JP3356277B2 - チャージポンプ回路及びpll回路 - Google Patents
チャージポンプ回路及びpll回路Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L7/00—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
- H03L7/06—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
- H03L7/08—Details of the phase-locked loop
- H03L7/085—Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal
- H03L7/089—Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal the phase or frequency detector generating up-down pulses
- H03L7/0891—Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal the phase or frequency detector generating up-down pulses the up-down pulses controlling source and sink current generators, e.g. a charge pump
- H03L7/0895—Details of the current generators
Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャージポンプ回
路及びPLL回路に関し、より詳細には、チャージポン
プ回路のデッドバンド対策、及び、これに伴うPLL回
路のC/N向上対策に関するものである。
路及びPLL回路に関し、より詳細には、チャージポン
プ回路のデッドバンド対策、及び、これに伴うPLL回
路のC/N向上対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PLL周波数シンセサイザ(以下、PL
L回路と呼ぶ)は、分周器を外部から希望する分周比に
設定することで、唯一の基準周波数に基づいて任意の出
力周波数を発振する発振器であり、様々な回路に応用さ
れている。PLL回路には、発振周波数(Carrie
r)とノイズ(Noise)との比であるC/Nが良好
である特性を有することが、発振器として必要になる。
L回路と呼ぶ)は、分周器を外部から希望する分周比に
設定することで、唯一の基準周波数に基づいて任意の出
力周波数を発振する発振器であり、様々な回路に応用さ
れている。PLL回路には、発振周波数(Carrie
r)とノイズ(Noise)との比であるC/Nが良好
である特性を有することが、発振器として必要になる。
【0003】図7は、一般的なPLL回路のブロック図
である。 PLL回路は、基準発振器1から基準周波数
frを受信し、基準周波数frと分周周波数fsとの位
相差を比較する位相比較器2、位相比較器2の比較結果
に基づいてチャージポンプ電流Ioutを出力するチャー
ジポンプ回路3、チャージポンプ電流Ioutの交流成分
を除去するローパスフィルタ(LPF)4、入力する直
流電圧に基づいて出力周波数foutを発振する電圧制御
発振器(VCO)5、及び、出力周波数foutを1/N
分周して分周周波数fsを出力するN分周器6で構成さ
れる。位相比較器2は、基準入力に基準周波数frを入
力し、比較入力に分周周波数fsを入力する。PLL回
路は、外部から設定されたN分周器6の分周比Nに応じ
て、フィードバック制御されるVCO5の出力に出力周
波数foutを出力する。
である。 PLL回路は、基準発振器1から基準周波数
frを受信し、基準周波数frと分周周波数fsとの位
相差を比較する位相比較器2、位相比較器2の比較結果
に基づいてチャージポンプ電流Ioutを出力するチャー
ジポンプ回路3、チャージポンプ電流Ioutの交流成分
を除去するローパスフィルタ(LPF)4、入力する直
流電圧に基づいて出力周波数foutを発振する電圧制御
発振器(VCO)5、及び、出力周波数foutを1/N
分周して分周周波数fsを出力するN分周器6で構成さ
れる。位相比較器2は、基準入力に基準周波数frを入
力し、比較入力に分周周波数fsを入力する。PLL回
路は、外部から設定されたN分周器6の分周比Nに応じ
て、フィードバック制御されるVCO5の出力に出力周
波数foutを出力する。
【0004】位相比較器2は、2系統の比較結果の信号
を出力する。つまり、基準周波数frに対する分周周波
数fsの位相差を比較し、遅れであれば位相比較信号E
upを出力し、進みであれば位相比較信号Edownを出力す
る。チャージポンプ回路は、この2系統の比較信号に基
づいてLPFの入力にチャージを供給し、又は、これか
らチャージを引き抜いて昇圧又は降圧回路として機能す
る。このチャージポンプ回路に関する技術がいくつか提
案されており(例えば、特開平10−13221号公
報)、特にデッドバンド対策を施したPLL回路に対応
するチャージポンプ回路も提案されている。
を出力する。つまり、基準周波数frに対する分周周波
数fsの位相差を比較し、遅れであれば位相比較信号E
upを出力し、進みであれば位相比較信号Edownを出力す
る。チャージポンプ回路は、この2系統の比較信号に基
づいてLPFの入力にチャージを供給し、又は、これか
らチャージを引き抜いて昇圧又は降圧回路として機能す
る。このチャージポンプ回路に関する技術がいくつか提
案されており(例えば、特開平10−13221号公
報)、特にデッドバンド対策を施したPLL回路に対応
するチャージポンプ回路も提案されている。
【0005】図3は、デッドバンド対策を施したPLL
回路に対応する従来のチャージポンプ回路の回路図であ
る。PLL回路は、デッドバンド対策のために、同位相
時に位相比較信号Eup及びEdownを双方ともハイレベル
