JP3370298B2 - 回路内蔵受光素子 - Google Patents

回路内蔵受光素子

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JP3370298B2 JP21291499A JP21291499A JP3370298B2 JP 3370298 B2 JP3370298 B2 JP 3370298B2 JP 21291499 A JP21291499 A JP 21291499A JP 21291499 A JP21291499 A JP 21291499A JP 3370298 B2 JP3370298 B2 JP 3370298B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射した光を電気
信号に変換するフォトダイオードと、変換信号を処理す
る集積回路を同一シリコン基板上に形成した回路内蔵受
光素子およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回路内蔵受光素子は、主に光ピックアッ
プに用いられており、半導体レーザーの焦点位置をディ
スク上に合わせるためのフォーカス誤差信号やレーザー
の焦点位置をディスク上のピットに合わせる(トラッキ
ング)ためのラジアル誤差信号を得るのに利用されてい
る。近年、CD−ROM、DVD−ROMドライブなど
に用いられる光ピックアップの高速化が進み、高速で性
能の良い回路内蔵受光素子が求められている。
【0003】従来の回路内蔵受光素子500を図10
(特許公報2731115号)に示す。まず分割フォト
ダイオード構造の特徴は、応答の遅い拡散電流を低減す
るために、N型埋込拡散層103およびP型拡散層10
9を形成していることである。また、半導体基板101
は、接合容量を低減するためP型<111>40Ωcm
を使用している。これらにより、空乏層を広げて、移動
速度の遅い拡散キャリアが拡散により移動する距離を短
くすることでフォトダイオードの応答を改善しており、
fc(−3dB)として30MHzが達成されている。
【0004】また、表面には反射防止膜として、シリコ
ン窒化膜111が形成されており、CD−ROMで使用
される780nmのレーザ波長に対して反射率が小さく
なるように設定されている。
【0005】一方、この回路内蔵受光素子の集積回路部
分は、拡散分離で素子分離を行い、エミッタ、ベースと
もにそれぞれ砒素(As+)、ボロン(B+)のイオン
注入により形成されている。このように形成されたNP
NトランジスタのfTmaxは、3GHzであり、回路
内蔵受光素子としては、20MHz程度の応答が達成さ
れている。
【0006】図11A〜図11Hを参照して、この回路
内蔵受光素子の製造工程について以下に説明する。
【0007】図11Aに示すように、P型<111>4
0Ωcm基板101上において、素子分離およびフォト
ダイオードの分割領域にP型埋込拡散層102を形成し
て、分割フォトダイオードの応答を改善するためのN型
埋込拡散層103と、NPNトランジスタ部のN型埋込
拡散層103を形成し、この後N型エピタキシャル層1
04を形成する。
【0008】次に図11Bに示すように、P型拡散層1
05、V−PNPトランジスタのベース領域(図示せ
ず)、NPNトランジスタのコレクタ補償拡散層106
を形成する。
【0009】次に図11Cに示すように、ボロンのイオ
ン注入によりNPNトランジスタのベース領域(内部ベ
ース領域107、外部ベース領域108)、V−PNP
トランジスタのエミッタ領域(図示せず)、分割フォト
ダイオードの応答を改善するためのP型拡散層を形成す
る。
【0010】次に図11Dに示すように、NPNトラン
ジスタのエミッタ領域に砒素のイオン注入を行い、トラ
ンジスタのエミッタ領域110を形成する。
【0011】次に図11Eに示すように、膜厚の制御さ
れた反射防止膜を形成するため、一度分割フォトダイオ
ード受光領域のフィールドシリコン酸化膜を除去し、シ
リコン窒化膜111をCVDにより形成する。
【0012】次に図11Fに示すようにコンタクト部の
シリコン酸化膜をエッチングした後、第1層目配線とな
るAlSiをスパッタにより形成し、配線部分112を
ドライエッチにより形成する。この時、分割フォトダイ
オードの受光領域のAlSiは、エッチングしない。こ
の理由はドライエッチにより、反射防止膜のシリコン窒
化膜111が膜べりしたり、ドライエッチのプラズマに
よるダメージのため、フォトダイオードのリーク特性が
劣化するためである。
【0013】次に層間絶縁膜113を形成して、集積回
路内のスルーホール形成を行う。またこの時、フォトダ
イオード上の層間絶縁膜113をエッチングする。図1
1Gに示すように、第2層目配線114となるAlSi
をスパッタにより形成し、第2層目配線114の形成、
フォトダイオード受光領域のAlSi除去のためのパタ
ーニングをする。
【0014】最後に図11Hに示すように、第2層目配
線部分114および分割フォトダイオード部のAlSi
(第1、第2層配線積層)をウェットエッチによりエッ
チングする。このドライエッチを行うと、反射防止膜で
あるシリコン窒化膜111の膜べりや、フォトダイオー
ドのリーク特性の劣化が生じるためである。その後、カ
バー絶縁膜115を形成する。
【0015】以上により図10に示す回路内蔵受光素子
500が得られるが、近年、回路内蔵受光素子の更なる
高速化が要求されており、分割フォトダイオード、集積
回路ともに高速化のための改善が検討されている。
【0016】分割フォトダイオードのさらなる高速化の
ためには、CR時定数を小さくする必要がある。具体的
には、フォトダイオード容量Cpdの低減もしくは直列
抵抗Rsの低減が必要である。
【0017】例えば、図12に示すフォトダイオード構
造が、(特開平10−107243号公報)により提案
されている。この構造では、実際に半導体レーザの入射
光のあたる部分のみにN型埋込拡散層109を形成して
おり、図10の構造により改善された応答性を保ちつ
