JP3348420B2 - メモリーコピー機能を備えた情報処理装置 - Google Patents

メモリーコピー機能を備えた情報処理装置

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JP3348420B2 JP33063999A JP33063999A JP3348420B2 JP 3348420 B2 JP3348420 B2 JP 3348420B2 JP 33063999 A JP33063999 A JP 33063999A JP 33063999 A JP33063999 A JP 33063999A JP 3348420 B2 JP3348420 B2 JP 3348420B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ライトバック方式
のキャッシュメモリを利用したメモリコピー機能を備え
た情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】可用性を要求される情報処理装置では、
障害が発生した場合にも装置を停止させることなく障害
の発生した部品を正常な部品と交換することを可能にす
るために、ホットプラグ機能が具備されているものがあ
る。
【0003】従来、システムのメインメモリが複数のプ
リント基板上に分散して実装される形態を持つものが多
かったが、近年では、性能や拡張性の向上のために、分
散共有メモリ方式を採用するマルチプロセッサシステム
が登場している。このようなマルチプロセッサでは、プ
ロセッサとメインメモリが同じプリント基板上に実装さ
れる形態を持つものが多い。この場合、プリント基板が
1つの交換単位となり、プリント基板上に搭載されてい
るプロセッサに障害が発生して、ホットプラグにより正
常なプロセッサに交換したい場合には、そのプリント基
板上のメインメモリもホットプラグの対象にせざるを得
ず、メインメモリのホットプラグ機能が要求されること
になる。
【0004】従来の装置では、システムが動作中に運用
系のシステムからプロセッサやI/O装置などが部分的
に切り離されても代替装置により継続的にシステムの動
作が可能であり、オペレーティングシステムによって比
較的容易に切り離し/組み込み制御が可能であるもの
を、オンラインリペアの対象装置としている。しかし、
オペレーティングシステムによっては、メインメモリに
関しては、システム動作中は特定のメモリ空間を固定的
に使用する場合があり、そのメモリ空間を切り離すこと
が困難であるため、ホットプラグの対象にしないことが
多い。
【0005】また、メインメモリの可用性を向上させる
ために、メインメモリを二重化し、運用系のメインメモ
リが故障した場合には、待機系のメインメモリを代わり
に使用する方式を採用した装置やシステムを多重化構成
とする方式を採用する装置などもあるが、これらの装置
は冗長な機能が存在する分だけコストが高くなるという
問題がある。
【0006】従来のメモリコピーを行う方法、回路また
は装置の一例が、特開平05−120153号、特開平
08−153045号、特開平09−282292号な
どに記載されている。特開平05−120153号に記
載されている方式は、メモリエラーが発生したときにC
PUがリードライト命令を繰り替えし実行することによ
り、現用メモリの内容を予備メモリへコピーするもので
ある。特開平08−153045号に記載されているメ
モリ制御回路は、エラー発生回数が所定値になったとき
に、メモリ制御回路のコピー制御部が現用メモリの内容
を予備メモリへコピーし、現用メモリから予備メモリへ
の切り替えを行うものである。特開平09−28229
2号に記載されているメモリコピー装置は、CPUとメ
モリからなる複数のエレメントで構成する装置であり、
あるエレメントにエラーが発生し他のエレメントに代替
するときに、メモリコピー装置により現用メモリの内容
を代替メモリにコピーし、コピー中はリード&ロック、
ライト&アンロックにより、他の装置からのメモリへの
アクセスを禁止するものである。こられは、いずれも、
キャッシュメモリを使用しないでメモリコピーを行って
いる。
【0007】以上述べたように、従来のメモリコピー方
法、メモリコピー回路や装置においては、メモリコピー
中は他の装置からのメモリへのアクセスを禁止したり、
また、メモリコピーの制御が複雑化したり冗長なハード
ウェアを設けるなどのためにコストが高くなるなどの問
題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
に鑑みてなされたもので、ライトバック方式のキャッシ
ュメモリの特性を利用して、ホットプラグにより、複写
元のメモリモジュールから複写先のメモリモジュールへ
メモリの内容を複写するメモリコピー機能を備えた情報
処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、1台のプロセッサと、1
台のライトバック方式のキャッシュメモリと、複数のメ
インメモリモジュールと、前記メインメモリモジュール
に対して各種の制御を行う1台のメインメモリ制御装置
とからなる情報処理装置において、前記プロセッサから
データを書き替えずに前記キャッシュメモリ内へ排他的
にキャッシングするように指示する手段と、データが書
き替えられていなくても前記キャッシュメモリから掃き
出される時に前記メインメモリモジュールへライトバッ
クされるように指示する手段と、複写動作中かどうかを
表す手段と、前記メインメモリモジュールへのライトバ
ック要求が発生した場合に、ライトバックのアドレスが
複写領域のアドレスかどうかを判断するアドレス比較手
段と、複写動作中に複写領域に対するライトバック要求
を受け付けた場合に複写元の前記メインメモリモジュー
ルと複写先の前記メインメモリモジュールの両方へ書き
込む手段とを具備することを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、1台以上のプロ
セッサと、1台以上のライトバック方式のキャッシュメ
モリと、複数のメインメモリモジュールと、前記メイン
メモリモジュールに対して各種の制御を行う1台以上の
メインメモリ制御装置とからなる情報処理装置におい
て、前記プロセッサのうちの1台を複写動作を実行する
ためのムーバープロセッサとして割り当てる手段と、前
記ムーバープロセッサからデータを書き替えずに前記キ
ャッシュメモリ内へ排他的にキャッシングするように指
示する手段と、データが書き替えられていなくても前記
キャッシュメモリから掃き出される時に前記メインメモ
リモジュールへライトバックされるように指示する手段
と、複写動作中かどうかを表す手段と、前記メインメモ
リモジュールへのライトバック要求が発生した場合に、
ライトバックのアドレスが複写領域のアドレスかどうか
を判断するためのアドレス比較手段と、複写動作中に複
写領域に対するライトバック要求を受け付けた場合に複
写元の前記メインメモリモジュールと複写先の前記メイ
ンメモリモジュールの両方へ書き込む手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載のメモリーコピー機能を備えた情報処理
装置において、前記プロセッサまたは前記ムーバープロ
セッサが複写動作を完了したことを複写動作中かどうか
を表す手段に通知して複写動作中を解除する手段と、複
写動作中のライトバック動作を完了させるまで待ち合わ
せてから複写元の前記メインメモリモジュールを切り離
し、それ以降のアクセス対象を複写先の前記メインメモ
リモジュールへ切り替える手段とを具備することを特徴
とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
メモリコピー方法を図1を参照して説明する。図1は同
実施の形態によるメモリコピー機能を備えた情報処理装
置のブロック図である。図1において、1はプロセッ
サ、2はライトバック方式のキャッシュメモリ、3は後
述するメモリモジュールを制御するメインメモリ制御装
置、4は複数のメモリモジュールで構成されるメインメ
モリである。
【0013】キャッシュメモリ2を構成する21はプロ
セッサ1からのメモリアクセスリクエストを受け付ける
リクエスト受付部、22はプロセッサ1へのリプライデ
ータを送出するリプライ送出部である。23はキャッシ
ュメモリ2に登録された後述するラインのアドレスと後
述するステータス(状態)を保持するアドレスアレイ、
24はアドレスアレイ23の各エントリに対応したライ
ンデータを保持するデータアレイであり、25および2
6はそれぞれメインメモリ制御装置3と接続されるアド
レスインターフェイス部およびデータインターフェイス
部である。
【0014】また、メインメモリ制御装置3を構成する
31は複写対象のメモリ空間の下限アドレスを示す複写
対象下限アドレスレジスタ、32は複写対象のメモリ空
間の上限アドレスを示す複写対象上限アドレスレジスタ
である。33は、キャッシュメモリ2から受け付けたメ
インメモリ4へのライトバック要求アドレスが複写対象
のメモリ空間に対するものかどうかを判断するためのア
ドレス比較回路である。34はメインメモリ4のメモリ
空間を示すアドレスをメモリモジュール番号とメモリモ
ジュール内相対アドレスに変換するためのアドレス変換
回路である。35および36は、それぞれキャッシュメ
モリ2と接続されるアドレスインターフェイス部および
データインターフェイス部である。
【0015】アドレス変換回路34は、後述するメモリ
モジュール4a、4bのベースアドレスとサイズを保持
するレジスタを備えている。また、アドレス変換回路3
4は複写動作中かどうかを表す複写モードフラグを備え
ており、複写モードフラグがリセットされていて複写動
作中でなければアドレス比較回路33の出力信号を無効
化する。複写モードフラグがセットされていて複写動作
中に、アドレス比較回路33が複写領域に対するライト
バックであることを出力した場合には、アドレス変換回
路34は複写元のメモリモジュール、例えばメモリモジ
ュール4aと複写先のメモリモジュール、例えばメモリ
モジュール4bの両方へ書き込み指示を送出する。
【0016】メインメモリ4を構成する4a、4bはメ
モリモジュールであり、メインメモリ制御装置3とアド
レス・制御線41a、41bおよびデータバス42a、
42bで接続される。
【0017】次に、キャッシュメモリ2のデータ管理単
位であるライン、ラインのステータスおよびライトバッ
ク動作について図1を参照して説明する。キャッシュメ
モリ2上のデータ管理単位を一般にラインまたはブロッ
クと称する(以下、ラインと称する)。一つのラインの
データサイズは、システムにより異なるが、一般的には
32バイト、64バイトまたは128バイトなどのデー
タサイズが採用されることが多い。ライトバック方式の
キャッシュメモリ2では、プロセッサ1がメインメモリ
4へライトしようとした場合、メインメモリ4からライ
ト対象のアドレスを含むラインを読み出し、キャッシュ
メモリ2にそのラインを登録した後にキャッシュメモリ
2上のそのラインに対してライトデータを書き込む。こ
の時、そのラインのデータはメインメモリ4内には存在
せずキャッシュメモリ2上にのみ存在することになり、
後述するダーティ状態となる。
【0018】また、ライトバック方式のキャッシュメモ
リ2におけるアドレスアレイ23の保持するステータス
は、そのラインのデータがメインメモリ4のデータと一
致している(クリーン状態と称する)か、一致していな
い(一般に、ダーティ状態またはモディファイ状態と称
する。以下、ダーティ状態と称する)かを示す。そのラ
インをキャッシュメモリ2内からメインメモリ4へ追い
出す際に、クリーン状態であればアドレスアレイ23の
ステータスを無効化するだけでよいが、ダーティ状態で
あればメインメモリ4へライン全てを書き戻す動作(ラ
イトバック動作と呼ぶ)が発生する。
【0019】次に、プロセッサ1からの基本的なメモリ
リードおよびメモリライトに対する動作を図1を参照し
て説明する。プロセッサ1がメモリリードリクエストを
発行した場合には、キャッシュメモリ2はリクエスト受
付部21でメモリリードリクエストを受け付けた後、ア
ドレスアレイ23を索引してリクエストアドレスが登録
されているかどうかとラインの登録状態を知る。その結
果、キャッシュメモリ2上に有効なラインが存在する場
合は、キャッシュメモリ2はデータアレイ24からデー
タを読み出してリプライ送出部22からプロセッサ1へ
リプライデータを送出する。キャッシュメモリ2上に有
効なラインが存在しない場合は、キャッシュメモリ2は
メインメモリ制御装置3に対してメモリリード要求を発
行し、データが返ってくるとアドレスアレイ23に登録
しデータをデータアレイ24に書き込むとともに、リプ
ライ送出部22からプロセッサ1へリプライデータを出
力する。
【0020】また、プロセッサ1がメモリライトリクエ
ストを発行した場合には、キャッシュメモリ2はリクエ
スト受付部21でメモリライトリクエストを受け付けた
後、アドレスアレイ23を索引してリクエストアドレス
が登録されているかどうかとラインの登録状態を知る。
その結果、キャッシュメモリ2上に有効なラインが存在
する場合は、キャッシュメモリ2はデータアレイ24に
プロセッサ1からのデータを書き込む。これに対して、
キャッシュメモリ2上に有効なラインが存在しない場合
は、キャッシュメモリ2はメインメモリ制御装置3に対
してメモリリード要求を発行し、データが返ってくると
アドレスアレイ23に登録するとともにデータをデータ
アレイ24に書き込む。いずれの場合も、キャッシュメ
モリ2にデータを書き込んだ直後のラインの状態はダー
ティ状態となる。
【0021】次に、本発明の実施の形態の動作について
図1を参照して説明する。例えば、メモリモジュール4
aのあるメモリ空間の内容をメモリモジュール4b上へ
複写を行う場合について説明する。複写元のメモリモジ
ュール4aのメモリ空間は、システムが使用中のメモリ
空間である。複写先のメモリモジュール4bのメモリ空
間は、複写が完了し複写元のメモリモジュール4aが切
り離されるまでソフトウェアからは参照できないメモリ
空間である。
【0022】まず、キャッシュメモリ2は、キャッシュ
メモリ2に存在するダーティ状態のラインをすべてメモ
リモジュール4aに掃き出す。次に、プロセッサ1は、
あらかじめ内部レジスタに設定されている複写対象のメ
モリモジュール4aのメモリ空間の下限アドレスと複写
対象のメモリ空間のサイズから複写対象のメモリ空間の
上限アドレスを求める。そして、プロセッサ1は、メイ
ンメモリ制御装置3に対して、複写対象のメモリモジュ
ール4aの複写領域の下限アドレスおよび上限アドレス
を設定し、複写モードに切り替えるように制御する。メ
インメモリ制御装置3は、メモリモジュール4aの複写
領域の下限アドレスおよび上限アドレスを、それぞれ、
複写領域下限アドレスレジスタ31および複写領域上限
アドレスレジスタ32に設定するとともに、アドレス変
換回路34の複写モードフラグをセットする。
【0023】プロセッサ1は、複写対象のメモリモジュ
ール4aの複写領域を排他的にキャッシュメモリ2へキ
ャッシングするために、メモリモジュール4aのメモリ
空間の下限アドレスから複写対象のメモリ空間のサイズ
分だけ、各ラインの中にある1ワードに対して、ワード
内の書き込み対象バイト指示フラグ(バイトイネーブル
と称する)をすべて無効化して(すなわち、ワード内の
全バイトを書き込み対象外にして)、ライト要求を順次
発行していく。
【0024】例えば、ラインサイズが64バイトの場合
で、複写対象空間の下限アドレスが0番地で、複写対象
メモリ空間サイズが256メガバイトの場合を説明す
る。プロセッサ1が発行するライト命令の最小バイト長
が8バイトとすると、アドレス0番地に対してバイトイ
ネーブルを00h(hは16進数表示であることを示
す)にした8バイトライト要求を発行する。続いて、ア
ドレス40h番地に対してバイトイネーブルを00hに
した8バイトライト要求を発行する。以降、アドレスを
40hずつ(ラインサイズずつ)カウントアップしてい
き、FFFFFC0h番地に対してバイトイネーブルを
00hにした8バイトライト要求を最後に発行すると終
了する。これによって、メモリモジュール4aの複写領
域の各ラインのデータはそのままキャッシュメモリ2内
に登録されるが、キャッシュメモリの状態は実際はクリ
ーン状態であるが排他的なダーティ状態として登録され
る。
【0025】その後、プロセッサ1は、メインメモリ制
御装置3に対してメモリモジュール4aからキャッシュ
メモリ2への複写動作が完了したことを通知する(この
通知手段は信号線でも通信命令でもどちらでもよい)。
キャッシュメモリ2への複写完了の通知を受けたメイン
メモリ制御装置3は、メモリモジュール4aへ書き込ま
ずに保留されているライトバック処理をキャッシュメモ
リ2に実行させる。キャッシュメモリ2は、ダーティ状
態であるラインをメインメモリ4へ書き戻すために、メ
モリ制御装置3に対してライトバック要求を出す。
【0026】メインメモリ制御装置3がライトバック要
求を受け付けると、アドレス比較回路33によって複写
対象ラインであることを識別し、その旨をアドレス変換
回路34に通知する。アドレス変換回路34は、複写元
のメモリモジュール4aと複写先のメモリモジュール4
bの両方へ書き込むように書き込み指示を発生する。こ
のライトバック処理がキャッシュメモリ2のダーティ状
態の全ラインについて完了すると、メモリモジュール4
bの内容がすべてメモリモジュール4aの内容と一致す
ることになる。
【0027】そして、ライトバック処理が完了した後
に、プロセッサ1は、メインメモリ制御装置3に対して
複写モードを解除するように制御する。これにより、メ
インメモリ制御装置3は、アドレス変換回路34の複写
モードフラグをリセットして複写動作を停止し、複写元
のメモリモジュール4aを切り離す。また、メインメモ
リ制御装置3は、これ以降のメモリアクセスがすべて複
写先のメモリモジュール4bに対して行われるように、
アドレス変換回路34内のメモリモジュールのベースア
ドレスを更新する。
【0028】次に、本発明の他の実施の形態を図2を参
照して説明する。図2はマルチプロセッサ構成のメモリ
コピー機能を備えた情報処理装置のブロック図である。
図2において、1a〜1hは図1のプロセッサ1と同等
のプロセッサ、2a〜2hは図1のキャッシュメモリ2
と同等のキャッシュメモリ、3aおよび3bは図1のメ
インメモリ制御装置と同等のメインメモリ制御装置、4
a〜4dは図1のメモリモジュール4a、4bと同等の
メモリモジュールである。
【0029】次に、本発明の他の実施の形態の動作を図
2および図3を参照して説明する。図2のマルチプロセ
ッサ構成の情報処理総理において、例えば、プロセッサ
1a〜1d、キャッシュメモリ2a〜2d、メインメモ
リ制御装置3a、メモリモジュール4a、4bを現用
系、プロセッサ1e〜1h、キャッシュメモリ2e〜2
h、メインメモリ制御装置3b、メモリモジュール4
c、4dを予備系とし、現用系を切り離して現用系から
予備系に切り替えるものとする。図2の情報処理装置の
メモリーコピー動作は、基本的には、本発明の実施の形
態で説明した図1の情報処理装置のメモリーコピー動作
と同じである。
【0030】図3は、図2の情報処理装置のメモリーコ
ピーおよびメモリモジュール切り離し手順を示す図であ
る。まず、情報処理装置内の切り離し対象以外のプロセ
ッサ1e〜1hの中からメモリの複写動作を制御するプ
ロセッサ、例えば1eをムーバープロセッサとして割り
当てる。ムーバープロセッサ1eは、まず、切り離し対
象のキャッシュメモリ2a〜2d配下のプロセッサ1a
〜1dをすべて停止させて情報処理装置から切り離す
(S1)。そして、切り離し対象のキャッシュメモリ2
a〜2d上に存在するダーティ状態のラインをすべて切
り離し対象のメモリモジュール4a、4bへ掃き出す
(S2)。メモリモジュール4a、4bへの掃き出しが
終了した後に、切り離し対象のキャッシュメモリ2a〜
2dをすべて情報処理装置から切り離す(S3)。
【0031】次に、ムーバープロセッサ1eは、メイン
メモリ制御装置3bに対して、複写対象のメモリモジュ
ール4a、4bの複写領域のアドレスを設定するととも
に、複写モードに切り替えるように制御する(S4)。
ムーバープロセッサ1eは、バイトイネーブルを無効化
したライトをメモリモジュール4a、4bの複写領域の
全ライン内の1ワードに対して発行する(S5)。これ
により、ムーバープロセッサ1eが属するキャッシュメ
モリ2e内にメモリモジュール4a、4bの複写領域の
全ラインが排他的なダーティ状態で格納される(S
6)。そして、S4で複写モードに切り替わって以降に
発生したライトバック動作により、キャッシュメモリ2
eの内容を複写元のメモリモジュール4a、4bおよび
複写先のメモリモジュール4c、4dに掃き出し、掃き
出しが完了すると切り離し対象のメモリモジュール4
a、4bを切り離すとともに、複写モードから抜けて複
写動作を終了し、通常の動作状態に戻る(S7)。
【0032】これにより、複写先のメモリモジュール4
c、4dの内容が複写元のメモリモジュール4a、4b
の内容と同じになり、複写元のメモリモジュール4a、
4bの内容を複写先のメモリモジュール4c、4dへ複
写したことになる。また、複写モード中に、他のプロセ
ッサ1f〜1hからリード要求があった場合には、複写
元のメモリモジュール4a、4bから読み出されてリプ
ライデータとして返される。S7で複写モードから抜け
て以降は、ライト要求もリード要求も複写先のメモリモ
ジュール4c、4dがその対象となる。
【0033】上記した他の実施の形態では、キャッシュ
メモリとメインメモリ制御装置がバス接続となっている
が、バス接続でない場合にも本発明を適用することがで
きる。また、メインメモリ制御装置が1台のマルチプロ
セッサ構成のシステムの場合にも本発明を適用すること
ができる。さらに、複数のプロセッサが1台のキャッシ
ュメモリに接続されるマルチプロセッサ構成のシステム
の場合にも本発明を適用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、既存のライトバック方式のキャッシュメモリの特性
を生かすことにより、メインメモリ制御装置のアドレス
比較回路とアドレス変換回路に最小限の制御回路を付加
するだけで、動作中のシステムを停止させることなく、
ホットプラグでメインメモリの内容をコピーすることが
でき、システムの可用性を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態によるメモリコピー機
能を備えた情報処理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 この発明の他の実施形態によるメモリコピー
機能を備えた情報処理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 同他の実施形態によるメモリコピー機能を備
えた情報処理装置におけるメモリコピーおよびメモリモ
ジュールの切り離し手順を示す図である。
【符号の説明】
1、1a〜1h…プロセッサ 2、2a〜2
h…キャッシュメモリ 3、3a、3b…メインメモリ制御装置 4…メインメ
モリ 4a〜4d…メモリモジュール 21…リクエ
スト受付部 22…リプライ送出部 23…アドレ
スアレイ 24…データアレイ 25…アドレ
スインターフェイス部 26…データインターフェイス部 31…複写対
象下限アドレスレジスタ 32…複写対象上限アドレスレジスタ 33…アドレ
ス比較回路 34…アドレス変換回路 35…アドレ
スインターフェイス部 36…データインターフェイス部 41a、41
b…アドレス・制御線 42a、42b…データバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/16 G06F 11/20 G06F 12/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1台のプロセッサと、1台のライトバッ
    ク方式のキャッシュメモリと、複数のメインメモリモジ
    ュールと、前記メインメモリモジュールに対して各種の
    制御を行う1台のメインメモリ制御装置とからなる情報
    処理装置において、 前記プロセッサからデータを書き替えずに前記キャッシ
    ュメモリ内へ排他的にキャッシングするように指示する
    手段と、 データが書き替えられていなくても前記キャッシュメモ
    リから掃き出される時に前記メインメモリモジュールへ
    ライトバックされるように指示する手段と、 複写動作中かどうかを表す手段と、 前記メインメモリモジュールへのライトバック要求が発
    生した場合に、ライトバックのアドレスが複写領域のア
    ドレスかどうかを判断するアドレス比較手段と、 複写動作中に複写領域に対するライトバック要求を受け
    付けた場合に複写元の前記メインメモリモジュールと複
    写先の前記メインメモリモジュールの両方へ書き込む手
    段と、 を具備してなるメモリーコピー機能を備えた情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 1台以上のプロセッサと、1台以上のラ
    イトバック方式のキャッシュメモリと、複数のメインメ
    モリモジュールと、前記メインメモリモジュールに対し
    て各種の制御を行う1台以上のメインメモリ制御装置と
    からなる情報処理装置において、 前記プロセッサのうちの1台を複写動作を実行するため
    のムーバープロセッサとして割り当てる手段と、 前記ムーバープロセッサからデータを書き替えずに前記
    キャッシュメモリ内へ排他的にキャッシングするように
    指示する手段と、 データが書き替えられていなくても前記キャッシュメモ
    リから掃き出される時に前記メインメモリモジュールへ
    ライトバックされるように指示する手段と、 複写動作中かどうかを表す手段と、 前記メインメモリモジュールへのライトバック要求が発
    生した場合に、ライトバックのアドレスが複写領域のア
    ドレスかどうかを判断するためのアドレス比較手段と、 複写動作中に複写領域に対するライトバック要求を受け
    付けた場合に複写元の前記メインメモリモジュールと複
    写先の前記メインメモリモジュールの両方へ書き込む手
    段と、 を具備してなるメモリーコピー機能を備えた情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記プロセッサまたは前記ムーバープロ
    セッサが複写動作を完了したことを複写動作中かどうか
    を表す手段に通知して複写動作中を解除する手段と、 複写動作中のライトバック動作を完了させるまで待ち合
    わせてから複写元の前記メインメモリモジュールを切り
    離し、それ以降のアクセス対象を複写先の前記メインメ
    モリモジュールへ切り替える手段と、 を具備することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のメモリーコピー機能を備えた情報処理装置。
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