にする期間(以下、デッドバンド対策期間と呼ぶ)があ
る。チャージポンプ回路3Aは、位相比較信号Eupに応
答してノードNAを第1の参照電位にする第1参照側電
流路25と、第1の参照電位に基づいてチャージアップ
電流Iupを導通する第1出力側電流路23とで構成され
る第1のカレントミラー回路、及び、位相比較信号Edo
wnに応答してノードNBを第3の参照電位にする第2参
照側電流路26と、第3の参照電位に基づいてチャージ
ダウン電流Idownを導通する第2出力側電流路24とで
構成される第2のカレントミラー回路を有する。
回路に対応する従来のチャージポンプ回路の回路図であ
る。PLL回路は、デッドバンド対策のために、同位相
時に位相比較信号Eup及びEdownを双方ともハイレベル
にする期間(以下、デッドバンド対策期間と呼ぶ)があ
る。チャージポンプ回路3Aは、位相比較信号Eupに応
答してノードNAを第1の参照電位にする第1参照側電
流路25と、第1の参照電位に基づいてチャージアップ
電流Iupを導通する第1出力側電流路23とで構成され
る第1のカレントミラー回路、及び、位相比較信号Edo
wnに応答してノードNBを第3の参照電位にする第2参
照側電流路26と、第3の参照電位に基づいてチャージ
ダウン電流Idownを導通する第2出力側電流路24とで
構成される第2のカレントミラー回路を有する。
【0006】位相比較信号Eupがローレベルの期間、第
1参照側電流路25は、ノードNAを所定の高電位にす
るので、p型トランジスタM2のソース・ドレイン路を
完全な遮断状態にして、チャージアップ電流Iupを零に
する。位相比較信号Eupがハイレベルの期間、第1参照
側電流路25は、ノードNAを第1の参照電位にするの
で、p型トランジスタM2のソース・ドレイン路を完全
な遮断状態から6mAのドレイン電流が流れる状態にし
て、チャージアップ電流Iupを6mAにする。
1参照側電流路25は、ノードNAを所定の高電位にす
るので、p型トランジスタM2のソース・ドレイン路を
完全な遮断状態にして、チャージアップ電流Iupを零に
する。位相比較信号Eupがハイレベルの期間、第1参照
側電流路25は、ノードNAを第1の参照電位にするの
で、p型トランジスタM2のソース・ドレイン路を完全
な遮断状態から6mAのドレイン電流が流れる状態にし
て、チャージアップ電流Iupを6mAにする。
【0007】位相比較信号Edownがローレベルの期間、
第2参照側電流路26は、ノードNBを所定の低電位に
するので、n型トランジスタM5のソース・ドレイン路
を完全な遮断状態にして、チャージダウン電流Idownを
零にする。位相比較信号Edownがハイレベルの期間、第
2参照側電流路26は、ノードNBを第3の参照電位に
するので、n型トランジスタM5のソース・ドレイン路
は、完全な遮断状態から6mAのドレイン電流が流れる
状態にして、チャージダウン電流Idownを6mAにす
る。
第2参照側電流路26は、ノードNBを所定の低電位に
するので、n型トランジスタM5のソース・ドレイン路
を完全な遮断状態にして、チャージダウン電流Idownを
零にする。位相比較信号Edownがハイレベルの期間、第
2参照側電流路26は、ノードNBを第3の参照電位に
するので、n型トランジスタM5のソース・ドレイン路
は、完全な遮断状態から6mAのドレイン電流が流れる
状態にして、チャージダウン電流Idownを6mAにす
る。
【0008】図4は、図3のチャージポンプ回路のSP
ICEによるシミュレーション結果である。位相比較器
は、基準周波数信号と分周周波数信号との位相差がほと
んど零となる時(以下、同位相時)に、位相比較器は、
位相比較信号Eup及びEdownを双方とも出力する。図4
(a)は、位相比較信号Eup及びEdownのタイミング図
であり、デッドバンド対策期間として、時間10nS〜
30nSが設定される。同図(b)は、チャージダウン
電流Idown及びチャージアップ電流Iupのタイミング図
である。同図(c)は、チャージポンプ電流Ioutのタ
イミング図であり、チャージアップ電流Iupとチャージ
ダウン電流Idownとの差をモニタする。
ICEによるシミュレーション結果である。位相比較器
は、基準周波数信号と分周周波数信号との位相差がほと
んど零となる時(以下、同位相時)に、位相比較器は、
位相比較信号Eup及びEdownを双方とも出力する。図4
(a)は、位相比較信号Eup及びEdownのタイミング図
であり、デッドバンド対策期間として、時間10nS〜
30nSが設定される。同図(b)は、チャージダウン
電流Idown及びチャージアップ電流Iupのタイミング図
である。同図(c)は、チャージポンプ電流Ioutのタ
イミング図であり、チャージアップ電流Iupとチャージ
ダウン電流Idownとの差をモニタする。
【0009】チャージポンプ電流Ioutは、チャージア
ップ電流Iup及びチャージダウン電流Idownが夫々零か
ら6mAになるまでのチャージポンプ電流の立上り時間
が20.9nSとなり、電流変化の直後に時間1nS以
下のスイッチングに伴うノイズ電流が発生する。デッド
バンド対策期間は、このチャージポンプ電流の立上り時
間に応じて大きくする必要がある。
ップ電流Iup及びチャージダウン電流Idownが夫々零か
ら6mAになるまでのチャージポンプ電流の立上り時間
が20.9nSとなり、電流変化の直後に時間1nS以
下のスイッチングに伴うノイズ電流が発生する。デッド
バンド対策期間は、このチャージポンプ電流の立上り時
間に応じて大きくする必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
デッドバンドを防止するために設定されたデッドバンド
対策期間が長いので、これに伴うノイズが増えてPLL
回路のC/Nが劣化する問題があった。
デッドバンドを防止するために設定されたデッドバンド
対策期間が長いので、これに伴うノイズが増えてPLL
回路のC/Nが劣化する問題があった。
【0011】本発明は、上記したような従来技術が有す
る問題点を解決するためになされたものであり、チャー
ジポンプ電流の立上り時間の速いチャージポンプ回路、
