JP3372335B2 - 情報ディスクの形状測定方法及び装置 - Google Patents

情報ディスクの形状測定方法及び装置

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JP3372335B2 JP34870893A JP34870893A JP3372335B2 JP 3372335 B2 JP3372335 B2 JP 3372335B2 JP 34870893 A JP34870893 A JP 34870893A JP 34870893 A JP34870893 A JP 34870893A JP 3372335 B2 JP3372335 B2 JP 3372335B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報ディスク、特にガ
ラス基板を使用した磁気ディスク等の形状評価に好適の
形状測定方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスク装置の高密度記録
化が進み、浮上ヘッドのエアギャップも0.1〜0.0
5μmと微小化が要請されている。これに伴い、ハード
ディスク表面の平面度に対する要求は益々厳しくなりつ
つある。この種のディスク材料としては、アルミニウム
合金に金属メッキを施した基板や結晶化ガラス基板等が
開発されているが、ガラス基板については、表面仕上げ
の善し悪しがディスク表面の平滑化に大きな影響を与え
ることが知られている(特開平5−89459号)。即
ち、ガラスの表面仕上げの工程は、大きく分けて粗研
削、精研削、研磨の3工程からなるが、このうち研磨は
ポリシングと呼ばれ、従来、このポリシング工程の特性
として、図8に示すように、ガラス基板の外周部に***
部42が形成され、外周部がだれてしまうことが知られ
ている。この***部の高さhは、大きいもので0.45
μm程度あり、磁気ヘッドのフライングに大きな影響を
与え、記録エリアがその分狭められてしまうという問題
がある。
【0003】そこで、特開平5−89459号では、ポ
リシング時の研磨加工圧力と研磨加工時間とを適当に調
整することにより、ガラス基板の外周縁部の***部の発
生を極力抑えて高い平滑度を得ようとする試みがなされ
ている。この場合の製品の品質を評価するためには、ガ
ラス基板表面の形状を高精度に測定する必要がある。こ
のような測定が可能な形状測定装置としては、従来、触
針式の表面粗さ測定機が試験的に使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
触針式の形状測定装置を使用したディスクの測定方法で
は、触針の変位信号を記録計でプロットし、このプロッ
ト結果から検査員が目視でディスク外周部の***部の形
状を評価しているため、測定結果にばらつきが発生した
り測定に時間がかかるという問題がある。特に、***部
のプロフィルにおける変曲点の位置の情報は、フライン
グの限界点、記録エリアとディスク端部との境界点、デ
ィスクの有効径等を知る上で極めて重要な情報である
が、従来は、***部のプロフィル自体がだれること、及
び変位方向のレンジの決め方に経験を要する等、変曲点
の位置を正しく測定することが困難であるという問題が
ある。従って、従来は、ディスクの任意の半径位置での
形状評価を行って、ディスクの良/不良を判定するにと
どまり、ディスクの有効径等の絶対的な評価を行った
り、ロット全体の傾向を知ることができなかった。さら
に、ディスクの中心点を求め、ディスクのx軸方向にお
ける任意の地点の形状評価を行おうとするとき、ディス
クの中心点が規定できないため、x軸の値を正しく規定
することが困難であるという問題もある。
【0005】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、情報ディスクの研磨工程によって生
じる外周部の***部及びだれ部における変曲点の位置を
高精度に測定することができる情報ディスクの形状測定
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報ディス
クの形状測定方法は、被測定ディスクの測定面に沿って
測定子を移動させ、この測定子から出力される変位信号
をサンプリングして形状情報として記憶するステップ
と、このステップで記憶された被測定ディスクの形状情
報から前記形状情報における外周縁部の各微小範囲の傾
斜角度を求めると共に、これらの傾斜角度に基づいて前
記被測定ディスクの外周縁部の形状情報のなかの変曲点
前記被測定ディスクの半径方向の位置および回転軸方
向の位置のデータとして算出するステップとを具備した
ことを特徴とする。
【0007】また、本発明に係る情報ディスクの形状測
定装置は、被測定ディスクを保持する保持手段と、この
保持手段に保持された被測定ディスクの測定面に沿って
