JP3356802B2 - データ伝送用アダプタ - Google Patents
データ伝送用アダプタInfo
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Description
N接続に使用して好適なデータ伝送用アダプタに関す
る。
ータ処理装置と通信路との間における信号レベルなどの
物理的なインターフェイス条件を単に変換するものが一
般的であった。したがって、例えばパソコンを親機とし
て使用し、プログラマブルロジックコントローラ(以
下、「PLC」と略す。)の様な子機との間におけるデ
ータの受け渡しを行うデータ伝送システムにおいては、
親機内部に備えた通信手順プログラムが各子機のデータ
を周期的にポーリングし、子機側から取り出したデータ
を親機のメモリ上へ記憶することにより、子機はそれ自
身が積極的にデータの送出を行わない受動的な構成がと
られることが多い。
データ伝送システムにあっては、1台の親機が全てのデ
ータ伝送を制御しているため、通信路を介して接続され
る子機はすべて同一の通信手順によるデータの受け渡し
を要求される結果、異機種間の接続は極めて難しいばか
りか、データ通信専用の親機を特別に必要とするなど、
システム全体の拡張性に欠ける問題があった。
のであって、比較的簡単な構成を維持しながら、接続さ
れるデータ処理装置の種類が限定されることがないデー
タ伝送が行えるアダプタを提供することを目的とする。
ため、本発明にかかるデータ伝送用アダプタにあって
は、図1にその全体的な構成を概略的に示す如く、各デ
ータ伝送用アダプタ(22)は、対応するデータ処理装置(1
0)の機種固有の通信プロトコルでデータ通信を行うため
の通信プログラムを有するとともに、該プログラムで前
記データ処理装置(10)とデータの送受を行う装置間通信
部(14)と、前記通信路(12)を介して接続される他のアダ
プタ(22)との間でデータの送受を行うアダプタ間通信部
(16)と、前記装置間通信部(14)とアダプタ間通信部(16)
との間にあって、両通信部(14)(16)間におけるデータの
受け渡しを行うデータ記憶部(18)とを備えている。
中に、通信路(12)を介して接続される各データ処理装置
(10)のデータを共有データ(20)として備えるとともに、
アダプタ間通信部(16)は、少なくとも装置間通信部(14)
により更新されたデータ記憶部(18)中の共有データ(20)
を、通信路(12)を介して他の全てのアダプタ(22)に向け
て送る一方、前記共有データ(20)を、他のアダプタ(22)
から受け取った共有データ(20)で更新し、装置間通信部
(14)は、前記更新された共有データ(20)のうち対応する
データ処理装置(10)に係るデータを該データ処理装置に
送信する。
装置間通信部(14)は、適宜時期にデータ記憶部(18)にア
クセスして共有データ(20)を更新し、あるいは必要なデ
ータを共有データ(20)中から取り出してデータ処理装置
(10)に送る。
部(18)中の共有データ(20)のうち、少なくとも装置間通
信部(14)により更新されたデータを、例えば所定の微小
時間間隔で他のアダプタ(22)に対して一斉同報送信を行
なう。すると、データを受け取ったアダプタ間通信部(1
6)は、そのデータでデータ記憶部(18)中の共有データ(2
0)の更新を行うことにより、全てのアダプタ(22)で基本
的に略同一内容のデータが常時維持される。そして、共
有データ(20)が更新されると、装置間通信部(14)は、共
有データ(20)のうち、接続されたデータ処理装置(10)係
るデータを、このデータ処理装置(10)に送信する。
信部(14)を用いてデータ記憶部(18)とデータ処理装置(1
0)間で必要なデータの受け渡しを行うだけで、通信路(1
2)を介して接続されたデータ処理装置(10)間におけるデ
ータの受け渡しが行われるのである。
データ記憶部(18)中に、通信路(12)を介して接続される
全てのデータ処理装置(10)が共通に使用する共有データ
(20)を設定し、その内容を一斉同報通信により全てのア
ダプタ(22)を対象として更新する様に構成したので、複
数台のデータ処理装置(10)間における相互のデータ交換
が、比較的簡単な構成を維持しながら容易に行える。さ
らに、装置間通信部(14)は、対応するデータ処理装置(1
0)の機種固有の通信プロトコルでデータ通信を行うため
の通信プログラムを有している。よって、接続される機
種の通信プロトコルに適合した通信プログラムを各アダ
プタ(22)毎に個別にダウンロードすることにより、予め
アダプタ(22)内に複数の通信プロトコルを備えることな
く、容易に任意のデータ処理装置(10)に対応したアダプ
タを構成できる。
処理装置として備えた3台のPLC(24a)(24b)(24c)の
データを1台のパーソナルコンピュータ(26)(以下、
「パソコン」と略す)を用いて集中して管理するととも
に、各PLC(24)における制御状態を1台の表示制御装
置(28)によって表示する制御システムに実施した一例に
基づいて説明するがこれに限らず、接続されるデータ処
理装置の種類あるいは台数は、適宜変更して実施できる
ことは勿論である。
は、図2にその全体的な外観形状を示すごとく、平面形
状が略矩形状の偏平した本体ケース(30)における一方の
側面(32)に第1コネクタ(34)を、他方の側面(36)に第2
コネクタ(38)を各々備えるとともに、内部に図3で示す
制御回路(40)を内蔵している。
めとする各種データ処理装置におけるデータのシリアル
伝送用として使用されることが多いRSー232C規格
であって、一般に「25ピンD−SUBコネクタ」と呼
ばれているもののうち、図3に示す如く、オス型ピン(4
2)を備えたものをケース側面(32)に固定することによ
り、データ処理装置(10)側のメス型ピン(44)を備えたコ
ネクタ(46)に対し、接続ケーブルを介することなく挿脱
自在に直接的に取り付けられる。更に第1コネクタ(34)
の両側に取付ネジ(48)を備え、データ処理装置(10)側に
備えた固定ネジ(50)と螺合させることにより、第1コネ
クタ(34)の装着状態を位置固定させる。
型のコネクタ」と呼ばれる電話機に使用されることが多
い形式のものであって、そのジャック(52)側を本体ケー
ス(30)の側面(36)に2つ並列して固定するとともに、そ
のジャック(52)が備える6つの電極(54)を、本体ケース
(30)の内部で互いに並列接続している。
したプログラム制御式のものが使用され、回路全体の制
御を行うCPU(56)と、その制御を行うためのプログラ
ムを記憶するROM(58)と、各種データを一時記憶する
RAM(60)と、外部に対するデータの入出力を行う第1
および第2のシリアルデータインターフェイス(62)(64)
(以下、「SIO」と略す)とを、内部バス(66)を介し
て並列に接続している。
C規格によるデータの入出力を可能とする従来と略同様
の回路構成のものであり、その入出力端を上記した第1
コネクタ(34)の各ピン(42)に接続している。
は、複数台のアダプタ(22)をバス形式に接続可能なRS
−485規格のものを採用している。具体的には、ドラ
イバ(68)によるデータの出力ライン(70)およびレシーバ
(72)によるデータの入力ライン(74)をそれぞれ2本ずつ
備えた平衡型の通信路(12)を備えたものであって、その
上に最大30組(本実施例にあっては5組)のドライバ
/レシーバが互いに並列に接続される。
2)の具体的な使用状態を示す説明図であって、互いにデ
ータ伝送をすべき複数台のデータ処理装置におけるシリ
アルデータ通信用のコネクタ(46)に対して1台ずつ、本
発明にかかるA〜Eで示す5台のアダプタ(22)の第1コ
ネクタ(34)を直接的に接続して固定する。すなわち、ア
ダプタAを仮想的な親機としてパソコン(26)を接続する
とともに、第1〜第3のPLC(24a)(24b)(24c)の各々
にアダプタB・C・Eを接続し、更にアダプタDに表示
制御装置(28)を繋いでいる。
タ(38)のジャック(52)を、両端にモジュラープラグ(75)
を備えた通信ケーブル(76)を用いて一連にバス接続して
通信路(12)を構成するとともに、該通信路(12)の両端を
所定の抵抗(78)で終端することにより反射を防止する。
また、通信路(12)の途中に商用交流電源(80)を低圧の直
流電圧に変換する電源部(82)を備え、通信ケーブル(76)
中に通信路(12)と並列に備えた2本の電源ライン(84)を
介して、全アダプタ(22)に必要な直流の駆動電圧を供給
する様にしている。
スおよび電源供給用の電極(54)を備え、電源ライン(84)
を通じて本体ケース(30)の外部から直流電圧を全アダプ
タ(22)に並列的に送り込む一方、本体ケース(30)の内部
にDC−DCコンバータ(86)を備え、制御回路(40)全体
に所定の駆動電圧を供給する様に構成している。
の一部または全部は、フラッシュEEPROMの様にそ
の内容を電気的に書き換え可能なものであって、その使
用に先だち、システム開発用のパソコン(26)から第1コ
ネクタ(34)を通じて、アダプタ(22)(22)間における相互
のデータ伝送を可能とするアダプタ間通信用プログラ
ム、第1コネクタ(34)を介して接続すべきデータ処理装
置(10)とアダプタ(22)との間のデータ伝送を可能とする
装置間通信プログラム、あるいはその他の必要なプログ
ラムを個別にダウンロードすることにより、各々のアダ
プタ(22)における具体的な機能あるいは動作特性を、各
アダプタ(22)毎に個別に設定変更できる様にしている。
理装置(10)はその機種毎に通信プロトコルが大幅に異な
るため、接続すべき機種の通信プロトコルに適合した装
置間通信プログラムを各アダプタ(22)毎に個別にダウン
ロードして記憶可能とすることにより、予めアダプタ(2
2)内に複数の通信プロトコルを備えることなく、容易に
任意のデータ処理装置(10)に対応したアダプタを構成で
きる。
を必要に応じてダウンロード可能とすることにより、ア
ダプタ(22)をより高機能化することができ、データ処理
装置(10)側におけるデータ処理上の負担を更に軽減でき
る。
ータ情報を、上記した各種のプログラムと同時に各アダ
プタ(22)内に個別にダウンロードすることは可能であ
る。しかしながら、この種のシステムパラメータ情報は
システムの拡張などに伴って頻繁に変更されることが予
想される。したがって、アダプタ(22)中の仮想の親機に
対してこの情報を予め集中登録しておき、システム稼動
時にネットワーク回線を利用して複数の各子機に送り付
ける様に構成することにより、システムの変更に対して
容易に対応できて好ましい。
共通に使用される共有データ(20)の記憶領域(88)が、図
5で例示する如く、各アダプタ(22)毎に区別して設定さ
れている。例えば本実施例にあっては、通信路(12)を介
して接続されるA〜Eの5台のアダプタ(22)に対応し、
A〜Eの5組の共有データ(20)をノード情報として区画
して記憶可能とするとともに、各ノード情報毎に所定数
のデータ(本実施例にあっては、1〜3の3つのデー
タ)を予め設定することにより、A1〜E3の15個の
データが区別して記憶される。
記した全共有データ(20)に1対1に対応して設定される
送信用テーブル(90)と受信用テーブル(92)とを備え、両
テーブル(90)(92)により各アダプタ(22)毎に取り扱われ
るデータを個別に設定変更可能とする。
を構成する個別のデータ毎に、そのアダプタ(22)が接続
されるデータ処理装置(10)上のメモリ番地およびその番
地からのデータの取り出しバイト数が設定される。例え
ば図5(a)で例示するアダプタB用のものにあって
は、PLC(24a)のメモリ(93)上から、データB1を4
バイト分、データB2を8バイト分、データB3を2バ
イト分取り出して、記憶領域(88)中に記憶可能とすると
ともに、通信路(12)を介して他のアダプタ(22)に対して
送出するための、アダプタB固有のノード情報としてい
る。
て通信路(12)を介して他のアダプタ(22)から送られるノ
ード情報中から、必要なデータのみを選択して内部に取
り入れるために用意される。すなわち、送信用テーブル
(90)を基本とし、データの更新を不要とするデータ領域
のバイト数をゼロに設定し、あるいはテーブル(92)上の
該当の項目自体を設定しないことにより、受信したデー
タから設定バイト数だけ取り込んで、共有データ(20)中
の必要部分のみを選択して更新可能とする。
れ図にしたがって、図4に示すアダプタBの動作を更に
詳細に説明する。
それ自身で能動的なアクセス機能を有しないため、アダ
プタB側で能動的な動作が行える様に構成されている。
すなわち、各種プログラムのロード時、あるいは各アダ
プタ(22)がLAN接続された後に1台のアダプタ(22)
(本実施例にあっては、仮想的に親機として設定したア
ダプタA)から通信路(12)を介して一斉同報通信により
送られるシステムパラメータ情報が図6のステップ(10
1)で受信されると、図5(a)の送信用テーブル(90)お
よび受信用テーブル(92)がステップ(102)で設定された
あと、装置間通信プログラムおよびアダプタ間通信プロ
グラムよる個別のデータ受け渡し動作が始まる。
続される他のアダプタ(22)からノード情報が一斉同報通
信により送られてきたことがステップ(103)で確認され
ると、ステップ(104)で受信用テーブル(92)を参照し、
そのデータがアダプタBで使用されるデータか否かを判
定する。例えばアダプタAからA3のデータがノード情
報として送信されたものとすると、受信用テーブル(92)
から2バイトが設定されていることが分かるので、ステ
ップ(105)でそのデータを共有データ(20)の記憶番地に
送って該当のデータを更新する。
秒程度の設定時間が経過したことが判定されると、B1
・B2・B3で特定されるアダプタBのノード情報が、
ステップ(107)で通信路(12)を通じて他のアダプタ(22)
に一斉同報送信することにより、全てのアダプタ(22)に
おけるノード情報すなわち共有データ(20)が常時一致す
る様に構成している。
LC(24a)側の管理情報を絶えず確認し、ステップ(109)
で変化が認められると、ステップ(110)でPLC(24a)側
の所定番地からB1〜B3のノード情報を読み込み、ス
テップ(111)でアダプタ(22)内部の管理情報を更新す
る。またステップ(112)で、更新前の旧データ(98)と現
在の共有データ(20)とを比較し、ステップ(113)で変化
したことが判定されると、ステップ(114)でその変化情
報をPLC(24a)側に送り、PLC(24a)内部のデータを
更新するのである。
て、上記の様な能動的な動作をするものを使用して構成
することは可能である。しかしながら本実施例にあって
は、パソコン(26)および表示制御装置(28)それ自身がア
ダプタ(22)に対して能動的なアクセス機能を有するのを
利用し、図5(b)および図7でその動作を例示する受
動型のアダプタ(22)を両者に使用している。
型のアダプタ(22)と略同様な動作を行う。しかしながら
装置間通信は、ステップ(120)でパソコン(26)側からデ
ータの書き換え要求があることが確認されると、ステッ
プ(121)で必要なノード情報を読み込み、ステップ(122)
でそのデータでアダプタ(22)内部の管理情報を強制的に
書き換える。一方ステップ(123)において、パソコン(2
6)側からデータの読み出し要求があったことが確認され
ると、ステップ(124)で該当のデータをパソコン(26)に
向けて送出するのである。
データ更新の有無にかかわらず設定時間毎に周期的かつ
強制的に行う様に構成したが、データ更新を確認した時
のみデータを送出する様にしてもよい。また、一時に送
出するデータ量および範囲は、適宜変更して実施でき
る。
スター接続やリング接続など任意のLAN接続をするこ
ともできる。その場合、各接続方法に対応してソケット
の形状や通信規格を適宜変更することは勿論である。
介して第2コネクタ側から供給するのに代えて、データ
処理装置(10)側から第1コネクタを介して供給したり、
内蔵または別に備えた専用の電源を使用してもよい。ま
た通信路は、有線のものに限らず、無線であっても略同
様に実施できる。
を示す斜視図である。
ある。
(a)は能動型、(b)は受動型を各々示す。
図である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】複数台のデータ処理装置(10)に対して個別
に配設され、通信路(12)を介して接続されて互いにデー
タの伝送を可能とするデータ伝送用アダプタ(22)であっ
て、該各データ伝送用アダプタ(22)は、対応する前記 データ
処理装置(10)の機種固有の通信プロトコルでデータ通信
を行うための通信プログラムを有するとともに、該プロ
グラムで前記データ処理装置(10)とデータの送受を行う
装置間通信部(14)と、前記 通信路(12)を介して接続される他のアダプタ(22)と
の間でデータの送受を行うアダプタ間通信部(16)と、前記 装置間通信部(14)とアダプタ間通信部(16)との間に
あって、両通信部(14)(16)間におけるデータの受け渡し
を行うデータ記憶部(18)とを備え、前記 データ記憶部(18)中に、通信路(12)を介して接続さ
れる各データ処理装置(10)のデータを共有データ(20)と
して備えるとともに、 アダプタ間通信部(16)は、少なくとも装置間通信部(14)
により更新されたデータ記憶部(18)中の共有データ(20)
を、通信路(12)を介して他の全てのアダプタ(22)に向け
て送る一方、前記共有データ(20)を、他のアダプタ(22)
から受け取った共有データ(20)で更新し、 装置間通信部(14)は、前記更新された共有データ(20)の
うち対応するデータ処理装置(10)に係るデータを該デー
タ処理装置(10)に送信 することを特徴とするデータ伝送
用アダプタ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP23599192A JP3356802B2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | データ伝送用アダプタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH0685881A JPH0685881A (ja) | 1994-03-25 |
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---|---|---|---|---|
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1992
- 1992-09-03 JP JP23599192A patent/JP3356802B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0685881A (ja) | 1994-03-25 |
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