JP3361261B2 - 時刻修正機能付き時計 - Google Patents

時刻修正機能付き時計

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JP3361261B2
JP3361261B2 JP31682397A JP31682397A JP3361261B2 JP 3361261 B2 JP3361261 B2 JP 3361261B2 JP 31682397 A JP31682397 A JP 31682397A JP 31682397 A JP31682397 A JP 31682397A JP 3361261 B2 JP3361261 B2 JP 3361261B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、時刻修正機能付き時計に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、FMラジオの正時報を時刻タイミ
ング信号として用い、この時刻タイミング信号に基づい
て時刻の修正を行う時刻修正機能付き時計が知られてい
る。
【0003】図5を参照してその構成を簡単に説明す
る。
【0004】同図において、時計駆動器101は、基準
クロック信号を出力する水晶発振器102と、この基準
クロックに基づいて時刻を計時する内部時計を有し、C
PU、ROM、RAM等で構成される制御回路103
と、時刻表示器104に制御回路103内の内部時計の
計時時刻に基づいた時刻を表示させる時計表示ドライバ
105等からなる。FMラジオ受信ユニット106は、
FMラジオ受信機107と、受信されたFMラジオ信号
から正時報を検出する正時報検出器108等からなり、
時計駆動器101の制御により間欠的に駆動する。
【0005】図6に基づいて動作を簡単に説明する。
【0006】この例では、FMラジオ受信ユニット10
6は、時計駆動器101の制御により1日1回AM7時
の正時報を検出するように設定されているものとする。
【0007】制御回路103内の内部時計の計時時刻が
AM7時の15秒前になると、すなわちAM6時59分
45秒になると、制御回路103はFMラジオ受信ユニ
ット106に電源を供給し、FMラジオ受信ユニット1
06はFMラジオ信号の受信を開始する(ステップ6
a、6b)。正時報検出器108で正時報が検出される
と、修正(同期)信号を時計駆動器101に出力し、制
御回路103はこの信号に基づいて内部時計の時刻を修
正するとともに、FMラジオ受信ユニット106への電
源供給を停止する(ステップ6c、6d、6e)。正時
報が検出できないままAM7時00分15秒になると、
時刻修正は行わずFMラジオ受信ユニット106への電
源供給を停止する(ステップ6c、6f、6e)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように電波等か
ら正時報のような時刻タイミング信号を検出する場合、
受信ユニットの動作期間中にノイズが発生すると誤検出
を発生し、時刻が狂ってしまうという問題点を有してい
た。
【0009】特に、FMラジオ信号等、音声や音楽も一
緒に送信される信号を用いて正時報を検出する場合、こ
の音声等が誤検出の原因となるケースもある。
【0010】従来のものは、本当の正時報の前にノイズ
等を正時報として誤検出してしまっても、必ずその誤検
出のタイミングで内部時計の時刻を修正してしまい、場
合によっては時計がどんどん進んでいく状態に陥る危険
がある。
【0011】この誤検出を避けるために受信ユニットの
動作期間を極端に狭めると、内部時計の時刻がほぼ正確
でなければ次回の正時報を検出できなくなる。すなわ
ち、受信ユニットの動作期間が短い場合、内部時計の時
刻が大きく狂っていると、受信ユニットの動作期間が正
時報時刻をはずれてしまい、正時報を検出できなくなっ
てしまう。よって、内部時計の運転開始時の手動時刻設
定の際に正確な時刻入力が要求される。すなわち、従来
