JP3360620B2 - 高エネルギービームによる溶接鋼管の製造方法 - Google Patents

高エネルギービームによる溶接鋼管の製造方法

Info

Publication number
JP3360620B2
JP3360620B2 JP24944998A JP24944998A JP3360620B2 JP 3360620 B2 JP3360620 B2 JP 3360620B2 JP 24944998 A JP24944998 A JP 24944998A JP 24944998 A JP24944998 A JP 24944998A JP 3360620 B2 JP3360620 B2 JP 3360620B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
energy beam
steel pipe
squeeze
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24944998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000079489A (ja
Inventor
邦保 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
JFE Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Engineering Corp filed Critical JFE Engineering Corp
Priority to JP24944998A priority Critical patent/JP3360620B2/ja
Publication of JP2000079489A publication Critical patent/JP2000079489A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3360620B2 publication Critical patent/JP3360620B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K2103/00Materials to be soldered, welded or cut
    • B23K2103/02Iron or ferrous alloys
    • B23K2103/04Steel or steel alloys

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高エネルギービ
ームによる溶接鋼管の製造方法、特に、造管時に高エネ
ルギービームによるスクイズトップロールの欠損や焼損
を防止することができる、高エネルギービームによる溶
接鋼管の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、抵抗溶接による電縫管の製造方法
と異なり、高エネルギービームによる溶接鋼管の製造方
法が開発された。この高エネルギービームによる溶接鋼
管の製造方法は、従来の抵抗溶接による電縫管の製造方
法と基本構成は同じであり、オープンパイプの突合わせ
部を抵抗溶接によるかレーザー等の高エネルギービーム
によって溶接するかの違いである。
【0003】以下、この鋼帯を高エネルギービームによ
る溶接鋼管の製造方法の概略を、図面を参照しながら説
明する。図1は、高エネルギービームによる溶接鋼管の
製造装置を示す概略平面図、図2は、高エネルギービー
ムによる溶接鋼管の製造装置におけるスクイズトップロ
ールの間隔およびスクイズトップロールとビームとの位
置関係を示す側面図、図3は、4ロール方式の、高エネ
ルギービームによる溶接鋼管の製造装置を示す側面図、
図4は、5ロール方式の、高エネルギービームによる溶
接鋼管の製造装置を示す側面図である。
【0004】図1から図4において、1は、鋼帯、2
は、ブレークダウンロール群、3は、ケージロール群
(あるいはクラスターロール群)、4は、フィンパスロ
ール群、5は、スクイズスタンドに設けられたスクイズ
サイドロール、6は、スクイズトップロール、7は、5
ロール方式の、高エネルギービームによる溶接鋼管の製
造装置におけるスクイズボトムロール、そして、8は、
各ロール群2、3および4によって円筒形状に形成され
たオープンパイプである。
【0005】図2に示すように、レーザー等の高エネル
ギービーム9は、鋼帯1が一連のロール群2、3および
4により円筒形状のオープンパイプ8に成型された後、
一対のスクイズトップロール6間の中央部からオープン
パイプ8の突合わせ部に向けて照射される。
【0006】上述したように構成される、高エネルギー
ビームによる溶接鋼管の製造装置によれば、溶接鋼管
は、以下のようにして製造される。鋼帯1は、ブレーク
ダウンロール群2、ケージロール群3およびフィンパス
ロール群4によって円筒形状のオープンパイプ8に連続
的に成型される。オープンパイプ8の対向する両側突合
わせ部は、スクイズトップロール6を備えたスクイズス
タンドにおいて、レーザー等の高エネルギービームが、
前記突合わせ部に倣って照射されることにより連続的に
溶接される。このようにして溶接鋼管が連続的に製造さ
れる。
【0007】なお、一般に、高エネルギービームによる
溶接においては、溶接部に水分が付着していると、エネ
ルギーが水分に吸収されて溶接が良好に行われなかった
り、溶接部中の酸素濃度が高くなってブローホール等の
溶接欠陥が発生する。そのために、高エネルギービーム
による溶接においては、スクイズトップロールに水をか
けて冷却する外部冷却方法は採用できない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した、高エネルギ
ービームによる溶接鋼管の製造方法においては、溶接部
近傍は高温に加熱されるので、スクイズトップロール6
を強制冷却しないと、スクイズトップロール6が高温に
加熱されて欠損する恐れがある。しかしながら、上述し
たように外部冷却は行えない。
【0009】また、上述したように、高エネルギービー
ムによる溶接鋼管の製造方法においては、高エネルギー
ビーム9は、一対のスクイズトップロール6間の中央部
からオープンパイプ8の突合わせ部に向けて照射される
が、鋼帯1が造管過程でねじれて、突合わせ部が横方向
にローリングすると、ビーム9もそれに倣って横方向に
ずれるので、ビーム9がスクイズトップロール6に照射
される。この結果、スクイズトップロール6が焼損する
恐れがある。
【0010】従って、この発明の目的は、造管時に高エ
ネルギービームによるスクイズトップロールの欠損や焼
損を防止することができる、高エネルギービームによる
溶接鋼管の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
鋼帯を一連のロール群により円筒形状のオープンパイプ
に連続的に成型し、スクイズトップロールを備えたスク
イズスタンドにおいて、前記オープンパイプの対向する
両側突合わせ部に高エネルギービームを照射して、前記
両側突合わせ部を連続的に溶接することからなる、溶接
鋼管の製造方法において、前記スクイズトップロールを
内部水冷型とし、前記スクイズトップロールのロールギ
ャップを8から16mmの範囲内に限定することに特徴
を有するものである。
【0012】請求項2記載の発明は、前記ロールギャッ
プを8から12mmの範囲内に限定することに特徴を有
するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明においては、スクイズト
ップロールの外部冷却を不要とするために、例えば、特
開平3−264172号公報に開示された内部水冷型ス
クイズトップロールを使用する。この内部水冷型スクイ
ズトップロールは、ロール内部に冷却水を循環供給する
構造のものである。内部水冷型スクイズトップロールを
使用することによって、溶接部に水分を付着させること
なく、高エネルギービームによるスクイズトップロール
の欠損を防止することができる。
【0014】この発明において、スクイズトップロール
6のロールギャップ(X)(図2参照)を8から16m
mの範囲内に限定した理由は、以下の通りである。8m
m未満では、ロールギャップ(X)が狭すぎて、造管過
程での鋼帯1のねじれにより、突合わせ部が横方向にロ
ーリングしたときに、ビーム9がスクイズトップロール
6に照射されて、スクイズトップロール6が焼損する可
能性が高くなるからである。
【0015】一方、16mmを超えると、ロールギャッ
プ(X)が広くなり過ぎて、オープンパイプ8の適切な
突合わせ形状が得られず、突合わせ部の溶接が良好に行
えない。
【0016】
【実施例】次に、この発明を実施例により、更に詳細に
説明する。図1に示す高出力レーザービーム溶接装置に
よって、外径406.4mm×肉厚9.5mmの溶接鋼
管を製造し、外部冷却を行わず、スクイズトップロール
6の内部水冷を実施した場合と実施しない場合とにおけ
るスクイズトップロール6の状態について調べた。この
結果を図5に示す。
【0017】図5から明らかなように、スクイズトップ
ロール6の内部冷却を実施しなかった場合には、スクイ
ズトップロール6の過加熱により約3分でスクイズトッ
プロール6が欠損した。これに対して、内部水冷した場
合には、約5分後にスクイズトップロール6の表面温度
の上昇が停止し、以後、一定温度を保持し、良好な溶接
が持続した。
【0018】次に、スクイズトップロール6の内部冷却
を実施して、上記と同サイズの溶接鋼管を製造するに際
して、スクイズトップロール6のロールギャップを種々
変化させ、各々の場合におけるスクイズトップロール6
の状態について調べた。この結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1から明らかなように、ロールギャップ
(X)がこの発明の範囲を外れて狭い6mmおよび7m
mの場合には、レーザービームによってスクイズトップ
ロールが溶損した。また、ロールギャップ(X)がこの
発明の範囲を外れて広い17mmの場合には、オープン
パイプの突合わせ部が良好に突き合わされず、良好な溶
接が不可能であった。
【0021】これに対して、ロールギャップ(X)がこ
の発明の範囲内である8mm、10mm、12mm、1
4mmおよび16mmの場合には、スクイズトップロー
ルの欠損や焼損が生じず、連続溶接が安定して行えた。
特に、ロールギャップ(X)が8mm、10mmおよび
12mmの場合には、より安定した溶接が行えた。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、鋼帯を一連のロール群により円筒形状のオープンパ
イプに連続的に成型し、スクイズトップロールを備えた
スクイズスタンドにおいて、前記オープンパイプの対向
する両側突合わせ部に高エネルギービームを照射して、
前記両側突合わせ部を連続的に溶接することからなる、
溶接鋼管の製造方法において、前記スクイズトップロー
ルを内部水冷型とし、前記スクイズトップロールのロー
ルギャップを8から16mmの範囲内に限定することに
よって、造管時に高エネルギービームによるスクイズト
ップロールの欠損や焼損を防止することができ、かくし
て、連続溶接が安定して行えるといった有用な効果がも
たらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高エネルギービームによる溶接鋼管の製造装置
を示す概略平面図である。
【図2】高エネルギービームによる溶接鋼管の製造装置
におけるスクイズトップロールの間隔およびスクイズト
ップロールとビームとの位置関係を示す側面図である。
【図3】4ロール方式の、高エネルギービームによる溶
接鋼管の製造装置を示す側面図である。
【図4】5ロール方式の、高エネルギービームによる溶
接鋼管の製造装置を示す側面図である。
【図5】スクイズトップロールの内部水冷を実施した場
合としない場合とにおける、溶接経過時間とロール表面
温度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1:鋼帯 2:ブレークダウンロール群 3:ケージロール群 4:フィンパスロール群 5:スクイズサイドロール 6:スクイズトップロール 7:スクイズボトムロール 8:オープンパイプ 9:ビーム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼帯を一連のロール群により円筒形状の
    オープンパイプに連続的に成型し、スクイズトップロー
    ルを備えたスクイズスタンドにおいて、前記オープンパ
    イプの対向する両側突合わせ部に高エネルギービームを
    照射して、前記両側突合わせ部を連続的に溶接すること
    からなる、溶接鋼管の製造方法において、 前記スクイズトップロールを内部水冷型とし、前記スク
    イズトップロールのロールギャップを8から16mmの
    範囲内に限定することを特徴とする、高エネルギービー
    ムによる溶接鋼管の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ロールギャップを8から12mmの
    範囲内に限定することを特徴とする、請求項1記載の、
    高エネルギービームによる溶接鋼管の製造方法。
JP24944998A 1998-09-03 1998-09-03 高エネルギービームによる溶接鋼管の製造方法 Expired - Fee Related JP3360620B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24944998A JP3360620B2 (ja) 1998-09-03 1998-09-03 高エネルギービームによる溶接鋼管の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24944998A JP3360620B2 (ja) 1998-09-03 1998-09-03 高エネルギービームによる溶接鋼管の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000079489A JP2000079489A (ja) 2000-03-21
JP3360620B2 true JP3360620B2 (ja) 2002-12-24

Family

ID=17193143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24944998A Expired - Fee Related JP3360620B2 (ja) 1998-09-03 1998-09-03 高エネルギービームによる溶接鋼管の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3360620B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003001324A (ja) * 2001-06-13 2003-01-07 Mitsubishi Shindoh Co Ltd 電縫管の製造装置及び製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000079489A (ja) 2000-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0933159B1 (en) Method for producing a welded steel pipe
JP3360620B2 (ja) 高エネルギービームによる溶接鋼管の製造方法
JP6003870B2 (ja) 鍛接鋼管の製造方法
JPS6129830B2 (ja)
JP3360621B2 (ja) 高エネルギービームによる溶接鋼管の製造方法
JPS6046890A (ja) 金属パイプの製造方法
JP3134706B2 (ja) 溶接鋼管の製造方法
JPH08174249A (ja) 溶接鋼管の製造方法
KR100293577B1 (ko) 강관의 제조방법 및 제조설비
JPH0248350B2 (ja)
JPH08155665A (ja) フェライト系ステンレス鋼のレーザ溶接方法
KR100350061B1 (ko) 콘벡터 플레이트
JP2000079491A (ja) 高エネルギービームによる溶接鋼管の製造方法
JPS63224814A (ja) 車輪のリム用溶接鋼管の製造方法
JP2924675B2 (ja) 溶接形鋼の製造方法
JP3166643B2 (ja) レーザ溶接管製造装置およびレーザ溶接管の製造方法
JPH0438516B2 (ja)
JPH06229Y2 (ja) レーザービーム溶接に用いる被溶接管の管内封入物保護部材
CA2279580C (en) Method for producing a steel pipe using a high density energy beam
JPH0371947B2 (ja)
JPS61266125A (ja) 熱間電縫管の製造方法およびその装置
JPS62137184A (ja) 熱間溶接管のビ−ド除去方法および装置
JPS61169101A (ja) 熱延材の圧延方法
JPH01138004A (ja) 内部品質の良好な厚鋼板の製造方法
JPS5886993A (ja) ステンレスクラツド鋼板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081018

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091018

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101018

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101018

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111018

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111018

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121018

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121018

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131018

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees