JP3348190B2 - プラグイン型電線スリ−ブ - Google Patents
プラグイン型電線スリ−ブInfo
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Description
電線スリ−ブに関するものである。
図11に示すものが知られている。これはプラグ部材a
と、これを受入れるレセップ部材bと、該レセップ部材
b上に螺着される締付リングcとよりなっている。プラ
グ部材a(図8)はレセップ部材bへの挿入部dと導体圧
縮部eとの間に大径ねじ部fを有している。又レセップ
部材bはそのプラグ部材aの受入部が図9の如く円周方
向に分割された分割接片gを備え、かつ端部は勾配部j
を有する大径部iとなっている。さらに前記締付リング
cには内側端部に前記レセップ部材bの勾配部jに対応
した勾配部と前記プラグ部材aの大径ねじ部fに螺合す
る雌ねじ部とを備えている。そしてレセップ部材bとプ
ラグ部材aは締付リングcで締付けて固定するが、その
ロック機構として図11に示すような固定ばねkを用い
て、締付リングcが回らない構造としている。この固定
ばねkを図10の2点鎖線の状態から実線の位置まで下
し、固定ばねkの先端部が締付リングcの側面を押圧す
る構成となっている。さらに電線圧縮部には防水ゴム管
mを嵌め水密化を図っている。
ラグイン型スリ−ブは開閉部がプラグ部材の導入部dと
レセップ部材bの分割接片gで電気的接続を行っている
ため、十分な電気的性能を得るためには設計上開閉部が
大きくかつ重くなり、また特に水密性は考えられていな
かった。又締付リングも固定ばねkによって押圧し、ロ
ックするようにしたが、締付リングを強引に回すと回る
恐れがあった。さらに電線圧縮部においては防水ゴム管
を介して電線スリ−ブを圧縮接続して水密を図っている
が、設計上スリ−ブ外径が大きくなったり、圧縮回数が
増えるなどの問題があった。本発明はこのような従来構
造を改良し、プラグ部材とレセップ部材の電気的機械的
接続部の確実性と水密性、コンパクト化、機械的接続に
用いる締付リングの確実なロック機構、そして又電線圧
縮部の構造がシンプルでより確実な水密性を確保できる
プラグイン型電線スリ−ブを提供することを目的とす
る。
受け入れるレセップ部材2と、該レセップ部材2上で軸
心方向に摺動可能に嵌挿されプラグ部材1に設けた大径
ねじ部8に螺合する締付リング3と、前記プラグ部材1
は一端にレセップ部材への挿入部6と、他端の導体取付
部7と、又挿入部6と導体取付部7間に設けた大径ねじ
部8と、前記挿入部6の基部に設けたOリング9を備え
ており、前記レセップ部材2は、一端にプラグ部材1の
挿入部6を受け入れる受入穴10を有し、該受入穴10
の内面には多接点バンド11が設けられ、前記締付リン
グ3は一端にプラグ部材1の大径ねじ部8と螺合する雌
ねじ13を他端には抜け防止用の段部14を備えてい
る。
を設け、この固定ばね5は一本の線状材で成形され、前
記締付リング3の一端近傍の直径上に穿設した穴5aに両
端を取付けられ、他端折り返し部に立上り部5bを形成
し、該立上り部5bに設けた内向突部5cを大径ねじ部8の
端面に当接させて抱き込みばね力で保持するようにし
た。そして締付リング3の弛み止め用の固定ばね5′が
線状材で成形され、両端5′gをレセップ部材2側の直
径上に設けた2つの穴5′aに挿入され、中間部に半円
状の立上り部5′dを、そして折返し部に内向突部5′
fを有する端部立上り部5′eを形成し、中間部の立上
り部5′dと端部立上り部5′eに設けた内向突部5′
fとで締付リング3を抱込み保持するようにした。
ばね5″を一本の線状材で成形し、固定端5″gをレセ
ップ部材2側の直径上に設けた穴5″aに取付けられ、
中間部に互にクロスする立上り部5″dを、そして折返
し部に内向突部5″fを有する端部立上り部5″eを形
成し、中間部の立上り部5″dと端部立上り部5″eに
設けた内向突部5″fとで締付リング3を抱込み保持す
るようにした。さらにプラグ部材1及びレセップ部材2
と電線との接合部に内外周複数の周溝を有するゴムパッ
キング4を嵌挿した。
ブの接続状態における断面図である。1はプラグ部材、
2はこれを受けるレセップ部材、3は両者を結合する締
付リング、4は電線接続部のゴムパッキング、そして5
は締付リング3をロックする固定ばねである。
の挿入部6と導体取付部7との間に大径ねじ部8を有し
ている。9は挿入部6の基部に設けたOリングである。
挿入部6が挿入されたとき、レセップ部材2の受入穴1
0の口元部内面とこのOリング9が接触し水の浸入を防
止している。レセップ部材2はプラグ部材1を装入する
受入穴10を有し、該受入穴10には多接点バンド11
(図4)が取付けられている。12は前記多接点バンド
11に隣接するバンド止めリングである。
の特徴は次の通りである。 a)接点数を電流容量にあわせて取ることができる。た
とえば長さ25.4mm(1インチ)中に10接点とるこ
とができる。 b)回転形または弱い力で摺動する接点に用いられ、軽
くて小形で良好な電気的接続が可能である。 c)1バンド当たり20A以下での通電が可能である。 d)材質は、ばね性のあるベリリウム銅に銀メッキを施
した物である。OC38mm2においてバンド枚数を12
枚とし、プラグ径をφ10mmとすると、バンド1枚当り
の電流容量は17.6Aとなる。
ねじ部8と螺合する雌ねじ13を備え、他端には段部1
4を有し、レセップ部材2側に設けた段部14′と係合
し、それ以上軸方向に移動しないよう構成されている。
図1の如く皮剥ぎされた電線の導体部分がプラグ部材1
又はレセップ部材2の導体取付部7に、被覆の部分がゴ
ムパッキング4の部分に挿入されている。そして導体部
分はプラグ部材1又はレセップ部材2の外側から圧縮さ
れ、被覆の部分及びプラグ部材1又はレセップ部材2と
の接続部はゴムパッキン4で覆い水密性を図っている。
ゴムパッキング4は図1に示すように外周面に環状溝4a
が設けられ、電線の曲げに追従する可撓性向上を図って
いる。又内周面にはプラグ部材1又はレセップ部材2に
設けた凹溝と嵌合する環状突部4bが設けられている。4c
はゴムパッキング4の内面に設けた環状凹溝で、接続電
線の被覆部との間に形成される隙間に充填材等を封入す
れば水密性が更に向上し、さらにはゴムパッキング4の
固定と抜け止めがより確実となる。電線との圧縮接続に
際しては圧縮ダイスで図2の符号wで示す巾で左右夫々
2回ずつ圧縮し、ゴムパッキング4の部分は圧縮しな
い。
形され図5に示すごとく、両端を締付リング3の直径上
に設けた2つの穴5aに挿入して取付けられる。そしてプ
ラグ部材1に設けた大径ねじ部8の端面に固定ばね5の
立上り部5bの内向突部5cを当接させてばね力で押さえ付
ける構造となっている。即ち線状材製の固定ばね5によ
り図5に示す如く締付リング3を抱き込んで固定する構
造になっている。
ばね5′のごとく線状材の固定端5′gをレセップ部材
2側の直径上に設けた2つの穴5′aに挿入し、中間部
に立上り部5′dを、そして折返し部に端部立上り部
5′eを形成し、中間部の立上り部5′dと端部立上り
部5′eに設けた内向突部5′fとで締付リング3を抱
込み保持して締付リング3の回転を防止する構造となっ
ている。なお内向突部5′fはプラグ部材1に設けた大
径ねじ部8の端面に当接させる。
線状材の固定端5″gをレセップ部材2側の直径上に設
けた2つの穴に取付け、中間部に互にクロスし、略等し
い直径の半円弧状の中間部の立上り部5″dを、そして
折返し部に端部立上り部5″eを形成し、中間部の立上
り部5″dと端部立上り部5″eの上部に設けた内向突
部5″fとで締付リング3を抱込み保持して締付リング
3の回転を防止する構造としてもよい。この場合も内向
突部5″fはプラグ部材1に設けた大径ねじ部8の端面
に当接させる。前記互にクロスする中間部の立上り部
5″dの存在により固定ばね5″を嵌めるとき、締付リ
ング3の側部では側方に広がる力が働き、中間部の立上
り部5″dと固定端5″g間では緊締力が働く(図6
(c))。従って締付リング3を抱き込む力が強くなり弛
み止めの効果が大となる。又固定ばね5″の穴部5″a
への固定端5″gではスリ−ブ中心に向かう力が働くた
め、固定ばね5″自体が外れにくくなる。プラグ部材1
及びレセップ部材2と電線との接合部には外周面に複数
の周溝4aを又内周にも周溝4cを有するゴムパッキング4
を嵌挿し接合部の水密と可撓性を図っている。
プラグイン部が水密となり、防水カバ−類が不要となっ
た。又電線接続部にゴムパッキングを嵌挿したので、従
来の如く防水ゴム管を電線圧縮部に介在させず、かつゴ
ムパッキングの上から圧縮しないのでパッキングの劣化
がなく、水密性もより向上させることができる。さらに
ねじ締付部の緩み防止用としての固定ばねがそのばね押
付力により締付リングを回転させない構造としたので、
より安全となった。叙上の如く水密構造の改良により、
スリ−ブ外径を細径化できる。また接続時の圧縮回数も
従来タイプに比べ半減させることができ、作業が非常に
容易化された。さらに開閉部においては、多接点バンド
を採用したので、軽量で構造がコンパクト化され、かつ
電導性に優れている。
図。
した状態の側面図。
上り部 5′f,5″f 内向突部 5′g,5″g 固定端 6 挿入部 7 導体取付部 8 大径ねじ部 9 Oリング 10 受入穴 11 多接点バンド 12 バンド止めリング 13 めねじ 14,14′ 段部 14″ 抜け防止リン
グ
Claims (5)
- 【請求項1】 プラグ部材(1)と、これを受け入れるレ
セップ部材(2)と、該レセップ部材(2)上で軸心方向に
摺動可能に嵌挿されプラグ部材(1)に設けた大径ねじ部
(8)に螺合する締付リング(3)とからなり、前記プラグ
部材(1)は一端にレセップ部材への挿入部(6)と、他端
の導体取付部(7)と、又挿入部(6)と導体取付部(7)間
に設けた大径ねじ部(8)と、前記挿入部(6)の基部に設
けたOリング(9)を備えており、前記レセップ部材(2)
は、一端にプラグ部材(1)の挿入部(6)を受け入れる受
入穴(10)を有し、該受入穴(10)の内面には多接点バンド
(11)が設けられ、前記締付リング(3)は一端にプラグ部
材(1)の大径ねじ部(8)と螺合する雌ねじ(13)を備える
ことを特徴とするプラグイン型電線スリ−ブ。 - 【請求項2】 締付リング(3)に弛み止め用の固定ばね
(5)を設け、この固定ばね(5)は一本の線状材で成形さ
れ、前記締付リング(3)の一端近傍の直径上に穿設した
穴(5a)に両端を取付けられ、他端折り返し部に立上り部
(5b)を形成し、該立上り部(5b)に設けた内向突部(5c)を
大径ねじ部(8)の端面に当接させて抱き込みばね力で保
持するようにした請求項1のプラグイン型電線スリ−
ブ。 - 【請求項3】 締付リング(3)の弛み止め用の固定ばね
(5′)が線状材で成形され、両端(5′g)をレセップ部材
(2)側の直径上に設けた2つの穴(5′a)に挿入され、中
間部に半円状の立上り部(5′d)を、そして折返し部に内
向突部(5′f)を有する端部立上り部(5′e)を形成し、中
間部の立上り部(5′d)と端部立上り部(5′e)に設けた内
向突部(5′f)とで締付リング(3)を抱込み保持するよう
にした請求項1のプラグイン型電線スリ−ブ。 - 【請求項4】 締付リング(3)の弛み止め用の固定ばね
(5″)が線状材で成形され、両端(5″g)をレセップ部材
(2)側の直径上に設けた穴(5″a)に取付けられ、中間部
に互にクロスする立上り部(5″d)を、そして折返し部に
内向突部(5″f)を有する端部立上り部(5″e)を形成し、
中間部の立上り部(5″d)と端部立上り部(5″e)に設けた
内向突部(5″f)とで締付リング(3)を抱込み保持するよ
うにした請求項1のプラグイン型電線スリ−ブ。 - 【請求項5】 プラグ部材(1)及びレセップ部材(2)と
電線との接合部に内外周複数の周溝を有するゴムパッキ
ング(4)を嵌挿した請求項1のプラグイン型電線スリ−
ブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13995994A JP3348190B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | プラグイン型電線スリ−ブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13995994A JP3348190B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | プラグイン型電線スリ−ブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH087940A JPH087940A (ja) | 1996-01-12 |
JP3348190B2 true JP3348190B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=15257659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13995994A Expired - Lifetime JP3348190B2 (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | プラグイン型電線スリ−ブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3348190B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002057511A1 (fr) | 2001-01-19 | 2002-07-25 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Materiau revetu d'un placage metallique et son procede de preparation, et pieces electriques et electroniques les utilisant |
-
1994
- 1994-06-22 JP JP13995994A patent/JP3348190B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH087940A (ja) | 1996-01-12 |
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