JP3373648B2 - インパクト回転工具 - Google Patents

インパクト回転工具

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JP3373648B2
JP3373648B2 JP11314994A JP11314994A JP3373648B2 JP 3373648 B2 JP3373648 B2 JP 3373648B2 JP 11314994 A JP11314994 A JP 11314994A JP 11314994 A JP11314994 A JP 11314994A JP 3373648 B2 JP3373648 B2 JP 3373648B2
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output shaft
hammer
motor
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hits
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尚武 田中
敏治 大橋
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボルトやナット等のねじ
類の締め付け作業及び緩め作業に使用するインパクトレ
ンチやインパクトドライバーのようなインパクト回転工
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インパクト回転工具では、回転駆動され
るハンマーによる打撃衝撃を出力軸に加えることで出力
軸を回転させて締緩作業を行うものであり、モータの減
速出力で出力軸を直接回転させるものに比して、高い締
付力を得られるのであるが、反面、小径のボルトやナッ
トを締め付ける時、締め過ぎて破損させてしまうことが
多々あり、これを恐れた場合、絞め不足が発生すること
になる。
【0003】このために、特公平3−25304号公報
や特開昭56−157967号公報に示されているよう
に、ハンマーによる出力軸の打撃回数を機械的にカウン
トして、この打撃回数が設定値に達すれば、所定のトル
クでの締め付けがなされたとしてモータを停止させるも
のが提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者では出力
軸を打撃した時のハンマーの反転動作を利用して打撃回
数を機械的にカウントしていることから、打撃回数の検
出手段として多くの部品が必要である上に、これらを納
めるスペースの確保のために、どうしても本体の大型化
を招くとともに構造が複雑で重いものとなってしまう。
後者においては打撃時におけるハンマーの後退動作をフ
ォトインタラプタを用いて検出して打撃回数のカウント
を行っているのであるが、このものにおいては、フォト
インタラプタの配置位置が制約されているためにその配
置が困難であるほか、フォトインタラプタの配置のため
に大型化してしまうものであり、また配置位置が異なる
フォトインタラプタとカウンターと制御手段の電気的な
相互接続も図らなくてはならないこともあって構造が複
雑なものとなる。
【0005】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは打撃回数に基づくトル
ク管理を行うことができる上に小型軽量とすることがで
きるインパクト回転工具を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、モー
タで回転駆動されるハンマーによる出力軸の打撃によっ
て出力軸に回転力を加えるインパクト回転工具におい
て、ハンマーによる出力軸の打撃回数の検出手段と、検
出した打撃回数に基づいてねじ類を締緩する際のトルク
を制御する制御手段とを備えるとともに、上記検出手段
がモータに流れる電流値の変化に基づいて打撃を検出す
ものであること、もしくはモータに設けた周波数ジェ
ネレーターの出力変化に基づいて打撃を検出するもので
あることに特徴を有している。
【0007】
【作用】本発明によれば、電気的な回路の付加のみで打
の検出を行うために、打撃回数の検出手段が本体の大
型化や重量増を招くことがない。
【0008】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、ハンマー2による出力軸4の打撃構造として、こ
こでは次のものを用いている。すなわち、図2に示すよ
うに、モータ1の回転が遊星減速機構からなる減速部1
0で減速されて伝達される駆動軸11の外周に、円筒状
のハンマー2を遊転自在に配設しており、駆動軸11の
外周に形成されたV字形のカム溝31と、ハンマー2の
内周面に形成されたカム溝32と、両カム溝31,32
に係合するボール33とからなるカム3によって、駆動
軸11とハンマー2とが相互の軸方向の動き及び軸回り
方向の動きが規制されている。そしてばね5によって出
力軸4側に向けて付勢されているハンマー2の先端面に
は、出力軸4の後端部から側方に向けて突設されている
アンビル部40と係合する打撃部24が設けられてい
る。
【0009】ドライバービットやソケットが先端に装着
される出力軸4に負荷が殆どかかっていない状態では、
駆動軸11の回転がカム3を介してハンマー2に伝達さ
れるとともに、ハンマー2の打撃部24とアンビル部4
0との係合で出力軸4に伝達される。そして出力軸4に
かかる負荷が大きくなれば、ハンマー2と駆動軸11と
の間でカム3で許されている範囲内の相対回転が生じる
とともに、この時、カム3に誘導されてハンマー2がば
ね5に抗して後退し、打撃部24とアンビル部40との
係合が外れて打撃部24がアンビル部40を乗り越える
と、ばね5の復元力によってハンマー2がカム3に誘導
されて前進してアンビル部40に打撃部24を衝撃的に
係合させ、出力軸4に回転力を打撃衝撃によって与え
る。
【0010】上記モータ1は、図1に示すように、FE
Tからなるスイッチング素子6に直列に接続されてお
り、マイクロコンピュータからなる制御回路7によるス
イッチング素子6のオンによって回転を行うものである
が、このモータ1には電流検出抵抗Rが接続されてお
り、ここで検出された電流値は、増幅器70において増
幅された後、コンパレータ71において基準電圧と比較
される。そしてコンパレータ71の出力パルスは、上記
制御回路7においてカウントされ、図4に示すように、
このパルス数Nが所定数Noに達すれば、スイッチング
素子6をオフとすることでモータ1を停止させる。スイ
ッチSW2は打撃回数に基づく締付トルク制御のオンオ
フ用のものである。
【0011】すなわち、ハンマー2が出力軸4を打撃す
る際には、モータ1にかかる負荷が大きくなるために、
図3の上段に示すように、電流値が増大することから、
この電流値の変化をコンパレータ71において図3の下
に示すようにパルス化した後、パルス数をカウントす
れば、打撃回数を検出することができる。なお、モータ
1の起動時にも大きな電流が流れるが、この起動電流に
よる影響は制御回路7に設けたタイマに設定した時間だ
けパルスをキャンセルすることで排除することができ
る。
【0012】図5及び図6に他の実施例を示す。ここで
はモータ1に設けた周波数ジェネレーター(FG)8を
増幅器81とサンプルホールド(S/H)回路82とコ
ンパレータ83とを介して制御回路7に接続している。
ハンマー2が出力軸4を打撃した瞬間にモータ1はその
回転数が低下するために、周波数ジェネレーター8の出
力信号は図6に示すものとなるが、これをサンプルホー
ルド回路82において電圧変化に変換し、コンパレータ
83において基準電圧と比較することでパルス信号とす
る。このパルス数を制御回路7でカウントすることによ
って打撃回数を検出することができる。
【0013】なお、本発明においては、打撃回数のカウ
ントやモータ1の制御のための回路部品は、モータ1の
後方に位置するハウジングの後端部に納めている。ハン
マー2よる出力軸4の打撃構造は各種存在しているが、
これらのいずれであってもよいのはもちろんである。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明においては、ハンマ
ーによる出力軸の打撃回数に基づいてねじ類を締緩する
際のトルクを制御するにあたり、上記検出手段として、
モータに流れる電流値の変化に基づいて打撃を検出する
もの、もしくはモータに設けた周波数ジェネレーターの
出力変化に基づいて打撃を検出するものを用いているこ
とから、つまりは電気的な回路の付加のみで打撃回数の
カウントを行えるようになっていることから、その配置
スペースの確保が困難となるようなことがないのはもち
ろん、打撃回数の検出手段が本体の大型化や重量増を招
くことがなく、締付トルクの制御を行えるとはいえ、小
型軽量とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の回路図である。
【図2】同上の破断側面図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】同上の動作を示すフローチャートである。
【図5】他の実施例の回路図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 ハンマー 4 出力軸 R 電流検出抵抗

