JP3340913B2 - 作業車の車速制御装置 - Google Patents

作業車の車速制御装置

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JP3340913B2 JP19042996A JP19042996A JP3340913B2 JP 3340913 B2 JP3340913 B2 JP 3340913B2 JP 19042996 A JP19042996 A JP 19042996A JP 19042996 A JP19042996 A JP 19042996A JP 3340913 B2 JP3340913 B2 JP 3340913B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人為的に正逆操作
される変速操作具が、走行用の無段変速装置の変速部に
機械的に連動連結され、エンジンの負荷を検出するエン
ジン負荷検出手段と、そのエンジン負荷検出手段の検出
情報に基づいて、前記エンジンの負荷が設定された目標
負荷に維持されるように前記無段変速装置を自動変速操
作する自動変速制御を実行する車速制御手段と、その車
速制御手段に対して前記自動変速制御の実行を指令する
指令手段と、前記無段変速装置の変速状態を検出する変
速状態検出手段と、前記指令手段による前記自動変速制
御の実行指令にかかわらず、前記変速状態検出手段が制
御停止用の変速状態を検出するときには、前記車速制御
手段による前記自動変速制御の実行を牽制する牽制制御
を実行する牽制手段が設けられた作業車の車速制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる作業車の車速制御装置では、変速
操作具にて無段変速装置を手動で変速操作する手動変速
操作モードと、エンジンの負荷が目標負荷に維持される
ように車速を自動制御すべく、無段変速装置をアクチュ
エータによって自動変速操作する自動変速制御モードと
に切り換えて運転が可能なように構成してあり、手動変
速操作モードから自動変速制御モードへの切り換えは、
指令手段による指令によって行うようにしてある。そし
て、手動変速操作モードから自動変速制御モードへは、
無段変速装置が所定の変速状態にあるときに切り換えら
れる必要がある。そこで、無段変速装置の変速状態を検
出する変速状態検出手段を設けるとともに、その変速状
態検出手段が制御停止用の変速状態を検出するときに
は、指令手段による自動変速制御の実行指令にかかわら
ず、自動変速制御モードへの切り換えを牽制する牽制手
段を設けてある。
【0003】従来は、変速状態検出手段として、変速操
作具が無段変速装置を中立状態に変速操作する領域に移
動操作されることに伴って、位置が変位するように設け
られたレバー部材と、そのレバー部材の位置が変位する
ことによって例えばオン作動するスイッチを備えて構成
していた。ちなみに、無段変速装置を静油圧式の無段変
速装置にて構成する場合、後進走行の変速操作も可能で
あるので、変速操作具が無段変速装置を後進走行状態に
変速操作する領域に移動操作されたことを検出するよう
に、前述と同様なレバー部材及びスイッチを設けてい
た。そして、前記スイッチがオン作動することに基づい
て、制御停止用の変速状態を検出するように構成してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、変速操作具
を所定の領域内で移動操作することにより、無段変速装
置が変速操作されるが、その領域のうちの所定の中立領
域内に変速操作具が移動操作されることにより、無段変
速装置が中立状態に変速操作されるようになっている。
ちなみに、静油圧式の無段変速装置においては、無段変
速装置が後進走行状態に変速操作される後進領域も設け
られている。
【0005】従って、従来の装置では、レバー部材及び
スイッチは、変速操作具が中立領域内の全域や後進領域
内の全域に位置するときに、レバー部材が位置が変位し
てスイッチがオン作動するように設ける必要があり、レ
バー部材及びスイッチの構成が複雑なものとなってい
た。しかも、変速操作具の取り付け位置にはバラツキが
あるので、レバー部材及びスイッチの設置位置の調整が
複雑なものとなっていた。
【0006】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、自動変速制御モードへの切り換
えを牽制する牽制制御の実行を制御するための制御情報
としての無段変速装置の変速状態を、簡単な構成にて精
度良く検出することができるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、無段変速装置の変速操作に伴って、ポテン
ショメータから、無段変速装置の変速状態に応じた検出
値が出力され、牽制手段により、ポテンショメータの検
出値に基づいて、牽制制御が実行される。つまり、ポテ
ンショメータを無段変速装置の変速操作に伴って操作さ
れるように装備することにより、ポテンショメータか
ら、無段変速装置の変速状態に応じた検出値が出力され
るので、その検出値に基づいて、無段変速装置の変速状
態を検出できるのである。しかも、ポテンショメータの
設置後に、無段変速装置の実際の変速状態とポテンショ
メータの検出値とを対応付けすることができる。従っ
て、ポテンショメータの設置位置に高い精度が要求され
ることはなく、しかも、無段変速装置の変速状態を精度
良く検出することができる。その結果、簡単な構成にて
無段変速装置の変速状態を精度良く検出することができ
るようになった。
【0008】ところで、かかる作業車においては、所定
の作業を行うように構成されるが、エンジンに対して前
記所定の作業が行われている状態の負荷がかかっている
ときに、自動変速制御モードに切り換えられることが要
求される。例えば、かかる作業車には、植立穀稈を刈り
取る刈取装置、及び、刈り取られた穀稈を脱穀する脱穀
装置が設けられることがある。請求項1に記載の特徴構
成によれば、切り換え状態検出手段によって、脱穀装置
が作動しているか否かが検出され、穀稈検出手段によっ
て、刈取装置にて刈り取るべき植立穀稈の有無が検出さ
れ、切り換え状態検出手段によって脱穀装置の停止が検
出されるとき、及び、穀稈検出手段によって植立穀稈が
検出されないときにも、牽制制御が実行される。従っ
て、刈取装置及び脱穀装置が設けられた作業車におい
て、刈り取るべき植立穀稈がないとき、及び、脱穀装置
が作動していないときには、自動変速制御モードへの切
り換えが牽制されるので、刈取装置にて植立穀稈を刈り
取っている状態、及び、脱穀装置が作動している状態、
即ち、実際の作業状態における負荷がエンジンに対して
かかっている状態においてのみ、自動変速制御モードへ
の切り換えが可能となる。
【0009】請求項2に記載の特徴構成によれば、無段
変速装置の変速操作に伴って、ポテンショメータから、
無段変速装置の変速状態に応じた検出値が出力され、牽
制手段により、ポテンショメータの検出値に基づいて、
牽制制御が実行される。つまり、ポテンショメータを無
段変速装置の変速操作に伴って操作されるように装備す
ることにより、ポテンショメータから、無段変速装置の
変速状態に応じた検出値が出力されるので、その検出値
に基づいて、無段変速装置の変速状態を検出できるので
ある。しかも、ポテンショメータの設置後に、無段変速
装置の実際の変速状態とポテンショメータの検出値とを
対応付けすることができる。 従って、ポテンショメータ
の設置位置に高い精度が要求されることはなく、しか
も、無段変速装置の変速状態を精度良く検出することが
できる。その結果、簡単な構成にて無段変速装置の変速
状態を精度良く検出することができるようになった。
【0010】ところで、自動変速制御が実行されている
ときに、エンジンに対する負荷が急激に大きくなったり
すると、それに追従すべく、無段変速装置の自動変速操
作が高速で行われて、作業車が停車するまで自動変速制
御が行われる場合がある。このような場合、エンジンに
対する負荷が大きくなるのは一時的なものであり、直に
適正な状態に戻る場合が多いのであるが、作業車が一旦
停車すると、復帰させるのに手間がかかるため、改善が
望まれていた。請求項2に記載の特徴構成によれば、減
速側への自動変速制御の実行中に、ポテンショメータの
検出値が、停車状態に対応する値よりも高速側の下限設
定値に達すると、自動変速制御が中断されるとともに、
下限設定値を維持するように無段変速装置が操作され、
再び、エンジン負荷検出手段にて目標負荷が検出される
と、自動変速制御が実行される。つまり、エンジンに対
する負荷が急激に大きくなっても、作業車が停車するこ
とがなく、エンジンに対する負荷が適正な状態に戻るま
で、作業車の車速は、予め設定された低速の車速に維持
される。従って、自動変速制御モードにて運転中に、エ
ンジンに対する負荷が急激に大きくなったりしても、作
業車が停車してしまうといった不具合が解消される。
尚、エンジンに対する負荷が適正な状態に戻るのが遅く
なって、エンジンに過負荷がかかる虞があるときは、操
作者の判断で、手動変速操作モードに切り換えて、エン
ジンに過負荷がかかるのを回避することができる。
【0011】請求項3に記載の特徴構成によれば、無段
変速装置の変速操作に伴って、ポテンショメータから、
無段変速装置の変速状態に応じた検出値が出力され、牽
制手段により、ポテンショメータの検出値に基づいて、
牽制制御が実行される。つまり、ポテンショメータを無
段変速装置の変速操作に伴って操作されるように装備す
ることにより、ポテンショメータから、無段変速装置の
変速状態に応じた検出値が出力されるので、その検出値
に基づいて、無段変速装置の変速状態を検出できるので
ある。しかも、ポテンショメータの設置後に、無段変速
装置の実際の変速状態とポテンショメータの検出値とを
対応付けすることができる。従って、ポテンショメータ
の設置位置に高い精度が要求されることはなく、しか
も、無段変速装置の変速状態を精度良く検出することが
できる。その結果、簡単な構成にて無段変速装置の変速
状態を精度良く検出することができるようになった。ま
た、請求項3に記載の特徴構成によれば、切り換え状態
検出手段によって、脱穀装置が作動しているか否かが検
出され、穀稈検出手段によって、刈取装置にて刈り取る
べき植立穀稈の有無が検出され、切り換え状態検出手段
によって脱穀装置の停止が検出されるとき、及び、穀稈
検出手段によって植立穀稈が検出されないときにも、牽
制制御が実行される。 従って、刈取装置及び脱穀装置が
設けられた作業車において、刈り取るべき植立穀稈がな
いとき、及び、脱穀装置が作動していないときには、自
動変速制御モードへの切り換えが牽制されるので、刈取
装置にて植立穀稈を刈り取っている状態、及び、脱穀装
置が作動している状態、即ち、実際の作業状態における
負荷がエンジンに対してかかっている状態においての