及び、これに伴うC/N向上対策がなされたPLL回路
を提供することを目的とする。
る問題点を解決するためになされたものであり、チャー
ジポンプ電流の立上り時間の速いチャージポンプ回路、
及び、これに伴うC/N向上対策がなされたPLL回路
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のチャージポンプ回路は、第1の比較信号に
応答して第1の参照電位を発生し、前記第1の比較信号
の反転信号に応答して、前記第1の参照電位と同極性の
第2の参照電位を発生する第1の参照側トランジスタ
と、前記第1の参照電位に基づいてチャージアップ電流
を導通し、前記第2の参照電位に基づいてオフとなる第
1の出力側トランジスタとを有する第1のカレントミラ
ー回路と、第2の比較信号に基づいて第3の参照電位を
発生し、前記第2の比較信号の反転信号に基づいて、前
記第3の参照電位と同極性の第4の参照電位を発生する
第2の参照側トランジスタと、前記第3の参照電位に基
づいてチャージダウン電流を導通し、前記第4の参照電
位でオフとなる第2の出力側トランジスタとを有する第
2のカレントミラー回路とを備え、前記チャージアップ
電流とチャージダウン電流の差の電流をチャージポンプ
信号として出力することを特徴とする。
め、本発明のチャージポンプ回路は、第1の比較信号に
応答して第1の参照電位を発生し、前記第1の比較信号
の反転信号に応答して、前記第1の参照電位と同極性の
第2の参照電位を発生する第1の参照側トランジスタ
と、前記第1の参照電位に基づいてチャージアップ電流
を導通し、前記第2の参照電位に基づいてオフとなる第
1の出力側トランジスタとを有する第1のカレントミラ
ー回路と、第2の比較信号に基づいて第3の参照電位を
発生し、前記第2の比較信号の反転信号に基づいて、前
記第3の参照電位と同極性の第4の参照電位を発生する
第2の参照側トランジスタと、前記第3の参照電位に基
づいてチャージダウン電流を導通し、前記第4の参照電
位でオフとなる第2の出力側トランジスタとを有する第
2のカレントミラー回路とを備え、前記チャージアップ
電流とチャージダウン電流の差の電流をチャージポンプ
信号として出力することを特徴とする。
【0013】本発明のチャージポンプ回路は、第1のカ
レントミラー回路が第1の比較信号の反転信号に基づい
て第1の出力側トランジスタを予め第2の参照電位に設
定しておくため、第1の比較信号がローレベルからハイ
レベルに移行した際に、第1の出力側トランジスタがこ
の第2の参照電位から直ちに第1の参照電位に移行でき
るので、チャージアップ電流の立上り時間が速くなり、
また、同様にチャージダウン電流の立上り時間も速くな
る。このため、チャージポンプ電流の立上り時間が短縮
される。
レントミラー回路が第1の比較信号の反転信号に基づい
て第1の出力側トランジスタを予め第2の参照電位に設
定しておくため、第1の比較信号がローレベルからハイ
レベルに移行した際に、第1の出力側トランジスタがこ
の第2の参照電位から直ちに第1の参照電位に移行でき
るので、チャージアップ電流の立上り時間が速くなり、
また、同様にチャージダウン電流の立上り時間も速くな
る。このため、チャージポンプ電流の立上り時間が短縮
される。
【0014】本発明のチャージポンプ回路では、前記第
1の出力側トランジスタと直列に接続され、前記第1の
比較信号の反転信号に応答してオフとなる第1のカット
オフトランジスタと、前記第2の出力側トランジスタと
直列に接続され、前記第2の比較信号の反転信号に応答
してオフとなる第2のカットオフトランジスタとを更に
備えることが好ましい。この場合、出力側トランジスタ
が電流を制御し、且つ、カットオフトランジスタが電流
を開閉するので夫々のトランジスタにおいて機能分担が
行われるので、夫々のトランジスタの設計の自由度が広
がる。
1の出力側トランジスタと直列に接続され、前記第1の
比較信号の反転信号に応答してオフとなる第1のカット
オフトランジスタと、前記第2の出力側トランジスタと
直列に接続され、前記第2の比較信号の反転信号に応答
してオフとなる第2のカットオフトランジスタとを更に
備えることが好ましい。この場合、出力側トランジスタ
が電流を制御し、且つ、カットオフトランジスタが電流
を開閉するので夫々のトランジスタにおいて機能分担が
行われるので、夫々のトランジスタの設計の自由度が広
がる。
【0015】本発明のPLL回路は、請求項1又は2に
記載のチャージポンプ回路を備えることを特徴とする。
この場合、前記チャージポンプ回路の採用に伴ってPL
L回路のC/Nが向上する。
記載のチャージポンプ回路を備えることを特徴とする。
この場合、前記チャージポンプ回路の採用に伴ってPL
L回路のC/Nが向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】まず、デッドバンドの発生理由、
C/N劣化の原因、およびその対策について説明する。
図5は、PLL回路におけるチャージポンプ回路の動作
を示すタイミング図である。位相比較器は、基準周波数
frに対する分周周波数fsの位相差を比較し、遅れで
ある時刻t1、t2に位相比較信号Eupを出力し、進み
である時刻t4、t5に位相比較信号Edownを出力す
る。デッドバンド対策期間が適正に設けられていない場
合には、同位相時の時刻t3に小さい位相差を検出でき
ず、正常な位相比較信号Eup又はEdownを出力しないデ
ッドバンドが発生する。デッドバンドある場合には、位
相差がfrとfsの位相がほぼ同じになるPLLのロッ
ク時にfrとfsのごく僅かな位相差が検出できないた
めにに、VCOに対して制御量であるチャージポンプ電
流Ioutが供給されない状態が続き、LPFに対して充
電動作や放電動作が行われず、VCOに入力される直流
電圧はそのまま維持される。この状態ではPLL回路に
フィードバック作用による制御量の調整機能が働かない
ために発振状態が不安定となり、出力のC/Nが劣化す
る。
C/N劣化の原因、およびその対策について説明する。
図5は、PLL回路におけるチャージポンプ回路の動作
を示すタイミング図である。位相比較器は、基準周波数