のものであれば、作業者が身につけている腕時計等で初
期設定ができたようなものが、例えば電話で時刻を確認
しながら設定しなければならなくなり、初期設定動作が
煩わしくなる。また、電波状況等の影響で長期間時刻修
正ができなかった場合、内部時計の狂う程度によっては
受信ユニットの動作期間が正時報時刻をはずれてしま
う。
【0012】また、上記問題を避けるために受信ユニッ
トの動作期間を極端に長くすると、上述したようにノイ
ズの影響を受けやすくなり、また受信ユニットを動作さ
せるための電力もさらに必要となる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、制御手段
が、受信手段への1回の電源供給時間中に複数の時刻タ
イミング信号を検出した際、受信手段による時刻タイミ
ング信号の受信結果を誤検出と判断するので、ノイズ等
により本当の時刻タイミング信号以外の信号を時刻タイ
ミング信号として検出した場合でも、受信手段の次回の
電源供給時間幅を最適な状態にできる。
【0014】制御手段は、受信手段への1回の電源供給
時間中に複数の時刻タイミング信号を検出した際、受信
手段の次回の電源供給時間幅を長くするので、ノイズ等
により本当の時刻タイミング信号以外の信号を時刻タイ
ミング信号として検出した場合でも、受信ユニットの動
作期間が正時報時刻をはずれてしまうことを防止でき
る。
【0015】時刻タイミング信号を受信可能な受信手段
と、間欠的に上記受信手段に電源供給を行う制御手段
と、上記受信手段で受信される時刻タイミング信号に応
じて表示時刻を修正する時刻修正手段とを備えた時刻修
正機能付き時計において、上記時刻タイミング信号の検
出タイミングに応じて動作を開始するタイマを有し、上
記時刻修正手段は、上記受信手段への1回の電源供給時
間中に1回だけ上記時刻タイミング信号が検出された場
合、上記タイマの計時内容に応じて上記表示時刻を修正
し、上記受信手段への1回の電源供給時間中に複数の時
刻タイミング信号を検出した場合、上記表示時刻を修正
しないので、誤検出した可能性が高い場合には時刻修正
せず、誤った時刻修正を防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本願の請求項1に係る発明は、時
刻タイミング信号を受信可能な受信手段と、上記受信手
段で受信される時刻タイミング信号に応じて表示時刻を
修正する時刻修正手段と、間欠的に上記受信手段に電源
供給を行い、上記受信手段による前回の時刻タイミング
信号の受信結果に基づいて、上記受信手段の次回の電源
供給時間幅を制御する制御手段とを備え、上記制御手段
は、上記受信手段への1回の電源供給時間中に複数の時
刻タイミング信号を検出した際、上記受信手段による時
刻タイミング信号の受信結果を失敗と判断するものとし
ている。
【0017】本願の請求項2に係る発明は、時刻タイミ
ング信号を受信可能な受信手段と、上記受信手段で受信
される時刻タイミング信号に応じて表示時刻を修正する
時刻修正手段と、間欠的に上記受信手段に電源供給を行
い、上記受信手段による前回の時刻タイミング信号の受
信結果に基づいて、上記受信手段の次回の電源供給時間
幅を制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、上記
受信手段への1回の電源供給時間中に複数の時刻タイミ
ング信号を検出した際、上記受信手段の次回の電源供給
時間幅を長くするものとしている。
【0018】本願の請求項3に係る発明は、時刻タイミ
ング信号を受信可能な受信手段と、間欠的に上記受信手
段に電源供給を行う制御手段と、上記受信手段で受信さ
れる時刻タイミング信号に応じて表示時刻を修正する時
刻修正手段とを備えた時刻修正機能付き時計において、
上記時刻タイミング信号の検出タイミングに応じて動作
を開始するタイマを有し、上記時刻修正手段は、上記受
信手段への1回の電源供給時間中に1回だけ上記時刻タ
