JP3355666B2 - 変調回路 - Google Patents

変調回路

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JP3355666B2
JP3355666B2 JP28431992A JP28431992A JP3355666B2 JP 3355666 B2 JP3355666 B2 JP 3355666B2 JP 28431992 A JP28431992 A JP 28431992A JP 28431992 A JP28431992 A JP 28431992A JP 3355666 B2 JP3355666 B2 JP 3355666B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタル音声信号
等を記録する記録系の変調回路に関し、例えば、コンパ
クトディスク(以下、CDという)方式準拠の追記型
(以下、WOという)や書換型(以下、MOという)の
CD記録再生装置の変調回路において、チャネルコーデ
ィングのディジタルサムヴァリエーション(以下、DS
Vという)の制御に適用される。
【0002】
【従来の技術】ディジタル音声信号等の記録において、
ディジタル信号は、誤り検出訂正符号が付加された後、
変調回路に供給され記録再生系の特性に適した符号に変
換(チャネルコーディング)される。
【0003】図15(A)は、CD方式の信号フォーマ
ットの概要を示す図であり、変調方式としては8−14
変換(以下、EFMという)が用いられる。
【0004】EFMは、入力する8ビット符号(以下、
シンボルという)を14チャネルビットの符号に変換
し、24チャネルビットの同期信号と14チャネルビッ
トのサブコードを付加した後、これらの符号間を3チャ
ネルビットのマージンビットで連結し、NRZI記録す
る変調方式である。
【0005】図15(B)はCD方式のフレーム構成を
示す図である。
【0006】図示のように、1シンクフレーム(6標本
値区間、LおよびRチャネル各6サンプル、1サンプル
は16ビットデータ)期間にCIRC(クロスインター
リーブリードソロモンコード)エンコーダから変調回路
に入力する24シンボルのデータ(音楽信号)と8シン
ボルのパリティは、それぞれ14チャネルビットに変換
され、3チャネルビットのマージンビットで連結されて
図示のように、フレーム当り588チャネルビットとさ
れ、4.3218MbpsのチャネルビットレートでC
D上にNRZI記録される。
【0007】変調回路に入力する各シンボルは、例え
ば、ルックアップテーブルROMを参照して、“1”と
“1”間の“0”の個数が2個以上かつ10個以下のチ
ャネルビットパターンにそれぞれ変換される。フレーム
同期信号Sfのチャネルビットパターンは“10000
0000001000000000010”であり、マ
ージンビットパターンは“000”、“001”、“0
10”および“100”のうちの一つが選択される。1
サブコーディングフレームは98フレームで構成され、
第0および第1フレームのサブコードとしてサブコード
シンク信号S0(=“0010000000000
1”)、S1(=“00000000010010”)
が付加される(図15(C)参照)。
【0008】図16は、サンプル値の1例について、E
FM後のチャネルビットパターンとDSV(ディジタル
サムバリエーション)を示す図である。
【0009】16ビットの1サンプルは、上位8ビット
と下位8ビットに分割され、CIRCエンコーダを介し
て変調回路に入力し、8−14変換されてインフォメー
ションビットとされる。インフォメーションビットの
“1”と“1”の間には前述のように2個以上かつ10
個以下の“0”が介在する。マージンビットとして“0
00”,“001”,“010”および“100”のう
ちの1種が選ばれ、インフォメーションビット同士の連
結箇所についてもこの規則が常に成立するようにされ、
17チャネルビット(但し、フレーム同期信号Sfの場
合は27チャネルビット)を単位とするEFM信号が変
調回路から4.3218Mbpsで出力される。
【0010】このように任意のチャネルビット“1”と
次のチャネルビット“1”の間には2個以上10個以下
のチャネルビット“0”が介在するので、NRZI記録
波形のハイレベルまたはローレベルの継続期間(記録波
長)は必ず3T以上11T以下となる(図16参照)。
【0011】この場合、最短記録波長は3T、最長記録
波長は11Tである。Tはチャネルクロック4.321
8MHzの1周期であり、以下、これをEMF3T〜1
1Tルールという。
【0012】NRZI記録波形のDCバランスの指標と
してDSVを考える。DSVは記録波形の時間積分とし
て与えられる。即ち、記録波形のハイレベルが単位時間
Tだけ継続したときのDSVの変化分を+1とし、ロー
レベルが単位時間Tだけ継続したときのDSVの変化分
を−1とする。
【0013】時刻t0におけるDSVの初期値を零と仮
定した場合のDSVの時間に関する変化を図16の最下
段に示す。ここで、期間t1〜t2における変調信号は1
7チャネルビットパターン“010000010000
01001”によって一義的に定まるものではなく、時
刻t1における変調信号レベル、つまり、期間t0〜t 1
における変調信号波形の最終レベル(以下,CWLLと
いう)に依存する。
【0014】従って、図示の変調信号波形は時刻t0
おいてCWLLがローレベル(CWLL=“0”)の場
合であり、時刻t0においてCWLL=“1”(ハイレ
ベル)の場合の変調信号波形はハイレベルとローレベル
とを置き換えた逆パターンになる。
【0015】同様に、DSVの増減もCWLLに依存
し、時刻t0においてCWLL=“0”の場合、インフ
ォメーションビットパターン“01000100100
010”によるDSVの変化分(以下、14NWDとい
う)、つまり期間t0〜t0+14におけるDSVの変化分
は図示のように+2である。図とは逆に、時刻t0にお
いてCWLL=“1”なら14NWD=−2となる。ま
た、期間t0+14〜t1+14におけるDSVの変化分を17
NWDという。
【0016】期間t0+14〜t1に挿入されるマージンビ
ットについて説明する。4種類のマージンビット“00
0”,“001”,“010”および“100”のう
ち、EFM3T〜11Tルールにより“001”と“1
00”は挿入できず、“010”または“000”が挿
入可能である。即ち、マージンビットの前に出力される
前回のインフォメーションビットパターンの終端の
“0”の個数をBとし、後に出力される今回のインフォ
メーションビットパターンの先端の“0”の個数をAと
すれば、B=1かつA=1であるためマージンビットの
先端は“0”かつ終端は“0”でなければならず、挿入
可能なマージンビットパターンは“0X0”となる。
【0017】マージンビットとして“010”を挿入し
たときのDSVを実線で、また“000”を挿入したと
きのDSVを点線で図16に示す。
【0018】図17はマージンビット発生回路を搭載し
た変調回路の従来例を示す。入力端子10には、図示し
ないデータ発生回路から前述のように1シンクフレーム
当たり32シンボルのデータが入力する。8ビットの各
シンボルはEFMROM11によりそれぞれ14ビット
データに8−14変換される。
【0019】サブコーディングフレームを構成する98
シンクフレームの第0および第1シンクフレームには、
前述のように14ビットのサブコードシンク信号S0お
よびS1が付加される。このサブコードシンク信号S0、
S1の付加は、図示しないサブコードシンクタイミング
信号に基づいて、サブコードシンク付加回路12によっ
て行われる。
【0020】疑似フレームシンク付加回路13は、図示
