JP3355910B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP3355910B2
JP3355910B2 JP05623696A JP5623696A JP3355910B2 JP 3355910 B2 JP3355910 B2 JP 3355910B2 JP 05623696 A JP05623696 A JP 05623696A JP 5623696 A JP5623696 A JP 5623696A JP 3355910 B2 JP3355910 B2 JP 3355910B2
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卓也 鷲見
徹 笠松
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やレーザプ
リンタなどにおいて転写紙などに記録された画像を定着
をするための定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複写機やレーザプリンタなどに
おいては、感光体ドラムに形成されたトナー像を転写チ
ャージャの電荷による静電力により転写紙上に転写する
ようになっている。この転写されたトナー像は、触れる
とすぐに剥がれる不安定な状態なので、これをヒータが
内蔵された定着ローラによって所定の温度で加熱しなが
ら加圧することにより、当該トナーの成分を転写紙の繊
維の中まで浸透させて定着させるようにしている。
【0003】この定着温度が安定しないと定着の度合い
にムラが生じ、ひいては再現画像における画像ムラの原
因となるため、従来の定着装置は、当該ヒータへの通電
/非通電を制御することにより定着温度が所定温度に維
持されるようにしている。ところが、ヒータは通常コイ
ル状であるため、この通電/非通電の切替えの際に電磁
誘導が生じて電圧が大きく変動し、他の電気器具に少な
からず影響を及ぼすことになる。特に影響を受け易いの
は蛍光灯などの照明器具であって、この通電/非通電の
切替えが頻繁に行われると、蛍光灯のちらつき(フリッ
カー)が生じ不快の原因となる。
【0004】そこで、従来においては、ヒータ温度が所
定の温度以上または以下になってもすぐに通電を停止ま
たは開始するのではなく、当該通電の開始もしくは通電
の停止から所要時間経過していなければ、通電/非通電
の切替を行わないように時間管理をしながら、プレヒー
ト時(待機時)および定着時(プリント時またはコピー
時)における定着ローラの温度制御を行っている。
【0005】このような温度制御によれば、フリッカー
の発生を防止できると共に、ヒータの寿命も延ばすこと
ができ、二重の効果が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の通電/非通電の切替えに時間制限を設けた
温度制御によれば、プレヒート時から定着時への切替え
時、もしくは定着時からプレヒート時への切替え時にお
いて次のような問題があった。図9(a)(b)は、そ
れぞれ従来の複写機における定着装置の温度制御方法に
おいて、プレヒート時から定着時への切替え時、および
定着時からプレヒート時への切替え時における、ヒータ
点灯信号と温度変化の様子を示す図である。
【0007】図9(a)に示すように、プレヒート時に
おいて、プレヒート時の設定温度Tpを基準にして、所
定時間t以上の周期で出力されるヒータ点灯信号のON
/OFFに合わせて、定着ローラの温度がTpu、Tp
dの範囲で波形に変化しながら制御される。この状態
で、利用者が、例えば、操作パネルからコピー開始の指
示をすると、プレヒート信号がOFFとなり、定着時の
設定温度Taまで、引き上げられる。
【0008】ところが、図に示すようにプレヒート信号
がOFFの時点で、ヒータ点灯信号がOFFの状態であ
った場合、このヒータ点灯OFFの時間が上述のように
所定時間t以上とされているため、残りの時間Δt1が
経過して初めてヒータが点灯されることになる。したが
って、プレヒート信号がOFFになった時点の定着ロー
ラの温度が仮にT1であったとすると、その後一旦Tp
dに下がってから、ヒータが点灯されてT1に上昇する
までの時間Δt2だけ定着温度Taに達する時間が遅く
なる結果となる。
【0009】利用者は、すぐにでもコピーしたいと思っ
ているにもかかわらず、それだけ余分に待たされること
となり、作業能率が大変悪くなる。しかも、一旦、温度
Tpdまで下がってから再度温度T1に上昇するまでに
余分な電力が必要となり、電力の浪費となる。一方、定
着時からプレヒート時に変化する場合にも同様な問題が
生じる。
【0010】すなわち、図9(b)に示すように、操作
パネルから節電スイッチが入力されることにより、もし
くは自動節電機能を有する複写機にあっては最後のコピ
ー動作から所定時間tsを経過することにより、プレヒ
ート信号がONになる。この際、ヒータ点灯信号がON
の状態であれば、上述した時間制限があるため、同図に
示すようにΔt3だけ待って初めてヒータ点灯OFFと
なる。これにより、不必要な通電をΔt3だけすること
になり、それだけ無駄な電力を消費することになる。
【0011】本発明は、上述のような問題に鑑み、ヒー
タへの通電/非通電の切替時間を管理しながら温度制御
する定着装置において、プレヒート時と定着時の切替時
における迅速性や節電を達成することができる定着装置
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る定着装置は、発熱手段を有する定着ロ
ーラと、前記発熱手段への通電・非通電を制御して前記
定着ローラの温度を定着時の第1の温度とこの第1の温
度より低い待機時の第2の温度に制御する温度制御手段
を備える定着装置であって、前記温度制御手段は、前記
定着ローラの温度を検出する温度検出手段と、定着時と
待機時に対応して、それぞれ第1の温度と第2の温度を
基準温度として設定する基準温度設定手段と、前記基準
温度と前記温度検出手段により検出された温度を比較し
て、通電/非通電の判定を行う判定手段と、前記判定手
段の判定結果に基づき、少なくとも通電/非通電の1サ
イクルが、所定時間以内にならない状態で、前記発熱手
段への通電/非通電の制御を行う第1の制御手段と、待
機状態の開始を指示する待機開始信号を出力する待機信
号出力手段と、前記待機開始信号を受け、前記第1の制
御手段により定着時における通電中であっても即座に通
電を停止させると共に、前記基準温度設定手段に当該基
準温度を前記第2の温度に変更するように指示する第2
の制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】また、本発明に係る定着装置は、発熱手段
を有する定着ローラと、前記発熱手段への通電・非通電
を制御して前記定着ローラの温度を定着時の第1の温度
とこの第1の温度より低い待機時の第2の温度に制御す
る温度制御手段を備える定着装置であって、前記温度制
御手段は、前記定着ローラの温度を検出する温度検出手
段と、定着時と待機時に対応して、それぞれ第1の温度
と第2の温度を基準温度として設定する基準温度設定手
段と、前記基準温度と前記温度検出手段により検出され
た温度を比較して、通電/非通電の判定を行う判定手段
と、前記判定手段の判定結果に基づき、少なくとも通電
/非通電の1サイクルが、所定時間以内にならない状態
で、前記発熱手段への通電/非通電の制御を行う第1の
制御手段と、待機状態の解除を指示する待機解除信号を
出力する待機解除信号出力手段と、前記待機解除信号を
受け、前記第1の制御手段により待機時における非通電
中であっても即座に通電を開始させると共に、前記基準
温度設定手段に当該基準温度を前記第1の温度に変更す
るように指示する第2の制御手段と、を備えることを特
徴とする。
【0014】なお、本明細書において、「定着時」と
は、定着実行のため定着ローラが所定の定着温度に維持
されている状態をいう。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る定着装置の実
施の形態を、デジタル複写機における定着装置を例にし
て説明する。 (1)デジタル複写機全体の構成 まず、当該デジタル複写機(以下、単に「複写機」とい
う。)の全体の構成を説明する。
【0016】図1は、当該複写機の全体の構成を示して
おり、本図に示すように当該複写機は、大きく原稿画像
を読み取るイメージリーダ部10と、このイメージリー
ダ部10で読み取った画像を再現するプリンタ部20と
に分けられる。イメージリーダ部10におけるスキャナ
11は、原稿を照射する露光ランプ12と、当該原稿か
らの反射光を集光するロッドレンズアレー13と、集光
された光を電気信号に変換する密着型のCCDカラーイ
メージセンサ(以下、単に「CCDセンサ」という。)
14を備えている。
【0017】利用者が、原稿押さえ16を上方に開放し
て、原稿をその原稿面を下にして原稿ガラス板15上に
設置し、コピー開始を指示すると、スキャナ11は、ス
キャナモータM2により駆動されて矢印の方向に移動
し、上記原稿をスキャンする。スキャナ11の露光ラン
プ12の照射による原稿の反射光は、CCDセンサ14
において光電変換され、これにより得られた画像データ
は、制御部100においてA/D変換されてデジタル信
号となり、さらにシェーディング補正や濃度変換、エッ
ジ強調など必要な処理を加えられた後、レーザダイオー
ド21の駆動信号として出力される。
【0018】レーザダイオード21から発光されたレー
ザ光は、コリメートレンズ22を通過して平行光とな
り、さらにポリゴンモータ24により定速で回転駆動さ
れるポリゴンミラー23のミラー面で反射して偏向され
る。偏向されたレーザ光は、fθレンズ25を通過し
て、折り返しミラー26a、26bに反射され、感光体
ドラム27の表面を露光走査する。
【0019】感光体ドラム27は、上記露光を受ける前
にクリーナ28で感光体表面の残留トナーを除去され、
さらにイレーサランプ29に照射されて除電された後、
帯電チャージャ30により一様に帯電されており、この
ように一様に帯電した状態で露光を受けると、感光体ド
ラム27の表面の感光体に静電潜像が形成される。この
静電潜像は、現像器31により現像され、当該感光体ド
ラム27表面にトナー像が形成される。
【0020】この感光体ドラム27の回転動作と同期し
て用紙カセット34に載置された転写紙(図示せず)
が、給紙ローラ341、タイミングローラ342および
搬送ベルト33によって感光体ドラム27の下方の転写
位置まで給紙され、この転写位置において、搬送ベルト
33の裏に設置された転写チャージャ32の電荷により
感光体ドラム27に形成されたトナー像が転写紙上に転
写される。
【0021】複写紙に転写されたトナー像は、触れると
すぐに剥がれる不安定な状態であるので、搬送ベルト3
5により定着装置36まで搬送され、ここで高温で加圧
されて定着された後、排出ローラ37により排紙トレイ
38上に排出される。なお、イメージリーダ部10前面
の操作しやすい位置には、利用者がコピー開始などの入
力をするための操作パネル17が設けられている。 (2)定着装置(機械的部分)の構成 次に、上記定着装置36について制御系を除いた機械的
部分の構成について説明する。
【0022】図2は、当該定着装置36の機械的部分の
拡大縦断面図であり、本図に示すように定着装置36
は、内部にヒータ41を備えた定着ローラ42と、当該
定着ローラ42の下方に配設され当該ローラの外周面と
当接して回転する加圧ローラ43と、定着ローラ42も
しくは加圧ローラ43に転写紙が密着した場合にこれを
分離するための分離爪44,45と、定着ローラ42の
表面温度を検出するサーミスタ46と、過熱防止のため
のサーモスイッチ47と、これらを収納する保温ケース
48とからなる。
【0023】分離爪44、45は、保温ケース48の内
壁に固定された支軸44a、45aによって軸支され、
それぞれ引っ張りバネ44b、45bにより定着ローラ
42、加圧ローラ43方向に付勢されている。また、サ
ーミスタ46、サーモスイッチ47はそれぞれ、板バネ
46a、47aによって、各感熱部分が定着ローラ42
の表面に当接するように付勢される。
【0024】定着ローラ42および/もしくは加圧ロー
ラ43は、図示しない回転駆動装置によって図の矢印方
向に回転駆動され、転写紙がガイド板49に沿って搬送
されてくると、当該定着ローラ42と加圧ローラ43に
よって挟持して加圧しながら、排出ローラ37方向に送
り出す。定着ローラ42の表面温度は、後述する温度制
御装置60(図3)によって、約190℃の高温に維持
されており、このような高熱で加圧されると、転写紙表
面に付着したトナー像が、しっかりと転写紙の繊維間に
入り込んで定着する。
【0025】加圧時に転写紙が定着ローラ42もしくは
加圧ローラ43に密着した場合でも、前述のように各ロ
ーラの表面に付勢された分離爪44、45の先端部がそ
の隙間に入り込んで当該ローラ表面から転写紙を引き剥
してローラへの巻き込みを防止する。こうしてトナー像
が定着した転写紙は、ガイド板50a、50bに沿って
排出ローラ37に送られ、排紙トレイ38(図1)上に
排出される。 (3)温度制御装置の構成 図3に、上記定着ローラ42の温度を制御するための温
度制御装置60のブロック図を示す。
【0026】この温度制御装置60は、CPU61と、
カウンタ部62と、RAM63と、プレヒート信号発生
部64と、A/D変換器65と、SSR(ソリッドステ
ートリレー)66とからなる。サーミスタ46は、一端
が接地されており、定着ローラ42の表面温度の変化に
つれてその抵抗値を変化させ、これにより出力側の電圧
Vsの値が変化する。A/D変換器65は、その電圧V
sの値をデジタル信号値に変換してCPU61に入力す
る。
【0027】RAM63には、定着時およびプレヒート
時(待機時)における設定温度Ta、Tp(より正確に
は当該温度に相当するデジタル信号値)および通電/非
通電の時間管理のための所定の初期カウント値Csが格
納されており、CPU61は、現在設定されている動作
状態(プレヒート時か定着時か)に応じて温度制御のた
めの基準温度として上記Ta、Tbを選択し、この基準
温度に相当するデジタル信号値とサーミスタ46により
検出されA/D変換器65で変換されて得られたデジタ
ル信号値とを比較する(以下、このような迂遠な表現を
避けるため、上記双方のデジタル信号値同士の比較を、
単に「基準温度と検出温度を比較する」と表現す
る。)。
【0028】一方、カウンタ部62は、CPU61から
SSR66に対してヒータ点灯ON(通電開始)および
ヒータ点灯OFF(通電停止)の信号が出力されるたび
にRAM63に格納された初期カウンタ数Csを初期値
として設定し、「1」ずつ減算カウントする。CPU6
1は、ヒータ41に通電中のときに、上記カウント値が
「0」となると、上記基準温度と検出温度とを比較し、
検出温度が基準温度より高いと判定された場合には、S
SR66にヒータ点灯OFFの信号を送る。SSR66
は、この信号を受けて内部のリレー接点を開放して、ヒ
ータ41への通電を停止する。
【0029】また、ヒータ41に通電されていないとき
(非通電のとき)に上記カウント値が「0」となると、
上記基準温度と検出温度とを比較し、検出温度が基準温
度より低いと判定された場合には、SSR66にヒータ
点灯ONの信号を送り、SSR66は、この信号を受け
て内部のリレー接点を閉じて、ヒータ41への通電を開
始する。
【0030】このようにカウンタ部62のカウント値が
「0」にならなければ、CPU61は、SSR66にヒ
ータ点灯のON/OFFの信号を発しないので、ヒータ
41への通電/非通電の切替が定められた時間以下に短
くなることはなく、上述したフリッカーの防止に寄与す
ると共に、ヒータ41の寿命を延ばすことができる。プ
レヒート信号発生部64は、プレヒート信号を発し、定
着時からプレヒート時に移行するときに当該信号のレベ
ルをLからHに変化させ(プレヒート信号ON)、一
方、プレヒート時から定着時に移行する場合にはHから
Lに変化させる(プレヒート信号OFF)。
【0031】このプレヒート信号発生部64は、内部タ
イマーにより最後のコピー動作から計時を開始して所定
時間(例えば、10分)経過した場合や、操作パネル1
7から節電の入力操作があった場合に、プレヒート信号
をON(LからHに変化)にし、一方、操作パネル17
からコピー開始やその他の入力操作があった場合にプレ
ヒート信号をOFF(HからLに変化)する。
【0032】CPU61は、このプレヒート信号のLか
らHに変化するエッジを検出して、プレヒート開始を実
行し、現在ヒータ41に通電中である場合には、カウン
タ部62のカウンタ値にかかわらず直ちにヒータ点灯O
FFの信号をSSR66に発して通電を停止させ、RA
M63からプレヒート時の設定温度Tpを読み出して基
準温度とし、以下この温度に基づきプレヒート時におけ
る温度制御を行う。
【0033】なお、このプレヒート時の設定温度Tp
は、例えば160℃に設定される。また、CPU61
は、このプレヒート信号がHからLに変化するエッジを
検出して、現在通電停止中である場合には、カウンタ部
62のカウンタ値にかかわらず直ちにヒータ点灯ONの
信号をSSR66に発して通電を開始させ、RAM63
から定着時の設定温度Taを読み出して、この温度を基
準温度として以下定着時における温度制御を行う。
【0034】なお、この定着時の設定温度Taは、前述
したように例えば190℃に設定される。次に、上述の
温度制御装置60における温度制御のルーチンを図4の
フローチャートに基づき詳説する。CPU61は、プレ
ヒート信号発生部64から入力されるプレヒート信号の
レベル変化(エッジ)を検出してプレヒートのON/O
FFを判断しており(ステップS1、S2)、当該エッ
ジを検出しない間は、次のステップS3からステップS
16までの通常の温度制御を行う。
【0035】この通常の温度制御においては、まず、現
在ヒータが0FFの状態であるか否かを判断して(ステ
ップS3)、ヒータOFFであれば(すなわち、非通電
中であれば)、カウンタ部62のカウント値Coffが
0であるか否かを判断する(ステップS4)。このカウ
ント値Coffは、通電を停止してから所定時間t(こ
のような所定時間tは、例えば、10秒ぐらいに設定さ
れ、この間、通電/非通電の切替が原則として制限され
るので、以下「切替制限時間」という。)に対応する初
期カウントCsから減算カウントされていくものであっ
て、このカウント値Coff=0であれば、通電を停止
してから当該切替制限時間tを経過しているわけである
から、次に、基準温度Tsとサーミスタ46による検出
温度Tを比較し、「T≦Ts」であれば、SSR66に
ヒータ点灯信号を出してヒータONにし(ステップS
5、S6)、カウンタ部62に設定され、ヒータONに
なった時点から減算カウントされるカウント値Conを
初期カウント値Csにリセットする(ステップS7)。
【0036】ステップS4において、カウント値Cof
f=0でなければ、切替制限時間tがまだ経過していな
いわけであるから、カウント値を「1」だけ減算して
(ステップS8)リターンする。また、ステップS5に
おいて、「T≦Ts」でなければ、通電を開始する必要
がないから、そのままリターンされる。また、ステップ
S3において、現在ヒータOFFの状態でない場合、す
なわち通電中であれば、ステップS9に移って、カウン
タ部62のカウント値Conが0であるか否かを判断す
る(ステップS9)。
【0037】カウント値Con=0であれば、通電を開
始してから切替制限時間tを経過している訳であるから
通電停止が許可されていることになる。そこで、次に、
基準温度Tsと検出温度Tを比較して、「T>Ts」で
あれば、ヒータ41への通電を停止するようにSSR6
6に信号を出して、ヒータOFFにし(ステップS1
0、S11)、カウンタ部62に設定されるカウント値
Coffを初期カウント値Csにリセットする(ステッ
プS12)。
【0038】ステップS9において、カウント値Con
=0でなければ、切替制限時間tが経過していないわけ
であるから、当該カウント値を「1」だけ減算して(ス
テップ13)リターンする。また、ステップS10にお
いて、「T>Ts」でなければ、通電を停止する必要が
ないから、そのままリターンされる。このようにして、
通常の定着時もしくはプレヒート時における温度制御に
あっては、まず切替制限時間tが経過したか否かを判断
し、経過していると判定されれば、その時点で始めて基
準温度Ts(後述するように、定着時はTs=Ta、プ
レヒート時にはTs=Tpに設定される。)と検出温度
Tとを比較して必要に応じてヒータのON/OFF制御
しており、フリッカー対策のための時間優先の制御とな
っている。
【0039】もちろん、切替制限時間tが過ぎるまで
に、温度が上がり過ぎたり、または下がり過ぎたりして
高低の温度差(温度リップル)が大きくなると、特に、
定着時においては定着ムラが生じてしまうので、切替制
限時間tは、当該温度リップルが許容範囲内になるよう
に、使用するヒータの加熱能力とのかねあいで最適な値
に決定される。
【0040】このような通常の温度制御がされていると
きにおいて、ステップS1で、CPU61がプレヒート
信号がONになったのを検出すると、ステップS14に
移り、現在ヒータONの状態か否かを判断し(ステップ
S14)、ヒータONであれば、カウンタ部62のカウ
ント値にかかわらず、直ちにSSR66に通電停止の信
号を発してヒータOFFにし、基準温度Tsをプレヒー
ト時の設定温度Tpに変更する(ステップS15、S1
6)。また、ステップS14においてヒータONの状態
でなければ、改めてヒータOFFにする必要はなく、そ
のまま基準温度Tsをプレヒート時の設定温度Tpに変
更して(ステップS16)リターンされ、以下、この設
定温度Tpに基づいて、上述のステップS3からステッ
プS13までの通常の温度制御がなされることになる。
【0041】このようなプレヒート開始における割り込
み制御により、プレヒート状態への移行が速やかになさ
れ、無駄な電力を消費することがなく、節電対策として
有効である。また、ステップS1においてプレヒート信
号ONになったのが検出されず、ステップS2において
プレヒート信号がOFFになったのが検出された場合に
は、これはすなわち、プレヒートの停止(定着時への移
行)を意味するから、ステップS17に移って、現在ヒ
ータOFFの状態(すなわち非通電中)であるかを判断
し、ヒータOFFの状態であれば、カウンタ部62のカ
ウント値にかかわらず、直ちにSSR66に通電開始の
信号を発してヒータONにし、基準温度Tsを定着時の
設定温度Taに変更する(ステップS18,S19)。
【0042】また、ステップS17においてヒータOF
Fの状態でなければ(すなわち通電中であれば)、改め
てヒータONにする必要はなく、そのまま基準温度Ts
を定着時の設定温度Taに変更して(ステップS19)
リターンされ、以下、この設定温度Taに基づいて、上
述のステップS3からステップS13までの温度制御が
なされる。
【0043】このようにプレヒートOFFの信号を検出
すると直ちに割り込み制御してヒータONにするので、
定着時の状態への移行が速やかになされ、利用者が不必
要に待たされることがなくなる。上述の温度制御ルーチ
ンによる定着ローラの温度変化の様子を図5(a)
(b)に示す。
【0044】図5(a)は、プレヒート時から定着時へ
移行するときの温度変化の様子を示しており、プレヒー
ト信号OFFになると、直ちにヒータ点灯信号がONに
なって、定着ローラの温度が定着時の設定温度Taに向
けて上昇していくのがよく分かる。また、図5(b)
は、定着時からプレヒート時へ移行するときの温度変化
の様子を示しており、プレヒート信号ONになると、直
ちにヒータ点灯信号がOFFになって、定着ローラの温
度がプレヒート時の設定温度Tpに向けて下降していく
のがよく分かる。 (4)温度制御装置の変形例 (第1の変形例)上述した温度制御装置60において
は、定着時とプレヒート時における切替制限時間が同じ
tに設定されている。この切替制限時間tの値は、上述
したように、定着時に許容される温度リップルとヒータ
の発熱量とのかねあいで決定されるが、しかし、プレヒ
ート時においては、定着時ほど厳密な温度制御は必要で
なく、定着温度より低いある一定の温度域内にさえあれ
ばよいわけであるから、本変形例では、プレヒート時と
定着時における切替制限時間tの値を異ならせ、プレヒ
ート時の切替制限時間tを定着時のそれよりも長く設定
している。
【0045】図6(a)は、その温度制御の概要を示す
図であって、プレヒート時における切替制限時間t1が
定着時における切替制限時間t2よりかなり大きくとら
れており、プレヒート時においてフリッカー防止および
ヒータ寿命を特に優先させている。したがって、本変形
例における温度制御装置60の構成自体は、図3と同じ
であって、RAM63に格納されている初期カウント値
の内容およびCPU61による温度制御ルーチンのみが
以下に述べるように異なる。
【0046】図7は、本変形例における温度制御装置6
0の温度制御ルーチンを示すフローチャートである。ス
テップS23からステップS33までは、プレヒート時
もしくは定着時における通常の温度制御ルーチンであ
り、図4のフローチャートのステップS3からステップ
S13の制御内容と全く同じである。
【0047】また、ステップS21、S34〜S36と
続く、プレヒート時へ切替えるための割り込みルーチン
も図4のステップS1、S14〜S16とほぼ同じであ
る。ただし、ステップS36の次にステップS37が追
加されており、このステップにおいて、初期カウント値
Csが、上記図6(a)における切替制限時間t1に相
当するカウント値C1に変更される。
【0048】これによりプレヒート時の温度制御におけ
るステップS28、S33のカウント値の減算がカウン
ト値C1を初期値として行われることになる。一方、ス
テップS22、S38〜S40と続く、定着時への切替
えのための割り込みルーチンも図4のステップS2、S
17〜S19とほぼ同じであるが、ただし、ステップS
40の次にステップS41が追加されており、切替禁止
のための初期カウント値Csが、上記図6(a)におけ
る切替制限時間t2に相当するカウント値C2に変更さ
れる。
【0049】これにより定着時の温度制御におけるステ
ップS28、S33のカウント値の減算がカウント値C
2を初期値として行われることになる。もちろん、C1
>C2であって、これによりプレヒート時の切替制限時
間が定着時のそれよりも長く設定されることになる。な
お、これらの初期カウント値C1,C2は、予めRAM
63に格納されており、必要に応じてCPU61に読み
出される。
【0050】従来の温度制御方法においては、このよう
にプレヒート時の切替制限時間を長くすると、定着時へ
移行するまでの待ち時間がそれだけ長くなるおそれがあ
ったが、本発明によれば、定着時への割り込みルーチン
によって直ちに通電可能なので、プレヒート時の切替制
限時間を多少長くしても問題は生じない。 (第2の変形例)この温度制御装置の第2の変形例にお
いても、上記第1の変形例と同様、プレヒート時と定着
時における切替制限時間tの値を異ならせ、プレヒート
時の切替制限時間tを定着時のそれよりも長く設定して
いる。
【0051】ただし、切替制限時間として設定されるの
は、ヒータ点灯から次のヒータ点灯までの通電/非通電
の1サイクルの時間であり、ヒータ点灯からヒータ消灯
に移行する場合には、温度制御のみによっている点が異
なる。図6(b)は、その温度制御の概要を示す図であ
って、プレヒート時におけるヒータON/OFFの1サ
イクルの切替制限時間をt3、定着時における1サイク
ルの切替制限時間t4とし、t3>t4に設定してい
る。
【0052】したがって、本変形例においても温度制御
装置60の構成自体は、図3の実施の形態と同じであっ
て、RAM63に格納されている初期カウント値の内容
およびCPU61による温度制御ルーチンのみが以下に
述べるように異なる。図8は、本変形例における温度制
御装置60の温度制御ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【0053】図7のフローチャートと実質的に異なるの
は、ステップS43〜S49の通常の温度制御ルーチン
である。プレヒート信号のON/OFFが検出されてい
ない状態で、カウンタ部62によるカウント値Cが
「0」になると(ステップS41、S42、S43)、
切替制限時間が経過したことになるので、定着ローラの
検出温度Tと基準温度Tsを比較して、「T≦Ts」の
場合にはヒータをONにし、カウント値Conを初期カ
ウント値Cs(後述するように、現在定着時における温
度制御がなされている場合には、このCsは、時間t4
(図6(b)参照)に相当するカウント値C4であり、
プレヒート時における温度制御がなされている場合に
は、Csは、時間t3に相当するカウント値C3であ
る。)に設定してリターンされる(ステップS44、S
45、S46)。
【0054】また、ステップS44で「T≦Ts」でな
い場合、すなわち「T>Ts」である場合には、ヒータ
をOFFにして、リターンされる(ステップS50)。
ステップS43において、カウント値Cがまだ「0」に
なっていない場合には、さらに1カウントだけ減算し
(ステップS47)、検出温度Tと基準温度Tsを比較
する(ステップS48)。
【0055】「T>Ts」の場合には、本実施の形態に
おいては、ヒータOFFに関して時間の制約がないの
で、直ちにヒータOFFにして(ステップS49)リタ
ーンされ、「T>Ts」でない場合には、そのままリタ
ーンしてさらに定着ローラの温度が上昇するのを待つ。
なお、ステップS41、S51〜S54からなるプレヒ
ート時への切替の割り込みルーチンは、図7の割り込み
ルーチン(ステップS21、S34〜S37)とほぼ同
じであるが、ステップS54における初期カウント値C
sは上述のように通電/非通電の1サイクルの最低時間
を規律するものであり、プレヒート時にはこの値がC3
に設定される点が異なる。
【0056】同様に、ステップS42、S55〜S58
からなる定着時への切替の割り込みルーチンは、図7の
割り込みルーチン(ステップS22、S38〜S41)
とほぼ同じであるが、ステップS58における初期カウ
ント値Csは、通電/非通電の1サイクルの最低時間を
規律するものであり、定着時においてこの値がC4に設
定される。
【0057】もちろん、C3>C4であって、これらの
初期カウント値は、予めRAM63に格納されており、
必要に応じてCPU61に読み出されるようになってい
る。このように本変形例においては、通電/非通電の1
サイクル分についてのみ時間の制約があるだけなので、
温度制御のルーチンが簡易になる。このため、通電から
通電の停止までの時間の制約は見かけ上はなくなってし
まうが、1サイクルの時間が所定時間以上であるという
ことは、通電を停止してからある一定以上温度降下する
ということであり、再通電から所定の基準温度Tsに上
昇するまで、それに応じた時間が要求されるので、当該
通電から非通電への切替が極端に短くなるという心配は
ない。
【0058】なお、本変形例においては、ヒータ点灯信
号がONとなったときからカウント値をリセットして減
算カウントを行ったが、ヒータ点灯信号がOFFになっ
た時点でリセットして減算カウントして次のヒータ点灯
信号がOFFになるまでの1サイクルの時間を制限する
ようにしてもよい。以上、本発明を実施の形態や変形例
に基づいて説明してきたが、本発明の内容が、上述のも
のに限定されないのはもちろんであり、他に次のような
変形例が考えられる。
【0059】上記温度制御装置の第1の変形例と第2の
変形例を組み合わせて、プレヒート時においては、第2
の変形例におけるように通電/非通電の1サイクルの時
間のみで制約し、定着時においては、第1の変形例にお
けるように通電/非通電の切替ごとに切替制限時間によ
って監視して、よりきめ細やかに制御してもよい。ま
た、温度制御装置の第2の変形例において、定着時とプ
レヒート時の切替制限時間t3とt4を等しくしてもよ
い。
【0060】さらに、上記実施の形態においては、定着
ローラのみにヒータを設けたが、加圧ローラにもヒータ
を設けて、同様な温度制御をするようにしてもよい。こ
れにより、転写紙を定着ローラと加圧ローラで加圧する
際、上下ローラの温度差がほとんどなくなり、より安定
したトナー像の定着が可能となる。上記実施の形態にお
いては、プレヒート時の設定温度Tp(約160℃)と
定着時の設定温度Ta(約190℃)の2段階で温度制
御したが、例えば、必要に応じてスタンバイ状態を設定
し、その設定温度を180℃にして同様な制御をするよ
うにすれば、定着時の温度到達までの時間をさらに短縮
することもできる。
【0061】なお、本発明に係る定着装置は、上述のデ
ジタル複写機に限らず、アナログ複写機や、レーザプリ
ンタなど、要するに所定の温度を維持しながら定着させ
る定着部を有する全ての画像形成装置に適用可能であ
る。
【0062】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
定着装置によれば、定着ローラの発熱手段への通電/非
通電を制御して前記定着ローラの温度を定着時の第1の
温度とこの第1の温度より低い待機時の第2の温度に制
御する温度制御手段を備える定着装置において、少なく
とも通電/非通電の1サイクルの時間が所定時間以上に
なるように通電/非通電の制御をして、フリッカーの防
止やヒータの長寿命化に寄与しながら、一方で、待機開
始の信号により、現在定着時における通電中であっても
即座に通電を停止させて、すみやかに待機時の温度に移
行させるので、無駄な電力の消費がなくなり、節電に貢
献することができる。
【0063】また、本発明に係る定着装置によれば、定
着ローラの発熱手段への通電/非通電を制御して前記定
着ローラの温度を定着時の第1の温度とこの第1の温度
より低い待機時の第2の温度に制御する温度制御手段を
備える定着装置において、少なくとも通電/非通電の1
サイクルの時間が所定時間以上になるように通電/非通
電の制御をして、フリッカー対策やヒータの長寿命化に
寄与しながら、一方で、待機解除の信号により、現在待
機時における通電停止中であっても即座に通電を開始さ
せて、すみやかに定着時の温度に移行させることができ
るので、例えば複写機などにおいてコピーが可能になる
までの待ち時間が不必要に長くなるおそれがなくなっ
た。
【0064】また、定着ローラの温度が当該制御温度域
の下限に到る前に通電を開始することができるので、従
来の温度制御のように一旦制御温度域の下限まで下がっ
てから再び当該温度に上げるまでの電力が不要となり、
この点で節電にも貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置が適用される複写機の全
体の構成を示す図である。
【図2】本発明に係る定着装置の機械的部分の縦断面図
である。
【図3】本発明に係る定着装置における温度制御装置の
ブロック図である。
【図4】上記温度制御装置における温度制御の動作を示
すフローチャートである。
【図5】上記温度制御装置の制御によって定着ローラの
温度が変化する様子を示す図である。
【図6】プレヒート時と定着時において、通電/非通電
の切替制限時間を異ならせた場合の定着ローラの温度変
化の様子を示す図である。
【図7】温度制御装置の第1の変形例における温度制御
動作を示すフローチャートである。
【図8】温度制御装置の第2の変形例における温度制御
動作を示すフローチャートである。
【図9】従来の定着装置における定着ローラの温度制御
の様子を示す図である。
【符号の説明】
36 定着装置 41 ヒータ 42 定着ローラ 43 加圧ローラ 60 温度制御装置 61 CPU 62 カウンタ部 63 RAM 64 プレヒート信号発生部 65 A/D変換器 66 SSR
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱手段を有する定着ローラと、前記発
    熱手段への通電/非通電を制御して前記定着ローラの温
    度を定着時の第1の温度とこの第1の温度より低い待機
    時の第2の温度に制御する温度制御手段を備える定着装
    置であって、 前記温度制御手段は、 前記定着ローラの温度を検出する温度検出手段と、 定着時と待機時に対応して、それぞれ第1の温度と第2
    の温度を基準温度として設定する基準温度設定手段と、 前記基準温度と前記温度検出手段により検出された温度
    を比較して、通電/非通電の判定を行う判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づき、少なくとも通電/非
    通電の1サイクルが、所定時間以内にならない状態で、
    前記発熱手段への通電/非通電の制御を行う第1の制御
    手段と、 待機状態の開始を指示する待機開始信号を出力する待機
    信号出力手段と、 前記待機開始信号を受け、前記第1の制御手段により定
    着時における通電中であっても即座に通電を停止させる
    と共に、前記基準温度設定手段に当該基準温度を前記第
    2の温度に変更するように指示する第2の制御手段と、
    を備えることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 発熱手段を有する定着ローラと、前記発
    熱手段への通電/非通電を制御して前記定着ローラの温
    度を定着時の第1の温度とこの第1の温度より低い待機
    時の第2の温度に制御する温度制御手段を備える定着装
    置であって、 前記温度制御手段は、 前記定着ローラの温度を検出する温度検出手段と、 定着時と待機時に対応して、それぞれ第1の温度と第2
    の温度を基準温度として設定する基準温度設定手段と、 前記基準温度と前記温度検出手段により検出された温度
    を比較して、通電/非通電の判定を行う判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づき、少なくとも通電/非
    通電の1サイクルが、所定時間以内にならない状態で、
    前記発熱手段への通電/非通電の制御を行う第1の制御
    手段と、 待機状態の解除を指示する待機解除信号を出力する待機
    解除信号出力手段と、 前記待機解除信号を受け、前記第1の制御手段により待
    機時における非通電中であっても即座に通電を開始させ
    ると共に、前記基準温度設定手段に当該基準温度を前記
    第1の温度に変更するように指示する第2の制御手段
    と、を備えることを特徴とする定着装置。
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