JP3345368B2 - カニ足肉様練製品及びその製造方法 - Google Patents

カニ足肉様練製品及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚肉のすり身等を
主原料とした練製品であって、多数の切れ目を備えるこ
とにより、カニ足肉の如き食感が得られる切れ目入り練
製品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記類の製品並びにその製造方法として
種々のものが提唱されているが、更に、本物に近い食感
並びに外観の製品を容易且つ低コストにて製造し得る方
法の出現が要望されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記要望に応
えるためになされたものであって、本物のカニ足肉にか
なり近い食感並びに外観の製品を、少ない工程で容易且
つ低コストにて製造し得るカニ足肉様練製品及びその製
造方法を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、すり身シ−ト
を適宜径に巻き上げて棒状体を形成した後、前記棒状体
を2つに縦割りし、前記棒状体にその長さ方向に対し対
称的に傾斜する切れ目を狭間隔置きに刻設すると共に、
矢羽根形状にカットすることを特徴とするカニ足肉様練
製品の製造方法、を以て上記課題を解決した。この場
合、前記すり身シ−トとして、巻き始め端から巻き終わ
り端にかけて次第に厚みが増すものを用いる場合があ
る。
【0005】また、本発明は、巻き始め端から巻き終わ
り端にかけて次第に厚みが増すすり身シートを、適宜径
に巻き上げて棒状体を形成した後、前記棒状体にその長
さ方向に対し対称的に傾斜する切れ目を狭間隔置きに刻
設すると共に、矢羽根形状にカットすることを特徴とす
るカニ足肉様練製品の製造方法、を以て上記課題を解決
した。この場合、前記切れ目刻設に先立ち前記棒状体を
2つに縦割りすることがある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
依拠して説明する。図1は本発明に係る第1の製造方法
を示すもので、この方法においては、先ず厚さ1〜1.5
mm程度のすり身シ−ト1を製造し、これに狭間隔(例
えば1mm)置きに切り溝2を刻設する(工程a)。切
り溝2の深さは任意であるが、通例、すり身シ−ト1の
厚さの2分の1乃至3分の2程度とする。
【0007】すり身シ−ト1は、例えばスケトウタラ等
の魚肉に適宜澱粉、食塩、調味料、卵白等を加えてすり
潰したすり身を主原料とする。これをカニ風味に仕上げ
るには、すり身にかに等の甲殻等の屑肉をフレ−ク状に
して混入したり、その甲殻をペ−スト状にすり潰して3
〜5%程度すり身に混ぜ合わせたりすればよい。また、
カニのフレ−バ−やカルシウム等をすり身に添加するこ
ととしてもよい。実際には、冷凍すり身を擂潰機にか
け、擂潰塩摺りして調理されることが多い。すり身シ−
ト1は生のまま用いることもあるし(後に加熱す
る。)、加熱したものを用いることもある。
【0008】このすり身シ−ト1を、直径2〜3cm程
度のロ−ル巻きにして棒状体3を形成した後(工程b、
c)、必要に応じて縦方向に2つ割りにして半円筒状物
3aを生成する(工程d)。次いで、この棒状体3又は
半円筒状物3aを矢羽根形状にカットして、矢羽根形状
物4とする(工程e、棒状体3から加工したものは、よ
り丸味を帯びたものとなる。)。
【0009】この矢羽根形状物4の形成に際し、同時
に、その長さ方向に対して傾斜する切れ目5を対称的に
刻設する。この切れ目5は、中心部に非刻設部6を残し
て幅方向両側端にまで形成してもよいし(図1
(e))、両側端に非刻設部7を残して中心部をつなげ
ることとしてもよい(図2)。また、図1(e)に示す
ように、中心部の非刻設部6に、長さ方向に伸びる切れ
目8を入れてもよい。各切れ目5、8は、下側まで貫設
してもよいし、途中で止めてもよい。このようにして製
造した矢羽根形状物4は、その後適宜フィルム包装をし
て再加熱し、製品とされる。
【0010】図3に示す第2の製造方法は、上記第1の
製造方法における切り溝2の刻設工程を省略したもの
で、その他は第1の製造方法と同じであるので、工程c
以下の図示及び説明は省略する。この方法によって製造
した製品は、切り溝2がない分、第1の製造方法で製造
した製品よりも口中において解れにくいものとなる。
【0011】図4に示す第3の製造方法は、上記第1及
び第2の製造方法において、巻き上げ形状を円形ではな
く、楕円形としたもので、他の工程は第1又は第2の製
造方法と同じである。この第3の方法によって製造した
製品は、第1又は第2の方法によって製造した製品より
もフラットなものとなる。
【0012】上記第1乃至第3の製造方法において用い
るすり身シ−ト1は、全体の厚みが均一なものであって
もよいが、巻き込み先端側1aから巻き込み後端側1b
に向けて次第に厚みが増すように厚み調整をしたものを
用いてもよい(図5)。そのようにした場合は巻き込み
作業がスム−ズとなり、巻き込み状態も締まったものと
なる。
【0013】また、上記いずれの製造方法の場合も、す
り身シ−ト1を予め所定サイズにカットしておいてもよ
いし、巻き上げ後に所定長にカットすることとしてもよ
い。後者の場合は、矢羽根形状物形成工程においてこの
カッティング作業を兼ねることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述した通りであって、本発明
によれば、本物に近い外観及び食感のカニ足肉様練製品
が、少ない工程で容易且つ低コストにて得られる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る方法の一実施形態の加工工程図
である。
【図2】 本発明に係る練製品の構成例の斜視図であ
る。
【図3】 本発明に係る方法の他の実施形態の加工工程
の一部を示す図である。
【図4】 本発明に係る方法の更に他の実施形態によっ
て製造した棒状物の形状例を示す図である。
【図5】 本発明に係る方法の更に他の実施形態を示す
図である。
【符号の説明】
1 すり身シ−ト 2 切り溝 3 棒状体 3a 半円筒状物 4 矢羽根形状物 5 切れ目 6 非刻設部 7 非刻設部 8 切れ目

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 すり身シ−トを適宜径に巻き上げて棒状
    体を形成した後、前記棒状体を2つに縦割りし、前記棒
    状体にその長さ方向に対し対称的に傾斜する切れ目を狭
    間隔置きに刻設すると共に、矢羽根形状にカットするこ
    とを特徴とするカニ足肉様練製品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記すり身シ−トとして、巻き始め端か
    ら巻き終わり端にかけて次第に厚みが増すものを用いる
    請求項1に記載のカニ足肉様練製品の製造方法。
  3. 【請求項3】 巻き始め端から巻き終わり端にかけて次
    第に厚みが増すすり身シートを、適宜径に巻き上げて棒
    状体を形成した後、前記棒状体にその長さ方向に対し対
    称的に傾斜する切れ目を狭間隔置きに刻設すると共に、
    矢羽根形状にカットすることを特徴とするカニ足肉様練
    製品の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記切れ目刻設に先立ち前記棒状体を2
    つに縦割りする請求項3に記載のカニ足肉様練製品の製
    造方法。
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US09/807,609 US6736053B1 (en) 1998-10-15 1999-06-16 Method and device for making crab-leg-meat-like product made with boiled fish paste

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