JP3335459B2 - 簡易カメラ - Google Patents

簡易カメラ

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JP3335459B2
JP3335459B2 JP03412794A JP3412794A JP3335459B2 JP 3335459 B2 JP3335459 B2 JP 3335459B2 JP 03412794 A JP03412794 A JP 03412794A JP 3412794 A JP3412794 A JP 3412794A JP 3335459 B2 JP3335459 B2 JP 3335459B2
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隆 鴨田
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富士写真光機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム交換可能なカ
メラに適用され、本体ケースの組立てが容易となるケー
ス構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、使い切りカメラとしてレンズ
付きフィルムが用いられているが、このレンズ付きフィ
ルムによれば、手軽に手に入り、撮影が終了した後には
そのまま現像所に出すことができる。このレンズ付きフ
ィルムは、フィルムを一方向へ送るだけで、フィルムの
巻戻しの機構もなく、また裏蓋も開閉することはでき
ず、撮影に最低限必要なシンプルな構成とされる。更
に、レンズ付きフィルムでは、ハウジング、包装パッケ
ージ等も1巻のフィルムの撮影回数に対応した強度とす
ること等によって、安価な製作コストとなるように工夫
されている。
【0003】図6には、従来のレンズ付きフィルムの本
体ケースが示されており、この本体ケース1はプラスチ
ック材料から形成される。この本体ケース1には、ファ
インダ用開口2、撮影レンズ用開口3、ストロボランプ
用開口4が開けられ、図の左側上面に撮影釦(レリーズ
釦)5が設けられる。この撮影釦5の下側には、シャッ
タレリーズのための操作部材6が一体に形成され、この
操作部材6によってレリーズ動作が実行される。
【0004】また、ストロボランプ用開口4の下側で
は、充電のための充電釦8が連結部9によりケース1に
一体に形成されており、この充電釦8の内側に充電スイ
ッチが配置される。そして、この本体ケース1は外光の
遮蔽、外観の維持等のために、その全体が包装されるこ
とになる。従って、上記充電釦8は包装部材の上から操
作されることになり、この充電釦8が押されることによ
って、ストロボ発光のためのコンデンサへ充電が開始さ
れる。このような構成によれば、撮影釦5、充電釦8等
が本体ケース1に一体に形成され、このケース1に所定
の包装を施すだけでよいので、組立て・製造が容易とな
る利点がある。
【0005】一方、フィルムの交換が可能(フィルムを
両方向へ送ることが可能)とされている従来のカメラ
は、上記レンズ付きフィルムとは全く異なる構成とさ
れ、上記ケース1、充電釦8等も比較的コスト高となる
しっかりとした構造とされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記レンズ
付きフィルムを寿命の点でレベルアップさせ、フィルム
交換が可能なカメラとすることができれば便利であり、
新たな価値を持つカメラを提供できる。そこで、本出願
人はレンズ付きフィルムで採用された、フィルム給送機
構、シャッタ機構、ストロボ機構等を可能な限り用い、
低コストでフィルム交換が可能な簡易カメラを製造する
ことを提案している。
【0007】しかし、この場合は、裏蓋を開ける構成と
なることから、レンズ付きフィルムのようにケース全体
を包装することが困難となり、しかも寿命の点から考え
ても、包装によらない構造で充電の操作部を作る必要が
ある。また、本体ケース1には他の構成部材を形成する
ために、複数の切込み孔が開けられており、この切込み
孔も同時に塞ぐ必要がある。更に、上記ストロボ充電の
操作部構造を全く別個に設計、製作することもできる
が、コストの低減を図るためには、上記レンズ付きフィ
