JP3374505B2 - レーザ干渉測長装置およびその測長誤差補正方法 - Google Patents

レーザ干渉測長装置およびその測長誤差補正方法

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JP3374505B2 JP03477994A JP3477994A JP3374505B2 JP 3374505 B2 JP3374505 B2 JP 3374505B2 JP 03477994 A JP03477994 A JP 03477994A JP 3477994 A JP3477994 A JP 3477994A JP 3374505 B2 JP3374505 B2 JP 3374505B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光の干渉を利用
した高精度な測長装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、精密加工あるいは精密計測に用い
られるステージなどの高精度位置測定あるいは高精度位
置決めに、レーザ干渉式の測長装置が広く用いられてい
る。図3は、従来広く用いられているマイケルソン型干
渉計によるレーザ測長装置の概略図である。以下、図を
参照しながらその動作を説明する。
【0003】光源1から出射されたレーザ光束は、ビー
ムスプリッタ2により、2つの光束A、Bに分離され、
それそれ移動ステージ3上に設けられた移動鏡4および
前記ビームスプリッタに対して固定された固定鏡5に向
かう。以後、光束Aを測長光、光束Bを参照光と称す。
それぞれ移動鏡4および固定鏡5で折り返された測長光
および参照光は、再びビームスプリッタ2上で重なり、
干渉を起こす。光源1、ビームスプリッタ2、固定鏡
5、検出器6は、相互に固定した位置関係にある。検出
器6にはケーブルを介して電気処理および表示を行なう
処理表示装置13が接続される。処理表示装置13によ
り、検出器6の検出結果に基づき測長結果が算出され、
ユーザに対して可視表示される。なお、この例では、移
動鏡4および固定鏡5にコーナーキューブプリズムを使
用している。
【0004】干渉したレーザ光は、移動鏡4の移動に応
じて明暗を繰り返すため、この干渉光を検出器6で受
け、明暗を計数することにより、移動鏡4すなわちステ
ージ3の移動距離を測定することができる。図3の例で
は移動鏡がレーザ波長の1/2の距離だけ移動すると干
渉光は一回明暗を生じる。
【0005】また、周波数をわずかにずらした2周波の
レーザ光を光源から出射させ、一方を移動鏡で、他方を
固定鏡で折り返させ干渉させる方式(ヘテロダイン干渉
方式)も広く用いられている。さらに、干渉によって得
られた信号を電気的に分割することで測定の分解能をn
mオーダまで向上させる手法も広く用いられている。
【0006】このような従来のレーザ干渉測長装置で
は、ビームスプリッタや移動鏡、あるいは固定鏡などの
光を透過させる光学素子の材料として硼珪酸ガラスや石
英ガラスなどの光学ガラスが用いられていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの光
学ガラスを光学素子の材料に用いているレーザ測長装置
では、光学素子に温度変化が生じると素子を通過してい
る部分のレーザの光路長が変化してしまい、測長誤差が
生じてしまうという問題点があった。この測長誤差は光
学素子の材料を硼珪酸ガラスとした場合、光路長10m
mにつき1°Cの温度変化で数十nmにもおよぶ。
【0008】その結果、固定側と移動側の光学素子の間
に温度差が存在したり、あるいは測定を行なう時々に温
度が異なる場合に、測長するステージ3の位置に変化な
くても、測定結果に誤差が生じる場合あった。この誤差
の影響は、特に、超精密加工あるいは超精密計測等に利
用される高精度のレーザ干渉測長装置を実現する上で支
障となった。
【0009】本発明は、このような問題点に鑑み、測長
結果に対する温度の影響を低減することにより高精度の
レーザ干渉測長装置および測長誤差補正方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【問題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに本発明は、レーザ光を参照光および測長光に分離
し、該参照光および測長光の干渉を利用して被測定対象
の測長を行なうレーザ干渉測長装置において、前記参照
光および測長光が透過する光透過性光学素子として、正
の熱膨張係数と負の屈折率温度係数とを有する光学材
料、または、負の熱膨張係数と正の屈折率温度係数とを
有する光学材料により形成された光学素子を使用した。
【0011】このレーザ干渉測長装置は、例えば、記光
透過性光学素子として前記参照光を反射する固定鏡およ
び前記測長光を反射する移動鏡を有し、該固定鏡および