イミング信号が検出された場合、上記タイマの計時内容
に応じて上記表示時刻を修正し、上記受信手段への1回
の電源供給時間中に複数の時刻タイミング信号を検出し
た場合、上記表示時刻を修正しないものとしている。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。なお、本例はFMラジオ信号に含ま
れる正時報、具体的にはAM7時の正時報を時刻タイミ
ング信号として検出し、時刻修正を行う時刻修正機能付
き時計に本発明を用いたものである。
【0020】(参考例)図1において、1は受信手段を
構成するFMラジオ受信ユニットで、アンテナ11、F
Mラジオ受信機12および正時報検出器13等からな
る。FMラジオ受信機12および正時報検出器13は、
従来例で説明したものと同じ構成のものである。時計駆
動部2は、水晶発振器21と時刻修正手段および制御手
段を構成する制御回路22と時計表示ドライバ23等か
らなる。制御回路22はCPU、ROM、RAM等から
なり、内部時計を有し、各種の動作を制御する。水晶発
振器21および時計表示ドライバ23は先に従来例で説
明したものと同じ構成のもので、水晶発振器21は基準
クロック信号を出力し、時計表示ドライバ23は時刻表
示器3に対して制御回路22内の内部時計の計時時刻に
基づいた時刻を表示させる。
【0021】参考例は、前回の正時報の受信結果に基づ
いて、FMラジオ受信ユニット1への電源供給時間幅を
自動的に変化させるものである。具体的には、前回の正
時報の受信結果を制御回路22内のRAMに設けたRI
REKIという変数に反映させ、その値によって次回の
FMラジオ受信ユニット1への電源供給時間幅を決定す
るものである。RIREKI=0の場合、FMラジオ受
信ユニット1への電源供給時間幅を最大AM7時±1分
の2分とし、RIREKI=1の場合は最大AM7時±
15秒の30秒、RIREKI=2の場合は最大AM7
時±5秒の10秒としている。運転開始時はRIREK
I=0とし、FMラジオ受信ユニット1への電源供給時
間幅を最大AM7時±1分の2分にし、それ以降は正時
報の受信結果に基づいてRIREKIを0〜2の間で増
減し、その値に応じてFMラジオ受信ユニット1への電
源供給時間幅を制御する。
【0022】以下、図2を参照して動作を説明する。
【0023】初期状態において、制御回路22内に設け
てある変数RIREKIの値は0に設定される(ステッ
プ2a)。
【0024】この状態で、すなわちRIREKI=0の
状態で、制御回路22内の内部時計がAM6時59分0
0秒になると、制御回路22はFMラジオ受信ユニット
1への電源供給を開始し、AM7時の正時報の検出を開
始する(ステップ2b、2c、2d)。
【0025】いまの場合RIREKI=0なので、FM
ラジオ受信ユニット1への電源供給は最大AM7時01
分00秒まで継続され、この間にAM7時の正時報が検
出されれば、制御回路22はその検出されたAM7時の
正時報に応じて制御回路22内の内部時計の時刻修正を
行い、FMラジオ受信ユニット1への電源供給を停止す
る(ステップ2e、2f、2g、2h、2i、2j、2
k、2m)。制御回路22内の内部時計の時刻修正が行
われると、それに伴い時計表示ドライバ23は時刻表示
器3に修正した制御回路22内の内部時計の時刻を表示
させる。
【0026】このように、RIREKI=0の場合、A
M6時59分00秒からFMラジオ受信ユニット1へ電
源供給して正時報の検出を開始し、最大AM7時01分
00秒まで行う。この間にAM7時の正時報が検出され
たら、制御回路22内の内部時計の時刻修正を行い、F
Mラジオ受信ユニット1への電源供給を停止する。
【0027】AM7時の正時報が検出されて時刻修正を
行いFMラジオ受信ユニット1への電源供給を停止する
と(ステップ2e、2k、2m)、制御回路22はAM
7時の正時報の受信結果を成功と判断して、次回のFM
ラジオ受信ユニット1への電源供給時間幅を1段階短く
するための処理を行う。具体的には、RIREKIが最
大値2よりも小さい場合、その値に1を加算し、RIR
EKI=2のときには2のままとする(ステップ2n、
2p)。以下、ステップ2bに戻る。
【0028】RIREKI=0の場合、AM7時01分
00秒までにAM7時の正時報が検出されなかった場合
(ステップ2j)、FMラジオ受信ユニット1への電源
供給を停止する(ステップ2q)。
【0029】AM7時の正時報が検出されずにFMラジ
オ受信ユニット1への電源供給を停止すると(ステップ
2q)、制御回路22はAM7時の正時報の受信結果を
失敗と判断して、次回のFMラジオ受信ユニット1への
電源供給時間幅を1段階長くするための処理を行う。具
体的には、RIREKIが最小値0よりも大きい場合、
その値から1を引き、RIREKI=0のときには0の
ままとする(ステップ2r、2s)。以下、ステップ2
bに戻る。
【0030】ステップ2bにおいて、前回の受信結果に
より、ステップ2bにおいてRIREKI=0となって
いる場合は、上記と同様な動作を行う。
【0031】ステップ2bにおいて、前回の受信結果に
より、RIREKI=1となっている場合は、AM6時
59分45秒からFMラジオ受信ユニット1へ電源供給
して正時報の検出を開始し、最大AM7時00分15秒
まで行う(ステップ2b、2c、2t、2u、2d〜2
h)。この間にAM7時の正時報が検出されたら、ステ
ップ2kに進み、以下上記度同様の動作を行う。また、
AM7時00分15秒までにAM7時の正時報が検出さ
れなかった場合(ステップ2h、2i)、ステップ2q
に進み、以下上記と同様の動作を行う。
【0032】ステップ2bにおいて、前回の受信結果に
より、RIREKI=2となっている場合は、AM6時
59分55秒からFMラジオ受信ユニット1へ電源供給
して正時報の検出を開始し、最大AM7時00分05秒
まで行う(ステップ2b、2c、2t、2u、2v、2
d〜2h)。この間にAM7時の正時報が検出された
ら、ステップ2kに進み、以下上記と同様の動作を行
う。また、AM7時00分05秒までにAM7時の正時
報が検出されなかった場合(ステップ2f、2g)、ス
テップ2qに進み、以下上記と同様の動作を行う。
【0033】上述したように、前回のAM7時の正時報
を検出した場合、制御回路22内の内部時計が正確な時
刻に修正されたと判断し、変数RIREKIの値を大き
くしてFMラジオ受信ユニット1の次回の電源供給時間
幅を短くする。よって、正時報の受信が成功するとFM
ラジオ受信ユニット1がFMラジオ信号を受信する時間
が短くなり、その間に入ってくる可能性のあるノイズ等
の影響を低減できる。なお、受信が成功していれば、制
御回路22内の内部時計は正確な時刻に修正されたと考
えられるので、次回のFMラジオ受信ユニット1の電源
供給時間幅を短くしても、正時報はその時間幅内で発生
することになり、次回も正時報を検出可能となる。
【0034】また、前回のAM7時の正時報を検出でき
なかった場合、変数RIREKIの値を小さくしてFM
ラジオ受信ユニット1の次回の電源供給時間幅を長くす
るので、次回のFMラジオ受信ユニット1の動作期間が
本当のAM7時をはずれてしまうことを防止できる。す
なわち、前回AM7時の正時報を検出できなかった場
合、制御回路22内の内部時計の計時時刻が狂っている
場合が考えられ、確実にAM7時の正時報を検出するた
めにその検出時間を長くするものである。また、運転開
始後の正時報検出動作では、FMラジオ受信ユニット1
の次回の電源供給時間幅を長くするので、運転開始時に
制御回路22内の内部時計に設定する初期設定時刻が多
少ずれていても、次回の検出動作時に正時報を検出しや
すくなる。よって、初期時刻設定にそれほどの精度が要
求されず、初期設定の煩わしさが解消できる。
【0035】このように、FMラジオ受信ユニット1の
次回の電源供給時間幅を最適な状態に制御できる。
【0036】(実施例)次に、実施例を図3を参照
して説明する。実施例の構成は参考例の構成と同一な
ので説明を省略する。
【0037】実施例参考例の改良例である。参考例
との相違点は、参考例が正時報を検出した時点でFMラ
ジオ受信ユニット1の動作を停止していたのに対して、
実施例は上述した変数RIREKIで決定される時間
の間、FMラジオ受信ユニット1を動作させ続け、その
動作中に複数回正時報を検出した場合、その検出した正
時報の中にノイズが含まれていると判断してその検出動
作を失敗として扱う点である。
【0038】以下、図3を参照して参考例との相違点を
中心に動作を説明する。なお、図2と同一符号のステッ
プは同一のステップとする。
【0039】RIREKIの値に応じて決定されるFM
ラジオ受信ユニット1への電源供給開始時刻になると、
制御回路22は自身の中のRAMに設けた変数DETE
CTの値を0にし、FMラジオ受信ユニット1への電源
供給開始する(ステップ3a、2d)。なお、変数DE
TECTはAM7時の正時報を検出した回数をカウント
するためのものである。
【0040】RIREKIの値に応じて決定されるFM
ラジオ受信ユニット1への電源供給時間の間、AM7時
の正時報が検出される度に、制御回路22内の内部時計
の時刻を修正するとともにDETECTの値に1を加算
していく(ステップ2e、2k、3b)。よって、RI
REKIの値に応じて決定されるFMラジオ受信ユニッ
ト1への電源供給時間の間にAM7時の正時報が検出さ
れなかった場合DETECT=0となり、1回だけ検出
されればDETECT=1、2回以上検出されればDE
TECTの値は2以上となる。
【0041】RIREKIの値に応じて決定されるFM
ラジオ受信ユニット1への電源供給時間が終了すると、
FMラジオ受信ユニット1への電源供給を停止し(ステ
ップ2q)、DETECTの値が1であるか否か判断す
る(ステップ3c)。
【0042】ステップ3cにおいて、DETECTの値
が1であると、制御回路22はAM7時の正時報の受信
結果を成功と判断して、次回のFMラジオ受信ユニット
1への電源供給時間幅を1段階短くするためにステップ
2n以降の処理を行う。
【0043】ステップ3cにおいて、DETECTの値
が1でないと、制御回路22はAM7時の正時報の受信
結果を失敗と判断して、次回のFMラジオ受信ユニット
1への電源供給時間幅を1段階長くするためにステップ
2r以降の処理を行う。
【0044】このように、実施例2では実施例1と同様
な効果を奏するとともに、FMラジオ受信ユニット1が
動作している間に複数の正時報を検出した際、その検出
した正時報の中にノイズが含まれており受信は失敗した
と判断する。よって、このような場合も制御回路22内
の内部時計の計時時刻が狂っている可能性があると判断
し、次回のFMラジオ受信ユニット1への電源供給時間
幅を長くして、次回のFMラジオ受信ユニット1の動作
期間が本当のAM7時をはずれてしまうことを防止でき
る。
【0045】(実施例)次に、実施例を図4を参照
して説明する。実施例の基本的構成は参考例、実施例
1の構成と同一なので説明を省略する。なお、この実施
においては制御回路22はその内部にタイマを備え
ている。
【0046】実施例は実施例の改良例であり、それ
との大きな相違点は、実施例が正時報を検出する度に
時刻修正を行っていたのに対して、実施例は正時報を
検出する度に制御回路22内のタイマをスタートさせ、
変数DETECTの値により正時報の受信結果を成功と
判断したときに、そのタイマの値に基づいて時刻を修正
する点である。
【0047】以下、図4を参照して実施例との相違点
を中心に動作を説明する。なお、図3と同一符号のステ
ップは同一のステップとする。
【0048】RIREKIの値に応じて決定されるFM
ラジオ受信ユニット1への電源供給開始時刻になると、
変数DETECTを0にし、FMラジオ受信ユニット1
への電源供給開始した後(ステップ3a、2d)、AM
7時の正時報が検出される度にDETECTの値に1を
加算していくとともに制御回路22内のタイマをスター
トさせる(ステップ2e、3b、4a)。
【0049】RIREKIの値に応じて決定されるFM
ラジオ受信ユニット1への電源供給時間が終了すると、
FMラジオ受信ユニット1への電源供給を停止し(ステ
ップ2q)、DETECTの値が1であるか否か判断す
る(ステップ3c)。
【0050】ステップ3cにおいて、DETECTの値
が1であると、実施例2と同様に制御回路22はAM7
時の正時報の受信結果を成功と判断し、先のステップ4
aで計時を開始したタイマの値に応じて制御回路22内
の内部時計の時刻を修正する。具体的には、タイマのカ
ウント値が120秒になった際、AM7時02分00秒
の内容に制御回路22内の内部時計の時刻を修正する。
つまり、タイマの値はAM7時からの経過時間を示すも
のとなり、その経過時間に合わせて制御回路22内の内
部時計を修正するものである。
【0051】このように、AM7時の正時報の受信結果
が成功であった場合のみ時刻を修正するようにしている
ので、制御回路22内の内部時計を誤修正してしまう不
都合を解消できる。
【0052】ステップ3cにおいて、DETECTの値
が1でない値であると、ステップ2rに進み、以下上記
と同様の動作を行う。
【0053】なお、上記実施例1〜において、時刻表
示器3は表示のみを行う時計単体に限らず、時刻表示部
が備えてある時計以外の機器の時刻表示部としてもよ
い。
【0054】また、上記全ての実施例ではFMラジオ信
号におけるAM7時の正時報を時刻タイミング信号とし
て用いたが、AM7時以外の正時報を用いてもよい。ま
た、正時報はFMラジオ信号からの検出に限らず、電話
回線より得られる正時報や他の電波から得られる正時報
を用いるようにしてもよい。
【0055】また、時刻タイミング信号はラジオからの
正時報に限るものではなく、電話の時刻情報サービス等
の時刻タイミングを示す信号であればよい。
【0056】また、時刻タイミング信号を検出する頻度
は1日1回に限るものではない。例えば、1日のうち複
数回検出するようにしてもよいし、2、3日に1回程度
検出するようにしてもよい。
【0057】また、時刻タイミング信号を検出する情報
源は1系統に限定せず、多系統から選択的に検出するよ
うにしてもよいし、または多系統から複数の時刻タイミ
ング信号を同時に検出するようにし、その検出結果の複
合判断により時刻タイミング信号の検出を判断するよう
にしてもよい。このような場合、特に時刻タイミング信
号の検出失敗の際、時刻タイミング信号の情報源を切り
換えるようにすれば、より信頼性のあるシステムとな
る。
【0058】また、RIREKIに応じたFMラジオ受
信ユニット1への電源供給時間幅は、上記に限るもので
はなく、RIREKIの値に応じて段階的に変化するよ
うに設定してあればよい。
【0059】また、RIREKIの数値及びそれに応じ
たFMラジオ受信ユニット1への電源供給時間幅のステ
ップ数も3ステップに限るものではなく、それぞれ適宜
変更可能である。また、上記それぞれの実施例において
RIREKIの初期値は0に限るものではなく、例えば
0より小さい数とすれば、FMラジオ受信ユニット1へ
の電源供給時間幅を減少させるまで多くの成功が必要と
なり、より信頼性のあるシステムとなる。
【0060】また、実施例における時刻修正タイミン
グは正時+120秒に限るものではなく、FMラジオ受
信ユニット1への電源供給が最大時間幅であるときに、
その電源供給が終了した後であればよい。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、受信手段の次回の電源
供給時間幅を最適な状態に制御できる。
【0062】例えば、前回の時刻タイミング信号の受信
結果が悪かった場合、誤検出と考えられるので、受信手
段の次回の電源供給時間幅を長くし、受信ユニットの動
作期間が正時報時刻をはずれてしまうことを防止する。
また、前回の時刻タイミング信号の受信結果が良かった
場合、正確な時刻修正が行えたと考えられるので、受信
手段の次回の電源供給時間幅を短くし、ノイズの影響を
低減させる。
【0063】受信手段への1回の電源供給時間中に複数
の時刻タイミング信号を検出した際、受信手段による時
刻タイミング信号の受信結果を誤検出と判断するので、
ノイズ等により本当の時刻タイミング信号以外の信号を
時刻タイミング信号として検出した場合でも、受信手段
の次回の電源供給時間幅を最適な状態にできる。
【0064】受信手段への1回の電源供給時間中に複数
の時刻タイミング信号を検出した際、受信手段の次回の
電源供給時間幅を長くするので、ノイズ等により本当の
時刻タイミング信号以外の信号を時刻タイミング信号と
して検出した場合でも、受信ユニットの動作期間が正時
報時刻をはずれてしまうことを防止できる。
【0065】受信手段の動作中に1回だけ時刻タイミン
グ信号が検出された場合、時刻タイミング信号の検出タ
イミングに応じて動作を開始するタイマの計時内容に応
じて表示時刻を修正するので、誤検出した可能性が高い
場合には時刻修正に至らず、誤った時刻修正を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例を示したブロック回路図。
【図2】図1の動作説明のためのフローチャート。
【図3】本発明の実施例の動作説明のためのフローチ
ャート。
【図4】本発明の他の実施例の動作説明のためのフロー
チャート。
【図5】従来の時刻修正機能付き時計を示したブロック
図。
【図6】図5の動作説明のためのフローチャート。
【符号の説明】
1 受信手段 22 時刻修正手段、制御手段、タイマ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時刻タイミング信号を受信可能な受信手
    段と、上記受信手段で受信される時刻タイミング信号に
    応じて表示時刻を修正する時刻修正手段と、間欠的に上
    記受信手段に電源供給を行い、上記受信手段による前回
    の時刻タイミング信号の受信結果に基づいて、上記受信
    手段の次回の電源供給時間幅を制御する制御手段とを備
    上記制御手段は、上記受信手段への1回の電源供給時間
    中に複数の時刻タイミング信号を検出した際、上記受信
    手段による時刻タイミング信号の受信結果を失敗と判断
    する ものであることを特徴とする時刻修正機能付き時
    計。
  2. 【請求項2】 時刻タイミング信号を受信可能な受信手
    段と、上記受信手段で受信される時刻タイミング信号に
    応じて表示時刻を修正する時刻修正手段と、間欠的に上
    記受信手段に電源供給を行い、上記受信手段による前回
    の時刻タイミング信号の受信結果に基づいて、上記受信
    手段の次回の電源供給時間幅を制御する制御手段とを備
    上記制御手段は、上記受信手段への1回の電源供給時間
    中に複数の時刻タイミング信号を検出した際、上記受信
    手段の次回の電源供給時間幅を長くするものである こと
    を特徴とする時刻修正機能付き時計。
  3. 【請求項3】 時刻タイミング信号を受信可能な受信手
    段と、間欠的に上記受信手段に電源供給を行う制御手段
    と、上記受信手段で受信される時刻タイミング信号に応
    じて表示時刻を修正する時刻修正手段とを備えた時刻修
    正機能付き時計において、上記時刻タイミング信号の検
    出タイミングに応じて動作を開始するタイマを有し、上
    記時刻修正手段は、上記受信手段への1回の電源供給時
    間中に1回だけ上記時刻タイミング信号が検出された場
    合、上記タイマの計時内容に応じて上記表示時刻を修正
    し、上記受信手段への1回の電源供給時間中に複数の時
    刻タイミング信号を検出した場合、上記表示時刻を修正
    しないことを特徴とする時刻修正機能付き時計。
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