JP3366806B2 - 工事用仮設フェンスの支持装置 - Google Patents
工事用仮設フェンスの支持装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、工事現場に部外者
の立入りを禁止するためなどに仮設される工事用仮設フ
ェンスの支持装置に関する。
の立入りを禁止するためなどに仮設される工事用仮設フ
ェンスの支持装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の仮設フェンスは、その両側の垂
直支柱の下端を地盤上に設置したＨ型鋼の前側の垂直エ
ッジ部に適当な支持手段により取付けてＨ型鋼に沿って
並列立設し、かつ各フェンスの内側の適当高さ位置に鋼
管を配設して各フェンスの垂直支柱と番線などで結合す
るとともに、この鋼管の適当箇所に斜めの支持用鋼管の
上端部をパイプクランプなどで結合し、支持用鋼管の下
端部を地盤に打ち込んだ杭用鋼管にパイプクランプなど
で結合することによって各フェンスを垂直姿勢に保持し
て前後に揺れ動かないようにしていた。
直支柱の下端を地盤上に設置したＨ型鋼の前側の垂直エ
ッジ部に適当な支持手段により取付けてＨ型鋼に沿って
並列立設し、かつ各フェンスの内側の適当高さ位置に鋼
管を配設して各フェンスの垂直支柱と番線などで結合す
るとともに、この鋼管の適当箇所に斜めの支持用鋼管の
上端部をパイプクランプなどで結合し、支持用鋼管の下
端部を地盤に打ち込んだ杭用鋼管にパイプクランプなど
で結合することによって各フェンスを垂直姿勢に保持し
て前後に揺れ動かないようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、重量の大きなＨ型鋼を地盤上に設置した
り、各フェンスを横方向に連結するために鋼管を配設し
て番線などで結合する作業や支持用鋼管の両端をパイプ
クランプで結合する作業が必要であるために作業工数が
多く、多くの資材と労力が必要であり、フェンス仮設コ
ストが非常に高くつくという問題があった。
来の構成では、重量の大きなＨ型鋼を地盤上に設置した
り、各フェンスを横方向に連結するために鋼管を配設し
て番線などで結合する作業や支持用鋼管の両端をパイプ
クランプで結合する作業が必要であるために作業工数が
多く、多くの資材と労力が必要であり、フェンス仮設コ
ストが非常に高くつくという問題があった。
【０００４】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、設置
資材が軽量・コンパクトでかつ簡単に作業性良く仮設フ
ェンスを設置することができる工事用仮設フェンスの支
持装置を提案することを目的とする。
資材が軽量・コンパクトでかつ簡単に作業性良く仮設フ
ェンスを設置することができる工事用仮設フェンスの支
持装置を提案することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、後述の実施形態における参照符号を付し
て示すならば、地盤１上に固定されるフェンスベース３
と、フェンス支持杆４とを備え、フェンスベース３は、
フェンス支持部７と、フェンス支持杆支持部８と、これ
ら両支持部７，８を間隔変更自在に連結する伸縮固定自
在連結部９とを備え、フェンス支持部７は、隣り合う２
つのフェンス２，２の互いに隣接する垂直支柱５ａ，５
ｂの下端部が嵌合する一対のフェンス支持軸１１ａ，１
１ｂを有し、フェンス支持杆支持部８は、地盤１に打ち
込まれる杭材１３が貫通する筒部１４と、当該筒部１４
と杭材１３とを固定する固定具１５とを有し、伸縮固定
自在連結部９は、両端が前記フェンス支持部７とフェン
ス支持杆支持部８とに固着されて互いに伸縮自在に嵌合
する軸２０と筒軸２１、及びその軸２０と筒軸２１とを
互いに固定する固定具２２とからなり、フェンス支持杆
４は、その基部に、フェンスベース３のフェンス支持杆
支持部８に対して着脱自在な基部クランプ手段２４が水
平支軸２５で揺動自在に軸支されると共に、遊端部に
は、隣り合う２つのフェンス２，２の互いに隣接する垂
直支柱５ａ，５ｂどうしを着脱自在に連結する遊端部ク
ランプ手段２８が水平支軸３２で揺動自在に連結された
構成を採用するものである。
に、本発明は、後述の実施形態における参照符号を付し
て示すならば、地盤１上に固定されるフェンスベース３
と、フェンス支持杆４とを備え、フェンスベース３は、
