JP3362695B2 - 遅延揺らぎ吸収装置及び吸収方法 - Google Patents

遅延揺らぎ吸収装置及び吸収方法

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JP3362695B2 JP09039999A JP9039999A JP3362695B2 JP 3362695 B2 JP3362695 B2 JP 3362695B2 JP 09039999 A JP09039999 A JP 09039999A JP 9039999 A JP9039999 A JP 9039999A JP 3362695 B2 JP3362695 B2 JP 3362695B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遅延揺らぎ吸収装置
及び吸収方法に関し、特にイーサネット(登録商標)
(Ethernet(登録商標))、ATM(asyn
chronous transfer mode)等を
利用して音声通信を行う場合に受信装置側に設けられる
遅延揺らぎ吸収装置及び吸収方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音声をパケット化して送受信する
装置においては、受信側にて伝送遅延の揺らぎを吸収す
るためバッファを用いており、読出し側では伝送遅延の
大きい場合の受信パケットについても許容できる時間だ
け経過した後、読出しを開始することにより通話の連続
性を保つ仕掛けが用いられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、次のような問題がある。例えば、特開
昭64−29141号公報によれば、伝送遅延揺らぎ吸
収バッファの読出しタイミングが装置により固定値とさ
れており、これにより、読出しタイミングを早くする
と、伝送遅延が大きい音声パケットの情報を再生するこ
とができず、また、読出しタイミングを遅くすると、音
声は連続して再生できるものの、遅延時間が固定的に大
きいため、エコーが発生したり、双方向の通話に違和感
が出るなどの問題があった。
【0004】この課題を解決するため、特開平9−20
0265号公報(以下、文献1という)記載の技術によ
れば、送信側にてヘッダ部分に時間情報を付加して送信
し、受信側ではパケットのヘッダ部分の送信時間情報
と、自装置内の受信時間情報を比較し、伝送遅延揺らぎ
吸収バッファの読出しタイミングと比較して、大きい場
合、少ない場合に、読出しタイミングを変更する。この
方式では、伝送遅延の揺らぎが大きいか小さいかによ
り、伝送遅延吸収バッファの読出しタイミングを常に調
整することができるが、音声パケットの伝送遅延が大き
いパケットと小さいパケットが繰り返された場合に、伝
送遅延揺らぎ吸収バッファの読出しタイミングが頻繁に
更新され、かつ更新される際のタイミング変更値が大き
いため、タイミングを変更する瞬間に通話が連続され
ず、また、話者が聞き取る遅延時間も大きくなったり小
さくなったりするのを繰り返すため、話者の違和感が大
きいという問題があった。
【0005】なお、この文献1記載の技術と同様の技術
が特開平2−63346号公報(以下、文献2という)
にも記載されている。さらに、この種の遅延揺らぎ吸収
装置の他の例が特開平1−248726号公報(以下、
文献3という)、特開平2−67847号公報(以下、
文献4という)、特開平2−203641号公報(以
下、文献5という)及び特開平6−46080号公報
(以下、文献6という)に開示されている。
【0006】文献2記載の技術は送信時にヘッダに付加
された発生時刻とパケット受信時刻から伝達遅延時間を
求めて受信パケットを遅延させて再生するというもので
ある。文献3記載の技術は送信パケットに設定された時
間分だけ遅らせて受信側でパケットを読出すというもの
である。文献4記載の技術はFIFOに蓄積されたパケ
ットの量が所定値以下になるとFIFOからの読出しを
中止し、所定値以上になるとFIFOからの読出しを再
開するというものである。文献5記載の技術は平均遅延
時間の変化を監視し、変化の値が所定値以下の場合に、
揺らぎが吸収されていないときに揺らぎ吸収遅延時間を
延ばし、吸収されているときに揺らぎ吸収遅延時間を縮
めるというものである。文献6記載の技術は最初に到着
したセルから一定監視時間T内に受信したセル数、復号
化時間に基づき揺らぎ吸収基礎時間を補正するというも
のである。しかし、これら文献2乃至6にも上記課題を
解決する策は開示されていない。
【0007】そこで本発明の目的は、通話品質の向上を
図ることができ、かつ話者の聴感の違和感を小さくする
ことができる遅延揺らぎ吸収装置及び吸収方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明による遅延揺らぎ吸収装置は、伝送線路を介し
て受信されたパケットが格納されるバッファ手段と、こ
のバッファ手段に前記パケットが格納された時間から所
定時間遅延させて前記バッファ手段から前記パケットを
読出すバッファ制御手段とを含む遅延揺らぎ吸収装置で
あって、前記バッファ制御手段は前記バッファ手段から
前記パケットを読出す際の遅延時間を第1時間毎に更新
するとともに前記遅延時間を大から小に変更する場合は
段階的に小とし、前記遅延時間を小から大に変更する場
合は次の前記第1時間の先頭パケットの位置から前記遅
延時間を大とすることを特徴とする。
【0009】又、本発明による遅延揺らぎ吸収方法は、
伝送線路を介して受信されたパケットをバッファ手段に
格納し、前記バッファ手段に前記パケットが格納された
時間から所定時間遅延させて前記バッファ手段から前記
パケットを読出す遅延揺らぎ吸収方法であって、その方
法は前記バッファ手段から前記パケットを読出す際の遅
延時間を第1時間毎に更新するとともに前記遅延時間を
大から小に変更する場合は段階的に小とする第1ステッ
プと、前記バッファ手段から前記パケットを読出す際の
遅延時間を第1時間毎に更新するとともに前記遅延時間
を小から大に変更する場合は次の前記第1時間の先頭パ
ケットの位置から前記遅延時間を大とする第2ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0010】本発明によれば、遅延時間を大から小に変
更する場合は段階的に小とする構成であるため、通話品
質の向上を図ることができ、かつ話者の聴感の違和感を
小さくすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】まず、本発明の概要について説明
しておく。本発明は伝送路から受信する音声パケットの
伝送遅延揺らぎの大きさにより、バッファからの音声パ
ケット読出しタイミングを随時調整し、バッファ量を小
から大に変更する際はすみやかに変更し、大から小に変
更する際は一定の時間をかけて徐々に変更する。
【0012】次に、本発明の最良の実施の形態について
添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明の最良
の実施の形態の構成図である。図1は本発明に係る遅延
揺らぎ吸収装置を含むネットワークシステムの全体構成
を示している。図1を参照して、ネットワークシステム
は電話機1と、音声パケット化装置3と、ネットワーク
5と、音声パケット化装置4と、電話機2とからなる。
又、音声パケット化装置3は音声インターフェース回路
10と、音声圧縮回路11と、ネットワークインターフ
ェース12と、CPU13と、伝送遅延揺らぎ吸収バッ
ファ14と、メモリ15とからなり、音声パケット化装
置4はネットワークインターフェース21と、伝送遅延
揺らぎ吸収バッファ22と、音声圧縮回路23と、音声
インターフェース24と、CPU25と、メモリ26と
からなる。
【0013】ネットワーク5はイーサネット、ATM等
のパケット通信を使用したネットワークであり、送信側
から受信側へパケットを伝送する際にその遅延時間はパ
ケット毎に異なることを特徴とするネットワークであ
る。
【0014】音声パケット化装置3及び音声パケット化
装置4は、夫々電話機1、電話機2からのアナログ音声
信号をパケットへ変換してネットワーク5へ送出し、
又、ネットワーク5から受信した音声パケットをアナロ
グ音声信号へ復元する機能を有する。電話機1および音
声パケット化装置3を送信側、電話機2と音声パケット
化装置4を受信側として説明すると、電話機1から出力
されるアナログ音声信号は音声パケット化装置3で音声
パケット化され、ネットワーク5を使用して音声パケッ
ト化装置4へ送られ、音声パケット化装置4では受信し
た音声パケットをアナログ音声情報へ復元し、電話機2
へ送る。これにより、電話機1から電話機2への通話が
可能になる。
【0015】音声パケット化装置3を送信側としてその
内部構成を説明すると、音声インターフェース10は、
アナログ音声信号を一例として64kbpsのPCM信
号等へ変換し、音声圧縮回路11はその64kbpsの
PCM信号を一例として8kpbsへ音声圧縮した音声
圧縮データへ変換する機能を有し、ネットワークインタ
ーフェース12は音声圧縮データにネットワークの宛先
情報であるヘッダを付加した音声パケットを生成しネッ
トワーク5へ送出する機能を有し、CPU13はこれら
の機能部を制御する機能を有する。
【0016】音声パケット化装置4を受信側としてその
内部構成を説明すると、ネットワークインターフェース
21はネットワーク5から送られてくる音声パケットを
受信し、受信した音声パケットからヘッダ情報を取り除
き音声圧縮データを取り出す。CPU25は、この音声
圧縮データを伝送遅延揺らぎ吸収バッファ22へ書込む
と共に、ネットワーク5から受信する音声パケットの受
信間隔より伝送遅延時間を計算しメモリ26へ蓄積す
る。これを基に、一定時間毎に各音声パケットの伝送遅
延時間より、パケットの伝送遅延の揺らぎを吸収するた
めに必要な伝送遅延揺らぎ吸収バッファ22のバッファ
量を計算する。この計算結果により、一定時間毎にバッ
ファ量を調整、すなわち読出しタイミングの調整を行
う。伝送遅延揺らぎ吸収バッファ22は、ネットワーク
5での伝送遅延がパケット毎に異なるため、伝送遅延が
小さいパケットの次に伝送遅延が大きいパケットを受信
した時など、受信した音声パケットをそのままつなぎ合
わせると連続した音声データにならず、途中の音声デー
タが抜けてしまうため、受信した音声パケットを一度バ
ッファリングし、伝送遅延が大きいパケットの遅延時間
に合わせて読出す。これにより、連続した音声データを
得ることができるというものである。伝送遅延揺らぎ吸
収バッファ22から読出された音声圧縮データは、音声
圧縮回路23にて8kbps等に圧縮されていた音声デ
ータから元の64kbpsのPCM信号へ復元され、音
声インターフェース部24では64kbpsのPCM信
号がアナログ音声信号に変換される。CPU25は、こ
れらの機能部を制御する機能を有するとともに、ネット
ワークインターフェース21から受信する音声パケット
の受信間隔より伝送遅延時間を計算し、統計情報として
メモリ26へ蓄積する。この伝送遅延時間のデータより
伝送遅延揺らぎ吸収バッファ22に必要なバッファ量を
求め、随時、伝送遅延揺らぎ吸収バッファ22の読出し
タイミングの調整を行う機能を有している。この調整の
際、読出しタイミングを小から大に変更する場合はすみ
やかに変更し、大から小に変更する際は、一定の時間を
かけて変更するように制御する。
【0017】このようにして、本発明では、音声をパケ
ット化して送受信するネットワークにおいて、受信側に
て、随時、伝送遅延揺らぎ吸収バッファ読出しタイミン
グの制御を行うことにより、音声パケットを音声信号へ
復元する際に連続した音声データへ復元することがで
き、かつ、伝送遅延揺らぎ吸収バッファによる遅延時間
を適正な値にすることができるので、音声が途切れるこ
とがなく、また、音声の遅延時間も最小となる。又、伝
送遅延揺らぎ吸収バッファの読出しタイミングを制御す
る際に、バッファ量を小から大へ変更する際は速やかに
変更し、大から小へ変更する際は一定の時間をかけて変
更するという動作により、通話品質の向上及び話者の聴
感の違和感を小さくすることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。ま
ず、第1実施例について説明する。図2は本発明に係る
遅延揺らぎ吸収装置の第1実施例の構成図である。図2
は本発明に係る遅延揺らぎ吸収装置を含むネットワーク
システムの全体構成を示している。なお、図1と同様の
構成部分については同一番号を付し、その説明を省略す
る。
【0019】図2を参照して、第1実施例は最良の実施
の形態(図1参照)の電話機1を電話機1−1及び1−
2と、交換機31と、一般回線網32とで置換え、同様
に電話機2を電話機2−1及び2−2と、交換機33
と、一般回線網32とで置換えたものである。又、交換
機31の出力側にはトランク回路(回線インタフェー
ス)31a,31bを有し、交換機33の入力側にはト
ランク回路(回線インタフェース)33aを有してい
る。このように、交換機31及び33を介して電話機
1,2と音声パケット化装置3,4とを接続する場合に
も本発明の適用が可能である。
【0020】次に、第1実施例の動作について説明す
る。図3乃至図5は第1実施例の動作を示すタイミング
チャート、図6及び図7は第1実施例の動作を示すフロ
ーチャートである。図3を参照すると、同図は音声パケ
ットの伝送遅延揺らぎを吸収する方法を説明する図であ
り、図1に示すCPU25が伝送遅延揺らぎ吸収バッフ
ァ22を制御する仕組みについて、パケットの送受信タ
イミングと遅延吸収バッファが大きい場合、小さい場合
の関係をタイミングチャートで示したものである。
【0021】図3において、送信側パケット送出タイミ
ング101は送信側音声パケット化装置3が出す音声パ
ケットの送出タイミングで、受信側パケット受信タイミ
ング102は音声パケット化装置4が音声パケットを受
信し、伝送遅延ゆらぎバッファ22に音声パケットを書
き込むタイミングを表す。遅延吸収バッファ出力103
は伝送遅延揺らぎ吸収バッファ22においてバッファ量
が少ない場合(読出しタイミングが早い場合)の伝送遅
延揺らぎ吸収バッファ22の出力タイミングを表し、遅
延吸収バッファ出力104は伝送遅延揺らぎ吸収バッフ
ァ22においてバッファ量が大きい場合(読出しタイミ
ングが遅い場合)の伝送遅延揺らぎ吸収バッファ22の
出力タイミングを表す。同図中の符号A乃至Hは音声パ
ケットを表す。
【0022】音声パケット化装置3では、音声をパケッ
ト化しネットワーク5へ送出するが、そのタイミングは
送信側パケット送出タイミング101に示すように、パ
ケット化間隔Tc(秒)毎にパケットを送出していく。
この際のパケットを先頭パケットからA,B,C、D,
E,F,G,Hとしていく。このパケットはネットワー
ク5を通り、音声パケット化装置4で受信されるが、こ
の際パケットA乃至Hはネットワーク5により伝送遅延
が加わるがその値は一定ではなく、パケット毎に異な
る。このタイミングの一例を受信側パケット受信タイミ
ング102に表す。ここでは、パケットA,C,D,
F,Hの伝送遅延がほぼ一定であり、パケットEは平均
より早く、パケットGは平均より遅く、パケットBはパ
ケットGよりも遅くなっている場合を示す。
【0023】音声パケット化装置4では、CPU25の
制御のもと、受信側パケット受信タイミング102で受
信したパケットA〜Hを伝送遅延揺らぎ吸収バッファ2
2へ書込むとともに、CPU25は音声パケットの受信
間隔よりパケット毎の伝送遅延時間を計算しその結果を
メモリ26に蓄積する。CPU25は、一定時間毎にメ
モリ26に蓄積されている伝送遅延時間のデータから伝
送遅延揺らぎ吸収バッファ22に必要なバッファ量を計
算し、読出しタイミングが決定される。この読出しタイ
ミングにより、伝送遅延揺らぎ吸収バッファ22から音
声パケットを読出すが、この伝送遅延揺らぎ吸収バッフ
ァ22のバッファ値が小さい場合の読出しタイミングを
示したものが遅延吸収バッファ出力103で、同じくバ
ッファ値が大きい場合の読出しタイミングを示したもの
が遅延吸収バッファ出力104である。
【0024】遅延吸収バッファ出力103に示すよう
に、伝送遅延揺らぎ吸収バッファ22のバッファ量が小
さい場合は、パケット化による遅延時間がパケット化遅
延時間T1(秒)のように小さくなるが、パケットBの
ように伝送遅延が大きかったパケットは、伝送遅延揺ら
ぎ吸収バッファ22からパケットBを読出すタイミング
において、ネットワーク5からパケットBをまだ受信し
ていないため、パケットBを再生することができず、パ
ケットロスとして処理される。
【0025】また、遅延吸収バッファ出力104に示す
ように、伝送遅延揺らぎ吸収バッファ22のバッファ量
を大きくすると、伝送遅延の大きいパケットBに対して
も対応することができ、伝送遅延が大きいことによるパ
ケットロスは発生していないが、パケット化遅延時間T
2(秒)は時間T1に比べ非常に大きくなる。
【0026】パケット化遅延時間の大小は話者の聴感に
大きく左右し、パケット化遅延時間の増大はエコーの発
生や、双方の話者の会話に若干ずれが発生するなどの違
和感が大きくなる。逆に、パケット化遅延時間が小さい
場合は、エコーの発生や会話のずれは少ないか、もしく
は発生しないが、伝送遅延の大きいパケットを伝送遅延
揺らぎ吸収バッファ22で揺らぎ調整ができないため、
伝送遅延の大きいパケットはパケットロスとして処理さ
れる。パケットロスが発生すると、そのパケットのデー
タ部分が欠落し音声品質が悪化する。このため、伝送遅
延が小さいときには伝送遅延揺らぎ吸収バッファ22の
バッファ量は小さい方が望ましく、又、伝送遅延が大き
いパケットがある場合には、伝送遅延揺らぎ吸収バッフ
ァ22のバッファ量は大きくする必要がある。一方、ネ
ットワーク5での伝送遅延の大小は、経由するネットワ
ークのルートに依存したり、ネットワークに掛かってい
る負荷により増大もしくは減少し、逐次変化している。
このため、音声パケット化装置4では、受信した音声パ
ケットの受信間隔により伝送遅延を計算し、伝送遅延揺
らぎ吸収バッファ22のバッファ量を逐次調整すること
により、音声品質を向上させることができる。
【0027】一般に、パケットロスが発生した場合、通
話が途切れるため、双方の話者の会話が成立しなくなる
が、パケット化遅延時間が大きい場合に関しては、話者
に違和感を感じさせるが会話が成立するため、パケット
ロスがあまり発生しないようにバッファ量を調整する。
【0028】次に、図4及び図5を用いて、音声パケッ
ト化装置4において、伝送遅延揺らぎ吸収バッファ22
を制御するCPU25の動作について説明する。図4の
P11乃至P1n、P21乃至P2n(nは正の整数)
は音声パケットを表し、音声パケットの間隔をTc
(秒)、揺らぎ調整単位時間をTy(秒)とする。即
ち、単位時間Ty内に何個の音声パケットを受信できる
かを調べることによりバッフア量を決定する。図5のP
11乃至P19は音声パケットを表し、基準データ列2
01は受信したパケットの伝送遅延の揺らぎがない理想
の状態を示す。実際には、音声パケットは伝送遅延の揺
らぎがある状態で受信されるため、一定時間伝送遅延揺
らぎ吸収バッファ22にてバッファリングすることによ
り揺らぎを調整するが、その単位時間(遅延単位時間)
をバッファ調整単位時間Tt(秒)としてバッファリン
グは(Tt×正数)という単位で設定することができ
る。なお、本実施例では(図5参照)一例としてバッフ
ァ調整単位時間Tt=音声パケット間隔Tcとしたが、
これに限定するものではなくバッファ調整単位時間Tt
は任意の時間に設定が可能である。
【0029】バッファ量を小さい場合から大きい場合に
変化する際のバッファ出力のタイミングについて、変更
前のバッファ出力をバッファ出力202,バッファ量を
大きく調整したあとのバッファ出力をバッファ出力20
3で示す。同様にバッファ量を大きい場合から小さい場
合へ変化する際のバッファ出力のタイミングについて、
変更前のバッファ出力をバッファ出力204、バッファ
量を小さく調整するために切り戻し時間Tk(秒)毎に
バッファ量が小さくなる様子をバッファ出力205,バ
ッファ出力206、バッファ出力207,バッファ出力
208に示す。
【0030】図6及び図7は第1実施例の動作を示すフ
ローチャートである。図6及び図7を参照しながら第1
実施例の動作について説明する。伝送遅延揺らぎ吸収バ
ッファ22のバッファ量を決めるため、受信パケットの
先頭パケットから順次パケットを受信して(S1)、C
PU25は各音声パケットの伝送遅延時間を計算して
(S2)メモり26に蓄積する(S3)。揺らぎ調整単
位時間Tyの間に受信した(S4にてYESの場合)パ
ケットP11からパケットP1nまでのn個の音声パケ
ットの伝送遅延について、このn個の受信パケットの伝
送遅延揺らぎを吸収するのに、必要なバッファ量を計算
する(S5)。計算する際には、n個の受信パケットの
内、音声信号を復元した際に通話品質にあまり影響の出
ない範囲でパケットロスを許容してもよい。例えば、3
%のパケットロスを許容するので有れば、n×0.97
個のパケットの揺らぎを吸収できるバッファ量を求めれ
ばよい。この3%の値は、システムにより任意に決めて
よい。なお、S4にて揺らぎ調整単位時間Tyが経過す
るまではS5に進まない(S4にてNOの場合)。
【0031】ここで求めたバッファ量と、現在のバッフ
ァ量とを比較して(S6)、バッファ量を大きくする場
合、すなわち、伝送遅延が以前より大きくなっている場
合は(S6にてNO、かつS7にてYESの場合)、復
元した音声信号に対して音声抜けが発生しており通話品
質に影響が大きいことから、次の揺らぎ調整単位時間T
yの先頭パケットの位置よりバッファ量を変更する(S
8)。例えば、現在のバッファ出力がバッファ出力20
2の場合において、新たに計算されたバッファ量がバッ
ファ出力203の場合は、揺らぎ調整単位時間Ty後に
バッファ量を変化させる。
【0032】逆に、新たに求めたバッファ量と、現在の
バッファ量を比較して(S6)、バッファ量を小さくす
る際は(S6にてNO、かつS7にてNOの場合)、切
り戻し時間Tk分だけ時間が経過した後(S9にてYE
Sの場合)、バッファ量を一段だけ(即ち、バッファ調
整単位時間Tt×1だけ)小さくするよう変更する(S
10)。一方、S9にて切り戻し時間Tkが経過するま
では(S9にてNOの場合)S1に戻り、前述のS1乃
至S6、S7を繰り返す。
【0033】切り戻し時間Tkは、揺らぎ調整単位時間
Tyよりも通常大きな値とし、揺らぎ調整単位時間Ty
毎に計算される新たに求めたバッファ量が、現在のバッ
ファ量よりも小さい状態が切り戻し時間Tkの時間内で
継続された時のみ(S9でYESの場合)、バッファ量
を一段小さくする動作を行う(S10)。又、バッファ
量を小さくする場合は、バッファ量の切り換えタイミン
グでパケットに余りが発生するが、その分は再生されず
廃棄される。又、切り戻し時間Tk後に行われるバッフ
ァ量を小さくする場合においては、一回の切り戻し動作
につきバッファ調整単位時間Tt分だけ戻し、バッファ
量を小から大の場合のように一度に戻すことはしない。
ただし、計算されたバッファ量の減少量が、バッファ調
整単位時間Ttの場合には一回の切り戻し動作で動作が
完了する。
【0034】例えば、現在のバッファ出力がバッファ出
力204の場合に、その後、新たに計算したバッファ量
がバッファ出力208の場合でかつその状態が継続した
場合は、バッファ出力204から切り戻し時間Tk毎に
バッファ調整単位時間Ttずつバッファ量が小さくなっ
ていき、バッファ出力208になるまで(Tk×4)の
時間を経て、バッファ量が段階的に小さくなる。
【0035】なお、S7にてバッファ量を大きくする場
合、バッファ調整単位時間Tk単位で、読み出すパケッ
トがない時間があるが、CPU25が空白時間分だけ、
無音データを入れるか、もしくは、直前のデータを再度
挿入するなどの方法がある。又、計算したバッフア量が
(S5)現在のバッファ量と同じである場合は(S6に
てYESの場合)、バッファ量の変更を行う必要がない
のでS1に戻り、以後前述のS2以降の動作を繰り返
す。
【0036】次に、第2実施例について説明する。図8
は本発明に係る遅延揺らぎ吸収装置の第2実施例の構成
図である。図8は本発明に係る遅延揺らぎ吸収装置を含
むネットワークシステムの全体構成を示している。図9
は第2実施例の音声パケット化回路の構成図である。本
発明の第2実施例として、その基本的構成は上記の第1
実施例と同様であるが、音声パケット化装置に関して、
本機能を電話交換機に組み込んだ構成についても、第1
実施例と同様に考えることができる。図8を参照して、
ネットワークシステムは電話機51と、加入者回路52
と、電話交換機53と、音声パケット化回路を含むトラ
ンク回路(回線インタフェース)54と、ネットワーク
55と、音声パケット化回路を含むトランク回路(回線
インタフェース)56と、電話交換機57と、加入者回
路58と、電話機59とからなる。ネットワーク55は
イーサネット、ATM等のパケット通信を使用したネッ
トワークであり、送信側から受信側へパケットを伝送す
る際にその遅延時間はパケット毎に異なることを特徴と
するネットワークである。
【0037】図8において、電話交換機53のトランク
回路54に音声パケット化回路として、図1に示す音声
パケット化装置3と同等機能を有する回路を搭載する。
同様に、電話交換機57のトランク回路56にも音声パ
ケット化装置4と同等機能を有する音声パケット化回路
を搭載する。加入者回路52は電話機51と電話交換機
53のインタフェース機能を有する。加入者回路58に
ついても加入者回路52と同様である。
【0038】ここで、トランク回路54に含まれる音声
パケット化回路を60、トランク回路56に含まれる音
声パケット化回路を70で表示する。以下、音声パケッ
ト化回路60について説明するが音声パケット化回路7
0についても同様に説明できる。図9を参照して、音声
パケット化回路60はネットワークインターフェース6
1と、伝送遅延揺らぎ吸収バッファ62と、音声圧縮回
路63と、電話交換機インターフェース64と、CPU
65と、メモリ66とからなる。電話交換機インターフ
ェース64は、電話交換機53,57とのインターフェ
ース回路であり、例えば64KbpsのPCM信号や、
電話交換機53,57と制御情報の送受信を行うインタ
ーフェース機能を有する。他の機能に関しては、図1の
同名機能部と同じ機能を有する。
【0039】第1実施例と第2実施例との差分は、第1
実施例では、音声パケット化装置3,4が単体装置とし
て構成されていたが、第2実施例では、音声パケット化
回路60,70が夫々電話交換機53,57のトランク
回路(回線インターフェース)54,56として機能
し、電話機を接続するか電話交換機の通話路/制御イン
ターフェースに接続されるかの違いであり、本発明に関
わる伝送遅延揺らぎ吸収方式に関しては、差分はない。
【0040】次に、第2実施例の作用及び効果について
説明する。図10及び図11は第2実施例の作用及び効
果を説明するための模式図である。図10は図2に示す
第1実施例と同様の構成図、図11は図8に示す第2実
施例と同様の構成図である。従って、各構成部分には図
2及び図8と同様の番号を付している。第1実施例の場
合、図10を参照して、ネットワーク5と音声パケット
化装置4との間で回線に障害X1が発生したとすると、
トランク回路31aと障害地点X1間には音声パケット
化装置4が挿入されているため、トランク回路31aは
その障害X1を検出することができない。一方、第2実
施例の場合、図11を参照して、ネットワーク55とト
ランク回路56との間で回線に障害X2が発生したとす
ると、トランク回路54と障害地点X2間には音声パケ
ット化装置4等の装置が何も挿入されていないため、ト
ランク回路54はその障害X2を検出することができ
る。
【0041】次に、第3実施例について説明する。図1
2は第3実施例の動作を示すフローチャートである。な
お、図6及び図7も併用する。第3実施例のフローチャ
ートは図7のS9とS10との間に新たにS11とS1
2とを追加したものである。他のステップは図6及び図
7と同様であるため、同様部分については動作説明を省
略する。
【0042】本発明の第3実施例として、伝送遅延揺ら
ぎ吸収バッファ22のバッファ量が大から小になる場合
の処理として、次の様にした場合についても同様の動作
が得られる。前述の第1実施例では、新たに求めたバッ
ファ量と、現在のバッファ量を比較して、バッファ量を
小さくする場合において、切り戻し時間Tk分だけ時間
が経過した後、バッファ量を小さくするよう変更する。
切り戻し時間Tkは、揺らぎ調整単位時間Tyよりも通
常大きな値とし、揺らぎ調整単位時間Ty毎に計算され
る新たに求めたバッファ量が、現在のバッファ量よりも
小さい状態が切り戻し時間Tkの時間内で継続された時
のみ、バッファ量を一段小さくする動作を行う。
【0043】一方、図12を参照して、第3実施例では
現在のバッファ量に対して、切り戻し時間Tkの間に
(S9にてYESの場合)、バッファ調整単位時間Tt
分だけ早いタイミングでパケットを受信した場合のパケ
ット受信率を求め(S11)、許容される割合内であれ
ば(S12にてYESの場合)、伝送遅延揺らぎ吸収バ
ッファ22の読み出しタイミングを調整単位時間Tt×
1分早くする(S10)。又、S9にて切り戻し時間経
過せず(NOの場合)、及びS12にてパケット受信率
が許容される割合内でなければ(NOの場合)、S1以
降のステップを実行する。この方式でも、本発明の効果
は変わらない。
【0044】なお、第1乃至第3実施例では受信側装置
においてパケットの伝送遅延時間を求めるのに受信パケ
ットの受信間隔により求めていたが、送信側にて音声圧
縮情報をパケット化する際に時間情報を付加してパケッ
ト化し、受信側ではそのパケット内の時間情報を見て伝
送遅延時間を求めるよう構成することも可能である。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、伝送線路を介して受信
されたパケットが格納されるバッフア手段と、このバッ
フア手段に前記パケットが格納された時間から所定時間
遅延させて前記バッフア手段から前記パケットを読出す
バッフア制御手段とを含む遅延揺らぎ吸収装置であっ
て、前記バッフア制御手段は前記バッフア手段から前記
パケットを読出す際の遅延時間を第1時間毎に更新する
とともに前記遅延時間を大から小に変更する場合は段階
的に小とする構成であるため、通話品質の向上を図るこ
とができ、かつ話者の聴感の違和感を小さくすることが
できる。
【0046】又、本発明による他の発明によれば、伝送
線路を介して受信されたパケットをバッフア手段に格納
し、前記バッフア手段に前記パケットが格納された時間
から所定時間遅延させて前記バッフア手段から前記パケ
ットを読出す遅延揺らぎ吸収方法であって、その方法は
前記バッフア手段から前記パケットを読出す際の遅延時
間を第1時間毎に更新するとともに前記遅延時間を大か
ら小に変更する場合は段階的に小とする第1ステップを
含む構成であるため、前述の本発明と同様の効果を奏す
る。
【0047】具体的には、伝送遅延揺らぎ吸収バッファ
22のバッファ量を変化させる際、バッファ量を大きく
する際は素早く変化させ、通話断の発生を極力抑える。
逆にバッファ量を小さくする際には、ネットワークが一
定の時間安定している場合に、バッファ調整単位時間T
k単位で小さくすることにより、バッファ量を段階的に
減らし、通話遅延時間の急激な変化をさけ、また、バッ
ファ量を大から小へ変化させる際の音声パケット廃棄も
少しずつ廃棄されることから、双方の話者が感じる通話
における違和感を最小限に押さえることができる。又、
ネットワークの遅延の増大および減少が繰り返されてい
る場合においては、通話の遅延が大から小への変化には
時間をかけることで、バッファ量が頻繁に変化すること
による話者が感じる違和感を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遅延揺らぎ吸収装置を含むネット
ワークシステムの全体構成図である。
【図2】本発明に係る遅延揺らぎ吸収装置の第1実施例
の構成図である。
【図3】第1実施例の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図4】第1実施例の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図5】第1実施例の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図6】第1実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】第1実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明に係る遅延揺らぎ吸収装置の第2実施例
の構成図である。
【図9】第2実施例の音声パケット化回路の構成図であ
る。
【図10】第2実施例の作用及び効果を説明するための
模式図である。
【図11】第2実施例の作用及び効果を説明するための
模式図である。
【図12】第3実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
3,4 音声パケット化装置 14,22,62 伝送遅延揺らぎ吸収バッファ 13,25,65 CPU 15,26,66 メモリ 31,33 交換機 53,57 交換機 54,56 トランク回路

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送線路を介して受信されたパケットが
    格納されるバッファ手段と、このバッファ手段に前記パ
    ケットが格納された時間から所定時間遅延させて前記バ
    ッファ手段から前記パケットを読出すバッファ制御手段
    とを含む遅延揺らぎ吸収装置であって、 前記バッファ制御手段は前記バッファ手段から前記パケ
    ットを読出す際の遅延時間を第1時間毎に更新するとと
    もに前記遅延時間を大から小に変更する場合は段階的に
    小とし、前記遅延時間を小から大に変更する場合は、次
    の前記第1時間の先頭パケットの位置から前記遅延時間
    大とすることを特徴とする遅延揺らぎ吸収装置。
  2. 【請求項2】 前記バッファ制御手段は前記第1時間
    り長い第2時間の間、現在の遅延時間よりも前記第1時
    間毎に計算される前記遅延時間の方が常に小さい場合
    に、前記バッファ手段から読出す際の遅延時間を現在の
    遅延時間よりも一定時間だけ小とすることを特徴とする
    請求項1記載の遅延揺らぎ吸収装置。
  3. 【請求項3】 前記バッファ制御手段は前記第1時間毎
    に更新される前記遅延時間が前記第1時間より長い第2
    時間の間連続して大から小となり、かつ前記遅延時間よ
    りも短い第3時間だけ前記遅延時間を短くした場合のパ
    ケット受信率を計算し、その計算結果が許容範囲内に入
    る場合に前記バッファ手段から読出す際の遅延時間を現
    在の遅延時間よりも前記第3時間だけ小とすることを特
    徴とする請求項1記載の遅延揺らぎ吸収装置。
  4. 【請求項4】 前記第2時間は前記第1時間の少なくと
    も2倍の長さを有することを特徴とする請求項2又は3
    記載の遅延揺らぎ吸収装置。
  5. 【請求項5】 前記バッファ制御手段は前記遅延時間を
    等時間間隔で段階的に小とすることを特徴とする請求項
    1乃至4いずれかに記載の遅延揺らぎ吸収装置。
  6. 【請求項6】 前記バッファ制御手段は前記第1時間内
    に受信されるパケットの受信間隔より伝送遅延時間を計
    算し、その計算結果に基づき前記バッファ手段から前記
    パケットを読出す際の遅延時間を算出することを特徴と
    する請求項1乃至5いずれかに記載の遅延揺らぎ吸収装
    置。
  7. 【請求項7】 前記遅延揺らぎ吸収装置は端末装置と前
    記伝送線路間に設け られることを特徴とする請求項1乃
    至6いずれかに記載の遅延揺らぎ吸収装置。
  8. 【請求項8】 前記遅延揺らぎ吸収装置はトランク回路
    の出力側と前記伝送線路間に設けられ、さらに前記トラ
    ンク回路の入力側には交換機の出力側が接続されかつ前
    記交換機の入力側には前記端末装置が接続されることを
    特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の遅延揺らぎ
    吸収装置。
  9. 【請求項9】 端末装置と、この端末装置がその入力側
    に接続される交換機と、この交換機の出力側に接続され
    るトランク回路と、このトランク回路が接続される伝送
    線路とを含み、前記トランク回路内に前記遅延揺らぎ吸
    収装置が設けられることを特徴とする請求項1乃至7い
    ずれかに記載の遅延揺らぎ吸収装置。
  10. 【請求項10】 前記伝送線路はネットワークで構成さ
    れることを特徴とする請求項1乃至9いずれかに記載の
    遅延揺らぎ吸収装置。
  11. 【請求項11】 伝送線路を介して受信されたパケット
    をバッファ手段に格納し、前記バッファ手段に前記パケ
    ットが格納された時間から所定時間遅延させて前記バッ
    ファ手段から前記パケットを読出す遅延揺らぎ吸収方法
    であって、前記バッファ手段から前記パケットを読出す
    際の遅延時間を第1時間毎に更新するとともに前記遅延
    時間を大から小に変更する場合は段階的に小とする第1
    ステップと、前記バッファ手段から前記パケットを読出
    す際の遅延時間を第1時間毎に更新するとともに前記遅
    延時間を小から大に変更する場合は次の前記第1時間の
    先頭パケットの位置から前記遅延時間を大とする第2ス
    テップとを含むことを特徴とする遅延揺らぎ吸収方法。
  12. 【請求項12】 前記第1ステップは前記第1時間毎に
    更新される前記遅延時間が前記第1時間より長い第2時
    間の間連続して大から小となるかを判定する第11ステ
    ップと、この第11ステップで大から小となると判定さ
    れた場合に前記バッファ手段から読出す際の遅延時間を
    現在の遅延時間よりも一定時間だけとすることを特徴
    とする請求項11記載の遅延揺らぎ吸収方法。
  13. 【請求項13】 前記第1ステップは前記第1時間毎に
    更新される前記遅延時間が前記第1時間より長い第2時
    間の間連続して大から小となるかを判定する第11ステ
    ップと、この第11ステップで大から小となると判定さ
    れた場合に前記遅延時間よりも短い第3時間だけ前記遅
    延時間を短くした場合のパケット受信 率を計算する第1
    3ステップと、この第13ステップの次に前記計算結果
    が許容範囲内に入るか否かを判定する第14ステップ
    と、この第14ステップで許容範囲内に入ると判定され
    た場合に前記バッファ手段から読出す際の遅延時間を現
    在の遅延時間よりも前記第3時間だけ小とすることを特
    徴とする請求項11記載の遅延揺らぎ吸収方法。
  14. 【請求項14】 前記第2時間は前記第1時間の少なく
    とも2倍の長さを有することを特徴とする請求項12又
    は13記載の遅延揺らぎ吸収方法。
  15. 【請求項15】 前記第1ステップは前記遅延時間を等
    時間間隔で段階的に小とすることを特徴とする請求項1
    1乃至14いずれかに記載の遅延揺らぎ吸収方法。
  16. 【請求項16】 前記第1ステップは前記第1時間内に
    受信されるパケットの受信間隔より伝送遅延時間を計算
    し、その計算結果に基づき前記バッファ手段から前記パ
    ケットを読出す際の遅延時間を算出することを特徴とす
    る請求項11乃至15いずれかに記載の遅延揺らぎ吸収
    方法
  17. 【請求項17】 前記伝送線路はネットワークで構成さ
    れることを特徴とする請求項11乃至16いずれかに記
    載の遅延揺らぎ吸収方法。
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