JP3356047B2 - ウエハ周辺露光装置 - Google Patents

ウエハ周辺露光装置

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JP3356047B2 JP02714598A JP2714598A JP3356047B2 JP 3356047 B2 JP3356047 B2 JP 3356047B2 JP 02714598 A JP02714598 A JP 02714598A JP 2714598 A JP2714598 A JP 2714598A JP 3356047 B2 JP3356047 B2 JP 3356047B2
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/20Exposure; Apparatus therefor
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    • H01L21/681Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for positioning, orientation or alignment using optical controlling means

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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハ上の不要レ
ジストを現像工程で除去するために用いられるウエハ周
辺露光装置に関し、さらに詳細には、ウエハ周辺部を階
段状および環状に露光することができるウエハ周辺露光
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】IC,LSI等の半導体装置の製造に際
しては、シリコンウエハ等の半導体ウエハ(以下、ウエ
ハという)の表面にフォトレジスト(以下レジストとい
う)を塗布して回路パターンを形成することが行われ
る。しかしながらウエハの周辺部はパターン形成領域と
してあまり利用されることはなく、レジストがポジ型レ
ジストの場合には、周辺部が露光されないため、現像後
も周辺部にレジストが残留する。この周辺部に残留した
レジストはウエハの搬送、保持の際に剥離等が発生し、
周辺機器、ウエハ表面を汚染させ歩留り低下を招く原因
となる。
【0003】そこで、ウエハ周辺部の不要レジストを現
像工程で除去するため、パターン形成領域における露光
工程とは別に、周辺部の不要レジストを除去するウエハ
周辺露光工程が行われる。上記ウエハ周辺部を露光する
方法として従来から次の方法が用いられていた。 (1) 露光光を出射する出射端(もしくはウエハ)をウエ
ハの面に対して平行に互いに直交する方向に移動させな
がら、ウエハ周辺部に露光光を照射して、図15(a)
に示すようにウエハ周辺部を階段状に露光する(以下、
この露光方法を階段状露光という)。 (2)レジストが塗布されたウエハを回転させながらウエ
ハ周辺部に露光光を照射し、図15(b)(c)に示す
ようにウエハの全周もしくは一部を環状に露光する(以
下、この露光方法を環状露光という)。
【0004】上記(1) の階段状露光は、移動型縮小投影
露光装置(ステッパー)を用いてウエハ上に回路パター
ンを逐次露光した場合の周辺露光に採用されることが多
い。すなわち、上記逐次露光においては、1チップ分の
回路パターンをウエハ上に複数形成するため、回路パタ
ーンが形成される露光領域の周辺部分の形状は階段状と
なり、この形状は露光パターンにより様々に変化する。
このため、ウエハ周辺部には階段状に未露光部分が生
じ、不要レジスト部分の形状は階段状となる。この不要
レジストは前記したように剥離等による歩留り低下の原
因となる。そこで、上記(1) のような方法でウエハ周辺
部を階段状に露光し、ウエハ上に未露光部分が生じない
ようにする。
【0005】ところで、近年、上記階段状露光と環状露
光を併用し、図15(d)に示すように、一枚のウエハ
の周辺部の一部を階段状に露光し、他の部分を環状に露
光するウエハ周辺露光が要望されるようになってきてい
る。このような要望に答えるため、従来においては、例
えば特開平4−291938号公報に示されるようなウ
エハ周辺部を階段状に露光する露光装置と、例えば、特
開平2−1114号公報に示されるようなウエハ周辺部
を環状に露光する露光装置の2台の露光装置を用い、一
方の装置でウエハ周辺部の一部を例えば階段状に露光し
た後、ウエハを他方の装置まで搬送して、ウエハの周辺
部の残りの部分を環状に露光するといった2工程で周辺
部露光を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は次のよ
うな問題点をもっていた。 (1)ウエハ周辺部を階段状に露光する露光装置と周辺
部を環状に露光する露光装置の2台の露光装置をそれぞ
れ用意する必要がある。よって、クリーンルームにおけ
る露光装置の専有床面積が増大する。 (2)ウエハを一方の露光装置に載置して、ウエハの載
置状態を検出し位置合わせを行って露光したのち、他方
の露光装置にウエハを搬送して再度ウエハの載置状態を
検出し位置合わせを行って露光する必要があり、作業工
程が増える。 (3)同一ステーションで、上記露光を行うには、ウエ
ハ周辺部を階段状に露光する露光装置を用いて、ウエハ
周辺部を環状に露光することが考えられる。しかし、回
路パターンの外縁に沿って露光する階段状露光では、高
解像度の露光精度が要求され、したがって高解像度の大
型で重たい投影レンズが使われる。このため、露光光出
射部を原則として移動させることができず、ウエハ周辺
部を検出しつつ、露光光出射部を移動させる従来の「な
らい方式」による環状露光ができない。
【0007】一方、ウエハ周辺部を階段状に露光する
際、階段の幅を小さくして、階段の数を多くしていけ
ば、露光領域を環状に近づけることができる。しかし、
この場合は、多量の座標データを入力する必要があり、
データ入力が面倒であり、また、データ数が莫大にな
り、大容量の記憶装置が必要となる。さらに、高速処理
可能なMPUを使用しないと処理時間が長くなる。な
お、上記データの分解能を低くすれば、上記問題点は解
消される方向に向かうが、その代わり環状露光部分の境
界に微小な階段状形状が発生し、この境界部分からレジ
ストの剥離が発生する。
【0008】上記問題を解決するため、本出願人は、先
に、第1のステーションに階段状露光用の照射部を設け
るとともに、第2のステーションに環状露光用の照射部