移動可能に配置され前記測定面の変位信号を出力する測
定子と、この測定子を前記被測定ディスクの測定面に摺
接させた状態で前記測定面に沿って移動させる駆動手段
と、前記測定子の前記測定面に沿った移動の過程で前記
測定子から出力される変位信号を所定のタイミングでサ
ンプリングするサンプリング手段と、このサンプリング
手段によってサンプリングされた変位信号を前記被測定
ディスクの形状情報として記憶する記憶手段と、この記
憶手段に記憶された前記被測定ディスクの形状情報から
前記形状情報における外周縁部の各微小範囲の傾斜角度
を求めると共に、これらの傾斜角度に基づいて前記被測
定ディスクの外周縁部の形状情報のなかの変曲点を前記
被測定ディスクの半径方向の位置および回転軸方向の位
置のデータとして算出する変曲点算出手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0008】なお、変曲点算出手段としては、記憶手段
に記憶された被測定ディスクの形状情報から直線部分を
抽出し、この直線部分に対する前記傾斜角度が予め指定
した値以上になった点を変曲点とするものや、傾斜角度
の変化率が予め指定した値以上になった点を変曲点とす
るものなどを用いることができる。傾斜角度やその変化
率は、ディスクの半径方向をx、測定面と直交する方向
をzとすると、Δxに対する変化量Δz及びその変化で
表されるので、Δxが一定であるならば、Δzの値及び
その変化量のみを参照して変曲点を求めればよい。
【0009】また、ディスクの軸心位置に基準球を位置
させ、この基準球のほぼ中心を通るように測定子をx方
向に移動させてその頂点を求め、得られた頂点のx方向
の位置をディスクの中心位置と決定するようにしてもよ
い。
【0010】
【作用】本発明によれば、被測定ディスクの測定面をト
レースすることによって取得され記憶手段に記憶された
被測定ディスクの形状情報から、形状情報における各微
小範囲の傾斜角度を求めると共に、これらの傾斜角度に
基づいて形状情報中の変曲点を求めるようにしているの
で、複雑な曲線あてはめ計算を用いることなく、所望と
する変曲点を正確に算出することができる。このため、
被測定ディスクの有効径等に対する正しい評価結果を得
ることができると共に、検査スピードが要求されるライ
ン内での自動検査等にも応用できる。
【0011】なお、ディスク端部に所定角度の面取りが
施されている場合には、予めその角度の情報を指定して
おくことにより、前記微小範囲の傾斜角度がその指定角
度以上になった点をディスクの記録エリアと端部との境
界点であると容易に認定することができる。
【0012】また、そのような境界点も含め、一般に変
曲点では、プロフィルの接線の角度が急激に変化するこ
とがある。したがって、前記傾斜角度の変化率が指定値
以上又は最大になった点を変曲点と認定することによっ
ても、記録エリアと端部との境界点を正確に検出するこ
とができる。
【0013】傾斜角度がΔxに対する変化量Δzで表さ
れ、Δxが一定である場合、これらの変曲点の算出は、
Δzのみを参照することにより、演算処理が簡単にな
る。
【0014】また、ディスクの軸心上に基準球を配置し
ておき、この基準球のほぼ中心位置をトレースすること
により、ディスクの中心位置を簡単且つ正確に求めるこ
とができ、ディスクの使用可能な有効径を極めて正確に
求めることができる。
【0015】
【実施例】以下、添付の図面を参照してこの発明の実施
例に係るハードディスクの形状測定装置について説明す
る。図1はこの形状測定装置の外観図である。形状測定
装置本体1のテーブル2上には、傾斜補正テーブル3が
載置されている。この傾斜補正テーブル3の上には、保
持台4が固定されており、更に保持台4の上面中央に固
定された保持治具5には、被測定ディスク6が保持され
ている。被測定ディスク6は、その中心孔が保持治具5
の凸部に嵌合した状態で、保持治具5と上部に配置され
た固定治具7とに挟持され固定される。固定治具7の上
端には曲率中心が被測定ディスク6の軸心上に位置した
球状凹部が形成され、この球状凹部に基準球8が嵌め込
まれている。
【0016】一方、テーブル2には、送りネジ11を装
着したコラム12が固定されており、このコラム12に
スライダ13が装着されている。コラム12には、図示
しないモータ等の駆動手段が設けられており、この駆動
手段で送りネジ11を回転させることにより、スライダ
13を図中Z軸方向に駆動する。スライダ13には、ス
タイラスアーム14が装着されている。このスタイラス
アーム14は、図示しない駆動手段によってスライダ1
3に対して図中X軸方向に駆動される。スタイラスアー
ム14の先端にはスタイラス15が装着され、このスタ
イラス15の先端が、被測定ディスク6の上面に接触し
ながらX方向に移動するようになっている。そして、こ
れらがテーブル2を含めて形状測定装置本体1を構成し