移動鏡が、前記光学材料で形成されたコーナーキューブ
プリズムで構成される。
【0012】あるいは、このレーザ測長装置は、前記光
透過性光学素子として前記参照光および測長光を分離す
るビームスプリッタを有し、該ビームスプリッタが前記
光学材料で形成される。
【0013】前記測長光の光路を覆うチューブと、該チ
ューブの両端開口を密封するとともに前記測長光を透過
させる光学ウィンドウとを有する場合、該光学ウィンド
ウを前記光学材料で形成することが好ましい。
【0014】前記熱膨張係数が正で前記屈折率温度係数
が負となる光学材料は、例えば、フッ素クラウン系ある
いはリン酸クラウン系のガラスである。
【0015】前記熱膨張係数が負で前記屈折率温度係数
が正となる光学材料は、例えば、特定の組成を有する部
分結晶化ガラスである。
【0016】また、本発明による測長誤差補正方法は、
レーザ光を参照光および測長光に分離し、該参照光およ
び測長光の干渉を利用して被測定対象の測長を行なうレ
ーザ干渉測長装置における測長誤差補正方法であって、
前記参照光および測長光が透過する光透過性光学素子と
して、正の熱膨張係数と負の屈折率温度係数とを有する
光学材料、または、負の熱膨張係数と正の屈折率温度係
数とを有する光学材料により形成された光学素子を使用
することにより、前記参照光および測長項が透過する光
透過性光学素子について、前記熱膨張係数に基づく光路
長変化と前記屈折率温度係数に基づく光路長変化とを相
殺するようにしたものである。
【0017】
【作用】一般に、光学素子の温度が変化した時に光学素
子を通過している部分のレーザ光の光路長の変化ΔL
は、式1で計算される。
【0018】
【数1】
【0019】ここで、Lは光学素子を通過している部分
のレーザ光の光路長、αは光学素子の線膨張係数(熱膨
張係数)、βは光学素子の屈折率の温度係数、nは光学
素子の屈折率、ΔTは光学素子の温度変化である。ま
た、式1右辺のうち第一項 L・α・(n−1)・ΔT
は光学素子の寸法変化による光路長変化を、第二項 L・
β・ΔT は光学素子の屈折率変化による光路長変化を意
味する。従来のレーザ測長装置の光学系に用いられてい
る硼珪酸ガラス、石英ガラス等の光学ガラスを含め多く
の光学材料でαは正の値を有する。同時に、硼珪酸ガラ
ス、石英ガラス等の光学ガラスは、βも正の値を有す
る。
【0020】これに対し、本発明によるレーザ干渉測長
装置では、光学系を構成する光学素子に、αが正でβが
負となるか、あるいはαが負でβが正となる光学材料を
使用しているため、寸法変化による光路長変化と屈折率
変化による光路長変化が、互いに打ち消し合い、結果的
に生じる光路長の変化を小さく押さえることが可能とな
る。さらに、α,βが式2を満たすような材料を使用す
ることによって光路長変化をほとんど0にすることが可
能となる。
【0021】
【数2】
【0022】なお、本発明におけるレーザ干渉による測
長方式としては、単一波長によるDC干渉方式(フリン
ジカウント干渉方式)、2周波によるヘテロダイン干渉
方式のいずれも使用可能である。
【0023】
【実施例】本発明の実施例を、さらに他の図面を参照し
て詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明の一実施例の構成を示す概
略図である。本実施例(以下、第1実施例とする)の光
学系の構成は、図3と同様、移動鏡および固定鏡として
コーナキューブプリズムを使用しているが、図3に示し
た従来の固定鏡5に代えて固定鏡50を使用すると共
に、従来の移動鏡4に代えて移動鏡40を使用してい
る。他の構成は、図3の装置と同じである。
【0025】図3の装置と同様、光源1から出射された
レーザ光は、ビームスプリッタ2で分離された後、それ
ぞれ移動鏡40および固定鏡50で折り返され、再びビ
ームスプリッタ2上で重なり、干渉を起こす。
【0026】今、移動鏡40および固定鏡50内を通過
する部分のレーザの光路長を初期状態でそれぞれLm、
Lfとする。初期状態からの、移動鏡40および固定鏡
50の温度変化を、それぞれΔTm、ΔTfとすると、
式1より移動鏡40および固定鏡50におけるレーザ光
の光路長変化ΔLm、ΔLfは、それぞれ式3、式4で
計算される。
【0027】
【数3】
【0028】
【数4】
【0029】ここでαmおよびαfは、それぞれ移動鏡4
0および固定鏡50の線膨張係数、nmおよびnfは、そ
れぞれ移動鏡40および固定鏡50の屈折率、βmおよ
びβfは、それぞれ移動鏡40および固定鏡50の屈折
率の温度係数である。
【0030】上記光路長変化ΔLm、ΔLfによって、
本実施例で示したレーザ測長装置に生じる測長値の変化
ΔXは、式5で得られる。
【0031】
【数5】
【0032】また、移動鏡40および固定鏡50が同一
材料で製作されているとすると、ΔXは、式6で表され
る。
【0033】
【数6】
【0034】ここで、L=Lm=Lf、α=αm=αf、n