つ、接合面積を減らすことにより接合容量の低減を実現
している。この場合、受光表面にP型拡散層109とN
型エピタキシャル層104との接合があり、反射防止膜
としてシリコン熱酸化膜116の形成が必要である。C
VDなどのデポ膜をシリコンに直接形成すると、表面の
P型拡散層109とN型エピタキシャル層104との接
合部でのリーク電流が増大するためである。
【0018】一方、集積回路の高速化については、特に
トランジスタ単体の高速化が重要である。一例としてN
PNトランジスタをあげるが、まずエミッターベース間
容量の低減が有効である。このためには、エミッタ、ベ
ースの不純物濃度を下げるか、エミッターベース面積を
小さくすることが必要である。しかし、前者は、キャリ
アの注入効率が低下して電流増幅率(hFE)が低下す
るため採用できない。
【0019】また、エミッターベース面積を小さくする
ため、マスクのアライメントマージンをできるだけ減ら
すリソグラフィー技術の開発が進められている。更に構
造的にエミッターベース面積を小さくするため、砒素な
どのn型半導体を導入した多結晶シリコンをエミッタの
拡散源および電極に用いる方法(多結晶シリコンエミッ
タ)が採用されている。この方法では、エミッタ拡散と
コンタクトのアライメントマージンが不要なため、エミ
ッターベース面積が縮小でき、エミッターベース間容量
を低減できる。
【0020】また、多結晶シリコンエミッタの採用によ
り、浅いエミッタ拡散、べース拡散を形成することが可
能であり、ベース幅が縮小できるため、高速化できる。
【0021】さらに、ベースコレクタ間容量の低減につ
いても、上述の多結晶シリコンエミッタは有効である。
それは、エミッタ面積が小さくなる分だけ、同時にべー
ス面積を縮小することができるためである。
【0022】また、素子分離としてロコス酸化(局所酸
化)を行うことにより、ウォールドベース構造が採用で
き、ベースとコレクタとの間の容量を低減できる。ま
た、コレクタと基板との間の容量を低減することができ
る。
【0023】上記の多結晶シリコンエミッタの採用によ
り、NPNトランジスタのfTmaxが従来の3GHz
から6GHzへと改善された。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかし、回路内蔵受光
素子の高速化のため、上記の図12に示す分割フォトダ
イオードと、多結晶シリコンエミッタおよび局所酸化
(ロコス酸化)を行って高速化した集積回路とを同一基
板上に形成する際には、いくつかの問題がある。
【0025】これらの問題点は、分割フォトダイオード
の反射防止膜の形成に関する課題Aと、素子分離のロコ
ス段差に関する課題Bに分類できる。まず、分割フォト
ダイオードの反射防止膜の形成に関する課題Aとして
は、 A1.トランジスタの歩留り低下 A2.スルー酸化膜のバラツキによるトランジスタ特性
のバラツキ A3.反射防止膜の膜べり(反射率の増加、バラツキ増
大) がある。これらの課題について以下に説明する。
【0026】A1.トランジスタの歩留り低下 図12に示す分割フォトダイオードでは、受光表面にP
型拡散層109とN型エピタキシャル層104との接合
が、反射防止膜としてCVDなどのデポ膜を形成した場
合、表面でのリーク電流が増大する。そのため、反射防
止膜としてシリコン熱酸化膜116を形成する必要があ
る。しかし、砒素などのn型半導体を導入した多結晶シ
リコンを形成し、その後に適切な熱処理を行ってエミッ
タ拡散を形成した後で、熱酸化を行うと結晶欠陥により
トランジスタの歩留りが低下することが判明した。
【0027】A2.スルー酸化膜厚のバラツキによるト
ランジスタ特性のバラツキ NPNトランジスタの内部べース領域の形成は、通常、
酸化膜(スルー酸化膜)を通したイオン注入により行わ
れる。このスルー酸化膜厚がばらつくと、イオン注入に
よる不純物濃度プロファイルがばらつく。内部べース領
域の形成を分割フォトダイオードの反射防止膜形成後に
行うと、反射防止膜形成時の前処理、エッチングによ
り、内部ベース領域のスルー酸化膜が膜べリし、膜厚バ
ラツキが増える。内部ベース領域の濃度プロファイルの
バラツキが増え、トランジスタ特性がばらつく。また、
これを避けるため、反射防止膜形成後にスルー酸化膜を
形成するためには、すでにあるシリコン酸化膜の除去と
酸化工程とが別途必要であり、製造コストがあがってし
まう。
【0028】A3.反射防止膜の膜べり(反射率の増
加、バラツキ増大) 多結晶シリコンエミッタを使用する場合、実際の配線材
料として使用されるAlSiと多結晶シリコンのSiと
の間には、バリアメタルが必要である。このバリアメタ
ルとして、例えばTiWなどが使用されるが、通常は配
線(多層配線の場合は、第1層目)と同時にスパッタさ
れ、同時にエッチングされる。このバリアメタルのエッ
チングは、ドライエッチで行われる。また、ICの小型
化のため、配線幅の縮小が望まれており、そのためには
ドライエッチングによるパターニングが望ましい。しか
し、このドライエッチングにより膜厚制御した反射防止
膜もエッチングされてしまい、反射率が最も低くなるよ
うに設定した反射率や、そのバラツキが増える。また、
ドライエッチングのプラズマダメージにより、リーク電
流が増大する。
【0029】B.素子分離のロコス段差によるクロスト
ーク特性 分離拡散層5の形成は、通常、図13Aのように活性領
域を決定するシリコン窒化膜7を形成した後、図13B
のように、分離拡散領域にボロンをイオン注入し、図1
3Cのように、局所酸化(ロコス酸化)で押し込むこと
により行われる。局所酸化による分離(以下、ロコス分
離という)は、すべての素子分離部に適用され、ロコス
部と非ロコス部との境界で段差(以下、ロコス段差とい
う)が生じる。
【0030】従って、図14に示すように分割フォトダ
イオードの分割部にもロコス段差が生じ、そのロコス段
差部で分割フォトダイオードヘの入射光が散乱されるた
め、均一に入射されず、クロストーグ特性の劣化が懸念
される。
【0031】以上の課題を解決しつつ、多結晶シリコン
エミッタ、ロコス分離を採用した高速な集積回路と高速
な分割フォトダイオードを同一基板上に形成する必要が
ある。
【0032】本発明の目的は、多結晶シリコンエミッ
タ、ロコス分離を採用した高速な集積回路と高速な分割
フォトダイオードとを同一基板上に形成した回路内蔵受
光素子およびその製造方法を提供することにある。
【0033】本発明の他の目的は、トランジスタの歩留
りの良好な回路内蔵受光素子およびその製造方法を提供
することにある。
【0034】本発明のさらに他の目的は、スルー酸化膜
厚のバラツキによるトランジスタ特性のバラツキの少な
い回路内蔵受光素子およびその製造方法を提供すること
にある。
【0035】本発明のさらに他の目的は、反射率が低く
なるように最適化された膜厚を有し、かつ反射率のバラ
ツキの少ない反射防止膜を形成する回路内蔵受光素子お
よびその製造方法を提供することにある。
【0036】本発明のさらに他の目的は、クロストーク
特性の良好な回路内蔵受光素子およびその製造方法を提
供することにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回路内蔵受
光素子は、集積回路とフォトダイオードとが同一の半導
体基板上に形成される回路内蔵受光素子であって、前記
半導体基板は、第1導電型半導体基板を含み、前記フォ
トダイオードは、前記第1導電型半導体基板上に形成さ
れる第1の第2導電型半導体層と、該第1の第2導電型
半導体層を複数に分割する第1導電型半導体層とを備
え、分割された各第2導電型半導体層と前記第1導電型
半導体基板とにより信号光を検出する複数の分割フォト
ダイオードが形成されており、前記集積回路は、エミッ
タ拡散源および電極として多結晶シリコンを用いたトラ
ンジスタを含み、前記集積回路は、シリコン酸化膜の局
所酸化によって素子分離されており、前記フォトダイオ
ードは、前記第1導電型半導体層が設けられた部分がシ
リコン酸化膜の局所酸化によって凹状に形成されてお
り、該フォトダイオードの前記第2導電型半導体層およ
び第1導電型半導体層の表面に均一なシリコン酸化膜が
形成されており、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0038】また、本発明に係る回路内蔵受光素子は、
集積回路とフォトダイオードとが同一の半導体基板上に
形成される回路内蔵受光素子であって、前記半導体基板
は、第1導電型半導体基板を含み、前記フォトダイオー
ドは、前記第1導電型半導体基板上に形成される第1の
第2導電型半導体層と、該第1の第2導電型半導体層を
複数に分割する第1導電型半導体層とを備え、分割され
た各第2導電型半導体層と前記第1導電型半導体基板と
により信号光を検出する複数の分割フォトダイオードが
形成されており、前記集積回路は、シリコン酸化膜の局
所酸化によって素子分離されており、前記フォトダイオ
ードは、前記第1導電型半導体層が設けられた部分がシ
リコン酸化膜の局所酸化によって凹状に形成されてお
り、該フォトダイオードの前記第2導電型半導体層およ
び第1導電型半導体層の表面に均一なシリコン酸化膜が
形成されており、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】前記フォトダイオードの受光領域には、前
記シリコン酸化膜と該シリコン酸化膜上に形成されたる
シリコン窒化膜とによって反射防止膜が形成されていて
もよい。
【0043】本発明は、前記回路内蔵素子の製造方法で
あって、第1導電型半導体基板上に、第1の第2導電型
半導体層を積層して、該第1の第2導電型半導体層の表
面にシリコン酸化膜を形成するステップ1と、該シリコ
ン酸化膜における素子分離部に対応した領域を、局所酸
化するステップ2と、フォトダイオードとされる領域に
おける局所酸化されたシリコン酸化膜を除去した後に、
該領域に、反射防止膜を構成するシリコン酸化膜を均一
に形成するステップ3と、このステップ3の後に、集積
回路とされる領域内に、多結晶シリコンによってエミッ
タ領域を形成するステップ4と、を包含し、そのことに
より上記目的が達成される。
【0044】前記ステップ3において、前記シリコン酸
化膜上にシリコン窒化膜をさらに形成して反射防止膜と
してもよい。
【0045】前記ステップ3に先行して、集積回路とさ
れる領域にトランジスタ内部ベース領域を形成するステ
ップ5をさらに包含してもよい。
【0046】前記ステップ3に先行して、フォトダイオ
ードとされる領域のシリコン酸化膜を局所酸化した後に
除去するステップ6をさらに包含してもよい。
【0047】前記ステップ3において、反射防止膜とさ
れる前記シリコン酸化膜上にシリコン窒化膜をさらに形
成して、該シリコン膜およびシリコン窒化膜によって反
射防止膜を形成してもよい。
【0048】前記ステップ2において、フォトダイオー
ドとされる領域のシリコン酸化膜も局所酸化し、前記ス
テップ3において、反射防止膜とされる前記シリコン酸
化膜上にシリコン窒化膜をさらに形成して、該シリコン
膜およびシリコン窒化膜によって反射防止膜を形成し、
さらに、前記ステップ3に先行して、集積回路とされる
領域にトランジスタ内部ベース領域を形成するステップ
5をさらに包含してもよい。
【0049】前記ステップ6において、局所酸化される
前記シリコン酸化膜が、トランジスタ内部ベース領域形
成時のスルー酸化膜であってもよい。
【0050】前記シリコン酸化膜の膜厚は、10nm〜
40nmであってもよい。
【0051】前記シリコン酸化膜上に形成されるシリコ
ン窒化膜が、前記集積回路内のシリコン窒化膜容量部に
形成されるシリコン窒化膜と同時に形成されてもよい。
【0052】前記ステップ3において、前記複数の分割
フォトダイオードの受光領域における前記シリコン酸化
膜上に前記シリコン窒化膜を形成した後に、該シリコン
窒化膜上に該シリコン窒化膜を保護する第2のシリコン
酸化膜を形成してもよい。
【0053】前記第2のシリコン酸化膜は、すべてのド
ライエッチング工程が終了した後のドライエッチングに
よって形成されてもよい。
