JP3343009B2 - バックアップロールのロールプロフィール制御方法 - Google Patents

バックアップロールのロールプロフィール制御方法

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  • Control Of Metal Rolling (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックアップロー
ルのロールプロフィール制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、上下一対のワークロールを上下
一対のバックアップロールで支持する4重式圧延機を用
いて厚板を圧延する場合は、圧延本数の増加に従ってバ
ックアップロールはエッジ部より中央部の方が摩耗して
図4に示すような凹型のプロフィールとなる。バックア
ップロールが凹型のプロフィールとなると、ワークロー
ルの撓みが大きくなり、板クラウンの増加の要因にな
る。
【0003】そこで、従来はバックアップロールの凹型
プロフィールに合わせて、ワークロールのメカニカルク
ラウンを増加させ、バックアップロールの凹型プロフィ
ールの板クラウンへの影響を少なくしていた。そして、
バックアップロールの凹型プロフィールの影響をワーク
ロールのメカニカルクラウンにより補正するには限界が
あったため、バックアップロールの摩耗が許容値以上
(一般には圧延量で判断)になると、バックアップロー
ルを交換していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような圧延量が増すに従って変化するバックアップロ
ールの凹型のプロフィールに合わせて、ワークロールの
メカニカルクラウンを増加させる方法では、凹型のプロ
フィールに合わせてワークロールメカニカルクラウンを
設定するのが難しいため、板クラウン精度の劣化を抑制
することが十分にできなかった。また、バックアップロ
ールの摩耗が許容値以上になると、バックアップロール
を交換する必要があった。
【0005】なお、例えば特開平1−306003号公報に
は、非対称ロールを用いた4重式あるいは6重式圧延機
において、その非対称性を適宜反転させることによって
バックアップロールの寿命を増大させる圧延方法が開示
されており、この技術を適用すればバックアップロール
の摩耗の非対称性は防止されると考えられるが、しかし
ロール全長にわたる摩耗の均一化については何ら触れら
れていなかったのである。
【0006】本発明は上記のような問題点を解決すべく
なされたものであって、摩耗プロフィールの制御に好適
な方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワークロール
ベンダを備えた上下一対のワークロールを上下一対のバ
ックアップロールで支持する4重式圧延機を用いてワー
クロールをベンディング調整しながら厚板を圧延する際
に、前記ワークロールベンダのベンディング力を、成
形、幅出し圧延時において通常の基準値に対して高く設
し、かつバックアップロール使用期間中の平均ベンデ
ィング力と摩耗プロフィルとを比較したデータに基づ
バックアップロールの中央部とエッジ部の摩耗量が
ほぼ同一となるベンディング力にコントロールし、バッ
クアップロールの摩耗を平滑化することを特徴とするバ
ックアップロールのロールプロフィール制御方法であ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態について図面を参照して詳しく説明する。図1は本発
明の一実施例の構成を示す概要図である。この図におい
て、1は圧延材Pを圧延する4重式圧延機で、上下一対
のワークロール2,2とこのワークロール2,2をバッ
クアップする上下一対のバックアップロール3,3とか
ら構成される。4はワークロールベンダであり、ワーク
ロール2,2をベンディングする油圧シリンダ5と、こ
の油圧シリンダ5を操作するサーボ弁6、油圧源7、ワ
ークロールベンダ制御装置8、DDC9、プロセス計算
機10とから構成される。
【0009】そして、圧延される圧延材Pごとに、プロ
セス計算機10から4重式圧延機1に対して圧延命令が出
力されるのであるが、ワークロール2,2のベンディン
グ制御については、DDC9を介してワークロールベン
ダ制御装置8に制御指令が出力され、サーボ弁6によっ
て各油圧シリンダ5が制御される。一般に、無負荷の状
態でワークロール2,2とバックアップロール3,3間
でスリップが発生しない最低の押し付け力がベンディン
グ力の基準値となる。ワークロールベンダ4により、板
形状およびクラウンへの影響がない成形、幅出し圧延の
間、ワークロール2,2のベンディング力を前記した基
準値より高く保つようにして圧延する。
【0010】具体的には、以下の手順による。 成形、幅出し圧延の間、DDC9において、バック
アップロール3,3の使用期間中における例えばワーク
ロール2,2の回転中の定時間ピッチでサンプリングし
たベンディング力の平均値を、プロセス計算機10にワー
クロールベンダ4のベンディング力の設定履歴として記
憶する。 図示しないロールプロフィール測定器を用いて使用
後のバックアップロール3,3の摩耗プロフィールを測
定して、プロセス計算機10に記憶する。 プロセス計算機10において、バックアップロール
3,3の使用期間中の平均ベンディング力と、該当する
摩耗プロフィールとを比較することにより、目標とする
平滑なバックアップロール摩耗プロフィールを得るため
のワークロールベンダ4のベンディング力の最適な設定
値を決定し、DDC9に制御指令として出力する。
【0011】例えば図2に示すように、過去のデータ群
1 ,D2 ,D3 ,D4 からなる特性曲線Eを用いて、
バックアップロール3,3のセンターとエッジの摩耗差
が使用期間中の平均ベンディング力に対して0になるよ
うなベンディング力の平均値BS を見つけ、これを目標
ベンディング力とする。 DDC9はこの制御指令に基づいてワークロールベ
ンダ制御装置8に制御信号を出力する。 ワークロールベンダ制御装置8はこの制御信号に基
づいてサーボ弁6を介して各油圧シリンダ5を制御し、
常に使用中のベンディング力平均値が目標通りになるよ
うに、成形、幅出し圧延中のベンディング力を制御す
る。 仕上圧延の段階では、ワークロールベンダ4は通常
の板クラウン制御を実施する。
【0012】
【実施例】成形、幅出し圧延の間に、平均ベンディング
力の設定値を基準値 225 ton/チョックに対して、全体
的にバックアップロール使用期間中のベンディング力が
50ton /チョックだけ高くなるようにコントロールして
圧延した。その結果、バックアップロール3,3の使用
後の摩耗プロフィールは図3に示すような結果が得られ
た。なお、比較をしやすくするために、図3に従来例の
摩耗プロフィール(前出図4と同じもの)を破線で示し
た。
【0013】この図から明らかなように、本発明例の摩
耗プロフィールは従来例よりも中央部とエッジ部の摩耗
量はほぼ同一となり、一様な摩耗プロフィールになるこ
とがわかる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
成形、幅出し圧延の間ワークロールベンダによってバッ
クアップロールの摩耗プロフィールを制御するようにし
たので、 バックアップロール使用によるワークロールのメカニ
カルクラウンの調整が不要である。 バックアップロールの摩耗プロフィールの劣化が防止
できるので、バックアップロールの交換周期を大幅に延
長することができる。などのすぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す概要図である。
【図2】バックアップロールの使用期間中の平均ベンデ
ィング力と摩耗差との関係を示す特性図である。
【図3】本発明を適用したときのバックアップロールの
摩耗プロフィールを示す特性図である。
【図4】従来のバックアップロールの摩耗プロフィール
を示す特性図である。
【符号の説明】
1 4重式圧延機 2 ワークロール 3 バックアップロール 4 ワークロールベンダ 5 油圧シリンダ 6 サーボ弁 7 油圧源 8 ワークロールベンダ制御装置 9 DDC 10 プロセス計算機 P 圧延材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B21B 37/00 BBJ B21B 37/00 BBJ (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 13/14 B21B 27/02 - 29/00 B21B 37/00 - 37/78

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークロールベンダを備えた上下一対の
    ワークロールを上下一対のバックアップロールで支持す
    る4重式圧延機を用いてワークロールをベンディング調
    整しながら厚板を圧延する際に、 前記ワークロールベンダのベンディング力を、成形、幅
    出し圧延時において通常の基準値に対して高く設定し、
    かつバックアップロール使用期間中の平均ベンディング
    と摩耗プロフィルとを比較したデータに基づき バッ
    クアップロールの中央部とエッジ部の摩耗量がほぼ同一
    となるベンディング力にコントロールし、バックアップ
    ロールの摩耗を平滑化することを特徴とするバックアッ
    プロールのロールプロフィール制御方法。
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