JP3356038B2 - ストラットアセンブリの組立装置および組立方法 - Google Patents

ストラットアセンブリの組立装置および組立方法

Info

Publication number
JP3356038B2
JP3356038B2 JP33995897A JP33995897A JP3356038B2 JP 3356038 B2 JP3356038 B2 JP 3356038B2 JP 33995897 A JP33995897 A JP 33995897A JP 33995897 A JP33995897 A JP 33995897A JP 3356038 B2 JP3356038 B2 JP 3356038B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strut
spring
work
pair
struts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33995897A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11170129A (ja
Inventor
靖志 岡部
正己 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP33995897A priority Critical patent/JP3356038B2/ja
Publication of JPH11170129A publication Critical patent/JPH11170129A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3356038B2 publication Critical patent/JP3356038B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の車両
の懸架機構部に使われるストラットアセンブリの組立装
置および組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に例示したように、自動車等の車両
のフロント側あるいはリヤ側には、懸架機構部を構成す
る左輪用および右輪用のストラットアセンブリ(マクフ
ァーソンストラット)1,1′が装備されている。これ
ら左右一対のストラットアセンブリ1,1′は互いに機
能的に左右対称の構成であり、図9に一方を代表して示
すような構成となっている。すなわちストラットアセン
ブリ1の一例は、ショックアブソーバとして機能する筒
状のストラット2と、ストラット2の軸線方向に突出す
るロッド3と、ロッド3に組付けたアッパシート(ばね
シート)4およびマウントインシュレータ5と、懸架ば
ねとして機能するコイルばね6などを備えている。コイ
ルばね6は、ストラット2に設けたロアシート(ばねシ
ート)7とアッパシート4との間に圧縮された状態で設
けられている。ストラット2の下部にナックル取付け用
のブラケット8が設けられ、アッパシート4の下面側に
バンプラバー9が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、車両1台分の
左右一対のストラットアセンブリ1,1′を組立てるた
めに、左輪用と右輪用の2台のストラット組立設備を使
って2人の作業員がほぼ同時に組立作業を行っていた。
すなわち各々のストラット組立設備では、ストラットを
クランプする作業から、コイルばねの圧縮あるいはアッ
パシートおよびマウントインシュレータの組付けに至る
一連の工程を、各々1箇所の作業ステージにおいて作業
員が順次行っていた。このため、左右のストラットアセ
ンブリ1,1′の双方が完成するまでに待ち時間等のロ
ス時間が発生しやすく、作業能率を向上させにくいばか
りでなく、省人化の妨げにもなっていた。
【0004】従ってこの発明の目的は、車両1台分の左
右一対のストラットアセンブリを1人で能率良く組立て
ることができるようなストラットアセンブリの組立装置
および組立方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイルばねを
それぞれ備えた左右一対のストラットを同時に保持する
ワーク保持具を複数対備えて回転するターンテーブルを
有し該ターンテーブルが所定の複数の作業ステージにお
いて一時的に位置決めされる移送手段と、上記各作業ス
テージに位置決めされた上記左右一対のストラットのそ
れぞれに各ストラットアセンブリの構成部品を略同時に