ている。
【0017】形状測定装置本体1には、スタイラス15
の先端の変位の信号をサンプリングして形状評価のため
の処理を実行するコンピュータ20が接続されている。
このコンピュータ20は、コンピュータ本体21と、入
力手段としてのキーボード22及びマウス23と、ディ
スプレイ装置24とを備えている。また、コンピュータ
20には、測定結果を出力するプリンタ25が接続され
ている。
【0018】図2は、この測定システムの機能ブロック
図である。スタイラス15の先端の変位は、検出部31
で検出される。検出部31は、例えばスタイラスアーム
14と連動する差動トランスと、この差動トランスの出
力を同期検波する同期検波回路等から構成される。検出
部31からの変位信号は、サンプリング部32で一定時
間間隔でサンプリングされる。サンプリング部32は、
例えば入力される変位信号を一定時間間隔でA/D変換
するA/D変換器と、スタイラスアーム14の円弧運動
による円弧歪を除去する円弧歪除去部とを備えて構成さ
れている。サンプリング部32でサンプリングされた変
位データは、被測定ディスク6の形状情報としてメモリ
33に記憶される。
【0019】演算処理部34は、メモリ33に格納され
た形状情報から被測定ディスク6の傾斜を算出し、制御
部35を介して駆動機構36を作動させることにより、
傾斜補正テーブル3の傾斜角を補正する。また、制御部
35は、駆動機構37を作動させてスタイラス15のX
軸方向位置及びY軸方向位置を制御する。また、演算処
理部34は、メモリ33に格納された形状情報から、直
線部を検出したり、ディスク6の外周縁部の***部の変
曲点の位置等を算出すると共に、測定結果の表示の為の
制御を実行する。なお、被測定ディスク6がハードディ
スク用のガラス基板であると想定すると、この測定装置
としては、Z軸方向の最小分解能が0.0005〜0.05μm、
最大倍率が500,000 倍、X軸方向最大倍率が10,000倍ま
で選択可能なものが好ましい。
【0020】次に、このように構成されたシステムを用
いたハードディスクの形状測定方法について説明する。
まず、被測定ディスク6の上面をスタイラス15で走査
することによってスタイラス15の移動軸線に対する傾
斜角が大まかに検出され、傾斜補正テーブル3が作動し
て被測定ディスク6の測定面がスタイラス15に対して
平行に位置するように設定される。次に、図3に示すよ
うな測定手順で測定処理が実行される。最初にオペレー
タの指示に従ってX軸方向の測定ピッチ(例えば3μ
m)等の測定条件の設定を行う(S1)。続いて、基準
球8の上部のほぼ中心をX軸方向にスタイラス15でト
レースすることにより、Z軸の最大位置を求め、これを
X軸方向の原点位置として登録する(S2)。この原点
は、被測定ディスク6の回転軸のX軸位置に相当する。
【0021】次に、測定開始点のX座標(例えば31m
m)を指定することにより、スタイラス15を駆動機構
37によって測定開始点まで移動させる(S3)。そし
て、測定開始の指令を与えると、スタイラス15は被測
定ディスク6の測定面上に下降し、測定面に接触したの
ち、検出部31の検出電圧が一定レベルになる位置で停
止する。続いてスタイラス15がX軸方向に移動して指
定された測定ピッチでX軸座標値とZ軸座標値とがサン
プリング部32でサンプリングされ、メモリ33に記憶
される(S4)。各測定値は、ディスプレイ装置24に
プロットされディスク6の形状情報として表示される
(S5)。
【0022】図4は、形状情報の表示態様の一例を示す
図である。被測定ディスク6の傾斜は、傾斜補正テーブ
ルによって大まかには補正されているが、この種の測定
では、Z軸測定レンジが数10μmと微小であることか
ら、測定値が同図(a)に示すように全体的に傾くこと
は避けられない。そこで、マウス23のカーソル41に
より対角位置を指定して、直線部分と思われる範囲をA
1を指定する(S6)。これにより、範囲指定された部
分の測定データから最小自乗法により回帰直線が算出さ
れ、この直線が基準線Rとして例えば赤色で強調表示さ
れる(S7)。次に、傾斜補正を指示することにより、
図4(b)に示すように、基準線Rがディスプレイ画面
のほぼ中央に水平に位置するように、画面全体が修正さ
れる(S8)。
【0023】続いて、図4(b)に示すように、形状情
報の***部を取り囲むように、変曲点の算出エリアA2
をマウス23によって指定する(S9)。そして、変曲
点の算出条件を指定したのち(S10)、変曲点算出処
理が以下のように実行される(S11)。
【0024】即ち、ここで求めるべき変曲点としては、
例えば次のような点がある。 (1)図8に示すように、ディスク6の外周縁部の***
部42の高さhが問題となる場合には、***部42の頂
点位置P1。 (2)図8に示すように、ディスク6の外周縁部の***
部42の高さhが許容範囲内であるとして、ディスク6