を設け、回転ステージ上に載置されたウエハの周辺部を
第1のステーションで環状に露光したのち、回転ステー
ジを第2のステーションに移動させてウエハの周辺部を
環状に露光するウエハ周辺露光装置を提案した(特願平
8−161443号)。しかしながら、上記装置は、階
段状露光用の照射部と環状露光用の照射部を設け、第1
ステーションで階段状露光を行ったのち、回転ステージ
を第2ステーションに移動させて環状露光を行うもので
あるため、装置が大型化するといった問題があった。ま
た、従来の周辺部の環状露光は、ウエハの中心を合わせ
てから行うようになっており、そのための中心合わせの
機構が必ず設けられてきた。
【0009】本発明は上記した事情を考慮してなされた
ものであって、その目的とするところは、ウエハ周辺部
を階段状に露光する装置を用いて、ウエハ周辺部を環状
に露光することができ、ウエハの中心と回転中心とを一
致させる機構や大容量メモリを必要としない小型で安価
なウエハ周辺露光装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】ウエハを互いに直交する
2方向(以下、XY方向という)に移動させてウエハW
を階段状に露光する機構を用いて、ウエハの周辺部を環
状に露光するには、ウエハをXY方向に移動させるXY
ステージ上に回転ステージを載置し、XYステージおよ
び回転ステージを次のように制御すればよい。ウエハ
W、回転ステージRSが例えば図2のような位置関係に
あるとし、Oc:ウエハの中心、r:回転ステージRS
の回転中心Orからウエハ中心Ocまでの距離、R:露
光光U(露光光照射部から出射した光が照射される位
置)からウエハ中心Ocまでの距離とする。回転ステー
ジRSは、XYステージ上に設置され、互いに直交する
2方向に移動可能であると同時にウエハWを固定する部
分は、上記回転中心Orを中心として回転可能である。
【0011】ウエハWの露光開始位置をAとすると、回
転ステージRSが回転中心Orを中心として1回転する
間に、露光光Uが、相対的にウエハWの周辺上を1回転
するようにXYステージを駆動制御して、ウエハWの位
置を移動させる。このためには、回転ステージRSが回
転中心Orを中心としてθ°回転したとき、「ウエハの
中心Ocから露光光Uまでの距離Rが常に一定である」
という条件を満たすようにウエハWの位置をXYステー
ジによってに移動させればよい。すなわち、回転ステー
ジRSの回転中、ウエハWの中心Ocの位置が変化しな
いようにXYステージを駆動制御する。
【0012】図3は図2の状態から回転ステージRSが
回転中心Orを中心として時計回りにθ°回転したとき
の状態を示す図である。ウエハWはからに移動し、
露光開始時のウエハWの中心Ocは回転ステージRSの
回転中心Orを中心とした半径rの円周上を時計回りに
θ°回転移動し、Oc’の位置に来る(線分Oc−Or
と線分Oc’−Orのなす角度はθ)。前記した「ウエ
ハの中心Ocから露光光Uまでの距離Rが常に一定であ
る」という条件を満たすためには、図4に示すように、
XYステージを駆動制御して、ウエハWを固定した回転
ステージRSを移動させ、図3において移動したウエハ
中心Oc’を露光開始時のウエハ中心Ocの位置と一致
させる必要がある。このためには、ウエハWをから
(回転ステージRSは(a) から(b) に移動)に移動さ
せ、回転ステージRSの回転中心OrをOr’の位置に
移動させる。
【0013】図4から明らかなように、線分Oc’−O
rと、線分Oc−Or’は平行であるので、線分Or’
−Ocと線分Oc−Orのなす角度、および、線分Or
−Ocと線分Oc’−Orのなす角度はともにθであ
り、Or’は露光開始時のウエハ中心Ocを中心とし
て、回転ステージRSの回転中心Orを時計回りにθ°
回転移動させた位置に移動する。結局、回転ステージR
Sが回転中心Orを中心にθ°回転するとき、露光開始
時のウエハ中心Ocを中心として回転ステージRSの回
転中心Orをθ°回転させるように、XYステージによ
り回転ステージRSを移動・制御すればよい。
【0014】具体的には、次のようにして回転ステージ
RSを制御する。 (1)露光開始時のウエハ中心Ocの座標を原点(0,
0)として、XYステージのX方向をX軸、Y方向をY
軸とするウエハ座標系を定義する。 (2)露光開始時の回転ステージRSの回転中心Orの
座標を(Xo,Yo)とする。 (3)回転ステージRSが回転中心Orを中心にθ°回
転した場合のウエハ座標系における回転ステージRSの
回転中心Orの座標(Xθ,Yθ)が次の式(1)
(2)を満たすようにXYステージをXY方向同時に制
御・移動させる。 Xθ=Xo・cos θ+Yo・sin θ…(1) Yθ=Yo・cos θ−Xo・sin θ…(2) すなわち、図5に示すように、ウエハ中心Ocを原点
(0,0)としたXY座標系において、ウエハ中心Oc
から距離r離れ、回転中心Orとウエハ中心Ocを結ぶ
直線とX軸のなす角度がAのときの回転中心Orの座標
を(Xo,Yo)とすると、Xo,Yoは次の式で表さ
れる。 Xo=rcos A Yo=rsin A この状態から、時計回りに角度θ回転したときの回転中
心Orの座標を(Xθ,Yθ)とすると、Xθ,Yθは
次の式で表される。 Xθ=rcos (A−θ) Yθ=rsin (A−θ) ここで、上記Xθ,Yθは次のように展開することがで
きる。 Xθ=rcos (A−θ) =r(cos A・cos θ+sin A・sin θ) =rcos A・cos θ+rsin A・sin θ Yθ=rsin (A−θ) =r(sin A・cos θ−cos A・sin θ) =rsin A・cos θ−rcos A・sin θ 前記したようにXo=rcos A,Yo=rsin Aである
から、Xθ,Yθは前記(1)(2)式となる。上記の
ように制御することにより、回転ステージRSが1回転
する間に、回転ステージRSの回転中心Orはウエハ中
心Ocを中心とした半径rの円C上を1回転する。
【0015】以上のように制御すれば、ウエハ周辺部を
階段状に露光する装置を用いて、露光光照射部を移動さ
せることなく、ウエハ周辺部を環状に露光することがで
きる。かつ、ウエハの中心と回転ステージの中心を合わ
せること無く、ウエハの周辺部の環状露光が出来るの
で、そのための中心合わせの機構を設ける必要も、中心
合わせ作業も無くすことができ、機構操作を簡素化でき
る。本発明においては、上記のように周辺部に形状上の
特異点を有し、表面にフォトレジストが塗布された半導
体ウエハの周辺部を露光するウエハ周辺露光装置を次の
ように構成する。
【0016】ウエハが載置され該ウエハを回転させる回
