JP3346079B2 - マルチcpuシステムのデータ入出力処理装置 - Google Patents

マルチcpuシステムのデータ入出力処理装置

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JP3346079B2
JP3346079B2 JP05155395A JP5155395A JP3346079B2 JP 3346079 B2 JP3346079 B2 JP 3346079B2 JP 05155395 A JP05155395 A JP 05155395A JP 5155395 A JP5155395 A JP 5155395A JP 3346079 B2 JP3346079 B2 JP 3346079B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジン制御などに
用いられる複数の電子制御装置(CPU)間でのデータ
の入出力を処理するマルチCPUシステムのデータ入出
力処理装置に関し、特にA/D(アナログ/ディジタ
ル)変換器や入出力バッファ等をそれら複数の電子制御
装置にて共有するのに好適な処理装置構成の具現に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年のエンジン制御をとりまく法規制
(排気ガス規制等)の強化や燃費の低減化、診断処理の
複雑化等に伴い、その電子制御装置としても1つの電子
制御装置にて全ての制御や処理を統括的に行う方向か
ら、複数の電子制御装置にてそれら制御や処理を分散し
て、すなわち機能分担して行う方向に移行しつつある。
【0003】因みに、エンジン制御をこのような複数の
電子制御装置にて機能分担して行う場合、エンジン各部
に配設されたセンサによって検出される冷却水温情報や
空気流量情報、回転数情報、等々を各電子制御装置に取
り込むとともに、それら情報に応じた燃料噴射量や点火
時期等に関する演算、並びに対応するアクチュエータの
駆動制御等をそれら電子制御装置にて各別に実行するこ
ととなる。
【0004】ただし、上記複数の電子制御装置の各々に
それら必要とされる情報を各別に取り込んだのでは入力
ポート数が増大して、入力回路の複雑化を招く。また、
それら電子制御装置で共通に必要とされる情報について
は1つの電子制御装置に代表して取り込み、これを適宜
の通信手段によって他の電子制御装置に転送することも
考えられるが、これでは転送による遅れが生じ、こうし
たいわばマルチCPUシステムとしての制御性能が低下
する。
【0005】そこで従来は、例えば特開平5−3371
8号公報記載の装置にみられるように、アナログ入力信
号(センサ信号)のA/D変換処理に関して、 ・その対象となるアナログ信号を低速処理信号と高速処
理信号とに分類する。 ・低速処理信号に関しては、マスタ装置となる電子制御
装置内のA/D変換器に代表して取り込み、そのA/D
変換された信号を、必要に応じてスレーブ装置となる電
子制御装置に通信手段を介して送信する。 ・高速処理信号に関しては、それらマスタ装置となる電
子制御装置及びスレーブ装置となる電子制御装置のA/
D変換器に各別に取り込む。といった構成を採用する装
置が提案されるに至っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、アナログ
信号を低速処理信号と高速処理信号とに分類し、それら
信号の処理速度に応じてA/D変換器を使い分けるよう
にすれば、確かに、その入力回路を比較的簡素化した上
で、該マルチCPUシステムとしての制御性能を維持す
ることができるようにはなる。
【0007】しかし、上記従来の装置にあっては、少な
くとも高速処理信号に関して、それらマスタ及びスレー
ブの電子制御装置で各別のA/D変換器が必要となる。
すなわち、同従来の装置も、装置部品の削減化、或いは
基板面積の低減化が望まれる昨今の技術的要求に鑑みる
と、尚問題を残すものとなっている。
【0008】なお従来は、例えば実開平4−27634
号公報等にみられるように、複数のCPUで1つのA/
D変換器を時分割的に共有することによって、こうした
装置部品の削減、或いは基板面積の低減を図ろうとする
装置もある。
【0009】ただし、こうした時分割処理では、予め決
められた時間若しくは態様でしか同A/D変換器を使用
することができず、例えば上述したエンジン制御に用い
られる電子制御装置のように、事象が発生される毎に非
同期的にA/D変換要求等が発せられるシステムへの適
用は難しい。
【0010】ところで、以上では便宜上、A/D変換器
を複数の電子制御装置(CPU)で共有する場合につい
て述べたが、それら共有の対象となる入出力装置として
は他に、入力バッファ回路や出力バッファ回路などもあ
る。
【0011】また、エンジン制御用の電子制御装置に限
らず、複数の電子制御装置(CPU)で非同期的に入出
力装置の共有を図ろうとするマルチCPUシステムにあ
っては、上記実情も概ね共通する。
【0012】この発明は、こうした実情に鑑みてなされ
たものであり、マルチCPUシステムとしての制御性能
を損なうことなく、事象に応じた効率的な入出力装置の
共有を図ることのできるマルチCPUシステムのデータ
入出力処理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【課題を解決するための手段】 こうした目的を達成する
め、請求項記載の発明では、マルチCPUシステム
のデータ入出力処理装置として、任意の第1のCPUに
バス接続されて、入力アナログ信号をディジタル信号に
変換するA/D変換手段と、該第1のCPUとは別の第
2のCPUと前記A/D変換手段との間に介在して、同
第2のCPUによるA/D変換要求並びに前記A/D変
換手段による変換データを送受信する通信手段と、該通
信手段と前記第1のCPUとの間に介在して、前記A/
D変換手段に対する前記第1のCPUによるA/D変換
要求と前記第2のCPUによるA/D変換要求とが重な
らないようにこれを調停する通信調停手段とを具える構
成とする。
【0019】また、前記通信調停手段を、前記第1のC
PUが前記A/D変換手段に対してアクセス状態にない
ことを条件に、同A/D変換手段に対し前記通信手段に
受信されている前記第2のCPUによるA/D変換要求
に応じたアクセスを代行し、その変換されたデータを前
記通信手段を通じて前記第2のCPUに送信せしめるも
のとして構成する。
【0020】また、請求項記載の発明では、この請求
記載の発明の構成において、前記通信調停手段を、
前記第1のCPUと同通信調停手段とで、前記A/D変
換手段に接続されるバスを選択的に切り換えるバス切り
換え手段を具えるものとして構成する。
【0021】また、請求項3記載の発明では、これら請
求項1又は2に記載の発明の構成において、前記通信手
段を、シリアルデータによるハンドシェイク通信にて前
記A/D変換要求及びその変換データの送受信を実行す
るものとして構成する
【0022】
【作用】例えばアナログ信号を低速処理信号と高速処理
信号とに分類し、それら信号の処理速度に応じてA/D
変換器を使い分ける構成にあっては、入力回路が簡素化
され、またマルチCPUシステムとしての制御性能も維
持されるものの、少なくとも高速処理信号に関しては各
別のA/D変換器が必要となり、装置部品の削減化、或
いは基板面積の低減化に寄与できないことは前述した通
りである。
【0023】また、複数のCPUで例えば1つのA/D
変換器を時分割的に共有する構成にあっては、装置部品
の削減化、或いは基板面積の低減化は実現できても、事
象が発生される毎に非同期的にA/D変換要求等が発せ
られるシステムへの適用が難しいことも前述した。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】ところで、入力アナログ信号から高精度な
ディジタル信号を得ようとすると、前記A/D変換器自
身の分解能を高めざるをえない。すなわち、同A/D変
換器1個のコストが非常に高いものとなる
【0032】この点、請求項1又は請求項記載の発明
によるように、 (a)任意の第1のCPUにバス接続されて、入力アナ
ログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段。 (b)該第1のCPUとは別の第2のCPUと前記A/
D変換手段との間に介在して、同第2のCPUによるA
/D変換要求並びに前記A/D変換手段による変換デー
タを送受信する通信手段。 (c)該通信手段と前記第1のCPUとの間に介在し
て、前記A/D変換手段に対する前記第1のCPUによ
るA/D変換要求と前記第2のCPUによるA/D変換
要求とが重ならないようにこれを調停する通信調停手
段。をそれぞれ具える構成とすれば、上記通信調停手段
を通じて、一方のCPUによるアクセス中は他方のCP
Uによるアクセスが待たされるようにはなるものの、高
価なA/D変換手段は、それら複数のCPUによって有
効に共有されるようになる。この共有に関して、 ・上記低速処理信号であれ高速処理信号であれ、第2の
CPUは第1のCPUを介すことなく上記A/D変換手
段に直接アクセスすることができること。 ・第2のCPUによるA/D変換手段の利用に際して、
第1のCPUの処理負担が増すこともないこと。等々
は、上述した通りである。そしてこの場合も、前述した
装置部品の削減化、及び基板面積の低減化が好適に図ら
れるようになるとともに、エンジン制御装置等、非同期
的にA/D変換要求が発せられるシステムへの適用も容
易となる。
【0033】また、請求項記載の発明によるように、
前記通信調停手段を、 ・前記第1のCPUが前記A/D変換手段に対してアク
セス状態にないことを条件に、同A/D変換手段に対し
前記通信手段に受信されている前記第2のCPUによる
A/D変換要求に応じたアクセスを代行し、その変換さ
れたデータを前記通信手段を通じて前記第2のCPUに
送信せしめるもの。として構成すれば、上記第2のCP
Uによる例えば任意のチャネルを指定してのA/D変換
要求、並びに該要求に基づきA/D変換されたデータの
読み込みが、同通信調停手段を通じて確実且つ迅速に実
現されるようになる。
【0034】また、請求項記載の発明によるように、
この請求項記載の発明の構成において、前記通信調停
手段を、 ・前記第1のCPUと同通信調停手段とで、前記A/D
変換手段に接続されるバスを選択的に切り換えるバス切
り換え手段を具えるもの。として構成すれば、これら第
1のCPUと通信調停手段とでバスの共有が可能とな
る。すなわち、バスの配設スペースを節約することがで
き、ひいては基板面積を更に低減することができるよう
になる。
【0035】また、請求項記載の発明によるように、
前記通信手段を、 ・シリアルデータによるハンドシェイク通信にて前記A
/D変換要求及びその変換データの送受信を実行するも
の。として構成すれば、この場合も、上記第2のCPU
とA/D変換手段との間でのより少ない配線(通信線)
に基づく高速なデータ通信が実現されるようになる。そ
して、基板面積の低減化が更に促進されるようになる。
【0036】
【実施例】図1に、この発明にかかるマルチCPUシス
テムのデータ入出力処理装置についてその一実施例を示
す。
【0037】この実施例のデータ入出力処理装置は、前
述したマルチCPUシステムとして車載用エンジンの電
子制御装置を例にとり、同電子制御装置の一部として、
例えばエンジンのノック処理や同処理にかかる演算等を
第1及び第2の電子制御装置にそれぞれ配設される各別
のCPUにて機能分担して実行する装置として構成され
ている。
【0038】はじめに、図1を参照して、この実施例の
装置の構成について説明する。同図1に示されるよう
に、この実施例の装置では、例えば高速ディジタル入力
や各種アナログ入力、低速ディジタル入力等の各入力信
号は全て、第1電子制御装置100に対して取り込まれ
るようになっている。
【0039】因みに、高速ディジタル入力としては「エ
ンジン回転」等があり、アナログ入力としては「ノック
信号」、「空気流量」、「冷却水温」等々があり、また
低速ディジタル入力としては、「A/C(エアコンディ
ショナ)スイッチ」の状態、「ニュートラルスイッチ」
の状態等に関する情報がある。なおここでは、信号の処
理速度について、msec(ミリ秒)オーダーを低速、
μsec(マイクロ秒)オーダーを高速として分類して
いる。
【0040】またこの実施例の装置では、電子制御装置
としての出力、例えば「O2 センサヒータ」に対するオ
ン/オフ指令や「ウォーニングランプ」に対するオン/
オフ指令等の低速ディジタル出力も、第1電子制御装置
100から出力されるようになっている。
【0041】すなわち同実施例の装置においては、第1
電子制御装置100は主に、データの入出力に関する処
理に携わり、第2電子制御装置200は主に、それらデ
ータに基づく各種演算の実行に携わるものとして、それ
ら電子制御装置の機能分担が設定されている。
【0042】以下に、これら第1及び第2の電子制御装
置100及び200の構成について詳述する。まず、デ
ータの入出力にかかわる処理を主に司る第1電子制御装
置100は、その中央演算処理装置であるCPU10
1、プログラムメモリとして用いられるROM(リード
オンリーメモリ)102、データメモリとして用いられ
るRAM(ランダムアクセスメモリ)103をはじめ、
波形整形回路104、タイマI/O105、A/D変換
器106、入力バッファ107、出力バッファ108、
通信調停回路109、及びシリアル通信回路110をそ
れぞれ具えるシングルチップマイクロコンピュータとし
て構成されている。
【0043】ここで、波形整形回路104は、上記「エ
ンジン回転」等の高速ディジタル入力HDIを入力して
これを2値化整形する回路であり、タイマI/O105
は、該2値化整形された信号の例えば立上りエッジ周期
時間を計時する回路である。この計時される周期時間に
基づいて、その都度のエンジン回転数が求まるようにな
る。
【0044】また、A/D変換器106は、「ノック信
号」、「空気流量」、「冷却水温」等のアナログ入力A
Iを取り込んでこれをディジタル信号に変換する周知の
回路である。因みに、これらアナログ入力のうち、「ノ
ック信号」及び「空気流量」は高速処理信号に属し、
「冷却水温」は低速処理信号に属するものであるが、同
実施例の装置ではこのように、その種類に拘わることな
く一括して1つのA/D変換器106に取り込むように
している。なお、便宜上図示は割愛したが、これら各ア
ナログ信号はアナログマルチプレクサ等の選択回路に一
旦取り込まれる。そして、上記CPU101、或いは後
述する通信調停回路109によってA/D変換チャネル
として指定されたチャネルに対応する信号だけが該選択
回路により選択されて、A/D変換器106によりアナ
ログ/ディジタル変換される。
【0045】また、入力バッファ107は、上記「A/
Cスイッチ」の状態や「ニュートラルスイッチ」の状態
等を示す低速ディジタル入力を一時格納する緩衝回路
(メモリ)であり、出力バッファ108は、上記「O2
センサヒータ」に対するオン/オフ指令や「ウォーニン
グランプ」に対するオン/オフ指令等の低速ディジタル
出力を一時格納する緩衝回路(メモリ)である。
【0046】また、通信調停回路109及びシリアル通
信回路110は、上記RAM103、A/D変換器10
6、入力バッファ107、及び出力バッファ108が、
以下に説明する第2電子制御装置200からも直接アク
セスすることができるように、それらアクセスに関して
CPU101との調停を図りつつ、第2電子制御装置2
00からのアクセス要求やその要求データをシリアル通
信する回路である。その具体的な構成、並びに処理態様
については、後に図2〜図5を併せ参照して詳述する。
【0047】なお、同第1電子制御装置100におい
て、上述した各要素のうち、CPU101、ROM10
2、RAM103、タイマI/O105、A/D変換器
106、入力バッファ107、出力バッファ108、及
び通信調停回路109は、バスライン111に共通接続
されており、該バスライン111を介して、それら各要
素間でのデータ授受が行われるようになっている。
【0048】他方、演算処理を主に司る第2電子制御装
置200は、その中央演算処理装置であるCPU20
1、プログラムメモリとして用いられるROM202、
データメモリとして用いられるRAM203をはじめ、
タイマI/O205、DMA(ダイナミックメモリアク
セス)回路209、及びシリアル通信回路210をそれ
ぞれ具えるシングルチップマイクロコンピュータとして
構成されている。
【0049】ここで、タイマI/O205は、上述した
第1電子制御装置100のタイマI/O105と同様、
同第1電子制御装置100の波形整形回路104によっ
て2値化整形された信号の例えば立上りエッジ周期時間
を計時する回路である。この第2電子制御装置200に
おいても、この計時される周期時間に基づいて、その都
度のエンジン回転数を求めるようになる。
【0050】また、DMA回路209及びシリアル通信
回路210は、同第2電子制御装置200が、上記第1
電子制御装置100のRAM103、A/D変換器10
6、入力バッファ107、及び出力バッファ108に直
接アクセスすることができるように、該第1電子制御装
置100の上記通信調停回路109及びシリアル通信回
路110と協動して、そのアクセス要求や要求結果デー
タをシリアル通信する回路である。その具体的な構成、
並びに処理態様についても、後に図2〜図5を参照して
詳述する。
【0051】なお、同第2電子制御装置200において
も、上述した各要素のうち、CPU201、ROM20
2、RAM203、及びタイマI/O205は、バスラ
イン211に共通接続されており、該バスライン211
を介して、それら各要素間でのデータ授受が行われる。
【0052】次に、図2〜図5を併せ参照して、同実施
例の装置による、マルチCPUシステムとしてのデータ
入出力処理メカニズムを詳述する。図2は、上記通信調
停回路109、シリアル通信回路110及び210の具
体構成を示すとともに、上記各種入出力装置をアクセス
する上でのこれら通信調停回路109、シリアル通信回
路110及び210を中心としたCPU101とCPU
201とのかかわりについて示したものである。
【0053】まず、この図2を参照して、それら各回路
の構成、並びに機能について説明する。この図2に示さ
れるように、シリアル通信回路110及び210は、そ
れぞれ16ステージからなるシフトレジスタ1101及
び2101を具えて構成されている。
【0054】これらシフトレジスタ1101及び210
1は、同図に示される態様でループ状に接続されてお
り、シリアル通信回路210側のシフトクロック発生回
路2102から出力されるシフトクロックSCLKに基
づいて互いのデータが交換されるようになる。
【0055】すなわちこれらシフトレジスタ1101及
び2101では、該シフトクロックSCLKの1クロッ
ク毎に、 ・シフトレジスタ2101の先頭ビットがシフトレジス
タ1101の最終ビットに転送される。 ・シフトレジスタ1101の先頭ビットがシフトレジス
タ2101の最終ビットに転送される。といったシフト
動作が同時に実行されるものであり、ここでの例の場
合、シフトクロックSCLKが16クロック出力される
ことで、それら各シフトレジスタ1101及び2101
にセットされている16ビット分のデータが全て交換さ
れるようになる。
【0056】なお、上記シフトレジスタ2101には、
CPU201から発せられてRAM203に一時格納さ
れる上記各種入出力装置(RAM103、A/D変換器
106、入力バッファ107、出力バッファ108)へ
のアクセス要求がDMA回路209を通じて直接セット
される。同実施例の装置では、第1電子制御装置100
側からみて、以下、このシフトレジスタ2101にセッ
トされてシフトレジスタ1101に転送される16ビッ
ト長のデータ(アクセス要求)をシリアル受信メッセー
ジSRXDという。このシリアル受信メッセージSRX
Dのデータフォーマット例を図3に示す。
【0057】すなわちこのシリアル受信メッセージSR
XDは、同図3に示されるように、その上位3ビット
(b15、b14、b13)が要求コマンドを構成し、
次の5ビット(b12、b11、b10、b09、b0
8)がアドレス若しくはA/D変換チャネル情報を構成
する。残りの下位8ビット(b07〜b00)は、上記
RAM103や出力バッファ108への書き込み要求時
に、その書き込みデータがセットされる領域として用い
られ、データの読み出し要求やA/D変換要求等にあっ
て、該当するデータがない場合には、適宜のヌルデータ
やダミーデータがセットされる。
【0058】また、上記シフトレジスタ1101には、
以下に説明する通信調停回路109を通じて、最初は適
宜のダミーデータがセットされ、上記シリアル受信メッ
セージSRXDが受信されて以降は、そのメッセージに
あるアクセス要求に応じて、各々該当する返信データが
セットされる。同実施例の装置では、これも第1電子制
御装置100側からみて、以下、このシフトレジスタ1
101にセットされてシフトレジスタ2101に転送さ
れる16ビット長のデータをシリアル送信データSTX
Dという。このシリアル送信データSTXDのデータフ
ォーマット例を図4に示す。
【0059】すなわちこのシリアル送信データSTXD
は、同図4に示されるように、その上位8ビット(b1
5〜b08)若しくは10ビット(b15〜b06)が
上記アクセス要求に応じた返信データ(アクセス結果デ
ータ)を構成し、次の第11ビット(b05)が、当該
データが正常なデータであるか否かを示す判別ビットを
構成する。同実施例の装置では、上記返信データとし
て、A/D変換要求に応じたアクセス結果データ、すな
わちA/D変換値のみに10ビットのデータ長をを割り
当て、他のRAM103或いは入力バッファ107の読
み出し要求に応じたアクセス結果データについては8ビ
ットのデータ長を割り当てている。この8ビット長のデ
ータを返信する場合には、残り2ビットに適宜のヌルデ
ータやダミーデータがセットされる。また、下位5ビッ
ト(b04〜b00)には、対応するシリアル受信メッ
セージSRXDにおいて指定されている上記アドレス若
しくはA/D変換チャネル情報が確認のために添付され
る。これは、同シリアル受信メッセージSRXDの上記
ビットb12〜b08からなる5ビットのコピーが用い
られる。
【0060】一方、通信調停回路109は、図2に示さ
れるように、シリアルI/Oコントローラ1091とア
ドレスセレクタ1092とを具えて構成されている。こ
こで、シリアルI/Oコントローラ1091は、上記シ
リアル通信回路110及び210とCPU101との間
に介在して、大きくは (イ)各種入出力装置に対するCPU101によるアク
セスと上記シリアル通信回路110及び210を介して
のCPU201によるアクセスとが重ならないようにこ
れを調停する。 (ロ)シフトレジスタ1101に受信されたシリアル受
信メッセージSRXDを解読してその要求コマンドに応
じた各種入出力装置(RAM103、A/D変換器10
6、入力バッファ107、出力バッファ108)に対す
るアクセスを代行し、その結果をシリアル送信データS
TXDとして同シフトレジスタ1101にセットする。
といった処理を実行する回路である。
【0061】同シリアルI/Oコントローラ1091に
よるこれら(イ)及び(ロ)の処理を更に詳述すると次
のようである。まず、上記(イ)の調停処理としては、
具体的に、 (イ−1)シフトレジスタ1101にシリアル受信メッ
セージSRXDが受信されると、その旨を検知してCP
U101にホールド(支配)要求信号HLDRを出力す
る(同要求信号HLDRの論理レベルを「H(ハイ)」
レベルとする)。なお、少なくともこの時点では、上記
各種入出力装置はCPU101の支配下にあり、同CP
U101によるそれら入出力装置へのアクセスが優先さ
れる状態にある。 (イ−2)以後、CPU101からホールド解除信号H
LDAが出力された(同解除信号HLDAの論理レベル
が「H」レベルとされた)か否かを監視する。因みにC
PU101では、上記ホールド要求信号HLDRが入力
されと、上記各種入出力装置に対する自らのアクセスを
終えた時点で、同要求に応えるべく、このホールド解除
信号HLDAを出力する。また、CPU101では、こ
のホールド解除信号HLDAを出力した後、再度同入出
力装置に対する自らのアクセス要求が生じても、上記ホ
ールド要求信号HLDRが入力されている(論理「H」
レベルとなっている)間は、該アクセスを控えて待機す
る。 (イ−3)CPU101からこのホールド解除信号HL
DAが出力されることにより、上記(ロ)のアクセス代
行処理に移行する。 (イ−4)上記シリアル受信メッセージSRXDとし
て、当該通信の終了を示す「終了コマンド(STP:図
3)」が受信されることにより、上記ホールド要求信号
HLDRをオフにする(同要求信号HLDRの論理レベ
ルを「L(ロー)」レベルにする)。といった処理が実
行される。
【0062】また、上記(ロ)のアクセス代行処理とし
ては、具体的に、 (ロ−1)シフトレジスタ1101に対し、予めダミー
データDUMYをセットする。 (ロ−2)シフトレジスタ1101へのシリアル送信デ
ータSTXD書き込み中等、自らが処理中にあるとき
は、上記DMA回路209及びシリアル通信回路210
に対してビジー信号BUSYを出力する(同信号BUS
Yの論理レベルを「H」レベルとする)。 (ロ−3)シフトレジスタ1101に受信されたシリア
ル受信メッセージSRXDの要求コマンドをそれらコー
ドのディジタル比較等により解読し、該解読したコマン
ドに応じて、同時に指定されている読み出しアドレス、
書き込みアドレス、或いはA/D変換チャネルCHをア
クセスする。 (ロ−4)上記解読した要求コマンドがRAM103や
出力バッファ108への書き込み要求であれば、それら
該当するデータの書き込み後、シフトレジスタ1101
にダミーデータDUMYをセットし、それ以外であれ
ば、上記アクセスに基づき読み出した、若しくはA/D
変換されたデータを同シフトレジスタ1101にシリア
ル送信データSTXDとしてセットする。といった処理
が実行される。
【0063】シリアルI/Oコントローラ1091のこ
うした機能により、CPU101とCPU201とで、
その一方のCPUによるアクセス中は他方のCPUによ
るアクセスが待たされるようにはなるものの、上記各種
入出力装置は、それら2つのCPUによって有効に共有
されるようになる。すなわちこの共有に関して、上記低
速処理信号であれ高速処理信号であれ、CPU201
は、CPU101を介すことなく、各種入出力装置に直
接アクセスすることができるようになる。
【0064】なお、同実施例の装置では、上記ビジー信
号BUSYを通信のタイミング信号として利用してい
る。すなわち、上記DMA回路209は、外部エッジ入
力によって動作するDMA機能を有しており、この外部
エッジ入力として同ビジー信号BUSYが割り付けられ
ることにより、このビジー信号BUSYの立下りエッジ
のタイミング毎に、CPU201からRAM203に書
き出される各種入出力装置に対するアクセス要求が同D
MA回路209を通じてシフトレジスタ2101にセッ
トされ、シフトレジスタ1101に転送されるようにな
る。ビジー信号BUSYは、シリアルI/Oコントロー
ラ1091によるシフトレジスタ1101へのデータ書
き込み(セット)が終了される都度、論理「L」レベル
に立下げられる。
【0065】また、同通信調停回路109を構成するア
ドレスセレクタ1092は、上記バスライン111のう
ち、特にアドレス及びコントロールバス111Aに関し
てこれを、(i)CPU101から各種入出力装置(R
AM103、A/D変換器106、入力バッファ10
7、出力バッファ108)に至るバスラインと(ii)
シリアルI/Oコントローラ1091から同各種入出力
装置に至るバスラインとで切り換える回路である。
【0066】このアドレス及びコントロールバス111
Aの切り換えは、CPU101から発せられる上記ホー
ルド解除信号HLDAに基づいて行われるものであり、
該信号HLDAが論理「L」レベルにあるときには上記
(i)のバスラインが選択され、同信号HLDAが論理
「H」レベルにあるときには上記(ii)のバスライン
が選択される。すなわち、上記各種入出力装置がCPU
101によって支配されているときにはCPU101側
のバスラインが選択され、シリアルI/Oコントローラ
1091(CPU201)によって支配されているとき
にはシリアルI/Oコントローラ1091側のバスライ
ンが選択される。
【0067】アドレスセレクタ1092を通じてこうし
たバスラインの切り換えが行われることにより、これら
CPU101と通信調停回路109とでアドレス及びコ
ントロールバス111Aの共有が可能となり、その配設
スペースを節約することができるようになる。なお、同
バスライン111のうち、データバス111Dはそのま
ま共有される。
【0068】図5は、こうした実施例の装置の動作につ
いてその一例を示したものであり、次に、この図5を併
せ参照して、同実施例の装置によるデータ入出力処理動
作を更に詳述する。
【0069】なお、同図5において、図5(a)〜
(c)は、シリアル通信回路110及び210の状態で
あって、図5(a)は、シフトクロックSCLKの発生
態様を、図5(b)は、シリアル受信メッセージSRX
Dの転送態様を、図5(c)は、シリアル送信データS
TXDの転送態様をそれぞれ示している。また、図5
(d)は、通信調停回路109から発せられるビジー信
号BUSYの発生態様を、図5(e)は、同通信調停回
路109の処理例をそれぞれ示している。また、図5
(f)〜(h)は、通信調停回路109とCPU101
とのかかわりについて示すものであり、図5(f)及び
(g)は、それぞれホールド要求信号HLDR及びホー
ルド解除信号HLDAの論理レベル状態を、図5(h)
は、アドレスセレクタ1092によって選択されるアド
レス及びコントロールバス111Aの選択態様を示して
いる。
【0070】さていま、時刻t1において、CPU20
1からRAM203に書き出された「A/D変換要求
(CMD1)」がDMA回路209を通じてシフトレジ
スタ2101にセットされたとすると、シフトクロック
発生回路2102から図5(a)に示される態様でシフ
トクロックSCLKが発生され、上記シリアル通信回路
110及び210間でのシリアル通信(データ交換)が
開始される。なお、この通信の開始に先立って、シフト
レジスタ1101には、図5(c)に示されるようなダ
ミーデータDUMYが予めシリアルI/Oコントローラ
1091によってセットされること、また同通信の開始
に伴って、シリアルI/Oコントローラ1091から
は、DMA回路209及びシリアル通信回路210に対
してビジー信号BUSYが出力されることは上述した。
【0071】時刻t2に、こうした通信(データ交換)
が完了すると、シリアルI/Oコントローラ1091に
よって、シフトレジスタ1101に受信されたメッセー
ジSRXDが読み込まれる。そして、CPU201から
のアクセス要求があった旨を検知した同シリアルI/O
コントローラ1091からは、図5(f)に示されるよ
うに、同時刻t2をもって、CPU101に対しホール
ド要求信号HLDRが出力される。ただしこの時点で
は、CPU101が上記各種入出力装置をアクセス中で
あるため、同要求がすぐには達せられず、そのアクセス
が終了するまで、シリアルI/Oコントローラ1091
は待機状態におかれる。
【0072】その後、時刻t3に、CPU101による
上記アクセスが終了し、図5(g)に示される態様で、
同CPU101からホールド解除信号HLDAが出力さ
れたとすると、アドレスセレクタ1092により、図5
(h)に示される態様で上記アドレス及びコントロール
バスの切り換えが行われる。また併せて、シリアルI/
Oコントローラ1091では、上記解読したシリアル受
信メッセージSRXDに基づき、A/D変換器106に
対するアクセスを開始する。なお、このアクセスに際し
ては、上述した如く、同受信メッセージSRXDに書き
込まれているA/D変換チャネル(CH)が指定され
る。また、同シリアルI/Oコントローラ1091で
は、その変換データであるA/D変換値が得られると、
これをシリアル送信データSTXD(ANS1)とし
て、図4に例示した態様で、シフトレジスタ1101に
書き込む。
【0073】時刻t4において、この書き込みが終了す
ると、シリアルI/Oコントローラ1091から出力さ
れている上記ビジー信号BUSYは、図5(d)に示さ
れるように一旦オフ(論理「L」レベル)となる。この
とき、DMA回路209では上述したように、その立下
りエッジに基づいて、CPU201の次のアクセス要求
である「RAM値読み込み要求(CMD2)」をシフト
レジスタ2101にセットする。
【0074】こうしてアクセス要求がセットされること
により、シフトクロック発生回路2102では、時刻t
5に、再び図5(a)に示される態様でシフトクロック
SCLKを発生し、シリアル通信回路110及び210
間での上述したデータ交換を再開する。なおこのデータ
交換では、図5(b)及び(c)に示されるように、上
記「RAM値読み込み要求(CMD2)」と先のアクセ
ス結果である「A/D変換値(ANS1)」とが互いに
交換されるようになる。
【0075】以後、シリアルI/Oコントローラ109
1では、 (1)ビジー信号BUSYを論理「H」レベルに立上げ
る。 (2)受信された「RAM値読み込み要求(CMD
2)」を解読して、RAM103についての指定された
アドレスをアクセスし、その読み出したRAM値を、シ
リアル送信データSTXD(ANS2)としてシフトレ
ジスタ1101に書き込む(セットする)。 (3)この書き込みの終了に伴って、ビジー信号BUS
Yを論理「L」レベルに立下げる。といった処理を実行
し、またDMA回路209では、 (1)先のアクセス結果である「A/D変換値(ANS
1)」をRAM203に格納する。 (2)上記ビジー信号BUSYの論理「L」レベルへの
立下りタイミングに基づいてRAM203に書き出され
ている次のアクセス要求「入力バッファデータ読み込み
(CMD3)」をシフトレジスタ2101にセットす
る。 といった処理を実行する。なお、この新たなアクセス要
求「入力バッファデータ読み込み(CMD3)」につい
ても、上記シリアル通信回路110及び210を通じて
上記アクセス結果である「RAM値(ANS2)」とデ
ータ交換された後は、これらシリアルI/Oコントロー
ラ1091及びDMA回路209による同処理に準じた
処理が実行される。
【0076】そして最後に、要求コマンドとして「終了
コマンド(STP)」がシフトレジスタ1101に受信
され、時刻t6をもってこれがシリアルI/Oコントロ
ーラ1091により解読されると、シリアルI/Oコン
トローラ1091では、図5(f)に示される態様で、
CPU101に対し出力している上記ホールド要求信号
HLDRをオフ(論理「L」レベル)とし、このホール
ド要求信号HLDRのオフに伴い、CPU101でも、
図5(g)に示されるように、ホールド解除信号HLD
Aをオフとする。また、こうしてホールド解除信号HL
DAがオフとされることにより、アドレスセレクタ10
92により、図5(h)に示される態様で上記アドレス
及びコントロールバスの切り換えが行われ、上記各種入
出力装置は、再びCPU101によって支配されるよう
になる。他方、シリアルI/Oコントローラ1091
は、上記シリアル通信回路110に再びアクセス要求が
受信されるまで待機状態におかれる。
【0077】以上のように、該実施例のデータ入出力処
理装置によれば、通信調停回路109を通じて上記各種
入出力装置に対するアクセスが好適に調停されるように
なるため、CPU101であれ、またCPU201であ
れ、基本的にはそれぞれ任意のタイミングで、同入出力
装置に直接アクセスすることができるようになる。
【0078】すなわち、非同期的にこれら入出力装置へ
のアクセス要求が発せられるマルチCPUシステムにあ
って、その限られた入出力装置を有効に共有することが
できるようになり、同マルチCPUシステムとしての前
述した装置部品の削減化、及び基板面積の低減化が好適
に図られるようになる。
【0079】しかも同実施例の装置によれば、CPU2
01による各種入出力装置の利用に際しては、通信調停
回路109がその全てのアクセスを代行するようになる
ことから、CPU101の処理負担が増すこともない。
【0080】なお、同実施例の装置にあっては、第1電
子制御装置100と第2電子制御装置200との2つの
電子制御装置によってエンジン制御にかかる任意処理を
機能分担する場合について示したが、例えば図6〜図8
に示す態様でその通信処理系統を拡張すれば、同マルチ
CPUシステムとして、更に多くの電子制御装置にてそ
れら機能分担を図ることができるようになる。
【0081】以下参考までに、これら図6〜図8に例示
する構成について、その概要を簡単に説明する。まず、
図6に例示するシステムでは、先の通信調停回路109
に準じた構成を有する通信調停回路109’にて、電子
制御装置200及び電子制御装置300といった2つの
電子制御装置による上記各種入出力装置(図6では図示
を割愛)へのアクセス要求を代行する。
【0082】すなわち、通信調停回路109’では、電
子制御装置200及び電子制御装置300に対する各別
のビジー信号BUSY1及びBUSY2によってそれら
電子制御装置とのシリアル通信(データ交換)を許可若
しくは制限することとなる。なおこの場合、上記電子制
御装置200及び電子制御装置300の識別は、 ・シリアル受信メッセージSRXDにそれら電子制御装
置200及び電子制御装置300のID(識別)コード
を付加する。 ・通信調停回路109’とそれら電子制御装置200及
び電子制御装置300との間に別途に信号線を配設し、
同電子制御装置200及び電子制御装置300から通信
調停回路109’に対して各別に通信要求信号を送出す
る。等々によって行われるものとする。これら何れの場
合であれ、通信調停回路109’では、その識別に応じ
て、上記ビジー信号BUSY1及びBUSY2の出力態
様をアレンジするようになる。なお同図6では、前者の
ID(識別)コードを付加するシステムを想定して図示
している。
【0083】こうしたシステムを採用することにより、
第1〜第3の電子制御装置100〜300(正確にはそ
れら電子制御装置に搭載される図示しないCPU)で、
その限られた入出力装置を有効に共有することができる
ようになる。
【0084】また、図7に例示するシステムでも、同等
の通信調停回路109’にて、電子制御装置200及び
電子制御装置300といった2つの電子制御装置による
上記各種入出力装置(図7では図示を割愛)へのアクセ
ス要求を代行する。
【0085】ただしここでは、第1電子制御装置100
に対してそれら2つの電子制御装置に各々対応する各別
のシリアル通信回路110A及び110Bを用意し、デ
ータ交換自体は、シリアル通信回路110Aとシリアル
通信回路210、或いはシリアル通信回路110Bとシ
リアル通信回路310とで各別に行われるようにしてい
る。
【0086】こうした構成によっても、図6に例示した
システムと同様、第1〜第3の電子制御装置100〜3
00(正確にはそれら電子制御装置に搭載される図示し
ないCPU)で、その限られた入出力装置を有効に共有
することができる。
【0087】なお、電子制御装置200と電子制御装置
300とは適宜に識別がなされること、また通信調停回
路109’では、その識別に応じてビジー信号BUSY
1及びBUSY2の出力態様をアレンジするようになる
ことも、図6に例示したシステムと同様である。
【0088】一方、図8に例示するシステムでは、第1
〜第3の電子制御装置100〜300をいわば直列に接
続し、第1電子制御装置100に設けられている各種入
出力装置(図示せず)に対する第3電子制御装置300
からのアクセス要求並びに同第3電子制御装置300に
対するアクセス結果についてはこれを、第2電子制御装
置200が中継するようにしている。
【0089】すなわちこの場合、第2電子制御装置20
0のDMA回路209’は、 ・自らの装置からアクセス要求が発せられているときに
は、第3電子制御装置300のDMA回路309に対し
そのビジー信号BUSY’を論理「H」レベルとした状
態で、前述したDMA回路209としての各種処理を実
行する。 ・自らの装置にはアクセス要求がなく、第3電子制御装
置300側にアクセス要求がある場合には、シリアル通
信回路210を該第3電子制御装置300のシリアル通
信回路310と第1電子制御装置100のシリアル通信
回路110との間の通信中継回路として解放する。そし
て、DMA回路209’自身は、通信調停回路109か
ら出力されるビジー信号BUSYをそのまま第3電子制
御装置300のDMA回路309に対するビジー信号B
USY’として中継する。といった機能を持つ回路とし
て構成されている。
【0090】こうした構成によっても、図6或いは図7
に例示したシステムと同様、第1〜第3の電子制御装置
100〜300(正確にはそれら電子制御装置に搭載さ
れる図示しないCPU)で、その限られた入出力装置を
有効に共有することができるようになる。
【0091】しかも同図8に例示するシステムによれ
ば、第1電子制御装置100及び第3電子制御装置30
0としては、データフォーマットも含め、上記実施例の
装置で採用した第1電子制御装置100及び第2電子制
御装置200と同様のものを使用することができるよう
にもなる。すなわち、通信調停回路109自身は、第2
電子制御装置200からのアクセス要求であれ、第3電
子制御装置300からのアクセス要求であれ、それらを
区別(識別)する必要はない。
【0092】ところで、上記実施例の装置も含め、以上
例示したシステムでは何れも、そのデータ通信(データ
交換)方式としてシリアルデータによるハンドシェイク
通信を採用した。このため、より少ない配線(通信線)
に基づく高速なデータ通信が実現されるようになる。た
だし、同データ通信方式として、必ずしもこのような通
信方式だけが有効であるとは限らない。他に例えば、デ
ータを一旦受け取ってから送信データを返すいわゆる全
2重通信インターフェースを利用したシリアル通信回路
なども適宜採用することができる。
【0093】また、上記実施例では、第1電子制御装置
100内において、CPU101と通信調停回路109
(シリアルI/Oコントローラ1091)とでバスライ
ンを共有する構成としたが、基板面積に余裕がある場合
には、それらバスを各別に設ける構成とすることもでき
る。そしてこの場合には、アドレスセレクタ1092を
設けずに通信調停回路109を構成することができるよ
うにもなる。
【0094】また同実施例では、マルチCPUシステム
として、車載用エンジンの電子制御装置を例にとった
が、この発明にかかるデータ入出力処理装置がこのよう
なエンジン制御システムに限定されるものでないことは
勿論である。すなわち、複数のCPUにて入出力装置を
非同期的に共有しつつ、その分担された処理を実行する
システムであれば、他の如何なるシステムについても、
この発明にかかるデータ入出力処理装置を適用すること
はできる。
【0095】また前述したように、入力アナログ信号か
ら高精度なディジタル信号を得ようとすると、A/D変
換器自身の分解能を高めざるをえない。すなわち、同A
/D変換器1個のコストが非常に高いものとなる。その
意味で、この発明にかかるデータ入出力処理装置として
の上記構成は、複数のCPUにてこのA/D変換器を共
有するときに特に意義有る構成となる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、A/D変換器等のデータ入出力装置に対し非同期的
にアクセス要求が発せられるシステムにあっても、それ
らデータ入出力装置を複数のCPUによって有効且つ効
率的に共有して、装置部品の削減化、及び基板面積の低
減化を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のデータ入出力処理装置の一実施例を
示すブロック図。
【図2】同装置の通信調停回路及びその周辺回路を詳細
に示すブロック図。
【図3】同装置に用いられる受信メッセージのフォーマ
ットを示す略図。
【図4】同装置に用いられる送信データのフォーマット
を示す略図。
【図5】同装置によるデータ入出力処理動作の一例を示
すタイムチャート。
【図6】同装置のシステム拡張例を示すブロック図。
【図7】同装置のシステム拡張例を示すブロック図。
【図8】同装置のシステム拡張例を示すブロック図。
【符号の説明】
100、200、300…電子制御装置、101、20
1…CPU、102、202…ROM、103、203
…RAM、104…波形整形回路、105、205…タ
イマI/O、106…A/D変換器、107…入力バッ
ファ、108…出力バッファ、109、109’…通信
調停回路、110、210、110A、110B、31
0…シリアル通信回路、111、211…バスライン、
209、209’309…DMA回路、1091…シリ
アルI/Oコントローラ、1092…アドレスセレク
タ、1101、2101…シフトレジスタ、2102…
シフトクロック発生回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−173985(JP,A) 特開 平5−33718(JP,A) 特開 平6−209322(JP,A) 特開 昭62−237561(JP,A) 実開 平4−27634(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/04 - 19/05

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの入出力や演算にかかる処理を複
    数のCPUにて機能分担して実行するマルチCPUシス
    テムにあって、 任意の第1のCPUにバス接続されて、入力アナログ信
    号をディジタル信号に変換するA/D変換手段と、 該第1のCPUとは別の第2のCPUと前記A/D変換
    手段との間に介在して、同第2のCPUによるA/D変
    換要求並びに前記A/D変換手段による変換データを送
    受信する通信手段と、 該通信手段と前記第1のCPUとの間に介在して、前記
    A/D変換手段に対する前記第1のCPUによるA/D
    変換要求と前記第2のCPUによるA/D変換要求とが
    重ならないようにこれを調停する通信調停手段とを具
    え、 前記通信調停手段は、前記第1のCPUが前記A/D変
    換手段に対してアクセス状態にないことを条件に、同A
    /D変換手段に対し前記通信手段に受信されている前記
    第2のCPUによるA/D変換要求に応じたアクセスを
    代行し、その変換されたデータを前記通信手段を通じて
    前記第2のCPUに送信せしめることを特徴とするマル
    チCPUシステムのデータ入出力処理装置。
  2. 【請求項2】 前記通信調停手段は、前記第1のCPU
    と同通信調停手段とで、前記A/D変換手段に接続され
    るバスを選択的に切り換えるバス切り換え手段を具えて
    構成される請求項1記載のマルチCPUシステムのデー
    タ入出力処理装置。
  3. 【請求項3】 前記通信手段は、シリアルデータによる
    ハンドシェイク通信にて前記A/D変換要求及びその変
    換データの送受信を実行するものである請求項1又は2
    記載のマルチCPUシステムのデータ入出力処理装置。
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