JP3359471B2 - 耐ローピング性に優れたフェライト系ステンレス鋼板 - Google Patents
耐ローピング性に優れたフェライト系ステンレス鋼板Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はフェライト系ステン
レス鋼板の問題点であるローピングの発生を抑制し、高
い表面品質を有するフェライト系ステンレス鋼板に関す
るものである。
レス鋼板の問題点であるローピングの発生を抑制し、高
い表面品質を有するフェライト系ステンレス鋼板に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】フェライト系ステンレス鋼板は、場合に
よっては冷間圧延時にローピングと呼ばれる圧延方向に
沿った特有の凸凹が生じ、製品の表面品質を著しく劣化
することがある。一般に、ローピングの発生原因は、リ
ジングの発生原因と同じく、鋼板に結晶方位の類似した
領域がコロニー的に存在することにより変形が局所的に
異なり凸凹が生じると考えられている。リジングの場合
は冷延後再結晶させた鋼板を対象にするため、焼鈍時に
コロニー的方位集団を破砕する手段があれば改善が可能
である。その一例が、ＳＵＳ４３０に見られるように、
熱延板にα′相を残存させ、それを再結晶の核生成サイ
トとして再結晶を促進させることによりリジングの発生
を抑制している。しかし、ローピングについては熱延鋼
板でコロニー的方位集団があることが問題となる。
よっては冷間圧延時にローピングと呼ばれる圧延方向に
沿った特有の凸凹が生じ、製品の表面品質を著しく劣化
することがある。一般に、ローピングの発生原因は、リ
ジングの発生原因と同じく、鋼板に結晶方位の類似した
領域がコロニー的に存在することにより変形が局所的に
異なり凸凹が生じると考えられている。リジングの場合
は冷延後再結晶させた鋼板を対象にするため、焼鈍時に
コロニー的方位集団を破砕する手段があれば改善が可能
である。その一例が、ＳＵＳ４３０に見られるように、
熱延板にα′相を残存させ、それを再結晶の核生成サイ
トとして再結晶を促進させることによりリジングの発生
を抑制している。しかし、ローピングについては熱延鋼
板でコロニー的方位集団があることが問題となる。
【０００３】ローピングの改善策として粗圧延後に再結
晶させることが有効であることは確認されているが（特
開平４−１６０１１７号公報参照）、その効果が十分で
あるとは言えない。その理由は、再結晶により方位の分
散が起こることは確かであるが、例え、再結晶しても、
それがローピングの発生を抑制するのに十分な方位分散
であるかが自明でないためである。
晶させることが有効であることは確認されているが（特
開平４−１６０１１７号公報参照）、その効果が十分で
あるとは言えない。その理由は、再結晶により方位の分
散が起こることは確かであるが、例え、再結晶しても、
それがローピングの発生を抑制するのに十分な方位分散
であるかが自明でないためである。
【０００４】ＴｉとＢを複合添加し、成形性ならびに一
部耐リジング性を改善した技術が既に多数開示されてい
る（特公昭４７−４７８６号公報、特開昭５８−７１３
５６号公報、特公昭５９−１０９９０号公報、特公昭５
７−５５７８７号公報、特開昭５７−７０２３０号公報
など）。しかし、これらの技術はローピングについては
ほとんど言及していない。特公昭４７−４７８６号公報
においてローピングという言葉が出ているがこれはプレ
ス加工時に現われるリジングに類似したしわを意味し、
本発明で意味するローピングとは異なる。ローピングと
は本発明では冷延時に現われる圧延方向に平行に現われ
る縞を意味する。
部耐リジング性を改善した技術が既に多数開示されてい
る（特公昭４７−４７８６号公報、特開昭５８−７１３
５６号公報、特公昭５９−１０９９０号公報、特公昭５
７−５５７８７号公報、特開昭５７−７０２３０号公報
など）。しかし、これらの技術はローピングについては
ほとんど言及していない。特公昭４７−４７８６号公報
においてローピングという言葉が出ているがこれはプレ
ス加工時に現われるリジングに類似したしわを意味し、
本発明で意味するローピングとは異なる。ローピングと
は本発明では冷延時に現われる圧延方向に平行に現われ
る縞を意味する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このローピ
ングの発生を抑制し、表面品質の優れたフェライト系ス
テンレス冷延鋼板を提供するものである。
ングの発生を抑制し、表面品質の優れたフェライト系ス
テンレス冷延鋼板を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】ローピングの改善策とし
て粗圧延後に再結晶させることが有効であることは確認
されているが（特開平４−１６０１１７号公報）、前記
したように、例え、再結晶しても、それがローピングの
発生を抑制するのに十分な方位分散を実現するかは自明
でないため、その効果が十分であるとは言えない。ロー
ピングが観察される鋼板は、熱延板の集合組織を解析す
ると｛１００｝方位の粒がコロニー状に存在することが
明らかになった。フェライト系ステンレスの熱延板は鋳
造組織の集合組織である｛１００］が強く残存する。こ
れは｛１００｝方位の鋳造粒を熱間加工をし、再結晶さ
せると通常結晶粒界から再結晶が起こり、その時の再結
晶粒の方位も｛１００｝になる確率が高いためである。
て粗圧延後に再結晶させることが有効であることは確認
されているが（特開平４−１６０１１７号公報）、前記
したように、例え、再結晶しても、それがローピングの
発生を抑制するのに十分な方位分散を実現するかは自明
でないため、その効果が十分であるとは言えない。ロー
ピングが観察される鋼板は、熱延板の集合組織を解析す
ると｛１００｝方位の粒がコロニー状に存在することが
明らかになった。フェライト系ステンレスの熱延板は鋳
造組織の集合組織である｛１００］が強く残存する。こ
れは｛１００｝方位の鋳造粒を熱間加工をし、再結晶さ
せると通常結晶粒界から再結晶が起こり、その時の再結
晶粒の方位も｛１００｝になる確率が高いためである。
【０００７】ところが、本発明者らは熱延板の集合組
織、特にコロニーの生成に及ぼす添加元素の影響を詳細
に研究した結果、結晶粒内から再結晶が起こる場合、コ
ロニーの破砕が顕著に起こることを見いだした。従来、
｛１００｝粒の内部には変形帯ができにくく、粒内から
の再結晶は起こらないと考えられていたが、ＢとＳｎ
（Ｓｂ，Ｂｉも同様の効果あり）を複合添加することに
より、｛１００｝粒の内部より再結晶が起こりやすくな
り、その再結晶粒の方位は｛１００｝以外の場合が多
い。なぜ、ＢとＳｎを複合添加するとこのようなコロニ
ーの破砕につながる熱間再結晶挙動が起こるかの理由は
明らかではないが、Ｓｎの添加が粒内の変形帯の数を増
やすことが認められていることと、Ｂは粒界に偏析して
粒界からの再結晶の核生成を遅らせることが考えられる
ので、Ｂが粒界からの再結晶を抑えている間にＳｎの作
用で粒内に形成された変形帯から｛１００｝以外の再結
晶粒が多く生成したためと推測される。本発明はこれら
の実験結果に基づいて構成したものである。
織、特にコロニーの生成に及ぼす添加元素の影響を詳細
に研究した結果、結晶粒内から再結晶が起こる場合、コ
ロニーの破砕が顕著に起こることを見いだした。従来、
｛１００｝粒の内部には変形帯ができにくく、粒内から
の再結晶は起こらないと考えられていたが、ＢとＳｎ
（Ｓｂ，Ｂｉも同様の効果あり）を複合添加することに
より、｛１００｝粒の内部より再結晶が起こりやすくな
り、その再結晶粒の方位は｛１００｝以外の場合が多
い。なぜ、ＢとＳｎを複合添加するとこのようなコロニ
ーの破砕につながる熱間再結晶挙動が起こるかの理由は
明らかではないが、Ｓｎの添加が粒内の変形帯の数を増
やすことが認められていることと、Ｂは粒界に偏析して
粒界からの再結晶の核生成を遅らせることが考えられる
ので、Ｂが粒界からの再結晶を抑えている間にＳｎの作
用で粒内に形成された変形帯から｛１００｝以外の再結
晶粒が多く生成したためと推測される。本発明はこれら
の実験結果に基づいて構成したものである。
【０００８】すなわち本発明の要旨とするところは、重
量％で、 Ｃ ：０．０２％以上、０．０８％以下、Ｓｉ：１％以下、 Ｍｎ：１％以下、 Ｃｒ：１３％以上、３０％以下、 Ｎ ：０．０３％以下、 Ｔｉ：０．０３％以下、 Ａｌ：０．００５％以上、０．０８％以下、 Ｓｎ，Ｓｂ，Ｂｉの１種或いは２種以上：０．００５％以上、０．２％以下、 かつ Ｂ ：０．４＜１１（Ｎ−１４Ｔｉ／４８）／（１４Ｂ）＜２ の関係を満たし、必要に応じさらに Ｍｏ：３％以下 を含有し、残部Ｆｅ及び不可避的不純物からなることを
特徴とする耐ローピング性に優れたフェライト系ステン
レス鋼板にある。
量％で、 Ｃ ：０．０２％以上、０．０８％以下、Ｓｉ：１％以下、 Ｍｎ：１％以下、 Ｃｒ：１３％以上、３０％以下、 Ｎ ：０．０３％以下、 Ｔｉ：０．０３％以下、 Ａｌ：０．００５％以上、０．０８％以下、 Ｓｎ，Ｓｂ，Ｂｉの１種或いは２種以上：０．００５％以上、０．２％以下、 かつ Ｂ ：０．４＜１１（Ｎ−１４Ｔｉ／４８）／（１４Ｂ）＜２ の関係を満たし、必要に応じさらに Ｍｏ：３％以下 を含有し、残部Ｆｅ及び不可避的不純物からなることを
特徴とする耐ローピング性に優れたフェライト系ステン
レス鋼板にある。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。Ｃ量の下限を０．０２％としたのは、Ｃ量がこれ未
満では溶接部の耐粒界腐食性が劣化するためであり、上
限を０．０８％としたのは、これを超えるＣ量になると
加工性が悪くなるためである。Ｓｉ，Ｍｎは耐食性、加
工性ともに低い方が好ましいので、その添加量の上限を
それぞれ１％とした。
る。Ｃ量の下限を０．０２％としたのは、Ｃ量がこれ未
満では溶接部の耐粒界腐食性が劣化するためであり、上
限を０．０８％としたのは、これを超えるＣ量になると
加工性が悪くなるためである。Ｓｉ，Ｍｎは耐食性、加
工性ともに低い方が好ましいので、その添加量の上限を
それぞれ１％とした。
【００１０】Ｃｒはフェライト系ステンレス鋼に不可欠
で１３％以上で添加増量に伴い耐食性を大幅に向上す
る。しかし、Ｃｒが３０％超になると加工性が劣化す
る。Ｎはγポテンシャルの制御に有効であるが、過剰な
添加は加工性を劣化するので、上限を０．０３％とし
た。
で１３％以上で添加増量に伴い耐食性を大幅に向上す
る。しかし、Ｃｒが３０％超になると加工性が劣化す
る。Ｎはγポテンシャルの制御に有効であるが、過剰な
添加は加工性を劣化するので、上限を０．０３％とし
た。
【００１１】Ｔｉの添加はＢを有効に利用するに有利で
あるだけでなく、高温で生成するＴｉＮが加熱時の粒成
長を抑制する効果があるのでローピングの抑制に有利に
働く。しかし、過剰なＴｉの添加は置き割れを起こしや
すくするので、上限を０．０３％とした。Ａｌは脱酸を
十分に行なうためには少なくとも０．００５％以上必要
であるが、０．０８％超の添加は溶接性を劣化するの
で、上限を０．０８％とした。
あるだけでなく、高温で生成するＴｉＮが加熱時の粒成
長を抑制する効果があるのでローピングの抑制に有利に
働く。しかし、過剰なＴｉの添加は置き割れを起こしや
すくするので、上限を０．０３％とした。Ａｌは脱酸を
十分に行なうためには少なくとも０．００５％以上必要
であるが、０．０８％超の添加は溶接性を劣化するの
で、上限を０．０８％とした。
【００１２】Ｓｎ，Ｓｂ，Ｂｉの１種或いは２種以上の
添加量の限定理由は、０．００５％未満の添加ではロー
ピングの改善が見られないためであり、０．２％超にな
ると熱間加工性が著しく劣化するためである。Ｂの添加
量を０．４＜１１（Ｎ−１４Ｔｉ／４８）／（１４Ｂ）
＜２の関係を満たすように限定したのは、Ｂが１１（Ｎ
−１４Ｔｉ／４８）／２８以上添加されることにより、
ローピングの改善が見られるためで、Ｂ＞２７．５（Ｎ
−１４Ｔｉ／４８）／１４になるとローピングの改善効
果が飽和するので合金コストの観点で上限を限定した。
添加量の限定理由は、０．００５％未満の添加ではロー
ピングの改善が見られないためであり、０．２％超にな
ると熱間加工性が著しく劣化するためである。Ｂの添加
量を０．４＜１１（Ｎ−１４Ｔｉ／４８）／（１４Ｂ）
＜２の関係を満たすように限定したのは、Ｂが１１（Ｎ
−１４Ｔｉ／４８）／２８以上添加されることにより、
ローピングの改善が見られるためで、Ｂ＞２７．５（Ｎ
−１４Ｔｉ／４８）／１４になるとローピングの改善効
果が飽和するので合金コストの観点で上限を限定した。
【００１３】特に優れた耐食性が要求される場合はＭｏ
の添加が有効で、３％以下の選択添加をする。上限の３
％は加工性の観点で設けた。なお、上記した本発明の鋼
板は、通常のフェライト系ステンレス鋼板を製造する工
程を通して製造できる。
の添加が有効で、３％以下の選択添加をする。上限の３
％は加工性の観点で設けた。なお、上記した本発明の鋼
板は、通常のフェライト系ステンレス鋼板を製造する工
程を通して製造できる。
【００１４】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。表１に示す
化学成分を有するフェライト系ステンレス鋼を用いて、
冷延・焼鈍後に最重要特性である表面品質に最も影響を
及ぼすローピング性を調査した。表２にそれぞれの製造
条件並びにローピングの結果を示した。基本の製造条件
Ａは、スラブ厚２５０mm、加熱温度１２００℃、粗バー
厚３０mm、仕上厚３mm、仕上温度９００℃、巻取温度６
００℃、冷延率８０％、焼鈍温度８２０℃とした。製造
条件Ｂは、基本製造条件Ａの中で仕上温度を８００℃と
した場合、製造条件Ｃは、基本製造条件Ａの中で巻取温
度を７５０℃とした場合、製造条件Ｄは、８００℃で３
時間の熱延板焼鈍を付加した場合である。
化学成分を有するフェライト系ステンレス鋼を用いて、
冷延・焼鈍後に最重要特性である表面品質に最も影響を
及ぼすローピング性を調査した。表２にそれぞれの製造
条件並びにローピングの結果を示した。基本の製造条件
Ａは、スラブ厚２５０mm、加熱温度１２００℃、粗バー
厚３０mm、仕上厚３mm、仕上温度９００℃、巻取温度６
００℃、冷延率８０％、焼鈍温度８２０℃とした。製造
条件Ｂは、基本製造条件Ａの中で仕上温度を８００℃と
した場合、製造条件Ｃは、基本製造条件Ａの中で巻取温
度を７５０℃とした場合、製造条件Ｄは、８００℃で３
時間の熱延板焼鈍を付加した場合である。
【００１５】耐ローピング性を表す指標としては、触針
式粗度計を用いて製品板の圧延方向に垂直な方向のうね
り高さを求めた。うねり高さが０．２μｍ以下の場合
は、肉眼でローピングはほとんど観察できず極めて優れ
た状態と認識できる。ローピングの測定は最終焼鈍後に
スキンパスをしないで行なった。
式粗度計を用いて製品板の圧延方向に垂直な方向のうね
り高さを求めた。うねり高さが０．２μｍ以下の場合
は、肉眼でローピングはほとんど観察できず極めて優れ
た状態と認識できる。ローピングの測定は最終焼鈍後に
スキンパスをしないで行なった。
【００１６】本発明の範囲を満足した実験番号１〜１０
の材料はローピングはほとんど見えず、高い表面品質を
示す。熱延板焼鈍を付加した製造条件Ｄの方が基本製造
条件であるＡよりローピングうねり高さは低くなる。本
発明の範囲から外れた鋼Ｅ〜Ｈの材料では顕著なローピ
ングが見られた。
の材料はローピングはほとんど見えず、高い表面品質を
示す。熱延板焼鈍を付加した製造条件Ｄの方が基本製造
条件であるＡよりローピングうねり高さは低くなる。本
発明の範囲から外れた鋼Ｅ〜Ｈの材料では顕著なローピ
ングが見られた。
【００１７】
【表１】
【００１８】
【表２】
【００１９】
【発明の効果】本発明によれば、熱延板焼鈍をすること
なしに耐ローピング性に優れたフェライト系ステンレス
鋼板を製造することができる。
なしに耐ローピング性に優れたフェライト系ステンレス
鋼板を製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平１−201445（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−73458（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−11333（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−41916（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−174828（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) C22C 38/00 - 38/60