み、自動変速制御モードへの切り換えが可能となる。さ
らに、請求項3に記載の特徴構成によれば、減速側への
自動変速制御の実行中に、ポテンショメータの検出値
が、停車状態に対応する値よりも高速側の下限設定値に
達すると、自動変速制御が中断されるとともに、下限設
定値を維持するように無段変速装置が操作され、再び、
エンジン負荷検出手段にて目標負荷が検出されると、自
動変速制御が実行される。つまり、エンジンに対する負
荷が急激に大きくなっても、作業車が停車することがな
く、エンジンに対する負荷が適正な状態に戻るまで、作
業車の車速は、予め設定された低速の車速に維持され
る。従って、自動変速制御モードにて運転中に、エンジ
ンに対する負荷が急激に大きくなったりしても、作業車
が停車してしまうといった不具合が解消される。尚、エ
ンジンに対する負荷が適正な状態に戻るのが遅くなっ
て、エンジンに過負荷がかかる虞があるときは、操作者
の判断で、手動変速操作モードに切り換えて、エンジン
に過負荷がかかるのを回避することができる。
【0012】請求項4に記載の特徴構成によれば、ベル
ト式の無段変速装置を用いて走行変速が行われることに
なる。そして、ベルト式の無段変速装置は、油圧式の変
速装置等に較べて、安価に構成できるものであり、操作
性が良く、しかも、安価な車速制御装置を構成するのに
有利となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。図4は作業車の一例である自脱
型コンバインの伝動系を示しており、エンジン1からの
動力が、ベルトテンション式の脱穀クラッチ45(伝動
機構に相当)を介して脱穀装置46に伝達されるととも
に、テンションクラッチを備えたベルト伝動機構2を介
して、ベルト式の無段変速装置3の入力プーリー4に伝
達され、無段変速装置3からの動力がミッションケース
5の油圧クラッチ式の前後進切換装置(図示せず)、及
び走行用のギヤ変速装置(図示せず)を介して、左右の
クローラ走行装置6に伝達される。そしてギヤ変速装置
の直前から分離した動力が、ミッションケース5からベ
ルト伝動機構7を介して、機体の前部の刈取部8(刈取
装置に相当)に伝達される。この刈取部8にはその引起
こし装置(図示せず)に、刈取穀稈の存否、即ち、刈取
走行状態であることを検出する株元センサ47(穀稈検
出手段に相当)を設けてある。
【0014】また図6に示すように、前記脱穀クラッチ
45の入切操作用の操作レバー48に、クラッチを接続
したときにONになる脱穀クラッチスイッチ49(切り
換え状態検出手段に相当)を設け、前記エンジン1にそ
の回転数を検出する電磁ピックアップ式の回転数センサ
50を付設してある。エンジン1は負荷の増大に応じて
回転数が低下することから、前記回転数センサ50が、
エンジン1の負荷を検出するエンジン負荷検出手段とし
て機能する。更に、クローラ走行装置6の回転数を検出
すること等により、コンバインの実際の車速を検出する
車速センサ53を設けてある。
【0015】次に、前記ベルト式の無段変速装置3、及
びその変速操作構造について説明する。図2に示すよう
に、入力プーリー4が固定された入力軸9に第1割プー
リー11、出力軸10に第2割プーリー12を備えて、
第1及び第2割プーリー11,12に亘り伝動ベルト1
3を巻回している。第1及び第2割プーリー11,12
は、入力軸9及び出力軸10にスプライン構造で固定さ
れるプーリー部分14、及び軸芯方向に移動自在なプー
リー部分15から構成されており、第2割プーリー12
の移動側のプーリー部分15はバネ16で固定側のプー
リー部分14側に付勢され、出力軸10側の負荷が大き
くなるのに比例して移動側のプーリー部分15を固定側
のプーリー部分14に押すカム機構17が設けられてい
る。
【0016】第1割プーリー11の移動側のプーリー部
分15にベアリングを介してリング部材18が外嵌さ
れ、リング部材18に固定された一対のピン18aが無
段変速装置3のケース側の凹部19に入り込んで、リン
グ部材18が回り止めされている。図3及び図2に示す
ように、円筒状のカム部材20がベアリングを介して入
力軸9に外嵌されて、直線状の底部20aと左右対象な
一対の傾斜面20bとで構成された凹部がカム部材20
に一対形成されており、リング部材18のピン18aの
ローラー18bが、カム部材20の一対の凹部に入り込
んでいる。
【0017】図2及び図3に示す状態は、第1割プーリ
ー11の移動側のプーリー部分15が固定側のプーリー
部分14から紙面左方に最も離れ、第2割プーリー12
の移動側のプーリー部分15が固定側のプーリー部分1
4に最も接近した最低速位置の状態である。この状態か
らカム部材20を右及び左に回転させると、傾斜面20
bを介してリング部材18及び第1割プーリー11の移
動側のプーリー部分15が、固定側のプーリー部分14
側に押し操作されて接近し、第1割プーリー11での伝
動ベルト13の巻回半径が大きくなっていく。これに伴
って第2割プーリー12の移動側のプーリー部分15
が、固定側のプーリー部分14から紙面右方に離れてい
くのであり、無段変速装置3が高速側に変速操作されて
いく。従って、カム部材20が無段変速装置3の変速部
として機能する。
【0018】次に、ベルト式の無段変速装置3及び前後
進切換装置の操作構造について説明する。図2及び図1
に示すように、無段変速装置3の外側においてカム部材
20の端部にボス部材21が固定され、ボス部材21に
扇型ギヤ22が固定されている。機体の固定部に電動モ
ータ23が固定され、平ギヤによる減速機構24が電動
モータ23に備えられており、減速機構24のピニオン
ギヤ24aが扇型ギヤ22に咬合している。ボス部材2
1にリング部材25が外嵌されており、リング部材25
に変速レバー26(変速操作具に相当)が支持されてい
る。
【0019】この変速レバー26は十字方向に揺動操作
自在で、図5に示すように、レバーガイドの前進変速用
ガイド溝44a、後進変速用ガイド溝44c及び、操作
状態切り換え用段差部分を形成する中間ガイド溝44b
の夫々に沿わせて揺動操作でき、前進変速用ガイド溝4
4a又は後進変速用ガイド溝44cにおいて、減速側操
作方向に沿って操作される際に、前進変速用ガイド溝4
4a・後進変速用ガイド溝44cの内縁kにおいて、走
行中立状態に対応する位置で変速レバー26が強制的に
受止め規制され、過剰操作によって前後逆方向の走行状
態に切換わることがないよう構成されている。
【0020】リング部材25のアーム25aのピン25
bが、扇型ギヤ22の開孔22aに入り込んでおり、ゴ
ム状の一対の感圧センサー27,28が、アーム25a
のピン25bを挟み込むように扇型ギヤ22に固定され
ている。前後進切換装置を前進位置・後進位置・中立停
止位置に切換操作する切換弁(図示せず)が備えられて
おり、扇型ギヤ22と切換弁とがプッシュプルワイヤ2
9及び融通機構30を介して連係されている。つまり、
変速レバー26が、図1において反時計周りである正転
側に操作されると、ピン25bが正転側の感圧センサー
27に接当して、正転側の感圧センサー27から検出信
号が出力されて、変速レバー26が正転側へ操作された
ことが検出される。又、変速レバー26が、図1におい
て時計周りである逆転側に操作されると、ピン25bが
逆転側の感圧センサー28に接当して、逆転側の感圧セ
ンサー28から検出信号が出力されて、変速レバー26
が逆転側へ操作されたことが検出される。
【0021】前記無段変速装置3側の固定壁43に、ポ
テンショメータ41を取付けるとともに、このポテンシ
ョメータ41から延びる揺動レバー42の先端側の横向
きピン42aを、前記扇型ギヤ22に形成した長孔22
bに挿通させることにより、ポテンショメータ41を無
段変速装置3の変速操作に伴って操作されるように装備
して、無段変速装置3の変速状態を検出可能に構成して
ある。ポテンショメータ41の検出値は、256段階に
A/D変換されて、後述の制御装置に31に読み込まれ
る。
【0022】電動モータ23を駆動する駆動回路は、図
6に示すように、制御装置31からの信号により励磁さ
れて、変速レバー26が図1において反時計周りである
正転側に揺動するように電動モータ23の回転方向が切
換操作される第1電磁リレー32と、変速レバー26が
図1において時計周りである逆転側に揺動するように電
動モータ23の回転方向が切換操作される第2電磁リレ
ー33とが備えられている。上記のように電動モータ2
3に通電される電流の方向を決定する第1,第2電磁リ
レー32,33はトランジスタ35,36により励磁駆
動され、電動モータ23に通電される電力は、後述のよ
うに制御装置31からパルス信号P1,P2’,P
2’’等を受けて作動するトランジスタ37によって制
御される。この他、後述する電動モータ23に供給する
保持電流A2の値を検出する為の基準抵抗器38及びそ
の基準抵抗器38の両端電圧を平滑化する平滑回路39
が備えられている。
【0023】ところで、本コンバインでは図6に示すよ
うに上限車速を設定する上限車速設定器51を設けると
ともに、車速オートスイッチ52(自動変速制御の実行
を指令する指令手段に相当)を設けて、前記変速装置3
を手動変速操作モードと自動変速制御モードとに切換え
可能に構成してある。尚、上限車速設定器51は、上限
車速を、例えば、高、中、低のように3段階に設定でき
るように構成してある。両モードにおいては手動変速操
作モードの方が優先で、自動変速制御モードにあるとき
に変速レバー26を変速操作すると、変速レバー26が
操作されたことが、感圧センサー27,28により検出
されて、手動変速操作モードに切換わるよう構成してあ
る。
【0024】前記自動変速制御モードにおいて、前記制
御装置31は、回転数センサ50の情報に基づいて、エ
ンジン1の負荷が目標負荷に維持されるべく変速装置3
を自動的に変速操作するよう構成してある。
【0025】説明すると、株元センサ47及び脱穀クラ
ッチスイッチ49が共にONになり、車速が0.1m/
secになる制御条件成立の場合のエンジン回転数X
を、エンジンの無負荷状態における基準回転数STとし
て設定して、予め記憶しておく。そして、前記基準回転
数STからのエンジン回転数Xのダウン量で定義される
エンジン負荷ST−Xが、予め設定された目標負荷(目
標ダウン量)に維持されるように、前記変速用電動モー
タ23を、その駆動パルス信号(P1)のパルス周期T
に対するON(出力)時間T’の比T’/T(以下、デ
ューティー比と呼ぶ)を変えながら、増速側あるいは減
速側に間欠的に駆動させる。
【0026】尚、前記エンジン負荷ST−Xと前記目標
負荷との差が大きいほど変速装置3を高速で変速操作す
るように、前記デューティー比は、前記エンジン負荷S
T−Xと前記目標負荷との差が大きくなるほど、大に設
定する。例えば、増速側では、500msecのパルス
周期Tに対して、ON時間T’を30〜120msec