フェンス支持部７と、フェンス支持杆支持部８と、これ
ら両支持部７，８を間隔変更自在に連結する伸縮固定自
在連結部９とを備え、フェンス支持部７は、隣り合う２
つのフェンス２，２の互いに隣接する垂直支柱５ａ，５
ｂの下端部が嵌合する一対のフェンス支持軸１１ａ，１
１ｂを有し、フェンス支持杆支持部８は、地盤１に打ち
込まれる杭材１３が貫通する筒部１４と、当該筒部１４
と杭材１３とを固定する固定具１５とを有し、伸縮固定
自在連結部９は、両端が前記フェンス支持部７とフェン
ス支持杆支持部８とに固着されて互いに伸縮自在に嵌合
する軸２０と筒軸２１、及びその軸２０と筒軸２１とを
互いに固定する固定具２２とからなり、フェンス支持杆
４は、その基部に、フェンスベース３のフェンス支持杆
支持部８に対して着脱自在な基部クランプ手段２４が水
平支軸２５で揺動自在に軸支されると共に、遊端部に
は、隣り合う２つのフェンス２，２の互いに隣接する垂
直支柱５ａ，５ｂどうしを着脱自在に連結する遊端部ク
ランプ手段２８が水平支軸３２で揺動自在に連結された
構成を採用するものである。
【０００６】上記本発明を実施するに際しては、フェン
スベース３のフェンス支持杆支持部８は、前記フェンス
支持杆４の基部クランプ手段２４が締結される垂直支持
板部１７とアンカーボルト用貫通孔１９を備えた接地板
部１８とからなるＬ字状支持ブラケット１６から構成す
ることが出来るし、フェンスベース３のフェンス支持部
７は、フェンス支持軸１１ａ，１１ｂが突設され且つア
ンカーボルト用貫通孔１２を備えた接地板１０から構成
することが出来る。
スベース３のフェンス支持杆支持部８は、前記フェンス
支持杆４の基部クランプ手段２４が締結される垂直支持
板部１７とアンカーボルト用貫通孔１９を備えた接地板
部１８とからなるＬ字状支持ブラケット１６から構成す
ることが出来るし、フェンスベース３のフェンス支持部
７は、フェンス支持軸１１ａ，１１ｂが突設され且つア
ンカーボルト用貫通孔１２を備えた接地板１０から構成
することが出来る。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の工事用仮設フェン
スの支持装置の一実施形態について、図１〜図７を参照
しながら説明する。
スの支持装置の一実施形態について、図１〜図７を参照
しながら説明する。
【０００８】図１、図２において、１は地盤、２はフェ
ンス、３はフェンスベース、４はフェンス支持杆であ
る。フェンス２は、左右一対の垂直支柱５ａ，５ｂを備
えた矩形枠状のもので、その内側に金網６が張設されて
いる。また、フェンスベース３は、図３、図４に示すよ
うに、フェンス支持部７とフェンス支持杆支持部８とこ
れら両支持部７, ８を間隔変更自在に連結する伸縮固定
自在連結部９とから成っている。
ンス、３はフェンスベース、４はフェンス支持杆であ
る。フェンス２は、左右一対の垂直支柱５ａ，５ｂを備
えた矩形枠状のもので、その内側に金網６が張設されて
いる。また、フェンスベース３は、図３、図４に示すよ
うに、フェンス支持部７とフェンス支持杆支持部８とこ
れら両支持部７, ８を間隔変更自在に連結する伸縮固定
自在連結部９とから成っている。
【０００９】フェンス支持部７は、地盤１上に接地され
る接地板１０の前部に所定間隔あけて一対のフェンス支
持軸１１ａ，１１ｂを垂直に突設して成り、これらフェ
ンス支持軸１１ａ，１１ｂに隣り合う２つのフェンス
２, ２の互いに隣接する垂直支柱５ａ, ５ｂの下端部を
嵌合させてフェンス２を支持するように構成されてい
る。また、接地板１０の後部両側には地盤１がコンクリ
ート面などの場合にホールインアンカーでこの接地板１
０を固定することができるように一対のアンカーボルト
用貫通孔１２が形成されている。
る接地板１０の前部に所定間隔あけて一対のフェンス支
持軸１１ａ，１１ｂを垂直に突設して成り、これらフェ
ンス支持軸１１ａ，１１ｂに隣り合う２つのフェンス
２, ２の互いに隣接する垂直支柱５ａ, ５ｂの下端部を
嵌合させてフェンス２を支持するように構成されてい
る。また、接地板１０の後部両側には地盤１がコンクリ
ート面などの場合にホールインアンカーでこの接地板１
０を固定することができるように一対のアンカーボルト
用貫通孔１２が形成されている。
【００１０】フェンス支持杆支持部８は、図１、図５に
示すように地盤１に打ち込まれる杭材１３が貫通する筒
