JP3365597B2 - 開閉弁装置 - Google Patents

開閉弁装置

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田 收 泉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水源、例えば用水
路、貯水池、或いは用水路管から被給水部、例えば水田
へ水の給水、停止を行う開閉弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水田の水管理は、水稲の播種又は移植作
業の時期から収穫作業の時期まで通常6ケ月もの長期
間、給水水温、気温、地温、水稲の生育段階等に応じて
適宜適切に実施する必要がある。それ故、長時間の管理
労働を必要とするほか、適切な実施には経験的熟練を要
するため、一般的にはかなり不十分な実態がある。
【0003】そして、世界の水田の殆ど全ては開水路に
より用水を供給され、又、水田水は開水路へ排出される
システムであり、大部分の水田では、用水路と田面との
水位差は0.5m以下であり、田面水位と排水路水位と
の差も同様で有る。
【0004】しかるに、従来、水の圧力を利用してダイ
ヤフラム型水栓を作動させる機構をもつ用水補給器があ
るが、用水器へ接続する管路が0.05kg/cm2
下では正常に作動しない構造である。そして、ダイヤフ
ラム型水栓のため、大型水田に必要とする大容量のもの
の製造が困難であり、そのため、例えば1枚1haの水
田には3〜4基を必要としており、設置コストが嵩んで
いる。又、開水路からも給水可能なホースを上下させる
給水器があるが、所要の口径をもつホース口を上下させ
るには、ある程度大きい動力を必要とする難点がある。
これを避けるために小口径のホースを多数配置し、個別
の所要動力を小さくする方法も実施されているが、遠隔
操作する場合には遠隔操作用の装置がその数だけ必要と
なるため不経済である。さらに、上下に電動でスライド
するゲートもあるが、水圧によるゲートの枠への圧着の
ため、比較的大きい動力を必要としている。水田の大部
分には電力線が配線されていないので、電源は電池によ
らざるを得ず、大容量の電池の必要性はコストと管理の
問題が大きい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、比較的小さい動力で比較的大量の水を供給、停
止させることができる開閉弁装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の開閉弁装置によ
れば、水源の水面から下方に延びる入口管と、その入口
管に接続されて垂直方向に延びる案内管と、その案内管
の下部に接続されて開口している座面を有する出口管と
を備え、前記案内管の上端の前記水面より上方の位置に
水槽を設け、前記案内管内を上下動できるフローティン
グシリンダを設け、そのフローティングシリンダの下端
に前記座面と係合離脱できる弾性体の弁体を取付け、前
記水槽から前記フローティングシリンダの内部に水を供
給し、遮断する開閉弁を設け、かつ前記フローティング
シリンダ内の水を水槽に戻すポンプを設けてある。
【0007】したがって、フローティングシリンダ内に
水がない状態において、案内管内には水源の水面の位置
まで水がはいっているので、フローティングシリンダは
浮力により上昇位置にあって、弁体は弁座に着座してい
ない。そのために、水源の水は入口管、案内管および出
口管を通って被給水部に流出する。開閉弁装置を閉じた
い場合、開閉弁を開くと、水槽内の水はフローティング
シリンダ内に流入する。するとその重量によりフローテ
ィングシリンダは浮力に抗して下降し、弁体が座面に着
座し、その結果、出口管の座面が閉じられる。したがっ
て水の供給は停止する。
【0008】次に、閉じた開閉弁装置を開ける場合、ポ
ンプを作動してフローティングシリンダ内の水を水槽に
戻す。フローティングシリンダ内の水は少量ですむの
で、ポンプは電池作動の小型のものでよい。このように
フローティングシリンダ内の水が汲み上げられると、浮
力によりフローティングシリンダは上昇し、弁体は弁座
から離れ、水は出口管に流れる。
【0009】また、弁体を球状とし、内部に空気を封じ
込める等十分な浮力を与え、フローティングシリンダの
下端に回転可能に保持すると、水中の異物の付着を防止
できる。さらにポンプおよび開閉弁を遠隔操作させれ
ば、無人化が達成できる。
【0010】このように、本発明によれば、案内管中に
溜っている水源からの水の浮力を利用してフローティン
グシリンダを上下動させるので小さい動力で大量の水の
供給、遮断を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の一実施
例を示し、図において、水源の水面W1の下方に延びる
入口管10の出口は垂直方向に延びる案内管12に接続
されている。この案内管12の下端は出口管14の開口
部15と連通しており、この開口部15の周囲には弁座
16が設けられている。この出口管14は図示しない被
給水部、すなわち田圃に連通している。
【0012】さて、案内管12の上部は水槽19を形成
している。そして、案内管12の内部にはフローティン
グシリンダ20が上下動可能に設けられている。このフ
ローティングシリンダ20の下端部21は閉じられてお
り、弾性体、例えばゴムで球状に形成された弁体24を
回転自在に支承する支持部23が設けられている。
【0013】水槽19の下部からフローティングシリン
ダ20の内部に延びる管26の途中には開閉弁を構成す
る電磁弁28が取付けられている。そして、フローティ