転ステージと、上記回転ステージを、ウエハ面に対して
平行に、かつ互いに直交する2方向に移動させるXYス
テージと、照射領域の形状が、ウエハに対する露光光の
直交する走査方向に対して斜め45°の方向に伸び、照
射領域の少なくとも一端側の輪郭は直角な頂部を有し、
直角に交わる2辺が上記走査方向に対してそれぞれ平行
である露光光を上記ウエハに照射する露光光照射手段
と、回転する回転ステージの上のウエハ周縁の位置を検
出するウエハ周縁位置検出手段と、ウエハ上に印された
アライメント・マークの位置を検出するアライメントユ
ニットと、上記ウエハ周縁位置検出手段の出力およびア
ライメントユニットの出力に基づき、上記XYステージ
を駆動するとともに、回転ステージを回転させる制御手
段とを設ける。
【0017】また、上記制御手段に、上記ウエハ周縁位
置検出手段の出力に基づき、回転ステージの回転中心と
ウエハの中心の位置ずれ量と、ウエハ周縁の位置情報
と、ウエハ周辺部に形成されている特異点の位置を求め
る第1の演算手段と、上記アライメントユニットにより
検出されたアライメント・マークの位置座標と、上記第
1の演算手段により求めたずれ量とウエハ周縁の位置情
報と特異点の位置とに基づき、ウエハ周辺部を階段状に
露光する際のXYステージの位置と回転ステージの回転
角を計算する第2の演算手段と、予め設定されたウエハ
のエッジからの露光幅と、上記第1の演算手段により求
めたずれ量とウエハ周縁の位置情報と特異点の位置とに
基づき、上記式に基づきウエハ周辺部を環状に露光する
際の、回転ステージの回転中心の位置座標を算出する第
3の演算手段とを設ける。そして、上記第2、第3の演
算手段の出力に基づき、上記回転ステージの位置と回転
角を所定値に制御して、上記ウエハに上記露光光照射手
段からの露光光を照射して、ウエハ周辺部を階段状また
は環状に露光する。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例のウエハ周
辺露光装置の概略構成を示す図である。同図において、
RSは回転ステージであり、回転ステージRS上にはウ
エハ搬送系WCVにより搬送されるウエハWが載置さ
れ、真空チャック等により固定される。この際、ウエハ
の中心と回転ステージの中心の中心合わせを行う事はし
ない。
【0019】図6は上記ウエハWの露光領域とアライメ
ント・マークを示す図であり、ウエハWは同図(a)
(b)に示すように、ウエハWの結晶方向を示すオリエ
ンテーションフラットOF(以下オリフラという)やノ
ッチNと称される周辺形状を有しており、回路パターン
は上記オリフラOFやノッチNを基準にして形成され
る。このため、ウエハWの周辺部を階段状に露光する際
は、上記オリフラOFやノッチNを基準にして粗な位置
合わせを行った後、ウエハ上に印されたアライメントマ
ークWAMI,WAM2を基準にして精密な位置合わせ
を行い露光する。
【0020】図1に戻り、Mは上記回転ステージRSを
回転させる回転駆動機構であり、回転駆動機構MはXY
方向(Xは例えば同図の左右方向、Yは例えば同図の前
後方向)に移動するXYステージXYS上に取り付けら
れており、XYステージXYSがXYステージ駆動機構
SDにより駆動されると、上記回転ステージRSは、上
記回転駆動機構MとともにXY方向に移動する。なお、
XYステージXYSとXYステージ駆動機構SDは一体
となっていてもよい。LH1は露光用光源であり、紫外
線を照射するランプ、集光鏡、インテグレータレンズ、
コンデンサレンズ、フィルタ、および、シャッタ駆動機
構SC1により駆動されるシャッタSH1等から構成さ
れ、露光用光源LH1から放出される露光光は、シャッ
タSH1が開いているとき、光ファイバLF1を介して
露光光出射部LO1に与えられる。そして、露光光出射
部LO1から放射される露光光によりウエハWは後述す
るようにその周辺部が階段状および環状に露光される。
【0021】図7は上記露光光出射部LO1の構成の一
例を示す図であり、露光光出射部LO1は同図(a)に
示すようにレンズL1、L2を備えており、光ファイバ
LF1から放射される光をレンズL1,L2により集光
してウエハW上に照射する。なお、露光光出射部はレン
ズの替わりにミラーで構成してもよい。ここで、露光光
出射部LO1の照射領域の形状は、光ファイバLF1の
端面形状の相似形となる。図7(b)は上記露光光出射
部LO1に露光光を供給する光ファイバLF1の端面形
状を示す図であり、光ファイバLF1は同図に示すよう
に、斜め45°の方向に配置されている。このため、露
光光出射部LO1の照射領域も同図(b)に示す形状と
なる。露光光出射部LO1の照射領域を上記形状とする
ことにより、露光量が均一な階段状露光処理を行うこと
ができると共に、一回の走査によって処理できる範囲を
広くすることができ照射時間を短縮することができる
(詳細については、先に出願した特願平8−10243
9号参照)。
【0022】図1に戻り、AUはアライメントユニット
であり、アライメントユニットAUにより後述するよう
に、ウエハWの露光領域の位置合わせを行う。図8はア
ライメントユニットAUの構成の一例を示す図であり、
アライメントユニットAUは同図に示すように、非露光
光を照射する非露光光照射装置LL1、ハーフミラーH
M、レンズL3,L4、およびCCD等の受像素子IM
Sから構成される。そして、非露光光照射装置LL1か
ら照射される非露光光をハーフミラーHMを介してウエ
ハW上に照射し、その反射光をハーフミラーHM→レン
ズL4→レンズL3を介して受像素子IMSで受像す
る。
【0023】図1に戻り、LSはCCDラインセンサで
あり、CCDラインセンサLSは、例えば図9に示すよ
うに、平行な非露光光を放射する光源LL2と、該光源
LL2から放射される光を受光するCCDアレイCLか
ら構成される。そして、上記光源LL2から放射される
光はウエハWの周縁で一部遮光され、周縁の外側を通る
光がCCDアレイCLにより受光される。すなわち、C
CDアレイCLのどのピクセルが光を検出したかにより
ウエハWの周縁の位置を検出することができる。なお、
LSはCCDラインセンサに限られるものではなく、受
光される光量の変化によってウエハWの周縁を検出でき
るものであればなんでもよい。したがって、ウエハWを
一回転させたときのCCDアレイの出力変化を観測する
ことにより、ウエハWのオリフラOFの位置(もしくは
ノッチNの位置)、および、ウエハWの中心と回転ステ
ージRSの回転中心Orとのずれ量を検出することがで
きる。なお、上記ずれ量の算出は例えば特開平3−10
8315号公報に開示された方法を使用することができ