部１４と、当該筒部１４と杭材１３とを固定する固定具
１５とを有するとともに、筒部１４から垂直支持板部１
７と接地板部１８とを有する断面形状Ｌ字状の支持ブラ
ケット１６が延設され、接地板部１８の中央部にはアン
カーボルト用貫通孔１９が形成されている。また、接地
板部１８の両側部には、接地板部１８の下面に木製基板
が設置されている場合に釘で仮止めできるように一対の
釘穴１９ａが形成されている。固定具１５は筒部１４を
貫通するボルト１５ａとこのボルト１５ａが螺合するナ
ット１５ｂから成り、ナット１５ｂが筒部１４の外面に
溶接固着されている。
示すように地盤１に打ち込まれる杭材１３が貫通する筒
部１４と、当該筒部１４と杭材１３とを固定する固定具
１５とを有するとともに、筒部１４から垂直支持板部１
７と接地板部１８とを有する断面形状Ｌ字状の支持ブラ
ケット１６が延設され、接地板部１８の中央部にはアン
カーボルト用貫通孔１９が形成されている。また、接地
板部１８の両側部には、接地板部１８の下面に木製基板
が設置されている場合に釘で仮止めできるように一対の
釘穴１９ａが形成されている。固定具１５は筒部１４を
貫通するボルト１５ａとこのボルト１５ａが螺合するナ
ット１５ｂから成り、ナット１５ｂが筒部１４の外面に
溶接固着されている。
【００１１】伸縮固定自在連結部９は、接地板１０の後
部中央に一端が溶接固着された鉄筋等から成る伸縮軸２
０と、この伸縮軸２０の他端側がその一端側から出退自
在に挿入されるとともに他端がフェンス支持杆支持部８
の垂直支持板部１７の中央に溶接固着された筒軸２１に
て構成され、筒軸２１の一端近傍位置には伸縮軸２０を
任意に伸縮させた位置で固定する固定具２２が設けられ
ている。固定具２２は筒軸２１を貫通するボルト２２ａ
とこのボルト２２ａが螺合するナット２２ｂから成り、
ナット２２ｂが筒軸２１の外面に溶接固着されている。
部中央に一端が溶接固着された鉄筋等から成る伸縮軸２
０と、この伸縮軸２０の他端側がその一端側から出退自
在に挿入されるとともに他端がフェンス支持杆支持部８
の垂直支持板部１７の中央に溶接固着された筒軸２１に
て構成され、筒軸２１の一端近傍位置には伸縮軸２０を
任意に伸縮させた位置で固定する固定具２２が設けられ
ている。固定具２２は筒軸２１を貫通するボルト２２ａ
とこのボルト２２ａが螺合するナット２２ｂから成り、
ナット２２ｂが筒軸２１の外面に溶接固着されている。
【００１２】フェンス支持杆４の基部は、基部クランプ
手段２４にてフェンス支持杆支持部８に上下揺動自在に
連結されている。基部クランプ手段２４は、図５、図６
に示すように、フェンス支持杆４の基部が水平方向の支
軸２５の回りに揺動自在に連結された嵌合部材２６と、
締結具２７とから構成されている。嵌合部材２６は、フ
ェンス支持杆支持部８の垂直支持板部１７に嵌合自在な
形状であって、平面形状もコ字形に構成され、その間に
フェンス支持杆４の基部が嵌合して軸支されている。締
結具２７は、嵌合部材２６の前側板部を前後方向に螺合
貫通するボルト２７ａの先端に皿ばね２７ｂを回転自在
に装着したもので、垂直支持板部１７に嵌合させた嵌合
部材２６との間で垂直支持板部１７を挟み付けて嵌合部
材２６をフェンス支持杆支持部８の垂直支持板部１７に
固定する。
手段２４にてフェンス支持杆支持部８に上下揺動自在に
連結されている。基部クランプ手段２４は、図５、図６
に示すように、フェンス支持杆４の基部が水平方向の支
軸２５の回りに揺動自在に連結された嵌合部材２６と、
締結具２７とから構成されている。嵌合部材２６は、フ
ェンス支持杆支持部８の垂直支持板部１７に嵌合自在な
形状であって、平面形状もコ字形に構成され、その間に
フェンス支持杆４の基部が嵌合して軸支されている。締
結具２７は、嵌合部材２６の前側板部を前後方向に螺合
貫通するボルト２７ａの先端に皿ばね２７ｂを回転自在
に装着したもので、垂直支持板部１７に嵌合させた嵌合
部材２６との間で垂直支持板部１７を挟み付けて嵌合部
材２６をフェンス支持杆支持部８の垂直支持板部１７に
固定する。
【００１３】フェンス支持杆４の遊端部は、遊端部クラ
ンプ手段２８にて上下揺動自在にフェンス４の適当高さ
位置に連結されている。遊端部クランプ手段２８は、図
５、図７に示すように、基板部２９と当て板３０とこれ
ら基板部２９と当て板３０を互いに締結するための締結
具３１から構成されている。基板部２９には、後方へ突
出する左右一対の側板部２９ａ，２９ｂが折曲連設さ
れ、この両側板部２９ａ，２９ｂ間にフェンス支持杆４
の遊端部が水平方向の支軸３２により上下揺動自在に軸
支連結されている。当て板３０は、その左右両端が後方
へ曲げ加工されたもので、基板部２９と当て板３０と
で、隣り合う２つのフェンス２の互いに両垂直支柱５
ａ，５ｂを互いに離間移動するのを防止するように内外
両側から抱き込むように成されている。締結具３１は、
当て板３０の中央部を後方ヘ貫通するボルト３１ａと、
当該ボルト３１ａが螺合し得るように基板部２９の後側
に固着されたナット３１ｂとから成り、基板部２９と当
て板３０とで抱き込まれた両垂直支柱５ａ，５ｂの間を
ボルト３１ａが横断する。
ンプ手段２８にて上下揺動自在にフェンス４の適当高さ
位置に連結されている。遊端部クランプ手段２８は、図
５、図７に示すように、基板部２９と当て板３０とこれ
ら基板部２９と当て板３０を互いに締結するための締結
具３１から構成されている。基板部２９には、後方へ突
出する左右一対の側板部２９ａ，２９ｂが折曲連設さ
れ、この両側板部２９ａ，２９ｂ間にフェンス支持杆４
の遊端部が水平方向の支軸３２により上下揺動自在に軸
支連結されている。当て板３０は、その左右両端が後方
へ曲げ加工されたもので、基板部２９と当て板３０と
で、隣り合う２つのフェンス２の互いに両垂直支柱５
ａ，５ｂを互いに離間移動するのを防止するように内外
両側から抱き込むように成されている。締結具３１は、
当て板３０の中央部を後方ヘ貫通するボルト３１ａと、
当該ボルト３１ａが螺合し得るように基板部２９の後側
に固着されたナット３１ｂとから成り、基板部２９と当
て板３０とで抱き込まれた両垂直支柱５ａ，５ｂの間を
ボルト３１ａが横断する。
【００１４】以上の構成において、仮設フェンスを設置
するには、地盤１上のフェンス設置箇所にフェンス２の
幅寸法に対応する所定間隔あけて一対のフェンスベース
３を配置し、その後部のフェンス支持杆支持部８におけ
る筒部１４を貫通させて杭材１３を地盤１に打ち込み、
固定具１５にて筒部１４と杭材１３を固定することによ
り、フェンスベース３を固定設置する。そして、フェン
スベース３，３間にフェンス２を配置し、その両側の垂
直支柱５ａ，５ｂをそれぞれ対応するフェンス支持軸１
１ａ，１１ｂに嵌合させてフェンス２を立設する。次
に、引き続いてフェンス２の幅寸法に対応する所定間隔
あけてフェンスベース３を順次設置固定するとともに、
フェンスベース３，３間にフェンス２を配置して立設す
る。
するには、地盤１上のフェンス設置箇所にフェンス２の
幅寸法に対応する所定間隔あけて一対のフェンスベース
３を配置し、その後部のフェンス支持杆支持部８におけ
る筒部１４を貫通させて杭材１３を地盤１に打ち込み、
固定具１５にて筒部１４と杭材１３を固定することによ
り、フェンスベース３を固定設置する。そして、フェン
スベース３，３間にフェンス２を配置し、その両側の垂
直支柱５ａ，５ｂをそれぞれ対応するフェンス支持軸１
１ａ，１１ｂに嵌合させてフェンス２を立設する。次
に、引き続いてフェンス２の幅寸法に対応する所定間隔
あけてフェンスベース３を順次設置固定するとともに、
フェンスベース３，３間にフェンス２を配置して立設す
る。
【００１５】それと並行して、フェンス支持杆４の基部
の基部クランプ手段２４をフェンス支持杆支持部８の垂
直支持板部１７に装着固定し、次いでフェンス支持杆４
の遊端部の遊端部クランプ手段２８の当て板３０を外し
た状態でフェンス支持杆４をフェンス２側へ起こし、遊
端部クランプ手段２８の基板部２９を隣り合う２つのフ
ェンス２の互いに隣接する両垂直支柱５ａ，５ｂの後側
に当接させ、当該両垂直支柱５ａ，５ｂの前側に当て板
３０を当て付けて締結具３１にて基板部２９と締結す
る。こうして、遊端部クランプ手段２８の基板部２９と
当て板３０にて隣り合う２つのフェンス２の隣接する２
つの垂直支柱５ａ，５ｂを内外両側から抱き込んで両垂
直支柱５ａ，５ｂの中間高さ位置を互いに連結固定する
とともに、これら両垂直支柱５ａ，５ｂを斜め後方下方
に延びるフェンス支持杆４を介してフェンスベース３の
後部のフェンス支持杆支持部８で支持する。かくして、
各フェンス２はフェンス支持杆４の遊端部クランプ手段
２８にて適当高さ位置が互いに連結されるとともに、フ
ェンス支持杆４及びその基部クランプ手段２４を介して
フェンスベース３の後部のフェンス支持杆支持部８にて
支持され、その垂直姿勢が保持される。
の基部クランプ手段２４をフェンス支持杆支持部８の垂
直支持板部１７に装着固定し、次いでフェンス支持杆４
の遊端部の遊端部クランプ手段２８の当て板３０を外し
た状態でフェンス支持杆４をフェンス２側へ起こし、遊
端部クランプ手段２８の基板部２９を隣り合う２つのフ
ェンス２の互いに隣接する両垂直支柱５ａ，５ｂの後側
に当接させ、当該両垂直支柱５ａ，５ｂの前側に当て板
３０を当て付けて締結具３１にて基板部２９と締結す
る。こうして、遊端部クランプ手段２８の基板部２９と
当て板３０にて隣り合う２つのフェンス２の隣接する２
つの垂直支柱５ａ，５ｂを内外両側から抱き込んで両垂
直支柱５ａ，５ｂの中間高さ位置を互いに連結固定する
とともに、これら両垂直支柱５ａ，５ｂを斜め後方下方
に延びるフェンス支持杆４を介してフェンスベース３の
後部のフェンス支持杆支持部８で支持する。かくして、
各フェンス２はフェンス支持杆４の遊端部クランプ手段
２８にて適当高さ位置が互いに連結されるとともに、フ
ェンス支持杆４及びその基部クランプ手段２４を介して
フェンスベース３の後部のフェンス支持杆支持部８にて
支持され、その垂直姿勢が保持される。
【００１６】なお、フェンス２の設置手順は上記説明手
順以外にも種々の手順を適用することができる。また、
フェンス支持杆４の基部をフェンス支持杆支持部８に連
結する手段として、上記基部クランプ手段２４以外にも
フェンス支持杆４を上下揺動自在に連結する種々の連結
手段を適用することができ、またフェンス支持杆４の遊
端部をフェンス２の背面に連結する手段も種々の連結手
段を適用することができる。
順以外にも種々の手順を適用することができる。また、
フェンス支持杆４の基部をフェンス支持杆支持部８に連
結する手段として、上記基部クランプ手段２４以外にも
フェンス支持杆４を上下揺動自在に連結する種々の連結
手段を適用することができ、またフェンス支持杆４の遊
端部をフェンス２の背面に連結する手段も種々の連結手
段を適用することができる。
【００１７】
【発明の作用及び効果】本発明の工事用仮設フェンスの
支持装置は、以上のように実施し得るものであって、フ
ェンス支持部とフェンス支持杆支持部と伸縮固定自在連
結部とから成る比較的コンパクトなフェンスベースとフ
ェンス支持杆から成るので、設置資材が軽量・コンパク
トであり、低コストにて構成できるとともに取扱いが容
易であり、またフェンスの仮設時には、重量のあるＨ型
鋼などを設置する必要がなく、フェンスベースを所要位
置に配置し、フェンス支持杆支持部の筒部を貫通させて
杭材を打ち込んで筒部と固定し、フェンスの両側の垂直
支柱の下端部をフェンス支持部のフェンス支持軸に嵌合
させ、フェンス支持杆の基部をフェンス支持杆支持部に
連結した後フェンス支持杆を上方に揺動させてフェンス
の背面に連結するだけでよいので、簡単に作業性良く仮
設フェンスを設置することができるという効果を発揮す
る。
支持装置は、以上のように実施し得るものであって、フ
ェンス支持部とフェンス支持杆支持部と伸縮固定自在連
結部とから成る比較的コンパクトなフェンスベースとフ
ェンス支持杆から成るので、設置資材が軽量・コンパク
トであり、低コストにて構成できるとともに取扱いが容
易であり、またフェンスの仮設時には、重量のあるＨ型
鋼などを設置する必要がなく、フェンスベースを所要位
置に配置し、フェンス支持杆支持部の筒部を貫通させて
杭材を打ち込んで筒部と固定し、フェンスの両側の垂直
支柱の下端部をフェンス支持部のフェンス支持軸に嵌合
させ、フェンス支持杆の基部をフェンス支持杆支持部に
連結した後フェンス支持杆を上方に揺動させてフェンス
の背面に連結するだけでよいので、簡単に作業性良く仮
設フェンスを設置することができるという効果を発揮す
る。
【００１８】また、フェンス支持杆をフェンスベースの
フェンス支持杆支持部に着脱自在なクランプ手段に上下
揺動自在に軸支すると、フェンスベースとフェンス支持
杆が別部材となるので取扱い及び運搬・管理が一層容易
になるとともに、設置時に簡単に作業性良く連結するこ
とができる。
フェンス支持杆支持部に着脱自在なクランプ手段に上下
揺動自在に軸支すると、フェンスベースとフェンス支持
杆が別部材となるので取扱い及び運搬・管理が一層容易
になるとともに、設置時に簡単に作業性良く連結するこ
とができる。