かつ各作業ステージにおいて順次組付ける部品組付手段
とを具備したストラットアセンブリ組立装置であって、
上記ストラットに設けるバンプラバーの内径を該ストラ
ットのロッドの外径よりも小さくすることにより、上方
に引抜かれたロッドが自重によって下がることを回避で
きるようにし、上記複数対のワーク保持具は、それぞ
れ、上記ターンテーブルに設けられてストラットを挾持
するクランプアームおよび上記コイルばねを圧縮状態で
保持するばね支持アームを有し、第1の作業ステージに
おいて、左右一対のストラットの各々に備えられた上記
各コイルばねをそれぞれ圧縮したのちこの圧縮されたコ
イルばねを上記ワーク保持具の上記ばね支持アームによ
って支持させるばね圧縮機と、第2の作業ステージにお
いて、上記一対のストラットに設けられているロッドを
引抜くロッド引抜き機構および該ロッド上部にアッパシ
ートを組付けるアッパシート組付機と、第3の作業ステ
ージにおいて、上記一対のストラットのアッパシート上
にそれぞれマウントインシュレータを組付けるインシュ
レータ組付機および各ストラットのロッド上部にナット
を締結するナット締付機と、第4の作業ステージにおい
て、上記一対のワーク保持具の各ばね支持アームによっ
て圧縮状態で保持されている上記コイルばねをばね押さ
え部材によってさらに圧縮する圧縮戻し機構および上記
ばね支持アームをひらく方向に駆動するアーム駆動機構
を具備している。
【0006】
【0007】そして本発明の組立方法では、一対のスト
ラットをターンテーブル上に同時に保持した状態でター
ンテーブルを回転させるとともに複数の作業ステージの
各々においてターンテーブルを一時的に位置決めし、第
1の作業ステージでは上記一対のストラットにそれぞれ
コイルばねを供給する工程と各コイルばねをそれぞれ圧
縮しかつ圧縮状態を保ったままワーク保持具のばね支持
アームによって保持する工程を行い、第2の作業ステー
ジでは上記一対のストラットのロッドを引抜く工程とロ
ッドの上部にアッパシートを組付ける工程を行い、上記
ロッドを引抜く工程においては、上記ストラットに設け
るバンプラバーの内径が該ストラットのロッドの外径よ
りも小さいことにより、上方に引抜かれたロッドが自重
によって下がることを回避し、第3の作業ステージでは
上記一対のストラットのアッパシート上にマウントイン
シュレータを組付ける工程と各ストラットのロッド上部
にナットを締結する工程を行い、第4の作業ステージで
は上記一対のワーク保持具の上記ばね支持アームによっ
て圧縮状態で保持されている上記コイルばねを圧縮戻し
機構のばね押さえ部材によってさらに圧縮するとともに
上記ばね支持アームを開くことにより各ストラットのコ
イルばねを解放する工程とこのストラットアセンブリを
ターンテーブル上から取出す工程を行う。
【0008】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の一実施形態につ
いて、図面を参照して説明する。図1に示すストラット
アセンブリ組立装置10は、水平面内で回転するターン
テーブル11を有している。このターンテーブル11
は、組立てるべき左輪用ストラットアセンブリ1のスト
ラット2と右輪用ストラットアセンブリ1′のストラッ
ト2′を同時に保持する左右一対のワーク保持具12,
12′を周方向4箇所に備えている。
【0009】このターンテーブル11はモータを駆動源
とする回転駆動機構15によって一方向(図1において
時計回り方向)に回転し、かつ、後述する所定の作業ス
テージS1〜S4において一時的に停止するようになっ
ている。ターンテーブル11と回転駆動機構15等は、
この明細書で言う移送手段を構成する。
【0010】作業ステージS1〜S4はターンテーブル
11の周方向4箇所に設けられている。すなわちターン
テーブル11の回転方向に沿って第1ステージS1と、
第2ステージS2と、第3ステージS3と、第4ステー
ジS4が設定されており、後述するごとく、ターンテー
ブル11が90°ずつ回転しながら間欠的に停止し、位
置決めされることにより、各作業ステージS1,S2,
S3,S4において、左右一対のストラットアセンブリ
1,1′の構成部品(アッパシート4,マウントインシ
ュレータ5,コイルばね6など)が左右ほぼ同時に順次
組付けられるようにしている。
【0011】左右一対のワーク保持具12,12′は左
輪用のストラット2と右輪用のストラット2′を立てた
姿勢で保持するものであり、左側のワーク保持具12の
近傍に、左輪用のアッパシート仮置き台20とインシュ
レータ仮置き台21が設けられている。右側のワーク保