=nm=nf、β=βm=βfである。
【0035】式6の測長値の変化は、移動鏡40、すな
わちステージの移動によるものと区別がつかないため、
そのまま測長誤差となる。
【0036】式6から、移動鏡40および固定鏡50の
各々に温度変化が生じても、その温度変化が全く同一で
あれば測長値に変化が生じないことが分かる。移動鏡4
0と固定鏡50とは同一環境内にあるので、通常、両者
にさほどの温度変化の差が生じることはないと考えられ
る。しかし、装置のサイズ、接地場所、使用環境等によ
って温度変化の差が生じうる。特に、超高精度の測長に
おいては、微小な温度変化差も、無視できない誤差の発
生原因となる。
【0037】第1実施例では、Lm=Lf≒12mmであ
る。仮に、移動鏡40および固定鏡50が従来通り硼珪
酸ガラスで製作されていたとすると、{α・(n-1)+β}の
絶対値は、およそ5×10-6(1/°C)となるため、
ΔTm−ΔTf=+1°C(または−1°C)の時、測
長誤差ΔXは30nmにもなる。
【0038】これに対し、第1実施例では、移動鏡40
および固定鏡50を式2を、フッ素クラウン系のガラス
の一種で、線膨張係数αが16.5×10-6(1/°
C)、屈折率温度係数βが−7.4×10-6(1/°
C)、屈折率nが1.446を有するガラスで製作して
いる。この場合には、{α・(n-1)+β}の絶対値はおよそ
0.04×10-6(1/°C)となるため、ΔTm−Δ
Tf=+1°C(または−1°C)の時でも、測長誤差
ΔXは、僅か0.25nm程度であり、従来の1/10
0以下に抑えることが可能となる。
【0039】なお、第1実施例においては、ビームスプ
リッタ2内を通過する測長光と参照光の光路長は同一で
あるので、ビームスプリッタ2の温度変化は測長誤差を
生じさせない。したがって、ビームスプリッタ2には従
来の光学素子を用いている。
【0040】図2は、本発明の別の実施例の構成を示す
概略図である。本実施例(以下、第2実施例とする)で
は、測長方式に直交2周波によるヘテロダイン方式を採
用している。以下、図を参照して本発明の効果を説明す
る。
【0041】光源1から同時に出射された互いに直交し
た2つの直線偏光は、1/4波長板12を有する偏向ビ
ームスプリッタ20で分離され、一方の偏光(参照光)
は、偏光ビームスプリッタ20をそのまま通り抜け、検
出器6へと向かう。他方の偏光(測長光)は、偏光ビー
ムスプリッタ20の反射面で反射してミラー7へと向か
う。ミラー7で反射した測長光は、ビームスプリッタ2
0を通り抜け、移動ステージ(図示せず)に固定された
ミラー8で反射した後、再びビームスプリッタ20で反
射して、参照光と重なる。
【0042】さらに、第2実施例では、空気揺らぎの影
響を低減するため、偏光ビームスプリッタ20とミラー
8の間のレーザ光路を、チューブ9で覆っている。この
チューブ9は、レーザ光を透過する光学ウィンドウ1
0、11により両端が密封されている。本実施例では、
ミラー7とミラー8の間隔の変化が測長値として得られ
る。
【0043】第2実施例で示した構成のレーザ干渉測長
装置では、光学ウィンドウ10および11に温度変化が
生じると、両光学ウィンドウ10,11を通過する部分
のレーザ光(測長光)の光路長が変化するため。測長誤
差が生じる。また、第2実施例では偏光ビームスプリッ
タ20を通過する部分の測長光と参照光の光路長が異な
るため、偏光ビームスプリッタ20の温度変化も測長誤
差を生じさせる。この構成により、第2実施例では、第
1実施例の場合と異なり、各光学素子の温度変化が同一
であっても、その温度変化が測長値の誤差につながる。
【0044】今、初期状態で光学ウィンドウ10および
11を通過する部分のレーザ光の光路長を合わせてLw
とし、初期状態からの光学ウィンドウ10、11の温度
変化をΔTwとすると、式1より、光学ウィンドウ部で
のレーザの光路長の変化ΔLwは、式7で表される。
【0045】
【数7】
【0046】ここで、αw、nwおよびβwはそれぞれ光
学ウィンドウの線膨張系数、屈折率および屈折率の温度
係数である。また、光学ウィンドウ10および11は同
じ材質で、温度変化も同一であるとしている。
【0047】同様に、初期状態での偏光ビームスプリッ
タ部を通過する測長光と参照光の光路の差をLbsと
し、初期状態からの偏光ビームスプリッタの温度変化を
ΔTbsとすると、式1より偏光ビームスプリッタ部で
のレーザの光路長の変化ΔLbsは、式8で表される。
【0048】
【数8】
【0049】ここで、αbs、nbsおよびβbsはそれぞれ
偏光ビームスプリッタの線膨張系数、屈折率および屈折
率の温度係数である。
【0050】これらの光路長変化ΔLw、ΔLbsによ
って、本実施例で示したレーザ測長装置に生じる測長値
の変化ΔXは、式9で得られる。
【0051】
【数9】
【0052】この測長値の変化ΔXは、ミラー7および