frに対する分周周波数fsの位相差を比較し、遅れで
ある時刻t1、t2に位相比較信号Eupを出力し、進み
である時刻t4、t5に位相比較信号Edownを出力す
る。デッドバンド対策期間が適正に設けられていない場
合には、同位相時の時刻t3に小さい位相差を検出でき
ず、正常な位相比較信号Eup又はEdownを出力しないデ
ッドバンドが発生する。デッドバンドある場合には、位
相差がfrとfsの位相がほぼ同じになるPLLのロッ
ク時にfrとfsのごく僅かな位相差が検出できないた
めにに、VCOに対して制御量であるチャージポンプ電
流Ioutが供給されない状態が続き、LPFに対して充
電動作や放電動作が行われず、VCOに入力される直流
電圧はそのまま維持される。この状態ではPLL回路に
フィードバック作用による制御量の調整機能が働かない
ために発振状態が不安定となり、出力のC/Nが劣化す
る。
【0017】デッドバンドが発生しないように時刻t3
の状態でIupとIdownが同時に流れる期間を設け
た場合においても、チャージポンプ回路は、時刻t3直
後に、構成素子であるp型又はn型のトランジスタの特
性差等による回路のアンバランスが原因で、チャージポ
ンプ電流Ioutの立上り及び立下り変化時にパルス状の
スイッチイングノイズが発生する。スイッチイングノイ
ズ電流のピーク値又は平均値は、位相比較が行われる度
にわずかに変動し不安定であり、LPFで減衰できない
低い周波数成分のノイズが発生し、これがVCOを変調
し、出力周波数のC/Nが悪化する。
の状態でIupとIdownが同時に流れる期間を設け
た場合においても、チャージポンプ回路は、時刻t3直
後に、構成素子であるp型又はn型のトランジスタの特
性差等による回路のアンバランスが原因で、チャージポ
ンプ電流Ioutの立上り及び立下り変化時にパルス状の
スイッチイングノイズが発生する。スイッチイングノイ
ズ電流のピーク値又は平均値は、位相比較が行われる度
にわずかに変動し不安定であり、LPFで減衰できない
低い周波数成分のノイズが発生し、これがVCOを変調
し、出力周波数のC/Nが悪化する。
【0018】図6は、PLL回路の伝達関数を示すブロ
ック線図である。PLL回路は、ゲインKcpのチャー
ジポンプ要素、伝達関数F(s)のLPF要素、ゲイン
Kvco/sのVCO要素、及び、ゲイン1/Nのドラ
イバ要素で構成され、チャージポンプ回路で発生するノ
イズであるIn(s)、及び、リファレンス位相である
θr(s)の入力を有し、出力位相であるθo(s)の
出力を有する。θr(s)とディバイダ位相であるθs
(s)との差信号θd(s)は、チャージポンプ要素を
伝達し、In(s)が加算された和信号Icpになる。
和信号Icpは、LPF要素及びVCO要素を伝達し、
θo(s)として出力され、その一部がドライバ要素を
伝達しθs(s)として入力側にフィードバックされ
る。
ック線図である。PLL回路は、ゲインKcpのチャー
ジポンプ要素、伝達関数F(s)のLPF要素、ゲイン
Kvco/sのVCO要素、及び、ゲイン1/Nのドラ
イバ要素で構成され、チャージポンプ回路で発生するノ
イズであるIn(s)、及び、リファレンス位相である
θr(s)の入力を有し、出力位相であるθo(s)の
出力を有する。θr(s)とディバイダ位相であるθs
(s)との差信号θd(s)は、チャージポンプ要素を
伝達し、In(s)が加算された和信号Icpになる。
和信号Icpは、LPF要素及びVCO要素を伝達し、
θo(s)として出力され、その一部がドライバ要素を
伝達しθs(s)として入力側にフィードバックされ
る。
【0019】PLL回路の出力成分がノイズに対してど
の程度影響力があるかを示す伝達関数Kn(s)は、I
n(s)を入力とし、θo(s)を出力として(式1)
のようになる。 Kn(s)=θo(s)/In(s) ={F(s)×Kvco/s}/〔1+{Kcp×Kvco×F(s)}/{s ×N}〕・・・・・(式1) また、チャージポンプ要素のゲインKcpは、(式2)
のようになる。 Kcp=Icp/(2π) 〔A/rad〕・・・・・(式2) In(s)は、同位相時に発生するスイッチイングノイ
ズであり、LPFに対してほとんど作用しないので、F
(s)≒1になり、通常では(Kcp×Kvco/N)
≫1が成り立つ。(式2)とこれらの条件とを考慮する
と、(式1)は(式3)のように近似できる。 Kn(s)≒N/Kcp=2π×N/Icp・・・・・(式3)
の程度影響力があるかを示す伝達関数Kn(s)は、I
n(s)を入力とし、θo(s)を出力として(式1)
のようになる。 Kn(s)=θo(s)/In(s) ={F(s)×Kvco/s}/〔1+{Kcp×Kvco×F(s)}/{s ×N}〕・・・・・(式1) また、チャージポンプ要素のゲインKcpは、(式2)
のようになる。 Kcp=Icp/(2π) 〔A/rad〕・・・・・(式2) In(s)は、同位相時に発生するスイッチイングノイ
ズであり、LPFに対してほとんど作用しないので、F
(s)≒1になり、通常では(Kcp×Kvco/N)
≫1が成り立つ。(式2)とこれらの条件とを考慮する
と、(式1)は(式3)のように近似できる。 Kn(s)≒N/Kcp=2π×N/Icp・・・・・(式3)
【0020】PLL回路のノイズに対する影響力を示す
伝達関数Kn(s)は、(式3)よりIcpに反比例す
ることが分かるので、Icpを大きくすれば、その影響
力を小さくできる。しかし、伝達関数Kn(s)のIc
pを大きくすることは、チャージポンプ回路のチャージ
アップ電流Iup及びチャージダウン電流Idownの電流値
を大きくすることであり、この電流増加のためにスイッ
チングノイズが増加する。更に、カットオフトランジス
タM3及びM6は、チャネルを制御するゲート幅W3及
びW6を大きくする必要があるので、ゲート幅増加に伴
うゲート容量の増加があり、チャージポンプ電流の立上
り時間が遅くなる。
伝達関数Kn(s)は、(式3)よりIcpに反比例す
ることが分かるので、Icpを大きくすれば、その影響
力を小さくできる。しかし、伝達関数Kn(s)のIc
pを大きくすることは、チャージポンプ回路のチャージ
