JP3348266B2 - 赤外線探知装置 - Google Patents
赤外線探知装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、全周画像と指定方位画
像とを表示する赤外線探知装置に関する。全周走査型赤
外線探知装置（ＩＲＳＴ；Ｉｎｆｒａｒｅｄ Ｓｅａｒ
ｃｈ ａｎｄ Ｔｒａｃｋ）は、３６０度の全方位を走
査し、全方位画像データを全周表示モニタ部に入力して
全周画像を表示し、赤外線放射の目標物を探知するもの
である。このような目標物の探知を容易にすることが要
望されている。
像とを表示する赤外線探知装置に関する。全周走査型赤
外線探知装置（ＩＲＳＴ；Ｉｎｆｒａｒｅｄ Ｓｅａｒ
ｃｈ ａｎｄ Ｔｒａｃｋ）は、３６０度の全方位を走
査し、全方位画像データを全周表示モニタ部に入力して
全周画像を表示し、赤外線放射の目標物を探知するもの
である。このような目標物の探知を容易にすることが要
望されている。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来例の説明図であり、３１は赤
外線撮像部、３２は全周画像メモリ部、３３，３５は走
査変換部、３４は指定方位表示モニタ部、３６は全周表
示モニタ部、３７は信号処理部である。赤外線撮像部３
１は、３６０度の全方位を走査して撮像するものであ
り、その全方位画像データは、全周画像メモリ部３２
と、走査変換部３５と、信号処理部３７とに加えられ
る。
外線撮像部、３２は全周画像メモリ部、３３，３５は走
査変換部、３４は指定方位表示モニタ部、３６は全周表
示モニタ部、３７は信号処理部である。赤外線撮像部３
１は、３６０度の全方位を走査して撮像するものであ
り、その全方位画像データは、全周画像メモリ部３２
と、走査変換部３５と、信号処理部３７とに加えられ
る。
【０００３】全周画像メモリ部３２は、全方位画像デー
タを少なくとも１画面分を蓄積し、指定方位座標情報に
従った範囲内の画像データを読出して、走査変換部３３
によりテレビジョン走査方式に変換し、指定方位表示モ
ニタ部３４に加えて、指定方位の赤外線画像を表示す
る。又全方位画像データを走査変換部３５によりテレビ
ジョン走査方式に変換し、全周表示モニタ部３６に加え
て、３６０度の範囲の赤外線画像を表示する。
タを少なくとも１画面分を蓄積し、指定方位座標情報に
従った範囲内の画像データを読出して、走査変換部３３
によりテレビジョン走査方式に変換し、指定方位表示モ
ニタ部３４に加えて、指定方位の赤外線画像を表示す
る。又全方位画像データを走査変換部３５によりテレビ
ジョン走査方式に変換し、全周表示モニタ部３６に加え
て、３６０度の範囲の赤外線画像を表示する。
【０００４】信号処理部３７は、赤外線撮像部３１から
の全方位画像データについてフィルタ処理やレベル比較
等を行って、飛翔体の排気等のように特定波長帯域に強
力な赤外線を放射して移動する目標物を抽出し、３６０
度の範囲の赤外線画像では認識困難の場合でも、目標物
が抽出されたことを示すシンボルキャラクタを全周表示
モニタ部３６に表示する。
の全方位画像データについてフィルタ処理やレベル比較
等を行って、飛翔体の排気等のように特定波長帯域に強
力な赤外線を放射して移動する目標物を抽出し、３６０
度の範囲の赤外線画像では認識困難の場合でも、目標物
が抽出されたことを示すシンボルキャラクタを全周表示
モニタ部３６に表示する。
【０００５】又オペレータが指定方位の座標情報を入力
すると、全周画像メモリ部３２から指定方位座標情報に
従った範囲の画像データが読出され、その画像データは
走査変換部３３によりテレビジョン走査方式に変換され
て指定方位表示モニタ部３４に加えられ、指定方位の赤
外線画像が表示される。従って、全周画像表示モニタ部
３６に表示された３６０度の範囲の赤外線画像の中の任
意の方位の赤外線画像を、指定方位表示モニタ部３４に
表示することができる。
すると、全周画像メモリ部３２から指定方位座標情報に
従った範囲の画像データが読出され、その画像データは
走査変換部３３によりテレビジョン走査方式に変換され
て指定方位表示モニタ部３４に加えられ、指定方位の赤
外線画像が表示される。従って、全周画像表示モニタ部
３６に表示された３６０度の範囲の赤外線画像の中の任
意の方位の赤外線画像を、指定方位表示モニタ部３４に
表示することができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】信号処理部３７による
抽出目標物は、全周表示モニタ部３６にはシンボルキャ
ラクタとして表示されるから、オペレータは、このシン
ボルキャラクタの表示方位に対応した座標情報を入力す
ることにより、指定方位表示モニタ部３４に、抽出目標
物を含む赤外線画像が表示される。従って、オペレータ
はこの指定方位の赤外線画像を観測して、目標物に対す
る判断を行うことになる。しかし、従来例の構成に於い
ては、オペレータが全周表示モニタ部３６の表示内容を
基に、指定方位表示モニタ部３４の表示内容の切替えを
行うものであるから、迅速な画像の選択切替えができな
い問題があった。本発明は、抽出目標物に対して自動的
に表示画面の切替えを行わせることを目的とする。
抽出目標物は、全周表示モニタ部３６にはシンボルキャ
ラクタとして表示されるから、オペレータは、このシン
ボルキャラクタの表示方位に対応した座標情報を入力す
ることにより、指定方位表示モニタ部３４に、抽出目標
物を含む赤外線画像が表示される。従って、オペレータ
はこの指定方位の赤外線画像を観測して、目標物に対す
る判断を行うことになる。しかし、従来例の構成に於い
ては、オペレータが全周表示モニタ部３６の表示内容を
基に、指定方位表示モニタ部３４の表示内容の切替えを
行うものであるから、迅速な画像の選択切替えができな
い問題があった。本発明は、抽出目標物に対して自動的
に表示画面の切替えを行わせることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の赤外線探知装置
は、図１を参照して説明すると、（１）全方位を走査し
て撮像する赤外線撮像部１と、この赤外線撮像部１から
の全方位画像データを入力して全周画像を表示する全周
表示モニタ部２と、赤外線撮像部１からの全方位画像デ
ータを蓄積する全周画像メモリ部３と、この全周画像メ
モリ部３に蓄積された全方位画像データの中から指定方
位の座標情報を読出情報として読出した指定方位の画像
データを入力して表示する指定方位表示モニタ部４と、
全方位画像データから目標物を抽出処理し、この目標物
の方位を示す目標物情報を全周表示モニタ部３に入力し
て表示させ、且つ目標物の方位を示す抽出方位座標情報
を指定方位の座標情報による読出情報とし、全周画像メ
モリ部３から抽出方位座標情報に従った指定方位の画像
データを読出して、指定方位表示モニタ部４に入力して
表示させる信号処理部５とを備えている。
は、図１を参照して説明すると、（１）全方位を走査し
て撮像する赤外線撮像部１と、この赤外線撮像部１から
の全方位画像データを入力して全周画像を表示する全周
表示モニタ部２と、赤外線撮像部１からの全方位画像デ
ータを蓄積する全周画像メモリ部３と、この全周画像メ
モリ部３に蓄積された全方位画像データの中から指定方
位の座標情報を読出情報として読出した指定方位の画像
データを入力して表示する指定方位表示モニタ部４と、
全方位画像データから目標物を抽出処理し、この目標物
の方位を示す目標物情報を全周表示モニタ部３に入力し
て表示させ、且つ目標物の方位を示す抽出方位座標情報
を指定方位の座標情報による読出情報とし、全周画像メ
モリ部３から抽出方位座標情報に従った指定方位の画像
データを読出して、指定方位表示モニタ部４に入力して
表示させる信号処理部５とを備えている。
【０００８】（２）又信号処理部５は、複数の目標物抽
出時のそれぞれの抽出方位座標情報を蓄積する目標座標
ストア部を備えることができる。
出時のそれぞれの抽出方位座標情報を蓄積する目標座標
ストア部を備えることができる。
【０００９】（３）又目標座標ストア部に蓄積された複
数の抽出方位座標情報を、順次読出情報として全周画像
メモリ部３に加える構成を備えることができる。
数の抽出方位座標情報を、順次読出情報として全周画像
メモリ部３に加える構成を備えることができる。
【００１０】（４）又指定方位の座標情報と、抽出方位
座標情報とを切替えて全周画像メモリ部３に加える切替
部６を設けることができる。
座標情報とを切替えて全周画像メモリ部３に加える切替
部６を設けることができる。
【００１１】
（１）信号処理部５は、全方位画像データを基に目標物
を抽出し、且つその目標物の座標情報を求める。この座
標情報を全周画像メモリ部３の読出情報とすることによ
り、指定方位表示モニタ部４の表示画像を、抽出目標物
を含む画像に自動的に切替えることができる。
を抽出し、且つその目標物の座標情報を求める。この座
標情報を全周画像メモリ部３の読出情報とすることによ
り、指定方位表示モニタ部４の表示画像を、抽出目標物
を含む画像に自動的に切替えることができる。
【００１２】（２）又目標座標ストア部は、複数の目標
物を抽出した場合に、複数の目標物対応の抽出方位座標
情報を蓄積し、目標座標ストア部から必要に応じて抽出
方位座標情報を読出して、全周画像メモリ部３に加え
る。
物を抽出した場合に、複数の目標物対応の抽出方位座標
情報を蓄積し、目標座標ストア部から必要に応じて抽出
方位座標情報を読出して、全周画像メモリ部３に加え
る。
【００１３】（３）又目標座標ストア部に複数の目標物
対応の抽出方位座標情報を蓄積した場合に、その蓄積順
序や抽出目標物の大きさ或いは赤外線強度等の順序に、
手動トリガに従って或いは自動的に順次読出し、全周画
像メモリ部３に加えて抽出方位座標情報に従った範囲の
画像データを読出し、指定方位表示モニタ部４の表示画
面を順次切替えることができる。
対応の抽出方位座標情報を蓄積した場合に、その蓄積順
序や抽出目標物の大きさ或いは赤外線強度等の順序に、
手動トリガに従って或いは自動的に順次読出し、全周画
像メモリ部３に加えて抽出方位座標情報に従った範囲の
画像データを読出し、指定方位表示モニタ部４の表示画
面を順次切替えることができる。
【００１４】（４）又オペレータが入力した指定方位座
標情報と、信号処理部５からの抽出方位座標情報とを切
替部６により切替えて、指定方位表示モニタ部４に表示
する画面を、オペレータの操作によって切替えるか、又
は目標物の抽出に従って自動的に切替えるかを選択する
ことができる。
標情報と、信号処理部５からの抽出方位座標情報とを切
替部６により切替えて、指定方位表示モニタ部４に表示
する画面を、オペレータの操作によって切替えるか、又
は目標物の抽出に従って自動的に切替えるかを選択する
ことができる。
【００１５】
【実施例】図２は本発明の実施例の説明図であり、１１
は赤外線撮像部、１２は全周表示モニタ部、１３は全周
画像メモリ部、１４は指定方位表示モニタ部、１５は信
号処理部、１６は切替部、１７，１８は走査変換部、１
９は目標抽出演算部、２０は目標座標ストア部、２１は
モード設定操作部である。
は赤外線撮像部、１２は全周表示モニタ部、１３は全周
画像メモリ部、１４は指定方位表示モニタ部、１５は信
号処理部、１６は切替部、１７，１８は走査変換部、１
９は目標抽出演算部、２０は目標座標ストア部、２１は
モード設定操作部である。
【００１６】赤外線撮像部１１は、３６０度の全方位を
走査するものであり、その全方位画像データは、全周画
像メモリ部１３と、走査変換部１８を介して全周表示モ
ニタ部１２と、信号処理部１５とに加えられ、全周画像
メモリ部１３に於いて少なくとも１画面分蓄積される。
走査するものであり、その全方位画像データは、全周画
像メモリ部１３と、走査変換部１８を介して全周表示モ
ニタ部１２と、信号処理部１５とに加えられ、全周画像
メモリ部１３に於いて少なくとも１画面分蓄積される。
【００１７】又信号処理部１５は、全方位画像データに
対するフィルタ処理やレベル比較等により目標抽出の演
算を行う目標抽出演算部１９と、目標座標ストア部２０
と、モード設定操作部２１とを含み、目標抽出演算部１
９により目標物を抽出すると、目標物情報としてシンボ
ルキャラクタを全周表示モニタ部１２に加え、又抽出方
位座標情報を目標座標ストア部２０に加える。この時、
切替部１６を信号処理部１５側に切替えていると、目標
座標ストア部２０から直ちに抽出方位座標情報が全周画
像メモリ部１３に読出情報として加えられ、読出された
画像データが走査変換部１７を介して指定方位表示モニ
タ部１４に加えられて、自動的に目標物を含む赤外線画
像が表示される。
対するフィルタ処理やレベル比較等により目標抽出の演
算を行う目標抽出演算部１９と、目標座標ストア部２０
と、モード設定操作部２１とを含み、目標抽出演算部１
９により目標物を抽出すると、目標物情報としてシンボ
ルキャラクタを全周表示モニタ部１２に加え、又抽出方
位座標情報を目標座標ストア部２０に加える。この時、
切替部１６を信号処理部１５側に切替えていると、目標
座標ストア部２０から直ちに抽出方位座標情報が全周画
像メモリ部１３に読出情報として加えられ、読出された
画像データが走査変換部１７を介して指定方位表示モニ
タ部１４に加えられて、自動的に目標物を含む赤外線画
像が表示される。
【００１８】又オペレータの操作によって切替部１６を
指定方位座標情報の入力側に切替えていると、オペレー
タが入力した指定方位座標情報が全周画像メモリ部１３
に読出情報として加えられ、その指定方位座標情報に従
った範囲の画像データが読出されて、指定方位表示モニ
タ部１４に表示される。
指定方位座標情報の入力側に切替えていると、オペレー
タが入力した指定方位座標情報が全周画像メモリ部１３
に読出情報として加えられ、その指定方位座標情報に従
った範囲の画像データが読出されて、指定方位表示モニ
タ部１４に表示される。
【００１９】又目標抽出演算部１９に於いて、複数の目
標物を抽出した場合、それぞれの目標物対応の抽出方位
座標情報を目標座標ストア部２０に蓄積する。そして、
モード設定操作部２１により自動モードに設定すると、
目標座標ストア部２０に蓄積された複数の抽出方位座標
情報が予め設定された時間間隔で順次読出される。それ
によって、全周画像メモリ部１３から読出された画像デ
ータによって、指定表示モニタ部１４には、設定時間間
隔でそれぞれ目標物を含む赤外線画像が順次表示され
る。又マニュアルモードに設定すると、例えば、ボタン
を押下する毎に目標座標ストア部２０から順次抽出方位
座標情報が読出される。それによって、指定表示モニタ
部１４には、目標物を含む赤外線画像が表示される。
標物を抽出した場合、それぞれの目標物対応の抽出方位
座標情報を目標座標ストア部２０に蓄積する。そして、
モード設定操作部２１により自動モードに設定すると、
目標座標ストア部２０に蓄積された複数の抽出方位座標
情報が予め設定された時間間隔で順次読出される。それ
によって、全周画像メモリ部１３から読出された画像デ
ータによって、指定表示モニタ部１４には、設定時間間
隔でそれぞれ目標物を含む赤外線画像が順次表示され
る。又マニュアルモードに設定すると、例えば、ボタン
を押下する毎に目標座標ストア部２０から順次抽出方位
座標情報が読出される。それによって、指定表示モニタ
部１４には、目標物を含む赤外線画像が表示される。
【００２０】図３は目標抽出演算部の要部と画面との説
明図であり、（Ａ）に於いて、１１は赤外線撮像部、１
５は信号処理部、２２は点目標抽出フィルタ処理部、２
３は波長相関処理部、２４は比較部である。赤外線撮像
部１１からの全方位画像データとして、例えば、波長３
〜５μｍ帯の画像データＩＲ1 を用いて、点目標抽出フ
ィルタ処理部２２に於いて目標抽出処理を行い、目標物
の座標を求める。
明図であり、（Ａ）に於いて、１１は赤外線撮像部、１
５は信号処理部、２２は点目標抽出フィルタ処理部、２
３は波長相関処理部、２４は比較部である。赤外線撮像
部１１からの全方位画像データとして、例えば、波長３
〜５μｍ帯の画像データＩＲ1 を用いて、点目標抽出フ
ィルタ処理部２２に於いて目標抽出処理を行い、目標物
の座標を求める。
【００２１】又波長８〜１２μｍ帯の画像データＩＲ2
を用い、点目標抽出フィルタ処理部２２からの抽出座標
に於ける画像データＩＲ1 ，ＩＲ2 の信号レベルを、波
長相関処理部２３の比較部２４に於いて比較する。この
場合の目標物の波長特性として、信号レベルがＩＲ1 ＞
ＩＲ2 となることから、比較部２４に於いて画像データ
ＩＲ1 ，ＩＲ2 の信号レベルを比較し、その結果、ＩＲ
1 ＞ＩＲ2 の関係であると、黒体放射とは異なる目標物
と判定し、抽出方位座標情報を目標座標ストア部２０
（図２参照）へ加えると共に、目標物情報としてのシン
ボルキャラクタを全周表示モニタ部１２（図２参照）に
加えて表示させる。
を用い、点目標抽出フィルタ処理部２２からの抽出座標
に於ける画像データＩＲ1 ，ＩＲ2 の信号レベルを、波
長相関処理部２３の比較部２４に於いて比較する。この
場合の目標物の波長特性として、信号レベルがＩＲ1 ＞
ＩＲ2 となることから、比較部２４に於いて画像データ
ＩＲ1 ，ＩＲ2 の信号レベルを比較し、その結果、ＩＲ
1 ＞ＩＲ2 の関係であると、黒体放射とは異なる目標物
と判定し、抽出方位座標情報を目標座標ストア部２０
（図２参照）へ加えると共に、目標物情報としてのシン
ボルキャラクタを全周表示モニタ部１２（図２参照）に
加えて表示させる。
【００２２】図３の（Ｂ）は画面の説明図であり、２５
は０°〜３６０°の範囲の全周表示モニタ部１２の表示
画面を示し、例えば、２４０°〜２４８°の範囲の画像
データを指定方位表示モニタ部１４に表示した状態を２
６で示す。この状態は、目標物が抽出されていない場合
を示す。
は０°〜３６０°の範囲の全周表示モニタ部１２の表示
画面を示し、例えば、２４０°〜２４８°の範囲の画像
データを指定方位表示モニタ部１４に表示した状態を２
６で示す。この状態は、目標物が抽出されていない場合
を示す。
【００２３】そして、例えば、１００°〜１０８°の範
囲に目標物２８を抽出すると、この目標物２８の抽出方
位座標情報を中心とした例えば±４°の範囲の画像デー
タを読出して、指定方位表示モニタ部１４により表示す
る。それによって、２７に示すように、目標物を含む赤
外線画像を自動的に切替えて表示することができる。従
って、オペレータは迅速に目標物の観測を行うことが可
能となる。
囲に目標物２８を抽出すると、この目標物２８の抽出方
位座標情報を中心とした例えば±４°の範囲の画像デー
タを読出して、指定方位表示モニタ部１４により表示す
る。それによって、２７に示すように、目標物を含む赤
外線画像を自動的に切替えて表示することができる。従
って、オペレータは迅速に目標物の観測を行うことが可
能となる。
【００２４】本発明は、前述の各実施例にのみ限定され
るものではなく、種々付加変更することができるもので
あり、複数の目標物を抽出した場合の目標座標ストア部
２０から読出す抽出方位座標情報の順序は、赤外線スペ
クトラムや強度等による脅威目標物の判定順序とするこ
とができる。それによって、脅威目標物に対する迅速な
対応が可能となる。又赤外線強度のみでなく、移動して
いる場合に目標物と判定する処理を含めることもでき
る。この移動目標物抽出処理は、既に各種の手段が知ら
れている。
るものではなく、種々付加変更することができるもので
あり、複数の目標物を抽出した場合の目標座標ストア部
２０から読出す抽出方位座標情報の順序は、赤外線スペ
クトラムや強度等による脅威目標物の判定順序とするこ
とができる。それによって、脅威目標物に対する迅速な
対応が可能となる。又赤外線強度のみでなく、移動して
いる場合に目標物と判定する処理を含めることもでき
る。この移動目標物抽出処理は、既に各種の手段が知ら
れている。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、全周走
査型の赤外線探知装置に於いて、赤外線撮像部１による
全方位画像データを基に、信号処理部５に於いて目標物
を抽出し、その抽出方位座標情報を全周画像メモリ部３
の読出情報として画像データを読出し、指定方位表示モ
ニタ部４に表示するものであり、目標物を含む赤外線画
像を自動的に切替えて指定方位表示モニタ部４に表示す
ることが可能となり、所望の赤外線画像を迅速に切替え
て表示することができるから、遅れることなく、目標物
に対応することができる利点がある。
査型の赤外線探知装置に於いて、赤外線撮像部１による
全方位画像データを基に、信号処理部５に於いて目標物
を抽出し、その抽出方位座標情報を全周画像メモリ部３
の読出情報として画像データを読出し、指定方位表示モ
ニタ部４に表示するものであり、目標物を含む赤外線画
像を自動的に切替えて指定方位表示モニタ部４に表示す
ることが可能となり、所望の赤外線画像を迅速に切替え
て表示することができるから、遅れることなく、目標物
に対応することができる利点がある。
【００２６】又複数の目標物を抽出した場合は、抽出方
位座標情報を目標座標ストア部２０にストアすることに
より、順次目標物を含む赤外線画像を表示することが可
能となる。又切替部６によって、指定方位表示モニタ部
４に表示する赤外線画像を、手動による指定方位座標情
報によって切替えるか、又は抽出方位座標情報によって
自動的に切替えるか選択することができる。
位座標情報を目標座標ストア部２０にストアすることに
より、順次目標物を含む赤外線画像を表示することが可
能となる。又切替部６によって、指定方位表示モニタ部
４に表示する赤外線画像を、手動による指定方位座標情
報によって切替えるか、又は抽出方位座標情報によって
自動的に切替えるか選択することができる。
【図１】本発明の原理説明図である。
【図２】本発明の実施例の説明図である。
【図３】目標抽出演算部の要部と画面との説明図であ
る。
る。
【図４】従来例の説明図である。
１ 赤外線撮像部 ２ 全周表示モニタ部 ３ 全周画像メモリ部 ４ 指定方位表示モニタ部 ５ 信号処理部 ６ 切替部
Claims (4)
- 【請求項１】 全周走査型の赤外線探知装置に於いて、 全方位を走査して撮像する赤外線撮像部と、 該赤外線撮像部からの全方位画像データを入力して全周
画像を表示する全周表示モニタ部と、 前記赤外線撮像部からの全方位画像データを蓄積する全
周画像メモリ部と、該全周画像メモリ部に蓄積された全方位画像データの中
から指定方位の座標情報を読出情報として読出した指定
方位の画像データを入力して 表示する指定方位表示モニ
タ部と、 前記全方位画像データから目標物を抽出処理し、該目標
物の方位を示す目標物情報を前記全周表示モニタ部に入
力して表示させ、且つ該目標物の方位を示す抽出方位座
標情報を前記指定方位の座標情報による前記読出情報と
し、前記全周画像メモリ部から前記抽出方位座標情報に
従った指定方位の画像データを読出して前記指定方位表
示モニタ部に入力して表示させる信号処理部とを備えた
ことを特徴とする赤外線探知装置。 - 【請求項２】 前記信号処理部は、複数の目標物抽出時
のそれぞれの抽出方位座標情報を蓄積する目標座標スト
ア部を備えたことを特徴とする請求項１記載の赤外線探
知装置。 - 【請求項３】 前記目標座標ストア部に蓄積された複数
の抽出方位座標情報を、順次読出情報として前記全周画
像メモリ部に入力する構成を備えたことを特徴とする請
求項１又は２記載の赤外線探知装置。 - 【請求項４】 前記指定方位の座標情報と、前記抽出方
位座標情報とを切替えて前記全周画像メモリ部に入力す
る切替部を設けたことを特徴とする請求項１又は２又は
３記載の赤外線探知装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17454495A JP3348266B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 赤外線探知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17454495A JP3348266B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 赤外線探知装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0927954A JPH0927954A (ja) | 1997-01-28 |
| JP3348266B2 true JP3348266B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=15980410
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17454495A Expired - Fee Related JP3348266B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 赤外線探知装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3348266B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5966935B2 (ja) * | 2013-01-10 | 2016-08-10 | 三菱電機株式会社 | 赤外線目標検出装置 |
-
1995
- 1995-07-11 JP JP17454495A patent/JP3348266B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0927954A (ja) | 1997-01-28 |
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