Claims (2)
- 【請求項１】 重量％で、 Ｃ ：０．０２％以上、０．０８％以下、 Ｓｉ：１％以下、 Ｍｎ：１％以下、 Ｃｒ：１３％以上、３０％以下、 Ｎ ：０．０３％以下、 Ｔｉ：０．０３％以下、 Ａｌ：０．００５％以上、０．０８％以下、 Ｓｎ，Ｓｂ，Ｂｉの１種或いは２種以上：０．００５％
以上、０．２％以下、かつ Ｂ：０．４＜１１（Ｎ−１４Ｔｉ／４８）／（１４Ｂ）＜２ の関係を満たし、残部Ｆｅ及び不可避的不純物からなる
ことを特徴とする耐ローピング性に優れたフェライト系
ステンレス鋼板。 - 【請求項２】 請求項１記載の成分のほかに、さらに重
量％で、 Ｍｏ：３％以下 を含むことを特徴とする請求項１記載の耐ローピング性
に優れたフェライト系ステンレス鋼板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19382195A JP3359471B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 耐ローピング性に優れたフェライト系ステンレス鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19382195A JP3359471B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 耐ローピング性に優れたフェライト系ステンレス鋼板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0941103A JPH0941103A (ja) | 1997-02-10 |
| JP3359471B2 true JP3359471B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=16314315
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19382195A Expired - Fee Related JP3359471B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 耐ローピング性に優れたフェライト系ステンレス鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3359471B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2777715C (en) * | 2006-05-09 | 2014-06-03 | Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corporation | Ferritic stainless steel excellent in resistance to crevice corrosion |
| JP5921352B2 (ja) * | 2011-08-05 | 2016-05-24 | 新日鐵住金ステンレス株式会社 | 耐リジング性に優れたフェライト系ステンレス鋼板及びその製造方法 |
| CN103608479B (zh) | 2011-06-16 | 2016-09-07 | 新日铁住金不锈钢株式会社 | 抗皱性优良的铁素体系不锈钢板及其制造方法 |
| CN103866194B (zh) * | 2014-03-21 | 2015-11-04 | 东北大学 | 一种反常偏析的含锡低间隙铁素体不锈钢及其制备方法 |
-
1995
- 1995-07-28 JP JP19382195A patent/JP3359471B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0941103A (ja) | 1997-02-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020903 |
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