持具12′の近傍に、右輪用のアッパシート仮置き台2
0′とインシュレータ仮置き台21′が設けられてい
る。
【0012】ワーク保持具12,12′は互いに共通の
構成であり、図4等に一方を代表して示すように、ベー
ス部材25と、クランプアーム26と、ばね支持アーム
27などを備えている。ベース部材25はターンテーブ
ル11に設けられており、ストラット2,2′を立てた
姿勢で下端部を保持できるようになっている。クランプ
アーム26は図示しないクランプ駆動機構によって開閉
駆動され、ストラット2,2′を挾持するように構成さ
れている。ばね支持アーム27も図示しないアーム駆動
機構によって開閉駆動され、係止部27aがコイルばね
6の上端部(座巻部)6aに引っ掛かるようになってい
る。
【0013】次に、各作業ステージS1,S2,S3,
S4ごとに、ストラットアセンブリ組立装置10の構成
と機能について説明する。 [第1ステージS1](図4) この第1ステージS1に1人の作業員Wが配置される。
作業員Wの近傍に、組立てるべきストラットアセンブリ
1,1′の構成部品としての左右のストラット2,2′
やコイルばね6、アッパシート4、マウントインシュレ
ータ5などを収容した部品搬送用コンテナ(図示せず)
が移送されている。作業員Wはこれらのコンテナの中か
ら左右のストラット2,2′を取出し、左側のワーク保
持具12に左輪用のストラット2をセットし、右側のワ
ーク保持具12′に右輪用のストラット2′をセットす
る。そののち、図示しない起動スイッチを押すと、左右
のワーク保持具12,12′の各クランプアーム26が
閉じ、ストラット2,2′がクランプされて動き止めが
なされる。
【0014】この状態で、作業員Wは、各ストラット
2,2′のロアシート7上にコイルばね6を載置する。
また、アッパシート仮置き台20,20′のそれぞれに
アッパシート4を置き、インシュレータ仮置き台21,
21′のそれぞれにマウントインシュレータ5を置くこ
とにより準備完了となる。
【0015】第1ステージS1に左右一対のばね圧縮機
30,30′が設けられている。ばね圧縮機30,3
0′の構成は互いに共通であり、それぞれ、左右のワー
ク保持具12,12′に保持されているストラット2,
2′の各ロアシート7上のコイルばね6をそれぞれ上方
から所定高さまで圧縮する機能を有している。
【0016】ばね圧縮機30,30′は、図4(A)等
に一方を代表して示すようにコイルばね6の上方に位置
する加圧部材31を有している。作業者Wが作業開始ス
イッチを操作すると、昇降用アクチュエータ32によっ
て加圧部材31が降下することにより、各コイルばね6
が所定量圧縮されるようになっている。
【0017】上記ばね圧縮機30,30′によって各コ
イルばね6が圧縮されたのち、図4(B)に示すように
ワーク保持具12,12′の各ばね支持アーム27が閉
じ、さらに加圧部材31が初期位置まで上昇する。こう
することにより、各コイルばね6の上端部6aがばね支
持アーム27の係止部27aに引っ掛かるため、各コイ
ルばね6は圧縮された状態のままワーク保持具12,1
2′によって保持される。
【0018】各コイルばね6がワーク保持具12,1
2′によって保持されたのち、ターンテーブル11が9
0°回転することにより、ストラット2,2′が第2ス
テージS2まで移動する。このとき、アッパシート仮置
き台20,20′上のアッパシート4と、インシュレー
タ仮置き台21,21′上のマウントインシュレータ5
もストラット2,2′と同時に第2ステージS2まで移
動する。 [第2ステージS2](図5) 第2ステージS2では、左右のストラット2,2′の各
ロッド3を上方に引抜く工程と、各ロッド3の上部にそ
れぞれアッパシート4を組付ける工程が行われる。ロッ
ド引抜き工程は、図3に示す左右一対のロッド引抜き機
構40,40′によって行われる。ロッド引抜き機構4
0,40′は互いに共通の構成であり、下部にチャック
41を備えている。昇降用アクチュエータ42によって
チャック41が降下させられたときにチャック41によ
ってロッド3の上端がクランプされ、そののちチャック
41が上昇することにより、各ロッド3がストラット
2,2′から所定高さまで引抜かれる。
【0019】このロッド引抜き工程においては、図5
(A)に示すようにバンプラバー押さえ部材43がバン
プラバー9の上端を押さえるため、バンプラバー9がロ
ッド3と一緒に上昇してしまうことが回避される。この
実施形態ではバンプラバー9の内径をロッド3の外径よ
りも十分に小さく、いわゆる「締まり勝手」としている
ため、引抜かれたロッド3が自重によって下がってしま
うことが回避される。
【0020】アッパシート4を組付ける工程は、図1に
示す左右一対のアッパシート組付機50,50′によっ
て行われる。これらアッパシート組付機構50,50′
は、互いに左右対称の構成となっており、図5(B)に
一方を代表して示すように、それぞれアッパシート4を
チャックする把持部51を備えている。各々の把持部5
1は、各ロッド3とアッパシート仮置き台20,20′
とにわたる比較的広い範囲を水平方向に移動可能であ
る。これら把持部51は、アッパシート仮置き台20,
20′からアッパシート4をつかんだのち、ロッド3の
真上からアッパシート4と共に降下することにより、ア
ッパシート4の中央部の孔をロッド3の上端部に嵌合さ
せる。
【0021】そののち、ターンテーブル11が90°回
転することにより、ストラット2,2′が第3ステージ
S3まで移動する。これに伴って、インシュレータ仮置
き台21,21′上のマウントインシュレータ5もスト
ラット2,2′と同時に第3ステージS3まで移動す
る。 [第3ステージS3](図6) 第3ステージS3では、左右のストラット2,2′の各
アッパシート4上にマウントインシュレータ5を組付け
る工程(インシュレータ組付工程)と、各ストラット
2,2′のロッド3の上部にナットN(図9に示す)を
締結する工程(ナット締結工程)が行われる。インシュ
レータ組付工程は、図1に示す左右一対のインシュレー
タ組付機60,60′によって行われる。
【0022】これらインシュレータ組付機60,60′
は互いに左右対称の構成となっており、図6(A)に一
方を代表して示すように、それぞれマウントインシュレ
ータ5をつかむインシュレータチャック61を備えてい
る。各々のインシュレータチャック61は、各ロッド3
とインシュレータ仮置き台21,21′とにわたる比較
的広い範囲を水平方向に移動可能である。これらインシ
ュレータチャック61は、インシュレータ仮置き台2
1,21′からマウントインシュレータ5をつかんだの
ちに、ロッド3の真上からマウントインシュレータ5と
共に降下することにより、マウントインシュレータ5の
中央部の孔をロッド3の上端部に嵌合させる。
【0023】ナット締結工程は左右一対のナット締付機
70,70′によって行われる。ナット締付機70,7
0′は互いに共通の構成であり、それぞれ上下方向に移
動可能なナットランナ71を備えている。ナットランナ
71は、昇降用アクチュエータ72によって、上下方向
に駆動されるようになっている。図6(B)に示すよう
に、各ナットランナ71の下端に、ナットNを嵌合保持
するソケット部73が設けられている。ソケット部73
は周知の回転機構によって垂直軸回りに回転させること
ができる。ソケット部73には、ナット供給機構74
(図3に一部を示す)によってナットNが供給される。
【0024】上記ナットランナ71がロッド3の真上か
らロッド3のねじ部3aに向って降下し、ソケット部7
3が回転することにより、ソケット部73に保持されて
いたナットNがロッド3のねじ部3aに締結される。こ
のナットNにより、アッパシート4とマウントインシュ
レータ5が共締めされる。そののちナットランナ71が
上昇して元の位置に戻る。また、ターンテーブル11が
90°回転することにより、ストラット2,2′が第4
ステージS4まで移動する。 [第4ステージS4](図7) 第4ステージS4では、左右のワーク保持具12,1
2′の各ばね支持アーム27から各ストラット2,2′
のコイルばね6を同時に解放するばね圧縮戻し工程と、
完成した左右のストラットアセンブリ1,1′をターン
テーブル11から取出す搬出工程が行われる。
【0025】ばね圧縮戻し工程は、第4ステージS4に
配置された左右一対の圧縮戻し機構80,80′によっ
て行われる。これら圧縮戻し機構80,80′は互いに
共通の構成であり、それぞれ昇降用アクチュエータ81
(図2等に示す)によって上下方向に駆動されるばね押
さえ部材82を備えている。
【0026】昇降用アクチュエータ81によって各ばね
押さえ部材82が各コイルばね6に向って降下し、図7
(A)に示すように各コイルばね6が圧縮される。こう
することにより、コイルばね6の上端部6aがばね支持
アーム27の係止部27aから離れる。そしてばね支持
アーム27が開く方向に駆動されてコイルばね6から退
避したのち、ばね押さえ部材82が少し上昇することに
より、コイルばね6の上端部6aがアッパシート4に接
近する。その直後にばね押さえ部材82が開く方向に移
動することにより、それまでばね押さえ部材82によっ
て支持されていたコイルばね6の上端部6aがばね押さ
え部材82から外れ、図7(B)に示すようにコイルば
ね6の上端部6aがアッパシート4に当接する。こうし
て左右のコイルばね6がワーク保持具12,12′から
同時に解放され、かつ、クランプアーム26が開くこと
により、ストラットアセンブリ1,1′を取出すことが
できる状態となる。
【0027】これら一連の工程を経て組立が完成した左
右一対のストラットアセンブリ1,1′は、第4ステー
ジS4において搬出機構90によって2本同時にターン
テーブル11から取出され、次工程に搬出するためのコ
ンベア等に移載される。
【0028】なおこの発明を実施するにあたって、ター
ンテーブル等の移送手段、ばね圧縮機、ワーク保持具、
ロッド引抜き機構、アッパシート組付機、インシュレー
タ組付機、ナット締付機、圧縮戻し機構などをはじめと
して発明を構成する各要素を種々に変形して実施できる
ことは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】本発明のストラットアセンブリ組立装置
によれば、ターンテーブルの回転に伴って、車両1台分
の左右一対のストラットアセンブリを左右同時に能率良
く組立てることができ、待ち時間が少なく、設備1台当
たりの省人化にも寄与できる。また、ターンテーブルの
回転方向に4分割された各作業ステージにおいて、ター
ンテーブルの回転に伴って、左右一対のストラットアセ
ンブリの各工程が同時進行するため、ターンテーブルが
1回転する間に複数組(例えば4組)の左右一対のスト
ラットアセンブリの同時組立てを行うことができ、狭い
スペースの中でストラットアセンブリをさらに能率良く
組立てることができる。
【0030】
【0031】しかもこのストラットアセンブリ組立装置
は、主として上下方向に作動するコイルばね圧縮機とロ
ッド引抜き機構とナット締付機と圧縮戻し機構を各作業
ステージに分散配置したため、主として上下方向に作動
する機構どうしが互いに干渉することを回避できる。
【0032】本発明のストラットアセンブリ組立方法
よれば、組立工程を4分割し、左輪用のストラットアセ
ンブリと右輪用のストラットアセンブリの各々に使われ
るストラットやコイルばね、アッパシート、マウントイ
ンシュレータなどのストラット構成部品を各工程におい
て左右同時に能率良く組立てたのち、次工程に搬出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すストラットアセン
ブリ組立装置の全体の平面図。
【図2】 図1に示されたストラットアセンブリ組立装
置の正面図。
【図3】 図1に示されたストラットアセンブリ組立装
置の左側面図。
【図4】 上記組立装置における第1ステージの作業内
容を模式的に示す斜視図。
【図5】 上記組立装置における第2ステージの作業内
容を模式的に示す斜視図。
【図6】 上記組立装置における第3ステージの作業内
容を模式的に示す斜視図。
【図7】 上記組立装置における第4ステージの作業内
容を模式的に示す斜視図。
【図8】 左輪用ストラットアセンブリと右輪用ストラ
ットアセンブリを示す正面図。
【図9】 ストラットアセンブリの断面図。
【符号の説明】
1,1′…ストラットアセンブリ 2,2′…ストラット 3…ロッド 4…アッパシート(ばね座) 5…マウントインシュレータ 6…コイルばね 10…ストラットアセンブリ組立装置 11…ターンテーブル 12,12′…ワーク保持具 30,30′…ばね圧縮機 40,40′…ロッド引抜き機構 50,50′…アッパシート組付機 60,60′…インシュレータ組付機 70,70′…ナット締付機 80,80′…圧縮戻し機構 90…搬出機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−1434(JP,A) 特開 平3−245935(JP,A) 特開 平7−10051(JP,A) 特開 昭63−191523(JP,A) 特開 平2−141375(JP,A) 特開 平7−227730(JP,A) 特開 平7−180741(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 21/00 B62D 65/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルばねをそれぞれ備えた左右一対のス
    トラットを同時に保持するワーク保持具を複数対備えて
    回転するターンテーブルを有し該ターンテーブルが所定
    の複数の作業ステージにおいて一時的に位置決めされる
    移送手段と、 上記各作業ステージに位置決めされた上記左右一対のス
    トラットのそれぞれに各ストラットアセンブリの構成部
    品を略同時にかつ各作業ステージにおいて順次組付ける
    部品組付手段と、 を具備したストラットアセンブリ組立装置であって、 上記ストラットに設けるバンプラバーの内径を該ストラ
    ットのロッドの外径よりも小さくすることにより、上方
    に引抜かれたロッドが自重によって下がることを回避で
    きるようにし、 上記複数対のワーク保持具は、それぞれ、上記ターンテ
    ーブルに設けられてストラットを挾持するクランプアー
    ムおよび上記コイルばねを圧縮状態で保持するばね支持
    アームを有し、 第1の作業ステージにおいて、左右一対のストラットの
    各々に備えられた上記各コイルばねをそれぞれ圧縮した
    のちこの圧縮されたコイルばねを上記ワーク保持具の上
    記ばね支持アームによって支持させるばね圧縮機と、 第2の作業ステージにおいて、上記一対のストラットに
    設けられているロッドを引抜くロッド引抜き機構および
    該ロッド上部にアッパシートを組付けるアッパシート組
    付機と、 第3の作業ステージにおいて、上記一対のストラットの
    アッパシート上にそれぞれマウントインシュレータを組
    付けるインシュレータ組付機および各ストラットのロッ
    ド上部にナットを締結するナット締付機と、 第4の作業ステージにおいて、上記一対のワーク保持具
    の各ばね支持アームによって圧縮状態で保持されている
    上記コイルばねをばね押さえ部材によってさらに圧縮す
    る圧縮戻し機構および上記ばね支持アームをひらく方向
    に駆動するアーム駆動機構と、 を具備したことを特徴とするストラットアセンブリ組立
    装置。
  2. 【請求項2】左右一対のストラットをターンテーブル上
    に同時に保持した状態でターンテーブルを回転させると
    ともに複数の作業ステージの各々においてターンテーブ
    ルを一時的に位置決めし、 第1の作業ステージでは上記一対のストラットにそれぞ
    れコイルばねを供給する工程と各コイルばねをそれぞれ
    圧縮しかつ圧縮状態を保ったままワーク保持具のばね支
    持アームによって保持する工程を行い、 第2の作業ステージでは上記一対のストラットのロッド
    を引抜く工程とロッドの上部にアッパシートを組付ける
    工程を行い、上記ロッドを引抜く工程においては、上記
    ストラットに設けるバンプラバーの内径が該ストラット
    のロッドの外径よりも小さいことにより、上方に引抜か
    れたロッドが自重によって下がることを回避し、 第3の作業ステージでは上記一対のストラットのアッパ
    シート上にマウントインシュレータを組付ける工程と各
    ストラットのロッド上部にナットを締結する工程を行
    い、 第4の作業ステージでは上記一対のワーク保持具の上記
    ばね支持アームによって圧縮状態で保持されている上記
    コイルばねを圧縮戻し機構のばね押さえ部材によってさ
    らに圧縮するとともに上記ばね支持アームを開くことに
    より各ストラットのコイルばねを解放する工程と、この
    ストラットアセンブリをターンテーブル上から取出す工
    程を行うことを特徴とするストラットアセンブリの組立
    方法。
JP33995897A 1997-12-10 1997-12-10 ストラットアセンブリの組立装置および組立方法 Expired - Fee Related JP3356038B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33995897A JP3356038B2 (ja) 1997-12-10 1997-12-10 ストラットアセンブリの組立装置および組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33995897A JP3356038B2 (ja) 1997-12-10 1997-12-10 ストラットアセンブリの組立装置および組立方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11170129A JPH11170129A (ja) 1999-06-29
JP3356038B2 true JP3356038B2 (ja) 2002-12-09

