JP3371718B2 - 充電装置 - Google Patents

充電装置

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JP3371718B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電源からの電
力を二次電池に充電する充電装置に関し、特に充電前に
前回充電された電力の残余分を放電するリフレッシュ放
電に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯可能な電気機器、また電気自動車の
電源として二次電池が用いられている。特に、環境に対
する配慮から電気自動車の開発が進められている。この
電気自動車の開発において、最大の課題は二次電池であ
り容量が大きく、かつ充電時間の短い電池の開発が進め
られている。
【0003】このような二次電池においては、Ni−M
H(水素貯蔵合金)またはNi−Cd電池のように充電
時に前回充電時の電力が残っていると、初期の電力が蓄
えられなくなる現象が知られている。この実質的な容量
の低下はメモリ効果と呼ばれている。このメモリ効果を
防止するため、従来充電前に残余の電力を二次電池に並
列して設けられた負荷抵抗に流すリフレッシュ放電が行
なわれている。特開平4−261338号公報には、こ
のようなリフレッシュ放電を行う充電回路が開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のリフレッシュ放
電は、前述したように残余の電力を抵抗に流し熱エネル
ギに変換するものである。発生した熱エネルギは仕事を
することなく大気中に放出され無駄となるという問題が
あった。もちろん、これは省エネルギーという時代の流
れに沿うものとはいえない。
【0005】さらに、抵抗で発生した熱により周囲の電
気機器などが加熱し、故障の原因となる場合があるとい
う問題があった。
【0006】本発明は前述の問題点を解決するためにな
されたものであり、リフレッシュ放電時の電力を無駄に
しない充電装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明にかかる充電装置は、三相交流永久磁石
動機に電力を供給する二次電池に電源からの電力を充電
する充電装置であって、充電前に、二次電池に蓄えられ
た残余の電力を放電するリフレッシュ放電を行う際に、
放電電力を電源に返還する電力返還手段を備え、前記電
力返還手段は、前記電動機のコイルを含み、前記リフレ
ッシュ放電時において前記電動機の中性点と前記二次電
池の極に商用電源の二つの端子がそれぞれ接続され、こ
の電動機の三相全てのコイルを介して電源に電力を返還
するものである。さらに、リフレッシュ放電時、放電電
各相に流れる電流量を各相の電流が発生するトルク
が釣り合うように制御することが好ましい。三相のトル
クが釣り合うためには、例えば、各相に同時に等しい電
流が流れるように制御することができる。
【0008】充電前に二次電池に残った電力を放電する
ことにより、メモリ効果を抑制することができ、この放
電電力を電源に返還するので無駄になる電力を減少させ
ることができる。また、放電電力を抵抗によって消費す
る場合に発生する熱の対策を行う必要がなくなり、装置
全体の構成が簡素化する。さらに、三相交流永久磁石電
動機の三相のコイルに電流を流し、このときの電流量を
各相の電流が発生するトルクが釣り合うように制御する
ことにより、電動機が回転することを防止することがで
きる。前記のようにトルクが釣り合うようにするために
は、例えば、三相のコイルに同時に等しい電流を流すよ
うにすればよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる充電装置の
好適な実施の形態(以下、実施形態と記す)を図面に従
って説明する。
【0010】図1は本実施形態の構成を示す回路図であ
る。本実施形態は、電気自動車に搭載されるものであり
車両を駆動するモータ10の界磁コイル12、二次電池
14の電力を三相交流に変換して駆動モータ10に供給
するインバータ16及びインバータ16のトランジスタ
を制御する制御回路18を含んでいる。これらの構成
は、従来より電気自動車の駆動系回路として採用されて
いるものである。さらに、本実施形態は、リフレッシュ
放電時に使用される放電回路20を含んでいる。図1に
示す状態は、コネクタ22を介して単相交流の商用電源
24に接続された状態が示され、商用電源24の一方の
端子がモータ10の中立点に、他方の端子が二次電池1
4の正極および負極に各々ダイオード26a,26bを
介して接続されている。インバータ16に含まれるトラ
ンジスタ28a,28b,30a,30b,32a,3
2bおよび放電回路のトランジスタ34a,34bのベ
ース端子は、制御回路18の制御信号端子36に接続さ
れているが、図1においては制御信号線を省略してい
る。また、前記トランジスタ28a〜32bの各々に並
列してダイオード38a,38b,40a,40b,4
2a,42bが設けられている。図示するように、放電
回路20のトランジスタ34aは、商用電源24の一方
の端子と二次電池14の正極の間に設けられ、トランジ
スタ34bは、同じ商用電源の端子と二次電池14の負
極の間に設けられている。
【0011】電気自動車の走行時には、主スイッチ44
a,44bが接続され、二次電池14からの直流電力が
インバータ16によって三相交流に変換され、モータ1
0に供給される。このときモータ10に供給される電力
は、電流センサ46により検出され、実電流信号Iact
として制御回路18に送出され、フィードバック制御さ
れる。また、制動時にはモータ10の発生した電力を二
次電池14に回生するようインバータ16が制御され
る。なお、抵抗48と直列接続され、これと共に主スイ
ッチ44aに並列配置された突入制限スイッチ50は、
起動時にコンデンサ52に徐々に電荷を供給するための
ものである。そして、突入制限スイッチ50は、コンデ
ンサ52に所定量電荷が蓄えられると開放され、主スイ
ッチ44aが接続される。
【0012】本実施形態において、二次電池14に充電
を行う場合は、まず二次電池14に残っている電力を放
電する。いわゆるリフレッシュ放電である。これによっ
て、二次電池、特にニッケル系二次電池に見られるメモ
リ効果を抑制する。リフレッシュ放電においては、商用
電源の位相に応じて放電回路20のトランジスタ34