る。
【0024】図10は上記したウエハ周辺露光装置の構
成を示す図であり、同図はウエハWの周辺部を露光する
際の回転ステージRSと露光光出射部LO1等の位置関
係を示しており、図1に示したものと同一のものには同
一の符号が付されている。図10において、LO1は露
光光出射部、AUはアライメントユニット、LSはCC
Dラインセンサであり、露光光出射部LO1、アライメ
ントユニットAU、CCDラインセンサLSは図示しな
い枠体に位置調整可能に取り付けられ、同図に示すよう
に配置される。
【0025】RSは回転ステージ、Mは回転ステージを
駆動する回転駆動機構、XYSはXYステージであり、
回転駆動機構MはXYステージXYS上に取り付けられ
ており、同図の矢印方向に移動する。ウエハの周辺部を
階段状に露光する際には、回転ステージRSの回転を停
止し、XYステージXYSによりウエハWをXY方向に
移動させながら露光光出射部LO1から露光光をウエハ
Wの周辺部に照射する。また、ウエハの周辺部を環状に
露光する場合には、前記したようにウエハWの中心から
出射光までの距離が常に一定になるように、XYステー
ジXYSの位置を制御しながら回転ステージRSを回転
させる。
【0026】図11は制御装置Cntにおける演算手段
の構成を示す図であり、制御装置Cntは、第1、第
2、第3の演算手段B1,B2,B3とメモリMemを
備えている。メモリMemには予め、XYステージXY
Sの移動方向に対する直交座標系と露光光出射部LO
1、アライメントユニットAU、CCDラインセンサL
Sの座標が設定・記憶されている。第1の演算手段B1
はCCDアレイCLの出力に基づき、ウエハ周縁の位置
と、ウエハ周辺部に形成されている特異点(オリフラO
FもしくはノッチN)の位置と、回転ステージRSの回
転中心Orとウエハの中心Ocとの位置ずれ量rとを計
算する。第2の演算手段B2は、アライメントユニット
AUにより検出されたアライメント・マークの位置座標
と、上記第1の演算手段B2により求めたずれ量rとウ
エハ周縁の位置情報とオリフラOF(もしくはノッチ
N)の位置とに基づき、ウエハWの周辺部を階段状に露
光する際のXYステージXYSの位置と回転ステージR
Sの回転角を計算する。第3の演算手段は、予め設定さ
れたウエハWの周縁からの露光幅kと、上記第1の演算
手段により求めたずれ量rとウエハ周縁の位置情報とオ
リフラOF(もしくはノッチN)の位置情報とに基づ
き、ウエハ周辺部を環状に露光する際の回転ステージR
Sの回転中心Orの位置座標を算出する。また、メモリ
Memには、CCDアレイCLにより検出された周縁位
置情報、第1の演算手段B1により求めたウエハの中心
Ocの位置ずれ量rと、ウエハ周辺部に形成されている
特異点(オリフラOFもしくはノッチN)の位置、予め
設定される露光幅k、第3の演算手段により求めた回転
ステージRSの回転中心Orの位置座標等が記憶され
る。
【0027】そして、ウエハ周辺部を階段状に露光する
には、制御装置Cntは上記第2演算手段B2の出力に
基づき、XYステージXYSの位置と、上記回転ステー
ジRSの回転角を所定値に制御して、上記ウエハに上記
露光光照射手段からの露光光を照射する。また、ウエハ
周辺部を環状に露光するには、上記第3の演算手段B3
により求めた回転ステージRSの回転中心Orの位置座
標をメモリMemに記憶し、回転ステージ駆動機構Mに
設けられたエンコーダ(図示せず)が出力する回転ステ
ージRSの回転角θを読み込み、該回転角θに対応した
回転ステージRSの回転中心Orの位置座標をメモリM
emから読み出し、XYステージXYSの位置と、上記
回転ステージRSの回転角を所定値に制御して、上記ウ
エハに上記露光光照射手段からの露光光を照射する。
【0028】以下、本実施例によるウエハ周辺部の露光
について説明する。図12、図13はウエハ周辺部を露
光する場合の本実施例のウエハ周辺露光装置の動作を説
明する図であり、同図を参照しながら本実施例における
ウエハ周辺露光について説明する。 A.ウエハ周辺部の階段状露光 前記図15(a)に示したようにウエハ周辺部を階段状
に露光する場合は、オリフラOFやノッチNを基準にし
て粗な位置合わせを行った後、ウエハ上に印されたアラ
イメントマークWAM1,WAM2を基準にして、精密
な位置合わせを行ない露光が行われる。以下の説明では
主としてオリフラ付きウエハの周辺部の露光について説
明するが、ノッチ付きのウエハでも同様に実施すること
ができる。また、後述するウエハ周辺部の環状露光と組
み合わせ、一部分を階段状に露光し、他の部分を環状の
露光してもよい。
【0029】(1) 周縁検出 XYステージ駆動機構SDによりXYステージXYSを
駆動して、回転ステージRSを図12(a)に示す位置
に移動させ、前記図1に示したウエハ搬送系WCVによ
り搬送されたウエハWを受け取る。ウエハWは回転ステ
ージRSの所定位置に載置され、真空チャック等により
固定される。なお、上記搬送時のウエハWの位置には若
干のバラツキがあり、このバラツキによりウエハWの中
心Ocと回転ステージRSの回転中心Orは必ずしも一
致せず、若干のズレが生ずるが中心合わせを行うことは
しない。
【0030】XYステージ駆動機構SDによりXYステ
ージXYSを駆動して、回転ステージRSを図12
(b)に示す位置に移動させ、ウエハWを一回転させ
る。ウエハWの回転中、ウエハWの周縁位置がCCDラ
インセンサLSにより検出される。CCDラインセンサ
LSにより求められたウエハWの周縁位置情報は図1に
示した制御装置Cntに送られ、制御装置Cntに設け
られたメモリMemに記憶される。制御装置Cntは、
上記メモリMemに記憶されたウエハWの周縁位置情報
からウエハWの中心Ocと回転ステージRSの回転中心
Orとのずれ量rを求めるとともに、ウエハWのオリフ
ラOF(もしくはノッチN)の位置を求めて記憶する。
上記ずれ量rとは、ウエハWの中心Ocの座標情報、お
よび、ウエハWの中心Ocと回転ステージRSの回転中
心Orとの距離情報である。
【0031】(2) 露光位置への移動 上記算出データを基に、オリフラOFが図12に示すX
Y座標系のX軸と平行になるまで、回転駆動機構Mを駆
動して回転ステージRSを回転させる。なお、ウエハW
にノッチが設けられている場合には、ノッチNとウエハ
Wの中心を結ぶ直線がY軸と平行になるまで回転ステー
ジRSを回転させる。先に述べたように、ウエハWの周
辺部を露光する際には、露光領域の位置合わせを2段階
で行なう。第一にオリフラOFやノッチNを基準にした
位置合わせであり、第二にアライメントマークを基準に
した位置合わせである。回路パターンはオリフラOFや
ノッチNに対して所定の位置に形成されているが、ウエ
ハ周辺露光工程の前工程であるパターン形成工程の精度
によっては、上記パターンの形成位置のオリフラOFや
ノッチNに対する位置関係に誤差が生じるので、精度よ
く階段状露光を実現するためには、アライメントマーク
を基準に露光領域の位置合わせが必要だからである。
【0032】制御装置Cntは前記ずれ量rと、予め制
御装置Cnt内に記憶されているウエハW上のアライメ
ント・マークWAM1(前記図6参照)の位置情報に基
づき、回転ステージRSの移動量を求めて、XYステー
ジ駆動機構SDにより回転ステージRSを移動させ、図
12(c)の実線で示すように、ウエハW上に印された
アライメント・マークWAM1(前記図6参照)がアラ
イメントユニットAUの視野内に入るようにする。な
お、先に述べたパターン形成位置の誤差は、アライメン
ト・マークが該視野から外れるほどには大きくないの
で、アライメント・マークWAM1をアライメントユニ
ットAUの視野内に入れるための角度方向の補正は、す
でになされていることになる。次に、アライメントユニ
ットAUの非露光光照射装置LL1(前記図8参照)か
ら非露光光を放射し、受像素子IMSでアライメント・
マークWAM1の位置座標を検出して記憶する。
【0033】制御装置Cntは、XYステージ駆動機構
SDにより回転ステージRSをアライメント・マークW
AM1とWAM2の距離に相当する量だけX方向に移動
させ、図12(c)の二点鎖線で示すように、ウエハW
上に印されたアライメント・マークWAM2がアライメ
ントユニットAUの視野内に入るようにする。ついで、
アライメントユニットAUの非露光光照射装置LL1
(前記図8参照)から非露光光を放射し、受像素子IM
Sでアライメント・マークWAM2の位置座標を検出し
て記憶する。
【0034】上記検出されたアライメント・マークWA
M1,WAM2の位置座標と記憶されている両アライメ
ント・マークの位置情報に基づき、制御装置Cntは回
転ステージRSの回転量と移動量とを算出し、ウエハW
上のアライメント・マークWA1,WA2が予め設定さ
れた位置に位置するように回転ステージRSを回転させ
るとともに、XYステージXYSを駆動して回転ステー
ジRSを移動させる。上記の操作を、ウエハW上のアラ
イメント・マークWAM1,WAM2の実際の位置と、
設定位置の差が所定値以内になるまで繰り返し、差が所
定値以内になったら上記非露光光照射装置LL1からの
非露光光の放射を停止する。なお、アライメントマーク
WAM1,WAM2は、パターンと所定の位置関係にあ
ればよいので、パターンの周囲にあるスクライブライン
の交差点のような形状に特徴を有する所定の2点をアラ
イメントマークとしてもよい。
【0035】上記アライメントの手法としては、先に出
願した特願平9−162120号に示される手法を用い
ることができ、例えば上記アライメント・マークWAM
1,WAM2を結ぶ線分とX軸方向の傾きθを求め、該
傾きθが所定の値以内になるように回転ステージRSを
回転させて、移動させている。制御装置Cntは、前記
したずれ量rに基づき回転ステージRSの移動量を算出
し、図13(d)に示すように露光光出射部LO1から
の出射光がウエハWの階段状露光開始位置を照射するよ
うに、回転ステージRSを移動させる。
【0036】(3) 露光 露光用光源LH1のシャッタSH1(前記図1参照)を
開き、露光光出射部LO1から露光光をウエハWの周辺
部に照射し階段状露光を開始する。図14はウエハWの
周辺部を階段状に露光する際の露光手順の一例を示す図
である。図14に示すように、XYステージXYSによ
りウエハWをXY方向に逐次移動させ、まず、同図
(a)に示す部分を露光する。ついで、ウエハWを90
度回転させて、同様に、同図(b)に示す部分を露光す
る。制御装置Cntは上記図14に示すように、予め記
憶されている階段状露光領域に沿って回転ステージRS
をXY方向に移動させ、ウエハWの周辺部を階段状に露
光する。図13(e)は上記階段状露光を行っている状
態を示しているなお、XYステージXYSの移動領域が
広い場合、あるいは、階段状露光領域が狭い場合であっ
て、ウエハWを回転させずに露光できる場合には、必ず
しも前記したようにウエハWを90度毎回転させた後露
光しなくてもよい。
【0037】B.ウエハ周辺部の環状露光 〔1〕ノッチ付きウエハの環状露光 ノッチ付きウエハの環状露光を行う場合は、ノッチNを
無視してウエハWを円板と見なし一定幅で露光する。露
光開始位置はどこでもよい。 (1) 周縁検出 前記A.(1)と同様に、回転ステージRSを図12
(a)に示す位置に移動させ、前記図1に示したウエハ
搬送系WCVにより搬送されたウエハWを受け取り、ウ
エハWを回転ステージRSの所定位置に載置して、真空
チャック等により固定する。なお、ウエハの中心と回転
ステージの回転中心とがずれていても、中心合わせを行
なうことはしない。次いで、XYステージ駆動機構SD
によりXYステージXYSを駆動して、回転ステージR
Sを図12(b)に示す位置に移動させ、ウエハWを一
回転させ、CCDラインセンサLSにより求められたウ
エハWの周縁位置情報を制御装置Cntに設けられたメ
モリMemに記憶する。
【0038】制御装置Cntは、上記メモリMemに記
憶されたウエハWの周縁位置情報からウエハWの中心O
cと回転ステージRSの回転中心Orとのずれ量rを求
めるとともに、ノッチNの位置を特異点として検出し記
憶する。上記ずれ量rとは、ウエハWの中心Ocの座標
情報、および、ウエハWの中心Ocと回転ステージRS
の回転中心Orとの距離情報である。なお、前記したよ
うに制御装置Cntには、XYステージXYSの移動方
向に対する直交座標系が設定されており、また、ウエハ
Wの環状に露光する露光幅kが予め設定され記憶されて
いる。
【0039】(2) 露光位置への移動 上記算出データを基に、露光光出射部LO1から露光光
が出射される位置にウエハWの周辺部が位置するよう
に、XYステージXYSを駆動し、回転ステージRSに
載置されたウエハWを移動させる。この移動制御は、前
記した直交座標系(XYステージXYSの移動方向に対
応する直交座標系)における露光光照射位置と露光幅k
の情報に基づいて行われる。ウエハを露光光出射位置に
対し接近または離すことによって、ウエハの環状露光幅
kは変更される。また、上記座標系において、算出した
前記ずれ量rに基づきウエハ中心Ocを座標系の原点と
する。
【0040】(3) 回転ステージRSの回転中心Orの座
標の計算 ウエハ中心Ocを原点とするウエハ座標系において、上
記ずれ量rに基づき、光開始時の回転ステージRSの回
転中心Orの座標(Xo,Yo)を記憶する。回転ステ
ージRSが回転中心Orを中心にθ°回転した場合の、
上記座標系における回転中心Orの座標(Xθ,Yθ)
を前記した下記の式(1)(2)により計算する。 Xθ=Xo・cos θ+Yo・sin θ (1) Yθ=Yo・cos θ−Xo・sin θ (2) 制御装置Cntにおいて行われる上記計算式による演算
結果である回転ステージRSの回転中心Orの座標デー
タを制御装置CntのメモリMemに記憶する。
【0041】(4) 露光 露光光出射部LO1から露光光(図2における露光光
U)をウエハWに照射し、回転ステージRSを回転させ
露光開始位置A(図2)から露光を開始する。露光中、
回転ステージRSの回転角度θを回転駆動機構Mのエン
コーダ(図示せず)により検出し、上記角度θに対応す
る記憶しておいた回転ステージRSの回転中心Orの座
標(Xθ,Yθ)データの位置までXYステージXYS
をXY方向同時に移動させることにより、回転ステージ
RSの回転中心Orの位置を移動制御する。なお、ウエ
ハWの回転数は1回に限らず、ウエハWを複数回回転さ
せ、ウエハ周辺部を複数回露光してもよい。
【0042】〔2〕オリフラ付きウエハの環状露光 前記図15(b)に示すようにオリフラOFが設けられ
たウエハの周辺部を環状露光する場合は、ウエハWの円
周部のみを以下のようにして露光する。なお、直線部分
であるオリフラOF部分については、階段状露光で説明
したように、XYステージXYSをアライメントマーク
を基準にして直線的に移動させて露光する。 (1)周縁検出 前記A.(1)と同様に、ウエハWを回転ステージRS
の所定位置に載置して、真空チャック等により固定す
る。次いで、XYステージ駆動機構SDによりXYステ
ージXYSを駆動して、回転ステージRSを図12
(b)に示す位置に移動させ、ウエハWを一回転させ、
CCDラインセンサLSにより求められたウエハWの周
縁位置情報を制御装置Cntに設けられたメモリMem
に記憶する。
【0043】制御装置Cntは、上記メモリMemに記
憶されたウエハWの周縁位置情報からウエハWの中心O
cと回転ステージRSの回転中心Orとのずれ量rを求
めるとともに、オリフラOFの位置を特異点として検出
し記憶する。上記ずれ量rとは、ウエハWの中心Ocの
座標情報、および、ウエハWの中心Ocと回転ステージ
RSの回転中心Orとの距離情報である。なお、前記し
たように制御装置Cntには、XYステージXYSの移
動方向に対する直交座標系が設定されており、また、ウ
エハWの環状に露光する露光幅kが予め設定され記憶さ
れている。
【0044】(2)露光位置への移動 上記算出データを基に、露光光出射部LO1から露光光
が出射される位置にウ、回転ステージRSに載置された
ウエハWを移動させるとともに回転させる。上記露光開
始位置とは、オリフラOFの両端部のいずれか一方の端
であることが望ましい。この移動制御は、前記した直交
座標系(XYステージXYSの移動方向に対応する直交
座標系)における露光光照射位置と露光幅kの情報と、
露光開始位置の上記特異点からの角度情報(特異点から
の角度情報の算出については、例えば特開平2−114
628号公報等参照)に基づいて行われる。また、上記
座標系において、算出した前記ずれ量rに基づきウエハ
中心Ocを座標系の原点とする。
【0045】(3) 回転ステージRSの中心Orの座標の
計算 ウエハ中心Ocを原点とするウエハ座標系において、上
記ずれ量rに基づき、光開始時の回転ステージRSの回
転中心Orの座標(Xo,Yo)を記憶する。回転ステ
ージRSが回転中心Orを中心にθ°回転した場合の、
上記座標系における回転中心Orの座標(Xθ,Yθ)
を前記した下記の式(1)(2)により計算する。 Xθ=Xo・cos θ+Yo・sin θ (1) Yθ=Yo・cos θ−Xo・sin θ (2) 制御装置Cntにおいて行われる上記計算式による演算
結果である、回転ステージRSの回転中心Orの座標デ
ータを制御装置CntのメモリMemに記憶する。
【0046】(4) 露光 露光光出射部LO1から露光光(図2における露光光
U)をウエハWに照射し、回転ステージRSを回転さ
せ、露光開始位置(オリフラ両端部のいずれか一方端)
から露光を開始する。露光中、回転ステージRSの回転
角度θを回転駆動機構Mのエンコーダ(図示せず)によ
り検出し、上記角度θに対応する記憶しておいた回転ス
テージRSの回転中心Orの座標(Xθ,Yθ)データ
の位置までXYステージXYSをXY方向同時に移動さ
せることにより、回転ステージRSの回転中心Orの位
置を移動制御する。回転ステージRSは、ウエハWの露
光終了位置が露光されるまで回転し、移動する。なお、
ウエハWの周辺部の露光回数は1回に限らず、ウエハ周
辺部を複数回露光してもよい。直線部であるオリフラO
F部の露光は、前記した階段状露光の手法により、直線
状に露光する。
【0047】〔3〕オリフラOF(もしくはノッチN)
が設けられたウエハWの部分露光(爪取り)。前記図1
5(c)に示したようにオリフラOF(もしくはノッチ
N)が設けられたウエハWの周辺部の一部を環状露光す
る場合は、以下のように行う。 (1) 周縁検出 前記A.(1)と同様に、ウエハWを回転ステージRS
の所定位置に載置して、真空チャック等により固定す
る。次いで、XYステージ駆動機構SDによりXYステ
ージXYSを駆動して、回転ステージRSを図12
(b)に示す位置に移動させ、ウエハWを一回転させ、
CCDラインセンサLSにより求められたウエハWの周
縁位置情報を制御装置Cntに設けられたメモリMem
に記憶する。
【0048】制御装置Cntは、上記メモリMemに記
憶されたウエハWの周縁位置情報からウエハWの中心O
cと回転ステージRSの回転中心Orとのずれ量rを求
めるとともに、オリフラOFもしくはノッチNの位置を
特異点として検出し記憶する。上記ずれ量rとは、ウエ
ハWの中心Ocの座標情報、および、ウエハWの中心O
cと回転ステージRSの回転中心Orとの距離情報であ
る。なお、前記したように制御装置Cntには、XYス
テージXYSの移動方向に対する直交座標系が設定され
ており、また、ウエハWの環状に露光する露光幅kと特
異点(オリフラOFもしくはノッチN)を基準とした部
分露光部の角度情報が予め設定され記憶されている。
【0049】(2) 露光位置への移動 上記算出データを基に、露光光出射部LO1から露光光
が出射される位置にウエハWの周辺部の部分露光開始位
置が位置するように、XYステージXYSを駆動し、回
転ステージRSに載置されたウエハWを移動させるとと
