JP3352917B2 - 保圧装置を備えた射出成形機における保圧用樹脂の制御方法 - Google Patents

保圧装置を備えた射出成形機における保圧用樹脂の制御方法

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JP3352917B2
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、保圧装置を備え
た射出成形機における保圧用樹脂の制御方法に関するも
のである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】加熱筒内に射出スクリ
ュを回転かつ進退自在に備えた射出装置、射出プランジ
ャを進退自在に備えた射出装置などによる通常の射出成
形機では、樹脂の計量及び射出充填と保圧の動作の全て
を射出スクリュまたは射出プランジャにより行ってい
る。このため樹脂の射出充填に引き続いて行われる保圧
工程が完了しない限り、樹脂の可塑化及び計量工程に移
行することができない。
【0003】上記可塑化や計量工程等の制限を解決する
手段として、保圧を専用とするプランジャをシリンダに
内装した装置を加熱筒の先端部に取り付けたものがあ
る。この保圧装置により射出スクリュ又は射出プランジ
ャによる射出充填後の保圧が不要となり、保圧工程は保
圧装置に専ら任せて次の工程、すなわち可塑化や計量工
程に移行することができるので、それらの工程の開始時
期が早まって成形サイクルの短縮が図られるようになっ
た。
【0004】また射出成形では、制御対象の樹脂の量が
毎回一定量であることを原則として射出制御を行ってお
り、保圧力の保持のために計量にはクッションとして残
留させる樹脂量も含ませている。射出充填も射出スクリ
ュ又は射出プランジャを完全に押し切るようなことはせ
ずに、樹脂がクッションとして残留する前進位置までと
している。しかし、クッション量を含む樹脂量は計量誤
差、環境の変化等により毎回一定量とはなり難いのが常
である。
【0005】保圧装置を採用した射出成形機では、射出
充填工程の最終段階にあたる保圧工程を保圧装置が受け
持つため、射出充填用樹脂と保圧用樹脂の両方を別個に
蓄えることになる。また保圧維持は樹脂路の残留樹脂と
保圧装置に残留するクッションにより行っていることか
ら、両方の装置において常に適正量な樹脂量の供給が繰
返し確実に行われない限り、高精度を要する成形品の成
形に採用することはきわめて困難とされている。
【0006】この発明は上記事情から考えられたもので
あつて、その目的は、保圧装置に対する保圧用樹脂の供
給と、射出装置における射出用樹脂の計量とが別個に行
われるものでありながら、計量の適正化とクッション量
を含む保圧用樹脂の定量化の両方を確実に行い得る新た
な保圧装置を備えた射出成形機における保圧用樹脂の制
御方法を提供することにある。
【0007】またこの発明は、保圧終了後にクッション
として残留させた樹脂の排出を行って、成形ごとの保圧
用樹脂の定量化を一層確実となすとともに、保圧装置の
残留樹脂による成形上の弊害を防止することができる新
たな保圧装置を備えた射出成形機における保圧用樹脂の
制御方法を提供するものでもある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的によるこの発明
は、射出シリンダとノズルとの間の樹脂路に開閉バルブ
を備え、その開閉バルブより先方の樹脂路に保圧装置を
接続し、計量時又は射出充填時に可塑化された樹脂の一
部を保圧用樹脂として射出シリンダ側から上記保圧装置
の保圧シリンダに供給し、その供給量はクッションとし
て残留させる樹脂量を含み、かつ樹脂圧により保圧プラ
ンジャを前進限位置から予め設定した停止位置まで後退
させることにより、保圧用樹脂の蓄え量を常に一定に制
御するにあたり、その制御を保圧時にクッションとして
残留させた樹脂の全量を、保圧終了後に保圧プランジャ
の前進により樹脂路に排出してから行う、というもので
ある。
【0009】またこの発明は、上記保圧シリンダへの保
圧用樹脂の蓄えは、射出充填時に射出シリンダからの樹
脂の一部を保圧シリンダに供給して行い、その供給は上
