JP3340839B2 - 病原菌防除効果を有する芝草用の微生物資材 - Google Patents

病原菌防除効果を有する芝草用の微生物資材

Info

Publication number
JP3340839B2
JP3340839B2 JP07289994A JP7289994A JP3340839B2 JP 3340839 B2 JP3340839 B2 JP 3340839B2 JP 07289994 A JP07289994 A JP 07289994A JP 7289994 A JP7289994 A JP 7289994A JP 3340839 B2 JP3340839 B2 JP 3340839B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turfgrass
streptomyces
microbial material
weight
actinomycetes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07289994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06327356A (ja
Inventor
究 椎葉
健 神前
憲三 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Seifun Group Inc
Original Assignee
Nisshin Seifun Group Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Seifun Group Inc filed Critical Nisshin Seifun Group Inc
Priority to JP07289994A priority Critical patent/JP3340839B2/ja
Publication of JPH06327356A publication Critical patent/JPH06327356A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3340839B2 publication Critical patent/JP3340839B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芝草病原菌に対して防
除効果を有する微生物資材に関する。具体的には、ピシ
ウム・アファニデルマータム(Pythium aphanidermatu
m)やピシウム・バンタプーリ(Pythium vanterpooli
等のピシウム属、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia
solani)等のリゾクトニア属、スクレロチニア・ホモエ
オカルパ(Sclerotinia homoeocarpa)等のスクレロチ
ニア属の芝草病原菌に対して特に高い防除効果を有する
芝草用微生物資材に関する。
【0002】
【従来の技術】コウライシバ、ノシバ、ベントグラス、
ペレニアルライグラス等の芝草およびその近縁の植物
は、ピシウム属、リゾクトニア属、スクレロチニア属な
どの芝草病原菌の感染によって“赤焼病”“春はげ
症”、“ラージパッチ”、“ブラウンパッチ”、“ダラ
ースポット”等の被害を受けて枯死したり褐変すること
が多い。これらの病原菌は一般に土壌中に存在し、しか
もその感染力が強いことから、ゴルフ場等ではその防除
に苦心しているのが現状である。
【0003】上記の病原菌防除対策としては、従来、薬
剤を散布する方法、病原菌に対して抵抗性のある品種を
選んで植える方法等が行われており、特に薬剤散布が汎
用されてきた。しかしながら、薬剤を散布する方法は、
ヒトや他の生物の体内への薬剤の蓄積や残留、刺激臭、
河川や地下水への薬剤の流入や浸込み、生態系の破壊等
の自然環境の破壊や汚染等を生じており、大きな社会問
題になっている。また、病原菌に抵抗性のある品種を選
んで生育させる方法では、生育する植物の品種が限定さ
れてしまい、しかも生育環境や土壌が必ずしもその品種
に適合しない場合が多々あるという問題がある。また、
病原菌に抵抗性のある品種であっても、その抵抗性が比
較的短期間(通常2〜3年)で消失してしまう場合が多
い。
【0004】さらに、近年、病原菌に対して拮抗性を有
する他の微生物を使用する方法が、主としてタバコ、ナ
ス、ピーマン、トマト等のナス科の植物等に対して知ら
れているが(例えば特開昭64−16579号公報、特
公平1−23094号公報等)、芝草の病原菌に対して
有効な拮抗性微生物はこれまであまり知られていない。
【0005】また、フミン酸を含む腐植酸が土壌改良剤
としての効果を有することは従来から知られており、腐
植酸を直接畑地土壌に散布したり堆肥に混合して散布す
ることが行われ、また腐植酸を担持させた担体にバチル
