JP3345475B2 - 画像データの符号化方法及び復元方法並びに装置 - Google Patents

画像データの符号化方法及び復元方法並びに装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データを圧縮し、
またデータ圧縮された画像を復元する画像データの符号
化方法および復元方法並びに装置に関し、特に、複数の
画像の各々の多値画像を、複数の画素からなるブロック
に分割して、ブロック内の画素を直交変換して符号化す
る多値画像の直交変換符号化による画像データの符号化
方法および復元方法並びに装置に関する。
【0002】数値データに比べて情報量が桁違いに大き
い画像データ、特に、中間調画像やカラー画像のデータ
を蓄積し、あるいは、高速、高品質で伝送するために
は、画素毎の階調値を高能率に符号化する必要がある。
画像データの高能率な圧縮方式として、例えば適応離散
コサイン変換符号化方式(Adaptive Discrete CosineTr
ansform 以下、略して「ADCT」と称する)があ
る。
【0003】ADCTは、画像を8×8画素からなるブ
ロックに分割し、各ブロックの画信号を2次元離散コサ
イン変換(以下、「DCT」と称する)により空間周波
数分布の係数に変換する。更に視覚に適応した閾値で空
間周波数分布の係数を量子化し、求まった量子化係数を
統計的に求めたハフマン・テーブルにより符号化するも
のである。
【0004】
【従来の技術】従来、静止画像の符号化装置では、対象
が動画像であっても静止画像の集合と考え、各画像を単
独に符号化する。図14に従来の静止画像の符号化装置
の例を示す。入力端子104からはフレーム画像データ
の中から縦8画素×横8画素=64画素で構成されるブ
ロック毎の画像データが入力され、ブロックバッファ1
06に保持される。
【0005】DCT変換部108は各ブロックの画素信
号を2次元離散コサイン変換により空間周波数分布のD
CT係数に変換する。次に量子化部110が、視覚に適
応した量子化閾値112を用いてDCT係数を量子化
し、最後に量子化DCT係数を統計的に求めたハフマン
符号表116により可変長符号化部114で可変長符号
化し、符号データとして出力端子118より送出する。
【0006】従来の静止画像の復元装置は、図15に示
すように符号化装置と逆の順序で画像を復元して順次画
像メモリに書き込み、1画面の画像を復元する。まず入
力端子120からブロック単位に符号データを入力し、
可変長復号化部122でハフマン復号表124を使用し
て固定長の量子化DCT係数を復号する。次に逆量子化
部126で量子化DCT係数に量子化閾値128を掛け
合せる逆量子化を行ってDCT係数に変換し、逆DCT
変換部130による逆DCTで1ブロック分の画素信号
を復元する。
【0007】このときブロック内画素書き込み制御部1
34による制御のもとにブロックアドレス発生部136
より1ブロック分の画素書込アドレスを発生し、画像メ
モリ132の該当するブロック位置に復元した画素信号
を書き込む。このような静止画像の符号化装置および復
元装置は、LSI化により高速符号化と高速復元が可能
となり、現在で30枚/秒の符号化復元性能が可能とな
っており、簡単な構成で動画像の符号化と復元が可能で
ある。
【0008】一方、連続シーンを対象としたテレビ会議
向けの動画像の符号化技術がある。図16に従来の動画
像符号化装置の基本部分の構成を示す。動画像の符号化
技術では、前画像の符号化データを復元した復元画像デ
ータを基準画像データとして現画データとの像との差分
を求め、この差分データに対してDCT、量子化、およ
び可変長符号化を施すことを基本にしている。
【0009】すなわち入力端子138からの現フレーム
の画像データと、画像メモリ162に保持している前回
の符号化データから復元した基準画像データとの差分画
像を差分生成部140でブロックごとに求めてブロック
バッファ142に格納し、DCT変換部144、量子化
部146、ハフマン符号表150を備えた可変長符号化
部148により符号化し、符号バッファ152に格納し
た後、出力端子164から送出する。
【0010】一方、量子化部146からの量子化DCT
係数は逆量子化部156および逆DCT部158で復元
され、加算部160で画像メモリ162に保持している
前回までの復元データの該当するブロック画像に加算さ
れ、画像メモリ162の基準画像を更新する。更に、出
力端子164から送出される符号データの符号量が、予
め定めた符号レートに基づく単位時間当りの符号量に納
まるように、レコード制御部154が符号データの符号
量を符号バッファ152の格納容量から検出し、最適な
符号量になるように、量子化部146で使用する量子化
閾値を変更する。例えば符号量が多い場合は、量子化閾
値を上げて画質を落し、符号量が少なく余裕がある場合
は、量子化閾値を下げて画質を向上させる。
【0011】また従来の動画像の復元装置は、図17に
示すように、符号化装置と逆の順序で、入力端子166
から入力した符号データを、ハフマン復号表170を備
えた可変長復号化部168、逆量子化部172、逆DC
T部174で復元する。復元した1ブロック分の差分画
像を示す画像信号は、前画面までの復元画像を格納して
いる画像メモリ178からの画像信号に加算部176で
加算され、加算結果をブロック内画素書き込み制御部1
80およびブロックアドレス発生部182により画像メ
モリ178に書き込み、新たな差分変化を生じた画像を
復元する。
【0012】ここで、符号化装置の符号量を決める適切
な符号レートとしては、ISDN等の通信網を介して伝
送する場合は通信網の最大転送速度等を考慮して予め決
められる。また符号データを記憶媒体に記憶する場合
は、記憶媒体の記憶容量を考慮して決められる。例え
ば、通信網の最大転送速度が64,000bps、1b
yteを8bit、1秒間に30フレームを表示する動
画像を伝送する場合、 64000bps/30枚=2133bit/枚=26
7byte となる。このため267byte以下であれば、毎秒3
0枚の動画像伝送が可能となる。そこで、最適な符号レ
ート(1フレームの符号量)を267byte以下の
値、例えば260byteに設定する。
【0013】動画像を静止画像の集合とみなし、静止画
像の符号化装置により各画像を単独に符号化する方法に
よれば、簡単な方法で、しかも、小さな回路規模で動画
像の復元ができる長所がある。そこで、本願発明者等に
あっては、図18示す画像データの符号化・復元装置を
提案している。この装置は、符号量の制御として、符号
量が符号レートに基づく単位時間当りの符号量をオーバ
ーする場合には、前画面のコピーを行なうことを指示す
る制御コード、すなわちコピーコードを送り、1秒間に
実際に転送する画像の枚数を減らすようにしたことを特
徴とする。
【0014】すなわち符号化装置にあっては、符号化部
182によるフレーム当りの符号量fと、基準符号量保
持部186からの基準符号量Fとを符号量判定部188
で比較している。符号量fが基準符号量Fより少なけれ
ば、符号データ出力部184は符号化部182からの符
号データを出力する。符号量fが基準符号量Fより多く
なると、1フレーム周期内では全ての符号を転送しきれ
なくなるので、この場合は、符号データ出力部184は
固定的に決めたコピーコードを出力し、このフレームの
符号データは転送しない。
【0015】基準符号量更新部190は、コピーコード
を送った際に、次のフレーム周期で使用する基準符号量
Fを2倍にし、前フレームから継続して行っている符号
化による符号量が基準符号量をオーバーしないように更
新する。このためコピーコードを送った次のフレーム周
期は、前周期からの符号化転送に使用されるため、間引
かれることになる。
【0016】復元装置にあっては、符号解析部192で
符号データかコピーコードかを解析する。符号データで
あれば、復元化部194で復元して画像メモリ196を
書き替え、フレーム表示制御部198が書き替えた画像
メモリ196の画像データを表示させる。コピーコード
であれば、フレーム表示制御部198が画像メモリ19
6に保持している前回の復元画像を読出して表示させ
る。
【0017】このような画像データの符号化装置および
復元装置によれば、転送される画像を質を一定(同一の
量子化条件)に保った動画像の符号化と復元が実現でき
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで図18に示し
た画像データの符号化装置および復元装置によれば、復
元画像の画質を一定に保つために量子化条件を固定して
いるため、フレーム画像の符号量が転送レートで決まる
符号量を越えた場合は、コピーコードを送って前の画像
をコピーさせており、そのシーンが静止している場合は
問題がない。
【0019】しかし、動きの激しいシーンでコピーコー
ドを送って前の画像をコピーした場合には、コピーコー
ドを送った次のフレーム画像が間引かれるため動きが不
連続になり、不自然な動きが知覚されるという問題があ
った。本発明の目的は、符号化した動画像を一定のレー
トで転送でき、しかも、動きの激しいシーンを自然に再
現できる高画質な画像データの符号化方法および復元方
法並びに装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は装置構成を対象と
した本発明の原理説明図である。画像データを符号化す
る画像データの符号化装置は、画像データ保持手段1
2、静止画検出手段14、画像データ符号化手段16、
符号データ保持手段18、コピーコード保持手段20、
基準符号量保持手段22、処理判定手段26、量子化閾
値更新手段28、符号データ制御手段32、選択スイッ
チ34および基準符号量更新手段36で構成される。
【0021】画像データ保持手段12は符号化対象とな
るフレーム画像データを保持する。静止画検出手段14
は、符号化対象となるフレーム画像が静止画であるか同
がであるかを検出する。例えば、符号化対象となった1
フレーム画像を構成する奇数フィールドと偶数フィール
ドの各画像の相関に基づいて、フレーム画像が静止画か
動画かを判別する。
【0022】画像データ符号化手段16は、ADCTに
よりフレーム画像データを符号化する。符号データ保持
手段18は、符号化されたフレーム符号データを保持す
る。コピーコード保持手段20は、前フレームの画像デ
ータと同一データであることを示すコピーコードを保持
する。さらに、基準符号量保持手段22は、符号化レー
トに基づいた1フレーム当りの基準符号量を保持する。
【0023】処理判定手段26は、画像データ符号化手
段16から得られる1フレーム当りの符号量f基準符
号量保持手段22に設定されている基準符号量Fより多
い場合で且つ静止画であった場合は複写モードを選択
し、1フレーム当りの符号量fが基準符号量保持手段2
2で設定されている基準符号量Fより多い場合で且つ動
画であった場合は量子化閾値変更モードを選択する。
【0024】符号データ制御手段32は、処理判定手段
26で量子化係数変更モードを決定した際の指示で、符
号データ保持手段18に保持したフレーム符号を選択ス
イッチ34で選択して出力し、一方、処理判定手段26
で複写モードを決定した際の指示で、コピーコード保持
手段20に保持したコピーコードを選択スイッチ34で
選択して出力する。
【0025】基準符号量更新手段36は、符号データ制
御手段32におけるフレーム符号データ出力時の指示
で、基準符号量保持手段22の基準符号量Fの値を変更
し、また、符号データ制御手段32におけるコピーコー
ド出力時の指示で、基準符号量保持手段22の基準符号
量Fを1フレーム分増加させる。さらに詳しくは、符号
化による1フレーム当りの符号量fが基準符号量Fより
小さい場合(f<F)は、基準符号量更新手段36は、
両者の差(F−f)分だけ基準符号量Fを増加させ、且
つ処理判定手段26は量子化閾値を低い値に設定変更し
て1フレーム当りの符号量fを増加させる。
【0026】逆に符号化による1フレーム当りの符号量
fが基準符号量Fより大きい場合(f>F)は、基準符
号量更新手段36は両者の差(f−F)分だけ基準符号
量Fを減少させ、且つ処理判定手段26は量子化閾値を
高い値に設定変更して1フレーム当りの符号量fを減少
させる。次に本発明の復元装置は、符号化装置から転送
されるフレーム符号データ又は前回符号化したフレーム
画像と同一の画像であることを指示するコピーコードを
含む符号データからフレーム画像を復元する。この復元
装置は、画像保持手段86、符号解析手段82、復元手
段84および画像表示制御手段88で構成される。
【0027】画像保持手段86は、復元したフレーム画
像を保持する。符号解析手段82は、入力した符号デー
タを解析し、フレーム符号コードかコピーコードかを識
別して個別に出力する。復元手段84は、符号解析手段
82でフレーム符号データを識別した場合に、逆ADC
Tによりフレーム符号データからフレーム画像データを
復元して画像保持手段86のフレーム画像を更新する。
【0028】画像表示制御手段88は、符号解析手段8
2でフレーム符号データを識別した場合、画像保持手段
86で更新済みの復元フレーム画像を表示させ、符号解
析手段82でコピーコードを識別した場合は、画像保持
手段86に保持した前フレームの復元フレーム画像を表
示させる。
【0029】
【作用】このような本発明の画像データの符号化方法お
よび復元方法並びに装置によれば、予め得たい符号レー
ト、即ちフレーム周期当りに転送又は記憶可能な符号量
を基準符号量として設定し、基準符号量をオーバーする
符号データは転送をやめ、コピーコードのみを伝送す
る。そして、次のフレーム周期の基準符号量に前周期の
基準符号量を加算して新たな基準符号量とし、前周期か
ら継続して求めている実際の符号量と比較し、再度転送
できるかを判定し、基準符号量以内であれば符号の転送
を行う。復元では有効な符号データのみを復元し、コピ
ーコードを受信した場合には、前フレームの画像データ
をそのまま表示する。
【0030】さらに、コピーコードの作成条件として本
発明は、符号化対象の画像が静止画か動画かを識別し
て、静止画の場合にのみコピーコードを送る。動画像の
場合には、次のフレームにおいて画質を落して発生する
符号量を小さくする。つまり、量子化閾値をある所定値
だけ増加させて符号化を行なうことで、符号化される画
像の枚数を減少させることなく、画質を落して、符号レ
ートを満足させる。
【0031】
【実施例】図2は本発明による画像データの符号化装置
の一実施例を示した実施例構成図である。図2の符号化
装置は入力端子10,画像バッファ12,静止画像検出
部14,符号化部16,符号バッファ18,固定データ
保持部20,基準符号量保持部22,処理判定部26,
量子化閾値更新部28,符号データ制御部32と選択ス
イッチ34を備えた符号データ出力部30、及び出力端
子38で構成される。
【0032】入力端子10からはフレーム単位に画像デ
ータが入力される。画像バッファ12は1フレーム分の
画像データを格納する。ここでフレーム画像はNTSC
方式から明らかなように、奇数ラインの奇数フィールド
画像と偶数ラインの偶数フィールド画像で構成されてい
る。静止画像検出部14は画像バッファ12に格納され
た符号化対象となったフレーム画像が静止画像か動画像
かを検出する。
【0033】図4は図2の静止画像検出部14による検
出処理を示した説明図である。符号化対象となったフレ
ーム画像54は偶数フィールド画像56と奇数フィール
ド画像58の2つのフィールド画像から構成されてい
る。静止している画像の場合、偶数フィールド画像56
と奇数フィールド画像58との間では相関が高い。一
方、動いている画像の場合は偶数フィールド画像56と
奇数フィールド画像58の相関は低い。
【0034】そこで相関演算部60において、偶数フィ
ールド56と奇数フィールド58の同一位置の画素値の
差の絶対値の総和として相関値を求める。この相関値を
比較判定部62に示すように、ある定数Kを定めて比較
し、定数Kより小さい画像は相関の高い静止画像64で
あり、定数Kより大きい画像は相関が低い動画像66で
あると判定することができる。
【0035】再び図2を参照するに、静止画像検出部1
4で検出された動画像か静止画像かを示す信号は処理判
定部26に与えられる。画像バッファ12に格納された
1フレーム分の画像は符号化部16により符号データに
変換される。符号化部16は図3に示す構成を有する。
図3の符号化部16にあっては、フレーム画像を8画素
×8画素=64画素単位に分割したブロック毎の画像デ
ータを入力する。2次元DCT部42は各ブロックの画
素信号を2次元離散コサイン変換により空間周波数分布
のDCT係数に変換する。
【0036】次に線形量子化部44で量子化マトリクス
46として格納された比較に適応した量子化閾値を用い
て量子化(割算)して、量子化DCT係数を求める。最
後に量子化DCT係数を統計的に求めたハフマン符号表
50により可変長符号化部48で可変長符号化し、出力
端子52より符号データとして出力し、図2の符号バッ
ファ18に格納する。符号バッファ18に格納された1
フレーム分の符号量は符号量fとして処理判定部26に
通知される。
【0037】処理判定部26は静止画像検出部14から
の動画像か静止画像かを示す信号、符号バッファ18か
らの符号量f、及び基準符号量保持部22からの基準符
号量Fに基づいて、符号データ出力部30による出力制
御、量子化閾値更新部28に対する量子化閾値の更新、
更に符号データ制御部32を経由した基準符号更新部3
6による基準符号量Fの更新を行わせるための指示信号
を出力する。この処理判定部26による処理は後の説明
で更に明らかにする。
【0038】符号データ出力部30に設けた符号データ
制御部32は処理判定部26の指示に基づき選択スイッ
チ34を制御して、符号データバッファ18に格納され
た符号データまたは固定データ保持部20に保持された
コピーコードを出力端子38より出力する。この符号デ
ータ出力部30による動画符号データの転送フレームは
図5に示すようになる。
【0039】図5は連続する静止画像を転送する符号デ
ータのフレームフォーマットを示している。このフレー
ムフォーマットは先頭の動画開始コード(SOM;Star
t ofMotion )68から始まり、nフレーム分の符号デ
ータ70を送り、最後に動画終了コード(EOM; End
of Motion)72で終わる。nフレーム分の符号データ7
0は0番のフレームについて取り出して示すように、符
号開始コード(SOI; Start of Image) 74で始ま
り、間に1フレームを構成する複数ブロック分の符号デ
ータを配置し、最終的に無候終了コード(EOI; End
of Image)78で終わる。また、1ブロック分の符号デ
ータ70としては、符号データの代わりにコピーコード
(COI; Copy of image )80を配置する場合もあ
る。
【0040】図5のフレームフォーマットで固定的に使
用する動画開始コード68,動画終了コード72のそれ
ぞれは固定データとして図2の固定データ保持部20に
保持されている。更に、1フレーム分の符号データの代
わりに転送するコピーコード80についても同様に、固
定データ保持部20に保持されている。図2の処理判定
部26は符号バッファ18からの符号量fと基準符号量
保持部22からの基準符号量Fの大小関係と、静止画像
検出部14からの動画像か静止画像かを示す信号に基づ
き、符号データの出力かコピーデータの出力かを決定す
る。まず、基準符号量保持部22には予め符号レートに
基づいた符号量frが基準符号量Fとして保持されてい
る。例えば、基準符号量Fの初期値として使用される符
号レートに基づいた符号量frは、64Kbpsの転送
能力をもつネットワークを使用して1秒間に30フレー
ムの動画像を転送する場合には、1フレーム画像当たり
の符号量は267byteとなることから、最適な符号
レートfrを例えばfr=260byteに設定する。
【0041】処理判定部26による出力データの決定は
次の基準に従う。 符号データの符号量fが基準符号量Fより少ない場合
(f<F)、選択スイッチ34により符号バッファ18
の符号データを選択して出力する。 符号データの符号量fが基準符号量Fより多い場合で
(f>F)、且つ静止画像であった場合は、選択スイッ
チ34により固定データ保持部20のコピーコードを選
択して出力し、符号データは出力しない。
【0042】符号データの符号量fが基準符号量Fよ
り多い場合で(f>F)で、且つ動画像であった場合
は、選択スイッチ34により符号バッファ18を選択し
て符号データを出力する。同時に、量子化閾値更新部2
8に量子化閾値SFを所定値だけ増加させる指示を行
い、次のフレーム画像の符号量fを減少させる。 図6は図2の判定処理部26の指示に基づく符号データ
の転送処理を前記のそれぞれの条件について示し
たタイムチャートである。
【0043】図6において、フレーム周期T11,T12
処理対象となったフレーム画像A11,A12の符号データ
11,B12のそれぞれは、共に符号量fが基準符号量F
より少なく、図5に示したフォーマットに従った転送信
号として出力される。ここで、フレーム画像の符号化に
対し、符号データの転送は1フレーム分遅延したタイミ
ングで示している。
【0044】次に、フレーム周期T21のフレーム画像A
21は静止画像と判断され、フレーム画像A21の符号化で
得られた符号データB21の符号量fは基準符号量Fをオ
ーバーしていたとする。この場合にはフレーム周期T21
に対応した転送周期での符号データの転送終了はできな
いことから、フレーム画像A21の符号データB21の転送
を開始し、続いてコピーコード80を送る。このため、
符号レートをオーバーする符号量となったフレーム画像
21に続く次のフレーム周期T22のフレーム画像A22
間引きされることになる。
【0045】フレーム周期T31のフレーム画像A31は動
画と判断され、その符号データB31の符号量fは基準符
号量Fをオーバーしていたとする。このように、符号デ
ータB31の符号量が基準符号量Fをオーバーしても、動
画の場合には静止画のようにコピーコード80は転送せ
ず、動画A31の符号データB31の転送を開始する。この
とき、次のフレーム周期T32のフレーム画像A32を符号
化するための量子化閾値SFを所定値だけ増加させ、量
子化閾値SFの増加によりフレーム画像A32から得られ
る符号データB32の符号量fを減少させる。
【0046】このような量子化閾値SFの増加に伴う符
号量の減少により、符号レートを越える符号量を持った
符号データB31に続く次のフレーム画像A32の符号デー
タB 32の符号量は少なくなり、フレーム周期T31にフレ
ーム周期T32を加えた転送周期内でそれぞれの符号デー
タB31,B32を転送することができる。即ち、動画像の
場合は符号量fが基準符号量Fを越えてもコピーコード
の送出に伴う次のフレーム画像の間引きが行われず、画
質は低下するが、動画像を全て連続的に符号化して転送
することができる。
【0047】次に、符号データ出力部30における前記
〜の条件に従った出力処理に対応した基準符号更新
部36における基準符号量Fの更新処理を説明する。図
7は符号データの符号量fが基準符号量Fより少ないと
きの前記条件における基準符号量更新処理を示し、図
6のフレーム周期T11,T12に対応している。まず最初
のフレーム周期T11にあっては、転送レートに基づいて
定めた基準となる符号量frが基準符号量Fとして定め
られており、符号化により得られた符号量fは基準符号
量Fより少ない。この場合の両者の符号量の差は(F−
f)となる。
【0048】このようなフレーム周期T11については、
次のフレーム周期T12で使用する基準符号量Fとしてフ
レーム周期T11の基準符号量F=frに、フレーム周期
11における基準符号量Fと実際の符号量fとの差(F
−f)を加えた符号量を新たな基準符号量Fとする。即
ち、 F=(F−f)+fr ・・・(1) とする。
【0049】また、フレーム周期T11で基準符号量Fに
対し実際の符号量fが少なく、(F−f)分の余裕があ
ることから、次のフレーム周期T12にあっては符号化に
使用する量子化閾値SFを所定値xだけ減少させる。こ
のため、フレーム周期T12にあっては、例えばフレーム
周期T11と全く同じ画像であったとしても、量子化閾値
SFを下げることで符号量fが増加し、転送レートの範
囲内で画質を向上させることができる。
【0050】図8はフレーム画像が静止画像と識別さ
れ、且つ符号データの符号量fが基準符号量Fをオーバ
ーした場合の基準符号量Fの更新を示したもので、図6
のフレーム周期T21,T23に対応している。まず、フレ
ーム周期T21にあっては、基準符号量Fは転送レートに
基づいた符号量frであり、このときの符号データの符
号量fが基準符号量Fをオーバーしている。ここで、フ
レーム周期T21のフレーム画像は静止画像であることか
ら、コピーコードの送出が行われる。次のフレーム周期
23にあっては、基準符号量Fを1フレーム分増加させ
る。即ち、前周期のフレーム周期T21で基準符号量F=
frであったことから、次のフレーム周期T23にあって
は、 F=F+fr=fr+fr ・・・(2) とする。このような基準符号量Fの1フレーム分の増加
W×、フレーム周期T23にあっては、前周期から継続し
ている符号化による符号量が増加しても、1フレーム分
増加した基準符号量Fに納まるようにしている。
【0051】尚、フレーム周期T23においてもフレーム
周期T21のフレーム画像の符号データの符号量fが転送
できない場合には、フレーム周期T22でコピーコードを
送出し、次のフレーム周期T23に移行して、更に1フレ
ーム分、基準符号量Fを増加させた処理を行う。図9は
フレーム画像が動画であり、且つ符号データの符号量f
が基準符号量Fをオーバーした場合の前記の条件にお
ける基準符号量Fの更新処理を示し、図6のフレーム周
期T31,T32に対応している。まずフレーム周期T31
あっては、基準符号量Fは転送レートにより決まった基
準となる符号量frであり、フレーム周期T31の符号デ
ータの符号量fが基準符号量Fをオーバーしている。こ
の場合の両者の差は(F−f)となる。但し、F<fで
あることから、(F−f)の値はマイナスの値となる。
【0052】この場合には、次のフレーム周期T32の符
号化に使用する符号化閾値SFを所定値xだけ増加して
符号データの符号量fを減らしている。従って、次のフ
レーム周期T32で使用する基準符号量Fについても、前
周期T31の基準符号量F=frより符号データの符号量
fとの差分(F−f)だけ少ない符号量とする。即ち、 F=(F−f)+fr =fr−(f−F) ・・・(3) とする。
【0053】図10は図2の符号化装置による符号化処
理を示したフローチャートである。まずステップS1
で、量子化閾値更新部28は符号化部16に対し所定の
量子化閾値sfを用いて基準量子化閾値SFをセットす
る。またステップS2で基準符号量保持部22は処理判
定部26に対し、符号レートに基づいて予め定めた基準
となる符号量frを基準符号量Fとして設定する。次の
ステップS3では入力するフレーム画像の終了の有無を
チェックしており、フレーム画像の処理を終了するまで
ステップS4以降の処理を繰り返す。
【0054】この符号化処理は、まずステップS4で画
像バッファ12に格納されたフレーム画像を対象に、図
3に示したADCTに従った符号化を行い、符号バッフ
ァ18に1フレーム分の符号データを格納する。続いて
ステップS5で処理判定部26が符号バッファ18に格
納した1フレーム分の符号データの符号量fが基準符号
量保持部22により設定された基準符号量F以下か否か
チェックする。
【0055】符号データの符号量fが基準符号量F以下
であれば符号量fは転送レートを満足していることか
ら、ステップS6で符号データ制御部32により選択ス
イッチ34を駆動して符号バッファ18の符号データを
選択して、出力端子38より図2に示したフレームフォ
ーマットに従って出力する。続いてステップS7で、基
準符号量fに対し実際の符号量fに余裕があることか
ら、量子化閾値更新部28の量子化閾値SFを下げて画
質を向上するように設定変更する。続いてステップS8
で、図7に示したように基準符号量Fを更新する。
【0056】一方、ステップS8で符号データの符号量
fが基準符号量Fをオーバーしていた場合にはステップ
S9に進み、動画シーンか否か判別する。動画シーンで
なかった場合、即ち静止画像であった場合にはステップ
S10に進み、選択スイッチ34により固定データ保持
部20からのコピーコードを符号データの代わりにコピ
ーフレームとして出力する。続いてステップS11で基
準符号量Fを図8に示したように1フレーム分増加させ
る。
【0057】ステップS9で動画シーンが判別された場
合にはステップS12に進み、選択スイッチ34により
符号バッファ18を選択して符号データを出力する。続
いてステップS13で基準量子化閾値SFを所定値xだ
け増加させる更新を行い、次のフレーム画像の符号化に
よる符号量を減少させる。更にステップS14で、図9
に示したように基準符号量Fを減少させる更新を行う。
【0058】図11は本発明による復元装置の実施例を
示した実施例構成図である。この復元装置は入力端子8
1,符号解析部82,復元部84,画像メモリ86及び
フレーム表示制御部88で構成される。入力端子81か
らは図2の符号化装置より出力された図5に示すフレー
ムフォーマットを持つ符号データが入力する。符号解析
部82は各フレームフォーマットに含まれるデータが符
号データかコピーコードかを解析している。符号データ
を識別した場合には識別した符号データを復元部84に
出力する。
【0059】復元部84は図12に示すように、入力端
子90,可変長復号化部92,ハフマン復号表94,線
形逆量子化部96,量子化マトリクス98,2次元逆D
CT部100及び出力端子102で構成され、図3に示
した符号化部と逆の変換処理を行い、符号データから画
像データをブロック単位に復元する。再び図11を参照
するに、復元部84により復元された1フレーム分の画
像データは画像メモリ86に格納される。フレーム表示
制御部88は符号解析部82により符号データを解析し
た場合には、画像メモリ86に書き込まれた現フレーム
の復元フレーム画像を読み出して出力表示する。一方、
符号解析部82よりコピーコードの解析結果を受けた場
合には、フレーム表示制御部88は画像メモリ86に格
納されている前フレームの画像データを表示出力し、前
周期のフレーム画像のコピー表示を行う。
【0060】図13は図11の復元装置による復元処理
を示したフローチャートである。まずステップS1で、
図5に示したフレームフォーマットから符号データの終
了の有無をチェックしており、終了するまではステップ
S2〜S5の復元処理を繰り返す。ステップS2では現
在受信したフレーム分の符号データの内容がコピーコー
ドか否かチェックする。コピーコードでなければ符号デ
ータであることからステップS3に進み、復元部84で
1フレーム分の画像データを復元して画像メモリ86を
更新し、ステップS4でフレーム表示制御部88が復元
画像を表示する。一方、ステップS2でコピーコードを
判別した場合はステップS5に進み、画像メモリ86に
保持している前フレームの画像を読み出し、ステップS
4で画像表示するようになる。
【0061】尚、上記の実施例における符号化及び復元
はJPEGに従っており、その詳細は1991年丸善発
行 安田浩著の「マルチメディア符号化の国際標準」の
第1章に示される。
【0062】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、符号データの復号量が一定の符号レートをオーバー
した場合、動画についてはコピーフレームを送らずに符
号データをそのまま送り、次のフレームでの符号化につ
いて量子化閾値を下げて符号量を下げ、画質は落ちるが
画像を間引くことなく連続的に符号化転送して復元で
き、動きの激しいシーンであっても自然な復元動画像を
得ることができる。
【0063】また、静止画像用の符号化装置のもつ単純
な構成をそのまま使用して動画用の符号化装置に要求さ
れる一定の符号レートに従った制御を実現でき、高画質
の動画像を一定レートで復元することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明による符号化装置の実施例構成図
【図3】図3の符号化部の詳細を示した実施例構成図
【図4】図2における静止画と動画の検出方法を示した
説明図
【図5】本発明で用いる符号データ転送フレームの説明
【図6】本発明の符号化と符号データの転送を示したタ
イムチャート
【図7】符号量fが基準符号量Fより少ない場合の基準
符号量Fの更新を示した説明図
【図8】符号量fが基準符号量Fより多く且つ静止画の
場合の基準符号量Fの更新を示した説明図
【図9】符号量fが基準符号量Fより多く且つ動画の場
合の基準符号量Fの更新を示した説明図
【図10】本発明による符号化処理を示したフローチャ
ート
【図11】本発明による復元装置の実施例構成図
【図12】図11の復元部の詳細を示した実施例構成図
【図13】本発明による復元処理を示したフローチャー
【図14】従来の静止画の符号化装置を示したブロック
【図15】従来の静止画の復元装置を示したブロック図
【図16】従来の動画の符号化装置を示したブロック図
【図17】従来の動画の復元装置を示したブロック図
【図18】本願発明者等が提案している符号化装置およ
び復元装置を示したブロック図
【符号の説明】
10,40,81,90:入力端子 12:画像バッファ(画像データ保持手段) 14:静止画検出部(静止画検出手段) 16:符号化部(符号化手段) 18:符号バッファ(符号データ保持手段) 20:固定データ保持部(コピーコード保持手段) 22:基準符号量保持部(基準符号量保持手段) 26:処理判定部(処理判定手段) 28:量子化閾値更新部(量子化閾値更新手段) 30:符号データ出力部 32:符号データ制御部(符号データ制御手段) 34:選択スイッチ 36:基準符号更新部(基準符号更新手段) 38,52,102:出力端子 42:2次元DCT部 44:線形量子化部 46:量子化マトリマクス 48,98:可変長符号化部 50:ハフマン符号表 54:フレーム画像 56:奇数フィールド画像 58:偶数フィールド画像 60:相関計算部 60:比較判定部 64:静止画像 66:動画像 68:動画開始コード(SOM; Start of Mortion) 70:nブロック分の符号データ 72:動画終了コード(EOM; End of Mortion) 74:符号開始コード(SOI; Start of Image) 76:1ブロック分の符号データ 78:符号少量コード(EOI; End of Image) 80:コピーコード(COI; Copy of Image) 82:符号解析部(符号解析手段) 84:復元部(復元手段) 86:画像メモリ(画像保持手段) 88:フレーム表示制御部(画像表示制御手段) 92:可変長復号化部 94:ハフマン復号表 96:線形逆量子化部 100:2次元逆DCT部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H03M 7/30

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データを符号化する画像データの符号
    化方法に於いて、 符号化対象となるフレーム画像データを保持する画像デ
    ータ保持過程と、該画像データ保持過程で保持されている フレーム画像
    ータが静止画であるか動画であるかを検出する静止画検
    出過程と、前記静止画検出過程で検出される 前記フレーム画像デー
    タを符号化する画像データ符号化過程と、 符号化されたフレーム符号データを保持する符号データ
    保持過程と、 前フレームの画像データと同一データであることを示す
    コピーコードを保持するコピーコード保持過程と、 符号化レートに基づいた1フレーム当りの符号量(f
    r)を基準符号量(F)として保持する基準符号量保持
    過程と、 前記画像データ符号化過程で得られる1フレーム当りの
    符号量(f)が前記基準符号量保持過程で設定された基
    準符号量(F)より多い場合で且つ静止画であった場合
    は複写モードを選択し、1フレーム当りの符号量(f)
    が前記基準符号量保持過程で設定された基準符号量
    (F)より多い場合で且つ動画であった場合は量子化閾
    値変更モードを選択する処理判定過程と、 前記処理判定過程で量子化閾値変更モードを決定した際
    に、前記画像データ符号化過程で使用する量子化閾値を
    変更する量子化閾値変更過程と、 前記処理判定過程で量子化閾値変更モードを決定した際
    に、前記符号データ保持過程に保持したフレーム符号デ
    ータを選択して出力し、前記処理判定過程で複写モード
    を決定した際には、前記コピーコード保持過程に保持し
    たコピーコードを選択して出力する符号データ制御過程
    と、 前記符号データ制御過程におけるフレーム符号データの
    出力時に、前記基準符号量保持過程で保持している基準
    符号量(F)の値を変更すると共に、前記符号データ制
    御過程におけるコピーコード出力時には、基準符号量保
    持過程で保持している前記基準符号量(F)を1フレー
    ム分増加させる基準符号量更新過程と、を設け、前記符号化による1フレーム当りの符号量(f)が前記
    基準符号量(F)より小さい場合に、前記基準符号量更
    新過程は両者の差(F−f)分だけ前記基準符号量
    (F)を増加させ、且つ前記処理判定過程は量子化閾値
    を低い値に設定変更して1フレーム当りの符号量(f)
    を増加させ、 前記符号化による1フレーム当りの符号量(f)が前記
    基準符号量(F)より大きい場合に、前記基準符号量更
    新過程は両者の差(f−F)分だけ前記基準符号量
    (F)を減少させ、且つ前記処理判定過程は量子化閾値
    を高い値に設定変更して1フレーム当りの符号量(f)
    を減少させ、 たことを特徴とする画像データの符号化方法
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像データの符号化方法に
    於いて、前記静止画検出過程は、符号化対象となった1
    フレーム画像を構成する奇数フィールドと偶数フィール
    ドの各画像の相関に基づいて該フレーム画像が静止画か
    動画かを判別することを特徴とする画像データの符号化
    方法。
  3. 【請求項3】画像データを符号化する画像データの符号
    化装置に於いて、 符号化対象となるフレーム画像データを保持する画像デ
    ータ保持手段(12)と、該画像データ保持手段(12)で保持されている フレー
    ム画像データが静止画であるか動画であるかを検出する
    静止画検出手段(14)と、前記静止画検出手段(14)で検出される 前記フレーム
    画像データを符号化する画像データ符号化手段(16)
    と、 符号化されたフレーム符号データを保持する符号データ
    保持手段(18)と、 前フレームの画像データと同一データであることを示す
    コピーコードを保持するコピーコード保持手段(20)
    と、 符号化レートに基づいた1フレーム当りの基準符号量を
    保持する基準符号量保持手段(22)と、 前記画像データ符号化手段(16)から得られる1フレ
    ーム当りの符号量(f)が前記基準符号量保持手段(2
    2)に設定されている基準符号量(F)より多い場合で
    且つ静止画であった場合は複写モードを選択し、1フレ
    ーム当りの符号量(f)が前記基準符号量保持手段(2
    2)で設定されている基準符号量(F)より多い場合で
    且つ動画であった場合は量子化閾値変更モードを選択す
    処理判定手段(26)と、 前記処理判定手段(26)で量子化閾値変更モードを決
    定した際に、前記画像データ符号化手段(16)で使用
    する量子化閾値を変更する量子化閾値更新手段(28)
    と、 前記処理判定手段(26)で量子化閾値変更モードを決
    定した際の指示で前記符号データ保持手段(18)に保
    持したフレーム符号データを選択スイッチ(34)で選
    択して出力し、前記処理判定手段(26)で複写モード
    を決定した際の指示で前記コピーコード保持手段(2
    0)に保持したコピーコードを選択スイッチ(34)で
    選択して出力する符号データ制御手段(32)と、 前記符号データ制御手段(32)におけるフレーム符号
    データの出力時の指示で前記基準符号量保持手段(2
    2)の基準符号量(F)の値を変更すると共に、前記符
    号データ制御手段(32)におけるコピーコード出力時
    には、基準符号量保持手段(22)の前記基準符号量
    (F)を1フレーム分増加させる基準符号量更新手段
    (36)と、を設け、前記符号化による1フレーム当りの符号量(f)が前記
    基準符号量(F)より小さい場合に、前記基準符号量更
    新手段(36)は両者の差(F−f)分だけ前記基準符
    号量(F)を増加させ、且つ前記処理判定手段(26)
    は量子化閾値を低い値に設定変更して1フレーム当りの
    符号量(f)を増加させ、 前記符号化による1フレーム当りの符号量(f)が前記
    基準符号量(F)より大きい場合は、前記基準符号量更
    新手段(36)は両者の差(f−F)分だけ前記基準符
    号量(F)を減少させ、且つ前記処理判定手段(26)
    は量子化閾値を高い値に設定変更して1フレーム当りの
    符号量(f)を減少させ、 たことを特徴とする画像データの符号化装置。
  4. 【請求項4】フレームごとにフレーム符号データ又は前
    回符号化したフレーム画像と同一の画像であることを指
    示するコピーコードを含む符号データからフレーム画像
    を復元する画像データの復元方法に於いて、 復元したフレーム画像を保持する画像保持過程と、 入力した符号データを解析し、フレーム符号コードかコ
    ピーコードかを識別して個別に出力する符号解析過程
    と、 前記符号解析過程でフレーム符号データを識別した場合
    に、該フレーム符号データからフレーム画像データを復
    元して前記画像保持過程で保持しているフレーム画像を
    更新する復元過程と、 前記符号解析過程でフレーム符号データを識別した場
    合、前記画像保持過程で保持している更新済みの復元フ
    レーム画像を表示させ、前記符号解析過程でコピコード
    を識別した場合は、前記画像保持過程で保持している前
    フレームの復元フレーム画像を表示させる画像表示制御
    過程と、 を備えたことを特徴とする画像データの復元方法。
  5. 【請求項5】フレームごとにフレーム符号データ又は前
    回符号化したフレーム画像と同一の画像であることを指
    示するコピーコードを含む符号データからフレーム画像
    を復元する画像データの復元装置に於いて、 復元したフレーム画像を保持する画像保持手段(86)
    と、 入力した符号データを解析し、フレーム符号コードかコ
    ピーコードかを識別して個別に出力する符号解析手段
    (82)と、 前記符号解析手段(82)でフレーム符号データを識別
    した場合に、該フレーム符号データからフレーム画像デ
    ータを復元して前記画像保持手段(86)のフレーム画
    像を更新する復元手段(84)と、 前記符号解析手段(82)でフレーム符号データを識別
    した場合、前記画像保持手段(86)で更新済みの復元
    フレーム画像を表示させ、前記符号解析手段(82)で
    コピーコードを識別した場合は、前記画像保持手段(8
    6)に保持した前フレームの復元フレーム画像を表示さ
    せる画像表示制御手段(88)と、 を備えたことを特徴とする画像データの復元装置。
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