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータで回転駆動されるハンマーによる
    出力軸の打撃によって出力軸に回転力を加えるインパク
    ト回転工具において、ハンマーによる出力軸の打撃回数
    の検出手段と、検出した打撃回数に基づいてねじ類を締
    緩する際のトルクを制御する制御手段とを備えるととも
    に、上記検出手段がモータに流れる電流値の変化に基づ
    いて打撃を検出するものであることを特徴とするインパ
    クト回転工具。
  2. 【請求項2】 モータで回転駆動されるハンマーによる
    出力軸の打撃によって出力軸に回転力を加えるインパク
    ト回転工具において、ハンマーによる出力軸の打撃回数
    の検出手段と、検出した打撃回数に基づいてねじ類を締
    緩する際のトルクを制御する制御手段とを備えるととも
    に、上記検出手段がモータに設けた周波数ジェネレータ
    ーの出力変化に基づいて打撃を検出するものであること
    を特徴とするインパクト回転工具。
JP11314994A 1994-05-26 1994-05-26 インパクト回転工具 Expired - Lifetime JP3373648B2 (ja)

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JPH07314342A JPH07314342A (ja) 1995-12-05
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JP5447025B2 (ja) * 2010-03-11 2014-03-19 日立工機株式会社 インパクト工具
JP6107385B2 (ja) * 2013-04-26 2017-04-05 日立工機株式会社 電動工具

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