ス属菌や放線菌の培養物を配合して土壌改良剤として用
いることも提案されている(特開昭58−208191
号公報)。しかしながら、いずれの場合も土壌改良剤と
しての効果を発揮させるためには、多量のフミン酸を使
用しなければならず、多量のフミン酸を使用した場合に
は土壌中に元々含まれる微生物が異常繁殖して特定の病
原菌に対する防除効果が失われるという欠点がある。
【0006】
【発明の内容】上記の点から、本発明者らは、薬剤によ
らずに、且つ土壌中に元々含まれる微生物の異常繁殖等
を招くことなく、芝草病原菌を持続して安定な状態で防
除することのできる芝草病原菌の防除資材を得ることを
目的として種々の研究を行ってきた。そしてそのような
研究の一環として芝草病原菌の防除に有効な微生物を探
したところストレプトミセス属放線菌が有効であること
が判明した。そこで、そのような発見に基づいて更に研
究を進めたところ、少量のフミン酸、およびアラビノキ
シランを5%以上含有する有機質肥料と共に、ストレプ
トミセス属放線菌を微生物資材の乾物重量1g当たり1
8個以上での割合で含有する微生物資材が、芝草病原
菌の防除に対して極めて高い効果を有することを見出し
た。更に、本発明者らは、かかる微生物資材を顆粒など
の粒状にした場合には、その防除効果を維持しながら長
期間保存できることを見出した。
【0007】したがって、本発明は、アラビノキシラン
を5重量%以上含有する有機質肥料およびフミン酸と共
に、ストレプトミセス属放線菌を微生物資材の乾物重量
1g当たり108個以上含有することを特徴とする芝草
用の微生物資材である。そして、本発明は、粒状を有す
る上記の芝草用の微生物資材をその好ましい態様として
包含する。
【0008】本発明で用いるアラビノキシランを含有す
る有機質肥料としては、小麦フスマ(アラビノキシラン
含量;通常約30〜40重量%)、米ヌカ(同約35〜
45重量%)、トウモロコシ外皮(同約35〜45重量
%)などのアラビノキシランを5重量%以上、好ましく
は20重量%以上含有する穀類の糟糠類から主としてな
る有機質原料を発酵させて製造した有機質肥料を用いる
のがよい。限定されるものではないが、この有機質肥料
は、アラビノキシランを含有する上記した有機質原料を
その水分含量を約35〜50℃に調節して約20〜40
℃の雰囲気温度下に約7〜30日間発酵させることによ
り製造することができる。アラビノキシランを5重量%
以上含有する有機質肥料は、滅菌処理を施してまたは滅
菌せずに本発明の芝草用の微生物資材の製造に使用する
ことができる。
【0009】本発明では、芝草用の微生物資材に使用す
る有機質肥料としてアラビノキシランを5重量%以上含
有する有機資材からなる肥料を使用することが重要であ
り、アラビノキシランを含有しない例えばオガクズなど
から得られた有機質肥料を使用した場合には、芝草用の
微生物資材に対して防除効果のある微生物資材を得るこ
とができない。
【0010】そして、本発明の芝草用の微生物資材で
は、アラビノキシランを5重量%以上含有する有機質肥
料を、芝草用の微生物資材の重量に基づいて、乾物換算
で15重量%以上含有するのが芝草病原菌に対する拮抗
性などの点から好ましく、15〜35重量%の割合で含
有するのがより好ましい。
【0011】また、本発明で用いるフミン酸としては、
石炭化度の低い泥炭、亜炭などの若年炭類に含まれるア
ルカリ可溶の不定形高分子有機酸であればいずれでもよ
く、人工物であっても天然物であってもよい。また、人
工フミン酸の原料である若年炭を微粉砕し、硝酸で酸化
分解して得られたニトロフミン酸およびその塩類も使用
することができる。そして、本発明の芝草用の微生物資
材は、フミン酸を、芝草用の微生物資材の重量に基づい
て、乾物換算で0.5〜4重量%の割合で含有するのが
好ましい。フミン酸の含有量が0.5重量%未満である
と芝草病原菌に対する防除効果が低くなり、一方4重量
%を超えると本発明の芝草用の微生物資材の適性量を芝
草に散布したときに、フミン酸の散布量が過剰になり土
壌中の微生物の異常繁殖を招き易くなる。
【0012】上記したように、フミン酸を土壌改良剤と
して用いる従来技術ではフミン酸の散布量は一般に土壌
1m2当たり50〜1000g程度であってその散布量
が著しく多く土壌中の微生物の異常繁殖を招くが、フミ
ン酸を上記した0.5〜4重量%の好ましい割合で配合
した本発明の芝草用微生物資材の場合は、その適性量を
芝草に散布したときに1m2当たりのフミン酸の散布量
が30g以下となり、土壌中の微生物の異常繁殖を生ず
ることなく、ストレプトミセス属放線菌、アラビノキシ
ランを含有する有機質肥料などの効果と相俟って、フミ
ン酸本来の持つ効果を充分に発揮させることができる。
【0013】そして、本発明で用いるストレプトミセス
属放線菌としては、例えばストレプトミセス・ヘイミ
Streptmyces heimi)、ストレプトミセス・フラベオ
ラス(Streptmyces flaveolus)、ストレプトミセス・
ミシオネンシス(Streptmyces misionensis)、ストレ
プトミセス・セリカラー(Streptmyces coelicolor)、
ストレプトミセス・グリセウス(Streptmyces griseu
s)、ストレプトミセス・アルブラス(Streptmyces alb
ulus)、ストレプトミセス・グリセオフスカス(Strept
myces griseofuscus)等を挙げることができ、これらの
菌は単独で使用してもまたは互いに悪影響を及ぼさない
限りは2種以上を併用してもよい。こられのストレプト
ミセス属放線菌は、いずれも財団法人発酵研究所から、
順にISP 5328、5061、5306、5154、5233、5236、1519
1、5492として凍結乾燥状態で分譲を受けることができ
る。
【0014】本発明の芝草用微生物資材では、最終的に
得られる微生物資材におけるストレプトミセス属放線菌
の数が、微生物資材の乾物換算1g当たり108個以上
になる限りは、ストレプトミセス属放線菌の培養した湿
菌体またはその湿菌体を更に増殖させて得られた固体培
養物のいずれもが使用でき、これらの菌体をアラビノキ
シランを含有する有機質肥料およびフミン酸と混合して
本発明の芝草用の微生物資材を得ることができる。その
うちでも、ストレプトミセス属放線菌を芝草用の微生物
資材の乾物換算1g当たり108個以上の割合で多量に
且つ安定して芝草用の微生物資材中に含ませるために
は、ストレプトミセス属放線菌を増殖して固体培養物の
形態にし、その固体培養物をフミン酸やアラビノキシラ
ンを含有する有機質肥料などの成分と混合するのがよ
い。その場合に、ストレプトミセス属放線菌の固体培養
物は、限定されるものではないが、ストレプトミセス属
放線菌を液体培養した後、滅菌した堆肥などと混合して
更に培養することによって得ることができる。
【0015】より具体的には、ストレプトミセス属放線
菌の固体培養物は、例えばストレプトミセス属放線菌を
グルコース・スターチ・ソイフラワー培地やその他の滅
菌した放線菌用の液体培地を使用して約25〜30℃の
温度で約1〜3日間程度培養して増殖させ、必要により
この操作を繰り返し、増殖した放線菌を集菌してそれを
滅菌した堆肥と混合して室温で3〜5日間程度培養する
ことにより得ることができる。そして、ストレプトミセ
ス属放線菌の固体培養物の調製に当たっては、ストレプ
トミセス属放線菌の湿菌体1重量部に対して滅菌した堆
肥を約5〜8重量部程度使用するのがよい。
【0016】ストレプトミセス属放線菌の固体培養物を
製造する際に用いる滅菌した堆肥としては、例えば有機
質成分から主としてなる堆肥用原料を水分含量35〜4
5%に調整して25〜30℃の温度で7〜30日程度発
酵させた後、100〜120℃で加熱処理して滅菌する
ことにより得られたものを挙げるできる。ストレプトミ
セス属放線菌の固体培養物の製造に用いる堆肥用原料と
してはアラビノキシランを多く含む小麦フスマ、米ヌ
カ、トウモロコシ外皮などを用いるのが好ましい。特
に、本発明の芝草用の微生物資材を得るのに用いるアラ
ビノキシランを5重量%以上含有する有機質肥料の一部
を取り分け、それをその取り分け前または取り分け後に
滅菌処理して、ストレプトミセス属放線菌の固体培養物
を製造する際の堆肥として用いるのが、芝草病原菌に対
して拮抗性の高いストレプトミセス属放線菌を得る上で
望ましく、しかもストレプトミセス属放線菌の増殖と本
発明の芝草用の微生物資材の製造に際して共通の原料を
用いることができ便利である。
【0017】そして、本発明の芝草用の微生物資材で
は、芝草用の微生物資材の重量に基づいて、乾物換算で
ストレプトミセス属放線菌培養物(固体培養物として)
5〜25重量%、好ましくは15〜20重量%で含有さ
せるのが好ましい。ストレプトミセス属放線菌培養物の
含有量をそのようにすることによって、最終的に得られ
る芝草用の微生物資材におけるストレプトミセス属放線
菌の数を芝草用の微生物資材の乾物換算1g当たり10
8個以上とすることができ、芝草病原菌に対して拮抗性
の高い微生物資材を得ることができる。
【0018】また、必須ではないが、芝草用の微生物資
材に用いるアラビノキシランを5重量%以上含有する有
機質肥料の製造時、ストレプトミセス属放線菌の固体培
養物を調製するのに用いる滅菌した堆肥の製造時、並び
にフミン酸、アラビノキシランを5重量%以上含有する
有機質肥料およびストレプトミセス属放線菌を混合して
本発明の芝草用の微生物資材を製造する際のいずれか1
つまたは2つ以上の段階において、バーミキュライト、
ゼオライト、大谷石のような吸着性鉱物材料(特に粉状
物や粒状物)、木炭や活性炭等の炭類等の多孔質または
吸着性成分(以下これらの吸着性鉱物材料、多孔質また
は吸着性成分を総称して「多孔性/吸着性無機物質」と
いう)の1種または2種以上を使用するのが好ましい。
例えば、有機質肥料の製造を多孔性/吸着性無機物質の
配合下に行うと発酵が促進されて、有機質肥料を短期間
に円滑に得ることができる。また、ストレプトミセス属