しないフレームシンクタイミング信号に基づき、14ビ
ットの疑似フレームシンク信号S′f(=“1XXXX
XXXXXXX10”)を各シンクフレームの先頭に付
加する。疑似フレームシンク信号S′fの先端1ビット
および終端2ビットのビットパターンは正規の24ビッ
トフレームシンク信号Sf(=“1000000000
01000000000010”)のそれと同一である
ので、マージンビットを選択する場合、他の14ビット
データと全く同一の処理が可能となる。
【0021】サブコードシンク信号S0、S1および疑似
フレームシンク信号S′fを含む14ビットデータDp
は、順次レジスタ14に供給されてラッチされると共
に、その上位12ビットは禁止マージンビット判別回路
20に供給される。これと同時に、レジスタ14にそれ
までラッチされていた前の14ビットデータDbはフレ
ームシンク変換回路15と禁止マージンビット判別回路
20に出力されると共に、この14ビットデータDbの
下位2ビットはレジスタ31に格納される。前回格納し
た下位2ビット、つまり前々回の14ビットデータDb
bの下位2ビットは、レジスタ31から禁止マージンビ
ット判別回路20に供給される。
【0022】後述するマージンビット発生回路40から
供給される今回のマージンビットMpはレジスタ32に
格納される。前回格納した3ビットデータ、つまり前回
のマージンビットMbはレジスタ32から禁止マージン
ビット判別回路20に供給される。
【0023】禁止マージンビット判別回路20は、今回
の14ビットデータDpの上位12ビット、前回の14
ビットデータDb、前回のマージンビットMbおよび前
々回の14ビットデータDbbの下位2ビットに基づい
て、EFM3T〜11Tルールと例外的禁止ルールとに
抵触するマージンビットを判別し、禁止信号Sinhとし
てマージンビット発生回路40に出力する。
【0024】禁止信号Sinhは4ビットからなり、各ビ
ットは4種類のマージンビット“100”,“01
0”,“001”,“000”にそれぞれ対応する。例
えば、EFM3T〜11Tルールと例外的禁止ルールに
より第1および第3マージンビット“100”,“00
1”が禁止される場合、4ビットの禁止信号Sinhは
“1010”とされる。
【0025】疑似フレームシンク付加回路13、レジス
タ14,31,32並びに禁止マージンビット判別回路
20は、判別回路30を構成する。
【0026】判別回路30は、サブコードシンク付加回
路12から供給される14ビットデータDpと、マージ
ンビット発生回路40から供給されるマージンビットM
pとを入力信号とし、前回の14ビットデータDbをフ
レームシンク変換回路15に出力すると共に、前回の1
4ビットデータDbと今回の14ビットデータDpとの
連結に用いてはならないマージンビットを示す4ビット
の禁止信号を図18に示すマージンビット発生回路40
に出力する。
【0027】図1は、禁止マージンビット判別のアル
ゴリズムを示す図である。禁止マージンビット判別回路
20は、入力信号Dp,Db,MbおよびDbbのう
ち、図19中にハッチングで示されるビットのテストを
行い、その結果に応じて前回の14ビットデータDbと
今回の14ビットデータDpとの連結に用いてはならな
いマージンビットMinhを判別し、4ビットの禁止信号
Sinhをマージンビット発生回路40に供給する。
【0028】図19において、EFM3T〜11Tルー
ルによる禁止マージンビットMinhの判別アルゴリズム
は次の通りである。
【0029】(1)今回の14ビットデータDpの前端
の“0”の個数Aと、前回の14ビットデータDbの終
端の“0”の個数Bとの合計が8個以上(A+B≧8)
の場合:この場合にはマージンビット“000”が禁止
される(Minh=“000”)。
【0030】(2)今回の14ビットデータDpの最上
位ビットC1が“1”(A=0)または次位ビットC2
が“1”(A=1)、若しくは前回の14ビットデータ
Dbの終端の“0”の個数Bが9個(B=9)の場合:
マージンビット“001”が禁止される(Minh=“0
01”)。
【0031】(3)今回の14ビットデータDpの最上
位ビットC1が“1”(A=0)、または前回の14ビ
ットデータDbの最下位ビットC14が“1”(B=
0)の場合:マージンビット“010”が禁止される
(Minh=“010”)。
【0032】(4)今回の14ビットデータDpの終端
の“0”の個数が9個(A=9)、若しくは前回の14
ビットデータDbの最下位ビットC14が“1”(B=
0)または次位ビットC13が“1”(B=1)の場
合:マージンビット“100”が禁止される(Minh=
“100”)。
【0033】図20において、EFM3T〜11Tルー
ルには抵触しないが、フレームシンク信号の誤発生を防
止するために禁止されるマージンビット、即ち例外的禁
止ルールによる禁止マージンビットの判定は次の通りで
ある。
【0034】ケース(1):前回の14ビットデータD
bの終端の“0”の個数Bが7個、かつ今回のタイミン
グでフレームシンク信号が発生する場合。
【0035】ケース(2):前回にフレームシンク信号
が発生しており、今回の14ビットデータのC1〜C6
が0(A=6)の場合。
【0036】ケース(3):「B=7、かつDpの上位
11ビット=“10000000000”」の場合。
【0037】ケース(4):「Dbの下位13ビット=
“0000000000100”、かつA=5」の場
合。
【0038】ケース(5):「B=6、かつDpの上位
12ビット=“010000000000”」の場合。
【0039】ケース(6):「Dbの下位12ビット=
“000000000010”、かつA=6」の場合。
【0040】ケース(7):「Dbの下位11ビット=
“00000000001”、かつA=7」の場合。
【0041】ケース(8):「前回のマージンビットM
b=“000”、かつDb=“00000001000
000”、かつA=1」の場合。
【0042】ケース(9):「前々回の14ビットデー
タDbbの最下位ビットC14=“0”、かつMb=
“000”、かつDb=“0000001000000
0”」の場合。
【0043】ケース(10):「Mb=“X00”、か
つDb=“00000000100000”、かつA=
2」の場合。
【0044】以上、ケース(1)〜(10)の場合、マ
ージンビット“000”が禁止される(Minh=“00
0”)。
【0045】ケース(11):「Dbbの終端=“0
0”、かつMb=“000”、かつDb=“00000
100000000”」の場合、マージンビット“00
1”が禁止される(Minh=“001”)。
【0046】図17において、フレームシンク変換回路
15は、図示しないフレームシンクタイミングに基づい
て、順次入力する14ビットデータのうち疑似フレーム
シンク信号S′fを正規の24ビットフレームシンク信
号Sfに変換した後、また他の14ビットデータはその
ままP/Sレジスタ16に供給される。
【0047】24ビットのパラレルイン/シリアルアウ
ト(P/S)レジスタ16は、4.3218MHzのチャ
ネルビットクロックに基づいて、14ビットデータ(フ
レームシンク信号Sfの場合のみ24ビットデータ)
と、3ビットデータ(マージンビット)とを交互にシリ
アル出力する。
【0048】4.3218Mbpsの速度で出力される
シリアル信号は、NRZI回路17によるNRZI変調
後、EFM信号として、例えばロータリトランス、記録
アンプを介して記録ヘッド、或いはレーザーダイオード
(共に図示せず)に供給され、CD上にディジタル記録
される。
【0049】EFM信号が供給されるDSV積分回路6
0は、EFM信号のDC成分を17チャネルビットを単
位として積分し、この累積DSVに基づいて3ビットの