8の間隔の変化と区別がつかないため、そのまま測長誤
差となる。 本実施例では、Lw=20mm、Lbs=
10mmである。仮に、偏光ビームスプリッタおよび光
学ウィンドウが従来通り硼珪酸ガラスで製作されていた
場合、ΔTw=ΔTbs=+1°C(または−1°C)
の時、測長誤差ΔXは75nmにもなる。
【0053】これに対し、第2実施例では第1実施例同
様に、偏光ビームスプリッタ20および光学ウィンドウ
10,11を、フッ素クラウン系のガラスの一種で、線
膨張係数αが16.5×10-6(1/°C)、屈折率温
度係数βが−7.4×10-6(1/°C)、屈折率nが
1.446を有するガラスで製作している。そのため、
ΔTw=ΔTbs=+1°C(または−1°C)の時で
も、測長誤差ΔXを従来の1/100以下の0.6nm程
度に抑えることが可能となる。
【0054】
【効果】本発明によれば、レーザ干渉測長装置におい
て、光学素子の温度変化によって生じる測長誤差を大幅
に低減することができるため、測長精度を飛躍的に向上
させることが可能となる。これにより、超精密加工ある
いは超精密計測で必要となるnmオーダの精密測長を高
い精度で行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す概念図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す概念図である。
【図3】従来技術を示す概念図である。
【符号の説明】
1・・・・レーザ光源 2、20・・・・ビームスプリッタ 3・・・・移動ステージ 4、40・・・・移動鏡 5、50・・・・固定鏡 6・・・・検出器 7、8・・・ミラー 9・・・・チューブ 10、11・・・光学ウィンドウ 12・・・1/4波長板 13・・・処理表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 9/02 G01B 11/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光を参照光および測長光に分離し、
    該参照光および測長光の干渉を利用して被測定対象の測
    長を行なうレーザ干渉測長装置において、 前記参照光および測長光が透過する光透過性光学素子と
    して、正の熱膨張係数と負の屈折率温度係数とを有する
    光学材料、または、負の熱膨張係数と正の屈折率温度係
    数とを有する光学材料により形成された光学素子を使用
    したことを特徴とするレーザ干渉測長装置。
  2. 【請求項2】前記光透過性光学素子として前記参照光を
    反射する固定鏡および前記測長光を反射する移動鏡を有
    し、該固定鏡および移動鏡が、前記光学材料で形成され
    たコーナーキューブプリズムで構成されたことを特徴と
    する請求項1記載のレーザ干渉測長装置。
  3. 【請求項3】前記光透過性光学素子として前記参照光お
    よび測長光を分離するビームスプリッタを有し、該ビー
    ムスプリッタが前記光学材料で形成されたことを特徴と
    する請求項1または2記載のレーザ干渉測長装置。
  4. 【請求項4】前記測長光の光路を覆うチューブと、該チ
    ューブの両端開口を密封するとともに前記測長光を透過
    させる光学ウィンドウとを有し、該光学ウィンドウが前
    記光学材料で形成されたことを特徴とする請求項1、2
    または3記載のレーザ干渉測長装置。
  5. 【請求項5】前記熱膨張係数が正で前記屈折率温度係数
    が負となる光学材料は、フッ素クラウン系あるいはリン
    酸クラウン系のガラスであることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載のレーザ干渉測長装置。
  6. 【請求項6】前記熱膨張係数が負で前記屈折率温度係数
    が正となる光学材料は、特定の組成を有する部分結晶化
    ガラスであることを特徴とする請求項1〜4記載のレー
    ザ干渉測長装置。
  7. 【請求項7】レーザ光を参照光および測長光に分離し、
    該参照光および測長光の干渉を利用して被測定対象の測
    長を行なうレーザ干渉測長装置における測長誤差補正方
    法であって、 前記参照光および測長光が透過する光透過性光学素子と
    して、正の熱膨張係数と負の屈折率温度係数とを有する
    光学材料、または、負の熱膨張係数と正の屈折率温度係
    数とを有する光学材料により形成された光学素子を使用
    することにより、前記参照光および測長項が透過する光
    透過性光学素子について、前記熱膨張係数に基づく光路
    長変化と前記屈折率温度係数に基づく光路長変化とを相
    殺することを特徴とするレーザ干渉測長装置における測
    長誤差補正方法。
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