Family

ID=18332383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33995897A Expired - Fee Related JP3356038B2 (ja) 1997-12-10 1997-12-10 ストラットアセンブリの組立装置および組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3356038B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010142919A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Mitsubishi Motors Corp ストラットアッセンブリ組立装置
CN101945727B (zh) * 2008-02-20 2012-09-05 平田机工株式会社 生产装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009241201A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Shigeru Co Ltd 物品の加工装置
JP5313759B2 (ja) * 2009-04-28 2013-10-09 平田機工株式会社 部品組付け装置
KR200473069Y1 (ko) * 2014-04-09 2014-06-27 남산테크주식회사 차량용 스트럿 조립장치
CN108247336B (zh) * 2016-12-29 2023-11-28 明门(中国)幼童用品有限公司 汽车椅组装机台及汽车椅组装方法
CN108857406B (zh) * 2018-09-04 2023-08-11 常熟市天银机电股份有限公司 制冷压缩机电机起动器装配装置
CN111482802B (zh) * 2020-04-23 2021-05-28 乐清野岛机电有限公司 一种微型断路器自动组装锁紧***

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101945727B (zh) * 2008-02-20 2012-09-05 平田机工株式会社 生产装置
JP2010142919A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Mitsubishi Motors Corp ストラットアッセンブリ組立装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11170129A (ja) 1999-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3356038B2 (ja) ストラットアセンブリの組立装置および組立方法
JP4613476B2 (ja) クランプ治具
JPH03287328A (ja) 自動車車体の組立装置
US6427321B2 (en) Automatic decking and automatic fastening system
CN210503413U (zh) 机械手机构及具有其的套箱装置
JP3282754B2 (ja) カムシャフト製造装置
JPS646072B2 (ja)
CN113635014B (zh) 辅助轮组件装配设备
JP3997919B2 (ja) ブッシュ圧入装置
KR101405208B1 (ko) 차량용 도어 힌지 자동 장착 시스템의 도어 힌지 그리핑 장치
JP2682263B2 (ja) ナット供給装置
JP3893652B2 (ja) 自動組付け装置およびその組付け方法
JPH07110621B2 (ja) 自動車用フロントフェンダの取付装置
JPH09103925A (ja) 車両ドアの取外し装置
JP3354326B2 (ja) 溶接方法及び溶接装置
CN216657964U (zh) 一种机器人上料治具
US5083357A (en) Method of and apparatus for assembling door handle
JP3284658B2 (ja) 自動組付システム
JPH08319098A (ja) 包材等の移動体
JPH0288134A (ja) ピストン組立体のコネクチングロッド用キャップ分解装置
JPH02141375A (ja) 車両用サスペンション組立装置、組立用パレットおよび組立方法
JPH0573534B2 (ja)
JPH10128638A (ja) 工作機械及びこれを用いた加工方法
JP3356039B2 (ja) コイルばね圧縮解放装置
JPS60118392A (ja) ロボットによる溶接組立装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020903

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071004

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081004

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091004

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091004

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101004

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111004

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111004

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121004

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121004

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131004

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees