JP3344173B2 - マルチパネル表示装置 - Google Patents

マルチパネル表示装置

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JP3344173B2 JP19379795A JP19379795A JP3344173B2 JP 3344173 B2 JP3344173 B2 JP 3344173B2 JP 19379795 A JP19379795 A JP 19379795A JP 19379795 A JP19379795 A JP 19379795A JP 3344173 B2 JP3344173 B2 JP 3344173B2
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ・ディス
プレイ・パネル(PDP)や液晶表示パネル(LCDパ
ネル)等の表示パネルを複数枚用いて大画面を実現する
ことができるマルチパネル表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、薄型で省スペースの表示
装置としてプラズマ・ディスプレイ・パネルや液晶表示
パネルを使用したものが研究開発されている。このよう
のパネル型の表示装置では、製造上の困難性などから、
一枚のパネルの大きさにある程度の制限がある。そこ
で、公衆の場所等で大画面を表示させるために複数の表
示パネルを利用する場合がある。
【0003】例えば、図6には4枚のプラズマ・ディス
プレイ・パネルを使用して、4倍の大画面を実現してい
る例を示している。そして、例えば、4枚のパネルそれ
ぞれに異なる表示を行い4種類の映像を表示する以外
に、一つの映像を4枚のパネルを使って大きく表示する
方法も試みられている。
【0004】即ち、図6にはそれぞれが枠5を有するパ
ネル1−4が設けられていて、例えば「F」という文字
が4枚のパネル1−4により表示されている。
【0005】一方で、プラズマ・ディスプレイ・パネル
や液晶表示パネルは、CRTを用いたテレビ受像機と異
なり表示特性がリニアであるため、放送局側等で映像信
号に付加したCRT用の所定の特性を映像信号から除く
ために所謂「γ補正」を付加することが知られている。
さらに、表示階調不足を補うためのコントラスト向上と
いう目的のために、1フィールドの映像の平均の明るさ
(APL:Average Picture Leve
l,平均映像レベル)に応じて上記の「γ補正」の特性
曲線をダイナミックに切り替える「ダイナミックγ補
正」を行うことも知られている。
【0006】上記の「ダイナミックγ補正」の曲線を、
図7に示している。横軸は、表示装置へ供給する表示の
強さ(明るさ)に応じた入力レベルを示し、縦軸は、実
際に表示装置が表示する明るさの出力を示している。図
中には、4本の補正曲線11−14を表示しているが、
平均映像レベル(APL)の階調に応じた本数の補正曲
線が利用される。この「ダイナミックγ補正」によれ
ば、各パネルの文字6の部分とパックグラウンド7の部
分との平均の明るさを演算して、全体の明るさが暗い場
合は、例えば補正曲線11を使用し、全体の明るさが明
るい場合は、例えば補正曲線14を使用するものであ
る。即ち、画面全体が暗い場合は、より小さい入力レベ
ルで表示画面の明るさを増大させ、一方で、画面全体が
明るい場合は、より大きい入力レベルでの表示画面の明
るさの増大度を大きくするように補正をかけるのであ
る。こうすることで、少ない階調の入力レベルであって
も、見かけ上大きな階調の出力が得られ、見かけ上のコ
ントラストが上がる効果を有している。
【0007】このような「ダイナミックγ補正」をかけ
るための従来の表示処理回路図の概略が図8に示されて
いる。4枚の表示パネル1−4それぞれに表示信号を供
給する信号処理回路10、20、30、40が設けられ
ている。そして、それぞれの信号処理回路10−40に
は、入力信号としてコンポジット信号(C−V)15が
入力される。それぞれに入力されるコンポジット信号1
5には、それぞれの表示パネルで表示する映像信号と水
平、垂直同期信号等が含まれている。
【0008】入力されたコンポジット信号15は、アナ
ログ処理回路16にてアナログのRGB信号17に分離
され、デジタル信号処理回路18において、サンプリン
グされ、そのサンプル値がデジタル信号に変換される。
その結果、それぞれ8ビットのRGBのデジタル信号1
9が出力される。このデジタルRGB信号19は、ルッ
クアップテーブル(LUT)22に入力されると共に平
均映像レベル(APL)を検出するためにAPL検出回
路20に入力される。APL検出回路では、画面の1フ
ィールド分の明るさの平均値を予め決められた計算式に
従ってRGBデジタル信号から算出する。そのようにし
て求められたAPL値がγ補正曲線選択信号生成回路2
1において、例えば32階調に符号化され、その5ビッ
トの信号が、γ補正曲線選択信号としてルックアップテ
ーブル22に入力される。
【0009】ルックアップテーブル22では、デジタル
RGB信号19とγ補正カ曲線選択信号とから、ROM
からなる所定のルックアップテーブルにしたがって導い
た修正されたデジタルRGB信号が表示パネル用映像信
号として表示パネルに供給される。信号処理回路10−
40は同等の構成になっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
マルチパネル表示装置では、ダイナミックγ補正を各表
示パネルに画像信号を供給する信号処理部それぞれが個
別に行っていた。そのため、例えば、図1に示したよう
な文字「F」を4枚の表示パネルで表示しようとした場
合、背景が最も多いパネル4が最も明るく、平均映像レ
ベル(APL)も最も高く、その結果、図2のダイナミ
ックγ補正曲線は14の曲線が選択されることになる。
一方、最も暗いパネル1に対しては、補正曲線は11が
選択去れ、二番目に暗いパネル3には補正曲線12、三
番目に暗いパネル2に対しては補正曲線13がそれぞれ
選択されることになる。その結果、一つの入力レベルに
対して、4枚の表示パネルでの補正曲線がそれぞれ異な
ることになり、特に最も暗いパネル1と最も明るいパネ
ル4との間で、出力のバラツキが非常に大きくなるとい
う問題があった。
【0011】そのため、一つの映像を複数の表示パネル
で拡大表示しようとした場合、各表示パネル毎に表示出
力が異なりバラツキのある画像になってしまうという問
題があった。
【0012】そこで、本発明は、上記のような表示出力
にバラツキが生じないマルチパネルの表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】また、本発明は、ダイナミックγ補正を行
う表示パネルを複数使用する表示装置において、複数パ
ネルによって一つの映像を拡大表示しようとする場合
に、各表示パネルに同一のダイナミックγ補正を施した
映像信号を供給することができるマルチパネル表示装置
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、隣接して
設けられ映像を表示する複数の表示パネルと、映像信号
を入力し各表示パネルにそれぞれの表示パネル用映像信
号を供給する複数の映像信号処理回路とを有し、複数の
表示パネルに拡大された映像を表示する時、当該拡大表
示に使用される複数の表示パネルに対応する複数の映像
信号処理回路から供給されるそれぞれの映像の明るさに
対応する明るさ信号をもとに同一のγ補正曲線を選択
し、その複数の映像信号処理回路に当該同一選択信号を
供給する制御手段をさらに有し、複数の映像信号処理回
路で、当該同一のγ補正曲線に従って映像信号に補正を
加えるてなることを特徴とするマルチパネル表示装置
(第一の発明)によって達成される。
【0015】また本発明の目的は、上記第一の発明にお
いて、前記の拡大表示に使用される複数の表示パネルに
対応する当該複数の映像信号処理回路のうち、一の映像
信号処理回路がマスタ回路として前記制御手段を有し、
当該複数の映像信号処理回路のうち他の映像信号処理回
路がスレーブ回路としてマスタ回路に明るさ信号を供給
し、前記の同一選択信号を入力して当該同一のγ補正曲
線に従って映像信号に補正を加えてなることを特徴とす
るマルチパネル表示装置(第二の発明)によって達成さ
れる。
【0016】また本発明の目的は、上記第一または第二
の発明において、複数の映像信号処理回路は、それぞれ
対応する表示パネルの映像の明るさに対応する明るさ信
号をもとに、γ補正曲線を選択する内部選択信号を生成
し、単独パネルで映像を表示する時は、該内部選択信号
に従って所定のγ補正曲線による補正を行い、複数の表
示パネルで映像を表示する時は、前記同一選択信号に従
って所定のγ補正曲線による補正を行うことを特徴とす
るマルチパネル表示装置(第三の発明)を提供すること
により達成される。
【0017】また本発明の目的は、上記第三の発明にお
いて、内部選択信号は、映像信号から分離抽出したRG
B信号から各ピクセル毎のY信号を算出し、一画面分の
Y信号を積算し、当該積算値を所定階調に変換し、当該
所定階調を有する信号を内部選択信号とすることで生成
されることを特徴とするマルチパネル表示装置(第四の
発明)により達成される。
【0018】また本発明の目的は、上記第四の発明にお
いて、複数の映像信号処理回路は、内部選択信号を前記
の明るさ信号として制御手段に供給し、制御手段は、供
給された内部選択信号の階調の当該複数パネル間の平均
を演算し、当該平均階調を含む信号を同一選択信号とし
て複数の映像信号処理回路に供給することを特徴とする
マルチパネル表示装置(第五の発明)により達成され
る。
【0019】また本発明の目的は、上記第五の発明にお
いて、複数の映像信号処理回路は、内部選択信号と同一
選択信号とを、単独表示パネルで映像を表示する時と複
数表示パネルで映像を表示する時とで切り替えるγ補正
曲線切り替え回路と、当該γ補正曲線切り替え回路の出
力のγ補正曲線選択信号と映像信号とを入力し、予め作
成されたルック・アップ・テーブルに従ってγ補正後の
表示パネル用映像信号を出力する映像信号変換回路とを
有することを特徴とするマルチパネル表示装置(第六の
発明)により達成される。
【0020】また本発明の目的は、上記の第六の発明に
おいて、γ補正曲線切り替え回路は、垂直同期信号に同
期した第一のロード信号で前記内部選択信号をロードす
る第一のフリップ・フロップ回路と、第一のフリップ・
フロップ回路の出力信号と前記の同一選択信号とを切り
替えるセレクタ回路と、第一のロード信号より所定時間
遅延した第二のロード信号でセレクタ回路の出力信号を
ロードし、γ補正曲線選択信号を出力する第二のフリッ
プ・フロップ回路とを有することを特徴とするマルチパ
ネル表示装置(第七の発明)により達成される。
【0021】また、本発明の目的は、上記の第七の発明
において、第一のフリップ・フロップ回路の出力信号
が、制御手段から所定のタイミングで供給されるリード
タイミング信号に従って制御手段に読み込まれることを
特徴とするマルチパネル表示装置(第八の発明)により
達成される。
【0022】本発明によれば、複数の表示パネルで拡大
表示する場合でも、複数の表紙パネルに対する映像信号
は、同一のγ補正曲線に従って補正されることになり、
表示パネル間の明るさのバラツキをなくすことができ
る。
【0023】尚、上記の明るさ信号とは、1フィールド
の平均明るさを示す信号であり、例えば、RGB信号か
ら算出されるY信号を1フィールド(画面)分積算した
値から、所定数の階調に変換したものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従って説明する。
【0025】図1は、マルチパネル表示装置の全体の概
略を示したブロック回路図であり、図2は、図1のAP
L検出回路20とγ補正曲線選択信号生成回路21を詳
細に示したブロック図、図3は映像信号変換回路を説明
するための図である。さらに、図4はγ補正曲線切り替
え回路21の内部ブロック回路図であり、図5には、図
4のγ補正曲線切り替え回路21のタイミングチャート
図である。
【0026】まず、図1のマルチパネル表示装置には、
4枚の例えばプラズマ・ディスプレイ・パネル(PD
P)1−4にそれぞれ表示パネル用の映像信号36を供
給する4つの映像信号処理回路100、200、30
0、400が設けられている。各映像信号処理回路10
0−400は、基本的に同等の構成を有するので、映像
信号処理回路100以外の回路の内部構成は簡単のため
に省略している。
【0027】そこで、映像信号処理回路100を代表し
て説明する。まず、入力にコンポジット信号(C−V)
15が、例えばVTR装置やチューナー回路から供給さ
れる。入力されたコンポジット信号15はアナログ信号
処理回路16にてアナログのRGB信号17に分離され
る。また、コンポジット信号15は、同期分離回路23
にて垂直同期信号25と水平同期信号(H)とに分離さ
れ、水平同期信号(H)からPLL回路24にて水平同
期信号に同期し整数倍の周波数をもつシステムクロック
CLKが生成される。
【0028】このようにして生成したクロック信号CL
Kを利用して、デジタル信号処理回路18にて、クロッ
ク信号CLKのタイミングでサンプリング化されたアナ
ログRGB信号17がA/D変換され、例えば8ビット
のデジタルのRGB信号19として生成される。このデ
ィジタルRGB信号19は、映像信号変換回路22とA
PL検出回路20に供給される。
【0029】APL(Average Picture
Level:平均映像レベル)検出回路20とγ補正
曲線選択信号生成回路21との詳細図が図2に示されて
いる。APL検出回路20では、図2に示されるよう
に、先ずデジタルRGB信号19からY信号生成回路4
1にてY信号が演算される。Y信号の演算は、次の数式
により行われる。
【0030】
【数1】Y=(0.3125×R)+(0.5625×
G)+(0.1250×B) このようにして生成されたY信号をデータ演算部42に
て1フィールド(1画面分)期間積算し、その積算値を
符号化回路43にてγ補正曲線の数(例えば32個の曲
線)に応じた階調の数値に符号化する。32階調の場合
は、符号化した信号は5ビットの信号となる。かかる階
調を有する符号化した信号が内部選択信号29としてγ
補正曲線切り替え回路33に入力される。
【0031】次に、4枚の表示パネル1−4にて拡大さ
れた映像が表示される場合について説明する。この場合
映像信号処理装置100がマスタ回路となり、他の映像
信号処理回路200、300、400はスレーブ回路と
なる。
【0032】まず、上記の内部選択信号29は、γ補正
曲線切り替え回路33を経由して、出力端子35から制
御部26のメモリに蓄積される。出力端子35は全ての
映像信号処理回路100−400に共通に接続されてい
るので、例えばマスタ回路にある制御部26からのγ選
択信号リードタイミング信号31のタイミングで、内部
選択信号が各映像信号処理回路の出力端子35から例え
ば時系列的に供給される。
【0033】このようにして、制御部26に供給されて
きた各表示パネルの明るさを示す信号である4つの内部
選択信号29(32階調)の平均値を演算部28にて演
算し、4つの表示パネルに共通の同一選択信号30(図
中は外部生成γ選択信号とも表示)を生成し、各映像信
号処理回路100−400にあるγ補正曲線切り替え回
路33にそれぞれ供給する。
【0034】そして、例えば制御部26から供給される
内外切り替え信号32により、γ補正曲線切り替え回路
33にて、上記の同一選択信号30に切り替えられ、γ
補正曲線選択信号34として、映像信号変換回路22に
供給される。映像信号変換回路22には、入力されてく
るデジタルRGB信号22とγ補正曲線選択信号34と
から予め補正曲線に従ってROMに記憶されているルッ
ク・アップ・テーブルを参照し、補正された表示パネル
用映像信号36が出力され、各表示パネル1−4に供給
される。
【0035】4枚の表示パネル1−4が個別に映像を表
示する場合は、各表示パネル毎にγ補正を行えばよいの
で、制御部26から内部選択信号を選択する旨の内外切
り替え信号32に従ってγ補正曲線切り替え回路33に
て内部選択信号29が選択されて、γ補正曲線選択信号
34として映像信号変換回路22に供給される。
【0036】図3は映像信号変換回路22の詳細図であ
る。図に示されるように、デジタルRGB信号19(各
8ビット)とγ補正曲線選択信号34(5ビット)とが
ルック・アップ・テーブルのROM44にアドレス信号
として入力され、そのアドレスの番地に予め記憶してお
いたγ補正済のデジタルRGB信号である表示パネル用
の映像信号36がROMの出力として出力される。
【0037】図4は、映像信号処理回路100内のγ補
正曲線切り替え回路33の詳細を示すブロック回路図で
あり、図5にその内部信号のタイミングチャートを示
す。
【0038】図4に示されたγ補正曲線切り替え回路3
3には、内部選択信号29(図中は内部生成γ選択信号
と表示)、同一選択信号30(図中は外部生成γ選択信
号とも表示)、垂直同期信号25に同期したロード信
号、内外切り替え信号32、システムクロック信号CL
K、内部選択信号リードタイミング信号31が供給され
る。
【0039】内部の回路構成は、内部選択信号29をロ
ード信号25で取り込む第一のフリップフロップ回路
(ロード付きD.FF)51と、同一選択信号30と第
一のフリップフロップ51の出力Q1との切り替えを内
外切り替え信号32に従って行うセレクタ52と、さら
に、ロード信号29を1システムクロックCLK分遅ら
せる遅延フリップフロップ54と、その遅延したロード
信号によりセレクタ52の出力を取り込む第二のフリッ
プフロップ53とが設けられている。さらに、第一のフ
リップフロップ51の出力Q1を、制御部26からの内
部選択信号リードタイミング信号31に従ってシリアル
出力するシフトレジスタ55を有する。
【0040】このγ補正曲線切り替え回路33の動作は
次の通りである。図5のタイミングチャートに示される
ように、映像信号としてフィールド1(時間的に最初の
フィールド)の信号がコンポジット信号として入力さ
れ、前述の通りAPL検出回路20にてY信号が1フィ
ールド分積算され符号化された内部選択信号29が切り
替え回路33に供給される。そして、垂直同期信号25
に同期したロード信号(図中(c))の立ち下がりを受
けてシステムクロックCLKのタイミングで第一のフリ
ップフロップ51の出力Q1に1フィールド遅れの内部
選択信号29が出力される(図中(d))。
【0041】一方、第一のフリップフロップ51の出力
端子Q1の内部選択信号29は、制御部26からの内部
選択信号リードタイミング信号31のタイミングで、シ
フトレジスタ55からシリアル・パラレル変換した1ビ
ット単位の信号が、マスタ回路の制御部26に供給され
る。そして、制御部26では、前述の通り演算処理を行
い、4枚の表示パネルに共通の同一選択信号30を切り
替回路33に供給する。
【0042】そして、内外切り替え信号32に従って、
セレクタ回路52にて、同一選択信号30と内部選択信
号29とが切り替えられ、遅延フリップフロップ54に
て1システムクロック分遅延したロード信号Q4(図中
(e))の立ち下がりを受けてシステムクロックCLK
のタイミングで、第二のフリップフロップ53の出力Q
3に切り替えられたγ補正曲線選択信号34が出力され
る(図中(f))。
【0043】次に、表示パネル1、2に一つの映像が表
示され、表示パネル3、4に別の映像が表示される場合
について説明する。各映像信号処理回路100−400
には、それぞれ図1に示した制御部26とγ補正曲線切
り替え回路33を有している。そこで、複数パネルで映
像を表示する場合は、例えば最も番号の低い表示パネル
に対応する映像信号処理回路がマスタ回路として動作す
るように決めておけば、後は上述したマスタ回路とスレ
ーブ回路としての機能を果たすことで、種々の組み合わ
せの複数表示パネルによる拡大表示を行うことができ
る。同一選択信号30、内部選択信号タイミング信号3
1、内外切り替え信号32、出力信号35などを共通バ
ス線で各制御回路26と接続し、それぞれの信号にアド
レスを付加して送信し、受信側でアドレスをデコードす
る回路を設けておくことで、対応可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、複
数の表示パネルで一つの映像を拡大表示する場合、全表
示パネルで統一的に同一のγ補正曲線に従って補正した
表示パネル用の映像信号を使用するので、拡大表示され
た映像の明るさにバラツキが生じることがなく、より自
然な拡大表示を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチパネル表示装置の全体の概略を
示したブロック回路図。
【図2】図1のAPL検出回路20とγ補正曲線選択信
号生成回路21の詳細ブロック図。
【図3】映像信号変換回路を説明するための図。
【図4】γ補正曲線切り替え回路21の内部ブロック回
路図。
【図5】γ補正曲線切り替え回路21のタイミングチャ
ート図。
【図6】4枚の表示パネルで拡大表示している状態を示
す図。
【図7】ダイナミックγ補正を説明するためのγ補正曲
線の図。
【図8】従来の表示装置のブロック回路図。
【符号の説明】
1、2、3、4 表示パネル 100−400 映像信号処理回路 20 APL検出回路 21 γ補正曲線選択信号生成回路 22 映像信号変換回路 26 制御部 29 内部選択信号 30 同一選択信号 31 内部選択信号リードタイミング信号 32 内外切り替え信号 33 γ補正曲線切り替え回路 34 γ補正曲線選択信号 36 表示パネル用の映像信号 41 Y信号生成回路 42 積算回路 51、53 第一、第二のフリップ・フロップ回路 52 セレクタ回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/202 H04N 5/66 H04N 9/69 G09G 3/28 G09G 5/10

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接して設けられ映像を表示する複数の表
    示パネルと、 映像信号を入力し各表示パネルにそれぞれの表示パネル
    用映像信号を供給する複数の映像信号処理回路とを有
    し、 前記複数の表示パネルに拡大された映像を表示する時、
    当該拡大表示に使用される複数の表示パネルに対応する
    複数の映像信号処理回路から供給されるそれぞれの映像
    の明るさに対応する明るさ信号をもとに同一のγ補正曲
    線を選択し、前記複数の映像信号処理回路に当該同一選
    択信号を供給する制御手段をさらに有し、 前記複数の映像信号処理回路で、当該同一のγ補正曲線
    に従って映像信号に補正を加えるてなることを特徴とす
    るマルチパネル表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記拡大表示に使用される複数の表示パネルに対応する
    当該複数の映像信号処理回路のうち、一の映像信号処理
    回路がマスタ回路として前記制御手段を有し、当該複数
    の映像信号処理回路のうち他の映像信号処理回路がスレ
    ーブ回路として該マスタ回路に前記明るさ信号を供給
    し、前記同一選択信号を入力して当該同一のγ補正曲線
    に従って映像信号に補正を加えてなることを特徴とする
    マルチパネル表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 前記複数の映像信号処理回路は、それぞれ対応する表示
    パネルの映像の明るさに対応する明るさ信号をもとに、
    γ補正曲線を選択する内部選択信号を生成し、単独パネ
    ルで映像を表示する時は、該内部選択信号に従って所定
    のγ補正曲線による補正を行い、複数の表示パネルで映
    像を表示する時は、前記同一選択信号に従って所定のγ
    補正曲線による補正を行うことを特徴とするマルチパネ
    ル表示装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記内部選択信号は、前記映像信号から分離抽出したR
    GB信号から各ピクセル毎のY信号を算出し、一画面分
    のY信号を積算し、当該積算値を所定階調に変換し、当
    該所定階調を有する信号を内部選択信号とすることで生
    成されることを特徴とするマルチパネル表示装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記複数の映像信号処理回路は、前記内部選択信号を前
    記明るさ信号として前記制御手段に供給し、 該制御手段は、供給された内部選択信号の階調の当該複
    数パネル間の平均を演算し、当該平均階調を含む信号を
    前記同一選択信号として前記複数の映像信号処理回路に
    供給することを特徴とするマルチパネル表示装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記複数の映像信号処理回路は、前記内部選択信号と前
    記同一選択信号とを、前記の単独表示パネルで映像を表
    示する時と複数表示パネルで映像を表示する時とで切り
    替えるγ補正曲線切り替え回路と、当該γ補正曲線切り
    替え回路の出力のγ補正曲線選択信号と前記映像信号と
    を入力し、予め作成されたルック・アップ・テーブルに
    従ってγ補正後の表示パネル用映像信号を出力する映像
    信号変換回路とを有することを特徴とするマルチパネル
    表示装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記γ補正曲線切り替え回路は、 垂直同期信号に同期した第一のロード信号で前記内部選
    択信号をロードする第一のフリップ・フロップ回路と、 該第一のフリップ・フロップ回路の出力信号と前記同一
    選択信号とを切り替えるセレクタ回路と、 前記第一のロード信号より所定時間遅延した第二のロー
    ド信号で前記セレクタ回路の出力信号をロードし、前記
    γ補正曲線選択信号を出力する第二のフリップ・フロッ
    プ回路とを有することを特徴とするマルチパネル表示装
    置。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記第一のフリップ・フロップ回路の出力信号が、前記
    制御手段から所定のタイミングで供給されるリードタイ
    ミング信号に従って前記制御手段に読み込まれることを
    特徴とするマルチパネル表示装置。
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