の範囲で変更させて前記デューティー比を設定する。
又、減速側では、500msecのパルス周期Tに対し
て、ON時間T’を30〜110msecの範囲で変更
させて前記デューティー比を設定する。
【0027】次に、自動変速制御モードにおける制御装
置31の作動を、図7に示すフローチャートに基づいて
説明する。感圧センサ27,28がOFFのときは(ス
テップS101)、車速オートスイッチ52の状態を調
べ(ステップS102)、車速オートスイッチ52がO
Nのときは、制御作動の起動条件をチェックする(ステ
ップS103)。つまり、脱穀クラッチスイッチ49及
び株元センサ47がON、ポテンショメータ41が制御
実行用の変速状態を検出し、車速が0.1m/sec以
上で、エンジン回転数Xが500rpm以上の制御条件
が成立するか否かをチェックし、成立していれば、自動
変速制御を実行する。尚、制御実行用の変速状態は、ポ
テンショメータ41が、前進領域F(詳細は後述する)
における所定の設定範囲内に対応する検出値を示すこと
に基づいて検出するように構成してある。従って、ポテ
ンショメータ41が、前記設定範囲外に対応する検出値
を示すときは、制御停止用の変速状態を検出することに
なる。
【0028】自動変速制御では、エンジン回転数Xを検
出し、別の処理ルーチンで設定されて記憶されている前
記基準回転数STとの差であるエンジン負荷ST−Xが
目標負荷になっているかどうか調べる(ステップS10
4、ステップS105)。
【0029】エンジン負荷ST−Xが目標負荷よりも大
きく、車速センサ53にて検出される車速が予め設定さ
れた自動変速時最低車速以上で、且つ、ポテンショメー
タ41の検出値が前記前進領域Fにおいて設定された下
限設定値かそれよりも高速側のときは、前記デューティ
ー比の設定処理をして減速操作し、車速センサ53にて
検出される車速が前記自動変速時最低車速より小さいと
き、又は、ポテンショメータ41の検出値が前記下限設
定値よりも低速側のときは、制御装置31から後述する
前進側(正転側)のパルス信号P2’’が出力される
(ステップS106〜S110)。従って、車速センサ
53にて検出される車速が前記自動変速時最低車速より
小さいとき、又は、ポテンショメータ41の検出値が前
記下限設定値よりも低速側のときは、変速レバー26及
び無段変速装置3がそのときの操作位置(変速位置)に
保持される。
【0030】尚、前記自動変速時最低車速は、例えば、
0.3m/secに設定し、前記下限設定値は、例え
ば、後述する中立領域Nにおける前進領域F側端部の値
に20ポイント加算した値に設定する。
【0031】エンジン負荷ST−Xが目標負荷よりも小
さくて車速が車速上限にないと、前記デューティー比の
設定処理をして増速操作する(ステップS111,S1
12,S113)。
【0032】目標負荷に対する不感帯内であれば適正負
荷状態として変速操作を停止する(ステップS11
4)。感圧センサー27,28がONであるか、車速オ
ートスイッチ52がOFF状態であれば、手動変速モー
ドである(ステップS200)。又、車速オートスイッ
チ52がON状態であっても、前記制御条件が成立して
いなければ、手動変速モードである。
【0033】従って、制御装置31により、車速制御手
段31A、及び、牽制手段31Bを構成し、牽制手段3
1Bは、ポテンショメータ41の検出値に基づいて、前
記牽制制御を実行するように構成してある。
【0034】次に、手動変速操作モード(ステップS2
00)における変速レバー26によるベルト式の無段変
速装置3及び前後進切換装置の操作について、図7,図
8,図9,図10に基づいて説明する。変速レバー26
を中立停止領域Nの一端から前進側の範囲に操作してい
ると、プッシュプルワイヤ29及び切換弁により、前後
進切換装置が前進位置に操作されており、変速レバー2
6を中立停止位置Nから後進側の範囲に操作している
と、プッシュプルワイヤ29及び切換弁により、前後進
切換装置が後進位置に操作されている。
【0035】〔1〕図外の指令スイッチによりレバー位
置記憶処理が指示されていると、変速レバー26を中立
位置nから前進上限位置・後進上限位置まで揺動操作し
て、変速レバー26の位置と、ポテンショメータ41が
示す値(0〜255ポイント)とを対応させ、制御装置
31に記憶させる(ステップS2,S3)。詳しくは図
5に示すように、前記変速レバー26の揺動範囲を、前
記中立領域Nと、この中立領域Nを挟む前進領域F・後
進領域Rとに区分けするとともに、さらに前記中立領域
Nを、その中央の中立位置nの両側のいきすぎ領域Na
(中立領域N内の設定領域である)と、このいきすぎ領
域Naの両側に間隔を空けて位置する一対の発進領域N
b(発進直前に変速レバー26が位置する設定領域であ
る)とに区分けし、ポテンショメータ41が示す値を各
領域ごとに割り当てる。
【0036】〔2〕変速レバー26を、図1において反
時計周りである正転側(又は逆転側)に操作し始める
と、ピン25bが正転側の感圧センサー27(又は逆転
側の感圧センサー28)に接当して(ステップS4,S
5)、正転側の感圧センサー27(又は逆転側の感圧セ
ンサー28)から信号が制御装置31に入力される。正
転側の感圧センサー27(又は逆転側の感圧センサー2
8)による検出時点が変速レバー26の逆転作動後(又
は正転作動後)の第1設定時間T1(例えば200ms
ec(ミリ秒))内になく(ステップS6,S21)、
