JP3347489B2 - ガスバーナ - Google Patents
ガスバーナInfo
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Description
ーナに関する。
ては、たとえば、図23〜図25の従来例に示されてい
るように、バーナ本体Aと、このバーナ本体A上に載置
して周縁に多数の炎孔1を形成するバーナヘッドBとか
らなり、バーナヘッドBには煮こぼれ等による炎孔詰り
を防ぐ鍔部2を備えた構造のものが知られている。
ナヘッドBは鍛造製としたガスバーナが主流となってい
るが、この場合、バーナ本体Aの製造過程においてプレ
ス加工時の絞りの関係等から環状混合室9の外端上縁4
に水平部分4aと曲げ加工部分4b(以下、R部分と呼
ぶ)とが必要となるため、バーナ本体Aの外端上縁4が
バーナヘッドBの炎孔端面1aより外方に突出し炎孔1
は上部の鍔部2の存在と相まって相当奥まった位置とな
る。
は、一次空気は30%〜50%程度であり、炎aに二次
空気が必要かつ十分に接触して始めて適正な炎aが形成
されることから、炎aはバーナ本体Aの外端上縁4のR
部分4bとバーナヘッドBの鍔部2の外周縁2aとで保
炎され、バーナ本体Aの外端上縁4のR部分4bとバー
ナヘッドBの鍔部2の外周縁2aの外方に炎aが形成さ
れる(図23参照)。
合ガスは、炎孔端面1aからバーナ本体Aの外端上縁4
のR部分4bとバーナヘッドBの鍔部2の外周縁2a
(以下保炎部という)までの間bで互に干渉して拡散混
合されるため、保炎部で形成される炎aの内炎a′は辛
うじて分離形成されるものの、外炎a″は互にくっつき
隣接の外炎a″は相互につながってしまう(図25参
照)。
は、炎aの外炎a″がつながってしまうため、炎aに対
する二次空気cの接触が平面的となって炎と炎の間にま
で入り込まず二次空気不足となる。したがって、赤火が
出たり、炎aが伸びて鍋や五徳等に接触、冷却されるこ
とと相まってその燃焼性が悪化するために、COも多く
なり、また、消火音も発生するという問題点があった。
題点に鑑み、相隣接する炎を確実に分離して炎に必要か
つ十分な二次空気が接触するようにして燃焼性の向上等
を図ることを目的としている。
に、この発明のガスバーナは、バーナ本体と、このバー
ナ本体上に載置して周縁に多数の炎孔を形成するバーナ
ヘッドとからなり、バーナヘッドには煮こぼれ等による
炎孔詰りを防ぐ鍔部を備えたガスバーナにおいて、上記
バーナヘッドの鍔部の下面に、炎孔出口から外周縁にま
で至る長さの突起又はリブからなる仕切りを相隣接する
炎孔間に位置して一体形成したことを特徴とする。
隣接する炎を相隣接する炎孔間に位置して設けられた炎
孔出口から外周縁にまで至る長さの仕切りによって確実
に分離するから、二次空気と接触のよい炎が形成され
る。この結果、二次空気の接触が必要かつ十分となりバ
ーナの燃焼性等は向上する。
ることにより、上記作用、効果の向上と併せてその作出
が簡易に行いうる。この結果、均一な製品の量産が可能
となる。
図面を参照して説明する。
の発明を適用したもので、図1〜図22において、Aは
バーナ本体で、基端に拡開入口5を有する混合管6と、
上面に後述するバーナヘッドBを載置する環状載置部7
を有し中心部にはバーナヘッドBを位置決め支持する支
持部8を備えた環状混合室9とを相互に連通して一体形
成した構造となっており、このバーナ本体Aは環状混合
室9の外端上縁4に水平部分4aとR部分4bとを有す
る2分割プレス加工の板金製となしている。そして、混
合管6の基端拡開入口5には一次空気調整用のダンパー
10とメインガスノズル11を備えている(図1参
照)。
れ等による炎孔詰りの防止を主たる目的とし、併せて保
炎性や火移り等をよくするための鍔部2を備え、この鍔
部2の内側下面に炎孔1を形成する多数のスリット状炎
孔溝12を放射状に有し、中心部には前記バーナ本体A
の支持部8に挿入支持する支持筒13と、この支持筒1
3の上方を覆って煮こぼれ等の侵入を防ぐ傘14とを備
えた構造となっており、このバーナヘッドBは鍛造製と
なしている(図1及び図2参照)。
ーナ本体Aの支持部8にバーナヘッドBの支持筒13を
挿入してバーナ本体Aに対しバーナヘッドBを位置決め
支持し、バーナ本体Aの環状載置部7にバーナヘッドB
のスリット状炎孔溝部を載せて密接すると、その周縁に
炎孔溝12と環状載置部7とにより形成される多数の炎
孔1と、中央には支持筒13により形成される二次空気
通路15とを備えたガスバーナが構成される。
の炎孔1に形成される炎aを互に分離するための仕切り
で、突起又はリブを前記バーナヘッドBの鍔部2の下面
に一体に設けることにより形成されている。
ら噴出する混合ガスが保炎部までの間bに拡散したり、
混合するのを防ぐことにあるが、その形状によっては、
たとえば、バーナのCO特性、リフト性、消火音、火移
り、炎孔詰りの全てを満足するわけではないため、その
バーナの求める性能に最も適合する形状とするが望まし
く、また、隣接の炎aの分離を確実とするために、相隣
接する炎孔1、1間の中央部に位置させる。ここに、仕
切りの形状とは、仕切り3の巾w、長さl、高さh及び
垂直断面形状、水平断面形状等の総称をいう。
下に説明する。
の上端近くまでの高さhを有し、炎孔端面1aから鍔部
2の外周縁2aにまで至る長さlを備え、幅wは隣接の
炎孔1、1間よりやや狭い幅とした形状の仕切り3を鍔
部2の下面に一体形成している。この実施例の仕切り3
にあっては、相隣接する炎孔1、1間の炎孔端面1aか
ら保炎部に至る上方部に仕切り3が突設されているの
で、相隣接する炎aの分離も確実に行われ、特に、バー
ナのリフト性、火移り、炎孔詰り(仕切り3を設けても
炎孔詰りに影響が少ないこと、以下同じ)においてすぐ
れた効果を奏する。なお、この実施例の仕切り3の正面
から見た断面形状は下部が丸形となっているが、角形そ
の他の断面形状としてもよい。
の要旨ではないが、炎孔1の上端近くまでの高さhを有
し、鍔部2の外端寄りだけの短い長さlとして炎孔端面
1aとの間に隙間を存し、幅wは隣接の炎孔1、1間よ
りやや狭い幅とした形状の仕切り3を鍔部2の下面に一
体形成している。この実施例の仕切り3にあっては先の
図1〜図5の実施例と略同様の効果は得られるものの、
相隣接する炎aの分離においてその効果は劣るものであ
る。
1の下方部までの高さhを有し、炎孔端面1aから鍔部
2の外周縁2aにまで至る長さlを備え、幅wは隣接の
炎孔1、1間の幅の略半分以下の狭い幅とした形状の仕
切り3を鍔部2の下面に一体形成している。この実施例
の仕切り3にあっては、相隣接する炎孔1、1間の炎孔
端面1aから保炎部に至る炎孔1の下方部までの高さh
を有する幅狭の仕切り3が突設されており、炎aの分離
は勿論のこと、特に、バーナのリフト性、消火音、火移
り、炎孔詰りにおいてすぐれた効果を奏するものであ
る。なお、この実施例の仕切り3の正面から見た断面形
状は炎孔1、1間の形状に適合する縦長幅狭のテーパ角
形となっているが、その他の断面形状としてもよい。
孔1の下端近くまでの高さhを有し、炎孔端面1aから
鍔部2の外周縁2aにまで至る長さlを備え、幅wは隣
接の炎孔1、1間よりやや狭い幅とした形状の仕切り3
を鍔部2の下面に一体形成している。この実施例の仕切
り3にあっては、幅広の仕切り3が突設されているの
で、炎aの分離がより確実となって、二次空気と接触の
よい炎aが形成されるため、特に、CO特性、消火音に
おいてすぐれた効果を奏し、リフト性、火移り、炎孔詰
りでその効果はやや劣るものの、バーナの性能に支障を
きたすほどではない。なお、この実施例の仕切り3の正
面から見た断面形状は炎孔1、1間の形状に適合する縦
長幅広のテーパ角形となっているが、その他の断面形状
としてもよい。
混合するのを防止する形状であればどのような形状でも
構わないが、その形状の垂直断面の形としては、たとえ
ば、図15の(イ)、(ロ)、図16の(ハ)、
(ニ)、図17の(ニ)、図18の(イ)、(ロ)、
(ハ)に示されている角形状のもののほか、図15の
(ハ)、(ニ)、図16の(イ)、(ロ)、図19の
(ロ)、(ハ)、図20の(イ)、(ロ)に示されてい
る三角状のもの又は図17の(イ)、(ロ)に示されて
いる角形の一部を凸状曲面としたもの、図18の
(ニ)、図19の(ニ)に示されている角形の一部を凹
状曲面としたもの、さらには、図17の(ハ)に示され
ている中央凹みの鼓状のもの、図19の(イ)に示され
ている中央ふくらみの太鼓状のもの等とするも自由であ
る。
図21の(イ)、(ハ)に示されている角形状のものの
ほか、図21の(ロ)及び図22の(イ)に示されてい
る三角状のもの又は図21の(ニ)及び図22の(ニ)
に示されている丸形状のもの、さらには、図22の
(ロ)に示されている中央凹みの鼓状のもの、図22の
(ハ)に示されている波形状のもの等とするも自由であ
る。
炎孔間に存在し隣接の炎を分離するものであればどのよ
うな形状でもよいが、そのバーナの求める性能に最も適
合する形状を選定し、これらを適宜に組合せることによ
り二次空気と接触のよい炎を形成するもので、バーナの
目的に応じて使い分けるものである。
が、この発明はこうした実施例に何等限定されるもので
はなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において、種
々なる態様で実施し得ることは勿論である。たとえば、
本実施例では板金製のバーナ本体と鍛造製のバーナヘッ
ドからなるガスバーナとして例示したが、バーナ本体と
バーナヘッドをともに鋳物製としたガスバーナ等にも適
用できる。
れば、相隣接する炎を炎孔出口から外周縁にまで至る長
さの突起又はリブからなる仕切りにより確実に分離して
炎に必要かつ十分な二次空気が接触するようにしたか
ら、バーナとしての燃焼性が向上し、従来のこの種のガ
スバーナのように二次空気不足により赤火が出たり、C
Oが多くなったり、消火音が発生したり、リフト性が悪
化するといった問題点は低減される。
体形成しているから、その作出が簡易に行い得て均一な
製品の量産が可能であるから、コスト的にも廉価とな
る。
断面図である。
である。
部の断面図である。
る。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
視図である。
視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 バーナ本体と、このバーナ本体上に載置
して周縁に多数の炎孔を形成するバーナヘッドとからな
り、バーナヘッドには煮こぼれ等による炎孔詰りを防ぐ
鍔部を備えたガスバーナにおいて、 上記バーナヘッドの鍔部の下面に、炎孔出口から外周縁
にまで至る長さの突起又はリブからなる仕切りを相隣接
する炎孔間に位置して一体形成したことを特徴とするガ
スバーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22245094A JP3347489B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | ガスバーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22245094A JP3347489B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | ガスバーナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0861616A JPH0861616A (ja) | 1996-03-08 |
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Family
ID=16782604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22245094A Expired - Fee Related JP3347489B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | ガスバーナ |
Country Status (1)
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-
1994
- 1994-08-24 JP JP22245094A patent/JP3347489B2/ja not_active Expired - Fee Related
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