放線菌の固体培養物の製造を多孔性/吸着性無機物質の
存在下に行うと、ストレプトミセス属放線菌が多孔性/
吸着性無機物質に担持されて増殖され、ストレプトミセ
ス属放線菌を多量に含む固体培養物を得ることができ
る。
【0019】そして、上記したいずれかの段階で多孔性
/吸着性無機物質を使用する場合は、最終的に得られる
本発明の芝草用の微生物資材中における多孔性/吸着性
無機物質の含有量が、芝草用の微生物資材の重量に基づ
いて、乾物換算で80重量%以下となるような量で用い
るのが好ましく、40〜80重量%がより好ましい。そ
して、芝草用の微生物資材の製造に用いるアラビノキシ
ランを5重量%以上含有する有機質肥料およびストレプ
トミセス属放線菌培養物中における多孔性/吸着性無機
物質の合計含有量が既に60重量%〜80重量%になっ
ている場合は、多孔性/吸着性無機物質を含有する有機
質肥料およびストレプトミセス属放線菌培養物にフミン
酸を加えて、適量の水を添加してゆるく混合し撹拌する
だけで、粒状(通常顆粒状)をなした本発明の芝草用の
微生物資材が得られる。
【0020】また、芝草用の微生物資材の製造に用いる
アラビノキシランを5重量%以上含有する有機質肥料お
よびストレプトミセス属放線菌培養物中における多孔性
/吸着性無機物質の合計含有量が60重量%未満の場合
は、そのような有機質肥料、ストレプトミセス属放線菌
培養物およびフミン酸を混合して得られる本発明の芝草
用の微生物資材は粉末状であり粒状となっていない。こ
の粉末状の芝草用の微生物資材はそのまま用いてもよい
が、粒状の芝草用の微生物資材を得たいときは、最終的
に得られる微生物資材中の多孔性/吸着性無機物質の含
有量が60〜80重量%になるように、不足分の多孔性
/吸着性無機物質を、アラビノキシランを5重量%以上
含有する有機質肥料、フミン酸およびをストレプトミセ
ス属放線菌培養物の混合時に適量の水と共に混合して撹
拌することにより粒状(通常顆粒状)の芝草用の微生物
資材を得ることができる。その場合に、不足分の多孔性
/吸着性無機物質の代わりに、それとほぼ同量のガラス
ビーズ、小石などの微小な無機固体(芯物質)をアラビ
ノキシランを5重量%以上含有する有機質肥料、フミン
酸およびストレプトミセス属放線菌培養物と混合して適
量の水を加えて混合・撹拌しても粒状の本発明の芝草用
の微生物資材を得ることができる。そして、多孔性/吸
着性無機物質および/またはその他の無機固体(芯物
質)として粒径が0.3〜2.0mmのものを用いた場
合は、芝草用の微生物資材の粒状化を円滑に行うことが
できる。
【0021】粒状にした本発明の芝草用の微生物資材は
湿潤状態でも粒状を呈するのでそのまま微生物資材とし
て芝草に使用できるが、乾燥することによってその粒状
形態が安定して流動性が増して取り扱い性が一層良好に
なり、しかも芝草病原菌に対する拮抗性を維持した状態
で長期保存が可能になる。
【0022】そして、本発明の芝草用の微生物資材は、
上記したアラビノキシランを5重量%以上含有する有機
質肥料、フミン酸、ストレプトミセス属放線菌、並びに
必要に応じて上記した多孔性/吸着性無機物質および/
またはガラスビーズや小石などの無機固体に、更に水を
加えて混合物の水分含量を約30〜40重量%に調整
し、これをミキサーなどを用いて通常10〜30分程度
ゆるく混合・撹拌し、次いで約25〜30℃の温度に放
置してストレプトミセス属放線菌を選択的に増殖させる
方法により得ることができる。
【0023】その場合に各成分の割合は、上記したよう
に、芝草用微生物資材の重量に基づいて、乾物換算で、
フミン酸が0.5〜4重量%、アラビノキシランを5重
量%以上含有する有機質肥料が15重量%以上(好まし
くは15〜35重量%)、ストレプトミセス属放線菌の
固体培養物が5〜25重量%、そして好ましくは多孔性
/吸着性無機物質を40〜80重量%なるようにすると
よい。混合・撹拌後の放置期間としては、芝草用微生物
資材の乾物換算1g当たりストレプトミセス属放線菌が
108個以上含まれるようになるまでの期間とするのが
よく、通常上記した約25〜30℃の温度の場合は約2
〜3日間放置することによって、ストレプトミセス属放
線菌の数を108個以上にすることができる。得られた
微生物資材はそのまま芝草用微生物資材として使用して
も、または必要に応じてストレプトミセス属放線菌が死
滅しないような条件下で乾燥して芝草用微生物資材とし
て用いてもよい。乾燥は手段等は特に限定されず、例え
ば天日乾燥などを採用すると経済的である。上記で得ら
れた、芝草用の微生物資材の乾物換算1g当たりストレ
プトミセス属放線菌を108個以上含有する本発明の芝
草用の微生物資材は、その極めて高いストレプトミセス
属放線菌の含有量により、上記した各種の芝草病原菌に
対して高い防除効果を有している。それに対して、スト
レプトミセス属放線菌の数が108個よりも少ない場合
は芝草病原菌に対する防除効果が低い。
【0024】上記により得られる本発明の芝草用微生物
