JP3370839B2 - ラジアントチューブバーナー及びこれを用いた雰囲気焼成炉 - Google Patents

ラジアントチューブバーナー及びこれを用いた雰囲気焼成炉

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  • Gas Burners (AREA)
  • Combustion Of Fluid Fuel (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出口側からの排ガ
ス中のO2 濃度を低く抑えることができるラジアントチ
ューブバーナー及びこれを用いた雰囲気焼成炉に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】各種の陶磁器やセラミックスの中には、
焼成後の冷却工程における炉内雰囲気中のO2 濃度を数
百ppm 以下に管理すべきものがある。このような焼成物
をガスバーナーを加熱源とするガス焚き炉において焼成
する場合には、炉内の焼成帯と冷却帯との間に隔壁を設
けて焼成帯から冷却帯への酸素の流入をできるだけ抑制
するとともに、焼成帯の最高温度部のバーナーの空燃比
mをできるだけ1.0 に近づけ、バーナーの出口側から排
出される排ガス中のO2 濃度を低くする工夫がなされて
いた。
【0003】ところが常温空気を使用するガスバーナー
においては、燃焼安定性及びスス発生防止を図るために
空燃比m=1.1 付近が実用上の限界であり、これよりも
空燃比mを下げるとススが発生したり燃焼が不安定とな
る等のおそれがあった。なお、予熱空気を利用する場合
においても通常排気孔から吸引した排ガスや熱交換した
空気を利用するため、400 ℃程度の温度であり、常温空
気を用いる場合と燃焼の不安定性は大きな変化はないの
で、やはりm=1.1 付近が実用上の限界であった。この
ため、焼成帯のバーナーの排ガス中には不可避的に酸素
が含まれることとなり、焼成帯の最高温度部の雰囲気中
のO2 濃度は2%が限界であった。従って冷却帯のうち
燃焼帯と隣接する高温部においては、燃焼帯から多少の
酸素が流入してくることを完全には防止できないという
問題があった。そこで冷却帯でO2 の存在を嫌うフェラ
イト等の雰囲気焼成炉では、大量のN2 ガス等の不活性
ガスを冷却帯に導入し、残存O2 を希釈する必要があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、バーナーの出口側からの排ガス中の
2 濃度を数百ppm 以下に抑制することができるラジア
ントチューブバーナーと、これを用いて冷却工程におけ
る炉内雰囲気中のO2 濃度を数百ppm 以下に管理するこ
とができる雰囲気焼成炉とを提供するためになされたも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明のラジアントチューブバーナーは、
ラジアントチューブの入口に常温空気又は予熱空気を燃
焼用空気として使用するガスバーナーを設けるととも
に、このラジアントチューブの出口に前記ガスバーナー
の燃焼ガス中に燃料ガスを注入して燃焼させるためのバ
ーナーノズルを設けたことを特徴とするものである。ま
た本発明の雰囲気焼成炉は、焼成帯に上記のラジアント
チューブバーナーを設置し、高温の予熱ガスを利用する
ことにより炎を形成しない不定在燃焼を行わせることを
特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明
のラジアントチューブバーナーの代表的な実施の形態を
示す図であり、1はJ字状に湾曲させたラジアントチュ
ーブ、2はその入口に設けられたガスバーナー、3はラ
ジアントチューブ1の出口に設けられたバーナーノズル
である。
【0007】ガスバーナー2は、常温空気又は予熱空気
を燃焼用空気として使用する通常のガスバーナーであ
り、燃料ガス注入口4と燃焼用空気注入口5とを備えて
いる。そしてこのラジアントチューブ1の入口側のガス
バーナー2は、空燃比mを1.1 〜1.2 の範囲として燃焼
される。空燃比mをこのような範囲内とすれば、ガスバ
ーナー2は安定して燃焼することとなる。そしてその燃
焼排ガスは例えば1000℃程度の高温ガスとなってラジア
ントチューブ1の内部を出口側に流れるが、この燃焼ガ
ス中のO2 濃度は通常2〜3%程度である。このため、
前記したように従来は冷却帯でO2 の存在を嫌うフェラ
イト等の雰囲気焼成炉では、大量のN2 ガス等の不活性
ガスを冷却帯に導入し、残存O2 を希釈する必要があっ
た。
【0008】しかし本発明では、ラジアントチューブ1
の出口側のバーナーノズル3には、燃料ガス注入口5が
設けられており、ラジアントチューブ1内を流れてきた
ガスバーナー2の燃焼排ガスに対して、この燃焼排ガス
中の酸素を消費するに必要な少なくとも当量分以上の燃
料ガスを注入して燃焼させる。燃料ガスは生ガスであ
り、注入された燃料ガスはバーナーノズル3の内部で高
温の燃焼排ガス中の酸素と反応して燃焼排ガス中の酸素
をほぼ完全に消費し、O2 濃度を数百ppm とする。
【0009】また、高温の炉内ガスをガスバーナー2に
循環させて予熱空気として用いるようにすれば、常温空
気を用いた場合よりもガスバーナー2の燃焼温度を上昇
させることができるので、炉内に炎が放出されることの
ない不定在燃焼を行わせることが可能となる。
【0010】図2は本発明のラジアントチューブバーナ
ーの他の実施の形態を示す図である。この場合には、ラ
ジアントチューブ1の出口側のバーナーノズル3の内部
に燃料ガス注入口6とともに、接触燃焼用触媒7が設け
られている。この接触燃焼用触媒7の構造は特に限定さ
れるものではないが、例えばハニカム状のセラミック担
体の表面に白金等の触媒を担持させたものを用いれば、
圧損を小さくすることができる。
【0011】図2のラジアントチューブバーナーは図1
のものと同様に用いられるものであるが、バーナーノズ
ル3の内部に接触燃焼用触媒7が設けられているため、
燃料ガス注入口6から注入された燃料ガスを接触燃焼用
触媒7の触媒作用によってより完全に燃焼させることが
でき、O2 濃度を図1のものよりも更に低下できる利点
がある。
【0012】図3は、上記した本発明のラジアントチュ
ーブバーナーを用いた雰囲気焼成炉を示す図である。図
示のように、炉内は左から順に予熱帯8、焼成帯9、冷
却帯10に区画されており、焼成品の搬送路付近まで路壁
から延びる隔壁11によって、炉内のガス流が抑制されて
いる。そして焼成帯9の少なくとも最高温度部に、本発
明のラジアントチューブバーナーBが設けられている。
なお12は通常のガスバーナー、13は冷却帯9に設けられ
た不活性ガス供給用ノズルである。図示の炉はローラー
ハースキルンであるが、炉の構造自体はこれに限定され
るものではない。
【0013】このように構成された図3の雰囲気焼成炉
は、焼成品を右向きに移送して図3の上段のグラフに示
すような温度カーブで焼成するものであるが、本発明の
ラジアントチューブバーナーBが設けられた焼成帯9の
最高温度部においては、炉内雰囲気中のO2 濃度をそれ
以前の部分に比較して急激に低下させることができる。
そして不活性ガス供給用ノズル13を備えた冷却帯10で
は、炉内雰囲気中のO2 濃度を完全に数百ppm 以下のレ
ベルにコントロールすることが可能である。従って、冷
却工程における炉内雰囲気中のO2 濃度を数百ppm 以下
に管理すべき焼成品の焼成に適した炉となる。また前記
したように高温の炉内ガスをガスバーナー2に循環させ
て予熱空気として用いるようにすれば、ラジアントチュ
ーブバーナーBに炉内に炎が放出されることのない不定
在燃焼を行わせることが可能となる。このような不定在
燃焼は均熱効果にも優れており、炉内を均一に加熱して
焼成品の品質のばらつきを抑制することもできる。この
ような予熱空気としては、通常の排気孔から吸引した排
ガスを熱交換しこれを再加熱し、400 ℃以上、望ましく
は600 ℃にしたものを利用することが好ましい。また焼
成帯の後部から600 ℃以上の排ガスを吸引し、このガス
を利用することはより好ましい。
【0014】なお、図3の上段のグラフ中に一点鎖線で
表示したのが従来技術の項において記載した従来の雰囲
気焼成炉のO2 濃度である。このように、従来は冷却帯
9のうち燃焼帯8と隣接する高温部においては、燃焼帯
から流入してくる酸素の影響を受け、O2 濃度を数百pp
m 以下に管理できなかったのである。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のラジア
ントチューブバーナーは燃焼排ガス中のO2 濃度を数百
ppm とすることができ、これを用いた本発明の雰囲気焼
成炉は、ガスバーナーを用いながら冷却工程における炉
内雰囲気中のO2濃度を数百ppm 以下に管理することが
可能となる。また本発明のラジアントチューブバーナー
は火炎を形成しない不定在燃焼を行わせることができる
ので均熱効果にも優れており、炉内を均一に加熱して焼
成品の品質のばらつきを抑制することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラジアントチューブバーナーを示す断
面図である。
【図2】本発明の他のラジアントチューブバーナーを示
す断面図である。
【図3】本発明の雰囲気焼成炉の平面図とその温度カー
ブ及びO2 濃度のグラフである。
【符号の説明】
1 ラジアントチューブ、2 入口のガスバーナー、3
出口のバーナーノズル、4 燃料ガス注入口、5 燃
焼用空気注入口、6 燃料ガス注入口、7 接触燃焼用
触媒、8 予熱帯、9 焼成帯、10 冷却帯、11 隔
壁、12 通常のガスバーナー、13 不活性ガス供給用ノ
ズル、B 本発明のラジアントチューブバーナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23C 3/00 F23D 14/12 F27B 9/10 F27B 9/36

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジアントチューブの入口に常温空気又
    は予熱空気を燃焼用空気として使用するガスバーナーを
    設けるとともに、このラジアントチューブの出口に前記
    ガスバーナーの燃焼ガス中に燃料ガスを注入して燃焼さ
    せるためのバーナーノズルを設けたことを特徴とするラ
    ジアントチューブバーナー。
  2. 【請求項2】 高温の炉内ガスを予熱空気として用いる
    請求項1に記載のラジアントチューブバーナー。
  3. 【請求項3】 ガスバーナーの燃焼ガス中に、この燃焼
    ガス中の残存O2 の当量分以上の燃料ガスを注入して燃
    焼させる請求項1または請求項2に記載のラジアントチ
    ューブバーナー。
  4. 【請求項4】 バーナーノズルの部分に、接触燃焼用触
    媒を設けた請求項1〜3のいずれかに記載のラジアント
    チューブバーナー。
  5. 【請求項5】 燃焼の形態が炎を形成しない不定在燃焼
    である請求項1〜4のいずれかに記載のラジアントチュ
    ーブバーナー。
  6. 【請求項6】 焼成帯に請求項1〜5のいずれかに記載
    のラジアントチューブバーナーを設置し、炎を形成しな
    い不定在燃焼を行わせることを特徴とする雰囲気焼成
    炉。
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