JP3365459B2 - シガレット製造機のトリミング制御装置 - Google Patents

シガレット製造機のトリミング制御装置

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JP3365459B2
JP3365459B2 JP02714295A JP2714295A JP3365459B2 JP 3365459 B2 JP3365459 B2 JP 3365459B2 JP 02714295 A JP02714295 A JP 02714295A JP 2714295 A JP2714295 A JP 2714295A JP 3365459 B2 JP3365459 B2 JP 3365459B2
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    • A24C5/14Machines of the continuous-rod type
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    • AHUMAN NECESSITIES
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シガレット製造機の
巻上セクションに向けて供給される刻みたばこ層をトリ
ミングするためのトリミング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シガレット製造機は、巻上セクションに
て先ずシガレットロッドを成形した後、このシガレット
ロッドを切断して個々のシガレット材を得るものである
が、個々のシガレット材における切断端の部分は他の部
分に比べて刻みたばこの充填密度が増加されており、こ
れにより、シガレットロッドの切断時や、シガレット材
の移送中、シガレット材の切断端からの刻みたばこの脱
落、いわゆる刻みたばこの先落ちが防止される。
【0003】上述したシガレット材を得るには、シガレ
ットロッドを成形する際、その切断予定部内の刻みたば
この充填密度を予め増加させておけばよく、このため、
シガレット製造機には、その巻上セクションに向けて供
給される刻みたばこ層をトリミングするトリミング装置
が組み込まれている。このトリミング装置は、その外周
縁にポケットを有したトリミングディスクを備えてお
り、このトリミングディスクはその回転に伴い、刻みた
ばこ層から余剰の刻みたばこを除去する一方、そのポケ
ットの容量分だけ刻みたばこ層の厚みを一定の間隔毎、
つまり、シガレット材の長さに相当する間隔毎で且つシ
ガレットロッドの切断タイミングに同期して増加させる
ものとなっている。
【0004】従って、上述如くトリミング処理された刻
みたばこ層が巻上セクションに供給され、この巻上セク
ションにてシガレットロッドが成形されると、この成形
されたシガレットロッドはその切断予定部毎に刻みたば
この充填密度が増加しており、その切断予定部の中央か
ら切断されることで、上述したシガレット材を得ること
ができる。
【0005】シガレットロッドの切断は、シガレットロ
ッドの製造速度いわゆるロッド速度に応じたタイミング
で実施されるが、巻上セクション内にて、シガレットロ
ッドに滑りが発生すると、切断タイミングとシガレット
ロッドの切断予定部との同期にずれが発生し、その切断
予定部の中央、即ち、目標切断位置から正確に切断でき
ない。
【0006】このような目標切断位置からの切断ずれ
は、ロッド速度が高速化すればするほど増加し、また、
最近の研究からロッド速度が一定であっても刻々と変化
することが分かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】それ故、シガレットロ
ッドの目標切断位置からの切断ずれを常時監視し、切断
ずれが発生した場合にはその目標切断位置にシガレット
材の切断端を速やかに一致させることが望まれる。とこ
ろで、目標切断位置からのシガレット材の切断ずれを検
出するには、先ず、その目標切断位置を正確に設定する
必要があることから、シガレット材内の刻みたばこの充
填密度分布を求め、この充填密度分布における切断端近
傍のピークをその目標切断位置に設定することが考えら
れる。
【0008】しかしながら、そのピークが一定の領域に
て連続するような充填密度分布の場合にはそのピークか
らの目標切断位置の設定が不能となり、また、そのピー
クの片側が急激に立ち下がるような充填密度分布の場合
にあっては、そのピークを目標切断位置に設定すること
はできない。この発明は、上述した事情に基づいてなさ
れたもので、その目的とするところは、成形されたシガ
レットロッドの目標切断位置を適切に設定するととも
に、この目標切断位置とシガレット材の切断端との間の
切断ずれを自動的に補正することができるシガレット製
造機のトリミング制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、この発明
のトリミング制御装置によって達成され、請求項1のト