アップ電流Iup及びチャージダウン電流Idownの電流値
を大きくすることであり、この電流増加のためにスイッ
チングノイズが増加する。更に、カットオフトランジス
タM3及びM6は、チャネルを制御するゲート幅W3及
びW6を大きくする必要があるので、ゲート幅増加に伴
うゲート容量の増加があり、チャージポンプ電流の立上
り時間が遅くなる。
【0021】PLL回路は、チャージポンプ電流の立上
り時間が遅くなると、デットバンド対策期間が長く設定
されるので、低周波数ノイズ等のノイズ成分が増える。
このため、PLL回路は、ノイズ成分に対する影響力を
小さくしようとすると、スイッチングノイズ及び低周波
数ノイズが増える結果となってC/Nが劣化する。
り時間が遅くなると、デットバンド対策期間が長く設定
されるので、低周波数ノイズ等のノイズ成分が増える。
このため、PLL回路は、ノイズ成分に対する影響力を
小さくしようとすると、スイッチングノイズ及び低周波
数ノイズが増える結果となってC/Nが劣化する。
【0022】以下、本発明の一実施形態例のチャージポ
ンプ回路について図面を参照して説明する。図1の回路
図は、本発明の一実施形態例のチャージポンプ回路であ
る。チャージポンプ回路3は、位相比較信号Eupが入力
される第1信号入力端子Cpin1、位相比較信号Edownが
入力される第2信号入力端子Cpin2、及び、チャージポ
ンプ電流Ioutが出力される信号出力端子Cpoutを有
し、カレントミラー回路の参照側となる第1参照側電流
路21と第2参照側電流路22、カレントミラー回路の
出力側となる相互に直列に接続された第1出力側電流路
23と第2出力側電流路24、位相比較信号Eupを入力
しその反転信号を出力するINV1、及び、位相比較信
号Edownを入力しその反転信号を出力するINV2で構
成される。
ンプ回路について図面を参照して説明する。図1の回路
図は、本発明の一実施形態例のチャージポンプ回路であ
る。チャージポンプ回路3は、位相比較信号Eupが入力
される第1信号入力端子Cpin1、位相比較信号Edownが
入力される第2信号入力端子Cpin2、及び、チャージポ
ンプ電流Ioutが出力される信号出力端子Cpoutを有
し、カレントミラー回路の参照側となる第1参照側電流
路21と第2参照側電流路22、カレントミラー回路の
出力側となる相互に直列に接続された第1出力側電流路
23と第2出力側電流路24、位相比較信号Eupを入力
しその反転信号を出力するINV1、及び、位相比較信
号Edownを入力しその反転信号を出力するINV2で構
成される。
【0023】第1参照側電流路21は、ノードNAにお
いてゲートがドレインに接続されソースが電源電圧VD
Dに接続される参照側トランジスタであるp型トランジ
スタM1と、位相比較信号Eupに応答して導通するスイ
ッチSW1、及び、チャージアップ電流Iupに基づいて
電流値が設定される定電流源11が直列に接続される第
1のブランチと、位相比較信号Eupの反転信号に基づい
て導通するスイッチSW3、及び、ノードNAを第3の
参照電位にする電流値が設定される定電流源13が直列
に接続される第2のブランチとで構成される。第1及び
第2のブランチは、ノードNAとグランド間に並列に接
続される。
いてゲートがドレインに接続されソースが電源電圧VD
Dに接続される参照側トランジスタであるp型トランジ
スタM1と、位相比較信号Eupに応答して導通するスイ
ッチSW1、及び、チャージアップ電流Iupに基づいて
電流値が設定される定電流源11が直列に接続される第
1のブランチと、位相比較信号Eupの反転信号に基づい
て導通するスイッチSW3、及び、ノードNAを第3の
参照電位にする電流値が設定される定電流源13が直列
に接続される第2のブランチとで構成される。第1及び
第2のブランチは、ノードNAとグランド間に並列に接
続される。
【0024】第2参照側電流路22は、ノードNBにお
いてゲートがドレインに接続されソースがグランドに接
続される参照側トランジスタであるn型トランジスタM
4と、チャージダウン電流Idownに基づいて電流値が設
定される定電流源12、及び、位相比較信号Edownに応
答して導通するスイッチSW2が直列に接続される第3
のブランチと、ノードNBを第4の参照電位にする電流
値が設定される定電流源14、及び、位相比較信号Edo
wnの反転信号に基づいて導通するスイッチSW4が直列
に接続される第4のブランチとで構成される。第3及び
第4のブランチは、電源電圧VDDとノードNBとの間
に並列に接続される。
いてゲートがドレインに接続されソースがグランドに接
続される参照側トランジスタであるn型トランジスタM
4と、チャージダウン電流Idownに基づいて電流値が設
定される定電流源12、及び、位相比較信号Edownに応
答して導通するスイッチSW2が直列に接続される第3
のブランチと、ノードNBを第4の参照電位にする電流
値が設定される定電流源14、及び、位相比較信号Edo
wnの反転信号に基づいて導通するスイッチSW4が直列
に接続される第4のブランチとで構成される。第3及び
第4のブランチは、電源電圧VDDとノードNBとの間
に並列に接続される。
【0025】第1出力側電流路23は、ゲートがp型ト
ランジスタM1のゲートに接続される出力側トランジス
タであるp型トランジスタM2、及び、ゲートに位相比
較信号Eupの反転信号を入力するカットオフトランジス
タであるp型トランジスタM3で構成され、電源電圧V
DDと信号出力端子Cpoutとの間に直列に且つこの順に
接続される。第2出力側電流路24は、ゲートに位相比
較信号Edownを入力するカットオフトランジスタである
n型トランジスタM6、及び、ゲートがn型トランジス
タM4のゲートに接続される出力側トランジスタである
n型トランジスタM5で構成され、信号出力端子Cpout
とグランドとの間に直列に且つこの順に接続される。チ
ャージアップ電流Iupとチャージダウン電流Idownとの
差であるチャージポンプ電流Ioutは、信号出力端子Cp
outから出力される。
ランジスタM1のゲートに接続される出力側トランジス
