JP3342682B2 - 主に業務用のプラスチック製卵容器 - Google Patents

主に業務用のプラスチック製卵容器

Info

Publication number
JP3342682B2
JP3342682B2 JP29217199A JP29217199A JP3342682B2 JP 3342682 B2 JP3342682 B2 JP 3342682B2 JP 29217199 A JP29217199 A JP 29217199A JP 29217199 A JP29217199 A JP 29217199A JP 3342682 B2 JP3342682 B2 JP 3342682B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container body
lid
egg
wall
partition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP29217199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001114283A (ja
Inventor
照男 栗原
Original Assignee
株式会社栗原製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社栗原製作所 filed Critical 株式会社栗原製作所
Priority to JP29217199A priority Critical patent/JP3342682B2/ja
Publication of JP2001114283A publication Critical patent/JP2001114283A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3342682B2 publication Critical patent/JP3342682B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stackable Containers (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主に業務用として使
うプラスチック製卵容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、学校や病院での給食調理室を初
め、ホテルの厨房、飲食店、その他の飲食物提供場所向
けに、多量の卵を運搬するような場合、その卵を段ボー
ル箱の内部へ、古紙から成形固化された仕切りトレーを
介して、積み重ね状態に収納している通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
形態では段ボール箱の内部に適合する多量の卵を収納し
なければ、その運搬上ガタツキを生じ、卵の破損するお
それがあり、特に上記仕切りトレーは不透明な灰色や褐
色などの濁色を呈しているため、飲食物提供場所での保
管上、その卵を仕切りトレーに並べた状態として、冷蔵
庫などの内部へ収納することには食品衛生上の抵抗感を
与えるばかりでなく、その収納状態の安定性にも劣る問
題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の改良を企図しており、そのための構成上少なくとも1
枚の容器本体とその各容器本体への互換的に施蓋可能な
1枚の蓋体とが、薄肉な透明又は半透明の熱可塑性プラ
スチックシート材から悉くほぼ同じ大きさの正方形な平
面輪郭形状に真空成形された卵容器であって、
【0005】各容器本体の平行な2辺に一対の把手用フ
ランジを一定帯幅だけ張り出し形成し、
【0006】上記把手用フランジを除く各容器本体の
方形な中央部には、その把手用フランジの平面とほぼ同
じ高さを保って縦横直交する仕切り格子壁により、上記
把手用フランジの平面から一定深さだけ下向きに陥没す
る卵収納凹所の複数を区画形成すると共に、
【0007】上記仕切り格子壁の縦横直交部分からは中
間仕切り凸壁を、同じく仕切り格子壁が各容器本体の4
辺と直角に交叉する部分並びに各容器本体の4隅部分か
らは周辺仕切り凸壁を、その複数づつの悉く上記把手用
フランジの平面から同じ一定高さだけ上向きに***させ
る一方、
【0008】上記蓋体の平行な2辺にも一対の把手用フ
ランジを一定帯幅だけ張り出し形成して、上記把手用フ
ランジを除く蓋体の長方形な中央部を断面ほぼ倒立U字
型のカバー面として、上記容器本体側の中間仕切り凸壁
並びに周辺仕切り凸壁と対応するほぼ同じ一定高さだ
け、その把手用フランジの平面から一旦上向きに***さ
せ、
【0009】そのカバー面のフラットな頂面から上向き
に***する一定高さを保って縦横直交する仕切り格子壁
により、同じくカバー面のフラットな頂面から上記容器
本体側の卵収納凹所と対応位置して、一定深さだけ上向
きに陥没する卵収納凹所の複数を区画形成し、
【0010】上記卵収納凹所並びにその仕切り格子壁と
の相対的に下向き陥没する関係状態として上記カバー面
の頂面に残る部分を、上記容器本体側の中間仕切り凸壁
並びに周辺仕切り凸壁と対応的に面接触し得る蓋体側の
中間仕切り凸壁並びに周辺仕切り凸壁として形作り
【0011】上記蓋体を卵が収納された各容器本体への
互換的に施蓋した時には、その蓋体における中間仕切り
凸壁の底面と、容器本体における対応的な中間仕切り凸
壁の頂面とが、その複数づつのうちの一部だけ嵌合する
こととなり、
【0012】同じく卵が収納された容器本体の複数を、
0度づつ交互に水平回転させる如く方向変換した積み
重ね状態に組み立てて、その最上段の容器本体へ蓋体を
施蓋した時には、隣り合う上段の容器本体における卵収
納凹所の底面と、同じく下段の容器本体における中間仕
切り凸壁の頂面とが、その複数づつのうちの一部だけ嵌
合することとなるように関係設定して、
【0013】上記何れの施蓋状態をも熱収縮性プラスチ
ックフィルムのシュリンク包装か、又はストレッチ型プ
ラスチックフィルムのストレッチ包装によって固定一体
化することを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の詳細
を説明すると、その本発明の卵容器は図1〜4のよう
に、少なくとも1枚(図例では合計3枚)の悉く同一構
成を備えた容器本体(A1)(A2)(A3)と、その
各容器本体(A1)(A2)(A3)への互換的に施蓋
可能な共通する1枚の蓋体(B)とから成り立ってい
る。
【0015】しかも、その各容器本体(A1)(A2)
(A3)と蓋体(B)は何れもポリエチレンテレフタレ
ートやポリスチロール、その他の薄肉な透明又は半透明
の熱可塑性プラスチックシート材から、すべてほぼ同じ
大きさの正方形な平面輪郭形状に真空成形されている。
【0016】そのほぼ正方形な大きさを例えば約290
mm×290mmに選定するならば、市販されている規
格サイズの運搬用コンテナ(図示省略)へ、本発明の卵
容器を並列する一対づつとして、ガタツキなく安定裡に
収納・運搬することができ、新らたに特別な運搬用コン
テナを作成準備する必要がない点で、その流通上著しく
便利である。
【0017】尚、上記プラスチックシート材としてはバ
ージン材に代る再生材や、卵に付着した雑菌の増殖抑制
に有効な抗菌性のシート材などを使用することもでき
る。
【0018】先ず、上記真空成形金型によりプラスチッ
クシート材から賦形立体化された各容器本体(A1)
(A2)(A3)の構成について、その単体を示した図
5〜12に基き説明すると、(1a)は容器本体(A
1)(A2)(A3)の平行な2辺のみに一定帯幅(例
えば約25mm)(w)として張り出し形成された左右
対の把手用フランジであり、その両把手用フランジ
(1a)を除く容器本体(A1)(A2)(A3)の中
央部が、長方形(例えば約240mm×290mmの大
きさ)の平面輪郭形状をなしている。
【0019】その平面視の長方形な容器本体(A1)
(A2)(A3)の中央部に、後述する複数(図例では
5個×6個の合計30個)の卵収納凹所が縦横直交する
仕切り格子壁を介して、格子配列状態に区画形成されて
いるのである。
【0020】(2a)は両把手用フランジ(1a)の張
り出し先端部から下向きに折り曲げられた折曲げ周縁片
であるが、これは両把手用フランジ(1a)が無い容器
本体(A1)(A2)(A3)の残る平行な2辺も含む
4辺全体を連続的に縁取り補強している。そのため、容
器本体(A1)(A2)(A3)の両把手用フランジ
(1a)を両手で安定良く持ち運ぶことができる。
【0021】しかも、両把手用フランジ(1a)のフラ
ットな平面には、やはり真空成形金型の賦形面によって
容器本体同志の密着防止用刻み凹凸群(3a)が付与さ
れている。その刻み凹凸群(3a)の各凸子は上向きに
***する四角錐型などとして分布しているが、同じく両
把手用フランジ(1a)の平面には自動吸着盤での吸着
用平滑面(4a)も、上記刻み凹凸群(3a)に言わば
空白の部分を確保する如く区成されている。
【0022】その吸着用平滑面(4a)は図5に例示す
る如く、これを両把手用フランジ(1a)に対称な左右
一対づつの合計4個として、その刻み凹凸群(3a)を
分断する平面視の長方形(例えば約25mm×50mm
の大きさ)に並列分布させることが好ましい。
【0023】茲に、把手用フランジ(1a)の吸着用平
滑面(4a)は後述する卵収納凹所同志の嵌合する扁平
な積み重ね状態に用意された容器本体(A1)(A2)
(A3)の多数を、その1枚づつ卵自動包装ラインのベ
ルトコンベヤ上へ移載すべく 、サッカーなどの自動吸着
盤(図示省略)によって吸い取る際に、その吸着盤の吸
着力が低下(真空エヤー洩れ)することを防ぐためのも
のである。
【0024】又、上記のような積み重ね状態に用意され
た容器本体(A1)(A2)(A3)同志の隣り合う相
互は、帯電作用などによって密着一体化してしまいやす
く、そうすると上記自動吸着盤での1枚づつ正確に吸い
取り分離することが困難となるため、その予防対策とし
て上記刻み凹凸群(3a)も付与しているわけである
が、その刻み凹凸群(3a)は上記把手用フランジ(1
a)の補強ビードとしても役立つ。
【0025】(5a)は上記容器本体(A1)(A2)
(A3)における両把手用フランジ(1a)を除く平面
視の長方形な中央部へ、縦横直交する関係状態に配列設
置された仕切り格子壁であり、これによって上記把手用
フランジ(1a)の平面から一定深さ(例えば約30m
m)(d1)だけ下向きに陥没する卵収納凹所(6a)
の複数が、その隣り合う卵(E)同志の接触しない格子
状態に仕切り区分されている。
【0026】その縦横直交する仕切り格子壁(5a)の
フラットな頂面は、悉く上記把手用フランジ(1a)の
平面とほぼ同じ高さ位置にあり、その高さ位置から陥没
する各卵収納凹所(6a)が、下方へ行く程徐々に丸細
くなるほぼ截頭8角錐型を呈している。
【0027】(7a)は各卵収納凹所(6a)における
フラットな底面の中心部から、逆な上向きに陥没された
円錐型又は截頭円錐型の嵌合凹溝であり、主として容器
本体(A1)(A2)(A3)同志の積み重ね時におけ
る安定性を確保する。
【0028】(8a)は同じく各卵収納凹所(6a)に
おける外周面の中途高さ位置に付与された卵受け止め段
面であり、卵(E)をその収納凹所(6a)内の底面か
ら浮上する収納状態に受け止めて、不慮な破損を予防す
ると共に、卵収納凹所(6a )の壁面を補強する環状の
横リブとしても機能する。
【0029】又、(9a)は上記仕切り格子壁(5a)
の縦横直交部分から卵収納凹所(6a)との逆な上向き
に、一定高さ(例えば約15mm)(h1)だけ背高く
***された中間仕切り凸壁であり、その複数(図例では
4個×5個の合計20個)の何れも上記卵収納凹所(6
a)の壁面と連続して、上方へ行く程徐々に丸細くなる
ほぼ截頭8角錐型をなしている。
【0030】しかも、上記中間仕切り凸壁(9a)の複
数のうち、4隅位置に点在分布する4個と、その中間位
置に対称な左右一対として介在する2個との合計6個に
限っては、そのフラットな頂面の中心部から円錐型又は
截頭円錐型の嵌合凸子(10a)が上向きに***されて
おり、これは各卵収納凹所(6a)の底面に設けられて
いる上記嵌合凹溝(7a)と対応する。
【0031】更に、上記仕切り格子壁(5a)が容器本
体(A1)(A2)(A3)の平行な2辺をなす両把手
用フランジ(1a)と直角に交叉する部分と、同じく仕
切り格子壁(5a)が容器本体(A1)(A2)(A
3)の残る平行な2辺と直角に交叉する部分と、その容
器本体(A1)(A2)(A3)の4隅部分とからは、
各々周辺仕切り凸壁(11a)が上記中間仕切り凸壁
(9a)と同じ一定高さ(h1)だけ上向きに背高く隆
起されており、これら複数(図例では合計22個)の周
辺仕切り凸壁(11a)も上記卵収納凹所(6a)の区
画形成に参与している。
【0032】つまり、上記容器本体(A1)(A2)
(A3)における長方形な平面輪郭形状をなす中央部に
分布する各卵収納凹所(6a)が、その仕切り格子壁
(5a)と中間仕切り凸壁(9a)並びに周辺仕切り凸
壁(11a)によって、図5、12のような平面視のほ
ぼ正8角形に開口する悉く同じ大きさとして区画形成さ
れているのである。
【0033】尚、その区画形成された各卵収納凹所(6
a)の壁面全体には、卵(E)の支持強度を発揮する縦
リブ群が、上記環状の横リブ(卵受け止め段面(8
a))と直交する凹凸条として、上下方向に沿い列設さ
れているけれども、その縦リブ群の図示符号は省略して
ある。
【0034】その場合、上記仕切り格子壁(5a)と両
把手用フランジ(1a)との直角に交叉する部分から隆
起する合計14個の周辺仕切り凸壁(11a)は、図
5、12の平面図から明白なように、その外側の約半分
が蓋体(B)との特別な嵌合案内凸壁部(12a)とし
て、各把手用フランジ(1a)へ上方からオーバーラッ
プする横向き張り出し状態にあり、その嵌合案内凸壁部
(12a)において蓋体(B)との嵌合を案内すると共
に、把手用フランジ(1a)の不正変形を防ぐ支持骨と
しても機能し得るようになっている。
【0035】但し、その合計14個として点在分布する
周辺仕切り凸壁(11a)のうち、両把手用フランジ
(1a)の上記吸着用平滑面(4a)へ臨む対称な左右
一対づつの合計4個に限っては、上記把手用フランジ
(1a)へ上方からオーバーラップする特別な嵌合案内
凸壁部(12a)が無く、その言わば切り欠かれたフラ
ットな外壁面が把手用フランジ(1a)の張り出し基端
部から起立する状態にあり、その把手用フランジ(1
a)の吸着用平滑面(4a)へ上記サッカーなどの自動
吸着盤を、支障なく確実に吸着させることができるよう
になっている。
【0036】他方、容器本体(A1)(A2)(A3)
における把手用フランジ(1a)が無い残りの平行な2
辺と、同じく仕切り格子壁(5a)との直角に交叉する
部分から***する合計12個(但し、4隅部分の4個は
重複している。)の周辺仕切り凸壁(11a)は、これ
らも上記の特別な嵌合案内凸壁部(12a)を具備して
おらず、その悉く切り欠かれた形態にあるフラットな外
壁面が、上記容器本体(A1)(A2)(A3)の折曲
げ周縁片(2a)とほぼ面一状態に連続している。
【0037】各卵収納凹所(6a)の底面から上向きに
陥没された上記嵌合凹溝(7a)と、中間仕切り凸壁
(9a)の頂面から上向きに***された嵌合凸子(10
a)とは、その相互の雌雄関係にある。
【0038】即ち、各卵収納凹所(6a)に卵(E)が
収納された容器本体(A1)(A2)(A3)の複数
を、図3、4、13のような90度づつ交互に水平回転
させる如く、その方向を変換した積み重ね状態に組み立
てた時、隣り合う上段の容器本体側から下向きに陥没す
る各卵収納凹所(6a)の嵌合凹溝(7a)と、同じく
下段の容器本体側から上向きに***する中間仕切り凸壁
(9a)の嵌合凸子(10a)とが、自づと正しく嵌合
することによって、その容器本体(A1)(A2)(A
3)同志の積み重ね状態を安定・確固に保ち、相互の位
置ズレを起さないようになっているのである。
【0039】この点、各卵収納凹所(6a)の底面には
すべて上記嵌合凹溝(7a)が設けられているに反し、
これと対応する上記嵌合凸子(10a)は中間仕切り凸
壁(9a)のすべてに設けられておらず、4隅位置に点
在分布する4個と、その中間位置に対称な左右一対とし
て介在する2個との合計6個に限って、部分的に設けら
れているにとどまる。
【0040】その理由は、上記中間仕切り凸壁(9a)
のすべてに嵌合凸子(10a)を設けると、却って各卵
収納凹所(6a)の嵌合凹溝(7a)と嵌合させる作業
が困難となり、その正確な嵌合状態をすばやく得られな
いばかりでなく、容器本体(A1)(A2)(A3)の
成形上もいたづらに多くの制約を受けるからである。
【0041】尚、各容器本体(A1)(A2)(A3)
は上記のように悉く同一の構成を備えているため、その
各卵収納凹所(6a)に卵(E)が収納されていない空
の状態において、その方向を90度づつ交互に変換する
ことなく積み重ねるならば、図14のように隣り合う容
器本体(A1)(A2)(A3)の卵収納凹所(6a)
同志が、自づと正しく嵌合することになり、その結果極
めて扁平な積み重ね状 態に維持することができ、その不
使用時の保管や廃棄品の回収リサイクルなどに著しく便
利である。
【0042】次に、やはり真空成形金型によってプラス
チックシート材から賦形立体化された蓋体(B)の構成
を説明すると、これを示した図15〜21において、
(1b)はそのほぼ正方形な平面輪郭形状を有する蓋体
(B)の平行な2辺のみに、一定帯幅(例えば約25m
m)(w)だけ張り出し形成された左右一対の把手用フ
ランジであり、その両把手用フランジ(1b)を除く蓋
体(B)の中央部も、長方形(例えば約240mm×2
90mmの大きさ)の平面輪郭形状を呈している。
【0043】但し、その平面視の長方形な蓋体(B)の
中央部は、断面ほぼ倒立U字型のカバー面(C)とし
て、上記容器本体(A1)(A2)(A3)側の中間仕
切り凸壁(9a)並びに周辺仕切り凸壁(11a)と対
応するほぼ同じ一定高さ(例えば約15mm)(h1)
だけ、その把手用フランジ(1b)のフラットな平面か
ら一旦上向きに***しており、蓋体(B)が各容器本体
(A1)(A2)(A3)へ上方からかぶせ付け嵌合さ
れた時、その容器本体(A1)(A2)(A3)側から
***する中間仕切り凸壁(9a)の頂面や、同じく周辺
仕切り凸壁(11a)の頂面並びに外壁面と面接触し得
るようになっている。
【0044】そして、各容器本体(A1)(A2)(A
3)側の上記長方形な中央部と対応する蓋体(B)にお
けるカバー面(C)のフラットな頂面にも、後述する卵
収納凹所の複数(図例では5個×6個の合計30個)が
やはり縦横直交する仕切り格子壁を介して、その容器本
体(A1)(A2)(A3)側の各卵収納凹所(6a)
と合致し得る分布状態に区画形成されているのである。
【0045】両把手用フランジ(1b)の張り出し先端
部はやはり折曲げ周縁片(2b)として下向きに折り曲
げられており、しかも蓋体(B)の残る平行な2辺も含
む4辺全体を連続的に縁取り補強している。そのため、
蓋体(B)を各容器本体(A 1)(A2)(A3)側の
上記折曲げ周縁片(2a)へ、上方から対応的にかぶせ
付け嵌合させることができ、その時に蓋体(B)側と各
容器本体(A1)(A2)(A3)側との把手用フラン
ジ(1a)(1b)同志が、接触することは言うまでも
ない。
【0046】(3b)は上記蓋体(B)における両把手
用フランジ(1b)のフラットな平面全体へ、真空成形
金型の賦形面によって付与された蓋体同志の密着防止用
刻み凹凸群であり、その各凸子の下向きに***する四角
錐型などとして分布しているが、その役目は上記容器本
体(A1)(A2)(A3)側のそれに準じる。もっと
も、蓋体(B)側の両把手用フランジ(1b)について
は、容器本体(A1)(A2)(A3)側の上記吸着用
平滑面(4a)と対応するそれが設けられていない。
【0047】(5b)は各容器本体(A1)(A2)
(A3)側の上記仕切り格子壁(5a)と対応位置する
蓋体(B)の仕切り格子壁であって、その蓋体(B)に
おける上記カバー面(C)のフラットな頂面から一定高
さ(例えば約5mm)(h2)だけ上向きに***されて
おり、これによって卵収納凹所(6b)の複数が、やは
り隣り合う卵(E)同志の接触しない格子配列状態に区
分されている。
【0048】その各卵収納凹所(6b)は蓋体(B)に
おける上記カバー面(C)のフラットな頂面から一定深
さ(例えば約25mm)(d2)だけ上向きに陥没し
て、上記容器本体(A1)(A2)(A3)側の各卵収
納凹所(6a)と向かい合う対応位置関係にあり、その
上方へ行く程徐々に丸細くなるほぼ截頭8角錐型をなし
ている。(7b)はその各卵収納凹所(6b)における
フラットな頂面の中心部から、逆な下向きに陥没された
円錐型又は截頭円錐型の凹溝であり、卵(E)を安全に
保護する。
【0049】(9b)(11b)は各容器本体(A1)
(A2)(A3)側の上記中間仕切り凸壁(9a)並び
に周辺仕切り凸壁(11a)と各々対応位置する蓋体
(B) の中間仕切り凸壁と周辺仕切り凸壁を示している
が、その複数づつの何れも蓋体(B)の上記カバー面
(C)自身から成る。
【0050】つまり、その蓋体(B)におけるカバー面
(C)のフラットな頂面からは上記仕切り格子壁(5
b)が一定高さ(h2)だけ上向きに***されていると
共に、その仕切り格子壁(5b)を介して上記各卵収納
凹所(6b)も、やはりカバー面(C)の頂面から同じ
上向きに一定深さ(d2)だけ陥没されており、これら
との相対的に下向き陥没する関係状態として、そのカバ
ー面(C)の頂面に残る部分が点在分布する中間仕切り
凸壁(9b)と周辺仕切り凸壁(11b)を形作ってい
るわけである。
【0051】蓋体(B)が各容器本体(A1)(A2)
(A3)へ上方からかぶせ付け嵌合された時、その蓋体
(B)側の中間仕切り凸壁(9b)と周辺仕切り凸壁
(11b)は先に一言した通り、容器本体(A1)(A
2)(A3)側の中間仕切り凸壁(9a)と周辺仕切り
凸壁(11a)へ各々対応的に面接触し得るが、その蓋
体(B)における中間仕切り凸壁(9b)と周辺仕切り
凸壁(11b)の平面輪郭形状は何れも図15から示唆
されるように、容器本体(A1)(A2)(A3)側の
それらに比して大きな相似形状を呈している。
【0052】尚、蓋体(B)の上記カバー面(C)に分
布する各卵収納凹所(6b)は、その仕切り格子壁(5
b)と中間仕切り凸壁(9b)並びに周辺仕切り凸壁
(11b)によって、図15のような各容器本体(A
1)(A2)(A3)側のそれと対応する底面視のほぼ
正8角形に開口する悉く同じ大きさとして区画形成され
ており、その壁面全体にも卵(E)の支持強度を発揮す
る縦リブ群が、やはり上下方向に沿う凹凸条として列設
されているけれども、その図示符号は省略してある。
【0053】その場合、上記蓋体(B)のカバー面
(C)に複数(図例では4個×5個の合計20個)とし
て分布する中間仕切り凸壁(9b)のうち、4隅位置に
点在する 4個と、その中間位置に対称な左右一対として
介在する2個との合計6個に限っては、そのフラットな
底面の中心部から上向きに陥没する円錐型又は截頭円錐
型の嵌合凹溝(10b)が設けられている。
【0054】そして、蓋体(B)を各容器本体(A1)
(A2)(A3)へ上方からかぶせ付け嵌合させた時に
は、その蓋体(B)における中間仕切り凸壁(9b)の
上記嵌合凹溝(10b)と、容器本体(A1)(A2)
(A3)における中間仕切り凸壁(9a)の上記嵌合凸
子(10a)とが自づと正しく対応合致して、その位置
ズレ不能な嵌合状態を保つようになっている。
【0055】更に、同じく蓋体(B)のカバー面(C)
に複数(図例では合計22個)として点在分布する周辺
仕切り凸壁(11b)のうち、その両把手用フランジ
(1b)の存在する平行な2辺から各容器本体(A1)
(A2)(A3)側の上記嵌合案内凸壁部(12a)を
備えた周辺仕切り凸壁(11a)と対応位置して、合計
10個だけ上向きに***するそれらは、何れも外側の約
半分が上記容器本体(A1)(A2)(A3)との特別
な嵌合案内凸壁部(12b)として、各把手用フランジ
(1b)へ上方からオーバーラップする横向き張り出し
状態にあり、上記容器本体(A1)(A2)(A3)に
おける周辺仕切り凸壁(11a)の嵌合案内凸壁部(1
2a)へ上方から嵌合するようになっている。その周辺
仕切り凸壁(11b)の嵌合案内凸壁部(12b)は、
蓋体(B)の把手用フランジ(1b)を不正変形しない
ように補強する支持骨としても役立つ。
【0056】他方、蓋体(B)における上記周辺仕切り
凸壁(11b)のうち、両把手用フランジ(1b)の存
在する平行な2辺から***する残りの合計4個と、その
両把手用フランジ(1b)の無い平行な2辺から***す
る合計12個(但し、4隅部分の4個は重複してい
る。)とは、上記のような特別の嵌合案内凸壁部(12
b)を具備しておらず、その言わば切り欠かれた形態に
あるフラットな外壁面が、上記容器本体(A1)(A
2)(A3)における周辺仕切り凸壁(11a)のそれ
と面接触する如く、上方からかぶせ付け嵌合されるよう
になっている。
【0057】図示の実施形態では、容器本体(A1)
(A2)(A3)と蓋体(B)との対応的な複数づつと
して分布する中間仕切り凸壁(9a)(9b)のうち、
4隅に点在する4個と、その中間位置に対称な左右一対
として介在する2個との合計6個に限って、互いに対応
合致する嵌合凸子(10a)と嵌合凹溝(10b)を設
けているが、容器本体(A1)(A2)(A3)同志の
隣り合う相互やその各容器本体(A1)(A2)(A
3)と蓋体(B)との相互が部分的に嵌合し得るなら
ば、その嵌合凸子(10a)と嵌合凹溝(10b)の点
在分布する位置や個数については、図示実施形態のそれ
に限らず、卵収納凹所(6a)(6b)の増減などに応
じて適当に選定することができる。
【0058】又、図示実施形態の場合容器本体(A1)
(A2)(A3)側の各卵収納凹所(6a)に嵌合凹溝
(7a)を、同じく中間仕切り凸壁(9a)に嵌合凸子
(10a)を各々設ける一方、その容器本体(A1)
(A2)(A3)側の嵌合凸子(10a)と対応合致し
得る嵌合凹溝(10b)を、蓋体(B)側の中間仕切り
凸壁(9a)に設けているが、これらの雌雄関係を逆と
して対応形成してもさしつかえない。
【0059】本発明のプラスチック製卵容器は上記のよ
うに、少なくとも1枚の容器本体(A1)(A2)(A
3)とその各容器本体(A1)(A2)(A3)への互
換的に施蓋可能な1枚の蓋体(B)とから成り、主とし
て学校や病院での給食調理室を初め、ホテルの厨房、飲
食店、その他の飲食物提供場所向けに、多量の卵(E)
を運搬したり、或いはその飲食物提供場所において卵
(E)を保管したりするためのものである。
【0060】即ち、上記卵容器の容器本体(A1)(A
2)(A3)は卵(E)の必要量に応じて使用され、そ
の1枚分の個数(図例では合計30個)を収納する場合
には、図1、2から明白な通り、容器本体(A1)に蓋
体(B)を上方から直接かぶせ付け嵌合させて、その施
蓋状態を図22のように熱収縮性プラスチックフィルム
(13)のシュリンク包装か、又はストレッチ型プラス
チックフィルムのストレッチ包装により固定一体化した
上、運搬や保管などに供する。
【0061】又、卵(E)の増加に応じて、上記容器本
体(A1)(A2)(A3)の複数を使用する場合に
は、図3、4から示唆されるように、その卵(E)が収
納された隣り合う容器本体(A1)(A2)(A3)同
志を、90度づつ交互に水平回転させる如く、その方向
を変換した積み重ね状態に組み立て、その最上段の容器
本体(A1)へ上方から蓋体(B)をかぶせ付け嵌合さ
せた上、その施蓋状態を図23のようにやはり熱収縮性
プラスチックフィルム(13)のシュリンク包装か、又
はストレッチ型プラスチックフィルムのストレッチ包装
により固定一体化して、運搬や保管などを行なう。
【0062】そして、上記飲食物提供場所において卵
(E)を使用する際に、その卵容器の包装状態を解いて
取り出せば良い。空になった上記容器本体(A1)(A
2)(A3)や蓋体(B)は図14のように、その卵収
納凹所(6a)(6b)の悉く嵌合した扁平な積み重ね
状態として、便利良く保管や回収リサイクルなどを行な
うことができる。
【0063】複数の容器本体(A1)(A2)(A3)
を図3、4、13のような積み重ね状態に組み立てた場
合、その隣り合う上段の容器本体側に収納された卵
(E)と、同じく下段の容器本体側に収納された卵
(E)とが、互いに接触しない所謂千鳥配列状態として
点在分布することになる結果、多量の卵(E)を極めて
嵩低く安定裡に収納・運搬することができ、又薄肉なプ
ラスチックシート材からの真空成形品であることとも相
俟って、飲食物提供場所での使用上残った卵(E)を、
その卵容器へ収納した状態のままで、限られた冷蔵庫内
などへ食品衛生上の安全に、且つ容易に保管することも
可能である。
【0064】各容器本体(A1)(A2)(A3)と蓋
体(B)はその両把手用フランジ(1a)(1b)も含
む全体として、ほぼ正方形の平面輪郭形状に造形されて
いるため、上記容器本体(A1)(A2)(A3)の複
数を90度づつ交互に水平回転させる如く、その方向を
変換した積み重ね状態に組み立てても、その平面輪郭形
状が悉く均一に整合して、上記シュリンク包装やストレ
ッチ包装を行ないやすく、その積み重ね状態もますます
安定良く確固に被覆一体化できることになる。
【0065】更に、各容器本体(A1)(A2)(A
3)は同一構成として、複数の卵収納凹所(6a)を区
分する仕切り格子壁(5a)や中間仕切り凸壁(9a)
のほか、特に周辺仕切り凸壁(11a)も上向きに背高
く***されているため、これにより上記積み重ね状態に
ある容器本体(A1)(A2)(A3)の上下相互間
が、その4辺において閉塞されることになる。その結
果、運搬や保管などの取扱い上、仮りに卵容器が傾斜さ
れたとしても、その4辺から不慮に卵(E)の脱落する
おそれがなく、安全性にも著しく優れる。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明は少なくとも1枚
の容器本体(A1)(A2)(A3)とその各容器本体
(A1)(A2)(A3)への互換的に施蓋可能な1枚
の蓋体(B)とが、薄肉な透明又は半透明の熱可塑性プ
ラスチックシート材から悉くほぼ同じ大きさの正方形な
平面輪郭形状に真空成形された卵容器であって、
【0067】各容器本体(A1)(A2)(A3)の平
行な2辺に一対の把手用フランジ(1a)を一定帯幅
(w)だけ張り出し形成し、
【0068】上記把手用フランジ(1a)を除く各容器
本体(A1)(A2)(A3)の長方形な中央部には、
その把手用フランジ(1a)の平面とほぼ同じ高さを保
って縦横直交する仕切り格子壁(5a)により、上記把
手用フランジ(1a)の平面から一定深さ(d1)だけ
下向きに陥没する卵収納凹所(6a)の複数を区画形成
すると共に、
【0069】上記仕切り格子壁(5a)の縦横直交部分
からは中間仕切り凸壁(9a)を、同じく仕切り格子壁
(5a)が各容器本体(A1)(A2)(A3)の4辺
と直角に交叉する部分並びに各容器本体(A1)(A
2)(A3)の4隅部分からは周辺仕切り凸壁(11
a)を、その複数づつの悉く上記把手用フランジ(1
a)の平面から同じ一定高さ(h1)だけ上向きに***
させる一方、
【0070】上記蓋体(B)の平行な2辺にも一対の把
手用フランジ(1b)を一定帯幅(w)だけ張り出し形
成して、上記把手用フランジ(1b)を除く蓋体(B)
の長方形な中央部を断面ほぼ倒立U字型のカバー面
(C)として、上記容器本体(A1)(A2)(A3)
側の中間仕切り凸壁(9a)並びに周辺仕切り凸壁(1
1a)と対応するほぼ同じ一定高さ(h1)だけ、その
把手用フランジ(1b)の平面から一旦上向きに***さ
せ、
【0071】そのカバー面(C)のフラットな頂面から
上向きに***する一定高さ(h2)を保って縦横直交す
る仕切り格子壁(5b)により、同じくカバー面(C)
のフラットな頂面から上記容器本体(A1)(A2)
(A3)側の卵収納凹所(6a)と対応位置して、一定
深さ(d2)だけ上向きに陥没する卵収納凹所(6b)
の複数を区画形成し、
【0072】上記卵収納凹所(6b)並びにその仕切り
格子壁(5b)との相対的に下向き陥没する関係状態と
して上記カバー面(C)の頂面に残る部分を、上記容器
本体(A1)(A2)(A3)側の中間仕切り凸壁(9
a)並びに周辺仕切り凸壁(11a)と対応的に面接触
し得る蓋体(B)側の中間仕切り凸壁(9b)並びに周
辺仕切り凸壁(11b)として形作り
【0073】上記蓋体(B)を卵(E)が収納された各
容器本体(A1)(A2)(A3)への互換的に施蓋し
た時には、その蓋体(B)における中間仕切り凸壁(9
b)の底面と、容器本体(A1)(A2)(A3)にお
ける対応的な中間仕切り凸壁(9a)の頂面とが、その
複数づつのうちの一部だけ嵌合することとなり、
【0074】同じく卵(E)が収納された容器本体(A
1)(A2)(A3)の複数を、90度づつ交互に水平
回転させる如く方向変換した積み重ね状態に組み立て
て、その最上段の容器本体へ蓋体(B)を施蓋した時に
は、隣り合う上段の容器本体における卵収納凹所(6
a)の底面と、同じく下段の容器本体における中間仕切
り凸壁(9a)の頂面とが、その複数づつのうちの一部
だけ嵌合することとなるように関係設定して、
【0075】上記何れの施蓋状態をも熱収縮性プラスチ
ックフィルム(13)のシュリンク包装か、又はストレ
ッチ型プラスチックフィルムのストレッチ包装によって
固定一体化するようになっているため、冒頭に述べた従
来技術の課題を確実に改良できる効果がある。
【0076】即ち、本発明の上記構成によれば、少なく
とも1枚の容器本体(A1)(A2)(A3)とその各
容器本体(A1)(A2)(A3)への互換的に施蓋可
能な共通する1枚の蓋体(B)とが、薄肉な透明又は半
透明の熱可塑性プラスチックシート材から真空成形され
た卵容器であるため、これに卵(E)を収納した状態の
ままでも食品衛生上の抵抗感なく、飲食物提供場所での
冷蔵庫内などへ安定裡に保管することができる。
【0077】又、上記容器本体(A1)(A2)(A
3)と蓋体(B)は悉くほぼ同じ大きさの正方形な平面
輪郭形状をなし、その平行な2辺には各々把手用フラン
ジ(1a)(1b)が張り出し形成されていると共に、
その両把手用フランジ(1a)(1b)を除く中央部に
は、複数づつの卵収納凹所(6a)(6b)が区画形成
されているため、ここに収納された卵(E)の大量を、
上記把手用フランジ(1a)(1b)により安定良く持
ち運ぶことができ、著しく便利である。
【0078】更に、容器本体(A1)(A2)(A3)
と蓋体(B)との卵収納凹所(6a)(6b)を区画形
成する仕切り格子壁(5a)(5b)の縦横直交部分か
らは中間仕切り凸壁(9a)(9b)が、同じく仕切り
格子壁(5a)(5b)が容器本体(A1)(A2)
(A3)や蓋体(B)の4辺と直角に交叉する部分と、
容器本体(A1)(A2)(A3)や蓋体(B)の4隅
部分からは周辺仕切り凸壁(11a)(11b)が、互
いに向かい合う位置関係として分布されており、上記容
器本体(A1)(A2)(A3)の各個へ蓋体(B)を
互換的に施蓋できることは勿論、その容器本体(A1)
(A2)(A3)の複数を90度づつ交互に水平回転さ
せる如く、方向を変換した積み重ね状態に組み立てるこ
ともできる ようになっているため、多量の卵(E)を極
めて嵩低く扁平に運搬・保管し得る効果がある。
【0079】その場合、蓋体(B)を各容器本体(A
1)(A2)(A3)へ施蓋すると、その蓋体(B)に
おける中間仕切り凸壁(9b)の底面と容器本体(A
1)(A2)(A3)における中間仕切り凸壁(9a)
の頂面とが、その複数づつのうちの一部だけ嵌合するこ
ととなり、又上記のように容器本体(A1)(A2)
(A3)の複数を積み重ね状態に組み立てると、その隣
り合う上段の容器本体における卵収納凹所(6a)の底
面と同じく下段の容器本体における中間仕切り凸壁(9
a)の頂面とが、その複数づつのうちの一部だけ嵌合す
ることとなるように関係設定されているため、上記容器
本体(A1)(A2)(A3)の施蓋状態やその複数の
積み重ね状態を安定に保つことができ、そのために必要
な容器本体(A1)(A2)(A3)と蓋体(B)との
嵌合操作や、容器本体(A1)(A2)(A3)同志の
嵌合操作としてもすばやく簡便に行なえる。
【0080】特に、容器本体(A1)(A2)(A3)
と蓋体(B)には上記中間仕切り凸壁(9a)(9b)
のほか、その4辺を閉塞する周辺仕切り凸壁(11a)
(11b)も互いに向かい合う関係状態として***され
ているため、卵容器が運搬や保管などの取扱い上、仮り
に傾斜されたとしても、その収納状態にある卵(E)の
不慮に脱落するおそれがなく、安定性に著しく優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の卵容器における容器本体の単体を施蓋
した使用状態の側断面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】容器本体の複数を積み重ね施蓋した使用状態の
図1に対応する側断面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】卵容器の容器本体を抽出して示す平面図であ
る。
【図6】図5の把手用フランジを一部抽出して示す拡大
平面図である。
【図7】図6の7−7線に沿う拡大断面図である。
【図8】図5の8−8線に沿う拡大断面図である。
【図9】図5の9−9線に沿う拡大断面図である。
【図10】図5の10−10線に沿う拡大断面図であ
る。
【図11】図5の11−11線に沿う拡大断面図であ
る。
【図12】図5の角隅部分を抽出して示す水平拡大断面
図である。
【図13】容器本体の複数を積み重ねた組立状態の側断
面図である。
【図14】空の容器本体同志を積み重ねた不使用状態の
側断面図である。
【図15】卵容器の蓋体を抽出して示す平面図である。
【図16】図15の把手用フランジを一部抽出して示す
拡大平面図である。
【図17】図16の17−17線に沿う拡大断面図であ
る。
【図18】図15の18−18線に沿う拡大断面図であ
る。
【図19】図15の19−19線に沿う拡大断面図であ
る。
【図20】図15の20−20線に沿う拡大断面図であ
る。
【図21】図15の21−21線に沿う拡大断面図であ
る。
【図22】図1の卵容器を包装した状態の側断面図であ
る。
【図23】図3の卵容器を包装した状態の側断面図であ
る。
【符号の説明】
(1a)(1b)・把手用フランジ (2a)(2b)・折曲げ周縁片 (3a)(3b)・刻み凹凸群 (4a)・平滑面 (5a)(5b)・仕切り格子壁 (6a)(6b)・卵収納凹所 (7a)・嵌合凹溝 (7b)・凹溝 (8a)・卵受け止め段面 (9a)(9b)・中間仕切り凸壁 (10a)・嵌合凸子 (10b)・嵌合凹溝 (11a)(11b)・周辺仕切り凸壁 (12a)(12b)・嵌合案内凸壁部 (13)・熱収縮性プラスチックフィルム (A1)(A2)(A3)・容器本体 (B)・蓋体 (C)・カバー面 (E)・卵
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭47−29093(JP,A) 実開 昭56−40977(JP,U) 実開 昭56−12038(JP,U) 実開 平4−29909(JP,U) 実開 昭57−149275(JP,U) 登録実用新案3012642(JP,U) 実公 昭40−16471(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 1/00 - 1/48 B65D 21/00 - 21/08 B65D 85/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1枚の容器本体(A1)(A
    2)(A3)とその各容器本体(A1)(A2)(A
    3)への互換的に施蓋可能な1枚の蓋体(B)とが、薄
    肉な透明又は半透明の熱可塑性プラスチックシート材か
    ら悉くほぼ同じ大きさの正方形な平面輪郭形状に真空成
    形された卵容器であって、 各容器本体(A1)(A2)(A3)の平行な2辺に一
    対の把手用フランジ(1a)を一定帯幅(w)だけ張り
    出し形成し、 上記把手用フランジ(1a)を除く各容器本体(A1)
    (A2)(A3)の長方形な中央部には、その把手用フ
    ランジ(1a)の平面とほぼ同じ高さを保って縦横直交
    する仕切り格子壁(5a)により、上記把手用フランジ
    (1a)の平面から一定深さ(d1)だけ下向きに陥没
    する卵収納凹所(6a)の複数を区画形成すると共に、 上記仕切り格子壁(5a)の縦横直交部分からは中間仕
    切り凸壁(9a)を、同じく仕切り格子壁(5a)が各
    容器本体(A1)(A2)(A3)の4辺と直角に交叉
    する部分並びに各容器本体(A1)(A2)(A3)の
    4隅部分からは周辺仕切り凸壁(11a)を、その複数
    づつの悉く上記把手用フランジ(1a)の平面から同じ
    一定高さ(h1)だけ上向きに***させる一方、 上記蓋体(B)の平行な2辺にも一対の把手用フランジ
    (1b)を一定帯幅(w)だけ張り出し形成して、上記 把手用フランジ(1b)を除く蓋体(B)の長方形
    な中央部を断面ほぼ倒立U字型のカバー面(C)とし
    て、上記容器本体(A1)(A2)(A3)側の中間仕
    切り凸壁(9a)並びに周辺仕切り凸壁(11a)と対
    応するほぼ同じ一定高さ(h1)だけ、その把手用フラ
    ンジ(1b)の平面から一旦上向きに***させ、 そのカバー面(C)のフラットな頂面から上向きに***
    する一定高さ(h2)を保って縦横直交する仕切り格子
    壁(5b)により、同じくカバー面(C)のフラットな
    頂面から上記容器本体(A1)(A2)(A3)側の卵
    収納凹所(6a)と対応位置して、一定深さ(d2)だ
    け上向きに陥没する卵収納凹所(6b)の複数を区画形
    成し、 上記卵収納凹所(6b)並びにその仕切り格子壁(5
    b)との相対的に下向き陥没する関係状態として上記カ
    バー面(C)の頂面に残る部分を、上記容器本体(A
    1)(A2)(A3)側の中間仕切り凸壁(9a)並び
    に周辺仕切り凸壁(11a)と対応的に面接触し得る蓋
    体(B)側の中間仕切り凸壁(9b)並びに周辺仕切り
    凸壁(11b)として形作り、 上記蓋体(B)を卵(E)が収納された各容器本体(A
    1)(A2)(A3)への互換的に施蓋した時には、そ
    の蓋体(B)における中間仕切り凸壁(9b)の底面
    と、容器本体(A1)(A2)(A3)における対応的
    な中間仕切り凸壁(9a)の頂面とが、その複数づつの
    うちの一部だけ嵌合することとなり、 同じく卵(E)が収納された容器本体(A1)(A2)
    (A3)の複数を、90度づつ交互に水平回転させる如
    く方向変換した積み重ね状態に組み立てて、その最上段
    の容器本体へ蓋体(B)を施蓋した時には、隣り合う上
    段の容器本体における卵収納凹所(6a)の底面と、同
    じく下段の容器本体における中間仕切り凸壁(9a)の
    頂面とが、その複数づつのうちの一部だけ嵌合すること
    となるように関係設定して、 上記何れの施蓋状態をも熱収縮性プラスチックフィルム
    (13)のシュリンク包装か、又はストレッチ型プラス
    チックフィルムのストレッチ包装によって固定一体化す
    ることを特徴とする主に業務用のプラスチック製卵容
    器。
  2. 【請求項2】各容器本体(A1)(A2)(A3)側に
    区画形成された卵収納凹所(6a)の底面すべてに、上
    向き陥没する嵌合凹溝(7a)を設ける一方、 その各卵収納凹所(6a)の嵌合凹溝(7a)と対応合
    致する嵌合凸子(10a)を、同じく各容器本体(A
    1)(A2)(A3)側に複数分布する中間仕切り凸壁
    (9a)のうち、その一部の頂面から上向きに***させ
    ると共に、 上記中間仕切り凸壁(9a)の嵌合凸子(10a)と対
    応合致する嵌合凹溝(10b)を、蓋体(B)側に複数
    分布する中間仕切り凸壁(9b)のうち、その一部の底
    面から上向きに陥没させたことを特徴とする請求項1記
    載の主に業務用のプラスチック製卵容器。
  3. 【請求項3】各容器本体(A1)(A2)(A3)側の
    両把手用フランジ(1a)と蓋体(B)側の両把手用フ
    ランジ(1b)におけるフラットな平面に、各々補強ビ
    ードともなる密着防止用刻み凹凸群(3a)(3b)を
    付与すると共に、 その各容器本体(A1)(A2)(A3)側の把手用フ
    ランジ(1a)には、自動吸着盤での吸着用平滑面(4
    a)をも上記刻み凹凸群(3a)の空白状態に区成した
    ことを特徴とする請求項1記載の主に業務用のプラスチ
    ック製卵容器。
JP29217199A 1999-10-14 1999-10-14 主に業務用のプラスチック製卵容器 Expired - Lifetime JP3342682B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29217199A JP3342682B2 (ja) 1999-10-14 1999-10-14 主に業務用のプラスチック製卵容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29217199A JP3342682B2 (ja) 1999-10-14 1999-10-14 主に業務用のプラスチック製卵容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001114283A JP2001114283A (ja) 2001-04-24
JP3342682B2 true JP3342682B2 (ja) 2002-11-11

Family

ID=17778489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29217199A Expired - Lifetime JP3342682B2 (ja) 1999-10-14 1999-10-14 主に業務用のプラスチック製卵容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3342682B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI840042B (zh) * 2022-12-22 2024-04-21 上品王食品股份有限公司 包裝結構及用於堆放該包裝結構的堆放盛盤

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102087306B1 (ko) * 2018-08-29 2020-03-11 주식회사 중부종합물산 계란포장용기
JPWO2023090430A1 (ja) * 2021-11-22 2023-05-25

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI840042B (zh) * 2022-12-22 2024-04-21 上品王食品股份有限公司 包裝結構及用於堆放該包裝結構的堆放盛盤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001114283A (ja) 2001-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8015780B2 (en) Portable food dispenser
US3964636A (en) Box for encasing a bag containing liquid
US20140069930A1 (en) Cutlery utensil dispensing package
US3752385A (en) Carrier for bottles and the like and divider structure therefor
WO2005110874A1 (en) Stackable plastic container
US9637302B2 (en) Economically improved plastic bottle and package system
US5180052A (en) Display tray
US20210130060A1 (en) Thermoformed bakery package
US3478867A (en) Stackable trays and package formed therefrom
US3360162A (en) Tote box
US6817473B2 (en) Household product package with tamper evident cap
JP3342682B2 (ja) 主に業務用のプラスチック製卵容器
US6513675B1 (en) Food container with rigid base plate
EP0169737B1 (en) Packaging boxes or cartons
JP2006321539A (ja) 包装用容器とその蓋及び電子レンジ加熱用包装用容器
JP2021035843A (ja) 包装用容器
KR20180002894U (ko) 도시락 용기
JP3028198U (ja) 弁当容器
JP7372771B2 (ja) 包装用仕切り板
JP2005153934A (ja) 苺容器
JP2024079386A (ja) 包装用容器
CA1042373A (en) Box for encasing a bag containing liquid
JP2541656Y2 (ja) 紙製ケーキ箱
JP2001146287A (ja) 鶏卵用包装容器
JP3757262B2 (ja) 野菜包装用容器

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3342682

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080823

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090823

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090823

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100823

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110823

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110823

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120823

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130823

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term