資材は、一般に好気性を呈していて、芝草病原菌に対し
て高い防除効果を有するストレプトミセス属放線菌を多
く含んでいるので、上記したような種々の芝草病原菌に
対して短期間にその防除効果を発揮することができる。
特に、多孔性/吸着性無機物質、ガラスビーズや小石な
どの無機固体(芯物質)を用いて得られた粒状を呈する
本発明の芝草用微生物資材は、流動性に富み、取扱い性
に優れており、しかも長期保存が可能であって、長期に
わたって高い芝草病原菌防除効果を有している。
【0025】なお、本発明では、微生物資材または有機
質肥料中に含まれるストレプトミセス属放線菌数は次の
ようにして測定した。ストレプトミセス属放線菌数の測定 :水1リットル当た
り、澱粉10g、カゼイン0.3g、KNO3 2g、N
aCl2g、K2HPO4 2g、MgSO4・7H2O 0.0
5g、CaCO3 0.02g、FeSO4・7H2O 0.0
1gおよび寒天18gを加えて調製したスターチ・カゼ
イン・寒天平板培地(pH7.2)を調製した。この培
地に複数の抗生物質(シクロヘキシミド100ppm、
カスガマイシン40ppm、カナマイシン20ppm)
を配合して選択培地をつくり、この選択培地に微生物資
材または有機質肥料からなる試料の所定量を入れて、3
0℃で5日間培養したときのコロニー数を測定し、その
コロニー数を試料の重量(乾物換算)(g)で割り、1
g当たりのストレプトミセス属放線菌数を求めた。
【0026】本発明の芝草用微生物資材は、コウライシ
バ、ノシバ、ベントグラス、ペレニアルライグラス、バ
ミューダブルーグラス等の芝草に施すことができ、それ
によって芝草病原菌を防除することができる。本発明の
芝草用微生物資材は、通常、芝草1m2当たり約100
〜1000gの割合で、散布やその他の方法によって芝
草に施すことができる。
【0027】
【実施例】以下に実施例等により本発明を具体的に説明
するが、本発明はそれにより限定されない。以下の例に
おいて、芝草病原菌に対する防除効果については、下記
の対峙培養法による病原菌に対する拮抗度および下記に
記載した芝草の生育試験の結果より判定した。
【0028】対峙培養法:直径約90mmの円形シャー
レにCMA培地(コーンミール13.1g、バクトアガ
ー3.9g/純水)10mlを入れてCMA平板培地を
予め作成しておき、該CMA平板培地の片側(半円側)
に円の中心から約15mmの距離をおいて、試料(微生
物資材)0.25gを置く。一方、CMA平板培地の残
りの片側(半円側)に、円の中心から約15mmの距離
をおいて別のCMA培地で予め2日間培養した芝草病原
菌であるピシウム・アフェニデルマータム、リゾクトニ
ア・ソラニまたはスクレロチニア・ホモエオカルパを各
培地ごと約1cm2にくり抜いたものを載置して、28
℃の恒温室内で3日間対峙培養する。3日後に病原菌に
対する拮抗性の度合いを目視にて観察し、その拮抗度を
下記の表1に示した基準により評価する。
【0029】
【表1】 芝草病原菌に対する拮抗度の評価基準 ○:病原菌の生育が著しく阻害され、菌糸が殆ど伸張していないか、または 全く菌糸が認められない。 △:病原菌の生育がやや阻害されて、菌糸の伸びが資材側でやや低下してい るものの、資材と反対側では生育の阻害が見られない。 ×:病原菌の生育が全く阻害されず、菌糸がシャーレ全体に増殖している。
【0030】芝草の生育試験:プラスチック容器(縦×
横×高さ=6cm×6cm×10cm)の各々に、黒土
200gと試料(芝草用微生物資材)10gの混合物を
入れて表面を平坦にならし、その土壌表面にペレニアル
ライグラスの種子2cm3を蒔いて、1カ月間25℃で
芝草を生育させた。上記した芝草病原菌3株を用いて、
をツァペック・ドックス培地(NaNO3 3g、K2HPO4
g、KCl 0.5g、FeSO4・7H2O 0.01g、シュークロ
ス30g、MgSO4・7H2O 0.5g、イーストエキス1g/
純水1リットル)により3日間培養した後凍結乾燥した
ものを別に用意しておき、これを黒土に5%の割合で混
合して芝草病原菌/土壌混合物をつくり、この混合物1
gを上記の種蒔き後6日目に芝草の表面に施し、芝草の
状態を観察した。芝草の生育状態は、上記の芝草病原菌
/土壌混合物を施して1週間後に、下記表2に示した評
価基準にしたがって行った。
【0031】
【表2】 [芝草の生育状態の評価基準] 評 点 芝 草 の 生 育 状 態 5・・・芝草の葉部が鮮やかな緑色を呈し、健全で病斑がない。 4・・・芝草の葉部にやや病斑がみられ、2〜3割が枯れている。 3・・・芝草のほとんどの葉部に病斑がみられ、約5割が枯れている。 2・・・芝草の葉部にわずかに緑色が残っているが、7〜8割が枯れた 状態である。 1・・・芝草が全て枯れた状態である。
【0032】《実施例 1》 (1) ストレプトミセス・ヘイミ(ISP5328)の1白
金耳を前記したグルコース・スターチ・ソイフラワー培
地(以下「GSS培地」という)5mlを入れた試験管
に接種し、28℃で3日間振盪培養した。この全量を同