リミング制御装置は、外周縁にポケットを有し、成形さ
れたシガレットロッドの製造速度に応じた周速で回転さ
れて刻みたばこ層をトリミングし、少なくとも前記切断
予定部分となるべき前記刻みたばこ層の部分の厚さを前
記ポケットの容量分だけ増加させるトリミングディスク
と、トリミングディスクにおけるポケットの回転位相を
調整する調整手段と、シガレット材内の刻みたばこの充
填密度を検出する密度検出手段と、密度検出手段にて検
出した密度データに基づき、シガレット材内の刻みたば
この平均充填密度分布を演算するデータ処理手段と、求
めた平均密度分布から前記シガレット材の切断端近傍の
ピークを検出し、このピークから所定の量だけ降下した
密度までのピーク領域を算出する算出手段と、算出され
たピーク領域の領域幅中央に目標切断位置を設定する設
定手段と、目標切断位置と前記シガレット材の切断端と
の間の偏差を算出し、この偏差に基づき、前記調整手段
を介して前記ポケットの回転位相を補正する補正手段と
を備えている。
【0010】請求項2のトリミング制御装置の場合、ト
リミングディスクのポケットは、切断予定部となるべき
刻みたばこ層の部分のみ、その厚さを増加させるものと
なっている。請求項3のトリミング制御装置の場合、そ
の調整手段は、トリミングディスクに動力を伝達するギ
ヤ列の一部を構成し、互いに噛み合う一対のヘリカルギ
ヤと、これらヘリカルギヤの一方を軸線方向に移動自在
に支持する支持手段と、一方のヘリカルギヤを軸線方向
に移動させ、一対のヘリカルギヤの噛み合い位置を変化
させる移動手段とから構成されている。
【0011】
【作用】請求項1のトリミング制御装置によれば、シガ
レットロッドを切断して得たシガレット材内の刻みたば
この平均充填密度分布が求められ、この平均充填密度分
布からシガレット材の切断端側に位置したピーク領域が
ピークに基づいて先ず算出され、そして、ピーク領域の
領域幅中央がシガレットロッドの目標切断位置に設定さ
れる。このようにして設定された目標切断位置からシガ
レット材の切断端が偏位している場合、その偏差に基づ
き補正手段は調整手段を介してトリミングディスクにお
けるポケットの回転位相を進角又は遅角させる。
【0012】請求項2のトリミング制御装置によれば、
シガレットロッドの切断予定部となるべき刻みたばこ層
の部分のみ、その厚みが増加され、シガレット材の平均
充填密度分布は、その切断端側にのみピーク領域が存在
する。請求項3のトリミング制御装置によれば、トリミ
ングディスクはギヤ列を介し動力の伝達を受けて回転さ
れる。そして、ギヤ列中の互いに噛み合う一対のヘリカ
ルギヤのうち、一方のヘリカルギヤがその軸線方向に移
動されると、これらヘリカルギヤの噛み合い位置が変化
し、これにより、トリミングディスクの回転位相は進角
又は遅角される。
【0013】
【実施例】図1を参照すると、シガレット製造機は、刻
みたばこの供給セクション2及び巻上セクション4を備
えている。供給セクション2は無端状のサクションバン
ド、いわゆるたばこバンド6を有しており、このたばこ
バンド6はその走行に伴い、層状に吸着した刻みたばこ
層TLを巻上セクション4に向けて連続的に供給するこ
とができる。
【0014】巻上セクション4には無端状のガニチャテ
ープ8が配設されており、このガニチャテープ8はその
走行に伴い、その上面に重ね合わされている巻紙Pを走
行させる。なお、図10中、参照符号1はガニチャテー
プ8を走行させる駆動ドラムを示しており、この駆動ド
ラム10は一定の周速で回転される。巻上セクション4
の始端にて、たばこバンド6から巻紙P上に供給された
刻みたばこ層TLは、ガニチャテープ8の走行に伴い巻
紙Pとともに巻上セクション4を通過し、この過程に
て、刻みたばこ層TLは公知の如く巻紙Pに包み込ま
れ、これにより、シガレットロッドCRが連続的に成形
される。この後、成形されたシガレットロッドCRは巻
上セクション4の終端から連続的に送出される。なお、
巻上セクション4には、巻紙Pの一側縁に糊を塗布する
糊塗布器12や、成形されたシガレットロッドCRにお
ける巻紙Pの糊付け部分を乾燥させるヒータ14なども
備えられている。
【0015】巻上セクション4から送出されたシガレッ
トロッドCRは、密度検出装置16を通過して切断装置
18に至り、この切断装置18はシガレットロッドCR
を一定の長さ、つまり、シガレット2本分の長さを有し
たダブルシガレットDC毎に切断する。ここで、切断装
置18でのシガレットロッドCRの切断タイミングは、
切断するダブルシガレットDCの長さ及び前述したガニ
チャテープ8の走行速度、即ち、シガレットロッドCR
の製造速度を決定する駆動ドラム10の回転速度に応じ
て決定されている。
【0016】切断装置18から得られたダブルシガレッ
トDCはその両切断端での刻みたばこの充填密度が他の
部分よりも増加されており、これは、たばこバンド6上
の刻みたばこ層TLをトリミングすることで得られる。
このトリミングのため、たばこバンド6の終端部にはそ
の下方に位置して一対のトリミングディスク20が設け
られている。これらトリミングディスク20は、その外
周縁がたばこバンド6のバンド幅中央にて転接するよう
に配置されており、そして、外周縁にはその周方向に等
間隔を存して複数のポケット22が形成されている。
【0017】一対のトリミングディスク20は、位相調
整機能を有した駆動機構24に接続されており、この駆
動機構24は一対のトリミングディスク20を互いに逆
向きに回転させ、これにより、一方のトリミングディス
ク20の各ポケット22と他方のトリミングディスク2
0の対応するポケット22とは、たばこバンド6の直下
にて、互いに周期的に合致し且つたばこバンド6の走行
方向に移動する。
【0018】従って、一対のトリミングディスク20を
通過した刻みたばこ層TLは、これらトリミングディス
ク20の回転に伴い、その余剰の刻みたばこが除去され
る結果、所定の厚みに調整され、この際、刻みたばこ層
TLにはそれらのポケット22の容量分だけ、その厚み
が増加した増厚部分が所定の間隔を存して形成されるこ
とになる。
【0019】ここで、増厚部分の間隔はダブルシガレッ
トDCの長さに相当する間隔に設定され、また、トリミ
ングディスク20におけるポケット22の回転位相、つ
まり、刻みたばこ層TLの形成は、前述したシガレット
ロッドCRの切断タイミングに同期したものとなってい
る。この点に関して詳述すれば、トリミング処理された
刻みたばこ層TLが巻上セクション4に供給され、そし
て、この巻上セクション4にてシガレットロッドCRが
成形されると、このシガレットロッドCRには刻みたば
こ層TLの増厚部分に対応して刻みたばこの充填密度の
高い部分が形成され、そして、これら高密度部分の中央
にてシガレットロッドCRは切断される。
【0020】駆動機構構24は、一対のトリミングディ
スク20におけるポケット22の回転位相を調整可能で
あり、その具体的な構造は図2及び図3に示されてい
る。図2を参照すれば、駆動機構24はマウントプレー
ト26を備えており、このマウントプレート26はシガ
レット製造機のフレーム28の外側に位置し、このフレ
ーム28に対して昇降可能に取付けられている。なお、
図2及び図3中、フレーム28及びフレーム28側の部
材は2点鎖線で示されている。
【0021】フレーム28の内側には、エアシリンダか
らなるバーチカルシリンダ30が倒立状態で配置されて
おり、このバーチカルシリンダ30はそのシリンダ外筒
がフレーム28に支持されている。バーチカルシリンダ
30のピストンロッド32は、その下端がマウントプレ
ート26から延びたブラケット34にボールジョイント
を介して連結され、その伸縮に伴い、マウントプレート
26はフレーム28に対して上下動することができる。
【0022】マウントプレート26の下端にはブラケッ
ト34とは反対側に位置して延長プレート36が取付け
られている。この延長プレート36はL字状をなし、そ
の下端からは昇降ピン38が上方に向けて突出されてい
る。この昇降ピン38は、フレーム28側のガイド部4
0に挿入されており、このガイド部40には昇降ピン3
8の上昇を規制するストッパボルト42がねじ込まれて
いる。
【0023】図3からより明らかなようにマウントプレ
ート26にはギヤケーシング44が取付けられている。
このギヤケーシング44はマウントプレート26側から
エンドプレート46と、ケーシングシェル48とからな
っており、これらエンドプレート46及びケーシングシ
ェル48は複数の連結ボルト51を介してマウントプレ
ート26に連結されている。
【0024】ギヤケーシング44内にはエンドプレート
46に沿って延びるギヤ室50が形成されており、そし
て、ケーシングシェル48の一部からは中空の円筒部5
2が外側に向けて突出されている。ケーシングシェル4
8には円筒部52から離間してスリーブ54が取付けら
れており、このスリーブ54はその一端がフランジ結合
によりケーシングシェル48に連結されている。
【0025】スリーブ54内はギヤケーシング44のギ
ヤ室50に連通しており、その内部をウォームシャフト
56が延びている。このウォームシャフト56の両端部
は一対の軸受58を介してシャフトケーシング54に回
転自在に支持され、その一端はギヤ室50に突出してい
る。ウォームシャフト56には一対のウォーム60,6
2が一体に形成されており、これらウォーム60,62
はウォームシャフト56の軸方向に所定の間隔を存し、
且つ、その歯のねじれ方向は互いに逆向となっている。
【0026】スリーブ54には、その外側にシャフトホ
ルダ64が取付けられている。このシャフトホルダ64
はパイプ状をなすとともに、ウォーム60,62に対応
した部位は外側に向けてそれぞれ突出し、これにより、
一対の膨出筒66が形成されている。これら膨出筒66
は上方に向けて延び、その上端部分は完全なパイプ状を
なしているが、その下端部は中空の略半円筒形をなし、
スリーブ54に形成した切欠を介してスリーブ54内に
連通されている。
【0027】各膨出部66内にはディスクシャフト70
が上下に延びており、これらディスクシャフト70の上
端部及び下端部は軸受74,76を介して対応する膨出
部66に回転自在に支持されている。これらデスクシャ
フト70の中間部にはウォームホィール78,80がそ
れぞれ取付けられており、これらウォームホィール7
8,80は対応するウォーム60,62にそれぞれ噛み
合っている。
【0028】ディスクシャフト70は対応する膨出筒6
6の上端から突出しており、その突出端に前述したトリ
ミングディスク20がそれぞれクランパ82を介して取
付けられている。一方、前述したギヤケーシング44の
円筒部52内には、段付きスリーブ84が同心的に配置
されている。この段付きスリーブ84は、その大径側の
一端部がギヤケーシング44のエンドプレート46及び
マウントプレート26を貫通して突出し、複数の連結ね
じ86を介してマウントプレート26に固定されてい
る。
【0029】段付きスリーブ84内にはヘリカルギヤ8
8が配置されており、このヘリカルギヤ88はその両側
にギヤ軸90,92をそれぞれ有している。一方のギヤ
軸90は軸受94を介して段付きスリーブ84に回転自
在に支持されており、他方のギヤ軸92は軸受96を介
してスリーブ状をなしたスライダ98に回転自在に支持
され、且つ、ギヤ軸92と一体的に連結されている。ス
ライダ98は段付きスリーブ84に摺動自在に支持さ
れ、キー100を介して段付きスリーブ84に連結され
ている。従って、スライダ98はその軸線方向には移動
可能であるが、その軸線回りの回転は阻止された状態に
ある。
【0030】ケーシングシェル48には、中間ギヤ10
2が軸受104を介して回転自在に軸支されており、こ
の中間ギヤ102はギヤ室50内に位置し、ヘリカルギ
ヤ88に噛み合っている。更に、前述したウォームシャ
フト56の一端には中間ギヤ102と噛み合うシャフト
ギヤ106が取付けられている。一方、ヘリカルギヤ8
8のギヤ軸90の外側にはキー108を介して中空の駆
動軸110が一体的に連結されており、この駆動軸11
0はユニバーサルジョイント112を介して動力伝達経
路114に接続されている。この動力伝達経路114は
図示しない駆動源に接続されており、この駆動源からの
駆動力が動力伝達経路114及びユニバーサルジョイン
ト112を介して駆動軸110に伝達され、この駆動軸
110が回転される。更に、駆動軸110の回転力は、
ヘリカルギヤ88、中間ギヤ102及びシャフトギヤ1
06を介してウォームシャフト56に伝達され、そし
て、このウォームシャフト56のウォーム60,62か
ら一対のウォームホィール58,80に伝達される結
果、前述した一対のトリミングディスク20が回転され
ることになる。ここで、ウォーム60,62はその歯の
ねじれ方向が互いに逆向きとなっているので、一対のト
リミングディスク20は互いに逆向きに回転される。
【0031】駆動源は前述したガニチャテープ8の駆動
ドラム10にも、その動力伝達経路を介して接続されて
おり、一対のトリミングディスク20の周速は駆動ドラ
ム10の周速に応じて設定されている。つまり、前述し
たようにトリミングディスク2におけるポケット22の
回転位相が切断装置18での切断タイミングに同期する
ように設定されている。
【0032】一方、ヘリカルギヤ88のギヤ軸92側の
スライダ98内には、フィードスクリュー軸116のね
じ部分がねじ込まれており、このフィードスクリュー軸
116はその軸部分が軸受118,120を介してプー
リケーシング122に回転自在に支持されている。この
プーリケーシング122は中間リング124に一体的に
結合されており、この中間リング124はケーシングシ
ェル48の円筒部52に挿入されて、そして、段付きス
リーブ84の小径端に複数の連結ボルトを介して連結さ
れている。
【0033】フィードスクリュー軸116の軸部はプー
リケーシング122内に突出し、その突出端には歯付き
プーリ126が取付けられている。そして、プーリケー
シング122の外側にはパルスモータ128が取付けら
れており、このパルスモータ128の出力軸130もま
たプーリケーシング122内に突出している。出力軸1
30の突出端には歯付きプーリ132が取付けられてお
り、この歯付きプーリ132とフィードスクリュー軸1
16側の歯付きプーリ126との間には無端状の歯付き
ベルト134が掛け回されている。
【0034】従って、パルスモータ128が駆動される
と、その出力軸130の回転力が歯付きプーリ132、
歯付きベルト134及び歯付きプーリ126を介してフ
ィードスクリュー軸116に伝達され、このフィードス
クリュー軸116が回転される。フィードスクリュー軸
116はそのねじ部分がスライダ98にねじ込まれてい
るので、フィードスクリュー軸116の回転はスライダ
98を介してヘリカルギヤ88を軸方向の変位させる。
【0035】このようにしてヘリカルギヤ88が軸線方
向に変位すると、中間ギヤ102に対し、軸線方向でみ
たヘリカルギヤ88の噛み合い位置が変化する。この結
果、ヘリカルギヤ88に対し、中間ギヤ102から一対