変速レバー26が前進上限位置(又は後進上限位置)に
ないと(ステップS7,S22)、制御装置31から図
11に示すような正転側(又は逆転側)のパルス信号P
1が出力され、パルス信号P1に応じた正転側(又は逆
転側)の操作電流A1が電動モータ23に出力されて高
速正転(又は高速逆転)し(ステップS8,S23)、
電動モータ23から変速レバー26に正転側(又は逆転
側)に沿ったアシスト力が与えられる。
【0037】つまり前進領域Fにおいて変速レバー26
を正転側に操作すると、電動モータ23から正転側にア
シスト力が与えられて、無段変速装置3が増速側に変速
操作されるのであり、変速レバー26を逆転側に操作す
ると、電動モータ23から逆転側にアシスト力が与えら
れて、無段変速装置3が減速側に変速操作される。逆に
後進領域Rにおいて、変速レバー26を逆転側に操作す
ると、電動モータ23から逆転側にアシスト力が与えら
れて、無段変速装置3が増速側に変速操作されるのであ
り、変速レバー26を正転側に操作すると、電動モータ
23から正転側にアシスト力が与えられて、無段変速装
置3が減速側に変速操作される。この場合、図11に示
すように、駆動パルス信号(前記P1)の前記デューテ
ィー比は、1.0に設定されているので、電動モータ2
3は連続的に駆動される状態となっている。
【0038】〔3〕上記〔2〕において正転側の感圧セ
ンサー27(又は逆転側の感圧センサー28)による検
出時点が、変速レバー26の逆転作動後(正転作動後)
の第1設定時間T1(200msec)内にあったとす
る(ステップS6,S21)。この場合、ポテンショメ
ータ41が、中立状態又は中立に近い状態(つまり、中
立領域N内のいきすぎ領域Na内に変速レバー26が位
置していること)を検出すると(ステップS9,S2
4)、正転側の感圧センサー27(又は逆転側の感圧セ
ンサー28)による変速レバー26の増速側への作動の
検出がなくなるべく、第2設定時間T2だけ電動モータ
23が微速正転(又は微速逆転する(ステップS10,
S11,S25,S26)。これにより変速レバー26
のハンチング動作が抑制される。
【0039】〔4〕ポテンショメータ41が中立状態又
は中立に近い状態を検出せず(ステップS9,S2
4)、変速レバー26の逆転作動後(又は正転作動
後)、第1設定時間T1経過しており(ステップS1
2,S27)、変速レバー26が前進上限位置(後進上
限位置)にないと(ステップS7,S22)、制御装置
31から前記パルス信号P1が出力されて、操作電流A
1が電動モータ23に出力され、電動モータ23から変
速レバー26に前述のアシスト力が与えられる。
【0040】〔5〕ポテンショメータ41が中立状態又
は中立に近い状態を検出せず、減速作動後、第1設定時
間T1経過していないとスタート地点に戻る(ステップ
S12,S27)。
【0041】〔6〕次に変速レバー26の操作を止める
と、正転側及び逆転側の感圧センサー27,28の信号
が停止する(ステップS4,S5)。この場合、前進領
域Fの高速範囲F1において(ステップS14)、変速
レバー26の操作を止めると、制御装置31から図11
に示すような前進側(正転側)のパルス信号P2’が出
力される。このパルス信号P2’において、一つの周期
Tでの出力時間T’と停止時間T’’との比(T’/
T’’)が充分に小さい値に設定されているので、正転
側の所定値B’の保持電流A2’(前述の操作電流A1
よりも充分に小さい)が、電動モータ23に出力される
(ステップS15)。上記〔4〕において、変速レバー
26が前進上限位置にあるときも、同様に前記保持電流
A2’が、電動モータ23に出力される。
【0042】前進領域Fの低速範囲F2において(ステ
ップS14)、変速レバー26の操作を止めると、制御
装置31からから図11に示すような前進側(正転側)
のパルス信号P2’’が出力される。このパルス信号P
2’’において、前記の比T’/T’’が前記P2’に
おけるT’/T’’よりも小さい値に設定されているの
で、正転側の所定値B’’の保持電流A2’’(前述の
保持電流A2’よりも小さい)が、電動モータ23に出
力される(ステップS16)。
【0043】後進領域Rにおいて(ステップS13)、
変速レバー26の操作を止めると、制御装置31から図
11に示すような逆転側のパルス信号P2’’が出力さ
れ、前記保持電流A2’’が、電動モータ23に出力さ
れる(ステップS17)。上記〔4〕において、変速レ
バー26が後進上限位置にあるときも、同様に前記保持
電流A2’’が、電動モータ23に出力される。
【0044】図2に示すベルト式の無段変速装置3は、
伝動ベルト13の張力により中立停止領域N側に戻ろう
としているので、ステップS15,S16,S17での
電動モータ23の正転側(又は逆転側)の小さなアシス
ト力と、無段変速装置3の前述の中立停止領域N側への
復帰付勢力とが釣り合って、変速レバー26及び無段変
速装置3がその操作位置(変速位置)に保持される。
【0045】この場合に、どれだけの値の正転側(又は
逆転側)の保持電流A2を電動モータ23に供給する
と、変速レバー26及び無段変速装置3が保持されるの
かが実験等により事前に把握されており、その保持電流
A2’,A2’’の値が所定値B’,B’’である。電
動モータ23に供給される正転側(又は逆転側)の保持
電流A2’,A2’’において、図11に示すように所
定値B’,B’’を含む小範囲C内の保持電流A2’,
A2’’のみの値が(小範囲Cから外れた保持電流A
2’,A2’’の値は無視される)、フィードバックさ
れて検出されており、正転側(又は逆転側)の保持電流
A2’,A2’’が所定値B’,B’’に維持されるよ
うに、パルス信号P2’,P2’’における出力時間
T’と停止時間T’’との比(T’/T’’)が、制御
装置31によって自動的に変更操作される。
【0046】変速レバー26が中立停止領域Nに操作さ
れ、発進領域Nbで増速作動後第3設定時間T3(例え
ば200msec)内にあると(ステップS18)、電
動モータ23への操作電流A1(保持電流A2)の供給
系が遮断された状態に設定され、電動モータ23が空転
状態となる(ステップS19)。電動モータ23の空転
状態は、図6に示す第1電磁リレー32及び第2電磁リ
レー33のいずれか一方を励磁し、トランジスタ37に
パルス信号P1,P2’,P2’’を出力しないことに
よって設定する。ベルト無段変速装置は一般に中立領域
Nが広くて、増速操作してから発進するまでに少し時間
がかかるが、上記のように電動モータ23を空転させる
ことで、操縦者に円滑に発進する印象を与えることがで
きる。
【0047】変速レバー26が中立停止領域Nに操作さ
れ、発進領域Nbで増速作動後前記第3設定時間T3内
にないと(ステップS18)、電動モータ23への操作
電流A1(保持電流A2’,A2’’)の供給系が短絡
された状態に設定される(ステップS20)。これは図
6に示す第1電磁リレー32及び第2電磁リレー33を
切り状態として、電動モータ23の端子23a,23b
を接地させて、短絡された状態とする。
【0048】〔別実施形態〕次に、別実施形態を説明す
る。 (イ) ポテンショメータ41にて、無段変速装置3の
変速状態に応じて位置が変位する部材の位置を検出する
ことにより、無段変速装置3の変速状態を検出する構成
において、無段変速装置3の変速状態に応じて位置が変
位する部材として、上記実施形態において例示した扇型
ギア22以外に、種々の部材が適用可能であり、例え
ば、カム部材20を適用してもよい。カム部材20の場
合は、その軸芯の回動角度を検出するようにすればよ
い。
【0049】(ロ) 前記自動変速時最低車速の具体的
な値、及び、前記下限設定値の具体的な値夫々は、上記
実施形態において例示した値に限定されるものではな
く、適宜変更可能である。
【0050】(ハ) 上記実施形態では、エンジン1に
対する負荷をその回転数に基づいて検出するようにした
場合を例示したが、例えば、エンジン1のトルク等に基
づいて検出するようにしてもよく、エンジン負荷検出手
段50の具体構成は各種変更できる。
【0051】(ニ) 電動モータ23に代えて、例え
ば、油圧モータやエンジンの駆動力を用いた駆動機構を
適用できる。
【0052】(ホ) 上記実施形態では、無段変速装置
としてベルト式無段変速装置の場合を例示したが、これ
に限定されるものではなく、変速操作具の人為操作に基
づいて正逆に作動され、駆動操作手段にて作動が補助さ
れる構成であればよく、例えば、静油圧式無段変速装置
の変速操作部等、その他の無段変速装置であっても本発
明は適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無段変速装置、変速レバー及び電動モータ付近
の側面図
【図2】無段変速装置の縦断背面図
【図3】無段変速装置における変速操作用のカム部材の
平面図
【図4】コンバインの伝動系を示す概略図
【図5】レバーガイドを示す図
【図6】電動モータの制御回路系を示す図
【図7】変速レバーによる変速操作時の制御の流れを示
す図
【図8】変速レバーによる変速操作時の制御の流れを示
す図
【図9】変速レバーによる変速操作時の制御の流れを示
す図
【図10】変速レバーによる変速操作時の制御の流れを
示す図
【図11】パルス信号、電動モータに供給される操作電
流及び保持電流の状態を示す図
【符号の説明】
1 エンジン 3 無段変速装置 8 刈取装置 20 変速部 26 変速操作具 31A 車速制御手段 31B 牽制手段 41 ポテンショメータ 45 伝動機構 46 脱穀装置 47 穀稈検出手段 49 切り換え状態検出手段 50 エンジン負荷検出手段 52 指令手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F16H 59:14 F16H 59:14 63:06 63:06 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48 F16H 9/00 A01D 69/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人為的に正逆操作される変速操作具が、
    走行用の無段変速装置の変速部に機械的に連動連結さ
    れ、 エンジンの負荷を検出するエンジン負荷検出手段と、 そのエンジン負荷検出手段の検出情報に基づいて、前記
    エンジンの負荷が設定された目標負荷に維持されるよう
    に前記無段変速装置を自動変速操作する自動変速制御を
    実行する車速制御手段と、 その車速制御手段に対して前記自動変速制御の実行を指
    令する指令手段と、 前記無段変速装置の変速状態を検出する変速状態検出手
    段と、 前記指令手段による前記自動変速制御の実行指令にかか
    わらず、前記変速状態検出手段が制御停止用の変速状態
    を検出するときには、前記車速制御手段による前記自動
    変速制御の実行を牽制する牽制制御を実行する牽制手段
    が設けられた作業車の車速制御装置であって、 前記変速状態検出手段として、前記無段変速装置の変速
    操作に伴って操作されるように装備されるポテンショメ
    ータが設けられ、 前記牽制手段は、前記ポテンショメータの検出値に基づ
    いて、前記牽制制御を実行するように構成され 前記エンジンにて駆動される脱穀装置及び刈取装置が設
    けられ、 前記エンジンからの動力が前記脱穀装置に伝動される伝
    動状態と動力伝動が解除される解除状態とに切り換え自
    在な伝動機構と、 その伝動機構の切り換え状態を検出する切り換え状態検
    出手段と、 前記刈取装置にて刈り取られる植立穀稈を検出する穀稈
    検出手段が設けられ、 前記牽制手段は、前記切り換え状態検出手段にて前記解
    除状態が検出されるとき、及び、前記穀稈検出手段にて
    植立穀稈が検出されないときにも、前記牽制制御を実行
    するように構成されている 作業車の車速制御装置。
  2. 【請求項2】 人為的に正逆操作される変速操作具が、
    走行用の無段変速装置の変速部に機械的に連動連結さ
    れ、 エンジンの負荷を検出するエンジン負荷検出手段と、 そのエンジン負荷検出手段の検出情報に基づいて、前記
    エンジンの負荷が設定 された目標負荷に維持されるよう
    に前記無段変速装置を自動変速操作する自動変速制御を
    実行する車速制御手段と、 その車速制御手段に対して前記自動変速制御の実行を指
    令する指令手段と、 前記無段変速装置の変速状態を検出する変速状態検出手
    段と、 前記指令手段による前記自動変速制御の実行指令にかか
    わらず、前記変速状態検出手段が制御停止用の変速状態
    を検出するときには、前記車速制御手段による前記自動
    変速制御の実行を牽制する牽制制御を実行する牽制手段
    が設けられた作業車の車速制御装置であって、 前記変速状態検出手段として、前記無段変速装置の変速
    操作に伴って操作されるように装備されるポテンショメ
    ータが設けられ、 前記牽制手段は、前記ポテンショメータの検出値に基づ
    いて、前記牽制制御を実行するように構成され、 前記車速制御手段は、減速側への前記自動変速制御を実
    行中に、前記ポテンショメータの検出値が、停車状態に
    対応する値よりも高速側の下限設定値に達すると、前記
    エンジン負荷検出手段にて前記目標負荷が検出されるま
    では、前記自動変速制御を中断して、前記下限設定値を
    維持するように前記無段変速装置を操作するように構成
    されている 作業車の車速制御装置。
  3. 【請求項3】 人為的に正逆操作される変速操作具が、
    走行用の無段変速装置の変速部に機械的に連動連結さ
    れ、 エンジンの負荷を検出するエンジン負荷検出手段と、 そのエンジン負荷検出手段の検出情報に基づいて、前記
    エンジンの負荷が設定された目標負荷に維持されるよう
    に前記無段変速装置を自動変速操作する自動変速制御を
    実行する車速制御手段と、 その車速制御手段に対して前記自動変速制御の実行を指
    令する指令手段と、 前記無段変速装置の変速状態を検出する変速状態検出手
    段と、 前記指令手段による前記自動変速制御の実行指令にかか
    わらず、前記変速状態検出手段が制御停止用の変速状態
    を検出するときには、前記車速制御手段による前記自動
    変速制御の実行を牽制する牽制制御を実行する牽制手段
    が設けられた作業車の車速制御装置であって、 前記変速状態検出手段として、前記無段変速装置の変速
    操作に伴って操作されるように装備されるポテンショメ
    ータが設けられ、 前記牽制手段は、前記ポテンショメータの検出値に基づ
    いて、前記牽制制御を実行するように構成され、 前記エンジンにて駆動される脱穀装置及び刈取装置が設
    けられ、 前記エンジンからの動力が前記脱穀装置に伝動される伝
    動状態と動力伝動が解除される解除状態とに切り換え自
    在な伝動機構と、 その伝動機構の切り換え状態を検出する切り換え状態検
    出手段と、 前記刈取装置にて刈り取られる植立穀稈を検出する穀稈
    検出手段が設けられ、 前記牽制手段は、前記切り換え状態検出手段にて前記解
    除状態が検出されるとき、及び、前記穀稈検出手段にて
    植立穀稈が検出されないときにも、前記牽制制御を実行
    するように構成され、 前記車速制御手段は、減速側への前記自動変速制御を実
    行中に、前記ポテンショメータの検出値が、停車状態に
    対応する値よりも高速側の下限設定値に達すると、前記
    エンジン負荷検出手段にて前記目標負荷が検出されるま
    では、前記自動変速制御を中断して、前記下限設定値を
    維持するように前記無段変速装置を操作するように構成
    されている作業車の車速制御装置。
  4. 【請求項4】 前記無段変速装置がベルト式の無段変速
    装置である請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業車
    の車速制御装置。
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