JP3372840B2 - ドライエッチング装置およびガス流量制御の検査方法 - Google Patents

ドライエッチング装置およびガス流量制御の検査方法

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JP3372840B2
JP3372840B2 JP24258597A JP24258597A JP3372840B2 JP 3372840 B2 JP3372840 B2 JP 3372840B2 JP 24258597 A JP24258597 A JP 24258597A JP 24258597 A JP24258597 A JP 24258597A JP 3372840 B2 JP3372840 B2 JP 3372840B2
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浩一 芹川
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九州日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドライエッチング装
置およびガス流量制御の検査方法に係わり、特にガス流
量測定機能を有するドライエッチング装置およびそのガ
ス流量制御の検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より半導体装置等の製造工程に用い
るドライエッチング装置において、反応室へガスを供給
を行う際には、ガス流量を正確に制御する為にマスフロ
ーコントローラ(以下、MFC、と称す)が用いられて
いる。
【0003】そしてドライエッチング装置は、そのMF
Cがガス流量を正確に制御できているかのチェックする
機能(以下、MFC検定、と称す)を有することが必要
であり、MFC検定の精度を向上させることはドライエ
ッチングの再現性等に重要な役割を果たしている。
【0004】以下図面を参照しながら先に述べたMFC
検定の一例について説明する。
【0005】図3は従来技術のドライエッチング装置,
反応室および周辺機器を示すものである。半導体ウエハ
等の被処理物にドライエッチング処理を行う反応室1に
圧力計2が設けられており、処理に必要なガス13(矢
印で示す)のガス流量を制御するMFC7を有するガス
供給系20の配管はバルブ6,5を通して反応室1に接
続され、ポンプ4を有する真空排気系30の配管はバル
ブ3を通して反応室1に接続されている。
【0006】MFC検定を行う際には、バルブ3を開状
態にし、バルブ5を閉状態にしてポンプ4によって真空
引きされた反応室1が圧力計2により高真空状態である
ことが確認されると、バルブ3を閉じて反応室1が真空
保管される。
【0007】次にバルブ5を開き、付属するバルブ6が
開状態のMFC7から一定流量のガスが反応室1内に導
入され、その時の反応室1内の圧力の上昇を圧力計2で
モニターし、圧力上昇速度を測定し流量換算を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
の技術において、MFC検定に反応室を用いているから
MFCの性能チェックが正確に行われないことである。
【0009】その理由は、反応室にはエッチングによっ
て生じる生成物が堆積しており、その生成物から発せら
れるアウトガスによりMFC検定時の圧力上昇に誤差が
生じてしまうからである。
【0010】第2の問題点は、従来技術において、MF
C検定に温度制御をしようとすることが考慮されていな
いから、実際のエッチング処理においてその結果が正確
に反映されないことである。
【0011】その理由は、反応室は一定に温度が制御さ
れていない為、ボイル・シャルルの法則の性質を利用し
て行うMFC検定結果は、エッチング装置の置かれてい
る環境の温度変化により変わってしまうからである。
【0012】したがって本発明の目的は、MFC検定の
精度を向上させることにより、ドライエッチングの再現
性を向上させることが可能なドライエッチング装置およ
びガス流量制御の検査方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、被処理
物にドライエッチングを行う反応室と、MFCを設けた
ガス供給系と、真空排気系とを有するドライエッチング
装置において、前記MFC前記真空排気系との間にガス
流量測定専用の真空チャンバーを前記反応室と並列に
け、前記真空チャンバーにはその温度を一定にするよう
にヒーターが設けられているドライエッチング装置にあ
る。あるいは本発明の特徴は、被処理物にドライエッチ
ングを行う反応室と、MFCを設けたガス供給系と、真
空排気系とを有するドライエッチング装置において、前
記MFCと前記反応室との間にガス流量測定専用の真空
チャンバーを設け、前記真空チャンバーはヒーター
して外気よりも高い所定の温度中においてガス流量測定
を可能にしたドライエッチング装置にある。
【0014】本発明の他の特徴は、前記真空チャンバー
にMFCを通してガスを供給し、前記真空チャンバーに
設けられている圧力計により圧力を測定することにより
前記MFCの特性をチェックし、かつ、前記真空チャン
バーに設けられているヒーターにより検査中の前記真空
チャンバーの温度を制御する前記ドライエッチング装置
におけるガス流量制御の検査方法にある。
【0015】このような本発明によれば、一定温度に制
御された真空チャンバーでMFC検定を行うことができ
る為、チャンバー外気の変化(エッチング装置の置かれ
ている環境の温度変化)の影響を受けずMFC検定が行
える。また、真空チャンバー内にはエッチング時に発生
する生成物等異物が存在しない為、チャンバー内のアウ
トガスの影響を受けずMFC検定が行える。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明について図面を参照して説
明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施の形態のドライ
エッチング装置を示す概略図である。半導体ウエハ等の
被処理物をドライエッチング処理するための処理室1に
圧力計2が設けられており、エッチング処理するために
必要なエッチングガス13のガス流量を正確に制御する
為のMFC7をそのバルブ6とともに有するガス供給系
20の配管はバルブ5を通して反応室1に接続され、ポ
ンプ4を有する真空排気系30の配管はバルブ3を通し
て反応室1に接続されている。
【0018】本実施の形態ではさらに、任意の温度に設
定可能なヒーター12および圧力計10を具備したガス
流量測定専用の真空チャンバー9がガス供給系20と真
空排気系30の間に反応室1と並列に接続されている。
【0019】すなわち、真空チャンバー9の一方の側か
らの配管がバルブ11を通してバルブ5とバルブ6との
間の配管に接続し、他方の側からの配管がバルブ8を通
してバルブ3とポンプ4との間の配管に接続している。
【0020】次に図1を参照して、本発明の実施の形態
の動作について説明する。
【0021】ドライエッチング装置が待機状態にある時
には、バルブ5,6,11,8を閉じ、バルブ3を開
き、反応室1はポンプ4により真空引きされている。
【0022】MFC検定が開始される際には、バルブ3
を閉じ、反応室1へのガスの流れ込みは遮断される。次
にバルブ8を開き、ヒーター12および温度制御系(図
示省略)により一定温度に制御された真空チャンバー9
を高真空状態になるまでポンプ4で真空引きを行う。
【0023】制御された設定温度は例えば30度であ
る。この設定温度はドライエッチング装置が置かれてい
る環境により異なり、装置外気の温度より高めに設定す
る。
【0024】真空チャンバー9が例えば1.0×10-5
Torr以下の高真空状態になるとバルブ8を閉じ、真
空保管される。
【0025】この時、高真空の確認は圧力計10で行
う。真空チャンバー9が真空保管状態になるとバルブ
6,11が開き、MFC7により一定流量のエッチング
ガス13(矢印で示す)が真空チャンバー9内に導入さ
れる。その時のチャンバー9内の圧力の上昇を圧力計1
0でモニターし、圧力上昇速度を測定し、流量換算を行
う。
【0026】次に図2を参照して本発明の第2の実施の
形態のドライエッチング装置を説明する。尚、図2にお
いて図1と同一もしくは類似の箇所は同じ符号を付して
ある。
【0027】この第2の実施の形態では、真空チャンバ
ー9を反応室1に対し直列に備えている。すなわち、反
応室1とガス供給系20との間に真空チャンバー9を設
けている。
【0028】ドライエッチング装置が待機状態にあると
きにはバルブ3,5は開き、バルブ6は閉じ、反応室1
および真空チャンバー9は真空引きされている。
【0029】そしてMFC検定が開始される際には、圧
力計10により真空チャンバー9が高真空状態にある事
が確認されてからバルブ5が閉じ、真空チャンバー9は
真空保管される。
【0030】以後の動作は、第1の実施形態と同一であ
るため、説明を省略する。
【0031】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、MFC検定にお
いて反応室を使用しないから、MFC検定の精度が向上
することである。
【0032】その理由は、反応室内に堆積した生成物か
らのアウトガスの影響を受けないからである。
【0033】第2の効果は、MFC検定用チャンバーを
温度制御することができるから、この場合にMFC検定
の精度がさらに向上することである。
【0034】その理由は、チャンバー外気の温度変化の
影響を受けないからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のドライエッチング
装置を示す概略図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態のドライエッチング
装置を示す概略図である。
【図3】従来技術のドライエッチング装置を示す概略図
である。
【符号の説明】
1 反応室 2 圧力計 3 バルブ 4 ポンプ 5 バルブ 6 バルブ 7 MFC 8 バルブ 9 真空チャンバー 10 圧力計 11 バルブ 12 ヒーター 13 エッチングガス 20 ガス供給系 30 真空排気系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3065 C23F 4/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物にドライエッチングを行う反応
    室と、マスフローコントローラを設けたガス供給系と、
    真空排気系とを有するドライエッチング装置において、
    前記マスフローコントローラと前記真空排気系との間に
    ガス流量測定専用の真空チャンバーを前記反応室と並列
    に設け、かつ、前記真空チャンバーにはヒーターが設け
    られていることを特徴とするドライエッチング装置。
  2. 【請求項2】 被処理物にドライエッチングを行う反応
    室と、マスフローコントローラを設けたガス供給系と、
    真空排気系とを有するドライエッチング装置において、
    前記マスフローコントローラと前記反応室との間にガス
    流量測定専用の真空チャンバーを設け、前記真空チャン
    バーはヒーター有して外気よりも高い所定の温度中に
    おいてガス流量測定を可能にしたことを特徴とするドラ
    イエッチング装置。
  3. 【請求項3】 前記真空チャンバーに前記マスフローコ
    ントローラを通してガスを供給し、前記真空チャンバー
    に設けられている圧力計により圧力を測定することによ
    り前記マスフローコントローラの特性をチェックし、か
    つ、前記真空チャンバーに設けられた前記ヒーターによ
    検査中の前記真空チャンバーの温度を制御することを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のドライエッチ
    ング装置におけるガス流量制御の検査方法。
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