のウォームホィール78,80までのギヤ列の回転位
相、つまり、一対のトリミングディスク20におけるポ
ケット22の回転位相が進角又は遅角される。
【0036】更に、ヘリカルギヤ88と一体に連結され
ている駆動軸110には磁性ディスク136が取付けら
れており、この磁性ディスク136の近傍には、磁性デ
ィスク136の外周縁を挟むようにして一対の近接セン
サ138,140が配置されている。ヘリカルギヤ88
とともに駆動軸110が軸線方向に変位し、その磁性デ
ィスク136の接近を検出すると、近接センサ138,
140は前述したパルスモータ128に停止信号を出力
する。従って、ヘリカルギヤ88の変位範囲は、一対の
近接センサ138,140から停止信号により決定され
る。なお、動力伝達経路114中には、駆動軸110、
つまり、ユニバーサルジョイント112の軸方向の変位
を吸収するため、その一部がスプライン結合されてい
る。
【0037】ヘリカルギヤ88における変位許容範囲内
でのパルスモータ128の駆動は、前述した密度検出装
置16から検出信号に基づき、図1に示す制御ボード1
42によって制御される。先ず、密度検出装置16は放
射線式の密度センサを備えており、この密度センサは、
巻上セクション4から成形されたシガレットロッドCR
が密度検出装置16を通過するとき、シガレットロッド
CR内の刻みたばこの充填密度に対応した密度信号を制
御ボード142に連続的に出力する。
【0038】制御ボード142は、MPU、RAM,R
OM及び各種I/Oインタフェースに加えてサンプリン
グ/収録回路144を含んでおり、このサンプリング/
収録回路144には密度検出装置16からの密度信号及
び切断信号が供給される。ここで、切断信号は切断装置
18でのシガレットロッドCRの切断タイミングに対応
したものであり、より詳しくは密度検出装置16での検
出時点と切断装置18での切断時点との時間差を考慮
し、切断タイミングに先だって発生される。具体的に
は、前述した切断装置18にはその切断位置を検出する
ロータリエンコーダ(図示しない)が備えられており、
このロータリエンコーダからのパルス信号に基づいて切
断信号が発生される。
【0039】サンプリング/収録回路142は、図4に
示すフローチャートに従い、密度検出装置16からの密
度信号をサンプリングし、そのサンプリングした密度デ
ータを収録する。先ず、ステップS1では切断信号を受
け取ったか否かが判定され、その判定結果が真(Yes)
の場合にはステップS2にてサンプリング処理が実施さ
れ、その判定結果が偽(No)の場合にはステップS1
が繰り返して実施される。
【0040】ステップS2のサンプリング処理では、ダ
ブルシガレットDCをNN(例えば300)の等しい区
分に分け、各区分NX における刻みたばこの充填密度が
密度信号に基づいて算出され、その算出した充填密度が
各区分の密度データとして順次サンプリングされる。そ
して、サンプリングされた密度データはデータ格納RA
Mに各区分毎に格納される。
【0041】この後、サンプリング処理した本数を表す
カウンタを1だけインクリメントし(ステップS3)、
そのカウンタのカウンタ値Kがその最大値KMAX(例え
ば500)に達したた否かが判定される(ステップS
4)。ここでの判定結果が偽の場合には、ステップS1
に戻り、このステップ以降が繰り返して実施される。ス
テップS4の判定結果が真の場合には、次のステップS
5にて、格納RAMの格納データが出力され、そして、
カウンタの値Kが0にリセットされる。
【0042】上述したようにしてサンプリング/収録回
路144から出力された格納データは、次に制御ボード
142の目標切断位置検出部146に供給され、この検
出部にてシガレットロッドCRの目標切断位置が検出さ
れる。そして、次の演算部148では、検出した目標切
断位置と切断信号つまり実切断位置との間の偏差が演算
され、この偏差に基づき制御量算出部150はパルスモ
ータ128の制御量であるモータ回転角を算出し、そし
て、このモータ回転角に基づきパルスモータ128を駆
動する。
【0043】上述した検出部146から算出部150ま
での具体的な働きは、図5のフローチャートにより詳細
に示されている。先ず、ステップS10では、サンプリ
ング/収録回路144から出力された格納データが読み
込まれ、この格納データからダブルシガレットDCにお
ける平均の密度分布が作成される。つまり、各区分毎に
密度データの平均値を算出することで、図6中実線で示
すような平均の密度分布が作成される。
【0044】ここで、前述の説明から明らかなようにダ
ブルシガレットDCにおける密度データのサンプリング
が切断信号を基準として実施されているから、図6の密
度分布において、その両端の区分N1,Nnがシガレット
ロッドCRの同一の実切断位置CPを示すことになる。
ここで、図1から明らかなように制御ボード142はC
RT152に接続されており、このCRT152には図
6の密度分布が実切断位置CPとともに表示されるよう
になっている。
【0045】次のステップS11では、図6の密度分布
をA1からA4の領域に等分してみたとき、その両端の領
域A1,A4が連続するように密度分布がシフトされ、こ
れにより、図7に示すように密度分布は切断位置CPを
挟んで連続することになる。具体的には、図7の密度分
布は切断位置CPを示す区分N1,Nn を同一の実切断
区分NCPに設定し、そして、領域A1,A4の各区分Nx
を区分NCPを基準としてシフトすることで得られる。
【0046】図7の密度分布が得られると、この密度分
布中のピークDPが検出され(ステップS13)、その
ピークDPから所定の割合(例えば0.2%)だけ小さ
い密度DLまでのピーク領域PAが算出され、そして、
このピーク領域PAの幅を規定する上限区分NH及び下
限区分NLが算出される(ステップS14)。図7中、
ピーク領域PAは斜線を施して示されている。
【0047】この後、上限区分NH及び下限区分NLから
次式に基づき、目標切断位置即ち目標切断区分NOBが算
出される(ステップS15)。 NOB=(NH−NL)/2 次のステップS16では、目標切断区分NOBからの実切
断区分NCPの偏差ΔNが次式により算出され、そして、
この偏差ΔNに基づきパルスモータ128のモータ回転
角Δθが算出される(ステップS17)。
【0048】次のステップS18では、モータ回転角Δ
θだけパルスモータ128が駆動され、これにより、前
述したようにヘリカルギヤ88がその軸線方向に変位さ
れ、一対のトリミングディスク20におけるポケット2
2の回転位相が進角又は遅角される。従って、実切断区
分NCPが目標切断区分NOBから外れても、そのずれが自
動的に補正され、切断装置18でのシガレットロッドC
Rの切断はその目標切断位置にて正確に実施されること
になる。
【0049】ここで、目標切断区分NOBは、前述したピ
ーク領域PAの幅中央に設定されているから、目標切断
区分NOBと上限区分NHとの間、また、目標切断区分NO
Bと下限区分NLとの間に十分な幅を確実に確保すること
ができる。この結果、シガレットロッドCRの目標切断
位置から切断して個々のダブルシガレットDCが得られ
ると、そのダブルシガレットDCはその切断端から十分
な長さに亘って刻みたばこの充填密度が増加されている
から、切断時や、その後のダブルシガレットDCの移送
中において、その切断端からの刻みたばこの脱落、いわ
ゆる先落ちを確実に防止でき、ダブルシガレットの品質
を向上することができる。
【0050】この後、ダブルシガレットはフィルタアタ
ッチメントに供給され、このフィルタアタッチメントに
て、ダブルシガレットからフィルタシガレットが製造さ
れる。詳しくは、フィルタアタッチメントにて、先ずダ
ブルシガレットはその中央から切断されて一対のシガレ
ットとなり、これらシガレット間にフィルタプラグが配
置される。この後、フィルタプラグを挟んだ一対のシガ
レットはチップペーパ片の巻付けにより相互に接続され
てダブルフィルタシガレットとなり、このダブルフィル
タシガレットがその中央から切断されることで、個々の
フィルタシガレットが得られる。ここで、ダブルシガレ
ットを切断して一対のシガレットが得られた場合、これ
らシガレット間にはフィルタプラグが直ちに配置される
ので、それらの切断端にて先落ちが発生することはな
い。
【0051】上述したようにして目標切断区分NOBが設
定されると、密度分布のピークが図8中実線で示すよう
に平坦な部分からなっていても、その平坦なピーク領域
の中央位置に目標切断区分NOB1が設定されることにな
り、また、図8中破線で示すように密度分布のピーク領
域の幅が狭くとも、そのピーク領域の中央位置に目標切
断区分NOB2を設定することができる。
【0052】更に、上述した実施例の場合、図6に示す
密度分布がその切断位置CPとともにCRTに表示され
るから、このCRT上の密度分布が図6中2点鎖線で表
されているような場合、その目標切断位置からの実切断
位置のずれを視認することができる。図1に示されてい
るように密度検出装置16からの密度信号は、刻みたば
この平均充填量制御回路154にも供給されている。こ
の平均充填量制御回路154はその密度信号とシガレッ
トロッドCRの製造速度に基づき、所定本数あたりにお
けるダブルシガレット内の刻みたばこの平均充填量を算
出し、その算出した平均充填量が目標充填量から外れた
場合、たばこバンド6のレベル調整機構156に調整信
号を出力する。レベル調整機構156は調整信号に基づ
き、前述した一対のトリミングディスク20に対して、
たばこバンド6を上下させる。
【0053】図9及び図10を参照すると、レベル調整
機構156の構成が具体的に示されている。レベル調整
機構156は、たばこバンド6の内側に配置された調整
ローラ158を備えており、この調整ローラ158は、
たばこバンド6の走行方向でみて一対のトリミングディ
スク20の転接点よりも上流側にて、たばこバンド6の
内面に転接されている。なお、図9,10において、た
ばこバンド6及び調整ローラ158は2点鎖線で示され
ている。
【0054】調整ローラ158はローラ軸160に回転
自在に取付けられており、このローラ軸160は、前述
したフレーム28側に面した調整ローラ158の端面か
ら突出している。ローラ軸160の突出端からは接続ア
ーム162が一体的に形成され、この接続アーム162
は調整ローラ158の径方向に延びている。接続アーム
162の先端には偏心ピン164の一端が連結されてい
る。この偏心ピン164は一対の軸受プレート166,
168に跨って延び、その両端部が軸受プレート16
6,168に軸受170,172を介して回転自在に支
持されている。なお、一方の軸受プレート168はフレ
ーム28に固定されており、他方の軸受プレート166
は、フレーム28とたばこバンド6との間を延びるサク
ションケーシング174の外壁に固定されている。
【0055】偏心ピン164には回動プレート176が
一体的に取付けられており、この回動プレート176は
軸受プレート166,168間に配置されている。回動
プレート176は偏心ピン164を中心とした円弧面を
有し、円弧面がギヤ178として形成されている。回動
プレート176のギヤ178には駆動ギヤ180が噛み
合われており、この駆動ギヤ180は電動モータ182
の出力軸184に取付けられている。電動モータ182
はフレーム28に固定されており、その出力軸184は
フレーム28を貫通して延びている。
【0056】電動モータ182は駆動制御回路186に
電気的に接続されており、この駆動制御回路186には
前述した平均充填量制御回路154に接続されている。
従って、駆動制御回路186は平均充填量制御回路15
4からの調整信号を受け取ることができる。更に、駆動
制御回路186には変位センサ188が電気的に接続さ
れている。この変位センサ188は、図10に示されて
いるように回動プレート176の上方に配置された差動
トランス190を備えており、この差動トランス190
は回動プレート176に向けて延びる検出ロッド192
を有している。検出ロッド192の先端は、回動プレー
ト176に形成した穴194に進入し、この穴194の
底に押圧付勢されている。
【0057】上述したレベル調整機構156によれば、
平均充填量制御回路154から調整信号が駆動制御回路
186に供給されると、この制御駆動回路186は調整
信号に応じて電動モータ182の出力軸184を正転方
向又は逆転方向に回転させる。従って、出力軸184の
駆動ギヤ180にギヤ178を介して噛み合っている回
動プレート176が回動され、この回動プレート176
とともに偏心ピン164もまた回転される。偏心ピン1
64は接続アーム162を介して調整ローラ158のロ
ーラ軸160に一体的に結合され、そして、ローラ軸1
60は偏心ピン164から偏心距離Eを存して偏心され
ているので、偏心ピン164の回転に伴い接続アーム1
62を介してローラ軸160が偏心ピン164を中心と
して回動される。この結果、調整ローラ158がたばこ
バンド6に対して上下動し、たばこバンド6と一対のト
リミングディスク20との間の間隔、つまり、刻みたば
こ層の層厚が調整される。
【0058】一方、回動プレート176の回動に伴い、
変位センサ188の検出ロッド192がその軸線方向に
変位し、この変位が差動トランス190により検出され
る。差動トランス190は変位に応じた変位信号を駆動
制御回路186に出力し、これにより、駆動制御回路1
86は調整信号に対応した量だけ、調整ローラ158が
上下動したか否かを判定でき、調整ローラ158の上下
調整を確実に行うことができる。
【0059】なお、たばこバンド6の交換作業を行う場
合、シガレット製造機の運転を停止した状態で、前述し
たエアシリンダ30(図2参照)を伸張させれば、マウ
ントプレート26を介して一対のトリミングディスク2
0が下降するので、たばこバンド6の交換作業を容易に
行うことができる。マウントプレート26の上下動はユ
ニバーサルジョイント122より吸収されるので、たば
こバンド6の交換作業時にあっても、一対のトリミング
ディスク20への動力伝達系を分離する必要はない。
【0060】上述した実施例では、製造したダブルシガ
レットDCの切断端部のみ、その刻みたばこの充填密度
を増加させるようにしているが、各トリミングディスク
20のポケット22の数を増加させることで、図6中破
線の密度分布で示されるようにダブルシガレットDCの
中央部分にも、その刻みたばこの充填密度を増加させた
部分を形成することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように請求項1のトリミン
グ制御装置によれば、シガレットロッドを切断して得た
シガレット材内の刻みたばこの平均の充填密度分布を求
めた後、この充填密度分布のピークから所定量だけ低下
した密度までのピーク領域を算出し、そして、そのピー
ク領域の領域幅中央に目標切断位置を設定するようにし
たから、その目標切断位置と実切断位置との偏差に基づ
き、トリミングディスクにおけるポケットの回転位相を
進角又は遅角させることで、シガレットロッドの切断を
正確且つ適切に行える。この結果、シガレット材の切断
端から刻みたばこが脱落して先落ちが発生するようなこ
ともなく、そのシガレット材の品質が安定且つ向上す
る。請求項2のトリミング制御装置によれば、トリミン
グディスクのポケットは、シガレット材の切断端部のみ
その刻みたばこの充填密度を増加させるものとなってい
るから、シガレット材の製造に要する刻みたばこの消費
量が低減する。請求項3のトリミング制御装置によれ
ば、そのトリミングディスクに動力を伝達するギヤ列中
に一対のヘリカルギヤを介挿し、そして、その一方のヘ
リカルギヤを軸線方向に移動可能とするだけの簡単な構
造で、トリミングディスクにおけるポケットの回転位相
を容易に調整することができ、また、制御装置がコンパ
クトであるので、その設置スペースが少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】トリミング制御装置を含むシガレット製造機を
示した概略構成図である。
【図2】一対のトリミングディスクの駆動機構を一部を
破断して示した図である。
【図3】図2の駆動機構の横断面図である。
【図4】密度検出装置から出力された密度信号のサンプ
リング/収録ルーチンを示したフローチャートである。
【図5】トリミングディスクの位相制御ルーチンを示し
たフローチャートである。
【図6】ダブルシガレット内の刻みたばこの充填密度分
布を示したグラフである。
【図7】図6の密度分布の一部をシフトした結果を示す
グラフである。
【図8】図7の密度分布中のピーク領域とは異なる形状
のピーク領域を有する密度分布の一部を示したグラフで
ある。
【図9】たばこバンドのレベル調整機構を示した横断面
図である。
【図10】図9のレベル調整機構を概略的に示した正面
図である。
【符号の説明】
4 巻上セクション 6 たばこバンド 8 ガニチャテープ 10 駆動ドラム 16 密度検出装置 18 切断装置 20 トリミングディスク 22 ポケット 24 駆動機構 128 パルスモータ 142 制御ボード 144 サンプリング/収録回路 146 目標切断位置検出部 148 偏差算出部 150 制御量算出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A24C 5/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリミング処理済みの刻みたばこ層を巻
    上セクションに向けて一定の速度で供給し、この巻上セ
    クションにて、前記刻みたばこ層を巻紙により包み込み
    ながらシガレットロッドを連続的に成形し、この後、切
    断装置にて、前記シガレットロッドを前記トリミング処
    理により一定の間隔毎に形成された切断予定部分から切
    断し、個々のシガレット材を製造するシガレット製造機
    において、 外周縁にポケットを有し、前記シガレットロッドの製造
    速度に応じた周速で回転されて刻みたばこ層をトリミン
    グし、少なくとも前記切断予定部分となるべき前記刻み
    たばこ層の部分の厚さを前記ポケットの容量分だけ増加
    させるトリミングディスクと、 前記トリミングディスクにおけるポケットの回転位相を
    調整する調整手段と、 前記シガレット材内の刻みたばこの充填密度を検出する
    密度検出手段と、 前記密度検出手段にて検出した密度データに基づき、前
    記シガレット材内の刻みたばこの平均充填密度分布を演
    算するデータ処理手段と、 前記平均密度分布から前記シガレット材の切断端近傍の
    ピークを検出し、このピークから所定の量だけ降下した
    密度までのピーク領域を算出する算出手段と、 前記ピーク領域の領域幅中央に目標切断位置を設定する
    設定手段と、 前記目標切断位置と前記シガレット材の切断端との間の
    偏差を算出し、この偏差に基づき、前記調整手段を介し
    て前記ポケットの回転位相を補正する補正手段とを具備
    したことを特徴とするシガレット製造機のトリミング制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記トリミングディスクのポケットは、
    前記切断予定部となるべき前記刻みたばこ層の部分の
    み、その厚さを増加させることを特徴とする請求項1の
    シガレット製造機のトリミング制御装置。
  3. 【請求項3】 前記調整手段は、前記トリミングディス
    クに動力を伝達するギヤ列の一部を構成し、互いに噛み
    合う一対のヘリカルギヤと、これらヘリカルギヤの一方
    を軸線方向に移動自在に支持する支持手段と、前記一方
    のヘリカルギヤを軸線方向に移動させ、前記一対のヘリ
    カルギヤの噛み合い位置を変化させる移動手段とを備え
    ていることを特徴とする請求項1のシガレット製造機の
    トリミング制御装置。
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