タであるp型トランジスタM2、及び、ゲートに位相比
較信号Eupの反転信号を入力するカットオフトランジス
タであるp型トランジスタM3で構成され、電源電圧V
DDと信号出力端子Cpoutとの間に直列に且つこの順に
接続される。第2出力側電流路24は、ゲートに位相比
較信号Edownを入力するカットオフトランジスタである
n型トランジスタM6、及び、ゲートがn型トランジス
タM4のゲートに接続される出力側トランジスタである
n型トランジスタM5で構成され、信号出力端子Cpout
とグランドとの間に直列に且つこの順に接続される。チ
ャージアップ電流Iupとチャージダウン電流Idownとの
差であるチャージポンプ電流Ioutは、信号出力端子Cp
outから出力される。
【0026】第1参照側電流路21及び第2の参照側電
流路22と、第1出力側電流路23及び第2出力側電流
路24とは、夫々、例えば電流比1対10のカレントミ
ラー回路として動作する。第1参照側電流路21及び第
2の参照側電流路22の各電流路に0.6mAの定電流
を流すため、定電流源11及び12の電流値は、0.6
mAに設定される。
流路22と、第1出力側電流路23及び第2出力側電流
路24とは、夫々、例えば電流比1対10のカレントミ
ラー回路として動作する。第1参照側電流路21及び第
2の参照側電流路22の各電流路に0.6mAの定電流
を流すため、定電流源11及び12の電流値は、0.6
mAに設定される。
【0027】MOSトランジスタの特性は、チャネル幅
Wとチャネル長Lとの比(以下、チャネル定数W/Lと
呼ぶ)によって決定され、定数をK、ゲート・ソース間
電圧をVgs、しきい値電圧をVtとすると、飽和領域
でのドレイン電流Idsは次式のように表わすことがで
きる。 Ids=K×W/L×(Vgs−Vt)2・・・・・(式4) このように、MOSトランジスタは、ゲート電圧を同一
にした場合、ドレイン電流Idsは、チャネル定数W/
Lに比例する。ここで、MOSトランジスタは、IC化
する際、占有するサイズが小さいことが好まれるため、
小さなチャネル幅W又は長Lが小さい方が好ましい。
Wとチャネル長Lとの比(以下、チャネル定数W/Lと
呼ぶ)によって決定され、定数をK、ゲート・ソース間
電圧をVgs、しきい値電圧をVtとすると、飽和領域
でのドレイン電流Idsは次式のように表わすことがで
きる。 Ids=K×W/L×(Vgs−Vt)2・・・・・(式4) このように、MOSトランジスタは、ゲート電圧を同一
にした場合、ドレイン電流Idsは、チャネル定数W/
Lに比例する。ここで、MOSトランジスタは、IC化
する際、占有するサイズが小さいことが好まれるため、
小さなチャネル幅W又は長Lが小さい方が好ましい。
【0028】一例を挙げると、参照側トランジスタM1
及びM4と、出力側トランジスタM2及びM5とは、ソ
ース・ドレイン路に流れる電流値を制御するために、チ
ャネル長L1、L2、L4、及び、L5は、電流の制御
性の観点から所定の長さの1.5μmに設定した。カッ
トオフトランジスタM3及びM6は、ソース・ドレイン
路に流れる電流を開閉するために、サイズ小型化の観点
から、チャネル長L3、及び、L6は、半導体プロセス
で許される最小値の長さの0.28μmに設定した。
及びM4と、出力側トランジスタM2及びM5とは、ソ
ース・ドレイン路に流れる電流値を制御するために、チ
ャネル長L1、L2、L4、及び、L5は、電流の制御
性の観点から所定の長さの1.5μmに設定した。カッ
トオフトランジスタM3及びM6は、ソース・ドレイン
路に流れる電流を開閉するために、サイズ小型化の観点
から、チャネル長L3、及び、L6は、半導体プロセス
で許される最小値の長さの0.28μmに設定した。
【0029】参照側トランジスタM1及びM4は、ソー
ス・ドレイン路に流れる0.6mAの電流値を制御する
ために、チャネル幅W1及びW4が210μmに設定し
た。出力側トランジスタM2及びM5は、ソース・ドレ
イン路に流れる6mAの電流を制御するために、チャネ
ル幅W2及びW5が参照側に対して10倍の2100μ
mに設定した。
ス・ドレイン路に流れる0.6mAの電流値を制御する
ために、チャネル幅W1及びW4が210μmに設定し
た。出力側トランジスタM2及びM5は、ソース・ドレ
イン路に流れる6mAの電流を制御するために、チャネ
ル幅W2及びW5が参照側に対して10倍の2100μ
mに設定した。
【0030】カットオフトランジスタM3及びM6は、
ソース・ドレイン路に流れる6mAの電流を開閉するた
めに、チャネル幅W3及びW6が100μmに設定し
た。設計値は、電源電圧VDDを2.7Vとし、チャー
ジポンプ出力端子の電圧を2.4Vとし、MOSトラン
ジスタのしきい値電圧Vtを最大値(ワースト)とする
条件の基で、p型トランジスタM3のオン抵抗が影響を
与えないチャネル幅W3がシュミレーションにより求め
られ、チャネル幅W6はこの設計値を準用した。
ソース・ドレイン路に流れる6mAの電流を開閉するた
めに、チャネル幅W3及びW6が100μmに設定し
た。設計値は、電源電圧VDDを2.7Vとし、チャー
ジポンプ出力端子の電圧を2.4Vとし、MOSトラン
ジスタのしきい値電圧Vtを最大値(ワースト)とする
条件の基で、p型トランジスタM3のオン抵抗が影響を
与えないチャネル幅W3がシュミレーションにより求め
られ、チャネル幅W6はこの設計値を準用した。
【0031】位相比較信号Eupがローレベルの期間、第
1参照側電流路21は、スイッチSW3がオンし0.3
mAの電流が流れるので、ノードNAを第2の参照電位
にする。p型トランジスタM2のソース・ドレイン路
は、第2の参照電位に従って、オンする直前の遮断状態
になる。p型トランジスタM3のソース・ドレイン路
は、ゲートに入力するハイレベルの電位に従って、遮断
状態になる。第1出力側電流路23は、信号出力端子C
poutとグランドとの間に流れるチャージアップ電流Iup
を零にする。
1参照側電流路21は、スイッチSW3がオンし0.3
mAの電流が流れるので、ノードNAを第2の参照電位
にする。p型トランジスタM2のソース・ドレイン路