【0054】前記第2のシリコン酸化膜のドライエッチ
ングの前に、前記集積回路の表面にカバー絶縁膜が設け
られて該カバー絶縁膜がエッチングされてもよい。
【0055】前記第2のシリコン酸化膜のドライエッチ
ングは、前記カバー絶縁膜を保護膜として行われてもよ
い。
【0056】前記半導体基板は、高比抵抗の第1導電型
半導体を含んでもよい。
【0057】前記半導体基板は、高比抵抗の第1導電型
半導体を含んでもよい。
【0058】前記半導体基板は、低比抵抗の第1導電型
半導体基板と、前記第1導電型半導体基板上に形成され
る高比抵抗の第1導電型エピタキシャル層とを含んでも
よい。
【0059】前記半導体基板は、低比抵抗の第1導電型
半導体基板と、前記第1導電型半導体基板上に形成され
る高比抵抗の第1導電型エピタキシャル層とを含んでも
よい。
【0060】
【発明の実施の形態】以下に具体的に本発明の実施の形
態について説明する。
【0061】(実施の形態1)図1に本発明の実施の形
態1による回路内蔵受光素子100の断面図を示す。
【0062】NPNトランジスタのエミッタ領域15の
形成には、拡散源および電極として多結晶シリコン16
を用いており、集積回路部分の素子分離としては局所酸
化(ロコス酸化ともいう)が行われている。また、同一
シリコン基板上に分割フォトダイオードが形成されてお
り、その拡散構造は、応答速度の高速化や高周波ノイズ
の低減が達成できる構造となっている。具体的には、応
答の遅い拡散電流成分を低減するため、その高速な応答
を改善し、フォトダイオード容量を小さくできる構造で
ある(特開平10−107243号公報の構造、図12
参照)。
【0063】また、反射防止膜は、上記の拡散構造にお
いて表面でのリーク電流を低減するため、シリコン熱酸
化膜11(膜厚26nm)を表面に形成し、その上に第
1シリコン窒化膜であるシリコン窒化膜12(膜厚50
nm)を形成した構造となっている。これらの膜厚は、
実際に使用されるレーザ波長780nm、650nmに
対して反射率が低くなるように設定している。この回路
内蔵受光素子の製造方法について、図2A〜図2Hを用
いて以下に説明する。
【0064】まず図2Aに示すように、P型半導体基板
1上において、分離部となる領域にP型埋込拡散層2を
形成し、その後に分割フォトダイオード部とNPNトラ
ンジスタ部とにN型埋込拡散層3を形成し、N型エピタ
キシャル層4を成長させる。P型半導体基板1として高
比抵抗な(比抵抗:500Ωcm程度)基板を使用し、
フォトダイオード容量を低減する。同時にN型埋込拡散
層3をP型埋込拡散層2の近傍のみに形成し、拡散電流
成分を低減する。これらによりフォトダイオードの高速
化を達成している。
【0065】次に図2Bに示すように、シリコン酸化膜
6を形成し、その後活性領域を決定するシリコン窒化膜
7を形成し、P型分離拡散層5を形成する。
【0066】次に図2Cに示すように、局所酸化(ロコ
ス酸化)を行い、膜厚の制御されたスルー酸化膜を形成
するために局所酸化によって酸化しなかった部分の酸化
膜を一度エッチングし、スルー酸化膜となるシリコン酸
化膜6A(膜厚数十nm)を再形成し、V−PNPトラ
ンジスタのベース領域(図示せず)、NPNトランジス
タのコレクタ補償拡散層8、内部ベース領域9をスルー
酸化膜となるシリコン酸化膜6A越しのイオン注入によ
り形成する。この時、NPNトランジスタの内部ベース
領域9を形成すると同時に分割フォトダイオードのP型
拡散層10を形成する。
【0067】次に図2Dに示すように、分割フォトダイ
オードの反射防止膜としてシリコン熱酸化膜11(膜厚
26nm)と第1シリコン窒化膜であるシリコン窒化膜
12(膜厚50nm)とを形成する。更にこれらの反射
防止膜を配線エッチングによる膜べりなどから保護する
ためにCVD系のシリコン酸化膜13を形成する。反射
防止膜として、シリコン熱酸化膜11を形成することに
より、図12のフォトダイオード拡散構造が採用でき
る。また、その上にシリコン窒化膜12を形成すること
によりさらに反射率を低減することができる。集積回路
内のシリコン窒化膜容量部には、第2シリコン窒化膜1
2Aが形成される。
【0068】これらの膜厚は、光ピックアップで使用さ
れる半導体レーザ波長(λ=650nm、780nm)
に対して反射率を最も低くできるように選んでいる(図
3A、図3B参照)。また、図3A、図3Bよりシリコ
ン酸化膜11の膜厚を10〜40nmにしておけば、反
射率を7%以下にすることができる。
【0069】NPNトランジスタの内部ベース領域9を
形成した後、分割フォトダイオードの反射防止膜を形成
することにより、反射防止膜の前処理、エッチングによ
るスルー酸化膜となるシリコン酸化膜6Aの膜厚バラツ
キがなく、トランジスタ特性バラツキが増加することも
ない。上記第1シリコン窒化膜であるシリコン窒化膜1
2は、窒化膜容量部の第2シリコン窒化膜12Aと同時
に形成することにより、製造コストアップすることなく
形成できる。
【0070】また、次に図2Eに示すように、V−PN
Pトランジスタのエミッタ領域(図示せず)、NPNト
ランジスタの外部ベース領域14および拡散源および電
極となる多結晶シリコン16を形成する。この多結晶シ
リコン16に砒素をイオン注入し、アニールすることに
よりエミッタ領域15を形成する。分割フォトダイオー
ドの反射防止膜の形成をエミッタ領域15を形成する前
に行っているため、トランジスタの歩留り低下を防止で
きる。
【0071】次にコンタクトホールを形成し、AlSi
などの導電材料を全面に形成した後、図2Fに示すよう
に、第1層目配線17をパターニングする。第1属目配
線17のエッチングは、バリアメタル(TiW)エッチ
ングおよび配線幅縮小のためドライエッチングで行われ
る。この時、分割フォトダイオード上の反射防止膜を保
護するためのCVD系シリコン酸化膜13を形成してあ
ることにより、ドライエッチ時に反射防止膜が膜ベりせ
ず、反射防止膜の膜厚が最適値に維持できると共に、プ
ラズマによりダメージを受けることもなく、フォトダイ
オードのリーク電流特性の劣化を防止できる。
【0072】次に図2Gに示すように、層間絶縁膜18
を形成した後、第2層目配線19を形成する。これら
は、いずれもドライエッチで形成されるが、この時も分
割フォトダイオード上の反射防止膜を保讃するためのC
VD系シリコン酸化膜13を形成してあることにより、
ドライエッチ時に反射防止膜が膜べりせず、反射防止膜
の膜厚が最適値に維持できると共に、ブラズマによりダ
メージを受けることもなく、フォトダイオードのリーク
電流特性の劣化を防止できる。
【0073】図2Hは、本発明の実施の形態1のプロセ
ス完了状態を示している。第2層目配線19を形成した
後、カバー絶縁膜となるシリコン窒化膜20を形成す
る。最後にこのパターニングしたシリコン窒化膜20を
保護膜にして、第1ドライエッチング用の保護用CVD
系シリコン酸化膜13をウェットエッチする。これによ
り、フォト工程が削滅でき、コストダウンできる。ま
た、保護用シリコン酸化膜13をすべてのドライエッチ
工程が完了してから行うことにより、すべてのドライエ
ッチから反射防止膜を保護することができる。
【0074】以上の製造方法により、トランジスタ特性
を変動させることなく、分割フォトダイオードの反射防
止膜であるシリコン熱酸化膜11とシリコン窒化膜12
とを形成できる。また、分割フォトダイオードの光感度
が低下せず、リーク電流特性が劣化することなく、ドラ
イエッチによる配線幅の小さい配線の形成が可能で、よ
り集積回路の集積度を向上することができる。
【0075】また、フォトダイオード容量の低減のため
には、高比抵抗基板を使うのが望ましいが、基板比抵抗
が高すぎるとフォトダイオードの直列抵抗が大きくな
り、CR時定数により応答はむしろ低下する。従って、
更なる高速化のためには、P型低比抵抗基板(比抵抗:
4Ωcm)上にP型高比抵抗エピタキシャル層(比抵
抗:1000Ωcm)を形成した基板を使用し、フォト
ダイオード容量を増加させることなく、フォトダイオー
ドの直列抵抗を下げることが可能である。
【0076】(実施の形態2)図4に本発明の実施の形
態2による回路内蔵受光素子200の断面図を示す。
【0077】本発明の実施の形態2による回路内蔵受光
素子200の製造方法の特徴は、集積回路部分の素子分
離で局所酸化(ロコス酸化)を行うとき、本発明の実施
の形態1で生じる、分割フォトダイオードの分割部のロ
コス段差が生じないことである。これによりクロストー
ク特性の劣化に対する懸念は解消できる。この回路内蔵
受光素子200の製造方法について、図5A〜図5Dを
用いて以下に説明する。
【0078】まず図5Aに示すように、P型半導体基板
1上に、分離部となる領域にP型埋込拡散層2を形成
し、NPNトランジスタ部にN型埋込拡散層3を形成
し、N型エピタキシャル層4を成長させる。P型半導体
基板1として高比抵抗な(比抵抗:500Ωcm程度)
基板を使用しており、目的は実施の形態1と同じであ
る。
【0079】次に図5Bに示すように、シリコン酸化膜
6を形成し、活性領域を決定するシリコン窒化膜7を形
成した後、P型分離拡散層5を形成する。活性領域を決
定するシリコン窒化膜7を形成した後、ボロンをイオン
注入し、局所酸化(ロコス酸化)で押し込むことにより
分離拡散層5を形成するという工程順序は実施の形態1
と同じである。
【0080】しかし、分割フォトダイオードの受光領域
全面に局所酸化を行い(図5C参照)、分割部ではロコ
ス段差が生じないようにする。これにより分割フォトダ
イオードの分割部でのロコス段差によるクロストーク特
性劣化の懸念を解消できる。実施の形態1と同様に、局
所酸化を行い、シリコン窒化膜7を除去後、膜厚の制御
されたスルー酸化膜6Aを形成する。
【0081】次に図5Dに示すように、NPNトランジ
スタのコレクタ補償拡散層8、内部ベース領域9をイオ
ン注入により形成する。この時、実施の形態1で内部べ
ース領域と同時に形成していたフォトダイオードのP型
拡散層10は、厚い局所酸化膜が受光領域表面にあるた
め形成できない。また、この後分割フォトダイオードの
反射防止膜となるシリコン熱酸化膜11を形成する。実
施の形態1と同様にこのシリコン酸化膜11を内部ベー
ス領域の形成後に行うことにより、スルー酸化膜のバラ
ツキを防止できる。
【0082】この後は、実施の形態1と同様のため図示
しないが、反射防止膜であるシリコン窒化膜12および
これらの反射防止膜を配線エッチングによる膜べりなど
から保護するためにCVD系のシリコン酸化膜13を形
成する。このシリコン窒化膜12も、窒化膜容量部の第
2シリコン窒化膜12Aと同時に形成することにより、
コストアップすることもない。
【0083】次にV−PNPトランジスタのエミッタ領
域、NPNトランジスタの外部べース領域14および拡
散源および電極となる多結晶シリコン16を形成する。
この多結晶シリコン16に砒素をイオン注入し、アニー
ルすることによりエミッタ領域15を形成する。コンタ
クトホールを形成し、AlSiなどの導電材料を全面に
形成した後、第1層目配線17をパターニングする。最
後に層間絶縁膜18、第2層目配線19を形成した後、
カバー絶縁膜となるシリコン窒化膜20を形成する。最
後にこのパターニングしたシリコン窒化膜20を保護膜
にして、ドライエッチ保護用CVD系シリコン酸化膜1
3をウェットエッチする。
【0084】以上のように実施の形態2では、案施形態
1の利点に加えて、分割フォトダイオードの分割部での
ロコス段差がないため、ロコス段差によるクロストーク
特性の劣化に対する懸念が解消できる。またこの実施の
形態2でも更なる高速化のためにP型低比抵抗基板(比
抵抗:4Ωcm)上にP型高比抵抗エピタキシャル層
(比抵抗:1000Ωcm)を形成した基板を使用し、
フォトダイオードの直列抵抗を下げることが可能であ
る。
【0085】(実施の形態3)図6に本発明の実施の形
態3による回路内蔵受光素子300の断面図を示す。
【0086】本発明の実施の形態3による回路内蔵受光
素子300では、実施の形態2と同様に分割フォトダイ
オードの分割部にロコス段差が生じない上に、実施の形
態2では不可能だったフォトダイオードの応答改善のた
めに必要なP型拡散層10が形成できる。この回路内蔵
受光素子300の製造方法について、図7A〜図7Cを
用いて以下に説明する。
【0087】まず実施の形態1と同様に、P型半導体基
板1上に、P型埋込拡散層2、N型埋込拡散層3を形成
し、N型エピタキシャル層4を成長させる。本発明の実
施の形態1、2と同じようにP型半導体基板1として、
高比抵抗基板(比抵抗:500Ωcm)を使用する。
【0088】次に実施の形態1、2と同様に、シリコン
酸化膜6、シリコン窒化膜7を形成し、P型分離拡散層
5を形成する。この後、案施の形態2と同様に分割フォ
トダイオードの受光領域全面に局所酸化を行い、分割部
ではロコス段差が生じないようにし、分割フォトダイオ
ードの分割部でのロコス段差によるクロストーク特性劣
化の懸念を解消できる。
【0089】次に局所酸化を行って、シリコン窒化膜7
を除去した後(図7A参照)、フォトダイオード受光領
域の局所酸化膜のエッチングを行い、反射防止膜となる
シリコン熱酸化線11のみを形成する。その上のシリコ
ン窒化膜12を形成してしまうと、NPNトランジスタ
の内部ベース領域9と同時に形成する分割フォトダイオ
ードのP型拡散層10が形成できなくなるためである。
この時に膜厚の制御されたスルー酸化膜6Aを同時に形
成する。これにより、別途スルー酸化膜を形成する必要
がなく、工程を削減できるため、コストダウンできる。
【0090】次に図7Bに示すように、NPNトランジ
スタのコレクタ補償拡散層8、内部ベース領域9、分割
フォトダイオードのP型拡散層10をイオン注入により
形成し、さらに分割フォトダイオードの反射防止膜とし
てのシリコン窒化膜12およびこれらの反射防止膜を配
線エッチングによる膜べりなどから保護するためにCV
D系のシリコン酸化膜13を形成する。このシリコン窒
化膜12も、窒化膜容量部の第2シリコン窒化膜12A
と同時に形成することにより、コストアップすることが
ない。
【0091】次に、図7Cに示すように、V−PNPト
ランジスタのエミッタ領域(図示せず)、NPNトラン
ジスタの外部ベース領域14および拡散源および電極と
なる多結晶シリコン16を形成する。この多結晶シリコ
ン16に砒素をイオン注入し、アニールすることにより
エミッタ領域15を形成する。この実施の形態3でもエ
ミッタ領域の形成より先に反射防止膜を形成しており、
トランジスタの歩留り低下がない。
【0092】以下は実施の形態1、2と同じであるた
め、図示しないが、次にコンタクトホールを形成し、A
lSiなどの導電材料を全面に形成した後、第1層目配
線17をパターニングする。この時、分割フォトダイオ
ード上の反射防止膜を保護するためのCVD系のシリコ
ン酸化膜13を形成することにより、このドライエッチ
時にシリコン窒化膜12もエッチングされることなく、
最適化されたシリコン窒化膜の膜べり、ドライエッチ時
のプラズマによるダメージ、フォトダイオードのリーク
電流特性の劣化が防止できる。最後に層間絶縁膜18、
第2層目配線19を形成した後、カバー絶縁膜となるシ
リコン窒化膜20を形成する。最後にこのパターニング
したシリコン窒化膜20を保護膜にして、ドライエッチ
ングの保護用CVD系シリコン酸化膜13をウェットエ
ッチする。
【0093】以上の実施の形態3では、実施の形態1、
2の利点に加えて、分割フォトダイオードが高速化でき
る図12の構造が採用できる。またこの実施の形態3で
も更なる高速化のために、P型低比抵抗基板(比抵抗:
4Ωcm)上にP型高比抵抗エピタキシャル層(比抵
抗:1000Ωcm)を形成した基板を使用し、フォト
ダイオード容量を増加させることなく、フォトダイオー
ドの直列抵抗を下げることが可能である。
【0094】(実施の形態4)図8に本発明の実施の形
態4による回路内蔵受光素子400の断面図を示す。
【0095】本発明の実施の形態4による回路内蔵受光
素子400の製造方法の特徴は、集積回路部分の素子分
離で局所酸化(ロコス酸化)を行うとき、本発明の実施
の形態1で生じる、分割フォトダイオードの分割部のロ
コス段差が生じないことである。これによりクロストー
ク特性の劣化に対する懸念は解消できる。実施の形態
2、3との違いは、フォトダイオードの分割部を含む受
光領域全体に局所酸化を行っていないことである。この
回路内蔵受光素子400の製造方法について、図9A〜
図9Cを用いて以下に説明する。
【0096】N型エピタキシャル成長までは、本発明の
実施の形態1〜3と全く同じであるが、P型分離拡散層
5を形成する工程順が異なる。つまり、図9Aに示すよ
うに、シリコン酸化膜6を形成し、P型分離拡散層5を
形成した後、活性領域を決定するシリコン窒化膜7を形
成する。実施の形態1〜3とは違い、シリコン窒化膜7
を形成する前にP型分離拡散層5を形成する。なぜな
ら、P型分離拡散層5を形成するためにボロンをイオン
注入した後、活性領域を決定するシリコン窒化膜7を形
成する際に、分割フォトダイオードの分割部を含む受光
領域全面には、局所酸化が起こらないようにする。従っ
て実施の形態1〜3と同様の工程順では、シリコン窒化
膜7の分にはP型分離拡散層5が形成できず、フォトダ
イオードが分割できない。また、これにより分割部でロ
コス段差が生じず、分割フォトダイオードのクロストー
ク特性の劣化に対する懸念が解消できる。
【0097】次に図9Bに示すように、局所酸化を行っ
て、シリコン窒化膜7を除去した後、膜厚の制御された
スルー酸化膜を形成するためにロコスによって酸化しな
かった部分の酸化膜を一度エッチングし、スルー酸化膜
となるシリコン酸化膜6Aを再形成する。
【0098】次にNPNトランジスタのコレクタ補償拡
散層8、内部ベース領域9、分割フォトダイオードのP
型拡散層10をイオン注入により形成する。NPNトラ
ンジスタの内部ベース領域9と分割フォトダイオードの
P型拡散層10とは同時に形成される。
【0099】実施の形態1〜3と同様に、分割フォトダ
イオードの反射防止膜であるシリコン熱酸化膜11、シ
リコン窒化膜12および反射防止膜の保獲用CVD系の
シリコン酸化膜13を形成する(図9C参照)。このシ
リコン窒化膜12は、窒化膜容量部の第2シリコン窒化
膜12Aと同時に形成することにより、コストアッブす
ることなく形成できる。
【0100】以下は実施の形態1と同じであるため、図
示しないが、次にV−PNPトランジスタのエミッタ領
域(図示せず)、NPNトランジスタの外部ベース領域
14および拡散源および電極となる多結晶シリコン16
を形成する。この多結晶シリコン16に砒素をイオン注
入し、アニールすることによりエミッタ領域15を形成
する。分割フォトダイオードの反射防止膜を先に形成し
ているため、トランジスタの歩留り低下を防止できる。
【0101】その後コンタクトホールを形成し、AlS
iなどの導電材料を全面に形成した後、第1層目配線1
7をパターニングする。第1層目配線17のエッチング
は、配線幅縮小のためドライエッチングで行われるが、
分割フォトダイオード上の反射防止膜を保護するための
CVD系のシリコン酸化膜13を形成することにより、
このドライエッチ時にシリコン窒化膜12もエッチング
されることなく、最適化されたシリコン窒化膜の膜べ
り、ドライエッチ時のプラズマによるダメージ、フォト
ダイオードのリーク電流特性の劣化が防止できる。
【0102】最後に層間絶縁膜18、第2層目配線19
を形成した後、カバー絶縁膜となるシリコン窒化膜20
を形成する。最後にこのパターニングしたシリコン窒化
膜20を保護膜にして、第1層目配線17のエッチング
時の保護用CVD系シリコン酸化膜13をウェットエッ
チする。
【0103】以上のように実施の形態4では、実施の形
態1の利点に加えて、実施の形態2、3と同様に分割フ
ォトダイオードの分割部とのロコス段差がないため、ク
ロストーク特性の劣化に対する懸念を解消できる。
【0104】またこの実施の形態4でも更なる高速化の
ために、P型低比抵抗基板(比抵抗:4Ωcm)上にP
型高比抵抗エピタキシャル層(比抵抗:1000Ωc
m)を形成した基板を使用し、フォトダイオード容量を
増加させることなく、フォトダイオードの直列抵抗を下
げることが可能である。
【0105】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、多結晶シ
リコンエミッタ、ロコス分離を採用した高速な集積回路
と高速な分割フォトダイオードとを同一基板上に形成し
た回路内蔵受光素子およびその製造方法を提供すること
ができる。
【0106】また本発明によれば、トランジスタの歩留
りの良好な回路内蔵受光素子およびその製造方法を提供
することができる。
【0107】さらに本発明によれば、スルー酸化膜厚の
バラツキによるトランジスタ特性のバラツキの少ない回
路内蔵受光素子およびその製造方法を提供することがで
きる。
【0108】さらに本発明によれば、反射防止膜の反射
率のバラツキの少ない回路内蔵受光素子およびその製造
方法を提供することができる。
【0109】さらに本発明によれば、クロストーク特性
の良好な回路内蔵受光素子およびその製造方法を提供す
ることができる。
【0110】本発明の回路内蔵受光素子の製造方法を採
用することにより、エミッタの拡散源および電極として
多結晶シリコンを使用したエミッタ形成や、素子分離と
してのロコス分離を用いて高速な集積回路を形成しつ
つ、分割フォトダイオードの応答特性、光感度特性、ク
ロストーク特性、リーク電流特性など諸特性を低下させ
ることなく同一シリコン基板上に形成できる。従って、
高速な応答性を有し、高感度でノイズの少ない回路内蔵
受光素子を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1による回路内蔵受光素子(分割フ
ォトダイオード、NPN)の断面図。
【図2A】実施の形態1による回路内蔵受光素子の製造
方法の説明図。
【図2B】実施の形態1による回路内蔵受光素子の製造
方法の説明図。
【図2C】実施の形態1による回路内蔵受光素子の製造
方法の説明図。
【図2D】実施の形態1による回路内蔵受光素子の製造
方法の説明図。
【図2E】実施の形態1による回路内蔵受光素子の製造
方法の説明図。
【図2F】実施の形態1による回路内蔵受光素子の製造
方法の説明図。
【図2G】実施の形態1による回路内蔵受光素子の製造
方法の説明図。
【図2H】実施の形態1による回路内蔵受光素子の製造
方法の説明図。
【図3A】波長λ=650nmにおけるSiO2に対す
る反射率の計算結果を示すグラフ。
【図3B】波長λ=780nmにおけるSiO2に対す
る反射率の計算結果を示すグラフ。
【図4】実施の形態2による回路内蔵受光素子(分割フ
ォトダイオード、NPN)の断面図。
【図5A】実施の形態2による回路内蔵受光素子の製造
方法の説明図。
【図5B】実施の形態2による回路内蔵受光素子の製造
方法の説明図。
【図5C】実施の形態2による回路内蔵受光素子の製造
方法の説明図。
【図5D】実施の形態2による回路内蔵受光素子の製造
方法の説明図。
【図6】実施の形態3による回路内蔵受光素子(分割フ
ォトダイオード、NPN)の断面図。
【図7A】実施の形態3による回路内蔵受光素子の製造
方法の説明図。
【図7B】実施の形態3による回路内蔵受光素子の製造
方法の説明図。
【図7C】実施の形態3による回路内蔵受光素子の製造
方法の説明図。
【図8】実施の形態4による回路内蔵受光素子(分割フ
ォトダイオード、NPN)の断面図。
【図9A】実施の形態4による回路内蔵受光素子の製造
方法を示す図。
【図9B】実施の形態4による回路内蔵受光素子の製造
方法を示す図。
【図9C】実施の形態4による回路内蔵受光素子の製造
方法を示す図。
【図10】従来の回路内蔵受光素子の断面図。
【図11A】従来の回路内蔵受光素子の製造方法の説明
図。
【図11B】従来の回路内蔵受光素子の製造方法の説明
図。
【図11C】従来の回路内蔵受光素子の製造方法の説明
図。
【図11D】従来の回路内蔵受光素子の製造方法の説明
図。
【図11E】従来の回路内蔵受光素子の製造方法の説明
図。
【図11F】従来の回路内蔵受光素子の製造方法の説明
図。
【図11G】従来の回路内蔵受光素子の製造方法の説明
図。
【図11H】従来の回路内蔵受光素子の製造方法の説明
図。
【図12】応答速度を低下させないで、接合容量を低減
するための拡散構造の説明図。
【図13A】従来の分離拡散、活性領域形成工程を示す
図。
【図13B】従来の分離拡散、活性領域形成工程を示す
図。
【図13C】従来の分離拡散、活性領域形成工程を示す
図。
【図14】フォトダイオード分割部のロコス段差による
クロストーク特性の劣化を説明する図。
【符号の説明】
1 P型半導体基板 2 P型埋込分離拡散層 3 N型埋込拡散層 4 N型エピタキシャル層 5 P型分離拡散層 6 シリコン酸化膜 6A シリコン酸化膜(スルー酸化膜) 7 シリコン窒化膜(活性領域を決定する) 8 NPNトランジスタコレクタ補償拡散層 9 NPNトランジスタ内部ベース拡散層 10 分割フォトダイオード部P型拡散層 11 分割フォトダイオード部反射防止膜シリコン酸化
膜 12 分割フォトダイオード部反射防止膜シリコン窒化
膜 13 分割フォトダイオード部反射防止膜保護用シリコ
ン酸化膜 14 NPNトランジスタ外部ベース拡散層 15 NPNトランジスタエミッタ拡散層 16 NPNエミッタ拡散源および電極用多結晶シリコ
ン 17 第1層目配線 18 層間絶縁膜 19 第2層目配線 20 カバーシリコン窒化膜 101 P型半導体基板 102 P型埋込分離拡散層 103 N型埋込拡散層 104 N型エピタキシャル層 105 P型分離拡散層 106 NPNトランジスタコレクタ補償拡散層 107 NPNトラニンジスタ内部ベース拡散層 108 NPNトランジスタ外部ベース拡散層 109 分割フォトダイオード部P型拡散層 110 NPNトランジスタエミッタ拡散層 111 分割フォトダイオード部反射防止膜シリコン窒
化膜 112 第1層目配線 113 層間絶縁膜 114 第2層目配線 115 カバーシリコン窒化膜 116 分割フォトダイオード部反射防止膜シリコン酸
化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠松 利光 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 岡 睦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 久保 勝 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−281458(JP,A) 特開 昭61−270859(JP,A) 特開 平4−152531(JP,A) 特開 平9−307086(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 31/10 - 31/119 H01L 27/14 - 27/15 H01L 29/68 - 29/739

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路とフォトダイオードとが同一の
    半導体基板上に形成される回路内蔵受光素子であって、前記半導体基板は、第1導電型半導体基板を含み、 前記フォトダイオードは、前記第1導電型半導体基板上
    に形成される第1の第2導電型半導体層と、該第1の第
    2導電型半導体層を複数に分割する第1導電型半導体層
    とを備え、分割された各第2導電型半導体層と前記第1
    導電型半導体基板とにより信号光を検出する複数の分割
    フォトダイオードが形成されており、 前記集積回路は、エミッタ拡散源および電極として多結
    晶シリコンを用いたトランジスタを含み、 前記集積回路は、シリコン酸化膜の局所酸化によって
    子分離されており、 前記フォトダイオードは、前記第1導電型半導体層が設
    けられた部分がシリコン酸化膜の局所酸化によって凹状
    に形成されており、該フォトダイオードの前記第2導電
    型半導体層および第1導電型半導体層の表面に均一なシ
    リコン酸化膜が形成されている、回路内蔵受光素子。
  2. 【請求項2】 集積回路とフォトダイオードとが同一の
    半導体基板上に形成される回路内蔵受光素子であって、前記半導体基板は、第1導電型半導体基板を含み、 前記フォトダイオードは、前記第1導電型半導体基板上
    に形成される第1の第2導電型半導体層と、該第1の第
    2導電型半導体層を複数に分割する第1導電型半導体層
    とを備え、分割された各第2導電型半導体層と前記第1
    導電型半導体基板とにより信号光を検出する複数の分割
    フォトダイオードが形成されており、 前記集積回路は、シリコン酸化膜の局所酸化によって
    子分離されており、 前記フォトダイオードは、前記第1導電型半導体層が設
    けられた部分がシリコン酸化膜の局所酸化によって凹状
    に形成されており、該フォトダイオードの前記第2導電
    型半導体層および第1導電型半導体層の表面に均一なシ
    リコン酸化膜が形成されている、回路内蔵受光素子。
  3. 【請求項3】 前記フォトダイオードの受光領域には、
    前記シリコン酸化膜と該シリコン酸化膜上に形成された
    るシリコン窒化膜とによって反射防止膜が形成されてい
    る、請求項1または2に記載の回路内蔵受光素子。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板は、高比抵抗の第1導電
    型半導体を含む、請求項1または2に記載の回路内蔵受
    光素子。
  5. 【請求項5】 前記半導体基板は、低比抵抗の第1導電
    型半導体基板と、前記第1導電型半導体基板上に形成さ
    れる高比抵抗の第1導電型エピタキシャル層とを含む、
    請求項1または2に記載の回路内蔵受光素子。
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