動される背板により上側から位置規制さ
れるものである。 【0037】そして、成形時には、固定型21と可動型22
とを型閉するとともに、図8に示すように、まず可動コ
ア部材61を固定キャビティ部材29に突き当てるととも
に、可動キャビティ部材111 を固定コア部材42に突き当
てる。この状態で、これら固定キャビティ部材29、可動
キャビティ部材111 、固定コア部材42および可動コア部
材61間に第1のキャビティ66が形成される。そして、こ
の第1のキャビティ66に第1の樹脂を充填してケース本
体3を成形する。 【0038】その後、図9に示すように、可動コア部材
61を下降させて、固定キャビティ部材29、固定コア部材
42、可動コア部材61および既に成形されたケース本体3
間に第2のキャビティ67を形成する。そして、この第2
のキャビティ67に第2の樹脂を充填して窓部9を成形す
る。 【0039】さらに、やはり図9に示すように、可動キ
ャビティ部材111 を上昇させて、固定キャビティ部材2
9、可動キャビティ部材111 および既に成形されたケー
ス本体3間に第3のキャビティ112 を形成する。そし
て、この第3のキャビティ112 に第3の樹脂であるシリ
コーンゴムを充填して緩衝材101 ,103 を成形する。そ
の後、型開して、成形された外殻ケース1を取り出す。 【0040】なお、窓部と緩衝材とを隣接させることも
可能であるが、この場合、第2のキャビティと第3のキ
ャビティとの間を開閉する開閉用金型部材が必要であ
る。この開閉用金型部材としては、例えば前記第3実施
例の場合、可動コア部材および可動キャビティ部材を兼
用できる。 【0041】さらに、本発明は、前記実施例に限定され
るものではなく、種々の変形実施が可能である。例え
、緩衝材を設ける位置や緩衝材の形状なども、前記各
実施例のものに限らない。 【0042】 【発明の効果】請求項1の発明によれば、互いに開閉す
る3つ以上の金型部材を備えた金型装置を用い、型閉状
態で前記金型部材間またはこれら金型部材および樹脂間
にケース本体の形状をした第1のキャビティと窓部の形
状をした第2のキャビティと緩衝材の形状をした第3の
キャビティとを形成し、かつ、互いに隣接するキャビテ
ィは時間差をもって形成し、各キャビティに樹脂をそれ
ぞれ樹脂を充填することにより、硬質で不透明な第1の
熱可塑性樹脂からなるケース本体と、透明な第2の熱可
塑性樹脂からなる窓部と、軟質のシリコーンゴムからな
る緩衝材とを成形するので、緩衝材と窓部とを有する携
帯電話機の外殻ケースの製造において、工程を少なくで
き、能率を向上させられるとともに、コストダウンでき
る。また、ケース本体および窓部が熱可塑性樹脂からな
り、緩衝材がシリコーンゴムからなるのに対して、緩衝
材をケース本体および窓部とは時間差をもって成形する
ので、特に金型の温調を容易かつ安定してでき、容易か
つ安定した成形ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施例を示すもので、携帯電話機
の外殻ケースの成形用金型装置の第1のキャビティ形成
時の断面図である。 【図2】同上金型装置の第2のキャビティおよび第3の
キャビティ形成時の断面図である。 【図3】同上成形された外殻ケースの斜視図である。 【図4】同上成形された外殻ケースの断面図である。 【図5】本発明の第2実施例を示すもので、携帯電話機
の外殻ケースの成形用金型装置の第1のキャビティ形成
時の断面図である。 【図6】同上金型装置の第2のキャビティおよび第3の
キャビティ形成時の断面図である。 【図7】同上成形された外殻ケースの断面図である。 【図8】本発明の第3実施例を示すもので、携帯電話機
の外殻ケースの成形用金型装置の第1のキャビティ形成
時の断面図である。 【図9】同上金型装置の第2のキャビティおよび第3の
キャビティ形成時の断面図である。 【図10】同上成形された外殻ケースの斜視図である。 【符号の説明】 1 外殻ケース 3 正面側ケース本体(ケース本体) 9 窓部 11 緩衝材 29 キャビティ部材(金型部材) 42 固定コア部材(金型部材) 61 第1の可動コア部材(第1の開閉用金型部材) 63 第2の可動コア部材(第2の開閉用金型部材) 66 第1のキャビティ 67 第2のキャビティ 68 第3のキャビティ 81 緩衝材 91 第3の可動コア部材(第2の開閉用金型部材) 92 第4の可動コア部材(第2の開閉用金型部材) 95 第3のキャビティ 101 ,103 緩衝材 111 可動キャビティ部材(第2の開閉用金型部材) 112 第3のキャビティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−91693(JP,A) 特開 平5−347081(JP,A) 特開 昭55−148142(JP,A) 特開 平5−269786(JP,A) 特開 平5−298854(JP,A) 特開 平1−259801(JP,A) 実開 平3−31927(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/16 B29C 45/26 B29C 45/73