は、第2の参照電位に従って、オンする直前の遮断状態
になる。p型トランジスタM3のソース・ドレイン路
は、ゲートに入力するハイレベルの電位に従って、遮断
状態になる。第1出力側電流路23は、信号出力端子C
poutとグランドとの間に流れるチャージアップ電流Iup
を零にする。
【0032】位相比較信号Eupがハイレベルの期間、第
1参照側電流路21は、スイッチSW1がオンし0.6
mAの電流が流れるので、ノードNAを第1の参照電位
にする。p型トランジスタM2のソース・ドレイン路
は、第1の参照電位に従って、直前の遮断状態から6m
Aのドレイン電流が流れる状態になる。p型トランジス
タM3のソース・ドレイン路は、ゲートに入力するロー
レベルの電位に従って導通する。第1出力側電流路23
は、信号出力端子Cpoutとグランドとの間に流れるチャ
ージアップ電流Iupを6mAにする。チャージアップ電
流Iupは、Eupがローレベルの間に、p型トランジスタ
M2のソース・ドレイン路が予めオンする直前の遮断状
態にあるため、Eupがハイレベルになると直ちに立ち上
がるため、チャージポンプ電流の立上り時間が速くな
る。
1参照側電流路21は、スイッチSW1がオンし0.6
mAの電流が流れるので、ノードNAを第1の参照電位
にする。p型トランジスタM2のソース・ドレイン路
は、第1の参照電位に従って、直前の遮断状態から6m
Aのドレイン電流が流れる状態になる。p型トランジス
タM3のソース・ドレイン路は、ゲートに入力するロー
レベルの電位に従って導通する。第1出力側電流路23
は、信号出力端子Cpoutとグランドとの間に流れるチャ
ージアップ電流Iupを6mAにする。チャージアップ電
流Iupは、Eupがローレベルの間に、p型トランジスタ
M2のソース・ドレイン路が予めオンする直前の遮断状
態にあるため、Eupがハイレベルになると直ちに立ち上
がるため、チャージポンプ電流の立上り時間が速くな
る。
【0033】位相比較信号Edownがローレベルの期間、
第2参照側電流路22は、スイッチSW4がオンし0.
3mAの電流が流れるので、ノードNBを第4の参照電
位にする。n型トランジスタM5のソース・ドレイン路
は、第4の参照電位に従って、オンする直前の遮断状態
になる。n型トランジスタM6のソース・ドレイン路
は、ゲートに入力するローレベルの電位に従って、遮断
状態になる。第2出力側電流路24は、信号出力端子C
poutとグランドとの間に流れるチャージダウン電流Ido
wnを零にする。
第2参照側電流路22は、スイッチSW4がオンし0.
3mAの電流が流れるので、ノードNBを第4の参照電
位にする。n型トランジスタM5のソース・ドレイン路
は、第4の参照電位に従って、オンする直前の遮断状態
になる。n型トランジスタM6のソース・ドレイン路
は、ゲートに入力するローレベルの電位に従って、遮断
状態になる。第2出力側電流路24は、信号出力端子C
poutとグランドとの間に流れるチャージダウン電流Ido
wnを零にする。
【0034】位相比較信号Edownがハイレベルの期間、
第2参照側電流路22は、スイッチSW2がオンし0.
6mAの電流が流れるので、ノードNBを第3の参照電
位にする。n型トランジスタM5のソース・ドレイン路
は、第3の参照電位に従って、直前の遮断状態から6m
Aのドレイン電流が流れる状態になる。n型トランジス
タM6のソース・ドレイン路は、ゲートに入力するハイ
レベルの電位に従って導通する。第2出力側電流路24
は、信号出力端子Cpoutとグランドとの間に流れるチャ
ージダウン電流Idownを6mAにする。流入出電流Ido
wnは、Edownがローレベルの間に、n型トランジスタM
5のソース・ドレイン路が予めオンする直前の遮断状態
にあるため、Edownがハイレベルになると速く立ち上が
る。このため、チャージポンプ電流の立上り時間が速く
なる。
第2参照側電流路22は、スイッチSW2がオンし0.
6mAの電流が流れるので、ノードNBを第3の参照電
位にする。n型トランジスタM5のソース・ドレイン路
は、第3の参照電位に従って、直前の遮断状態から6m
Aのドレイン電流が流れる状態になる。n型トランジス
タM6のソース・ドレイン路は、ゲートに入力するハイ
レベルの電位に従って導通する。第2出力側電流路24
は、信号出力端子Cpoutとグランドとの間に流れるチャ
ージダウン電流Idownを6mAにする。流入出電流Ido
wnは、Edownがローレベルの間に、n型トランジスタM
5のソース・ドレイン路が予めオンする直前の遮断状態
にあるため、Edownがハイレベルになると速く立ち上が
る。このため、チャージポンプ電流の立上り時間が速く
なる。
【0035】図2は、図1のチャージポンプ回路のSP
ICEによるシミュレーション結果である。SPICE
(Simulation Program with I
ntegrated Circuit Emphasi
s)は、標準的回路解析プログラムで、直流解析、交流
解析、過渡解析、又は、フーリエ解析等を行う回路シミ
ュレータである。同図(a)に示すように、位相比較信
号Eup及びEdownは、デッドバンド対策期間として、時
間10nS〜15nSが設定される。同図(b)に示す
ように、チャージダウン電流Idown及びチャージアップ
電流Iupは、図4(b)に比べて立上り時間が速い。チ
ャージダウン電流Idownは、n型トランジスタM6のド
レイン電流をモニタし、チャージアップ電流Iupは、p
型トランジスタM3のドレイン電流をモニタして、双方
の電流は、トランジスタのドレインに入力する電流方向
を正にしている。同図(c)に示すように、チャージポ
ンプ電流Ioutは、チャージポンプ電流の立上り時間が
5.8nSとなり、図4(c)と比べると約1/4に短
縮されている。ここで、Ioutは、ドレイン信号出力端
子Cpoutから出力する電流方向を正にしている。
ICEによるシミュレーション結果である。SPICE
(Simulation Program with I
ntegrated Circuit Emphasi
s)は、標準的回路解析プログラムで、直流解析、交流
解析、過渡解析、又は、フーリエ解析等を行う回路シミ