の有効半径rを知る場合には、***部42と外周縁部と
の境界点P2。
【0025】この実施例では、これらの変曲点を形状情
報の微小範囲の傾斜角に基づいて算出するようにしてい
る。微小範囲の傾斜角は、図5に示すように、一定のサ
ンプル数DXだけ離れた2点を接続する直線L1,L2
の基準線Rに対する傾斜角α1,α2を使用することが
できる。また、傾斜角の変化率Δαは、直線L1,L2
のなす角度である。この場合、X軸方向のサンプルピッ
チΔXは予め指定されているので、傾斜角としては、次
の値を用いることができる。
【0026】
【数1】 (p点前のデータのZ座標)−(今回のデータのZ座
標)
【0027】また、変曲点は、次のように定義されるも
のである。 (1)基準線Rから見た傾斜角αが指定値以上になった
点Pa。 (2)傾斜角の変化率Δαが指定値以上になった点P
b。 (3)傾斜角の変化率Δαが指定値以下になった点P
c。 (4)傾斜角の変化率Δαが最大になった点Pd。 (5)傾斜角の変化率Δαが(+)から(−)になった
点P。 これらの変曲点のうち点Pa,Pbを図6に示す。測定
の目的に応じて、これらのうちのいずれの点を求めるか
を決定すればよい。
【0028】変曲点Pa,Pbを求める場合、図3の算
出条件指定ステップ(S10)で指定すべき条件は、角
度算出のための単位ピッチ数DX、傾斜角α及び変化率
Δαである。これらの条件が与えられると、図7に示す
ような処理が実行される。まず、指定された変曲点算出
エリアA2から測定開始点Psと測定終了点Peが求め
られる(S21)。次に、指定された傾斜角αからこれ
に対応するZ軸方向の距離zを下記のように求める(S
22)。
【0029】
【数2】z=DX・tan α
【0030】次に、i=DX+1を初期値として(S2
3)、第iサンプル目から順次以下の処理を実行する。
まず、Δzi ,Δzi-1 を下記のように求める(S2
4)。
【0031】
【数3】Δzi =zi-DX −zi Δzi-1 =zi-DX-1−zi-1
【0032】次に、Δzi がz以上であるかないかを判
定すると共に(S25)、Δαi を下記のように求め
(S27)、Δαi がΔα以上であるかどうかを判定す
る(S28)。
【0033】
【数4】Δαi = tan-1(Δzi /DX)− tan-1(Δ
zi-1 /DX)
【0034】そして、zi がz以上である場合には、変
曲点Pa=(xi ,zi )とし(S26)、Δαi がΔ
α以上である場合には、変曲点Pb=(xi ,zi )と
する(S29)。以上の処理を指定された範囲内の全て
のサンプル点について実行する(S30,S31)こと
により、ハードディスクの品質及び有効記録半径等を評
価する上で必要なデータを検出することができる。
【0035】なお、以上は、オペレータによる条件設定
を対話式で行うマニュアル測定手順について述べたが、
実際のライン上で測定を行う場合には、予め指定された
エリア条件及び測定条件を複数のディスクについて共通
に使用することになる。この場合、変曲点の算出に複雑
な曲線あてはめ計算を行う必要がないため、高速検査が
可能である。また、傾斜角の変化率のデータ自体も形状
評価に有効であるため、変化率のデータをサンプル毎に
ディスプレイ装置にプロット表示するようにしてもよ
い。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、形
状情報における各微小範囲の傾斜角度を求めると共に、
これらの傾斜角度に基づいて形状情報中の変曲点を求め
るようにしているので、複雑な曲線あてはめ計算を用い
ることなく、所望とする変曲点を正確に算出することが
でき、被測定ディスクの有効径等に対する正しい評価結
果を得ることができると共に、検査スピードが要求され
るライン内での自動検査等にも応用できるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るハードディスクの形状
測定装置の外観図である。
【図2】 同装置の機能ブロック図である。
【図3】 同装置を使用した形状測定手順を示すフロー
チャートである。
【図4】 同装置における形状情報の表示例を示す図で
ある。
【図5】 同装置における形状情報の傾斜角度及びその
変化率の算出方法を説明するための図である。
【図6】 同装置で求める変曲点の例を示す図である。
【図7】 同変曲点の算出手順を示すフローチャートで
ある。
【図8】 ポリシング工程後のガラス基板の形状を示す
図である。
【符号の説明】
1…形状測定装置本体、3…傾斜補正テーブル、4…保
持台、6…被測定ディスク、15…スタイラス、20…
コンピュータ、25…プリンタ、31…検出部、32…
サンプリング部、33…メモリ、34…演算処理部、3