【００１９】また、フェンスベースのフェンス支持杆支
持部にアンカーボルト用貫通孔を備えた接地板を設けた
り、またはフェンス支持部にフェンス支持軸が突設され
るとともにアンカーボルト用貫通孔を備えた接地板を設
けることにより、それぞれが接地する地盤がコンクリー
ト面である場合にホールインアンカー等によって固定設
置することができ、地盤の状況に応じて杭材を打ち込ま
なくも固定設置することができる。
持部にアンカーボルト用貫通孔を備えた接地板を設けた
り、またはフェンス支持部にフェンス支持軸が突設され
るとともにアンカーボルト用貫通孔を備えた接地板を設
けることにより、それぞれが接地する地盤がコンクリー
ト面である場合にホールインアンカー等によって固定設
置することができ、地盤の状況に応じて杭材を打ち込ま
なくも固定設置することができる。
【００２０】また、フェンス支持杆の遊端部に上下揺動
自在に連結されたクランプ手段を設けてこのクランプ手
段にて隣り合う２つのフェンスの互いに隣接する垂直支
柱同士を着脱自在に連結するようにすると、フェンス支
持杆をフェンスに簡単に連結できるとともに、その連結
と同時にフェンス同士も連結できるので、フェンスの設
置時の作業工数を少なくでき、さらに作業性良く仮設フ
ェンスを設置することができる。
自在に連結されたクランプ手段を設けてこのクランプ手
段にて隣り合う２つのフェンスの互いに隣接する垂直支
柱同士を着脱自在に連結するようにすると、フェンス支
持杆をフェンスに簡単に連結できるとともに、その連結
と同時にフェンス同士も連結できるので、フェンスの設
置時の作業工数を少なくでき、さらに作業性良く仮設フ
ェンスを設置することができる。
【図１】 本発明の工事仮設用フェンスの支持装置にお
ける一実施形態の縦断側面図である。
ける一実施形態の縦断側面図である。
【図２】 同実施形態の正面図である。
【図３】 同実施形態のフェンスベースの平面図であ
る。
る。
【図４】 同実施形態のフェンスベースの正面図であ
る。
る。
【図５】 図１のＡ−Ａ矢視部分横断平面図である。
【図６】 図５のＢ−Ｂ矢視断面図である。
【図７】 図１のＣ−Ｃ矢視部分背面図である。
２ フェンス
３ フェンスベース
４ フェンス支持杆
５ａ，５ｂ 垂直支柱
７ フェンス支持部
８ フェンス支持杆支持部
９ 伸縮固定自在連結部
１０ 接地板
１１ａ，１１ｂ フェンス支持軸
１２ アンカーボルト用貫通孔
１３ 杭材
１４ 筒部
１５ 固定具
１８ 接地板部
１９ アンカーボルト用貫通孔
２４ 基部クランプ手段
２８ 遊端部クランプ手段
─────────────────────────────────────────────────────
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(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
E04H 17/16
E04G 13/00
E04G 17/00
E04G 21/32
E01F 13/00 301
Claims (3)
- 【請求項１】地盤上に固定されるフェンスベースと、フ
ェンス支持杆とを備え、フェンスベースは、フェンス支
持部と、フェンス支持杆支持部と、これら両支持部を間
隔変更自在に連結する伸縮固定自在連結部とを備え、フ
ェンス支持部は、隣り合う２つのフェンスの互いに隣接
する垂直支柱の下端部が嵌合する一対のフェンス支持軸
を有し、フェンス支持杆支持部は、地盤に打ち込まれる
杭材が貫通する筒部と、当該筒部と杭材とを固定する固
定具とを有し、伸縮固定自在連結部は、両端が前記フェ
ンス支持部とフェンス支持杆支持部とに固着されて互い
に伸縮自在に嵌合する軸と筒軸、及びその軸と筒軸とを
互いに固定する固定具とからなり、フェンス支持杆は、
その基部に、フェンスベースのフェンス支持杆支持部に
対して着脱自在な基部クランプ手段が水平支軸で揺動自
在に軸支されると共に、遊端部には、隣り合う２つのフ
ェンスの互いに隣接する垂直支柱どうしを着脱自在に連
結する遊端部クランプ手段が水平支軸で揺動自在に連結
されている、工事用仮設フェンスの支持装置。 - 【請求項２】フェンスベースのフェンス支持杆支持部
が、前記フェンス支持杆の基部クランプ手段が締結され
る垂直支持板部とアンカーボルト用貫通孔を備えた接地
板部とからなるＬ字状支持ブラケットから構成されてい