制御信号をマージンビット発生回路40に出力する。例
えば、累積DSVが正極性の場合には、累積DSVの減
少“−”を命令する“001”、累積DSVが零の場合
には累積DSVの平衡“0”を命令する“010”、ま
た累積DSVが負極性の場合には累積DSVの増加
“+”を命令する“100”が、制御信号として出力さ
れる。
【0050】再び図18に戻ってマージンビット発生回
路40について説明する。マージンビット発生回路40
は、4種類のマージンビット“100”,“010”,
“001”,“000”のうち最適なマージンビットを
出力する。最適なマージンビットとは、2つの14ビッ
トデータDbとDp間をこのマージンビットで連結する
ことにより、連結箇所においてもEFM3T〜11Tル
ールが成立し、かつフレームシンク信号の誤発生を防止
すると共に、EFM信号の累積DSVを極力零に近づけ
るように選択されたマージンビットである。
【0051】このマージンビット発生回路40は、4種
類のマージンビットを個々にテストしてその結果から最
適マージンビットを決定し出力するのではなく、2つの
14ビットデータのビットパターンや累積DSV等の状
況に対応して一義的に最適マージンビットを出力するよ
うに構成されており、その入力信号は次の通りである。
【0052】第1に、禁止マージンビット判別回路20
から4ビットの禁止信号Sinhが入力する。EFM3T
〜11Tルールに抵触するとき、あるいはフレームシン
ク信号を誤って発生するため二つの14ビットデータD
bとDp間に挿入できないマージンビットがあるときに
は、禁止信号のうちマージンビットに対応するビットを
“1”にして使用禁止を示す。
【0053】例えば、4種のマージンビット“10
0”,“010”,“001”,“000”のうち第1
および第3マージンビットが使用禁止の場合、この4ビ
ットの禁止信号は“1010”となる。
【0054】第2に、DSV積分回路60から累積DS
Vに対応して3ビットの制御信号が入力する。3ビット
の制御信号は、上位ビットから順に累積DSVの望まし
い制御方向が増加“+”、平衡“0”および減少“−”
であることを示すものである。従って、累積DSV>0
の場合、この制御信号を“001”として累積DSVの
減少を命令し、累積DSV<0の場合、この制御信号を
“100”として累積DSVの増加を命令し、また累積
DSV=0の場合、この制御信号を“010”として累
積DSVをなるべく増減させないように命令する。
【0055】第3および第4の入力信号として、5ビッ
トの14NWD信号および1ビットのCWLL信号が入
力する。
【0056】図21は、マージンビットによって結合さ
れる2つの14ビットデータDb、DpのNRZI波形
例を示す図である。
【0057】前の14ビットデータDbにマージンビッ
トを付加した場合の累積DSVの変化分、つまりマージ
ンビットのDC成分(以下、マージンビットのDSVと
いう)は、マージンビットの開始時におけるNRZI波
形の信号レベル(以下、CWLLという)がローレベル
(=“0”)の場合を基準として表される。
【0058】即ち、図21(A)〜(D)に示すよう
に、第1マージンビット“100”のDSVは+3、第
2マージンビット“010”のDSVは+1、第3マー
ジンビット“001”のDSVは−1、また第4マージ
ンビット“000”のDSVは−3である。CWLL=
“1”(ハイレベル)の場合、これらマージンビットの
DSVの値は逆符号となる。
【0059】同様に、14ビットデータDp付加時の累
積DSVの変化分、つまり14ビットデータDpのDC
成分(以下、14NWDという)は、14ビットデータ
Dpの開始時におけるNRZI波形の信号レベルがロー
レベルの場合を基準として表される。即ち、図21に示
す14ビットデータDp(=“00100100000
100”)の14NWDは−2である。
【0060】14ビットデータDbに3ビットのマージ
ンビットを用いて次の14ビットデータDpを連結した
場合の累積DSVの変化分(以下、17NWDという)
は、第1〜第3マージンビットの場合、マージンビット
のDSVから14NWDを減算したものとなり、第4マ
ージンビット“000”の場合にはマージンビットのD
SVに14NWDを加算したものとなる。
【0061】図22はCWLL=“0”(ローレベル)
の場合に14NWDから17NWDを求めるモノグラ
フ、図6はCWLL=“1”の場合に14NWDから1
7NWDを求めるモノグラフである。
【0062】図22中の(A)、(B)、(C)、
(D)は、14ビットデータDpが14NWD=−2の
場合(図21)について、挿入する4種のマージンビッ
ト“100”、“010”、“001”、“000”に
対する17NWDをそれぞれ示している。
【0063】図22(CWLL=0)において、例え
ば、次の14ビットデータDpの14NWDが3以上の
場合について考える。
【0064】まず、現在までの累積DSVが零または負
なら、次の17NWDを零または正として、累積DSV
を増加させ、累積DSVを零に近づけたい。14NWD
≧3のケースで、17NWD≧0を可能とするマージン
ビットは“000”のみであり、これを第1優先とす
る。
【0065】EFM3T〜11Tルール、または例外的
禁止ルールのため、第1優先のマージンビット“00
0”の挿入ができない場合、次善のマージンビット“1
00”を第2優先、マージンビット“010”を第3優
先、マージンビット“001”を第4優先とすれば、C
WLL=0の場合で14NWD≧3のケースにおける最
適マージンビットは、一義的に決定できる。これによっ
て4種のマージンビットを個々にテストする必要はな
い。
【0066】同じく、14NWD≧3の場合で、現在ま
での累積DSVが正なら、次の17NWDを負として、
累積DSVを減少させたい。この場合、マージンビット
の優先順位を“010”、“001”、“100”、
“000”の順に定めれば、最適マージンビットは一義
的に決定できる。
【0067】同様に、14NWD=2、14NWD=
1、14NWD=0および14NWD≦−1の各ケース
について、論理的に4種のマージンビットの優先順位を
定める。
【0068】図23に示すCWLL=“1”(ハイレベ
ル)の場合についても同様に、次の14ビットデータD
pの14NWDが+3以上、+2、+1、0および−1
以下の5つのケースについて、それぞれマージンビット
の優先順位を定める。但し、CWLL=“0”の場合を
示す図22と、CWLL=“1”の場合を示す図23と
を比較すれば明らかなように、両フラグはx軸(14N
WDを示す軸)対称であるから、図23のy軸(17N
WDを示す軸)の符号を逆にすれば、図23のグラフは
図22と同一になる。即ち、CWLL=“1”の場合、
3ビットの制御信号を、“100”(=累積DSVの増
加命令)なら“001”(=減少指令)に、また“00
1”なら“100”に変換することにより、CWLL=
“0”の場合の最適マージンビット決定アルゴリズムを
CWLL=“1”の場合にもそのまま適用することがで
きる。
【0069】図18に示すマージンビット発生回路40
において41は、CWLL=“0”の場合のマージンビ
ット決定アルゴリズムがCWLL=“1”の場合にも共
用できるように、3ビットの制御信号をCWLL信号を
ゲート信号として変換するデコーダであり、その真理値
表を図24(A)に示す。
【0070】42は5ビットの2の補数で表される14
NWDを、上述した5つのケースを示す4ビット信号に
変換するデコーダであり、その真理値表を図24(B)
に示す。
【0071】43は、禁止マージンビット判別回路20
から供給される4ビットの禁止信号とデコーダ41から
供給される3ビットの制御信号とデコーダ42から供給
される4ビット信号とを入力とし、最適マージンビット
44を出力するように予めプログラムされたPLA(プ
ログラマブルロジックアレイ)である。PLA43にプ
ログラムされた真理値表のうちCWLL=“0”の場合
の52タームの真理値表を図25,図26に示す。
【0072】図25および図26において、“1”は成
立(フラグ)を、“0”は不成立を示す。また、“X”
は成立または不成立どちらでもかまわない。例えば、図
25における真理値表の最上段に示した4行(ターム)
の意味は次の通りである。
【0073】CWLL=0かつ制御信号=“XX0”
(少なくとも減少命令ではない)の場合、14NWD≧
3のケースなら、マージンビットの優先順位は高い方か
ら順に“000”、“100”、“010”、“00
1”である。即ち、第1優先のマージンビット“00
0”が禁止されていなければ(禁止信号=“XXX
0”)、これを最適マージンビットとして出力する。第
1優先のマージンビット“000”が禁止され、かつ第
2優先のマージンビット“100”が禁止されていなけ
れば(禁止信号=“XX01”)、第2優先のマージン
ビット“100”をこの場合の最適マージンビットとし
て出力する。
【0074】第1および第2優先のマージンビットが共
に禁止され、かつ第3優先のマージンビットが禁止され
ていなければ(禁止信号=“X011”)、第3優先の
マージンビット“010”をこの場合の最適マージンビ
ットとして出力する。第1〜第3優先のマージンビット
が全て禁止されている場合(禁止信号=“011
1”)、第4優先のマージンビット“001”を出力す
る。
【0075】このようにして、個々のマージンビットを
実際にテストすることなく、PLA43によって論理的
に決定された最適マージンビット44が出力される。
【0076】
【発明が解決しようとする課題】従来の変調回路はDS
Vの絶対値をモニターせずに、単にDSVの極性のみで
一定ゲインによりマージンビットをコントロールしてい
た。このため、DSVの絶対値が大きいときは収束性が
悪く、DSVの絶対値が小さいときは余計なゲインが加
わりDSVが不安定になるという欠点があった。
【0077】一方ミニディスクシステムのディスクから
読み出す信号の振幅は、CDと比べて約1/30と微小
信号であり、DSVの適切なコントロールが必要不可欠
であったため、上述のような欠点は大きな障害となって
いた。
【0078】そこでこの発明は、累積DSVが零から大
きくずれてしまった場合等においても、DSVの収束性
などを改善できるようにした変調回路を提供することを
目的とする。
【0079】
【課題を解決するための手段】上述した課題は、各々が
nビットからなる複数のデータをマージンビットにより
連結したデータ符号列を生成するデータ符号列生成手段
と、データ符号列をNRZI変調するNRZI変調手段
とを含む変調回路であって、マージンビットを入力して
所定の規格に抵触する否かを判別し、連結に用いるべき
ではないマージンビットである場合には禁止信号を発生
する判別手段と、NRZI変調後に得られる信号の直流
成分を積分し、当該積分により得られる累積ディジタル
サムバリエーションに応じた制御信号を出力する積分手
段と、予めプログラムされたマージンビットの中から禁
止信号及び制御信号に応じて累積ディジタルサムバリエ
ーションを零に近づけるために最適なマージンビットを
選択するマージビット発生手段と、積分手段から出力さ
れた累積ディジタルサムバリエーションが零になった時
点からの経過時間を計測し、所定時間が過ぎたときには
マージビット発生手段により選択されたマージンビット
を強制的に他のマージンビットに置換してデータ符号列
生成手段へ供給する置換手段とを備えることを特徴とす
第1の変調回路によって解決される。 また、本発明に
係る第2の変調回路は、各々がnビットからなる複数の
データをマージンビットにより連結したデータ符号列を
生成するデータ符号列生成手段と、データ符号列をNR
ZI変調するNRZI変調手段とを含む変調回路であっ
て、マージンビットを入力して所定の規格に抵触する否
かを判別し、連結に用いるべきではないマージンビット
である場合には禁止信号を発生する判別手段と、NRZ
I変調後に得られる信号の直流成分を積分し、当該積分
により得られる累積ディジタルサムバリエーションに応
じた制御信号を出力すると共に、累積ディジタルサムバ
リエーションが所定の値に達したか否かを検出し、当該
累積ディジタルサムバリエーションが正の所定値に達し
た場合には、正の値を積分する動作が禁止され、当該累
積ディジタルサムバリエーションが負の所定値に達した
場合には、負の値を積分する動作が禁止される積分手段
と、予めプログラムされたマージンビットの中から禁止
信号及び制御信号に応じて累積ディジタルサムバリエー
ションを零に近づけるために最適なマージンビットを選
択してデータ符号列生 成手段へ供給するマージビット発
生手段とを備えることを特徴とするものである。
【0080】
【作用】本発明に係る第1の変調回路によれば、各々が
nビットからなる複数のデータをマージンビットにより
連結したデータ符号列をデータ符号列生成手段の一例と
なる、図1に示すようなP/Sレジスタ16によって生
成し、このデータ符号列をNRZI変調手段の一例とな
るNRZI変調回路17によってNRZI変調する場合
に、判別手段の一例となる判別回路30ではマージンビ
ットMpを入力して所定の規格(以下でEFM3T〜1
1Tルール、又は例外的禁止ルールともいう)に抵触す
る否かが判別され、この判別結果で連結に用いるべきで
はないマージンビットMpである場合には禁止信号Si
nhを発生してマージビット発生手段の一例となるマー
ジビット発生回路40へ出力される。また、積分手段の
一例となるDSV積分回路60ではNRZI変調後に得
られた信号(以下でEFM信号という)の直流成分が積
分され、当該積分により得られた累積ディジタルサムバ
リエーション(以下で累積DSVという)に応じた、例
えば、3ビットの制御信号がマージビット発生回路40
に出力される。マージビット発生回路40では予めプロ
グラムされたマージンビットの中から禁止信号Sinh
及び制御信号に応じて累積DSVを零に近づけるための
最適なマージンビットを選択するようになされる。更
に、置換手段の一例となるマージンビット置換回路80
ではDSV積分回路60から出力された累積DSVが零
になった時点からの経過時間を計測し、所定時間が過ぎ
たときにはマージビット発生回路40により選択された
マージンビットを強制的に他のマージンビットに置換し
てP/Sレジスタ16へ供給するようになされる。従っ
て、累積DSVが零から大きくずれてしまった場合等に
おいても、累積DSVを強制的に収束する方向にDSV
積分回路60等を作用(動作)させることができる。
まり、図に示すマージンビット発生回路40に入力す
る信号は次の4種類である。 (1)4種類のマージンビット“100”,“01
0”,“001”,“000”のうちEFM3T〜11
Tの変調規格に抵触するマージンビット、及びデータに
マージンビットを付加することによってフレームシンク
パターンを発生させてしまうようなマージンビットに禁
止フラグ“1”を立てて表す4ビットの禁止信号が禁止
マージンビット判別回路20から入力する。 (2)DSV積分回路60から以下に示す3ビットの制
御信号が入力する。この制御信号は、累積DSVがプラ
スの極性であることを示す1ビットの信号(DSV
P)、最大ゲイン及び最小ゲイン(力の強弱)を指示す
る1ビットの信号(ABSM)、として累積DSVがマ
イナスの極性であることを示す1ビットの信号(DSV
M)で構成される。従って、その信号の組合せは次のも
のが考えられる。
【0081】制御信号000:DSVをゼロにしろ 制御信号001:DSVを最小ゲインでマイナスに方向
付けせよ 制御信号011:DSVを最大ゲインでマイナスに方向
付けせよ 制御信号100:DSVを最小ゲインでプラスに方向付
けせよ 制御信号110:DSVを最大ゲインでプラスに方向付
けせよ (3)マージンビットに前置される14ビットデータD
bのNRZI波形の最終信号レベルを示す1ビットの信
号が供給される。CWLLがローレベルのとき、
“0”,ハイレベルのとき“1”である。
【0082】(4)マージンビットに後置される14ビ
ットデータDpのDSVを2の補数で表す5ビットの信
号が供給される。
【0083】4ビットの禁止信号の各ビットは、例えば
上位ビットから順に各マージンビット“001”,“0
10”,“100”および“000”に対応し、EFM
3T〜11Tルールによって禁止されるマージンビット
およびフレームシンクが誤って発生するマージンビット
に対応するビットには、フラグ“1”が立てられる。
【0084】例えばマージンビットの前に置かれる14
ビットデータDbの終端の“0”の個数Bが4、後に置
かれる14ビットデータDpの先端の“0”の個数Aが
5の場合、EFM3T〜11Tルールによりマージンビ
ット“000”の使用は禁止され、4ビットの禁止信号
“0001”が禁止マージンビット判別回路20からプ
ログラマブルロジックアレイ(PLA)43に出力され
る。
【0085】DSV積分回路60から入力する上述した
3ビットの制御信号は、CWLL信号をゲート信号とす
るデコーダ41を介してPLA43に供給される。
【0086】デコーダ41はCWLLの極性と累積DS
Vの極性により、PLA43が最適マージンビット44
を出力し得るように変換した3ビット制御信号をPLA
43に出力する。
【0087】即ち、CWLL=“1”の場合で、入力す
る制御信号は累積DSVがプラスのとき“1X0”(X
=1のとき最大ゲインを、X=0のとき最小ゲインを指
示)ならば、そのまま“1X0”が変換されずに出力さ
れ、累積DSVがマイナスのとき“0X1”(X=1の
とき最大ゲインを、X=0のとき最小ゲインを指示)な
らばそのまま“0X1”が出力される。
【0088】14ビットデータDpのDSV、即ちマー
ジンビットの後に14ビットデータDpを付加した場合
の累積DSVの変化分(14NWD)は、5ビットの2
の補数で表され、14NWD信号としてデコーダ42に
入力し、次の4つのケースにデコードされる。
【0089】(1)14NWD≧4の場合、3ビット信
号“100”がデコーダ42からPLA43に出力され
る。
【0090】(2)14NWD=2の場合、3ビット信
号“010”がデコーダ42からPLA43に出力され
る。
【0091】(3)14NWD=0の場合、3ビット信
号“001”がデコーダ42からPLA43に出力され
る。
【0092】(4)14NWD<0の場合、3ビット信
号“000”がデコーダ42からPLA43に出力され
る。
【0093】PLA43は、これらトータル10ビット
の入力信号(禁止マージンビットを示す4ビット信号、
累積DSVの制御方向とそのゲインを命令する3ビット
の制御信号および14NWDの4つのケースを示す3ビ
ット信号)の組み合せに対応して最適なマージンビット
44を一義的に出力する。また、本発明に係る第2の変
調回路によれば、DSV積分回路60において、累積D
SVに応じた制御信号を出力する機能に加えて、累積D
SVが所定の値に達したか否かを図7に示すオーバーフ
ローリミッター63により検出する機能を付加したもの
である。当該DSV積分回路60では累積DSVが正の
所定値に達した場合には、正の値を積分する動作が禁止
され、当該累積ディジタルサムバリエーションが負の所
定値に達した場合には、負の値を積分する動作が禁止さ
れる。従って、DSV積分回路60において積分動作の
オーバーフローを防止できる
【0094】
【実施例】続いて、この発明の実施例について、図面を
参照して詳細に説明する。
【0095】図1に示すこの発明に係る変調回路の基本
的な構成は従来例と同じであるのでその説明を省略す
る。
【0096】この発明においては、DSV積分回路60
の動作が従来例と相違すると共に、新たにDSV積分値
のゼロクロス点の判別回路70とマージンビット置換回
路80が設けられている。
【0097】図1において、4.3218Mbpsの速
度で出力されるシリアル信号は、NRZI回路17によ
るNRZI変調後、EFM信号として、例えばロータリ
トランス、記録アンプを介して記録ヘッド、あるいはレ
ーザーダイオード(共に図示せず)に供給され、CD上
にディジタル記録される。
【0098】EFM信号が供給されるDSV積分回路6
0は、EFM信号のDC成分を17チャネルビットを単
位として積分する。本発明においては、この累積DSV
が、(1)正極性でかつその絶対値が大きい場合(具体
的には+4≦DSV)には、累積DSVの最大ゲインに
よる減少“−”を命令する“011”なる制御信号が、
(2)累積DSVが正極性でかつその絶対値が小さい場
合(具体的には0<DSV<4)には、累積DSVの最
小ゲインによる減少“−”を命令する“001”なる制
御信号が、(3)累積DSVが零の場合には、累積DS
Vがなるべく変化しないような命令“000”なる制御
信号が、(4)累積DSVが負極性でかつその絶対値が
大きい場合(具体的にはDSV≦−5)には、累積DS
Vの最大ゲインによる増加“+”を命令する“110”
なる制御信号が、(5)累積DSVが負極性でかつその
絶対値が小さい場合(具体的には0>DSV>−5)に
は、累積DSVの最小ゲインによる増加“+”を命令す
る“100”なる制御信号が、それぞれ出力される。
【0099】ところで、禁止マージンビット等の理由に
より累積DSVが望みの方向付けをすることができなか
ったとする。仮に累積DSVが今プラスであったとする
と、マイナス方向へ作用するようなマージンビットを選
べないことから、累積DSVの絶対値はますます大きく
なり、結局はDSV積分器はオーバーフローしてしまう
(実際には図7に示すオーバーフローリミッター63が
作動)。
【0100】このような状況が生ずる前に、禁止マージ
ンビットの許す範囲内(EFM3T〜11Tのルール
内)で、PLA43から出力された最適マージンビット
44を変換するための回路がマージンビット置換回路8
0である。
【0101】最適マージンビット44を他のマージンビ
ットに置換することで、累積DSVがどのように変化す
るか以下に例を挙げて説明するが、説明の便宜上固定パ
ターン入力時を想定して行う。
【0102】図1の端子10にデータ「93」(=“1
0010011”)なるパターンが連続して入力された
とする。このデータはEFMROM11で“00100
000100001”の14ビットパターンに変換され
る。今このパターンが連続してきたとすると、禁止マー
ジンビットはEFM3T〜11Tルールにより、図2に
示すような、マージンビット“001”又は“000”
が選択される。
【0103】仮に累積DSVがマイナス(その絶対値の
大小に関わらず)でCWLLがLだったとすると、この
データの14NWDは±0であるから、PLA43によ
り最適マージンビット44は“001”を出力する。従
って、この場合には図3のようになり、17NWDは−
1となる。
【0104】累積DSVはマイナスであるため、この固
定パターンが続く限り望みの方向付けはできないことに
なる(図4参照)。
【0105】このとき、マージンビット置換回路80で
は累積DSVが最後にゼロクロスしてから、どれくらい
時間が経ったかを計測し、ある一定以上の時間が過ぎる
と(実際には32シンボル分:約136μs)、PLA
43から出力された最適マージンビット44の内容がE
FM3T〜11Tルールの許す範囲内で強制的に置換す
る。
【0106】このときには最適マージンビット44を単
に変換するのではなく、“1”を含むマージンビット
“100”,“010”,“001”のときは“00
0”へ変換し、“000”のときは“100”,“01
0”,“001”へ禁止マージンビットの許す範囲内で
変換する。これにより図5に示す現象が生ずる。
【0107】つまりマージンビット置換回路80が働い
たときの17NWDは−3となってしまうが、次のシン
ボルからのCWLLはHとなり、これによって17NW
Dも+1になることで、累積DSVを強制的に収束する
方向に作用させることができる。
【0108】次に、図6に示すマージンビット発生回路
40について説明する。マージンビット発生回路40
は、上述したように4種類のマージンビット“10
0”,“010”,“001”,“000”のうち最適
なマージンビットを出力する。
【0109】マージンビット発生回路40は、累積DS
Vの極性のみでマージンビットをコントロールする従来
例とは異なり、累積DSVの絶対値の大きさをモニター
することで、適切なゲインを持ったマージンビットを出
力するように構成される入力信号から説明する。
【0110】第1に、禁止マージンビット判別回路20
から4ビットの禁止信号が入力する。禁止信号は、EF
M3T〜11Tルールに抵触するため、あるいはフレー
ムシンク信号を誤って発生するため、2つの14ビット
データDbとDp間に挿入できないマージンビットがあ
る場合に、そのマージンビットに対応するビットを
“1”にして使用禁止を示すような信号である。
【0111】例えば、4種のマージンビット“10
0”,“010”,“001”,“000”のうち第1
および第3マージンビットが使用禁止の場合、この4ビ
ットの禁止信号は“1010”となる。
【0112】第2に、DSV積分回路60から累積DS
Vに対応して3ビットの制御信号が入力する。3ビット
の制御信号は、上位ビットは累積DSVの望ましい制御
方向が増加“+”であることを示すビットであり、中位
ビットはそのときのゲインを最大ゲインとするか、最小
ゲインとするかを示すビットであり、下位ビットは累積
DSVの望ましい制御方向が減少“−”であることを示
すビットである。
【0113】従って、累積DSVがDSV≦−5の場
合、この制御信号を“110”として最大のゲインによ
り累積DSVの増加を命令し、−5<DSV<0の場
合、この制御信号を“100”として最小のゲインによ
り累積DSVの増加を命令し、DSV=0の場合、この
制御信号を“000”として累積DSVをなるべく増減
させないように命令し、0<DSV<4の場合、この制
御信号を“001”として最小のゲインにより累積DS
Vの減少を命令し、4≦DSVの場合、この制御信号を
“011”として最大のゲインにより累積DSVの減少
を命令する。これらはいずれもCWLL=“0”のとき
である。14NWDから17NWDを求めるモノグラフ
は従来と同じである。
【0114】図7はDSV積分回路60の具体例であ
る。
【0115】DSV積分器65はEFM信号が1T分が
“H”レベルの場合+1,1T分が“L”レベルの場合
−1をチャネルクロック(4.3218MHz)により
常時計測していく。積分器65は8ビットで構成されて
おり、扱う信号が2の補数:2′S complementであるこ
とから±128まで表現可能である。最上位ビットは積
分値の正負を表すサインビットであり、このビットが
“0”の場合プラス、“1”の場合マイナスを表してい
る。
【0116】図7に示すデコーダ62で上述の判定を行
っている。積分器65の最上位ビットがDSVMという
信号すなわち符号ビットになっており、この信号が
“1”のとき累積DSVはマイナスであることを示す。
積分値が±0を検出しているのがデコーダ62内の8入
力ノア回路62aで、この出力とDSVMノア出力によ
りDSVPを判定する。つまり累積DSVがマイナスで
もなく、0でもなければプラスであるとう考え方であ
る。
【0117】デコーダ61は累積DSVの絶対値の大小
を判別する回路である。8ビットの積分器65の上位6
ビットが全て0か1ならば(−4≦DSV≦+3)、A
BSMを“0”としてマージンビット発生用PLA40
に最小ゲイン命令を下す。
【0118】その逆に8ビットの積分器65の上位6ビ
ットが0と1ランダムに存在していた場合(+4≦DS
Vまたは−5≧DSV)には、PLA40に最大ゲイン
命令を下す。つまり積分器65の上位6ビットがオール
“0”もしくはオール“1”というのは、図8のように
ABSM=0領域内にあることである。
【0119】デコーダ63は積分器65のオーバーフロ
ーリミッターで累積DSVが+127の時のプラス禁
止、−128の時マイナス禁止命令を出力するデコーダ
である。この禁止命令で積分器のイネーブルをコントロ
ールすることでオーバーフローを防止する。
【0120】再び図6のマージンビット発生回路40を
説明する。図6において41は、CWLL=“0”の場
合のマージンビット決定アルゴリズムがCWLL=
“1”の場合にも共用できるように、CWLL信号をゲ
ート信号として3ビット制御信号を変換するデコーダで
あり、その真理値表を図9に示す。
【0121】42は5ビットの2の補数で表される14
NWDを、上述した5つのケースを示す4ビット信号に
変換するデコーダであり、その真理値表を図10に示
す。
【0122】43は、禁止マージンビット判別回路20
から供給される4ビットの禁止信号と、デコーダ41か
ら供給される3ビットの制御信号と、デコーダ42から
供給される4ビット信号とをそれぞれ入力とし、最適マ
ージンビット44を出力するように予めプログラムされ
たPLAである。
【0123】PLA43にプログラムされた真理値表を
図11に示す。ここで、図11はCWLL=“0”の場
合の55タームの真理値表である。
【0124】CWLL=“0”の場合とCWLL=
“1”の場合とは、デコーダ41を用いた変換により同
一の真理値表が共用できるので、PLA43に実際にプ
ログラムされるのは55タームの真理値表のみである。
【0125】図11において、“1”は成立(フラグ)
を、“0”は不成立を示す。また、“X”は成立または
不成立どちらでもかまわない。例えば、図11に示す真
理値表の最上段に示した4行(ターム)のもつ意味は次
の通りである。
【0126】CWLL=0かつ制御信号=“XX0”
(少なくとも減少命令ではない)の場合、14NWD≧
4のケースなら、マージンビットの優先順位は高い方か
ら順に“000”,“100”,“010”,“00
1”である。即ち、第1優先のマージンビット“00
0”が禁止されていなければ(禁止信号=“XXX
0”)、これを最適マージンビットとして出力する。
【0127】第1優先のマージンビット“000”が禁
止され、かつ第2優先のマージンビット“100”が禁
止されていなければ(禁止信号=“XX01”)、第2
優先のマージンビット“100”をこの場合の最適マー
ジンビットとして出力する。第1および第2優先のマー
ジンビットが共に禁止され、かつ第3優先のマージンビ
ットが禁止されていなければ(禁止信号=“X01
1”)、第3優先のマージンビット“010”をこの場
合の最適マージンビットとして出力する。第1〜第3優
先のマージンビットが全て禁止されている場合(禁止信
号=“0111”)、第4優先のマージンビット“00
1”を出力する。
【0128】このようにして、個々のマージンビットを
実際にテストすることなく、PLA43によって論理的
に決定された最適マージンビット44が出力される。
【0129】さて、図12のように今あるデータ“A”
にマージンビットを付加すると仮定する。このとき必要
な情報は前述の通り、 1.禁止マージンビット 2.CWLL 3.データ“Z”までのDSV、及びその絶対値の大き
さに関する信号(ABSM) 4.データ“A”の14NWD である。仮にデータ“Z”までのDSVが禁止マージン
ビット等の要因により+30存在していたと仮定する。
このときデータ“A”とこれに付加するマージンビット
との和である17ビットが持つDC成分を負のしかも大
きな値を取ることで、DSVを0に収束させようとする
のが、最も望ましい訳であるが、このとき以下の条件で
あったとする。
【0130】 1.禁止マージンビット・・・・・・・・無し 2.CWLL・・・・・・・・・・・・・Lレベル 3.データ“Z”までのDSV、及びその絶対値の大き
さに関する信号(ABSM)・・・・・・・・・・・・
・・・・・+30(ABSM=H) 4.データ“A”の14NWD・・・+2 DSVが+30と大きい値であるためにDSV=0への
収束性を高めるには、データ“A”に付加したマージン
ビットとデータ“A”が持つDC成分の和(17NW
D)は負のしかも大きな値を取ることが望ましい。ここ
で各マージンビットを選んだ場合のDSVの値について
考察する。
【0131】 (1)マージンビット“100”を選択したとき 17NWD=±(−14NWD+3)=+1・・・DSV=+30→+31 (2)マージンビット“010”を選択したとき 17NWD=±(−14NWD+1)=+3・・・DSV=+30→+33 (3)マージンビット“001”を選択したとき 17NWD=±(−14NWD−1)=−3・・・DSV=+30→+27 (4)マージンビット“000”を選択したとき 17NWD=±(14NWD−3)=−1・・・DSV=+30→+29 CWLL=L→+ CWLL=H→− 上記の各マージンビットを選んだ場合のDSVの変移を
みると、マージンビット“001”もしくは“000”
を選んだときのみDSVを収束する方向(DSVが0と
なる方向)に作用する。逆に言うならばDSVを収束方
向へ作用させるマージンビットは“001”,“00
0”の2つあるということになる。DSVの絶対値は大
きいために、理想的には17NWDがマイナスでかつ大
きな値を取ることが望ましい。従って、この条件ではマ
ージンビット“001”が選択される。
【0132】因みに、DSVの極性のみでマージンビッ
トを決定する従来の制御方法であると同様の条件でマー
ジンビット“000”を選択することになるから、この
シンボルではDSVを+30から+29にするだけにと
どまってしまう。
【0133】次に図12に示すデータ“B”がきて、こ
のときの条件を 1.禁止マージンビット・・・・・・・・無し 2.CWLL・・・・・・・・・・・・・Lレベル 3.データ“Z”までのDSV、及びその絶対値の大き
さに関する信号(ABSM)・・・・・・・・・・・・
・・・・・+27(ABSM=H) 4.データ“A”の14NWD・・・+4 とする。先程と同様に各マージンビットを選んだ場合の
DSVの変移を考えてみる。
【0134】 (1)マージンビット“100”を選択したとき 17NWD=±(−14NWD+3)=−1・・・DSV=+27→+26 (2)マージンビット“010”を選択したとき 17NWD=±(−14NWD+1)=−3・・・DSV=+27→+24 (3)マージンビット“001”を選択したとき 17NWD=±(−14NWD−1)=−5・・・DSV=+27→+22 (4)マージンビット“000”を選択したとき 17NWD=±(14NWD−3)=+1・・・DSV=+27→+28 17NWDを負にすることができるマージンビットは3
つ存在する。ここでDSVはプラスでかつ絶対値が大き
いことから17NWDは負でその絶対値が大きいもの
が、DSVの収束には有利である。従ってこの条件では
マージンビット“001”が選択される。
【0135】因みに、従来の方式ではこの条件でマージ
ンビット“010”を選択するため、DSVの大きさは
+29から+26へ変化するのみである。
【0136】以上のDSVの変移とその後任意のデータ
によるDSVの軌跡を図13に示す。曲線95が従来方
式を、曲線96が本発明方式を示す。DSVが禁止マー
ジンビット等の要因により0から大きくずれてしまった
場合、その収束性の遅速の相違がわかる。
【0137】図13は全てのデータのCWLLがLで、
禁止マージンビットが存在しないと仮定した場合であ
る。
【0138】次にDSVが0近傍に存在しているときの
安定性の違いを図14を参照して説明する。今データ
“Z”までのDSVが−4であったとする。この後くる
データの14NWDは説明の便宜上全て±0であったと
仮定する。このときの条件をまとめると、 1.禁止マージンビット・・・・・・・・無し 2.CWLL・・・・・・・・・・・・・Lレベル 3.データ“Z”までのDSV、及びその絶対値の大き
さに関する信号(ABSM)・・・・・・・・・・・・
・・・・・−4(ABSM=L) 4.データ“A”の14NWD・・・±0 このとき各マージンビットを選んだ場合のDSVの変移
を考察すると (1)マージンビット“100”を選択したとき 17NWD=±(−14NWD+3)=+3・・・DSV=−4→−1 (2)マージンビット“010”を選択したとき 17NWD=±(−14NWD+1)=+1・・・DSV=−4→−3 (3)マージンビット“001”を選択したとき 17NWD=±(−14NWD−1)=−1・・・DSV=−4→−5 (4)マージンビット“000”を選択したとき 17NWD=±(14NWD−3)=−3・・・DSV=−4→−7 従って、DSVを収束方向へ作用させているマージンビ
ットは“100”と“010”であることがわかる。こ
こで注意しなければならないのはどちらのマージンビッ
トを選んだ方が良いかであるが、データ“Z”までのD
SVは−4であるからこの1シンボルでのみ判断するな
らば、当然マージンビット“100”の方が0への収束
性は優れている。
【0139】しかし今ここで仮にマージンビット“10
0”を選んだとすると、次のデータ“B”の14NWD
も±0と仮定しているため、禁止マージンビットが無
く、CWLLもLであったならば、次のデータ“B”に
付加するマージンビットも“100”を選ぶことにな
る。つまり図14の従来の制御方式のDSVの軌跡に相
当する。この場合0への収束性は優れているもののDS
Vのゼロクロスが激しく、その軌跡は不安定であること
がわかる。
【0140】一方データ“A”に付加するマージンビッ
トを“100”ではなく、“010”を選んだと仮定す
るとデータ“A”の単一シンボルで見るとDSVを−4
から−3にしか引き戻していないが同様の条件が連続し
た場合DSVの軌跡は−4→−3→−2→−1→±0と
細かく0への収束を働きかける。
【0141】従って、本発明により得られるDSVは余
計なDSVのゼロクロスがなくなると同時にDSVの値
も図14に示されるように従来型より安定していること
がわかる。
【0142】以上のようにDSVの絶対値をモニターす
ることで、DSVを0へ引き戻す力のコントロール(ゲ
イン MAX/MIN)を行っているため、 1.DSVの絶対値が大きい場合最大限の力(最大ゲイ
ン制御)により0へ引き戻すため、DSVの収束性が優
れている。
【0143】2.DSVの絶対値が小さい場合最小限の
力(最小ゲイン制御)により0へ引き戻すため、余計な
ゼロクロスがなくなり、更にDSVの軌跡は安定する。
【0144】本発明の内容を要約するならば、マージン
ビットはまずインフォメーションビットパターン同士の
連結点でEFM3T〜11Tのルールを満足するように
選択され、次にDSVの絶対値をモニターすることで適
切なゲインによりDSVが0に近づくようなマージンビ
ットを選択することになる。
【0145】なお、CD方式準拠の変調回路について上
述したが、この発明の技術思想は、入力するmビット符
号をn(但し、n>m)チャネルビットパターンに変換
し、このnチャネルビットパターン間を複数種類のマー
ジンビットのうちの1つで結合して、最長および最短記
録波長を制限すると共に、記録波形の低域成分を抑圧す
る変調回路一般に適用できることは明かである。
【0146】
【発明の効果】上述のように、この発明に係る第1の
調回路によれば、累積ディジタルサムバリエーション
(DSV)が零になった時点からの経過時間を計測し、
所定時間が過ぎたときにはマージビット発生手段により
選択されたマージンビットを強制的に他のマージンビッ
トに置換してデータ符号列生成手段へ供給する置換手段
を備えるものである。 この構成によって、累積DSVが
零から大きくずれてしまった場合等においても、累積D
SVを強制的に収束する方向に積分手段等を作用させる
ことができる。これと共に、従来のように累積DSVの
極性のみでマージンビットを選ぶことなく、累積DSV
の絶対値の大きさをモニター適切なゲインにより、
めプログラムされた中から最適なマージンビットを選択
できるので、累積DSVの収束性を高めることができ
る。しかも、収束制御したときの不安定性を除去でき
る。また、本発明に係る第2の変調回路によれば、第1
の変調回路の積分手段の機能に加えて、累積DSVが所
定の値に達したか否かを検出する機能を付加したもので
ある。この構成によって、当該積分手段では累積DSV
が正の所定値に達した場合には、正の値を積分する動作
が禁止され、当該累積DSVが負の所定値に達した場合
には、負の値を積分する動作が禁止される。従って、積
分動作のオーバーフローを防止できるの発明は扱う
信号が微小レベルであるミニディスクシステムなどに適
用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る変調回路の一例を示すブロック
図である。
【図2】マージンビットを決定するために用いられる説
明図である。
【図3】マージンビットを決定するために用いられる説
明図である。
【図4】マージンビット置換動作の説明図である。
【図5】マージンビットを決定するために用いられる説
明図である。
【図6】変調回路に適用できるマージンビット発生回路
の一例を示すブロック図である。
【図7】DSV積分回路の一例を示すブロック図であ
る。
【図8】図7の動作説明図である。
【図9】デコーダ41の真理値表である。
【図10】デコーダ42の真理値表である。
【図11】PLA43の真理値表である。
【図12】DSV収束動作を説明するための図である。
【図13】DSV軌跡の一例を示す図である。
【図14】DSV軌跡の一例を示す図である。
【図15】CD方式の信号フォーマットを示す図であ
る。
【図16】サンプル値とEFM信号の説明図である。
【図17】従来の変調回路を示すブロック図である。
【図18】従来のマージンビット発生回路のブロック図
である。
【図19】マージンビット禁止動作の説明に供する図で
ある。
【図20】例外的禁止ルールの判別例を示す図である。
【図21】EFM信号波形図である。
【図22】CWLLが“0”のときの14NWDから1
7NWDを求めるモノグラフである。
【図23】CWLLが“1”のときの14NWDから1
7NWDを求めるモノグラフである。
【図24】従来のデコーダ41,42の真理値表を示す
図である。
【図25】従来のPLA43の真理値表を示す図であ
る。
【図26】従来のPLA43の真理値表を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 EFMROM 12 サブコードシンク付加回路 13 疑似フレームシンク付加回路 14 レジスタ 15 フレームシンク変換回路 16 パラレルイン/シリアルアウト(P/S)レジス
タ 17 NRZI変調回路 18 EFM信号 20 禁止マージンビット判別回路 40 マージンビット発生回路 41,42 デコーダ 43 プログラマブルロジックアレイ(PLA) 44 最適マージンビット 60 ディジタルサムヴァリエーション(DSV)積分
回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 H03M 7/00 H04L 25/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々がnビットからなる複数のデータを
    マージンビットにより連結したデータ符号列を生成する
    データ符号列生成手段と、前記データ符号列をNRZI
    変調するNRZI変調手段とを含む変調回路であって、 前記マージンビットを入力して所定の規格に抵触する否
    かを判別し、前記連結に用いるべきではないマージンビ
    ットである場合には禁止信号を発生する判別手段と、 前記NRZI変調後に得られる信号の直流成分を積分
    し、当該積分により得られる累積ディジタルサムバリエ
    ーションに応じた制御信号を出力する積分手段と、 予めプログラムされた前記マージンビットの中から前記
    禁止信号及び前記制御信号に応じて前記累積ディジタル
    サムバリエーションを零に近づけるための最適なマージ
    ンビットを選択するマージビット発生手段と、 前記積分手段から出力された前記累積ディジタルサムバ
    リエーションが零になった時点からの経過時間を計測
    し、所定時間が過ぎたときには前記マージビット発生手
    段により選択された前記マージンビットを強制的に他の
    マージンビットに置換して前記データ符号列生成手段へ
    供給する置換手段とを備える ことを特徴とする変調回
    路。
  2. 【請求項2】 各々がnビットからなる複数のデータを
    マージンビットにより連結したデータ符号列を生成する
    データ符号列生成手段と、前記データ符号列をNRZI
    変調するNRZI変調手段とを含む変調回路であって、 前記マージンビットを入力して所定の規格に抵触する否
    かを判別し、前記連結に用いるべきではないマージンビ
    ットである場合には禁止信号を発生する判別手段と、 前記NRZI変調後に得られる信号の直流成分を積分
    し、当該積分により得られる累積ディジタルサムバリエ
    ーションに応じた制御信号を出力すると共に、前記累積
    ディジタルサムバリエーションが所定の値に達したか否
    かを検出し、当該累積ディジタルサムバリエーションが
    正の所定値に達した場合には、正の値を積分する動作が
    禁止され、当該累積ディジタルサムバリエーションが負
    の所定値に 達した場合には、負の値を積分する動作が禁
    止される積分手段と、 予めプログラムされた前記マージンビットの中から前記
    禁止信号及び前記制御信号に応じて前記累積ディジタル
    サムバリエーションを零に近づけるための最適なマージ
    ンビットを選択して前記データ符号列生成手段へ供給す
    るマージビット発生手段とを備える ことを特徴とする変
    調回路。
  3. 【請求項3】 前記積分手段は、 得られた前記累積ディジタルサムバリエーションが正極
    性の場合には、当該累積ディジタルサムバリエーション
    を減少させるマージンビットを選択させるための制御信
    号を前記マージビット発生手段へ出力し、 前記累積ディジタルサムバリエーションが負極性の場合
    には、当該累積ディジタルサムバリエーションを増加さ
    せるマージンビットを選択させるための制御信号を前記
    マージビット発生手段へ出力する ことを特徴とする請求
    項1に記載の変調回路。
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