培地100mlを入れた三角フラスコにそれぞれ移し、
更に3日間27℃で培養した。この全量をGSS培地を
15リットル入れたジャーファーメンターにより更に2
7℃で2日間培養した。この培養液を連続冷却遠心分離
機を用いて4℃、6000rpmで遠心分離して上記の
ストレプトミセス属放線菌の湿菌体を回収した。この湿
菌体を純水で洗浄したところ、湿菌体量は約2kgであ
った。
【0033】(2) 小麦フスマ1重量部に対してバー
ミキュライト4重量部を混合し、水分を45%に調整し
た後、25℃で1カ月間自然発酵させた(アラビノキシ
ラン含量6.3%)。それをオートクレーブで121℃
で15分間処理して滅菌した堆肥を製造した。 (3) 上記(1)で調製した湿菌体2kgと共に上記
(2)で調製した滅菌堆肥の一部(12kg)をミキサ
ーに入れ、加水しながらミキサー中で混合して水分含量
約40%の混合物をつくり、これを26℃で4日間培養
してストレプトミセス属放線菌の固体培養物を調製し
た。
【0034】(4) 上記(3)で調製したストレプト
ミセス属放線菌の固体培養物7kg(乾燥重量4.5k
g)に上記(2)で調製した堆肥10.5kg(乾燥重
量9kg)、ニトロフミン酸(テルナイト社製)1.8
kg(乾燥重量1.6kg)、ゼオライト40kg(乾
燥重量39kg)および水18リットルをミキサーに入
れて20分間混合・撹拌して、水分含量40%の顆粒状
の芝草用微生物資材を得た。この微生物資材中における
各成分の割合は、乾物重量で、ストレプトミセス属放線
菌固体培養物8.3重量%、有機質肥料16.6重量
%、フミン酸3重量%およびゼオライト72重量%であ
った。この微生物資材を26℃で3日間放置してストレ
プトミセス属放線菌の増殖を行わせて顆粒状の芝草用微
生物資材を製造した。 (5) 上記(4)で得られた増殖後の芝草用微生物資
材中のストレプトミセス属放線菌数を上記した方法によ
り測定したところ、下記の表3に示すとおりであった。
また、この芝草用微生物資材を用いて上記した対峙培養
および芝草育成試験を行ったところ、表3に示すとおり
の結果を得た。
【0035】《実施例2〜5》ストレプトミセス属放線
菌としてストレプトミセス・フラベオラス(ISP506
1)、ストレプトミセス・ミシオネンシス(ISP5306)、
ストレプトミセス・セリカラー(ISP5233)およびスト
レプトミセス・グリセウス(ISP5236)の各々を用いた
以外は実施例1と全く同様にして芝草用微生物資材の各
々を製造し、各々の芝草用微生物資材中に含まれるスト
レプトミセス属放線菌数を上記した方法により測定し
た。その結果を下記の表3に示す。また、この芝草用微
生物資材を用いて上記した対峙培養および芝草育成試験
を行ったところ、表3に示すとおりの結果を得た。
【0036】《比較例 1》有機質原料としてアラビノ
キシランを含有しないオガクズを用いて、実施例1の
(2)と同様にして有機質肥料(滅菌堆肥)を製造し
た。上記で製造したオガグズ堆肥を用い、ストレプトミ
セス属放線菌としてストレプトミセス・フラベオラスを
用いた以外は、実施例1と同様にして芝草用微生物資材
を調製し、その微生物資材中に含まれるストレプトミセ
ス属放線菌数を上記した方法により測定したところ、下
記の表3に示すとおりであった。また、この芝草用微生
物資材を用いて上記した対峙培養および芝草育成試験を
行ったところ、表3に示すとおりであった。
【0037】《比較例 2》ストレプトミセス属放線菌
としてストレプトミセス・ヘイミを用い、フミン酸を添
加しなかった以外は、実施例1と同様にして芝草用微生
物資材を調製し、その微生物資材中に含まれるストレプ
トミセス属放線菌数を上記した方法により測定したとこ
ろ、下記の表3に示すとおりであった。また、この芝草
用微生物資材を用いて上記した対峙培養および芝草育成
試験を行ったところ、表3に示すとおりであった。
【0038】《参考例1〜2》参考のため、実施例1の
(2)で得られた滅菌する前の小麦フスマ堆肥および比
較例1で得られた滅菌する前のオガクズ堆肥中のストレ
プトミセス属放線菌数を同様にして測定したところ、表
3に示すとおりであった。
【0039】
【表3】
【0040】上記表3の結果から、実施例1〜5で得ら
れる本発明の芝草用微生物資材中には有益なストレプト
ミセス属放線菌が1g当たり108個以上含まれてい
て、芝草病原菌に対する拮抗性が高くその防除効果が極
めて優れていること、それに対してアラビノキシランを
含有しないオガクズ堆肥を用いて得られた比較例1の微
生物資材では有益なストレプトミセス属放線菌の含量が
1g当たり103個のオーダーであって極めて少なく芝
草病原菌に対する防除効果がないこと、またフミン酸を
含有しない比較例2の微生物資材の場合もストレプトミ
セス属放線菌の含量が少なく芝草病原菌に対する防除作
用がないことがわかる。また、参考例1および参考例2
において、小麦フスマ堆肥およびオガクズ堆肥自体に含
まれるストレプトミセス属放線菌の数が各々2.2×1
4個および103個以下であるところから、本発明の微
生物資材中に含まれるストレプトミセス属放線菌はスト
レプトミセス属放線菌の固体培養物を用いることにより
増殖されたものであることがわかる。
【0041】《実施例 6》ストレプトミセス属放線菌
としてストレプトミセス・フマナス(ISP5154)を用い
て、ニトロフミン酸の配合量を下記の表4に示すように
変えて、それ以外は実施例1と同様にして芝草用微生物
資材を製造した。得られた微生物資材の各々に含まれる
ストレプトミセス属放線菌数を上記した方法により測定
したところ、下記の表3に示すとおりであった。
【0042】
【表4】
【0043】上記表4の結果から、本発明の芝草用微生
物資材を製造するに当たっては、フミン酸の含有量を適
正な範囲に調節するのよいことがわかる。
【0044】
【発明の効果】本発明の芝草用微生物資材は芝草病原菌
に対して高い拮抗性を有しており、特にピシウム・アフ
ァニデルマータムやピシウム・バンタプーリ等のピシウ
ム属、リゾクトニア・ソラニ等のリゾクトニア属、スク
レロチニア・ホモエオカルパ等のスクレロチニア属の芝
草病原菌によって引き起こされる種々の芝草の病気を効
果的に防除することができる。そして、本発明の芝草用
微生物資材を用いた場合には、土壌中に元々含まれてい
る微生物の異常繁殖等を招くことなく、芝草病原菌を持
続して防除することができる。特に、ゼオライト等の多
孔性/吸着性無機物質を併用した場合には、その芝草病
原菌の防除効果が一層持続し、しかも取扱い性に優れた
粒状物の形態の微生物資材を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−17230(JP,A) 特開 昭64−16579(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 7/00 A01N 25/00 102 A01N 25/12 A01N 63/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アラビノキシランを5重量%以上含有す
    る有機質肥料およびフミン酸と共に、ストレプトミセス
    属放線菌を微生物資材の乾物重量1g当たり108個以
    上含有することを特徴とする芝草用の微生物資材。
  2. 【請求項2】 フミン酸を微生物資材の換物重量に基づ
    いて0.5〜4重量%含有する請求項1の芝草用の微生
    物資材。
  3. 【請求項3】 アラビノキシランを5重量%以上含有す
    る有機質肥料を微生物資材の換物重量に基づいて15〜
    35重量%含有する請求項1または2の芝草用の微生物
    資材。
  4. 【請求項4】 粒状である請求項1〜3のいずれか1項
    の芝草用の微生物資材。
JP07289994A 1993-03-24 1994-03-18 病原菌防除効果を有する芝草用の微生物資材 Expired - Fee Related JP3340839B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07289994A JP3340839B2 (ja) 1993-03-24 1994-03-18 病原菌防除効果を有する芝草用の微生物資材

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8775693 1993-03-24
JP5-87756 1993-03-24
JP07289994A JP3340839B2 (ja) 1993-03-24 1994-03-18 病原菌防除効果を有する芝草用の微生物資材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06327356A JPH06327356A (ja) 1994-11-29
JP3340839B2 true JP3340839B2 (ja) 2002-11-05

Family

ID=26414033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07289994A Expired - Fee Related JP3340839B2 (ja) 1993-03-24 1994-03-18 病原菌防除効果を有する芝草用の微生物資材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3340839B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100430761B1 (ko) * 2000-10-02 2004-05-10 (주)에스비바이오테크 고밀도 길항 미생물 기재의 제조방법
KR100450048B1 (ko) * 2002-09-26 2004-09-24 동서바이오 주식회사 보리 겨를 이용한 아라비녹실란의 제조방법