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 硬質で不透明な第1の樹脂からなるケー
    ス本体と、このケース本体を貫通して設けられた透明な
    第2の樹脂からなる窓部と、前記ケース本体の外面に設
    けられた軟質の第3の樹脂からなる緩衝材とを有する携
    帯電話機の外殻ケースの成形方法において、互いに開閉
    する3つ以上の金型部材を備えた金型装置を用い、型閉
    状態で前記金型部材間またはこれら金型部材および樹脂
    間に前記ケース本体の形状をした第1のキャビティと前
    記窓部の形状をした第2のキャビティと前記緩衝材の形
    状をした第3のキャビティとを形成し、かつ、互いに隣
    接するキャビティは時間差をもって形成し、前記第1の
    キャビティに第1の熱可塑性樹脂を充填するとともに冷
    却して前記ケース本体を成形し、前記第2のキャビティ
    に第2の熱可塑性樹脂を充填するとともに冷却して前記
    窓部を成形し、前記第3のキャビティにシリコーンゴム
    を充填するとともに加熱して前記緩衝材を成形すること
    を特徴とする携帯電話機の外殻ケースの成形方法。
JP14354394A 1994-06-24 1994-06-24 携帯電話機の外殻ケースの成形方法 Expired - Fee Related JP3374944B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14354394A JP3374944B2 (ja) 1994-06-24 1994-06-24 携帯電話機の外殻ケースの成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14354394A JP3374944B2 (ja) 1994-06-24 1994-06-24 携帯電話機の外殻ケースの成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH081798A JPH081798A (ja) 1996-01-09
JP3374944B2 true JP3374944B2 (ja) 2003-02-10

Family

ID=15341201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14354394A Expired - Fee Related JP3374944B2 (ja) 1994-06-24 1994-06-24 携帯電話機の外殻ケースの成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3374944B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4902619B2 (ja) * 2008-10-20 2012-03-21 日本写真印刷株式会社 射出成形用金型
JP6498248B2 (ja) * 2017-09-11 2019-04-10 株式会社日本製鋼所 可動コアを備えた2色成形用金型
CN108024195A (zh) * 2017-12-22 2018-05-11 奥音精密机械(镇江)有限公司 受话器制造自动化生产线专用旋转型紫外线固化机
JP6978560B1 (ja) * 2020-08-07 2021-12-08 株式会社日本製鋼所 可動コアを備えた多色成形用金型

Also Published As

Publication number Publication date
JPH081798A (ja) 1996-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH089448A (ja) 携帯電話機
EP0825007A1 (en) Mold assembly for making multilayer molded article and method of making multilayer molded article using the same
JP3374944B2 (ja) 携帯電話機の外殻ケースの成形方法
TW200420449A (en) Method for producing a window glass for a vehicle provided with an ornamental braid and a window glass for a vehicle provided with an ornamental braid
KR101481454B1 (ko) 전자기기 케이스의 커버 내부재 사출 성형 금형 및 이를 이용한 커버 내부재 형성 방법
JP4434276B2 (ja) 2色成形方法
US20040227270A1 (en) Method of double color-molding a key top
JPH0637069B2 (ja) 成形方法
JP2778007B2 (ja) インサートを具備する成形品の射出成形法及びその金型
CN104626464B (zh) 用于内盖件的注塑模具和使用其形成内盖件的方法
JP2894132B2 (ja) サンドイッチ射出成形装置
US20120328731A1 (en) Injection molding die for producing molded product having appearance surface, injection molding method for producing molded product having appearance surface, and resin molded product molded by the injection molding method
KR101615325B1 (ko) 필름이 내재된 플라스틱 제품 제조 방법
KR102265306B1 (ko) 디스플레이용 확산 렌즈 제조 금형 장치
CN213733142U (zh) 平板电脑后壳倒装模具
JPH06143333A (ja) 樹脂成形品の製造方法及び成形用金型装置
JPH1034688A (ja) 積層成形品の成形装置及び成形方法
CN209937599U (zh) 一种注塑模具滑块延迟合模控制机构
JP2000094478A (ja) 射出成形用金型
JPH1177768A (ja) 薄板射出成形用金型
JP2675503B2 (ja) 射出成形用樹脂型及び型装置
JP3003735B2 (ja) 電子部品の樹脂封止部成形用金型装置
JP3348472B2 (ja) 意匠内蔵樹脂成形品の成形方法
JPH0885139A (ja) 樹脂成形品の製造方法及びその成形金型
JP2932463B2 (ja) 二色成形用金型装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021031

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071129

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081129

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees