JP3338772B2 - 刈取機の伝動装置 - Google Patents

刈取機の伝動装置

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JP3338772B2 JP25543297A JP25543297A JP3338772B2 JP 3338772 B2 JP3338772 B2 JP 3338772B2 JP 25543297 A JP25543297 A JP 25543297A JP 25543297 A JP25543297 A JP 25543297A JP 3338772 B2 JP3338772 B2 JP 3338772B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刈取フレームの下
方に、刈刃駆動用のクランク軸への伝動機構を配置して
ある刈取機の伝動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来では、下部ケース部と上部ケース部
とからなる二つ割り式のミッションケースに伝動機構を
内装し、このミッションケースを刈取フレームにステー
を介して取り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは、ステーを介してミッションケースを刈
取フレームに取り付けるからから、構成部品点数が多く
なり、構造の複雑化及びコストアップを招来していた。
【0004】本発明の目的は、構造の簡素化及びコスト
ダウンを図る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本第1発
明の特徴、作用、効果は次の通りである。
【0006】〔特徴〕刈取フレームの下方に、刈刃駆動
用のクランク軸への伝動機構を配置してある刈取機の伝
動装置であって、前記刈取フレームのうち伝動機構の上
方に位置する部分を倒伏姿勢の板状に構成し、この板状
部分の下面への装着によりこの板状部分とで前記伝動機
構を収容する伝動室を形成する上方開放ケースを設けて
ある点にある。
【0007】〔作用〕本第1発明によるときは、刈取フ
レームのうち伝動機構の上部に位置する部分を板状に構
成し、この板状部分の下面に上方開放ケースを装着する
ことにより、板状部分と上方開放フレームとで伝動機構
を収容する伝動室を形成する、つまり、伝動機構を内装
するミッションケースを構成するようにしてあるから、
刈取フレームをミッションケースの上部ケース部に兼用
することができる。
【0008】しかも、上方開放ケースを板状部分に直接
に取り付けるから、上方開放ケースを取り付けるにあた
ってステーが不要である。
【0009】〔効果〕従って、本第1発明によれば、部
材の兼用化及び部品点数の削減による構造の簡素化及び
コストダウンを達成できるようになった。
【0010】請求項2に係る本第2発明の特徴、作用、
効果は次の通りである。
【0011】〔特徴〕上記本第1発明の特徴において、
前記上方開放ケースが鋳造ケースである点にある。
【0012】〔作用〕本第2発明によるときは、上方開
放ケースを丈夫な鋳造ケースから構成してあるから、上
方開放ケースが地面近くに配置されて他物との接触や接
当の機会が多いものでありながらも、上方開放ケースの
接触や接当による変形、破損を少なくできる。
【0013】〔効果〕従って、本第2発明によれば、耐
久性を向上できるようになった。
【0014】
【発明の実施の形態】刈取機の一例である歩行型二条刈
り式の刈取結束機は、図1、図2に示すように、左右一
対の走行車輪1を備えた機体フレーム2の前部に刈取結
束部Aを連結し、前記機体フレーム2に後方に延びる操
縦ハンドルHを連結して構成されている。
【0015】前記走行車輪1は、機体フレーム2に連結
したミッションケースMにチェーンケースCを介して支
持されており、前記ミッションケースMには、エンジン
Eが連動連結されている。つまり、エンジンEの動力を
ミッションケースM内の伝動機構・チェーンケースC内
の伝動チェーンを介して走行車輪1に伝達するようにな
っている。
【0016】前記刈取結束部Aは、図3にも示すよう
に、機体フレーム2に連結した刈取フレームBに、分草
具3と、刈取対象穀稈と未刈り地側植立穀稈とに振動を
与えて両者の絡みを取る状態で分草するスイング式の分