もに回転させる。上記部分露光開始位置とは、角度情報
により設定された部分露光領域の両端部であることが望
ましい。この移動制御は、前記した直交座標系(XYス
テージXYSの移動方向に対応する直交座標系)におけ
る露光光照射位置と露光幅kの情報と、露光開始位置の
上記特異点からの角度情報(特異点からの角度情報の算
出については、例えば特開平2−114628号公報等
参照)に基づいて行われる。また、上記座標系におい
て、算出した前記ずれ量rに基づきウエハ中心Ocを座
標系の原点とする。
【0050】(3) 回転ステージRSの中心Orの座標の
計算 ウエハ中心Ocを原点とするウエハ座標系において、上
記ずれ量rに基づき、光開始時の回転ステージRSの回
転中心Orの座標(Xo,Yo)を記憶する。回転ステ
ージRSが回転中心Orを中心にθ°回転した場合の、
上記座標系における回転中心Orの座標(Xθ,Yθ)
を前記した下記の式(1)(2)により計算する。 Xθ=Xo・cos θ+Yo・sin θ (1) Yθ=Yo・cos θ−Xo・sin θ (2) 制御装置Cntにおいて行われる上記計算式による演算
結果である回転ステージRSの回転中心Orの座標デー
タを制御装置CntのメモリMemに記憶する。
【0051】(4) 露光 露光光出射部LO1から露光光(図2における露光光
U)をウエハWに照射し、回転ステージRSを回転さ
せ、部分露光開始位置(部分露光領域の両端のいずれか
一方端)から露光を開始する。露光中、回転ステージR
Sの回転角度θを回転駆動機構Mのエンコーダ(図示せ
ず)により検出し、上記角度θに対応する記憶しておい
た回転ステージRSの回転中心Orの座標(Xθ,Y
θ)データの位置までXYステージXYSをXY方向同
時に移動させることにより、回転ステージRSの回転中
心Orの位置を移動制御する。回転ステージRSは、ウ
エハWの部分露光終了位置(部分露光領域の他方端)が
露光されるまで回転し、移動する。なお、ウエハWの部
分露光領域の露光回数は1回に限らず、複数回露光して
もよい。なお、複数回露光する場合は、部分露光領域の
略中央から露光を開始し両端部まで往復するようにウエ
ハWを回転・移動させてもよい。また、予め複数の露光
幅kを設定しておき、特定区域の露光幅を部分的に変え
て露光してもよい。直線部であるオリフラOF部の露光
は、前記した階段状露光の手法により、直線状に露光す
る。
【0052】C.ウエハ周辺部の一部を階段状に露光
し、他の部分を環状に露光 前記図15(d)に示すように、ウエハ周辺部の一部を
階段状に露光し、他の部分を環状に露光する場合は、上
記したAで説明したようにウエハWの周辺部を階段状に
露光するとともに、Bで説明したようにウエハWの周辺
部を環状に露光する。この場合、階段状露光もしくは環
状露光する際にウエハWの周縁検出が行われ、オリフラ
OF、ノッチN等の位置が特異点として検出されウエハ
Wの中心Ocと回転ステージRSの回転中心Orとのず
れ量rとともに制御位置Cntに記憶されているので、
環状露光おしくは階段状露光する際には、上記データを
そのまま利用することができる。
【0053】以上の実施例では、回転ステージRSの回
転角度θに対応する回転中心Orの座標を予め計算して
座標データとして制御装置Cntに記憶しておき、露光
時、回転ステージRSの回転角度θを検出して、その角
度に対応する回転ステージRSの回転中心Or座標を読
み出して、回転ステージRSの回転中心Orの位置の移
動・制御を行う場合について説明したが、逐次、回転ス
テージRSの回転中心Orの位置座標を計算するように
構成してもよい。すなわち、露光時、回転ステージRS
を回転させながら、回転ステージRSの回転角度θを回
転駆動機構Mのエンコーダにより検出し、逐次座標Or
(Xθ,Yθ)を計算し、回転ステージRSの回転中心
Orがその位置座標にくるようにXYステージXYSの
移動を制御する。なお、この方法を実施するには、高速
の演算処理装置が必要となる。
【0054】なお、実際には、θ=0〜360°の間
で、いくつかの回転ステージRSの回転中心Orの座標
(Xθ,Yθ)を計算して回転ステージRSを移動させ
ることになるので、厳密な意味では環状ではなく、多角
形状に露光することになるが、実際上環状に近似できる
まで座標Or(Xθ,Yθ)を細かくとれば(例えば、
θ=0.1°として3600角形で円を近似)問題はな
い。また、上記回転中心Orの座標(Xθ,Yθ)の算
出は、ウエハWを露光位置に移動させる時間を利用して
行えば、計算時間がスループットに影響することはな
い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては以
下の効果を得ることができる。 (1)ウエハ周辺部を階段状に露光する露光装置と周辺
部を環状に露光する露光装置の2台の露光装置を用意す
ることなく、1台の装置でウエハ周辺部を階段状および
環状に露光することができる。このため、装置の専有面
積を小さくすることができるとともに、装置の低廉化を
図ることができる。 (2)ウエハ周辺部の一部を階段状に露光し、他の一部
を環状に露光する場合、ウエハを移送する必要がなく、
また、ウエハの周縁検出を1度行えばよいので、スルー
プットを向上させることができる。 (3)ウエハ周辺部を階段状に露光する露光装置を用い
て、大容量のメモリを使用することなく、ウエハ周辺部
を環状に露光することができる。 (4)ウエハの中心と回転ステージの中心を合わせるこ
と無くウエハの周辺部の環状露光が出来るので、そのた
めの中心合わせの機構を設ける必要も、中心合わせ作業
も無くすことができ、機構、操作を簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のウエハ周辺露光装置の概略構
成を示す図である。
【図2】ウエハ周辺部の環状露光を説明する図(露光開
始位置にある状態)である。
【図3】ウエハ周辺部の環状露光を説明する図(回転ス
テージがθ°回転した状態)である。
【図4】ウエハ周辺部の環状露光を説明する図(回転ス
テージを移動させた状態)である。
【図5】式、(1)(2)の算出根拠を説明する図であ
る。
【図6】ウエハの露光領域とアライメント・マークを示
す図である。
【図7】露光光出射部の構成の一例を示す図である。
【図8】アライメントユニットの構成の一例を示す図で
ある。
【図9】CCDラインセンサの構成の一例を示す図であ
る。
【図10】ウエハ周辺露光装置の具体的構成例を示す図
である。
【図11】制御装置の構成を示す図である。
【図12】本発明の実施例のウエハ周辺露光装置の動作
を説明する図である。
【図13】本発明の実施例のウエハ周辺露光装置の動作
を説明する図である。
【図14】ウエハ周辺部を階段状に露光する際の露光手
順の一例を示す図である。
【図15】ウエハ周辺部の露光領域を説明する図であ
る。
【符号の説明】
LH1 露光用光源 SH1 シャッタ SC1 シャッタ駆動機構 LF1 光ファイバ LO1 露光光出射部 W 半導体ウエハ WAM アライメント・マーク RS 回転ステージ M 回転ステージ駆動機構 XYS XYステージ SD XYステージ駆動機構 WCV ウエハ搬送系 AU アライメントユニット LS CCDラインセンサ Cnt 制御装置 L1〜L4 レンズ LL1 非露光光照射装置 HM ハーフミラー IMS 受像素子 CL CCDアレイ LL2 光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−217886(JP,A) 特開 平9−162120(JP,A) 特開 平9−275073(JP,A) 特開 平3−108315(JP,A) 特開 平4−291938(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハが載置され該ウエハを回転させる
    回転ステージと、 上記回転ステージを、ウエハ面に対して平行に、かつ互
    いに直交する2方向に移動させるXYステージと、 照射領域の形状が、ウエハに対する露光光の直交する走
    査方向に対して斜め45°の方向に伸び、照射領域の少
    なくとも一端側の輪郭は直角な頂部を有し、直角に交わ
    る2辺が上記走査方向に対してそれぞれ平行である露光
    光を上記ウエハに照射する露光光照射手段と、 回転する回転ステージの上のウエハ周縁の位置を検出す
    るウエハ周縁位置検出手段と、 ウエハ上に印されたアライメント・マークの位置を検出
    するアライメントユニットと、 上記ウエハ周縁位置検出手段の出力およびアライメント
    ユニットの出力に基づき、上記XYステージを駆動する
    とともに、回転ステージを回転させる制御手段とを備
    え、周辺部に形状上の特異点を有し、表面にフォトレジ
    ストが塗布された半導体ウエハの周辺部を露光するウエ
    ハ周辺露光装置であって、 上記制御手段は、上記ウエハ周縁位置検出手段の出力に
    基づき、回転ステージの回転中心とウエハの中心との位
    置ずれ量と、ウエハ周縁の位置情報と、ウエハ周辺部に
    形成されている特異点の位置を求める第1の演算手段
    と、 上記アライメントユニットにより検出されたアライメン
    ト・マークの位置座標と、上記第1の演算手段により求
    めたずれ量とウエハ周縁部の位置情報と特異点の位置と
    に基づき、ウエハ周辺部を階段状に露光する際のXYス
    テージの位置と回転ステージの回転角を計算する第2の
    演算手段と、 予め設定されたウエハの周縁からの露光幅と、上記第1
    の演算手段により求めたずれ量とウエハ周縁の位置情報
    と特異点の位置とに基づき、ウエハ周辺部を環状に露光
    する際に、ウエハの中心から露光光までの距離を常に一
    定にするために必要な回転ステージの回転中心の位置座
    標を算出する第3の演算手段とを備え、 上記第2、第3の演算手段の出力に基づき、上記回転ス
    テージの位置と回転角を所定値に制御して、上記ウエハ
    に上記露光光照射手段からの露光光を照射して、ウエハ
    周辺部を階段状または環状に露光することを特徴とする
    ウエハ周辺露光装置。
  2. 【請求項2】 ウエハが載置され該ウエハを回転させる
    回転ステージと、 上記回転ステージを、ウエハ面に対して平行に、かつ互
    いに直交する2方向に移動させるXYステージと、 照射領域の形状が、ウエハに対する露光光の直交する走
    査方向に対して斜め45°の方向に伸び、照射領域の少
    なくとも一端側の輪郭は直角な頂部を有し、直角に交わ
    る2辺が上記走査方向に対してそれぞれ平行である露光
    光を上記ウエハに照射する露光光照射手段と、 回転する回転ステージの上のウエハ周縁の位置を検出す
    るウエハ周縁位置検出手段と、 ウエハ上に印されたアライメント・マークの位置を検出
    するアライメントユニットと、 上記ウエハ周縁位置検出手段の出力およびアライメント
    ユニットの出力に基づき、上記XYステージを駆動する
    とともに、回転ステージを回転させる制御手段とを備
    え、周辺部に形状上の特異点を有し、表面にフォトレジ
    ストが塗布された半導体ウエハの周辺部を露光するウエ
    ハ周辺露光装置であって、 上記制御手段は、上記ウエハ周縁位置検出手段の出力に
    基づき、回転ステージの回転中心とウエハ中心とのずれ
    量と、ウエハ周縁の位置情報と、ウエハ周辺部に形成さ
    れている特異点の位置を求める第1の演算手段と、 上記アライメントユニットにより検出されたアライメン
    ト・マークの位置座標と、上記第1の演算手段により求
    めたずれ量とウエハ周縁の位置情報と特異点の位置とに
    基づき、ウエハ周辺部を階段状に露光する際のXYステ
    ージの位置と回転ステージの回転角を計算する第2の演
    算手段と、 予め設定されたウエハのエッジからの露光幅と、上記第
    1の演算手段により求めたずれ量とウエハ周縁の位置情
    報と特異点の位置とに基づき、ウエハ周辺部を環状に露
    光する際の、ウエハの中心を原点とするウエハ座標系に
    おける露光開始時の回転ステージの回転中心の位置座標
    (Xo,Yo)を求めるとともに、ウエハがθ°回転し
    たときの上記座標系における上記回転ステージの中心の
    座標(Xθ,Yθ)を次の式で算出する第3の演算手段
    とを備え、 Xθ=Xo・cos θ+Yo・sin θ Yθ=Yo・cos θ−Xo・sin θ 上記第2の演算手段の出力に基づき、上記回転ステージ
    の位置と回転角を所定値に制御して、上記ウエハに上記
    露光光照射手段からの露光光を照射して、ウエハ周辺部
    を階段状露光し、 回転ステージがθ°回転するとき、XYステージを駆動
    して回転ステージの中心を上記第3の演算手段による結
    果の座標位置に移動しつつ、上記ウエハに上記露光光照
    射手段からの露光光を照射して、ウエハ周辺部を環状に
    露光することを特徴とするウエハ周辺露光装置。
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