5…制御部、36,37…駆動機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小嶋 毅 東京都新宿区中落合2丁目7番5号 ホ ーヤ株式会社内 (72)発明者 坂田 幸寛 神奈川県川崎市高津区坂戸1丁目20番1 号 株式会社ミツトヨ内 (56)参考文献 特開 平5−89459(JP,A) 特開 平5−52548(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 21/20 G11B 5/84

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定ディスクの測定面に沿って測定子
    を移動させ、この測定子から出力される変位信号をサン
    プリングして形状情報として記憶するステップと、 このステップで記憶された被測定ディスクの形状情報か
    ら前記形状情報における外周縁部の各微小範囲の傾斜角
    度を求めると共に、これらの傾斜角度に基づいて前記被
    測定ディスクの外周縁部の形状情報のなかの変曲点を
    記被測定ディスクの半径方向の位置および回転軸方向の
    位置のデータとして算出するステップとを具備したこと
    を特徴とする情報ディスクの形状測定方法。
  2. 【請求項2】 前記変曲点を算出するステップは、前記
    記憶された被測定ディスクの形状情報から直線部分を抽
    出し、この直線部分に対する前記外周縁部の各微小範囲
    傾斜角度が予め指定した値以上になった点を変曲点と
    することを特徴とする請求項1記載の情報ディスクの形
    状測定方法。
  3. 【請求項3】 前記変曲点を算出するステップは、前記
    外周縁部の各微小範囲の傾斜角度の変化率が予め指定し
    た値以上になった点を変曲点とすることを特徴とする請
    求項1記載の情報ディスクの形状測定方法。
  4. 【請求項4】 前記被測定ディスクの軸心位置に基準球
    を位置させ、基準球のほぼ中心位置を前記測定子でトレ
    ースすることにより前記測定子の移動方向における前記
    基準球の頂点位置を求め、この頂点位置を前記変曲点の
    半径方向の位置を求める際の前記被測定ディスクの中心
    位置としてめるステップを更に備えたことを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれか1項記載の情報ディスクの
    形状測定方法。
  5. 【請求項5】 被測定ディスクを保持する保持手段と、
    この保持手段に保持された被測定ディスクの測定面に沿
    って移動可能に配置され前記測定面の変位信号を出力す
    る測定子と、 この測定子を前記被測定ディスクの測定面に摺接させた
    状態で前記測定面に沿って移動させる駆動手段と、 前記測定子の前記測定面に沿った移動の過程で前記測定
    子から出力される変位信号を所定のタイミングでサンプ
    リングするサンプリング手段と、 このサンプリング手段によってサンプリングされた変位
    信号を前記被測定ディスクの形状情報として記憶する記
    憶手段と、 この記憶手段に記憶された前記被測定ディスクの形状情
    報から前記形状情報における外周縁部の各微小範囲の傾
    斜角度を求めると共に、これらの傾斜角度に基づいて前
    記被測定ディスクの外周縁部の形状情報のなかの変曲点
    前記被測定ディスクの半径方向の位置および回転軸方
    向の位置のデータとして算出する変曲点算出手段とを具
    備したことを特徴とする情報ディスクの形状測定装置。
  6. 【請求項6】 前記変曲点算出手段は、前記記憶手段に
    記憶された前記被測定ディスクの形状情報から直線部分
    を抽出し、この直線部分に対する前記外周縁部の各微小
    範囲の傾斜角度が予め指定した値以上になった点を変曲
    点とすることを特徴とする請求項5記載の情報ディスク
    の形状測定装置。
  7. 【請求項7】 前記変曲点算出手段は、前記外周縁部の
    各微小範囲の傾斜角度の変化率が予め指定した値以上に
    なった点を変曲点とすることを特徴とする請求項5記載
    の情報ディスクの形状測定装置。
  8. 【請求項8】 曲率中心が前記被測定ディスクの軸心上
    に位置するように前記保持手段に配置された基準球と、 この基準球のほぼ中心位置を前記測定子でトレースする
    ことにより前記測定子の移動方向における前記基準球の
    頂点位置を求め、この頂点位置を前記変曲点の半径方向
    の位置を求める際の前記被測定ディスクの中心位置とし
    て求めるディスク中心算出手段とを更に備えたことを特
    徴とする請求項5乃至7のいずれか1項記載の情報ディ
    スクの形状測定装置。
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