ルムの構造を可能な限り利用することが求められる。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、レンズ付きフィルムの充電操作部
の構造を最大限に利用し、また包装によらずに充電の操
作釦を簡単に取り付けることができる簡易カメラを提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る簡易カメラは、充電スイッチを動作さ
せるために本体ケースに一体形成され、この本体ケース
との基部を支点として揺動する操作部材と、この操作部
材を押すように配置され、外周には抜け止め部が形成さ
れた充電操作釦と、この充電操作釦を外部に露出させな
がら操作方向に対し移動可能に配置すると共に、上記抜
け止め部に係合して充電操作釦の抜けを阻止する大きさ
の開口部が設けられた化粧板と、を備えるようにしたも
のである。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、レンズ付きフィルムで使
用したものと同様に、揺動形式の充電の操作部材が本体
ケースに一体に設けられ、この操作部材の前側に充電操
作釦を配置して化粧板が取り付けられる。この充電操作
釦によれば、上記操作部材を押すことによって、内部の
充電スイッチが作動され、このときの充電操作釦の抜け
抜け止め部と化粧板の係合によって防止される。
【0011】
【実施例】図1には、実施例に係るフィルム交換可能な
簡易カメラの正面部の構成が示され、図2には充電の操
作部材の拡大図が示され、図3には充電釦の詳細な構成
が示されている。図1において、本体ケース10は前側
ケース体11と後側ケース体12に分離されており、こ
れらを合せてネジ等にて締め付けることにより、本体ケ
ース10が組み立てられる。この前側ケース体11に
は、ファインダ13、撮影窓14、ストロボランプ15
等が配置され、本体ケース10の図の左側上面に、撮影
釦16が設けられている。また、ケース10の右側上面
にはフィルム巻戻しノブ18が設けられており、この巻
戻しノブ18は、不図示のパトローネ室内に収納された
パトローネ軸に連結され、撮影済みフィルムをパトロー
ネ内に巻き戻せるようになっている。
【0012】更に、この本体ケース10の上記ストロボ
ランプ15の下側に、充電のための操作部材20が配置
されており、この操作部材20及び内部スイッチは従来
のレンズ付きフィルムの構造(図6)と同様となってい
る。即ち、図2の拡大図にも示されるように、操作部材
20は前側ケース体11の開口21内に収まる状態で、
連結部22によりケース体11に一体に形成されてお
り、この操作部材20は連結部22の基部を支点として
揺動することになる。そして、この操作部材20の内側
に金属板のスイッチ体が配置され、操作部材20が押さ
れたときに、スイッチ体の接点が接触するように構成さ
れる。
【0013】このような操作部材20に接触し、かつ開
口21内に収納されるように(図2)、充電の操作釦
(充電釦)24が配置され、この前側ケース体11の前
面には化粧板25が取り付けられる。即ち、図3の詳細
図に示されるように、充電釦24にはつば部26A,2
6Bが設けられており、一方の化粧板25には、充電釦
24を通すが、つば部26A,26Bは通さない開口部
28が形成される。この化粧板25には、複数の係止爪
29が配置されており、この係止爪29によって化粧板
25が前側ケース体11へ接続される。また、この化粧
板25にはファインダ用開口30、撮影部開口31、ス
トロボランプ用開口32が形成されており、これ以外の
前側ケース体11の孔等の部分は化粧板25によって塞
がれる。
【0014】更に、図3(B)に示されるように、上記
充電釦24は図の左側が右側よりも高く形成される。即
ち、実施例の操作部材20は連結部22の基部を支点と
して揺動する構造となっているので、この揺動によって
充電釦24が前側ケース体11内に入り込むことがあ
る。従って、これを防止するために、連結部22の反対
側となる充電釦24の高さを高くしている。また、この
構成は充電釦24が押されたときに、その上面が前面ケ
ース体11の面に平行となり、押し操作をし易くすると
いう役目もすることになる。
【0015】以上の構成によれば、充電釦24を開口2
1に挿入し化粧板25を前側ケース体11へ取り付ける
ことによって、充電釦24の組付けが容易に行え、また
充電釦24の抜けは化粧板25により阻止される。そう
して、この充電釦24を押すと、操作部材20は連結部
