JP3349947B2 - 積層フィルム、蓋材及び容器 - Google Patents

積層フィルム、蓋材及び容器

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JP3349947B2
JP3349947B2 JP7391898A JP7391898A JP3349947B2 JP 3349947 B2 JP3349947 B2 JP 3349947B2 JP 7391898 A JP7391898 A JP 7391898A JP 7391898 A JP7391898 A JP 7391898A JP 3349947 B2 JP3349947 B2 JP 3349947B2
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慎一 三井
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住化プラステック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層フィルム、該
積層フィルムからなる蓋材及び該積層フィルムからなる
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】包装材料において、基材にヒートシール
(シーラント)層を形成させた積層体とすることは一般
に行われており、シーラント材としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン系共重合体などのオレフ
ィン系樹脂が主に用いられている。これらシーラント層
が形成された積層体は、袋状の包装容器として使用され
たり、または、プラスチック、紙などからなるカップ
状、箱状などの包装容器の蓋材として使用される。これ
らの包装には、シール強度が高く密封性に優れているこ
とと同時に、内容物の使用時に易開封性(イージーオー
プン性)に優れていることが必要である。袋状の包装容
器の場合は、袋を引き裂いて開封することもあるが、カ
ップ状、箱状などの包装容器の蓋材の場合は、蓋を容器
本体から剥がして開封することが多く、蓋材としては容
器からの剥がし易さ(イージーピール性)が必要であ
る。
【0003】シーラントにイージーピール性を持たせる
主な手法の一つとしては、異種樹脂をブレンドした樹脂
組成物とする方法があり、例えば特開平8−48849
号公報などに開示されている。しかし、スチレン系樹脂
とオレフィン系樹脂をブレンドした樹脂組成物では、両
者の屈折率が大きく異なる為、フィルム状に加工した場
合でも、透明性に劣るといった問題があった。カップな
どの容器の蓋材としてシーラントを用いる際、容器の中
身がクリアにみえるようにする要望があるが、蓋材のシ
ーラント層の透明性の低さが障害となっていた。
【0004】また、イージーピール性を示すシーラント
材を、そのままシーラントとして容器などの被着体にヒ
ートシールした場合、温度、圧力、時間などのヒートシ
ール条件によりシール強度(剥離強度)が大きく変化す
る場合が多く、安定した剥離強度が得られないことがあ
った。また、剥離はシーラント材と被着体の間で生じる
が、高めの剥離強度の領域では凝集破壊剥離となる場合
が多く、剥離界面の美観はよくないといった問題があっ
た。
【0005】これらの問題を解決する手段として、シー
ラント層と剥離層を設けた積層フィルムとし、シーラン
ト層は被着体と完全融着させて、シーラント層と剥離層
の界面で層間剥離させる手法(層間剥離タイプのイージ
ーピール)が提案されており、例えば特開平9−124
070号公報には、ポリエチレンからなるヒートシール
密封層を最外層とし、次いでスチレン系樹脂とエチレン
系樹脂のブレンド物からなる易破壊層が積層されている
ことを特徴とするフィルムが開示されている。しかし、
この方法は、スチレン系樹脂とエチレン系樹脂のブレン
ド物からなる層があり、透明性に劣るものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる状況において、
本発明の目的は、スチレン系樹脂製容器、エチレン系樹
脂製容器、エチレン系樹脂がラミネートされた紙製容
器、プロピレン系樹脂製容器に対して、イージーピール
性、イージーオープン性を示し、かつ剥離界面の美観に
優れ、また透明性にも優れる積層フィルムを提供するこ
とにある。また、本発明の目的は、上記積層フィルムか
らなる蓋材及び該積層フィルムからなる容器を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、少
なくとも一方の表層が厚み1〜10μmであるシーラン
ト層、該シーラント層に隣接し厚み1〜10μmである
凝集破壊層及び該凝集破壊層に隣接する支持層の少なく
とも3層から構成される積層フィルムであって、前記シ
ーラント層がスチレン系樹脂、エチレン系樹脂及びプロ
ピレン系樹脂の中から選ばれる一種の樹脂を含む層から
なり、前記凝集破壊層が下記オレフィン系樹脂又はオレ
フィン系樹脂組成物(X)を含む層からなり、前記支持
層が下記オレフィン系樹脂又はオレフィン系樹脂組成物
(Y)を含む層からなることを特徴とする積層フィルム
である。 オレフィン系樹脂又はオレフィン系樹脂組成物(X):
下記成分(A)及び下記成分(B)を含有し、かつ下記
式及びを満足するオレフィン系樹脂又はオレフィン
系樹脂組成物 K+L=100 式 35≦0.2×K+0.8×M≦55 式 (式中、Kは成分(A)の配合量(重量%)、Lは成分
(B)の配合量(重量%)、Mは成分(A)である下記
エチレン系共重合体中のビニルモノマーから誘導される
繰り返し単位の含有量(重量%)をそれぞれ表わす。) 成分(A) 不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸エス
テル、不飽和カルボン酸無水物及び酢酸ビニルの中から
選ばれる一種以上のビニルモノマーから誘導される繰り
返し単位とエチレンから誘導される繰り返し単位とから
なるエチレン系共重合体1種類または2種類以上の混合
物 成分(B) エチレン系樹脂またはプロピレン系樹脂
(ただし、前記成分(A)のエチレン系共重合体を除
く) オレフィン系樹脂又はオレフィン系樹脂組成物(Y):
エチレン系樹脂またはプロピレン系樹脂(ただし、上記
成分(A)のエチレン系共重合体を除く)であり、かつ
上記成分(B)で用いた樹脂と同種の樹脂を少なくとも
60重量%含有するオレフィン系樹脂又はオレフィン系
樹脂組成物 また、本発明は、上記積層フィルムからなることを特徴
とする蓋材である。さらに、本発明は、上記積層フィル
ムからなることを特徴とする容器である。以下、本発明
を詳細に説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の積層フィルムは、少なく
とも一方の表層が厚み1〜10μm、好ましくは3〜7
μmであるシーラント層、該シーラント層に隣接し厚み
1〜10μm、好ましくは3〜7μmである凝集破壊層
及び該凝集破壊層に隣接する支持層の少なくとも3層か
ら構成される積層フィルムである。シーラント層及び凝
集破壊層の厚みが本発明の範囲外の場合は、良好なイー
ジーピール性を示さないので好ましくない。
【0009】本発明におけるシーラント層は、スチレン
系樹脂、エチレン系樹脂及びプロピレン系樹脂の中から
選ばれる一種の樹脂を含む層からなるものである。スチ
レン系樹脂としては、例えばポリスチレン、ゴム変性ポ
リスチレン、スチレン−ブタジエンブロック共重合体及
びそれらの混合物が挙げられる。それらの中でも、フィ
ルムの透明性の観点から、重量平均分子量20万〜40
万であるポリスチレン60〜100重量%及び、平均ゲ
ル粒子径0.1〜5μm、ゲル量5〜30重量%である
ゴム変性ポリスチレン0〜40重量%を含有するスチレ
ン系樹脂又はスチレン系樹脂組成物が好ましい。エチレ
ン系樹脂としては、例えば低密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン等のポリエチレン;エチレン−ブテン−1
共重合体、エチレン−ヘキセン−1共重合体等のエチレ
ン−α−オレフィン共重合体などのエチレン系共重合体
及びそれらの混合物が挙げられる。エチレン−α−オレ
フィン共重合体のα−オレフィンとしては、例えばブテ
ン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1、ヘプ
テン−1、オクテン−1、デセン−1等の炭素数4〜1
0のα-オレフィンが挙げられる。プロピレン系樹脂と
しては、例えばポリプロピレン、プロピレン−α−オレ
フィンブロック共重合体、プロピレン−α−オレフィン
ランダム共重合体などのプロピレン系重合体及びそれら
の混合物が挙げられる。プロピレン−α−オレフィンブ
ロック共重合体、プロピレン−α−オレフィンランダム
共重合体のα−オレフィンとしては、例えばエチレン、
ブテン−1、オクテン−1等の炭素数2、4〜10のα
−オレフィンが挙げられる。
【0010】スチレン系樹脂からなるシーラント層とし
た場合はスチレン系樹脂からなる容器に、エチレン系樹
脂からなるシーラント層とした場合はエチレン系樹脂か
らなる容器、あるいはエチレン系樹脂がラミネートされ
た紙からなる容器に、プロピレン系樹脂からなるシーラ
ント層とした場合はプロピレン系樹脂からなる容器に、
それぞれ用いることができる。
【0011】本発明における凝集破壊層は、下記オレフ
ィン系樹脂又はオレフィン系樹脂組成物(X)を含む層
からなるものである。 オレフィン系樹脂又はオレフィン系樹脂組成物(X):
下記成分(A)及び下記成分(B)を含有し、かつ下記
式及びを満足するオレフィン系樹脂又はオレフィン
系樹脂組成物 K+L=100 式 35≦0.2×K+0.8×M≦55 式 (式中、Kは成分(A)の配合量(重量%)、Lは成分
(B)の配合量(重量%)、Mは成分(A)である下記
エチレン系共重合体中のビニルモノマーから誘導される
繰り返し単位の含有量(重量%)をそれぞれ表わす。) 成分(A) 不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸エス
テル、不飽和カルボン酸無水物及び酢酸ビニルの中から
選ばれる一種以上のビニルモノマーから誘導される繰り
返し単位(以下、「ビニルモノマー単位」と称する)と
エチレンから誘導される繰り返し単位(以下、「エチレ
ン単位」と称する)とからなるエチレン系共重合体1種
類または2種類以上の混合物 成分(B) エチレン系樹脂またはプロピレン系樹脂
(ただし、前記成分(A)のエチレン系共重合体を除
く) ここで、ビニルモノマー単位の含有量の異なる2種類以
上のエチレン系共重合体を成分(A)として用いる場合
のMの値は、それぞれのビニルモノマー単位の重量割合
平均値とする。例えば、ビニルモノマー単位の含有量が
1(重量%)のエチレン系共重合体をN1(重量%)、
ビニルモノマー単位の含有量がM2(重量%)のエチレ
ン系共重合体をN2(重量%)の混合物を成分(A)と
した場合のMの値(重量%)は下記式で求めるものとす
る。 M=M1×N1/100+M2×N2/100
【0012】ここで、オレフィン系樹脂又はオレフィン
系樹脂組成物(X)の上記成分(A)、成分(B)の配
合量又はビニルモノマー単位の含有量が本発明の範囲外
である場合、すなわち上記式及び式を満足しない場
合はイージーピール性を示さないので好ましくない。さ
らに、凝集破壊層は、下記式を満足するオレフィン系
樹脂又はオレフィン系樹脂組成物を含む場合が好まし
く、また成分(A)40〜100重量%と成分(B)0
〜60重量%を含有するオレフィン系樹脂又はオレフィ
ン系樹脂組成物を含む場合が好ましい。すなわち、Kの
値が40〜100重量%、Lの値が0〜60重量%が好
ましい。 38≦0.2×K+0.8×M≦52 式
【0013】上記成分(A)のエチレン系共重合体とし
ては、例えばエチレン−不飽和カルボン酸共重合体、エ
チレン−不飽和カルボン酸エステル共重合体、エチレン
−不飽和カルボン酸無水物共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−不飽和カルボン酸エステル−
酢酸ビニル3元共重合体、エチレン単位と2種類以上の
不飽和カルボン酸エステル単位とからなる多元共重合体
などが挙げられる。
【0014】不飽和カルボン酸としては、例えばアクリ
ル酸、メタクリル酸等が挙げられる。また、不飽和カル
ボン酸エステルとしては、例えばエチルアクリレート、
メチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、ステアリルアクリレート、グリシジルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、2
−エチルヘキシルメタクリレート、ステアリルメタクリ
レート、グリシジルメタクリレート等が挙げられる。不
飽和カルボン酸無水物としては、例えば無水マレイン酸
等が挙げられる。成分(A)の好ましい具体例として
は、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタク
リル酸共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合
体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン
−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−エチルメ
タクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−メチルアクリレート−グリシジルメタク
リレート共重合体、エチレン−メチルメタクリレート−
グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル−グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン−
無水マレイン酸共重合体などが挙げられる。
【0015】上記ビニルモノマー単位の含有量Mは25
〜50重量%が好ましい。上記成分(A)の具体例の中
でもエチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体またはその混合物が好ましい。
また上記成分(A)が、メチルメタクリレート単位の含
有量25〜50重量%であるエチレン−メチルメタクリ
レート共重合体、酢酸ビニル単位の含有量25〜50重
量%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体またはその混
合物がより好ましい。また、上記エチレン系共重合体中
の上記ビニルモノマー単位とエチレン単位の結合様式、
例えばランダム、ブロック、交互については何ら限定さ
れるものではない。
【0016】本発明で用いる成分(B)の具体例として
は、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等のポリ
エチレン;エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−
ヘキセン−1共重合体等のエチレン−α−オレフィン共
重合体;ポリプロピレン、プロピレン−α−オレフィン
ブロック共重合体、プロピレン−α−オレフィンランダ
ム共重合体などのプロピレン系重合体及びそれらの混合
物が挙げられる。ここで、エチレン−α−オレフィン共
重合体のα−オレフィンとしては、例えばブテン−1、
ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1、ヘプテン−
1、オクテン−1、デセン−1等の炭素数4〜10のα
−オレフィンが挙げられる。また、プロピレン−α−オ
レフィンブロック共重合体、プロピレン−α−オレフィ
ンランダム共重合体のα−オレフィンとしては、例えば
エチレン、ブテン−1、オクテン等の炭素数2、4〜1
0のα−オレフィンが挙げられる。
【0017】上記成分(A)及び成分(B)の混合方法
は特に制限がなく、それぞれのペレットをドライブレン
ドにより十分に混合したもの、あるいは、それを押出機
により溶融混練した後ペレット状に再造粒したもののい
ずれでもよい。
【0018】また、本発明で用いるオレフィン系樹脂又
はオレフィン系樹脂組成物(X)には、必要に応じて相
溶化剤、滑剤、ブロッキング防止剤、帯電防止剤、酸化
防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、抗菌剤、防曇剤など
を含有させてもよい。
【0019】本発明における支持層は、エチレン系樹脂
またはプロピレン系樹脂(ただし、上記成分(A)のエ
チレン系共重合体を除く)であり、かつ上記成分(B)
で用いた樹脂と同種の樹脂を少なくとも60重量%含有
するオレフィン系樹脂又はオレフィン系樹脂組成物
(Y)からなるものである。すなわち、上記成分(B)
でエチレン系樹脂を用いた場合には、支持層においては
成分(B)と同様のエチレン系樹脂を少なくとも60重
量%用いるものである。該割合が60重量%未満では、
凝集破壊層と支持層の層間接着強度が不十分となり好ま
しくない。
【0020】スチレン系樹脂からなる容器に対する本発
明の積層フィルムとしては、シーラント層が、重量平均
分子量20万〜40万であるポリスチレン60〜100
重量%及び、平均ゲル粒子径0.1〜5μm、ゲル量5
〜30重量%であるゴム変性ポリスチレン0〜40重量
%を含有するスチレン系樹脂又はスチレン系樹脂組成物
からなり、凝集破壊層の成分(A)がメチルメタクリレ
ート単位の含有量25〜50重量%であるエチレン−メ
チルメタクリレート共重合体、酢酸ビニル単位の含有量
25〜50重量%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体
またはその混合物40〜100重量%からなり、凝集破
壊層の成分(B)がポリエチレン、エチレン−α−オレ
フィン共重合体またはその混合物60〜0重量%からな
り、かつ支持層がポリエチレン、エチレン−α−オレフ
ィン共重合体またはその混合物からなる積層フィルムが
好ましい。
【0021】本発明の積層フィルムを得る方法としては
特に制限がなく、例えば、共押インフレーション加工、
共押Tダイ加工など従来の共押出し加工法を用いること
ができる。ただし、本発明の積層フィルムは、少なくと
も一方の表層がシーラント層、該シーラント層に隣接す
る凝集破壊層、さらに該凝集破壊層に隣接する支持層か
ら構成されるように共押出し加工される。
【0022】本発明の積層フィルムの厚みは特に制限は
ないが、20〜100μmが好ましい。
【0023】また、本発明の積層フィルムは、上記シー
ラント層、凝集破壊層及び支持層以外のその他層につい
ては特に制限はないが、上記支持層とその他層の層間接
着強度が、シーラント層と凝集破壊層、及び凝集破壊層
と支持層の層間接着強度以上である必要がある。
【0024】本発明の蓋材は、上記積層フィルムからな
るものである。本発明の蓋材を得る方法としては、例え
ばプラスチック、アルミ箔または紙などから構成される
基材と本発明の積層フィルムをラミネートした積層体と
し、次に該積層体を所定の形状に加工する方法が挙げら
れる。ここで、シーラント層の反対側の層と基材とをラ
ミネートする必要がある。また、ラミネート加工する場
合、本発明の積層フィルム及び基材のラミネートされる
表層に、コロナ放電処理等の表面処理を施し、該処理面
同士を合わせてラミネートする方が好ましい。シーラン
ト層側を、上記に説明したシーラント材に対応する容器
(被着体)にヒートシールさせた場合、シーラント層と
被着体間は完全融着し、シーラント層と凝集破壊層の層
間、凝集破壊層中、凝集破壊層と支持層の層間のいずれ
かで適度な力により剥離が生じ、容器の開封が容易に行
なえる。
【0025】本発明の蓋材は、例えば容器本体部に中身
を充填した後、容器本体部に前記蓋材を熱融着すること
により利用される。
【0026】また、本発明の容器は、上記積層フィルム
からなるものである。シーラント層同士をヒートシール
させた場合に、シーラント層同士は完全融着し、シーラ
ント層と凝集破壊層の層間、凝集破壊層中、凝集破壊層
と支持層の層間のいずれかで適度な力により剥離が生
じ、袋の開封が容易に行なえる。また、本発明の容器
は、例えば本発明の積層フィルムを紙などにラミネート
して、容器状に組み立てたもの、あるいは、容器状とな
ったものの内面の少なくとも一部に本発明の積層フィル
ムをラミネートしたものが挙げられる。これらの場合の
蓋材としては、スチレン系樹脂、エチレン系樹脂及びプ
ロピレン系樹脂の中から選ばれる一種の樹脂からなり、
該蓋材と容器を構成する本発明の積層フィルムからなる
個所とをシールさせた場合に、イージーピール性を示
す。
【0027】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれば
イージーピール性、イージーオープン性を有し、かつ剥
離界面の美観に優れ、また透明性にも優れる積層フィル
ムが提供できる。また、本発明は、上記の優れた物性を
有する積層フィルムからなる蓋材が提供できる。さら
に、本発明は、上記の優れた物性を有する積層フィルム
からなる容器が提供できる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明するが、
本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
なお、評価項目のうち、上記に記載した項目以外の項目
については以下のとおり実施した。
【0029】(1)イージーピール性 ポリエステル単層フィルム(東洋紡績(株)製、商品名
「東洋紡エステルE5100」、厚さ12μm、幅50
0mm)の基材と、得られたフィルムのコロナ処理面と
をドライラミネートした。ドライラミネートは、康井精
機(株)製卓上テストコーターを用い、芳香族エステル系
アンカーコート剤(主剤、武田薬品(株)製、商品名「タ
ケラック A310」、硬化剤、武田薬品(株)製、商品
名「タケネートA3」、さらに酢酸エチルをそれぞれ1
2重量%対1重量%対32重量%の割合で配合し十分に
混合したもの)を塗布量2g/m2となるように基材に
塗布し、温度40℃、圧力3kg/cm2の条件でフィ
ルムと圧着させた後、40℃の乾燥器中で48時間加熱
熟成させ、積層フィルムを得た。得られた積層フィルム
のシーラント層側と被着体とを密着させ、圧力3kg/
cm2、時間1秒、巾10mm、及び表1に示した温度
の条件にてヒートシールした。被着体としては、ゴム変
性ポリスチレン(住友化学工業(株)製「スミブライト
E580」)を、田辺プラスチック機械(株)製V65
−1000シート押出機により厚さ0.6mmのシート
にしたものを用いた。ヒートシールされたサンプルを1
5mm巾に切り出し、東洋精機(株)製オートストレイ
ン型引張試験機を使用して、300mm/分の引張り速
度で180度剥離させたときの剥離強度を測定した。こ
の剥離強度が300g/15mm巾未満である場合、実
用上の密封性に劣り、1500g/15mm巾を超える
場合はイージーピール性に劣る。剥離強度の安定性は、
各ヒートシール温度での最大値と最小値の差を求め判定
した。この値が小さいほど、剥離強度が安定していると
いえる。
【0030】(2)ヒートシールエッジフィルム残り及
び剥離面の状態 上記評価において剥離させた際に、ヒートシールエッジ
でフィルムが切断したかまたはフィルム残りが生じなか
ったかを目視した。さらに、剥離面の状態を観察し、美
感に優れるものを○、劣るものを×とした。 (3)フィルムの透明性 JIS K7105に基づきフィルムのヘイズ値を測定
した。
【0031】実施例1 シーラント層を構成する樹脂としては、連続バルク重合
によって得られたポリスチレン(重量平均分子量21
万)のペレットを用いた。凝集破壊層を構成するオレフ
ィン系樹脂組成物(X)において、成分(A)として
は、エチレン−メチルメタクリレート共重合体樹脂(住
友化学工業(株)製、商品名アクリフトWM403、メ
チルメタクリレート単位の含有量:38重量%)のペレ
ット60重量%を、成分(B)としては、高圧イオン重
合法によって得られた低密度ポリエチレン(メルトフロ
ーレート:2.0g/10分、密度:0.923g/c
3)のペレット40重量%を配合し十分に混合したも
のを用いた。支持層を構成するオレフィン系樹脂組成物
(Y)において、上記成分(B)と同様の高圧イオン重
合法によって得られた低密度ポリエチレン(メルトフロ
ーレート:2.0g/10分、密度:0.923g/c
3)のペレット100重量%を用いた。上記材料を用
い、モダンマシナリー社製キャストフィルム製膜装置
(3種3層共押しTダイ(幅:600mm、押出機A:
40mmφ、押出機B:50mmφ、押出機C:40m
mφ))を用い、ポリスチレンを押出機Aにより樹脂温
度240℃、押出量7kg/時間の条件で、上記オレフ
ィン系樹脂組成物(X)を押出機Bにより樹脂温度21
0℃、押出量5kg/時間の条件で、オレフィン系樹脂
組成物(Y)を押出機Cにより樹脂温度230℃、押出
量23kg/時間の条件にて、押出機A/押出機B/押
出機Cの順に積層されるように押出し、引き取り速度2
6m/分、冷却ロール温度20℃の条件にて3層積層フ
ィルムを加工し、更にフィルムのオレフィン系樹脂組成
物(Y)からなる層側を、濡れ張力45dyne/cm
となるようにコロナ放電処理した。得られたフィルムの
シーラント層の厚みは7μm、凝集破壊層の厚みは5μ
m、全体の厚みは35μmであった。結果を表1に示
す。
【0032】実施例2 凝集破壊層を構成するオレフィン系樹脂組成物(X)に
おいて、(A)成分としては、エチレン−メチルメタク
リレート共重合体樹脂(住友化学工業(株)製、商品名
アクリフトWM403、メチルメタクリレート単位の含
有量:38重量%)のペレット80重量%を、成分
(B)としては、高圧イオン重合法によって得られた低
密度ポリエチレン(メルトフローレート:2.0g/1
0分、密度:0.923g/cm3)のペレット20重
量%を配合し十分に混合したものを用いた以外は、実施
例1と同様に行った。得られたフィルムのシーラント層
の厚みは7μm、凝集破壊層の厚みは5μm、全体の厚
みは35μmであった。結果を表1に示す。
【0033】実施例3 凝集破壊層を構成するオレフィン系樹脂組成物(X)に
おいて、(A)成分としては、エチレン−メチルメタク
リレート共重合体樹脂(住友化学工業(株)製、商品名
アクリフトWM403、メチルメタクリレート単位の含
有量:38重量%)のペレット100重量%を用いた以
外は、実施例1と同様に行った。得られたフィルムのシ
ーラント層の厚みは7μm、凝集破壊層の厚みは5μ
m、全体の厚みは35μmであった。結果を表1に示
す。
【0034】比較例1 押出機A/押出機B/押出機Cの押出量を、それぞれ7
kg/時間、22kg/時間、22kg/時間とした以
外は、実施例1と同様に行った。得られたフィルムのシ
ーラント層の厚みは7μm、凝集破壊層の厚みは20μ
m、全体の厚みは48μmであった。結果を表1に示
す。
【0035】比較例2 押出機A/押出機B/押出機Cの押出量を、それぞれ7
kg/時間、22kg/時間、22kg/時間とした以
外は、実施例2と同様に行った。得られたフィルムのシ
ーラント層の厚みは7μm、凝集破壊層の厚みは20μ
m、全体の厚みは48μmであった。結果を表1に示
す。
【0036】比較例3 シーラント層を構成する樹脂としては、連続バルク重合
によって得られたポリスチレン(重量平均分子量29
万)のペレットを用いた。凝集破壊層及び支持層として
は、連続バルク重合によって得られたゴム変性ポリスチ
レン(軟質成分粒子の含有量:20.8重量%、メルト
フローレート:3.2g/10分)のペレット58重量
%、エチレン−メチルメタクリレート共重合体樹脂(住
友化学工業(株)製、商品名アクリフトWM403、メ
チルメタクリレート単位の含有量:38重量%、SP
値:8.50)のペレット23重量%、高圧イオン重合
法によって得られたエチレン−ヘキセン−1共重合体
(メルトフローレート:0.8g/10分、密度:0.
925g/cm3)のペレット15重量%、スチレン−
イソプレンブロック共重合体ゴム水添物((株)クラレ
製、セプトン2104)のペレットを4重量%の割合で
十分に混合し、これを田辺プラスチック機械(株)製4
0mmφ単軸押出機を用い、温度210℃にて造粒しペ
レット(スチレン系樹脂組成物)としたものを用いた。
上記材料を用い、モダンマシナリー社製キャストフィル
ム製膜装置(3種3層共押しTダイ(幅:600mm、
押出機A:40mmφ、押出機B:50mmφ、押出機
C:40mmφ))を用い、上記スチレン系樹脂組成物
を押出機B及びCにより樹脂温度240℃、押出量10
kg/時間及び8kg/時間の条件で押出し、ポリスチ
レンを押出機Aにより樹脂温度240℃、押出量4kg
/時間の条件で押出し、引き取り速度12.4m/分、
冷却ロール温度40℃の条件にて2層積層フィルムを加
工し、更にフィルムのスチレン系樹脂組成物からなる層
側を、濡れ張力45dyne/cmとなるようにコロナ
放電処理した。得られたフィルムのシーラント層の厚み
は8μm、全体の厚みは44μmであった。結果を表1
に示す。
【0037】
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 施 例 比 較 例 1 2 3 1 2 3 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− シーラント層の厚み μm 7 7 7 7 7 8 凝集破壊層の厚み μm 5 5 5 20 20 36 イージーピール性 剥離強度 kg/15mm幅 ヒートシール温度 150℃ kg/15mm幅 0.80 0.95 0.82 1.62 2.06 0.57 160℃ kg/15mm幅 0.78 0.92 0.82 2.11 2.50 0.60 170℃ kg/15mm幅 1.02 0.93 0.85 1.94 2.70 0.63 180℃ kg/15mm幅 1.12 0.98 0.86 2.03 1.24 0.67 190℃ kg/15mm幅 1.06 0.94 0.80 1.98 1.14 0.81 最大値と最小値の差 0.34 0.06 0.06 0.49 1.56 0.24 シールエッジフィルム残り 無 無 無 有 有 無 剥離面の状態 ○ ○ ○ × × ○ フィルム透明性 ヘイズ % 3.0 2.8 1.9 6.1 6.3 50.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−124070(JP,A) 特開 平6−297655(JP,A) 特開 平5−193075(JP,A) 特開 平5−32288(JP,A) 特開 平8−323933(JP,A) 特開 平8−267634(JP,A) 特開 平10−193531(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方の表層が厚み1〜10μm
    であるシーラント層、該シーラント層に隣接し厚み1〜
    10μmである凝集破壊層及び該凝集破壊層に隣接する
    支持層の少なくとも3層から構成される積層フィルムで
    あって、前記シーラント層がスチレン系樹脂、エチレン
    系樹脂及びプロピレン系樹脂の中から選ばれる一種の樹
    脂を含む層からなり、前記凝集破壊層が下記オレフィン
    系樹脂又はオレフィン系樹脂組成物(X)を含む層から
    なり、前記支持層が下記オレフィン系樹脂又はオレフィ
    ン系樹脂組成物(Y)を含む層からなることを特徴とす
    る積層フィルム。 オレフィン系樹脂又はオレフィン系樹脂組成物(X):
    下記成分(A)及び下記成分(B)を含有し、かつ下記
    式及びを満足するオレフィン系樹脂又はオレフィン
    系樹脂組成物 K+L=100 式 35≦0.2×K+0.8×M≦55 式 (式中、Kは成分(A)の配合量(重量%)、Lは成分
    (B)の配合量(重量%)、Mは成分(A)である下記
    エチレン系共重合体中のビニルモノマーから誘導される
    繰り返し単位の含有量(重量%)をそれぞれ表わす。) 成分(A) 不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸エス
    テル、不飽和カルボン酸無水物及び酢酸ビニルの中から
    選ばれる一種以上のビニルモノマーから誘導される繰り
    返し単位とエチレンから誘導される繰り返し単位とから
    なるエチレン系共重合体1種類または2種類以上の混合
    物 成分(B) エチレン系樹脂またはプロピレン系樹脂
    (ただし、前記成分(A)のエチレン系共重合体を除
    く) オレフィン系樹脂又はオレフィン系樹脂組成物(Y):
    エチレン系樹脂またはプロピレン系樹脂(ただし、上記
    成分(A)のエチレン系共重合体を除く)であり、かつ
    上記成分(B)で用いた樹脂と同種の樹脂を少なくとも
    60重量%含有するオレフィン系樹脂又はオレフィン系
    樹脂組成物
  2. 【請求項2】Kの値が40〜100、Lの値が0〜60
    及びMの値が25〜50である請求項1記載の積層フィ
    ルム。
  3. 【請求項3】成分(A)が、エチレン−不飽和カルボン
    酸エステル共重合体である請求項1記載の積層フィル
    ム。
  4. 【請求項4】成分(A)が、エチレン−メチルメタクリ
    レート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体または
    その混合物である請求項1記載の積層フィルム。
  5. 【請求項5】成分(A)が、メチルメタクリレートから
    誘導される繰り返し単位の含有量25〜50重量%であ
    るエチレン−メチルメタクリレート共重合体、酢酸ビニ
    ルから誘導される繰り返し単位の含有量25〜50重量
    %であるエチレン−酢酸ビニル共重合体またはその混合
    物である請求項1記載の積層フィルム。
  6. 【請求項6】シーラント層が、重量平均分子量20万〜
    40万であるポリスチレン60〜100重量%及び、平
    均ゲル粒子径0.1〜5μm、ゲル量5〜30重量%で
    あるゴム変性ポリスチレン0〜40重量%を含有するス
    チレン系樹脂又はスチレン系樹脂組成物からなる請求項
    1記載の積層フィルム。
  7. 【請求項7】シーラント層が、重量平均分子量20万〜
    40万であるポリスチレン60〜100重量%及び、平
    均ゲル粒子径0.1〜5μm、ゲル量5〜30重量%で
    あるゴム変性ポリスチレン0〜40重量%を含有するス
    チレン系樹脂又はスチレン系樹脂組成物からなり、凝集
    破壊層の成分(A)がメチルメタクリレートから誘導さ
    れる繰り返し単位の含有量25〜50重量%であるエチ
    レン−メチルメタクリレート共重合体、酢酸ビニルから
    誘導される繰り返し単位の含有量25〜50重量%であ
    るエチレン−酢酸ビニル共重合体またはその混合物40
    〜100重量%からなり、凝集破壊層の成分(B)がポ
    リエチレン、エチレン−α−オレフィン共重合体または
    その混合物60〜0重量%からなり、かつ支持層がポリ
    エチレン、エチレン−α−オレフィン共重合体またはそ
    の混合物からなる請求項1記載の積層フィルム。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の積層フィ
    ルムからなることを特徴とする蓋材。
  9. 【請求項9】請求項1〜7のいずれかに記載の積層フィ
    ルムからなることを特徴とする容器。
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