JP3337648B2 - レピア織機の異常検出装置 - Google Patents

レピア織機の異常検出装置

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/27Drive or guide mechanisms for weft inserting
    • D03D47/275Drive mechanisms
    • D03D47/276Details or arrangement of sprocket wheels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、レピア織機において、レ
ピアバンドとレピアホイールとの噛み合い部分の異常を
検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バンド式のレピア織機は、レピアホイー
ルの往復回転運動をレピアホイールの外周に噛み合い状
態で巻き掛けられたレピアバンドの往復直線運動に変換
して、緯入れを行う。レピアバンドの素材には、布の積
層体を樹脂成形したものが多く使用され、レピアホイー
ルには、樹脂製または軽合金製のものが多く使用されて
いる。
【0003】レピアバンドとレピアホイールとの噛み合
いは、レピアバンドに長手方向に複数設けられた穴とレ
ピアホイールの外周に複数設けられた歯との噛み合いに
よって行われる。レピアバンドは、レピアホイールの歯
に噛み合って、往復方向に駆動される。このため、レピ
ア織機の稼働中に、レピアバンドの穴とレピアホイール
の歯とが互いの押圧や摩擦によって磨耗し、摩耗が時間
とともに進行する。この摩耗の結果、レピアバンドの破
断またはレピアホイールの歯の欠落事故が起きている。
【0004】例えば特開平4−34044号公報の技術
は、レピアバンドの破断事故を未然に防止するために、
レピアバンドの穴の摩耗状態を稼働中に検知し、摩耗限
界に対応する基準値を越えたときに、警報を発するよう
にしている。
【0005】しかし、上記公報による技術では、制御装
置が複雑で高価なものとなり、レピアバンドの穴の摩耗
状態のみの監視で、レピアホイールの歯の磨耗状態を監
視できないので、レピアホイールの歯の欠落事故を防止
することができず、安全対策の装置としては不充分なも
のである。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、簡単な装置を用い、レ
ピアバンドとレピアホイールとの噛み合い状態の変化か
ら、レピアバンドの穴の磨耗限界およびレピアホイール
の歯の摩耗限界を予め検出できるようにすることであ
る。
【0007】
【発明の解決手段】上記の目的のもとに、本発明は、レ
ピアホイールの往復回転運動をレピアホイールの外周に
噛み合い状態で巻き掛けられたレピアバンドの直線往復
運動に変換して緯入れを行う形式のレピア織機におい
て、レピアホイールに対するレピアバンドの巻き掛け範
囲内でレピアバンドの撓み位置に検出手段を設け、レピ
ア織機の稼働中に、検出手段によりレピアバンドの撓み
量を検出し、撓み量が所定の限界値以上になったとき、
織機制御装置に対して検出信号を出力するようにしてい
る。
【0008】ここで、検出手段は、近接スイッチと測定
子とにより構成され、レピアバンドの撓み量に応じて測
定子を変位させ、この測定子の変位を近接スイッチによ
り検出する。また、他の検出手段は、近接スイッチと安
全部材とにより構成され、***材は、レピアバンドの
撓み量の限界値に対応する位置に設けられ、***材の
測定窓の位置に近接スイッチをレピアバンドと対向させ
て設けられる。さらに他の検出手段は、投光器と受光器
とで構成され、レピアバンドの撓み量の限界値に対応す
る位置に光学的に対向した状態で設けられる。
【0009】レピアバンドの先端のレピアヘッド部分
は、緯入れ1サイクルを周期として1往復運動を繰り返
す。このため、レピアヘッド部分が経糸開口内から抜け
出る運動中は、レピアホイールの歯はレピアバンドの穴
の一側面を押圧するが、その運動の終了時には反対に、
レピアバンド部分の慣性力により、レピアバンドの穴の
前記と反対側の側面で押圧される。したがって、レピア
ホイールの歯とレピアバンドの穴とに噛み合いに隙間が
あれば、上記運動終了時に、レピアバンドの穴の反対側
がレピアホイールの歯で係止されるまで押圧され、レピ
アホイールに巻き掛けられたレピアバンドは、噛み合い
隙間の分だけ移動することになる。そのとき、押圧が急
激であり、しかもレピアホイールに巻き掛けられたレピ
アバンドが円弧状であるため、その押圧は、円弧状のレ
ピアバンド全体に均等に伝わらず、巻き掛けの中間部分
で撓み、浮き上がることになる。そして、この撓み量
(浮き上がり量)は、噛み合い時の隙間に比例して大き
くなる。
【0010】したがって、少なくともレピアバンドの穴
とレピアホイールの歯のどちらかが磨耗し、レピアバン
ドの穴とレピアホイールの歯との噛み合い隙間が大きく
なると、レピアバンドの撓み量(浮き上がり量)が大き
くなるので、レピア織機の稼働中に、レピアバンドの撓
み量が過大になったことを検出すれば、レピアバンドの
穴とレピアホイールの歯との噛み合い隙間が過大になっ
たこと、すなわち少なくともレピアバンドの穴とレピア
ホイールの歯のどちらかの摩耗が過大になったことを間
接的に知ることができる。
【0011】そこで、レピア織機の稼働中に、検出手段
は、レピアバンドがレピアホイールに巻き掛けられた範
囲内で、レピアバンドの撓み量が所定の限界値以上であ
るか否かを検出し、所定の限界値以上であるとき、織機
制御装置に向けて検出信号を出力し、警告を発したり、
レピア織機を停止させたりするようにすれば、レピアバ
ンドの破断またはレピアホイールの歯の欠落事故が発生
するのを未然に防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、レピア織機1において、
レピアホイール2によりレピアバンド3を駆動する部分
を示している。レピアホイール2は、緯入れ1サイクル
を周期として往復回転運動を繰り返す。レピアバンド3
は、穴5の部分でレピアホイール2の歯4に噛み合い、
レピアホイール2の回転を受けて、往復直線運動を行う
ことによって、レピアヘッド6の部分で緯入れを行う。
【0013】本発明のレピア織機の異常検出装置7は、
検出手段8を備えている。検出手段8は、測定子9、近
接スイッチ10のほか、これらを支えるブラケット11
によって構成されている。ブラケット11は、レピアホ
イール2に対するレピアバンド3の巻き掛け範囲の所定
の位置で、図示しない機枠などに固定されている。測定
子9は、この具体例によると、全体としてT字状の弾性
板により構成されており、基部で取り付けねじ12によ
ってブラケット11に固定されている。測定子9の接触
片13の円弧状の部分は、撓み状態のレピアバンド3と
接触するようになっており、また応動片14の部分は、
ブラケット11に固定された近接スイッチ10と対向し
ている。ここで、接触片13は、レピアバンド3の撓み
量の限界値と対応する位置に臨んでいる。
【0014】レピア織機1の稼働中で、走行中のレピア
バンド3の撓み量(浮き上がり量)が限界値以上にな
り、測定子9の接触片13が浮き上がったレピアバンド
3に接し持ち上げられると、測定子9の応動片14は、
測定子9の弾性変形により近接スイッチ10から離れる
方向に変位する。近接スイッチ10は、近接スイッチ1
0と応動片14との隙間の拡大を検出し、織機制御装置
に向けて、検出信号として、警告信号とともに織機停止
信号を発する。
【0015】このような動作のために、測定子9は、レ
ピアバンド3の撓み量を接触片13の変位として検出
し、応動片14と近接スイッチ10との間の隙間の変化
として変換するため、適当な弾性を有していなければな
らない。ただし、レピア織機1の振動により、測定子9
が振動して誤動作を引き起こさないように、測定子9の
弾性は、過大にならないよう適切な状態として設定しな
ければならない。
【0016】近接スイッチ10と応動片14との間の初
期の隙間を調整するために、測定子9または近接スイッ
チ10のブラケット11に対する取り付けは、隙間の変
化方向に微調整できるようにすることが望ましい。レピ
アバンド3の撓み量は、巻き掛け範囲で一定でなく、一
点鎖線で示すように、曲線状の分布となるので、撓み量
が極大となる場所の近傍に、測定子9の接触片13が位
置するように、検出手段8の配置をすることが望まし
い。
【0017】次に、図2は、検出手段8を近接スイッチ
10と***材15とで構成する例を示す。***材1
5は、レピアバンド3の撓み量の限界位置で、レピアホ
イール2に対して接線方向に取り付けられており、近接
スイッチ10は、***材15に形成された測定窓16
の中に入り、***材15のレピアバンド3側の面より
やや後退した位置に臨んでいる。このように、***材