a,34bおよびインバータ16のトランジスタ32
a,32bが制御される。
【0013】図2には、商用電源とトランジスタ32
a,32b,34a,34bの制御信号の関係が示され
ている。制御回路18では、入力された商用電源電圧を
示す信号Vac1 に基づき、これと同相の正弦波であり振
幅が所定の電池放電電流となるような放電電流指令値I
ref が算出される。商業電源電圧信号Vac1 は、2本の
電力線のうちダイオード26a,26bを介して二次電
池に接続された線の電圧と同相の信号である。また、放
電電流指令値Iref は、電流センサ46に検出された実
際の放電電流信号Iact が制御回路18に送出され、こ
れによってフィードバック制御される。
【0014】この放電電流指令値Iref がパルス幅変調
(PWM)されてトランジスタ32a,32b,34
a,34bの制御信号T32a,T32b,T34a,T34b が算出
される。トランジスタ32a,34bは、放電電流指令
値Iref が正の時にPWM制御され、トランジスタ32
b,34a放電電流指令値Iref が負の時にPWM制御
される。これによって、二次電池14の残余の電力が商
用電源24に返還される。したがって、本実施形態の場
合、電力返還手段には、トランジスタ32a,32b,
34a,34b、これらのトランジスタを制御する制御
回路18が含まれる。
【0015】なお、二次電池14の端子電圧は、トラン
ジスタの変調率を考慮した上で、商用電源電圧の振幅よ
り大きい必要がある。本実施形態の二次電池14はセル
が24個直列接続されている。二次電池が劣化した場合
を想定して、各々のセルが11Vを発生した場合、トラ
ンジスタの変調率が約0.612であるので、放電電圧
は約161Vとなる。よって、我が国の商用電源電圧の
振幅約141V以上となり、二次電池が多少劣化した場
合であっても、十分放電電力を商用電源に返還すること
ができる。
【0016】リフレッシュ放電が終了した後、充電が行
われる。このときの制御をモータの三相のうち、トラン
ジスタ32a,32bに接続された相に関し説明する。
商用電源24に接続されるモータ10の中性点の電圧が
正となるときは、トランジスタ32bがオン・オフ制御
され、トランジスタ32aはオフに制御される。トラン
ジスタ32bがオンからオフとされると、界磁コイル1
2により昇圧され、ダイオード42a,26bに電流が
流れ、二次電池14に充電が行われる。中性点の電圧が
負となる時は逆にトランジスタ32aがオン・オフ制御
され、トランジスタ32bはオフに制御される。トラン
ジスタ32aがオンからオフとされると、界磁コイル1
2により昇圧され、ダイオード26a,42bに電流が
流れ二次電池14に充電が行われる。他の相についても
同様の制御が行われ、充電が行われる。
【0017】前述の実施形態においては、リフレッシュ
放電時にはトランジスタ32a,32bに関する相のみ
により放電が行われたが、他の相に関するトランジスタ
28a,28b,30a,30bも同時に制御を行うこ
とも可能である。特に、モータ10が、ロータに永久磁
石からなる磁極をもつ永久磁石モータである場合、三相
全てに放電電流を流すことにより、各相電流が発生する
トルクを釣り合わせて、モータ10が回転することを防
止することができる。
【0018】また、前述の実施形態においては、トラン
ジスタ32a,34bを同期してオン・オフ制御した
が、放電電流指令値Iref が正のとき、一方たとえばト
ランジスタ34bをオンに制御し、他方32aをPWM
制御することもできる。同様にトランジスタ32b,3
4aに関しても、放電電流指令値Iref が負のとき、一
方たとえばトランジスタ34aをオンに制御し、他方3
2bをPWM制御することができる。
【0019】以上、本実施形態によれば、二次電池のリ
フレッシュ放電を行う際に、放電電力を交流電源に返還
することができるので、電力の無駄を低減することがで
きる。また、前記公報のようにリフレッシュ放電を抵抗
により行う場合に比べ、抵抗により発生する熱の対策、
たとえば遮熱板の追加、耐熱性の高い回路素子の採用な
どを行う必要がない。よって、より簡素で安価な装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の充電装置にかかる実施形態の回路構
成図である。
【図2】 本実施形態の制御を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
10 駆動モータ、12 界磁コイル、14 二次電
池、16 インバータ、18 制御回路、20 放電回
路、24 商用電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−292304(JP,A) 特開 平8−163787(JP,A) 特開 平8−126121(JP,A) 特開 平8−186907(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/00 - 7/36 B60L 11/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三相交流永久磁石電動機に電力を供給す
    る二次電池に、電源からの電力を充電する充電装置であ
    って、 充電前に、前記二次電池に蓄えられた残余の電力を放電
    するリフレッシュ充電を行う際に、放電電力を電源に変
    換する電力返還手段を備え、 前記電力返還手段は、前記電動機のコイルを含み、前記
    リフレッシュ放電時において、前記電動機の中性点と前
    記二次電池の極に商用電源の二つの端子がそれぞれ接続
    され、この電動機の三相全てのコイルを介して電源に電
    力を変換する、発電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の充電装置であって、 記電力返還手段は、前記リフレッシュ放電時、前記三
    のコイルを流れる電流量を、各相の電流が発生するト
    ルクが釣り合うように制御する、 充電装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の充電装置であって、前
    記電力返還手段は、リフレッシュ放電時に前記三相のコ
    イルに同時に等しい電流が流れるように制御を行う、充
    電装置。
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