FR2852202B1 (fr) * 2003-03-14 2006-08-11 Nouveau procede pour la potentialisation et la simulation des defenses naturelles des plantes
JP7064126B2 (ja) * 2017-09-27 2022-05-10 群馬県 造粒土

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06327356A (ja) 1994-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106591185B (zh) 一株解淀粉芽孢杆菌植物亚种及其菌剂的制备和应用
US5697186A (en) Flocculated microbial inoculants for delivery of agriculturally beneficial microorganisms
US8592343B2 (en) Polymeric compositions containing rhizobium and/or plant growth-promoting rhizobacteria inoculant, use thereof and seeds treated with the compositions
CN102086444B (zh) 一株类芽孢杆菌菌株及其应用
BR0211920B1 (pt) preparações adequadas para tratamento do solo e de sementes de planta, processos para preparação das referidas preparações, para preparação de microorganismos, para tratamento de solo, para tratamento de sementes de plantas, bem como para melhorar e manter a estrutura do solo.
CN107325821B (zh) 一种防治西瓜枯萎病的生物质炭基微生物菌剂及其制备方法与应用
CN110981610A (zh) 一种具有防病功能的微生物菌剂及其制备方法
CN1257672C (zh) 木霉属真菌生防颗粒菌剂及其制备方法
CN108277172B (zh) 多粘类芽孢杆菌gy40及其可湿性粉剂的制备与用途
JP3135708B2 (ja) 植物病原菌防除剤および該防除効果を有する有機質肥料
RU2177466C2 (ru) Штамм бактерий azotobacter chroococcum зао "биофлора" n b-05 для получения биопрепарата для повышения почвенного плодородия, повышения урожая сельскохозяйственных культур и качества его, оздоровления почвы, восстановления нарушенных земель и биопрепарат на его основе для повышения почвенного плодородия и восстановления нарушенных земель
JP3601928B2 (ja) 炭そ病防除効果を示す新規微生物
JP3340839B2 (ja) 病原菌防除効果を有する芝草用の微生物資材
CN106561422A (zh) 一种适用于甜瓜袋式栽培的蚓粪基质及其应用
JPH10276579A (ja) バチルス属微生物を用いた植物の生長促進剤および生長促進方法
KR100840747B1 (ko) 토양전염성 병해 방제용 서방형 미생물제제 및 그 제조방법
CN114107070A (zh) 一种印度梨形孢菌剂及其制备方法
KR20060021162A (ko) 신규한 항진균성 작물생육촉진 미생물 바실러스아밀로리퀴파시엔스 mj-3 및 이를 이용한 미생물 상토
JP2005151887A (ja) 土壌病害の防除剤および防除方法
JPH07274963A (ja) 高密度拮抗微生物基材の製造方法
JP2001327281A (ja) 新規なバシルス・ポリミキサ菌及びバシルス・ズブチリス菌
JP3574685B2 (ja) マメ科植物用微生物製剤
JP3135709B2 (ja) 芝草病原菌防除剤、該防除効果を有する堆肥およびその製造方法
JPH08143411A (ja) シバの病害防除資材
WO1994019924A1 (en) Flocculated microbial inoculants for delivery of agriculturally beneficial microorganisms

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees