JP3361193B2 - 吊り荷の吊支機構 - Google Patents

吊り荷の吊支機構

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、たとえば粉体状の原材
料や成品等の貯蔵や輸送等に利用するコンテナバッグ等
を機械的に掛止及び解離可能とした吊支機構に関する。 【0002】 【従来の技術】各種の粉体の処理設備では、粉体の貯蔵
や搬送にはコンテナバッグが広く利用されている。この
コンテナバッグを用いる作業では、粉体を装入した後に
コンテナバッグをホイスト等によって吊り上げて搬送
し、作業者が下に潜りながら紐を解いて排出口を開くこ
とになる。 【0003】このような排出作業では、紐が解けた瞬間
に粉体が排出口から一気に飛散し、作業者がこれを浴び
る危険性がかなり高い。また、コンテナバッグに近づい
ての作業なので、コンテナバッグが開いたときの粉塵に
曝されることになり、作業環境及び衛生面での問題が大
きい。 【0004】これに対し、本願出願人が特願平6−63
911号によって提案したように、コンテナバッグの下
端を2条のロープによって挟み込み、このロープを機械
的な操作で締め付けたり弛めたりする構成とすること
で、安全で確実な作業が確保されるようになった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、コンテナバ
ッグの排出口の開閉操作は機械化されたものの、コンテ
ナバッグをホイストのフックに掛けたり外したりするこ
とは依然として人手によって行われている。すなわち、
従来のクレーン等の操作と同様に、作業者が直接コンテ
ナバッグの掛け具をフックに掛けたり外したりする作業
であり、機械的な操作による着脱方式は未だ開発されて
いない。 【0006】このようにフックへの着脱を人手による作
業で行う場合では、コンテナバッグの排出口の開閉操作
が機械化できても、原料の移送までを含めて一つの作業
工程が完了することからみれば、全工程の自動化には対
応できない。 【0007】本発明において解決すべき課題は、コンテ
ナバッグ等の吊り荷のフックへの着脱を全て機械的に操
作できるようにし吊り荷の移送までを含めて自動化への
対応を図ることにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも上
下方向に昇降する昇降機構に連接され、吊り荷を掛止及
び離脱可能に保持する吊支機構であって、上下に揺動可
能であって無負荷時ではほぼ水平の姿勢をとるフック
と、前記フックの揺動支点から離れた先端側の下面に潜
り込んで前記フックの下向きへの揺動を拘束するストッ
パと、前記ストッパを前記フックの下面側から該フック
と干渉しない位置までシフト操作可能な駆動機構とから
なることを特徴とする。 【0009】昇降機構はレールを走行するホイストであ
って、このホイストに巻き上げ及び繰下げ操作可能に備
えたワイヤに、吊支機構の本体ブロックを連接した構成
とすることができる。 【0010】また、本体ブロックにフックを上下に揺動
可能に連接すると共に、フックの先端側において上下に
回動可能にストッパを支軸を介して本体ブロックに連接
し、ストッパは、駆動源によって軸線方向に往復動作す
るラックと、支軸に設けられてラックに噛み合うピニオ
ンとを介して回動操作可能としてもよい。 【0011】更に、ラックの前進のときにピニオンを介
してストッパをフックの下面側に回動させ、ラックの後
退のときにストッパをフックの下面側から離脱させる駆
動系とし、ラックの先端にはこのラックを後退させる向
きに付勢する弾性体を備えたものとしてもよい。 【0012】そして更に、ホイストと一体に走行可能な
サポートを下向きに突き出し、このサポートに昇降可能
なリテーナブロックを設け、本体ブロックとこのリテー
ナブロックとを、ラックの往復動方向に互いに摺動し合
う摺動機構によって連接した構成とすることもできる。 【0013】また、吊支機構のフックに対してコンテナ
バッグを自動的に掛けることができるようにするため、
コンテナバッグの上端に設ける吊り金具に対してフック
が係合できるような姿勢に保持できるセット架台をヤー
ドに多数配列した設備とすることもできる。この場合で
は、ホイストが走行する方向に多数のセット架台を配列
してこれに合わせてコンテナバッグを予め並べて待機さ
せておき、それぞれのコンテナバッグの吊り金具をセッ
ト架台によってフックに係合可能な姿勢としておけば、
ホイストの走行及び吊支機構の昇降動作の合成によっ
て、吊り金具をフックに自動的に掛けることが可能とな
る。したがって、コンテナバッグをヤードに配列して予
めセット架台によって吊り金具の姿勢を設定する作業を
しておけば、以降のコンテナバッグの搬送は全て自動的
に行えるようになる。 【0014】 【作用】無負荷のときにはほぼ水平な姿勢のフックであ
れば、吊支機構を水平移動させることで、吊り荷の金具
等の中に挿し込むことができ、この後ストッパをフック
の下面側に潜らせた配置とすれば、ストッパが吊り荷の
負荷の一部を受け持ってこれを保持できる。 【0015】昇降機構としてホイストを用いれば、上下
方向だけでなく水平移動も可能なので、吊り荷を吊り上
げて目的の場所に搬送できる。 【0016】ラックとピニオンとによってストッパを回
動操作させることで、ストッパを機械的に動作させるこ
とが可能となる。 【0017】ラックが後退する向きに付勢する弾性体を
備えることで、負荷が加わっているフックの下面側から
ストッパを抜くときのラックの後退動作に弾性体の復元
力を加えることができる。 【0018】更に、サポートを設けてラックの移動方向
と同じ向きに本体ブロックとの間での摺動構造を持たせ
ることで、本体ブロックの不要な揺動が防止される。 【0019】 【実施例】図1は本発明の吊支機構を備えたホイスト設
備を示す図、図2はホイストをその走行方向に見た図で
あって吊り荷との位置関係を示す図である。なお、実施
例では、粉体運搬用のコンテナバッグを吊り荷の対象と
した例として説明する。 【0020】図において、コンテナバッグ20のセット
位置から粉体排出を終えて空のコンテナバッグを釈放す
る位置まで搬送するためのレール1を所定のレベルに設
け、このレール1にホイスト2が走行可能に設備されて
いる。 【0021】図2に示すように、コンテナバッグ20の
上端にはシャックル21を予め取り付けると共に、この
シャックル21にはホイスト2のフック(後述)が入り
込んでこれを保持する吊り金具22を装着している。そ
して、吊り金具22に対してフックが機械的にこれを取
り上げる操作ができるように、吊り金具22のセット架
台30を設ける。 【0022】セット架台30はコンテナバッグ20を予
め配列して搬送に備えるヤードに設置されるものであ
り、たとえば図2において図面と直交する方向すなわち
レール1が走る方向に一定のピッチで配列され、各セッ
ト架台30毎にコンテナバッグ20が1個ずつ予め置か
れている。 【0023】セット架台30は、ヤードに固定した支柱
31に保持アーム32を上下に回動自在に備え、保持ア
ーム32の一端にはウエイト32aを取り付けている。
保持アーム32は無負荷のときにはウエイト32aによ
って図中の2点鎖線で示す姿勢をとり、コンテナバッグ
20の上昇には干渉しない。そして、吊り金具22を図
2に示すように立ち上げた姿勢に保持するため、保持ア
ーム32の先端がほぼ水平姿勢となるようにストッパ3
1aを支柱31の上端部に設ける。 【0024】このようなセット架台30を備えた場合で
は、コンテナバッグ20を所定の位置に置いた後、保持
アーム32を図中の二点鎖線の姿勢から実線で示す位置
に作業者が回転させ、保持アーム32の先端に吊り金具
22を載せるとウエイト32aより吊り金具22の重力
の方が強く保持アーム32に作用するため、保持アーム
32は下方に回動しストッパ31aに支えられる。 【0025】このように吊り金具22を立てた姿勢に保
持できるので、ホイスト2による吊り上げ搬送では、作
業者は吊り金具22の設定だけを行えばよく、後は全て
機械的に行うことができる。 【0026】ホイスト2は、駆動モータ(図示せず)に
よって回転するホイール2aを備えると共に、昇降用モ
ータ2bの出力軸に減速機を介してワイヤ2cをループ
状に連接し、このワイヤ2cのループの中にシーブ2d
を配置したものである。そして、このシーブ2dにはロ
ードセル2eを連接し、このロードセル2eの下に設け
る吊支機構(後述)によって吊り荷を保持し、昇降用モ
ータ2bの作動によってワイヤ2cの巻き上げ及び繰り
出しによってシーブ2dのレベルを変えることで、吊り
荷の昇降操作を行う。なお、ワイヤ2cに代えて、チェ
ーン等の連鎖材であってもよい。 【0027】ホイスト2が走行するときの吊り荷の横揺
れを防止するため、ホイスト2にはこれと一体になって
移動するサポート3を連結する。このサポート3はレー
ル1を走行するホイール3aを上端に備え、剛性の高い
素材を用いて鉛直姿勢で下方に突き出したものである。
そして、サポート3の側面にはラック3bを上下方向に
設け、サポート3に対して昇降可能なリテーナブロック
3cを連接する。 【0028】リテーナブロック3cは、ラック3bに噛
み合うピニオン3dを備えると共に、サポート3の対向
する両面にガイドされながら転動するローラ3eを設け
たものであり、サポート3の周りを囲む中空の四角形の
横断面を持つものである。そして、ピニオン3dに対し
て同軸上にエンコーダ3fを配置すると共にフック機構
を連接するためのスライドスリーブ3gを水平の軸線と
して連結している。 【0029】ホイスト2の下端に配置したロードセル2
eには、吊り荷を機械的に着脱可能な吊支機構4を連接
する。この吊支機構4は吊り荷の位置を独自に検出して
拘束及び解離を可能としたものであり、図3に要部の縦
断面図を示す。 【0030】吊支機構4は、その本体ブロック5をピン
5a接合によって上端をロードセル2eに連接すると共
に、水平方向に突き出したロッド5bをリテーナブロッ
ク3cのスライドスリーブ3gに摺動可能に差し込むこ
とによってサポート3側にも連接したものである。この
ようにスライドスリーブ3gにロッド5bを摺動可能に
連設することによって、ホイスト2の走行起動時及び停
止時の衝撃を伝えることなくホイスト2走行時の横振れ
をリテーナブロック3cにより規制することができる。 【0031】なお、ホイスト2の走行時に横振れが発生
すると、吊支機構4がコンテナバッグ20の吊り金具2
2を取りに行く際にフック6がこの吊り金具22に衝突
してしまう。 【0032】本体ブロック5の下端にはブラケット5c
を突き出して設け、ピン5dによってフック6を上下に
揺動可能に連接する。このフック6は、図3において右
端側の下面を少し凹ませた係合部6aとすると共に、左
端側は下に斜めに傾斜させた形状を持ちその端部にはウ
エイト6bを一体に備えたものである。そして、ピン5
d周りに相当する部分には円弧状のスリット6cを切開
し、このスリット6cの中に本体ブロック5に一体に設
けたストッパピン5eを緩く差し込んでいる。フック6
に負荷が加わらないときには、ウエイト6bによってス
リット6cの左端がストッパピン5eに突き当たるまで
回動し、フック6は図中の一点鎖線で示す姿勢をとる。 【0033】本体ブロック5には、フック6に吊り荷を
掛けたときにフック6の姿勢をほぼ水平姿勢に拘束する
ためのストッパ7を連接する。このストッパ7はほぼU
字状の形状を持ち、フック6の係合部6aのほぼ真上に
位置して本体ブロック5に対して回転自在な支軸7aに
上端を連結したものである。そして、図示のようにスト
ッパ7が鉛直姿勢に本体ブロック5から吊り下がってい
るときには、その下端部がフック6の係合部6aの下面
を受けてこれを保持する。 【0034】フック6はストッパ7による保持及びその
解除によって荷の吊り上げ及び解放を可能とするもの
で、この操作のためにストッパ7を図中の実線で示す姿
勢から二点鎖線の位置まで回動できる構成とする。そし
て、このストッパ7の回動操作のための駆動機構を本体
ブロック5に設ける。 【0035】この駆動機構は、モータ8とジャッキ9と
を駆動源とするものであり、モータ8の出力軸の回転を
チェーン8aによってジャッキ9に伝達し、このジャッ
キ9は、モータ8からの回転力をスラストロッド部9a
の往復直線運動に変換可能とするものである。なお、チ
ェーン8aに代えて、タイミングベルトを用いてもよ
い。 【0036】ジャッキ9のスラストロッド部9aの先端
には同軸上に円柱状のラック10を連結する。このラッ
ク10は、本体ブロック5内に組み込んだスライドリン
グ5fによって軸線方向に摺動自在に保持されたもので
ある。そして、本体ブロック5から突き出る部分に同軸
上に設けたプラグ5gの中にはスプリング10aを収納
し、ラック10をその軸線方向であってジャッキ9側に
付勢している。 【0037】更に、ストッパ7を固定している支軸7a
の周りにはラック10と噛み合うピニオン7bをキー接
合にって一体に固定する。これにより、ラック10が図
2において左側に移動するときには、ピン7bは反時計
方向に回転し、ストッパ7を二点鎖線の方向へ回動さ
せ、右側に移動するときにはこの二点鎖線の位置から実
線の位置へとストッパ7を回動させることができる。 【0038】本体ブロック5には、その所定位置にセッ
トされた吊り荷を取りに行く場合の進行方向の先端にた
とえば光学式または磁気式等のセンサ11を設ける。こ
のセンサ11は、図3に示すようにコンテナバッグ20
の吊り紐20aを掛けるシャックル21付きの吊り金具
22の上面を捉えてその位置を検出する機能を持つ。な
お、吊り金具22は、フック6が入り込む矩形,円また
は長円状の環状体であり、シャックル21と共に予めコ
ンテナバッグ20の吊り紐20aに取り付けたものであ
り、所定の位置にセットされている。 【0039】以上の構成において、図4に示すように吊
支機構4によってコンテナバッグ20にセットした吊り
金具22をフック6に掛ける要領は次のとおりである。
なお、コンテナバッグ20は図2で説明したように、レ
ール1の走行方向に予め配置されており、それぞれの吊
り金具22はセット架台30の保持アーム32によって
立ち上げた姿勢に保持され、フック6のほぼ水平移動に
よってこれを受け入れ可能に設定されている。 【0040】まず、サポート3側に組み込んだエンコー
ダ3fによるピニオン3dの回転を検出し、吊り金具2
2のレベルより少し上となるように吊支機構4をワイヤ
2cの繰下げによってレベル調整し、ホイスト2を吊り
金具22側に移動させる。このとき、センサ11によっ
て先行して吊り金具22の位置が検出され、図4に示す
ようにフック6が環状の吊り金具22に干渉せずにその
中に入り込んで適正位置で停止できる。 【0041】吊り金具22を受け取るときには、図4に
示すように、ストッパ7は上に回動した位置にあり、フ
ック6はそのウエイト6bによるバランスによって、図
2で説明した一点鎖線の姿勢をとっている。ここで、ホ
イスト2をコンテナバッグ20側に移動させてフック6
を図4の矢印方向に移動させて吊り金具22の中に入っ
たところで停止する。 【0042】次いで、モータ8を駆動すると共にジャッ
キ9を介してラック10を図2において右側に移動させ
る。これにより、ピニオン7bは時計方向に回転し、支
軸7aと一体のストッパ7を図2に示すように下向きの
姿勢となるまで回動させる。このとき、フック6の係合
部6a側はストッパ7の下端部が係合するレベルよりも
少し浮いた姿勢なので、ストッパ7はフック6と干渉す
ることなく係合部6aの下面側に潜り込む。 【0043】この状態でホイスト2のワイヤ2cを巻き
上げると、コンテナバッグ20の負荷が吊り金具22を
介してフック6に伝わり、このフック6を引き下げる。
これに対し、フック6はその係合部6aがストッパ7に
よって図2に示すように拘束されているので、フック6
は図示(実線)の姿勢のまま吊り金具22を保持するこ
とができ、これによってコンテナバッグ20の搬送が可
能となる。 【0044】コンテナバッグ20を搬送した後にこれを
ホイスト2から外して降ろすときには、モータ8を駆動
してラック10を図2において左側に移動させる。この
とき、コンテナバッグ20を吊り下げている期間ではラ
ック10は右側に移動していてスプリング10aを圧縮
していたが、ラック10の左側への移動の際にはこのス
プリング10aの復元力がラック10の移動を助ける。
したがって、フック6に下向きの大きな力が掛かってい
てこれがストッパ7の下端に負荷となって作用しても、
モータ8の駆動力とスプリング10aの復元力との合成
によって、ストッパ7をフック6の係合部6aから滑り
出させるようにして抜き取ることができる。 【0045】フック6からストッパ7が離脱してしまう
と、コンテナバッグ20の重量によってフック6は図3
の二点鎖線で示すように係合部6a側が下向きに傾斜す
るようになり、これによって吊り金具22は滑り落ちて
コンテナバッグ20を降ろすことができる。 【0046】このようにホイスト2による吊支機構4の
位置の設定を適正にしておけば、コンテナバッグ20の
吊り金具22に対してフック6を機械的な操作のみで係
合及び離脱を行わせることができ、セット架台30によ
る吊り金具22の姿勢の設定以外は人為的な作業は全く
不要となる。そして、処理するコンテナバッグ20を予
めヤードに配列しておけば、これらを順に搬送処理して
いく作業が効率的に行えるほか、その間無人での連続自
動運転が可能となり、悪環境下での作業が短縮される。 【0047】また、重量検出のためのロードセル2eに
より吊り荷の検出が可能となり、吊り荷を吊っているこ
とが確認でき、コンテナバッグ20内の粉体の排出時の
排出量の検出ができるようになり、排出量に応じた吊り
位置の制御を行うことも可能となる。 【0048】なお、昇降機構としては、実施例で説明し
たレールを走行するホイストの他にも、油圧シリンダ,
電動シリンダ,パンタグラフ,ラック昇降式等の機構と
してもよい。 【0049】 【発明の効果】本発明では、コンテナバッグ等の吊り荷
を全て機械的な操作のみで吊り上げて搬送することがで
き、従来のように吊り金具とフックとを手作業で掛止及
び解離する必要がなくなり、予め複数のコンテナバッグ
をセットしておくと、以後搬送のために作業者が介在す
る必要はなくなり、無人運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の吊支機構を備えたホイストによる搬送
装置の例を示す正面図である。 【図2】ホイストの走行方向に見た図であってセット架
台による吊り金具の姿勢の設定を説明するための図であ
る。 【図3】吊支機構の詳細を示す要部の縦断面図である。 【図4】吊り金具を引っ掛ける前の吊支機構の概要を示
す図である。 【符号の説明】 1 レール 7 ストッパ 2 ホイスト 7a 支軸 2c ワイヤ 7b ピニオン 2d シーブ 9 ジャッキ 2e ロードセル 9a スラスト
ロッド部 3 サポート 10 ラック 4 吊支機構 10a スプリン
グ 5 本体ブロック 11 センサ 6 フック 20 コンテナ
バッグ 6a 係合部 21 シャック
ル 6b ウエイト 22 吊り金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−267294(JP,A) 特開 昭63−247295(JP,A) 実開 昭58−170373(JP,U) 実開 昭62−161195(JP,U) 実開 平2−61885(JP,U) 実開 平6−54682(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 1/24,1/26

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 少なくとも上下方向に昇降する昇降機構
    に連接され、吊り荷を掛止及び離脱可能に保持する吊支
    機構であって、上下に揺動可能であって無負荷時ではほ
    ぼ水平の姿勢をとるフックと、前記フックの揺動支点か
    ら離れた先端側の下面に潜り込んで前記フックの下向き
    への揺動を拘束するストッパと、前記ストッパを前記フ
    ックの下面側から該フックと干渉しない位置までシフト
    操作可能な駆動機構とからなる吊り荷の吊支機構。
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