材22の基部を支点として揺動し、その内側に配置され
たスイッチ体の接点を接触させる。これにより、ストロ
ボ用コンデンサへの充電が実行される。この実施例によ
れば、レンズ付きフィルムで使用した揺動形式の操作部
材及び充電スイッチ等をそのまま用いることができる。
また、充電釦24を別体として構成したので、充電釦2
4自体の色、模様等を自由に設定することができるとい
う利点もある。
【0016】図4及び図5には、撮影レンズのガラス窓
部の構造が示されており、実施例では撮影窓のガラスの
取付けも簡単な構造とし、コストの低減を図っている。
即ち、図4は上記前側ケース11の裏側であり、図4
(A)に示されるように、撮影窓14の周囲に、窓部ガ
ラス34をセットするための仕切り部35が設けられて
いる。この仕切り部35は、後述するガラス押え板を案
内する円形ガイド溝36の中に形成されている。この円
形ガイド溝36には、その周囲3箇所に固定部38が設
けられ、この固定部38は図4(B)に示されるよう
に、水平方向の溝39を有している。
【0017】図5には、ガラス押え板の構成が示されて
おり、図5(A)は裏側、図5(B)は表側を示してい
る。図において、円板状の押え板40には、上記固定部
38の溝39内へスライドして係合する係合部41が設
けられ、この係合部41の表側にストッパ42が取り付
けられる。また、中心部に形成された開口43の近傍に
は、窓部ガラス34を良好に支持するための弾性部材4
4が形成されている。従って、窓部ガラス34をセット
した図4(A)の円形ガイド溝36に、図5(A)の向
きで押え板40を配置し、左回転させると、3箇所の係
合部41が固定部38の溝39へ挿入・係合される。そ
うして、この押え板40をストッパ42で停止されるま
で回すと、窓部ガラス34は押え板40によりしっかり
と押えられる。これによれば、撮影部の窓部ガラス34
の組付けが容易となる利点がある。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本体ケースへの連結部の基部を支点として揺動する充電
スイッチの操作部材に対し、これを押す方向に移動可能
充電操作釦を設け、この充電操作釦の外周には抜け止
め部を形成し、この抜け止め部で操作釦の抜けを阻止し
た状態で、化粧板によって充電操作釦を配置するように
したので、レンズ付きフィルムの構成を利用した上で別
体となる充電操作釦を取り付けることができ、しかもこ
の充電操作釦の組付けが簡単となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る簡易カメラの構成を示す
分解斜視図である。
【図2】図1のケース体における充電の操作部材を示す
図である。
【図3】実施例の充電釦の構成を示し、図(A)は上側
から見た図、図(B)は側面から見た図である。
【図4】実施例の窓部ガラスの取付け部の構成を示し、
図(A)は前側ケース体を裏側から見た図、図(B)は
図(A)のB−B断面図である。
【図5】実施例の窓部ガラスの押え板の構成を示し、図
(A)は裏側から見た図、図(B)は正面から見た図で
ある。
【図6】従来のレンズ付きフィルムの本体ケースの構成
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,10 … 本体ケース、 8,20 … 操作部材、 11 … 前側ケース体、 12 … 後側ケース体、 14 … 撮影窓、 24 … 充電釦、 25 … 化粧板、 26A,26B … つば部、 28 … 開口、 38 … 固定部、 40 … 押え板、 41 … 係合部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電スイッチを動作させるために本体ケ
    ースに一体形成され、この本体ケースとの連結部の基部
    を支点として揺動する操作部材と、この操作部材を押す
    ように配置され、外周には抜け止め部が形成された充電
    操作釦と、この充電操作釦を外部に露出させながら操作
    方向に対し移動可能に配置すると共に、上記抜け止め部
    に係合して充電操作釦の抜けを阻止する大きさの開口部
    が設けられた化粧板と、を備えるようにした簡易カメ
    ラ。
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