ュレータである。同図(a)に示すように、位相比較信
号Eup及びEdownは、デッドバンド対策期間として、時
間10nS〜15nSが設定される。同図(b)に示す
ように、チャージダウン電流Idown及びチャージアップ
電流Iupは、図4(b)に比べて立上り時間が速い。チ
ャージダウン電流Idownは、n型トランジスタM6のド
レイン電流をモニタし、チャージアップ電流Iupは、p
型トランジスタM3のドレイン電流をモニタして、双方
の電流は、トランジスタのドレインに入力する電流方向
を正にしている。同図(c)に示すように、チャージポ
ンプ電流Ioutは、チャージポンプ電流の立上り時間が
5.8nSとなり、図4(c)と比べると約1/4に短
縮されている。ここで、Ioutは、ドレイン信号出力端
子Cpoutから出力する電流方向を正にしている。
【0036】上記実施形態例によれば、チャージポンプ
電流の立上り時間が速くなり、デッドバンド対策期間を
短くできるので、スイッチイングノイズ及び低周波数ノ
イズ等のノイズ成分が小さくなる。
電流の立上り時間が速くなり、デッドバンド対策期間を
短くできるので、スイッチイングノイズ及び低周波数ノ
イズ等のノイズ成分が小さくなる。
【0037】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明のチャージポンプ回路及びP
LL回路は、上記実施形態例の構成にのみ限定されるも
のでなく、上記実施形態例の構成から種々の修正及び変
更を施したチャージポンプ回路及びPLL回路も、本発
明の範囲に含まれる。
づいて説明したが、本発明のチャージポンプ回路及びP
LL回路は、上記実施形態例の構成にのみ限定されるも
のでなく、上記実施形態例の構成から種々の修正及び変
更を施したチャージポンプ回路及びPLL回路も、本発
明の範囲に含まれる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のチャージ
ポンプ回路では、チャージポンプ電流の立上り時間が速
くなり、デッドバンド対策期間を短くできるので、低周
波数ノイズやスイッチイングノイズが小さくなり、PL
L回路のC/Nが向上する。
ポンプ回路では、チャージポンプ電流の立上り時間が速
くなり、デッドバンド対策期間を短くできるので、低周
波数ノイズやスイッチイングノイズが小さくなり、PL
L回路のC/Nが向上する。
【図1】本発明の一実施形態例のチャージポンプ回路の
回路図である。
回路図である。
【図2】図1のチャージポンプ回路のSPICEによる
シミュレーション結果である。
シミュレーション結果である。
【図3】デッドバンド対策を施したPLL回路に対応す
る従来のチャージポンプ回路の回路図である。
る従来のチャージポンプ回路の回路図である。
【図4】図3のチャージポンプ回路のSPICEによる
シミュレーション結果である。
シミュレーション結果である。
【図5】デッドバンド対策期間のないPLL回路におけ
るチャージポンプ回路の動作を示すタイミング図であ
る。
るチャージポンプ回路の動作を示すタイミング図であ
る。
【図6】PLL回路の伝達関数を示すブロック線図であ
る。
る。
【図7】一般的なPLL回路のブロック図である。
1 基準発振器 2 位相比較器 3 チャージポンプ回路 4 LPF 5 VCO 6 N分周器 11,12,13,14 定電流源 21,25 第1参照側電流路 22,26 第2参照側電流路 23 第1出力側電流路 24 第2出力側電流路 Eup,Edown 位相比較信号 Iup チャージアップ電流 Idown チャージダウン電流 Iout チャージポンプ電流 SW1〜SW4 スイッチ M1〜M6 トランジスタ INV1,INV2 インバータ NA,NB ノード fr 基準周波数 fs 分周周波数 fout 出力周波数
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の比較信号に応答して第1の参照電
位を発生し、前記第1の比較信号の反転信号に応答し
て、前記第1の参照電位と同極性の第2の参照電位を発
生する第1の参照側トランジスタと、前記第1の参照電
位に基づいて第1の電源から出力端子に向けてチャージ
アップ電流を導通し、前記第2の参照電位に基づいてオ
フとなる第1の出力側トランジスタとを有する第1のカ
レントミラー回路、及び、前記第1の出力側トランジス
タと前記出力端子との間に直列に接続され、前記第1の
比較信号の反転信号に応答してオフとなる第1のカット
オフトランジスタを備えるチャージアップ回路と、 第2の比較信号に応答して第3の参照電位を発生し、前
記第2の比較信号の反転信号に基づいて、前記第3の参
照電位と同極性の第4の参照電位を発生する第2の参照
側トランジスタと、前記第3の参照電位に基づいて前記
出力端子から第2の電源に向けてチャージダウン電流を
導通し、前記第4の参照電位に基づいてオフとなる第2
の出力側トランジスタとを有する第2のカレントミラー
回路、及び、前記第2の出力側トランジスタと前記出力
端子との間に直列に接続され、前記第2の比較信号に応
答してオフとなる第2のカットオフトランジスタを備え
るチャージダウン回路とを備え、 前記第1及び第2のカットオフトランジスタのチャネル
長が、前記第1及び第2の参照側トランジスタ、並び
に、前記第1及び第2の出力側トランジスタのチャネル
長よりも短く設定され、かつ、前記第1及び第2のカッ
トオフトランジスタのチャネル幅とチャネル長の比であ
るチャネル定数が、前記第1及び第2の参照側トランジ
スタのチャネル定数よりも大きく、前記第1及び第2の
出力側トランジスタのチャネル定数よりも小さく設定さ
れており、 前記チャージアップ電流とチャージダウン電流の差の電
流をチャージポンプ信号として出力することを特徴とす
るチャージポンプ回路。 - 【請求項2】 請求項1に記載のチャージポンプ回路を
備えることを特徴とするPLL回路。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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