ングシリンダ20の内部にはポンプ31が設置され、そ
のポンプ31の吐出側に接続されたチューブ33は水槽
19の上方に開口している。なお、ポンプ31は、フロ
ーティングシリンダ20の外部に設けてもよい。
【0014】これらのポンプ31および電磁弁28の作
動は適宜の位置に設置した制御盤40によって制御さ
れ、この制御盤40は発信器41からの信号をアンテナ
42で受けてポンプ31を作動停止させ、電磁弁28を
開閉するようになっている。しかしながら、必ずしもこ
のように遠隔操作にする必要はなく、手動によりオン・
オフさせてもよい。
【0015】作動に際し、今フローティングシリンダ2
0は図1に示す位置にあって、水源の水は入口管10と
案内管12を通り、開口15から出口管14に流れ図示
しない被給水部である田圃に送られている。
【0016】そこで電磁弁28を開くと、水槽19内の
水は自重で落下してフローティングシリンダ20内に溜
まる。すると今まで案内管12内の水により浮力で浮遊
していたフローティングシリンダ20は、その重力によ
り落下し、下部の弁体24が弁座16に着座する。その
結果、出口管14は遮断され給水は停止する(図2)。
【0017】次にこの開閉弁装置を開ける場合、ポンプ
31を作動して、フロティングシリンダ20内の水を水
槽19に戻す。その結果フローティングシリンダ20は
案内管12内の水の浮力により上昇し、入口管10と出
口管14とが連通する。
【0018】フローティングシリンダの20浮力は、水
源の水位W1により変化するが、開水路に使用する場合
は、その水位は通常ほぼ一定であり、特段の措置は不要
である。また、加圧された管水路に接続する場合には、
接続部の途中に手動バルブを設けることにより容易に所
定の水圧に制御することができる。一方、排水管理用に
使用した場合には、降雨等により水位が所定位置以上に
上昇すると、フローティングシリンダ20の浮力が増加
し、自動的に排水が行われる。
【0019】なお、本発明の実施に際して、ポンプや電
磁弁を作動する電源としては小型バッテリ(電池)、水
車発電、ソーラ電池、風車発電等を用いることができ
る。
【0020】以上の通り、本発明によれば、フローティ
ングシリンダ20を案内管12内の水の浮力とフローテ
ィングシリンダ20内での水の供給とにより、上下動さ
せ、もって弁体24を開閉させるので、弁体24の開閉
に必要な動力は少なく、電灯線設備のない所でも簡単に
設置できる。そして、水田水位の自動管理、あるいは、
適切なプログラムによる遠隔操作管理を容易に行うこと
ができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば下記のすぐれた効果を奏
する。 (1) 水源が開水路によるものであろうと、高低圧い
ずれの管水路であろうと使用可能であり、又、水田の排
水用途にもそのまま使用可能である。 (2) 弁体の開閉がフローティングシリンダの浮力と
水の供給による重量とにより行われるので、作動動力が
小さく、設置コスト、管理コスト共に低廉である。 (3) 案内管の上部が開放されるので、水路管に接続
使用する場合でも弁体が閉じる際に生ずるウォーターハ
ンマ現象が発生せず、通常の調圧水槽等の対応設備が不
要となり、又、低強度の管が使用できて設備コストを低
減することができる。 (4) 水田水位の自動管理、あるいは適切なプログラ
ムによる遠隔操作管理が可能となり、ひいては土壌管理
が省力的、かつ的確に実施できて高い生産性を期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】図1の閉弁時を示す断面図。
【符号の説明】
10・・・入口管 12・・・案内管 14・・・出口管 15・・・開口部 16・・・弁座 19・・・水槽 20・・・フローティングシリンダ 21・・・下部 23・・・支持部 24・・・弁体 31・・・ポンプ 33・・・チューブ 40・・・制御盤 41・・・発信器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−224908(JP,A) 実開 昭53−141733(JP,U) 実開 昭57−63168(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 1/00 F16K 31/18 F16K 33/00 E02B 13/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水源の水面から下方に延びる入口管と、
    その入口管に接続されて垂直方向に延びる案内管と、そ
    の案内管の下部に接続されて開口している座面を有する
    出口管とを備え、前記案内管の上端の前記水面より上方
    の位置に水槽を設け、前記案内管内を上下動できるフロ
    ーティングシリンダを設け、そのフローティングシリン
    ダの下端に前記座面と係合離脱できる弾性体の弁体を取
    付け、前記水槽から前記フローティングシリンダの内部
    に水を供給し、遮断する開閉弁を設け、かつ前記フロー
    ティングシリンダ内の水を水槽に戻すポンプを設けたこ
    とを特徴とする開閉弁装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性体の弁体がフローティングシリ
    ンダの下端に回転可能に保持されている球状体である請
    求項1記載の開閉弁装置。
  3. 【請求項3】 前記開閉弁およびポンプが遠隔操作で作
    動する請求項1記載の開閉弁装置。
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