る、請求項１に記載の工事用仮設フェンスの支持装置。 - 【請求項３】フェンスベースのフェンス支持部が、フェ
ンス支持軸が突設され且つアンカーボルト用貫通孔を備
えた接地板から構成されている、請求項１または２に記
載の工事用仮設フェンスの支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17425596A JP3366806B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 工事用仮設フェンスの支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17425596A JP3366806B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 工事用仮設フェンスの支持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH102133A JPH102133A (ja) | 1998-01-06 |
| JP3366806B2 true JP3366806B2 (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=15975439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17425596A Expired - Fee Related JP3366806B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 工事用仮設フェンスの支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3366806B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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|---|---|---|---|---|
| GB2360531A (en) * | 2000-03-07 | 2001-09-26 | S & B Building Equipment Ltd | Hoarding system |
| JP5163861B2 (ja) * | 2007-09-04 | 2013-03-13 | ニッコープランニング株式会社 | 仮設門扉の支柱立設具及びその支柱立設構造 |
| KR101345397B1 (ko) * | 2011-02-21 | 2013-12-30 | 태성이엔씨(주) | 가설방음벽용 포스트 부재 |
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| CN107338766A (zh) * | 2017-06-30 | 2017-11-10 | 中建钢构有限公司 | 制作大型钢圆筒的临时支撑胎架及拼装方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3006664U (ja) | 1994-07-14 | 1995-01-31 | ホクシン工業株式会社 | 工事現場の柵設置金具 |
| JP3014682U (ja) | 1995-02-10 | 1995-08-15 | 千明 大倉 | バリケード支持具 |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP17425596A patent/JP3366806B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
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|---|---|---|---|---|
| JP3006664U (ja) | 1994-07-14 | 1995-01-31 | ホクシン工業株式会社 | 工事現場の柵設置金具 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH102133A (ja) | 1998-01-06 |
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