JP3349200B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ルームエアコン等の空
気調和装置(以下、エアコンいう。)に係り、特にイン
バータ電源を用いた周波数可変制御方式のエアコンの改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータ電源を用いた周波数可変制御
方式のエアコンでは、空調負荷に応じて、例えば、15
〜75Hz の範囲で周波数を変化させることによりコン
プレッサ(圧縮機)の圧縮能力を調整するようになって
いる。
【0003】かかるインバータエアコンにおいて、何ら
かの原因によりコンプレッサの動作がロック(停止)し
た場合、必要以上にコンプレッサの電動機巻線に過電流
が流れ、放置すると巻線の焼損や内蔵オイルの汚染等を
引き起すおそれがある。
【0004】従来では、過電流防止のため、インバータ
電源にCT(カレント・トランス)等の電流検出器を設
け、かつインバータのパワートランジスタモジュールに
流れるシャント抵抗等の電流検出器を設け、それぞれの
電流検出値をコントローラにより監視し、異常の場合に
インバータ電源の運転を停止するように構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記過電流検出機能
は、運転周波数が比較的高い場合には検出電流が充分に
大きいために有効に作用する。
【0006】しかしながら、運転周波数が極めて低い帯
域(例えば、下限周波数近傍の15〜20Hz )におい
てコンプレッサにロック異常が発生した場合、上記過電
流判断基準に達しないまでも過大な電流が流れているに
もかかわらず、異常検出されない場合があった。
【0007】そこで、本発明は、特に低周波数帯域での
コンプレッサのロックに起因するコンプレッサの破壊を
確実に防止しうる空気調和装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、インバータ電源により空調負荷に応じて
圧縮機の運転周波数を可変制御するようにした空気調和
装置において、前記インバータ電源に流れる電流を検出
する電流検出器と、予め定められた低周波数運転帯域で
の運転時における、前記検出電流を予め定められた第1
の異常判断基準値と比較判断する第1の電流比較判断手
段と、前記第1の電流比較判断の結果、異常電流値を検
出したとき、当該異常電流の継続時間を予め定められた
時間基準値と比較判断する時間比較判断手段と、時間比
較判断の結果、異常電流値が前記時間基準値以上継続す
る場合に前記低周波数運転帯域の上限周波数より高い周
波数に一時的に運転周波数を上昇させて運転させる運転
周波数上昇手段と前記運転周波数上昇時のインバータ電
源電流の検出電流と予め定められた第2の異常判断基準
値とを比較判断する第2の電流比較判断手段と、前記第
2の電流比較判断の結果、異常電流値を検出したとき、
前記インバータ電源の運転を停止する停止制御手段とを
備えたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、電流検出器によって検出され
たインバータ電源を流れる電流の検出値は、運転周波数
が低周波数帯域内の場合電流比較判断手段により異常判
断基準値と比較される。その比較の結果、異常電流と判
断された場合、さらに時間比較判断手段により異常電流
の継続時間が時間基準値と比較される。その結果、異常
電流が時間基準値以上の時間継続された場合には、運転
周波数上昇手段により意図的に運転周波数を前記低周波
数運転帯域の上限周波数より高い周波数に上昇させ、こ
の上昇時においてなお異常が生じるか否かを第2の電流
比較判断手段により確認し、異常である場合は停止制御
手段によりインバータ電源の運転を強制的に停止させて
コンプッレサを保護する。
【0010】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0011】図1に、本発明に係るインバータエアコン
の概要を示す。図1において、インバータ電源を構成す
るコンバータ1には3相交流電源(R.S.T)が供給
される。コンバータ1は3相交流を直流に整流し、直流
電力をインバータ電源を構成するインバータ2に供給す
る。インバータ2はコントローラ8からの制御信号Cに
従って、空調負荷に応じた周波数の駆動電力P(3相)
をコンプレッサ3に供給し、コンプレッサ3の圧縮能力
の変化により空調ユニット4内の冷媒の循環量が制御さ
れ、負荷に応じた空調運転が行われる。
【0012】コンバータ1の交流側(入力側)のいずれ
か一相の電流配線にはCT(カレントトランス)5が設
けられている。CT5の検出信号は交流なので、整流回
路6を介して直流電圧に変換され、検出信号Id1として
コントローラ8の入力ポートに与えられる。
【0013】コンバータ1の交流側(出力側)とインバ
ータ2の直流側(入力側)の例えば負荷電圧側の電流配
線には、無誘導抵抗器等のシャント抵抗7が直列に挿入
されている。このシャント抵抗7での電圧降下分の電圧
が、同じく異常検出信号Id2としてコントローラ8の入
力ポートに与えられる。
【0014】コントローラ8は、これらの検出電流Id
1,Id2を入力データとして、内蔵するマイクロコンピ
ュータ(図示せず)により異常判断を行う。この異常判
断はマイクロコンピュータ内のROM(Read Only M
emory )等に格納された運転制御プログラムによって実
行される。
【0015】ここで、図2にインバータ2の運転周波数
fd とCT5による検出信号(電流値)Id との相関を
示す。図2からわかるように、運転周波数は、下限周波
数f1 〜上限周波数fmax の範囲で可変制御され、その
時インバータ電流を流れる電流は、斜線で示す幅内で変
化する。そして、下限周波数f1 〜f2 の帯域でのロッ
クによる異常検出が困難であることは、先に述べた通り
である。そこで、本発明では、この低い周波数の帯域f
1 〜f2 を監視帯域とし、以下そのように呼称する。
【0016】図3に、本発明に係るエアコンの制御手段
としての運転制御プログラムの例を示す。図3におい
て、ステップ101は電流比較判断手段であり、ステッ
プ102は時間比較判断手段であり、ステップ103は
運転周波数上昇手段であり、ステップ104は第2の電
流比較判断手段であり、ステップ105は停止制御手段
に該当する。
【0017】次に、本発明に係るエアコンの異常時の制
御動作について説明する。(図3参照)。
【0018】コントローラ8における運転制御プログラ
ムのメインルーチン(図示せず)では、運転周波数fd
が監視帯域f1 〜f2 に入ったか否かを常時監視してお
り、運転周波数fd が監視帯域f1 〜f2 入った場合に
は、図3のプログラムをサブルーチンで起動するように
なっている。
【0019】いま、エアコンの運転周波数fd が監視帯
域f1 〜f2 に入ったとする(ステップ100)。する
とステップ101において検出電流Id (現在、インバ
ータ電流に流入している電流値に対応する。)と予め定
められた基準電流値Iref1とが比較される。
【0020】Id >Iref1でない場合(NO)は、正常
と判断され、図3での処理が終了し、メインルーチンに
戻る。
【0021】Id >Iref1となった場合(YES)、異
常発生の確認のため処理はステップ102に進む。
【0022】ステップ102では、Id >Iref1の状態
が予め定められた基準時間tref 以上継続するか否かを
比較判断する。その結果、以上が一過性のものである場
合(NO)、処理は終了してステップ106にジャンプ
する。
【0023】td ≧tref となった場合(YES)、イ
ンバータ電源に流れている電流は異常と推定し、処理は
103に進む。
【0024】ステップ103では、運転周波数fd を監
視帯域の上限周波数f2 に△fの周波数を加えてf2 よ
り高い周波数にセットし(fd ←f2 +△f)、この周
波数にてインバータ電源を運転させてみる。その状態
で、ステップ104に進み、ステップ101、102で
検出された異常の真偽を確認する。すなわち、ステップ
104はこのときのインバータ電源電流の検出値とf1
〜f2 の範囲での予め設定された基準電流値Iref2とを
比較する。
【0025】比較の結果、Id ≧Iref2でない場合(N
O)には、処理はステップ106に進み、処理はメイン
ルーチンに戻る。しかし、Id ≧Iref2である場合(Y
ES)には、異常であると判断し、ステップ105にて
インバータ電源の運転を停止する。
【0026】その結果、コンプレッサ3への過電流の供
給は停止されることとなりコンプレッサ3は保護され
る。
【0027】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、電流比較
判断手段による電流値の監視と、時間比較判断手段によ
る異常時間の監視を行ない、さらに運転周波数を一旦、
監視帯域外(高く)に変化させて再度異常の有無を確認
するように構成したので、低周波数帯域での運転下にお
けるコンプレッサのロックに起因するコンプレッサの破
壊を確実に防止することができる。また、再度確認によ
り検出精度を向上させることができ、信頼性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の概要ブロックであ
る。
【図2】インバータ電流の運転周波数と電流との相関を
示す説明図である。
【図3】本発明の制御手段を示すフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
fd 運転周波数 f1 下限周波数 fmax 上限周波数 Id 運転電流 Iref1 第1基準電流 Iref2 第2基準電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータ電源により空調負荷に応じて
    圧縮機の運転周波数を可変制御するようにした空気調和
    装置において、 前記インバータ電源に流れる電流を検出する電流検出器
    と、 予め定められた低周波数運転帯域での運転時における、
    前記検出電流を予め定められた第1の異常判断基準値と
    比較判断する第1の電流比較判断手段と、 前記第1の電流比較判断の結果、異常電流値を検出した
    とき、当該異常電流の継続時間を予め定められた時間基
    準値と比較判断する時間比較判断手段と、 時間比較判断の結果、異常電流値が前記時間基準値以上
    継続する場合に前記低周波数運転帯域の上限周波数より
    高い周波数に一時的に運転周波数を上昇させて運転させ
    る運転周波数上昇手段と前記運転周波数上昇時のインバ
    ータ電源電流の検出電流と予め定められた第2の異常判
    断基準値とを比較判断する第2の電流比較判断手段と、 前記第2の電流比較判断の結果、異常電流値を検出した
    とき、前記インバータ電源の運転を停止する停止制御手
    段とを備えたことを特徴とする空気調和装置。
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