JP3369067B2 - 耐震性を有する推進用管継手 - Google Patents

耐震性を有する推進用管継手

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JP3369067B2
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敏雄 戸島
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、耐震性を有する推進
用管継手に関する。 【0002】 【従来の技術】管の敷設工法として、地中又は既設老朽
管路内へ新設管を順次接合しつつ推進させていくことに
よって管路を敷設する推進工法が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記推進管
は、受口に挿口を挿入して軸方向推力を加えて行くため
管路の敷設が完了した時点では、一般に挿口端が受口奥
端に突き付けられた状態となる。 【0004】従って、敷設後に推進管路に外力が作用し
たとき、挿口が抜け出る方向には移動の許容性がある
が、押し込む方向の外力が加わったときは全く伸縮代の
無い状態となり、このような時に強大な押込力が作用し
た場合挿口先端が受口奥端に突き当たり、挿口先端や受
口奥端が破壊される恐れがある。 【0005】特に、地震により管路に沿った往復方向に
強大な外力が作用した場合、管継手部分には管軸方向に
繰返し衝撃が加わるので上記危険性は高くなる。もっと
も、このような問題点を解消するものとして、推進工法
を実施する際に挿口先端と受口奥端との間にスペーサを
介挿し、推進工法終了後に上記スペーサを取り除く事に
よって各継手内部にスペーサの延在した長さ分の伸縮代
を作り、これにより耐震性を持たせた推進管の管継手の
構造が開示されている(例えば特開平3−39594号
公報)。 【0006】しかし、この工法及び推進用管継手の場合
推進工法終了後に管内部に人が入り込んでスペーサを除
去する必要があるので、人が入れない小径管では実施が
できない問題があった。 【0007】この発明は、上記問題点を解消することを
目的としてなされたものであり、推進工法による管路で
あっても、挿口が受口奥方へ向けて移動可能であり、破
壊強度を越えるような軸方向外力が作用しても挿口が受
口奥端を衝撃することがなく、しかも内部に人が入れな
いような小径管であっても実施が可能な耐震性を有する
推進用管継手を提供することを目的としてなされたもの
である。 【0008】 【課題を解決するための手段】すなわち、この発明の耐
震性を有する推進用管継手は、一端が受口、他端が挿口
とされた推進管の前記受口奥方に、周方向に断続すると
共に、前記受口奥方に向かって複数列にわたって配列さ
れた爪体を内面に有し、かつ受口奥端に当接可能な筒状
スペーサが挿入され、該筒状スペーサの爪体は前記受口
に挿入される挿口端面に係合可能とされ、かつ推進管敷
設時の最大推進軸力に耐え得る強度とされてなることを
特徴とするものである。 【0009】 【実施の形態】図1はこの発明の実施の形態を示す断面
図、図2は筒状スペーサの正面図である。 【0010】この発明の耐震性を有する推進用管継手
は、一端が受口2、他端が挿口3とされた推進管1の前
記受口2奥方に、図2に示すように周方向に断続すると
共に、前記受口奥方に向かって複数列にわたって配列さ
れた爪体4…4を内面に有し、かつ受口奥端2Aに当接
可能な筒状スペーサ5が挿入され、該筒状スペーサ5の
爪体4…4は前記受口2に挿入される挿口3端面3Aに
係合可能とされ、かつ推進管敷設時の最大推進軸力に耐
え得る強度とされて構成されている。 【0011】なお、図1中符号6は挿口3外周と受口2
内面とをシールするゴム輪、7は挿口抜け出し防止用の
ロックリング、8はロックリング芯出し用のゴムを示
す。上記において、爪体4…4は図2に示すような断続
状態として筒状スペーサ5内面に折曲成形の他、溶接等
により設けられる。 【0012】また爪体4…4は図1に示すように挿口3
端面3Aに係合できる形状とされ、推進管敷設時の最大
推進力に対しては耐え得るがそれ以上の軸方向外力が加
わったときは弾性変形あるいは塑性変形する程度の強度
とされ、この強度を持たせるため筒状スペーサ5及び爪
体4…4は、ステンレス製などの金属製とされる。 【0013】また、筒状スペーサ5は図2に示すように
受口2奥方へ挿入するため、受口開口端部分で一旦縮径
できるよう軸方向に割り5Aが入れられている。また、
筒状スペーサ5の奥端5Bは受口2の奥端2Aに隙間無
く接するように内方へ曲折されている。なお、筒状スペ
ーサ5の受口開放側は、図示のように隙間Sが形成され
る長さとされている。 【0014】次に、耐震性を有する推進用管継手の作動
について説明する。この発明の耐震性を有する推進用管
継手は、従来の推進用管継手と同様、受口2に挿口3を
挿入した状態で管路方向へ推進させていく。 【0015】このとき挿口3は、受口2奥方に収納され
た筒状スペーサ5の爪体4…4に係合した状態となる
が、爪体4…4は推進工法の最大推進力には耐え得る強
度とされ、かつ筒状スペーサ5の奥端5Bが受口奥端に
接していることから、挿口3は最前列の爪体4と係合
し、スペーサ5を介して受口2奥端に推進力を伝え、先
行する管路全体を推進していく。 【0016】従って、推進管の敷設が完了した時点で
は、受口2と挿口3との関係は図1に示すように挿口3
先端と受口2奥端との間に筒状スペーサ5に設けられた
何列かの爪体4の列を隔てた状態となる。 【0017】爪体4は既述のように推進力に耐え得る強
度とされているため、推進工法時のほか日常的な地盤の
変動、例えば交通、建築工事の振動、地盤沈下などに起
因する変動には爪体4の支持強度で十分持ちこたえる
が、非日常的な外力すなわち中規模以上の地震等で軸方
向の強大な押し込み力が作用した時、挿口3は図3に示
すように外力に応じて爪体4に強く押し当たる。 【0018】この時、爪体4は周方向に断続するので各
爪体4は変形が可能な状態とされ、また筒状スペーサ5
は受口奥端2Aに当接しているため、挿口3先端は爪体
4をを変形させて奥方へ移動し、次の列の爪体4に引っ
掛かり、以後はこの爪体4により挿口端が支持される。 【0019】この場合、奥側の爪体4も推進力には耐え
得る強度とされているので、以後強大な外力が加わるま
では第2列目以降の爪体4…4で同様に受口2、挿口3
の相対関係が保たれる。 【0020】なお、抜け出し方向の場合は従来と同様で
あり、図1の状態の場合はロックリングによる抜け出し
防止が、また二列目以降の爪体4に係合した後は隙間S
の余裕分は筒状体5と共に挿口3が抜け出し方向へ移動
し、さらに外力が作用した場合は筒状体5の開口側端が
ロックリング用収納溝8を形成する凸条8A側面に当接
した後は変形した爪体4から挿口3が抜け出て最終的に
はいずれもロックリングで抜け出しが防止される。 【0021】従って、挿口3は強大な外力が作用した場
合、抜け出し方向の他受口奥方へも移動でき、挿口先端
が受口奥端に激しく衝突する事故は防げる。 【0022】 【発明の効果】以上説明したように、この発明の耐震性
を有する推進用管継手は、管受口の奥方に、推進工法の
推進軸力には耐え得るがそれ以上の外力に対しては変形
する爪体を有したスペーサを介して挿口を受容する構成
としたため、推進工法では従来と同様な工事が可能であ
ると共に、地震による強大な外力が作用した場合は、挿
口の受口奥方への移動が許容され、これによって継手部
の破壊等が有効に防止され、もって災害に強い推進管管
路を敷設することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施の形態を示す要部断面図であ
る。 【図2】この発明の実施の形態を示す要部正面図であ
る。 【図3】この発明の実施の形態において変動後の態様を
示す要部断面図である。 【符号の説明】 1…推進管 2…受口 2A…受口奥端 3…挿口 3A…挿口端面 4…爪体 5…筒状スペーサ 5A…筒状スペーサの割り 5B…筒状スペーサの奥端 6…ゴム輪 7…ロックリング 8…ロックリング芯出し用のゴム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−39594(JP,A) 特開 平10−132171(JP,A) 特開 平10−148288(JP,A) 実開 昭57−67186(JP,U) 実開 昭57−83981(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 21/00 - 21/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】一端が受口、他端が挿口とされた推進管の
    前記受口奥方に、周方向に断続すると共に、前記受口奥
    方に向かって複数列にわたって配列された爪体を内面に
    有し、かつ受口奥端に当接可能な筒状スペーサが挿入さ
    れ、該筒状スペーサの爪体は前記受口に挿入される挿口
    端面に係合可能とされ、かつ推進管敷設時の最大推進軸
    力に耐え得る強度とされてなることを特徴とする耐震性
    を有する推進用管継手。
JP34026496A 1996-12-20 1996-12-20 耐震性を有する推進用管継手 Expired - Fee Related JP3369067B2 (ja)

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