草杆4Aと、未刈り地側植立穀稈を未刈り地側に押し出
す固定分草杆4Bと、分草された植立穀稈を引き起こす
左右の引起し装置5と、引き起こされた植立穀稈の株元
を切断するバリカン型の切断装置6と、植立穀稈及び刈
取穀稈を後方に掻き込む回転式の左右一対のパッカー7
と、刈取穀稈を後ろ倒れ姿勢に凭れかけさせて支持する
凭れ案内板8と、凭れかけ支持された刈取穀稈の株元部
を分草杆4とは反対側に係止搬送する係止突起9a付き
株元搬送チェーン9と、凭れかけ支持された刈取穀稈の
穂先側を分草杆4とは反対側に係止搬送する係止突起付
き穂先搬送ベルト10と、搬送されてきた刈取穀稈を定
量ずつ結束して左右外方に放出する結束装置11とを組
付けて構成されている。
【0017】前記スイング式の分草杆4Aは、前端を地
面近くに位置させる後ろ倒れの傾斜姿勢に配置され、前
端の左右向き軸芯P1周りで上下方向に揺動自在に分草
具3に取り付けられている。
【0018】前記ミッションケースMから刈取結束部A
への伝動系は、図4〜図8に示すように、ミッションケ
ースMに前方に突出する状態で連結した第1伝動ケース
C1に第1伝動軸S1を内装し、第1伝動ケースC1の
前端に連結した左右向き姿勢の第2伝動ケースC2に第
1伝動軸S1に第1ベベルギヤ機構B1を介して連動す
る第2伝動軸S2を内装し、第2伝動ケースC2に前方
斜め上方に突出する状態で連結した第3伝動ケースC3
に第2伝動軸S2に第2ベベルギヤ機構B2を介して連
動する第3伝動軸S3を内装し、一端において第3伝動
軸S3に第3ベベルギヤ機構B3を介して連動するとと
もに他端において刈取フレームBに取り付けた第4伝動
ケースC4に支持される後ろ倒れ姿勢の第4伝動軸S4
を設け、上端において前記第4伝動軸S4に第4ベベル
ギヤ機構B4を介して連動するとともに下端において刈
取伝動ケースCKに支持される上下向き姿勢の第5伝動
軸S5を設けた伝動軸構成を有する。そして、第3伝動
軸S3の上端を第3伝動ケースC3から上方に突出させ
てその突出軸部に引起し駆動スプロケット12を装着し
て左右一方の引起し装置5を駆動し、第4伝動軸S4の
途中に穂先搬送ベルト駆動用のプーリ13を装着するこ
とにより穂先搬送ベルト10を駆動し、第5伝動軸S5
に株元搬送チェーン駆動用のスプロケット14を装着し
て株元搬送チェーン9を駆動し、この株元搬送チェーン
9を結束装置11に連動させることにより結束装置11
を駆動し、株元搬送チェーン9の係止突起9aを分草杆
4A側のパッカー7に係合させることによりこのパッカ
ー7を駆動し、結束装置11の常時回転軸11Aに他方
のパッカー7を装着するとともに左右他方の引起し装置
5を連動させることによりこの他方のパッカー7及び引
起し装置5を駆動し、前記第5伝動軸S5の下端と切断
装置6の駆動クランク軸6Aとを刈取伝動ケースCK内
のチェーン式の伝動機構15を介して連動させることに
より切断装置6を駆動するようにしてある。
【0019】前記株元搬送チェーン9は、第5伝動軸S
5から結束装置11への伝動チェーンを兼用しており、
前記第5伝動軸S5は六角軸から構成されており、株元
搬送チェーン9に対するタイトナ53が設けられてい
る。タイトナ53は、軸受け54を介して第5伝動軸S
5に軸軸芯X周りに揺動自在に装着されており、そし
て、刈取フレームBに形成のスプリング受け55との間
に張設したスプリング56により株元搬送チェーン9に
圧接する方向に揺動付勢されている。
【0020】61と62は株元搬送チェーン9を所定の
径路に沿って回動するように案内するガイドスプロケッ
トとガイドレールである。
【0021】前記刈取伝動ケースCKは、図9、図10
に詳しく示すように、前記刈取フレームBのうち伝動機
構15の上部に位置する部分70を倒伏姿勢の板状に構
成し、この板状部分70の下面への装着によりこの板状
部分70とで伝動機構15を収容する伝動室71を形成
する上方開放ケース72を設けて構成されている。つま
り、板状部分70と上方開放ケース72とから構成され
ており、板状部分70は板金製である。
【0022】前記伝動機構15は、第5伝動軸S5に連
動する第1スプロケット80と、駆動クランク軸6Aに
連動する第2スプロケット81と、これら両者にわたっ
て巻きかけた伝動チェーン82とからなる。前記第1ス
プロケット80は、上方開放ケース72のスプロケット
支持部72Aに軸受け83を介して回転自在に装着され
ており、そのボス部80Aの上端は、前記スプロケット
14のボス部14Aの下端に接当しており、第5伝動軸
S5を伝動室71内に挿入させるために板状部分70に
形成のバーリング孔の内周面84とボス部14Aの外周
面との間にはオイルシール85が介装されている。前記
第2スプロケット81は、上方開放ケース72の軸受け
部72Bに上下二つの軸受け86,87を介して回転自
在にクランク軸6Aの軸部6aの上端に軸部6aの下方
への抜け止めを兼ねる状態で装着されており、軸部6a
の上端にスプライン嵌合することで軸部6aに対して回
り止めされ、軸部6aへのボルト88を介する取り付け
により軸部6aに固定されている。そして、板状部分7
0のうち前記ボルト88に対向する箇所には、プラグ9
0により開閉されるボルト操作孔91が形成されてい
る。つまり、クランク軸6Aは、上方開放ケース72を
板状部分70に装着した状態のままでボルト操作孔91
を通してボルト88を弛めて第2スプロケット81の軸
部6aへの固定を解除することにより上方開放ケース7
2から下方に離脱させることができるようになってお
り、前記軸受け部72Bには、第2スプロケット81の
ボス部81Aを嵌合させて第2スプロケット81を位置
決めするガイド89が形成されている。また、前記クラ
ンク軸6Aのアーム部のうち基端部は、図11に詳しく
示すように、下方の軸受け87の外径D1よりもやや小
なる外径D2を有する円板状に構成されているととも
に、軸受け部72B内に一部挿入しており、軸部6aな
どへの藁屑などの巻きつきを防止するダストシールを兼
用している。
【0023】前記上方開放ケース72は、鋳造ケースで
あって、前記株元搬送チェーン9に対するガイドスプロ
ケット61を回転自在に支持する軸受け部72aを備え
ている。
【0024】かつ、前記スイング式の分草杆4Aを駆動
する手段は、図6に詳しく示すように、前記第2伝動軸
S2を第2伝動ケースC2から外方に突出させ、その突
出端部にクランクアーム16を装着し、分草杆4Aに一
端を枢支連結した連動ロッド17の他端を枢支連結する
ことにより、第2伝動軸S2を駆動軸18として、クラ
ンクアーム16の回転に伴い分草杆4Aを上下方向に揺
動駆動するように構成されている。
【0025】〔別実施形態〕上記実施の形態では、刈取
結束機への適用例を示したが、本発明は、結束装置11
を持たない刈取機にも適用できる。
【0026】上記実施の形態では、上方開放ケース72
として鋳造ケースを示したが、上方開放ケース72は、
板金製であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取結束機の側面図
【図2】刈取結束機の平面図
【図3】刈取部要部の平面図
【図4】刈取部への伝動装置の切り欠き側面図
【図5】刈取部への伝動装置の概略構成図
【図6】刈取部への伝動装置要部の展開断面図
【図7】刈取部への伝動装置要部の縦断側面図
【図8】刈取部への伝動装置要部の縦断側面図
【図9】刈取伝動ケースの縦断側面図
【図10】刈取伝動ケースの分解斜視図
【図11】クランク軸の斜視図
【符号の説明】
B 刈取フレーム 6A クランク軸 15 伝動機構 70 板状部分 71 伝動室 72 上方開放ケース
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−67219(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 34/02 - 34/408

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取フレームの下方に、刈刃駆動用のク
    ランク軸への伝動機構を配置してある刈取機の伝動装置
    であって、前記刈取フレームのうち伝動機構の上方に位
    置する部分を倒伏姿勢の板状に構成し、この板状部分の
    下面への装着によりこの板状部分とで前記伝動機構を収
    容する伝動室を形成する上方開放ケースを設けてある刈
    取機の伝動装置。
  2. 【請求項2】 前記上方開放ケースが鋳造ケースである
    請求項1記載の刈取機の伝動装置。
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