15は、レピアバンド3の撓み量が所定の限界値を越え
ても、レピアバンド3が***材に接触し、近接スイッ
チ10の検出面に接触しないようにして、近接スイッチ
10の破損を防止している。なお***材15を巻き掛
けの全範囲にわたり設ければ、作業者に対する安全カバ
ーの役目や、新しいレピアバンド3をレピアホイール2
に巻き付ける際に、レピアバンド3の先端が近接スイッ
チ10に干渉して、破損するのを防ぐ役目を兼ね備える
ことができる。
【0018】この具体例においても、走行中のレピアバ
ンド3の撓み量が所定の限界値に達すると、近接スイッ
チ10の検出面に対し近づくため、近接スイッチ10
は、撓んだレピアバンド3を検出して、織機制御装置に
向けて、検出信号として、警告信号とともに織機停止信
号を発する。
【0019】さらに、図3は、検出手段8を一対の投光
器17と受光器18とにより構成した例を示している。
投光器17と受光器18とは、レピアバンド3の幅方向
で光学的に向き合い、レピアバンド3の撓み量の限界値
に対応する位置で、投光器17から受光器18に向けて
光を発射している。走行中のレピアバンド3の撓み量が
所定の限界値に達すると、撓んだレピアバンド3により
光が遮られるため、受光器18は、光を検出しなくな
り、織機制御装置に向けて、検出信号として警告信号と
ともに織機停止信号を出力する。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、レピアバンドがレピア
ホイールに巻き掛けられた範囲内で、検出手段がレピア
バンドの撓み量を検出し、所定の限界値以上であると
き、織機制御装置に向けて検出信号を出力するから、レ
ピアバンドの破断またはレピアホイールの歯の欠落事故
に起因する重大な事故が未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレピア織機の異常検出装置の一部破断
側面図である。
【図2】本発明のレピア織機の異常検出装置の一部破断
側面図である。
【図3】本発明のレピア織機の異常検出装置の一部破断
正面図である。
【符号の説明】
1 レピア織機 2 レピアホイール 3 レピアバンド 4 歯 5 穴 6 レピアヘッド 7 レピア織機の異常検出装置 8 検出手段 9 測定子 10 近接スイッチ 11 ブラケット 12 取り付けねじ 13 接触片 14 応動片 15 ***材 16 測定窓 17 投光器 18 受光器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レピアホイールの往復回転連動をレピア
    ホイールの外周に噛み合い状態で巻き掛けられたレピア
    バンドの直線連動に変換して緯入れを行う形式のレピア
    織機において、 レピアホイールに対するレピアバンドの巻き掛け範囲内
    でレピアバンドの撓み位置に検出手段を設けると共に、
    この検出手段を、近接スイッチと、レピアバンドの撓み
    量に対応する位置であって近接スイッチよりもレピアバ
    ンド側に配置された***材とで構成し、レピア織機の
    稼働中に、レピアバンドの撓み量が所定の限界値以上と
    なったときに、検出手段が織機の制御装置に対して検出
    信号を出力することを特徴とするレピア織機の異常検出
    装置。
  2. 【請求項2】 レピアホイールの往復回転運動をレピア
    ホイールの外周に噛み合い状態で巻き掛けられたレピア
    バンドの直線連動に変換して緯入れを行う形式のレピア
    織機において、 レピアホイールに対するレピアバンドの巻き掛け範囲内
    でレピアバンドの撓み位置に検出手段を設けると共に、
    この検出手段を、各々がブラケットに取り付けられた近
    接スイッチと測定子とで構成し、レピア織機の稼働中
    に、レピアバンドの撓み量に応じて測定子を変位させ、
    レピアバンドの撓み量が所定の限界値以上となったとき
    に、測定子の変位を近接スイッチにより検出して、検出
    手段が織機の制御装置に対し検出信号を出力する異常検
    出装置であって、検出手段の近接スイッチおよび測定子
    のうち何れかは、ブラケットに対し、近接スイッチと測
    定子との隙間を調整可能に取り付けられていることを特
    徴とするレピア織機の異常検出装置。
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