JP3343647B2 - 木造軸組在来構法による既存建物を、外部より鋼製受け梁と鋼製筋かいフレームにより耐震補強をなす架構 - Google Patents

木造軸組在来構法による既存建物を、外部より鋼製受け梁と鋼製筋かいフレームにより耐震補強をなす架構

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造軸組在来構法
による既存建物の耐震補強性能について、木軸筋かいの
新規挿入や構造用合板の新規打ち当てなどそれぞれの留
め付け部分における旧材との接合力に、経年劣化などに
よる不確定要素のあまりにも多いことに留意し、かつ屋
内側改修費を殆ど不要としたいため既存外壁材(例えば
モルタルなど)そのままの外側よりフレームを押し当
て、布型基礎コンクリートに受け梁と共に直結した固定
体とした上で内側の既存軸組へラグスクリューを捻じ込
み締めとし、更に布型基礎そのものも補強増しするため
鋼製受け梁も含めて厚さ120mm程度の抱き合わせ鉄
筋入りコンクリート梁として構築し、取り付け後のフレ
ームの表面仕上げは下地材などの補助付けをもってモル
タル吹き付けやサイディングボードやスパンドレル張り
など自由選択により、既存外壁面より戸袋状に出張る形
態をもって簡易に仕上げることも可能とする画期的な工
法である。
【0002】
【従来の技術】従来、軸組在来構法による既存建物の耐
震補強方法は、建物の外壁材又は内壁材や床・天井材な
どを剥ぎ落として新規に木軸筋かいや構造用合板を取り
付けて耐力壁としての性能保持に施工の力点が置かれて
きていたものであるが、割高な改修費に反しその後日に
おける成果については旧材の粘り退化など接合点ごとの
不確定要因は枚挙されるのであり、効果の確認も覚束な
いままに取り付けたことの事実だけをもって一応の終止
符としているのが現状における技術的な限界であると言
っても過言ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】わが国における「木の
文化」とも言える軸組在来構法について、特に長期経年
を積み重ねた一般住宅を主とした既存建物の耐震性能を
冷静に評価しようとするとき、その設計手法と施工の手
段それぞれに自由性があるが故に法規制の強い束縛から
も免れて構造全般にまつわる融通性もまた一つの特長と
して汎用されてきたことが逆の裏目となって、かの大震
災被害での冷視を浴びることになった事実は生命の尊厳
と共に決して忘れてはならず、実効ある耐震補強技術と
しての具体的手段の使命は大であり、机上論法だけでは
解決できない多様性と不確定要素の見極めを冷徹に見透
せる現場経験力にも裏付けされた手法でなければなら
ず、本発明は既存建物の背負う宿命的な特性に促応した
簡易な手順と工費の実効性と更に補強後の耐力の持続性
など広範な目的と使命の解決を可能とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの手段として、第一に対象となる既存建物の外周線上
に布型基礎コンクリート及びその外周面に複数の幅91
0mm(通称3尺)以上の壁体部分が既設されているこ
と、更に専門技術者による建設省指針に従った「耐震精
密診断」が実施されて建物全体の中での補強すべき壁体
箇所が学術的裏付けをもって確定されていることが前提
となる。
【0005】先ず補強しようとする外壁下地の既存柱眞
々間隔寸法及び土台上端より2階梁下端までの横架材間
寸法と土台・梁の断面寸法などを正確に実地計測して鋼
製フレームの外形寸法を決定し、受け梁と共に特定工場
へ製作発注する。
【0006】工場製作されたフレーム及び受け梁の現場
取り付けは、最初に受け梁上端を土台下端線に合わせて
ケミカルアンカーにより布基礎面に平面抱き合わせとし
て緊結し、その上へフレームを外壁面に全体押し当て状
にしながら載せて抱きボルト2本をもって2体の鋼材を
緊結する。
【0007】次いでフレームより内側の土台・柱・上部
梁へそれぞれラグスクリュー12本を締め込んで布基礎
に直結した耐震抗体の基本的原型を形成する。
【0008】次に、受け梁に支持点を持たせたアンカー
鉄筋を主に所定の寸法に切断加工させておいた鉄筋をも
って受け梁を包みこんだ梁組みとし、その外側へ型枠も
組んだ後にコンクリートを打ち込んで既存布基礎に余計
な振動などを与えることも無く基礎そのものの補強目的
も確実に果たす。
【0009】外壁面より浮き出し取り付けとなっている
フレームは、その見込み寸法75mmの竪枠・上枠の3
周辺に木質の下地枠材をビス留めとし、更に厚さ12m
mの合板でフレーム平面を覆った下地として最後にモル
タル塗り吹付け仕上げなどの仕上げ材の選択施工をもっ
て一連の所期補強目的を完了する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、先
ず前提条件となるフレームの基本概念及びその特性を述
べる。わが国の歴史と風土とそして先人達の珠玉の手法
によって永く培われてきた木造軸組在来構法について、
机上の設定値をはるかに超える巨大地震に対処しようと
するとき、その構造耐力の根源となるべき市販木軸材と
しての筋かいそのものに留め付け部分での揺れ抵抗時に
起こる割り裂け現象は、天然植物の持つ宿命的限界と見
極めるべきであり、従ってその弱点を補足する確実な物
理的耐震材及び一般平易な工法として、また適材適所の
理りにも着目した鋼材による本フレーム工法こそが素朴
な原点であると確信するものである。
【0011】かかる概念を根底にもつ本耐震フレームの
特性の主体は、本発明者及び出願人と同一名義による平
成8年3月21日付け実用新案登録第3024994号
によってその形状から実施例にいたるまで詳細に亙って
公報記録にも既に収められているが、後述する図面の一
部でも同登録出願図面と類似点もあるが然し、同年2月
26日の初回以後9月25日の終回まで公的機関におけ
る延べ6体の実大耐力試験を受けてミリ単位で変化する
加圧と抵抗体の実態を目視体験した結果、耐力上最も負
担を負うフレーム下枠のボルト貫通穴位置に厚さ10m
mの鉄板補強プレートを工場溶接して標準製品としてい
る点が本願対象となっているフレームの決定的特徴であ
り、更にその後最終試験成績をもってわが国唯一の権威
である(財)日本建築センターの耐力性能評定審査を平
成9年1月20日付けで完結承認を受け、更にその評定
結果をもって同年3月21日付けでフレーム単独の耐力
を建築基準法上限の壁倍率「5.0」として、しかも試
験成績の壁倍率が「7.3」であった余裕耐力も評価の
上で1階より2〜3階まで上下に壁体が連続する3階建
にも使用可能工法として建設大臣認定を取得し、全国い
づこの行政においても建築確認申請時には公認数値を持
つ耐力壁として本フレーム適用の承認が得られることに
なっているのである。
【0012】但し本願の基本的対象である既存建物の耐
震改修については、個々の自主行為として建築確認審査
とは義務的内容を異にするので建設大臣認定性能数値を
明示する必要は一般例としては無いが、その改修費用を
耐震を目的として公的資金制度を利用しようとする場合
は建築確認審査に準ずる認定審査の対象とされるのであ
り、本発明の実施の形態のもつ現実の社会的な意義もま
た大なのである。
【0013】即ち実施の形態の根幹は、長期経年による
不確定要素に満ちた既存建物の地震による大破壊から尊
い人命を護ることに尽きるのであるが、具体的な工法手
段として提案する技術者の良心にも似た信念としては、
その建物に溶け馴染む無理の無い手法であることと、施
工費の妥当性の範囲を越脱しないことの二点の明快さを
そこに居住する施主(おそらく高齢者のはず)にも平易
に諾意が得られることが最も大事であり、しかる後に施
工後の効果は絶対に地震倒壊しないということではなく
不確定要素を前提としてみても瞬時の倒壊による圧死と
いう悲劇より屋外への避難の経路を護ること又は避難の
為の時間を稼げることが可能になることが経年既存とい
う建物の宿命に対する技術の限界であることの説得も忘
れてはならず、更には大自然の力に対する畏敬の念も併
せ持ってこそ最良の信頼の絆が創出されるのであり、学
術的論拠の羅列のみが本願の主旨であってはならないと
確信するものである。
【0014】なお、本願対象フレームの原形をなす前述
の実用新案登録についてその後に申請取得した平成8年
4月16日付け発送番号005383「技術評価書」に
おいて文献1・2・3の3件を根拠として「進歩性を欠
如するもの」の範疇に該当する評価「2」との判定を下
されているが、その3件の公報写しを詳細に検分してみ
ると、部材断面ごとの細部構成をはじめとして建物軸組
との納まりディテールや最も重視すべき地震動からの力
の伝達方法つまり耐震性能を立証する固有の原理など3
件の何れとも基本構成そのものが全く異質であることは
明白であり、中には試験体の構築はもちろん現実の建築
物での実施も珍奇の域を出ない疑問とされるものもあ
り、評価のポイントが「類似点あり」との判定ならまだ
しも、「進歩性を欠如するもの」との判定では工業所有
権法そのものの権威が憂慮されると感ずるものであり、
本発明者及び出願者においては当該フレームの発案及び
現場実施が昭和56年6月10日を起点とする以後建設
大臣の耐震性能認定にまで至ってきた渾身の実証と実績
をもって法的対処にはいささかの躊躇もいたすものでは
なく、いま社会の大きな流れの中で本願の源流である建
築基準法においても過去の規制や形式の枠から飛躍せし
めた現実の「性能規定」へと変貌を余儀なくされている
のであり、本発明の実施の形態も「性能」つまりこの発
明がこれからの社会に如何なる形で貢献を果たせるもの
なのかとの原点の再確認をすべきものとして註述する。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に従って一実施例を説明す
る。先ず、図3の斜視図に示すごとくフレームの4周辺
主枠より既存建物の土台・柱・2階梁へそれぞれ確実に
ラグスクリュー又は貫通ボルトを打ち込められるよう現
場での詳細計測によりフレーム外形寸法を決定し、受け
梁と共に特定工場において製作を実施するが、その標準
基本形状は図1正面図のごとくとなる。
【0016】次いで、工場製作されたフレームと受け梁
の現場取り付け手順は、始めに図2の断面図に示すごと
く受け梁上端を基礎天端に水平合わせとしてケミカルア
ンカーの打ち込みによりボルト緊結をなし、次にフレー
ムを受け梁上に載せ抱きボルトにより2つの鋼材を緊結
する。
【0017】固定したフレームより既存柱などへのボル
ト打ち込みは、4辺枠総てをラグスクリューでも充分支
持力は得られるが、材の長期減衰も考慮してより確実な
耐力伝達を果たすため図1に示すごとく上部2本は柱へ
貫通(符号18・19)としたいが、内部における修復
費用の検討からむしろフレーム上枠の2本を2階床板の
一時はがしが容易に可能ならば貫通ボルトとして内側本
締めを行ない耐力向上を果たすこととする。
【0018】補強手段の最後は、既存布型基礎に対して
受け梁よりホールインアンカーの取り付けを行なって鉄
筋を梁状に組み、型枠も組んで既存と抱き合せ梁として
コンクリートを打ち込んで一体化した耐震構造の構築目
的を完了する。
【0019】なお、取り付け後のフレームの表面仕上げ
カバー方法は、図5・図6の詳細図及び図9の斜視図に
示す手法などにより、乾式建材又は同様の下地をもって
モルタル塗り吹き付けなどの自由選択により任意に仕上
げることが可能である。
【0020】またフレームの製作工程における加工寸法
の単純統一を計るため、建物個々の高さ差異などは穴明
けの一区間だけを寸法調整部分とすることとし図10・
11・12に示した。
【0021】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので次に記載する効果が得られる。木造軸組在来構法に
よる住宅を主とした既存建物の耐震補強は、一般的工法
としての新規筋かいの取り付けや構造用合板の打ち付け
など何れもその工法のために付随する内・外仕上げ部分
の取り外しから修復まで耐力そのものに全く寄与しない
工事費の負担が大きく、しかもその施工後の効果の確実
性については新旧の木軸材同士の釘などによる留め付け
の不確定要素は宿命的でさえあり、従って取り付けた行
為をもってとりあえずの目的は達成したと憶測に及ぶし
かないのであるが、それに比べ本発明による耐震フレー
ムの後付け工法は、主要耐力材を品質管理の徹底した工
場製作によるフレームとし、その効果のより高い確実性
を求めるための貫通ボルトの実行のための部分修復以外
は殆ど既存外壁のまま外側より施工できることを基本と
し、留め付けについても事後の弛みなど皆無に近いボル
ト締め方法とし、かつ既存基礎も共に一体となす補強構
築は、既存建物の特性に無理なく馴染ませた長期に安定
した耐震力を保持できる効果を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】フレーム及び受け梁の標準形態を示す正面図で
ある。
【図2】フレーム下枠と受け梁の取り合いを示す全身断
面図である。
【図3】フレームと受け梁及び抱き合わせコンクリート
梁と既存部分を示す斜視図。
【図4】フレーム下枠と受け梁・抱き合わせコンクリー
ト梁の詳細を示す断面図であるなお符号29は床下作業
が可能な場合、貫通ボルトとすることを示す。
【図5】フレーム竪枠と表面仕上げ材などを示す平断面
詳細図である。
【図6】フレーム上枠と水切り笠木及び防水シーリング
納まりを示す断面詳細図である
【図7】フレーム取り付けの背後壁が布基礎と共にL又
はT字状に連結する耐力の固定し易い場合の抱き合わせ
コンクリート梁の延長長さを示す平面図である。
【図8】フレーム取り付けの背後壁が独立の場合の抱き
合わせコンクリート梁の延長長さを示す平面図である。
【図9】フレーム表面仕上げ及び抱き合わせコンクリー
ト梁を示す斜視図である。
【図10】フレーム取り付けの背後壁幅寸法が1,36
5mm(4.5尺)の場合のフレーム及び受け梁の形状
を示す正面図である。
【図11】フレーム取り付けの背後壁幅寸法が1,82
0mm(6.0尺)の場合を示す。
【図12】フレーム取り付けの背後壁幅寸法が2,73
0mm(9.0尺)の場合を示す。
【符号の説明】
1.鋼材フレーム主枠 L − 75mm×
75mm× 6mm 2.鋼材フレーム中帯枠 2L − 40mm×
40mm× 5mm 3.鋼材フレーム筋かい枠 L − 40mm×
40mm× 5mm (以上を溶接一体枠として溶融亜鉛メッキどぶ漬けを施
し工場製品とする) 5.鋼材受け梁 [ −250mm×90m
m×9mm×13mm 6.鋼材補強スチフナー [ −240mm×75m
m×6mm (以上を溶接一体梁として溶融亜鉛メッキどぶ漬けを施
し工場製品とする) 7.抱きボルト φ16mm L 5
0mm(亜鉛メッキ) 8.ケミカルアンカー φ16mm L15
0mm(亜鉛メッキ) 9.既存布型基礎コンクリート 10.抱き合わせ補強鉄筋コンクリート梁 11.ホールインアンカー用穴 φ15mm 12.鉄筋 SD10mm 13.既存土台 14.既存柱 15.既存2階梁 16.ラグスクリュー用穴 φ15mm 17.ラグスクリューボルト φ12mm L1
00mm(亜鉛メッキ) 18.貫通ボルト用穴 φ19mm 19.貫通ボルト φ16mm L1
50mm(亜鉛メッキ) 20.フレーム表面仕上げ材 21.仕上げコーナー材 (規格型) 22.水切り笠木 (板金物) 23.防水シール材 24.下地枠材 25.1階床板 26.1階内装壁 27.2階床板 28.既存外壁材 29.布基礎貫通ボルト φ16mm L1
50mm(亜鉛メッキ) 30.間柱位置 31.「製造検査済証」通し番号刻印打ち込みアルミプ
レート(かしめ留め)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E04B 2/56 E04B 2/56 622H 631 631B 631D 631H 643 643A

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木造軸組在来構法による住宅を主とし
    た既存建物を、耐震補強をするに際し、建物外周におけ
    る既設の開口部を生かしながら壁面部分(通称3尺幅)
    での補強を基本とし、かつ内部における床・壁・天井な
    どの取り外しから修復に至る補強のための直接費以外の
    付帯費用を節減するため補強手段は総て外部からのみで
    可能とし、既存建物の構造部分で比較的信頼度の高い外
    周の布型基礎コンクリートの外面に、溝形鋼材 25
    0mm×90mm×9mm×13mm・長さ1,200
    mmを平状に抱き合せてケミカルアンカー(瞬間的薬液
    凝固剤により固定する)にて緊結して受け梁となし、そ
    の上部へ予め特定工場において製作した鋼製筋かい枠
    (以下フレームと呼称する)を外壁面に平に外当て状に
    しながら載せて所定の穴合わせのうえ径16mmの抱き
    ボルト2本をもって受け梁とフレームを一体として緊結
    し、フレーム竪枠より既存柱へ、上下枠より既存2階梁
    及び土台へそれぞれ径12mm・長さ100mm(柱断
    面寸法の3分の2以上に届く長さ)のラグスクリューを
    合計12本捻じ込み締めすることにより、基礎コンクリ
    ートより連続固定体として建物の地震揺れを確実に受け
    止めることを可能とし、更に基礎コンクリート自体の長
    期経年の自然劣化の恐れと法規制の及ばなかった頃の無
    鉄筋耐力を補足する観点から鋼製受け梁そのものを包み
    込ませた有鉄筋の抱き合わせコンクリートの打ち込みに
    まで至る耐震架構。
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