記排出樹脂が射出により樹脂路から除かれたのち、該排
出樹脂の逆流防止のために前進限位置に停止した保圧プ
ランジャの固定を解除し、かつ保圧プランジャを樹脂圧
により予め設定した停止位置まで後退させて行う、とい
うものである。
【0010】さらにこの発明は、ノズルと共に射出シリ
ンダの軸線上に位置した上記樹脂路一部を、ノズルと開
閉バルブとの間にて側方へ折り返された屈曲路とし、そ
の屈曲部に接続した上記保圧シリンダの開口を境に屈曲
路をノズル側と開閉バルブ側とに区画するというもので
あり、また屈曲路は側方へU状形に折り返し形成された
屈曲路からなり、その屈曲部に開口を接続して上記保圧
シリンダを上記射出シリンダの側部に並設させたことを
特徴とするものでもある。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、先端にノズル11を有す
る射出シリンダ12の内部に、射出プランジャ13を進
退自在に備えた射出装置1と、先端を連絡路21により
射出シリンダ12の先端部14に接続した可塑化シリン
ダ22の内部に、可塑化スクリュ23を回転自在に備え
た可塑化装置2と、先端部14と連絡路21とに設けた
開閉バルブ15,25とからなるプリプラ式射出成形機
で、先端部14のノズル後部に保圧装置3が設けてあ
る。
【0012】この保圧装置3は、射出シリンダ12より
も小径で先端部31の開口を先端部14の樹脂路16に
接続した保圧シリンダ32と、その内部に進退自在に設
けた保圧プランジャ33とからなる。
【0013】図2は、先端にノズル11を有する射出シ
リンダ12の内部に、射出スクリュ17を回転かつ進退
自在に備え、先端部14に開閉バルブ15を設けたイン
ラインスクリュ式射出装置で、プリプラ式射出成形機と
同様に射出シリンダ12よりも小径で先端部31の開口
を先端部14の樹脂路16に接続した保圧シリンダ32
と、その内部に進退自在に設けた保圧プランジャ33と
からなる保圧装置3を備えている。
【0014】上記実施形態のいずれにおいても、樹脂路
16はノズル11と共に射出シリンダ12の軸線上に位
置しており、その一部はノズル11と開閉バルブ15と
の間にて側方へU状形に折り返し形成された屈曲路から
なり、その屈曲部16cに保圧プランジャ33の先端に
より閉鎖される上記保圧シリンダ32の開口を接続し
て、その開口を境に樹脂路16を開閉バルブ側の樹脂路
16aとノズル側の樹脂路16bとに区画している。
【0015】このような接続では、樹脂路16が部分的
に側方に張り出すため、保圧シリンダ32の開口を樹脂
路16に直結するものであっても、従来と異なって、図
示のように保圧シリンダ32を上記射出シリンダ12と
並行に配設することが可能となり、成形機がコンパクト
にまとまるばかりか、ノズル11が射出シリンダ12の
軸線上に位置しているのでノズルタッチ力の偏りも生じ
難くなる。また側方への張り出しをU状形としたこと
で、滞留樹脂を排除することができる。
【0016】また保圧プランジャ33は、保圧シリンダ
32の後端に設けた油圧シリンダ34のピストン35と
連結して、油圧によりピストン35とともに進退移動す
る構成よりなり、その後退は保圧プランジャ33の前進
限から予め設定された後退停止位置の間に制限され、そ
れらの位置は後部に配設した一対の検出器36により検
出されて、保圧プランジャ33は設定位置に機械的手段
により固定される。
【0017】なお、図1において、18は射出プランジ
ャ13を進退移動する油圧シリンダ、26は可塑化スク
リュ23の回転駆動装置である。また図2におて、19
は射出スクリュ17を回転及び前進移動する油圧シリン
ダとモータとによる駆動装置で、いずれも射出装置1の
後部には射出プランジャ13又は射出スクリュ17の位
置を検出する一対の検出器20が配設してある。
【0018】次にプリプラ式射出成形機における計量と
保圧及び保圧用樹脂の供給制御について詳細に説明す
る。図1は、可塑化装置2から射出シリンダ12の前部
に計量された可塑化樹脂が、射出プランジャ13の前進
移動によりノズル11から金型(図は省略)に射出充填
され、その前進限が検出器20により検出されて樹脂路
16の開閉バルブ15が閉作動した状態を示すものであ
る。
【0019】図3は、この開閉バルブ15の閉作動に引
き続いて行われる計量と保圧の同時工程を示すもので、
開閉バルブ15が閉作動すると、連絡路21の開閉バル
ブ25が開作動して可塑化スクリュ23の回転により可
塑化された樹脂が、射出シリンダ12の前部に圧送さ
れ、また射出プランジャ13に対する油圧シリンダ18
の押圧力は背圧力に切り換えられて、射出プランジャ1
3は樹脂圧により後退移動して計量を開始する。
【0020】一方、保圧装置3では樹脂路16の閉鎖後
に保圧プランジャ33が油圧シリンダ34のピストン3
5により前進作動し、既に保圧シリンダ32の前部に蓄
えられた保圧用樹脂を樹脂路16に押し出して保圧を開
始する。この保圧プランジャ33の前進は、図4に示す
ように、所要量の樹脂がクッション4として保圧シリン
ダ32の前部内に残留する位置まで制限され、そのクッ
ション4を介して保圧力の維持が行われる。
【0021】保圧が終了すると、樹脂路16の開閉バル
ブ15が開作動して、射出シリンダ12の先端部と保圧
シリンダ32の先端部とが開閉バルブ側の樹脂路16a
により連通する。そこで保圧プランジャ33を前進移動
すると、図5に示すように、クッション4として残留さ
せた樹脂の全てが押し出されて樹脂路16に排出され、
上記樹脂路16a側の樹脂は更に射出シリンダ12へと
流出される。また保圧プランジャ33は先端面が開口を
閉鎖する前進限にて停止して、押し出した樹脂の逆流を
防止するとともに、その前進限が次の保圧用樹脂の供給
開始点として設定され、保圧プランジャ33は後退移動
可能な状態に維持される。
【0022】残留樹脂の排出が終了すると、図6に示す
ように、開閉バルブ15が閉作動して樹脂路16が遮断
され、射出装置1における計量のみが行われる。場合に
よっては保圧終了前に計量が終了する成形もあり得る
が、そのようなときには計量開始時間を遅らせるか、ま
たは可塑化スクリュ23の回転数を落として、保圧終了
後に計量が終了するように射出装置側を制御する。必要
ならば計量した樹脂を射出プランジャ13の前進により
一旦保圧装置3に圧入してから再度計量を行うことも可
能である。
【0023】射出プランジャ13が設定位置まで後退
し、その位置が検出器20により検出されると、図7に
示すように、開閉バルブ25が閉作動して連絡路21が
遮断され、可塑化装置2からの樹脂の供給停止により、
射出プランジャ13もその位置に停止して計量の終了と
なる。この計量には保圧用の樹脂量も含まれ、また計量
は上記樹脂路16aから射出シリンダ12に流入させた
排出樹脂の樹脂量を見込んで行われるので、排出樹脂に
よる計量のオーバーは生じ難い。
【0024】計量終了が確認されると、図8に示すよう
に、開閉バルブ15が開作動して射出シリンダ12が樹
脂路16と連通する。しかし保圧装置3では保圧プラン
ジャ33が前進限に停止固定されたままで保圧シリンダ
32内への樹脂の流入が阻止されている。また樹脂路1
6内は保圧終了後に保圧シリンダ32から排出した樹脂
が占めている。
【0025】したがって、開閉バルブ15の開作動と同
時に保圧プランジャ33の固定を解除し、射出充填と保
圧用樹脂の蓄えとを一連の工程として行うと、滞留防止
のために樹脂路16に排出した前工程の樹脂が、保圧シ
リンダ32に再び流入するので、射出プランジャ13の
前進による射出充填の初期段階においては、保圧プラン
ジャ33の停止固定を解除せずに行い、タイマ等の採用
により樹脂路16の残留樹脂がノズル11から射出され
た頃を見計らって、保圧プランジャ33の固定を解除す
る。
【0026】この固定解除により保圧プランジャ33
は、射出充填の過程で樹脂圧により後退移動して、樹脂
路16を通過する樹脂の一部が保圧シリンダ32に流入
するようになり、その流入は予め設定した後退位置に保
圧プランジャ33が到着するまで行われて、保圧シリン
ダ32に所定量の保圧用樹脂が蓄えられる。そして設定
位置への到着が検出器36により検出されると、保圧プ
ランジャ33は機械的に停止固定される。
【0027】この保圧プランジャ33の後退による保圧
用樹脂の蓄え中でも射出充填は継続される。射出プラン
ジャ13が前進限位置に到達したことにより射出充填終
了が確認されると、開閉バルブ15が閉作動して樹脂路
16が遮断され、また保圧装置3では前述のごとく油圧
シリンダ34の前進作動により、保圧プランジャ33が
前進作動して保圧用樹脂を樹脂路16に押し出す。樹脂
路16では開閉バルブ側の樹脂路16aが閉鎖状態にあ
るので、保圧用樹脂はノズル側の樹脂路16bに押し出
されて金型内への樹脂の補填を行う。
【0028】この保圧プランジャ33の前進移動は、図
9に示すように、上記クッション4として樹脂が残留す
る位置までに制限されて保圧維持を行う。射出装置1側
では開閉バルブ25の開作動により連絡路21を経て可
塑化された樹脂の供給が再開されて計量が行われる。
【0029】場合によっては、図10に示すように、射
出プランジャ13が前進限位置に到達する直前の位置を
保圧開始位置として予め設定し、その位置に射出プラン
ジャ13が到達したことを位置検出器20が検出して、
保圧プランジャ33を前進作動することにより、保圧工
程の初期段階をその両方で同時に行い、しかるのち開閉
バルブ15を閉じて、保圧プランジャ33のみによる保
圧維持を行うことも可能である。このような保圧では樹
脂の流動を停止することなく、射出工程から保圧工程へ
の移行がスムーズに行われる。
【0030】保圧維持が終了すると、工程はクッション
4として残留させた樹脂の排出と、供給開始点の設定の
ために、前述の図3に示すように、保圧プランジャ33
は再び前進限まで移動されて次の成形に備える。
【0031】上記保圧装置3への保圧用樹脂の供給は、
射出装置1にて計量した樹脂の一部を射出充填時に保圧
装置3へ供給するものであるが、計量過程でも供給を行
うことができる。この場合には、開閉バルブ15により
閉鎖された樹脂路16を開放し、計量中の射出プランジ
ャ13を前進させて、計量した樹脂の一部を保圧シリン
ダ32に圧入し、供給終了後に樹脂路16を閉じて計量
を再開するか、または射出プランジャ13を一時停止さ
せて、可塑化装置2からの樹脂を樹脂路16に導き、樹
脂圧により保圧シリンダ32に保圧用樹脂を供給したの
ち、樹脂路16を閉じて計量を開始することになる。
【0032】図2に示すインラインスクリュ式射出成形
機の場合には、射出スクリュ17が樹脂の可塑化と計量
及び射出充填を行うことから、樹脂路16の開閉バルブ
15の開閉操作との関連において、保圧装置3への保圧
用樹脂の供給を行いうる。
【0033】射出装置1にて計量した樹脂の一部を射出
充填時に保圧装置3へ供給する場合には、保圧と計量の
同時工程において、開閉バルブ15により樹脂路16を
閉じて、射出スクリュ17の回転と後退とにより可塑化
と計量とを行ったのち、樹脂路16を開放して計量樹脂
の射出充填を行えば、図8の場合と同様に、射出充填の
過程で樹脂圧により保圧プランジャ33が後退移動して
保圧シリンダ32内に樹脂が供給される。また計量過程
における保圧装置3への供給も、前述のように計量の中
断或いは再計量などの手段の採用により、プリプラ式射
出成形機の場合と同様に行うことができる。
【0034】上記実施形態から明らかなように、この発
明では保圧装置に対する保圧用樹脂の供給と、射出装置
における射出用樹脂の計量とが別個に行われるものであ
りながら、従来の保圧装置を備えた射出成形機と異なっ
て計量の適正化とクッション量を含む保圧用樹脂の定量
化の両方を確実に行うことができる。
【0035】また保圧終了後にクッションとして残留さ
せた樹脂の樹脂路への排出を保圧プランジャの前進によ
り行い、また排出した樹脂の保圧シリンダへの再流入防
止と保圧プランジャの前進限を供給開始点として次の保
圧用樹脂の蓄えを行うことから、保圧装置における樹脂
の滞留は皆無となり、したがって、滞留樹脂が原因とさ
れる劣化,焼け,炭化物の混入などの成形上の障害が解
消される。
【0036】
【実施例】プリプラ式射出成形機 可塑化装置 スクリュ径 80mm 可塑化能力 195kg/hr スクリュ回転数 0〜150rpm 射出装置 プランジャ径 71mm 射出ストローク 380mm 射出容量 1504cm3 /shot 射出力 1600kgf/cm2 保圧装置 プランジャ径 36mm 保圧ストローク 100mm 保圧容量 100cm3 /shot 保圧力 1825kgf/cm2
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の制御方法を実施し得るプリプラ式射
出成形機の一部を除く縦断側面図である。
【図2】同じくインラインスクリュ式射出成形機の一部
を除く縦断面図である。
【図3】保圧と計量の両方を同時に開始した作動説明図
である。
【図4】保圧終了の作動説明図である。
【図5】保圧時のクッションとして残留させた樹脂の排
出を行った作動説明図である。
【図6】残留樹脂の排出終了後の作動説明図である。
【図7】計量停止の作動説明図である。
【図8】射出充填の作動説明図である。
【図9】射出充填完了後の保圧作動説明図である。
【図10】射出装置と保圧装置の両方で保圧を行う場合
の作動説明図である。
【符号の説明】
1 射出装置 2 可塑化装置 3 保圧装置 4 クッション 11 ノズル 13 射出プランジャ 15 開閉バルブ 16 樹脂路 16a 開閉バルブ側の樹脂路 16b ノズル側の樹脂路 16c 屈曲部 17 射出スクリュ 21 連絡路 23 可塑化スクリュ 25 開閉バルブ 33 保圧プランジャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 康彦 長野県埴科郡坂城町大字南条2110番地 日精樹脂工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−241428(JP,A) 特開 平6−297521(JP,A) 特公 昭46−9949(JP,B1) 特公 昭41−13034(JP,B1) 実公 昭57−45153(JP,Y1) 特表 平3−504477(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/24 B29C 45/46 - 45/57

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出シリンダとノズルとの間の樹脂路に
    開閉バルブを備え、その開閉バルブより先方の樹脂路に
    保圧装置を接続し、計量時又は射出充填時に可塑化され
    た樹脂の一部を保圧用樹脂として射出シリンダ側から上
    記保圧装置の保圧シリンダに供給し、その供給量はクッ
    ションとして残留させる樹脂量を含み、かつ樹脂圧によ
    り保圧プランジャを前進限位置から予め設定した停止位
    置まで後退させることにより、保圧用樹脂の蓄え量を常
    に一定に制御するにあたり、その制御を保圧時にクッシ
    ョンとして残留させた樹脂の全量を、保圧終了後に保圧
    プランジャの前進により樹脂路に排出してから行うこと
    を特徴とする保圧装置を備えた射出成形機における保圧
    用樹脂の制御方法。
  2. 【請求項2】 上記保圧シリンダへの保圧用樹脂の蓄え
    は、射出充填時に射出シリンダからの樹脂の一部を保圧
    シリンダに供給して行い、その供給は上記排出樹脂が射
    出により樹脂路から除かれたのち、該排出樹脂の逆流防
    止のために前進限位置に停止した保圧プランジャの固定
    を解除し、かつ保圧プランジャを樹脂圧により予め設定
    した停止位置まで後退させて行うことを特徴とする請求
    項1記載の保圧装置を備えた射出成形機における保圧用
    樹脂の制御方法。
  3. 【請求項3】 上記樹脂路はノズルと共に射出シリンダ
    の軸線上に位置し、その一部はノズルと開閉バルブとの
    間にて側方へ折り返された屈曲路からなり、屈曲部に接
    続した上記保圧シリンダの開口を境に屈曲路はノズル側
    と開閉バルブ側とに区画されていることを特徴とする請
    求項1又は2記載の保圧装置を備えた射出成形機におけ
    る保圧用樹脂の制御方法。
  4. 【請求項4】 上記屈曲路は側方へU状形に折り返し形
    成された屈曲路からなり、その屈曲部に開口を接続して
    上記保圧シリンダを上記射出シリンダの側部に並設させ
    てなることを特徴とする請求項3記載の保圧装置を備え
    た射出成形機における保圧用樹脂の制御方法。
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