JP3335312B2 - ジェットミル - Google Patents

ジェットミル

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JP3335312B2
JP3335312B2 JP21803098A JP21803098A JP3335312B2 JP 3335312 B2 JP3335312 B2 JP 3335312B2 JP 21803098 A JP21803098 A JP 21803098A JP 21803098 A JP21803098 A JP 21803098A JP 3335312 B2 JP3335312 B2 JP 3335312B2
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昭一 後藤
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水平旋回流型のジェ
ットミルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、農薬やトナー等のように熱に弱い
粉体或いはセラミック粉体の生成等多分野に用いられ、
高速ジェットにより粉体同志を衝突させて微粉砕を行う
ジェットミルが種々開発されている。例えば、特公昭6
3−16981号公報(以下、イ号公報という)には、
「高圧ガス噴射用のメインノズルの出口に対向させた衝
突板とノズル出口との間に衝突空間に円形分離室の外周
一部を臨ませ、この円形分離室と前記メインノズルの中
途に連通させた原料供給通路の出口側とを円形分離室の
外周接線方向に延びるバイパス路で連通させ、前記円形
分離室の中央部に微粉体の排出路を接続した超音速ジェ
ットミル」が開示されている。また、同様の構成として
特開昭57−50554号公報、同57−50555号
公報、同57−50556号公報、特開平4−2905
60号公報、同5−184966号公報、同7−275
731号公報、同8−152742号公報、同8−15
5324号公報、同8−182937号公報、同8−2
54855号公報、同8−323234号公報、実公平
3−52110号公報、同7−53715号公報、同7
−8036号公報、実開平6−19836号公報が知ら
れている。特公昭63−17501号公報(以下、ロ号
公報という)には、「一端に原料供給口と高圧ガスを噴
射する砕料供給ノズルを隣設開口した固気混合室を形成
し、他端に衝突板を設けかつ高圧ガスを噴出する粉砕ノ
ズルを配設した旋回粉砕室を形成し、これらの固気混合
室と旋回粉砕室との一端を前記衝突板に対向させた加速
管にて連通し、該加速管外周に整流ゾーンを介して前記
旋回粉砕室と連通する分級室を形成し、さらに該分級室
に前記加速管を囲繞して環状の分級板を設けてその内側
を排出孔に、外側を前記固気混合室に連通させた構成の
ジェットミル」が開示されている。特公昭64−905
7号公報(以下、ハ号公報という)には、ロ号公報のジ
ェットミルを改良し、「衝突板に加速管出口中心に向っ
て中心部が最も突出した突起(センターポール)を備え
たジェットミル」が開示されている。特開平6−254
427号公報(以下、ニ号公報という)には、「高圧ガ
スを旋回粉砕室内に噴射して旋回流を形成する複数の粉
砕ノズルと、各粉砕ノズルの噴射口に対向して設けられ
た衝突部材とを備えたジェットミルであって、衝突部材
が旋回流方向に沿う下手側端および上手側端形状が刃状
に薄く形成された偏平な衝突板であり、その衝突面が旋
回流の流れ方向にあって対向粉砕ノズル中心線となす角
度αを30〜60度の範囲に傾斜させて、角度調整可能
な取付手段で固定して配設されたジェットミル」が開示
されている。特開平2−111459号公報(以下、ホ
号公報という)には、「加速管の広がり角度を7°〜9
°に形成したジェットミル」が開示されている。また、
同様のものとして、実公平7−25227号公報が知ら
れている。更に、従来のジェットミルは砕料の供給ノズ
ルと高圧ガスを噴射する噴射ノズルの配置設計が、旋回
粉砕室の円周を等分した位置に噴射ノズルを配置し、砕
料の供給ノズルを等分に配置された噴射ノズルの間に1
個所配置し、ノズルの合計が奇数個の設計となってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のジェットミルは、以下の課題を有していた。イ号公報
等に記載のジェットミルは、固定壁に砕料例えば硬度の
高いニューセラミックス砕料を高圧ガスのジェット流に
随伴して衝突させると衝突する部分から摩耗して凹所が
形成され、短時間に固定壁が損耗し、著しく耐久性に欠
けるという問題点を有していた。ロ号公報に記載のジェ
ットミルは、イ号公報と同様の問題点を有するととも
に、旋回気流の中央部(減圧部)に原料を供給するの
で、粉砕された微粉体が中央に残留し分級効率が低く、
粒度分布が著しく広がるという問題点を有していた。ハ
号公報に記載のジェットミルでは、砕料の供給と微粉体
の排出がともに旋回粉砕室の上部で行われることによっ
て、粉砕ノズルを形成する旋回流の正常な流れが大きく
乱される。このような旋回流の乱れが、圧力損失を大き
くし、その結果、旋回流の速度を低下させるので、粉砕
能力に欠けるという問題点を有していた。ニ号公報等に
記載のジェットミルでは、旋回粉砕室内に設けられた四
個の衝突板による衝突作用を利用するもので粉砕効率的
に優れているが、衝突板の存在により高速ジェットの旋
回流の速度が低下し、粉体の形状が角形で、粒径分布の
調節が困難という問題点を有していた。更に、従来の砕
料供給ノズルと噴射ノズルの配設の個数が奇数のもの
は、偶数個の粉砕ノズル旋回流を形成した後、1個の
砕料供給ノズルで固気混相流を旋回粉砕室内に押し込ん
でいたため、後から押し込まれる該混相流による旋回流
の偏析が生じ易いという問題点を有するとともに、砕料
供給ノズルと噴射ノズルの高圧ガス量を各々設定せねば
ならず、その運転制御が煩雑で操作性に欠けるととも
に、ノズルが奇数個なので偏析が生じ易く、粉砕効率や
分級効率に欠けるという問題点を有していた。また、各
噴射ノズルは、噴射口を各々1個しか有していないた
め、旋回流の流線を1つの線として2次元的にとらえて
解析され旋回粉砕室を作製していたため、旋回粉砕室の
上方部(トップライナー部)及び下方部(ボトムライナ
ー部)では流速が低くなり、大粒子の旋回粉砕室内の滞
留時間が長く、その分上方部と下方部のライナー部の摩
耗が激しいという問題点を有していた。また、微粉体の
粒度の調整はいずれのタイプもジェット流の圧力や風量
の変更のみで行っているので、砕料の特性により旋回流
の偏析や微粉体の旋回粉砕室の器壁等への圧着が生じや
すく、旋回粉砕室のリングライナーやトップ、ボトムラ
イナーのライナー部の摩耗が激しいという欠点を有し、
安定した連続生産が不可能という問題点を有していた。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、偏析の発生が起こらず高い粉砕効率と分級率を可能
とし粒径分布の狭い微粉を極めて高効率で得ることがで
きるとともに、旋回粉砕室の混相流の流速分布を均一に
することができ、砕料の旋回粉砕室内壁面への衝突依存
度を下げ砕料間衝突の依存度を高め、壁面の摩耗を防ぐ
とともに、微粉の圧着が極めて少なく、該旋回室内での
滞留時間を短くし、粉砕の処理能力を著しく向上させ長
時間の連続処理を可能としたジェットミルを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のジェットミルは、水平旋回流型のジェットミルであっ
て、中空円盤状の旋回粉砕室と、前記旋回粉砕室の側壁
に噴射口が周壁側に傾斜して配設された高圧ガスを噴射
して旋回流を形成するm個の粉砕ノズルと、前記旋回粉
砕室の側壁に配設された砕料を高圧ガスに同伴して導入
するn個のベンチュリーノズル(但し、m+n=a、a
は整数、m>n)と、前記ベンチュリーノズルの上流に
形成された固気混合室と、前記固気混合室に連設された
砕料供給部と、前記固気混合室に前記ベンチュリーノズ
ルと同軸に配設された押込ノズルと、前記旋回粉砕室の
中心部の上部に配設された微粉体が排出されるアウトレ
ットと、前記旋回粉砕室の下面中央に配設されたセンタ
ーポールと、を備え、前記ベンチュリーノズルが、前記
ベンチュリーノズルのスロート部と導入部との間に負圧
発生部を備え、前記負圧発生部の長さgが前記負圧発生
部の入口径Dの2〜4.2倍である構成を有している。
これにより、ベンチュリーノズルのスロート部とベンチ
ュリーノズルの導入部(上流側)との間に負圧発生部を
備えたことにより、砕料が押込ノズルからの高速ジェッ
ト流によって、ベンチュリーノズルに洩れなく吸い込ま
れ高速かつ安定して旋回粉砕室に供給されるという作用
を有する。また、負圧発生部の長さgが負圧発生部の入
口径Dの2〜4.2倍なので、ベンチュリーノズルの導
入部で旋回流が発生し難く吸い込みの負圧が小さくなら
ないとともに、負圧発生部での圧着が生成し難いという
作用を有する。ここで、負圧発生部は、ベンチュリーノ
ズルのスロート部と導入部の間に形成される。負圧発生
の傾斜角度θ1吐出部の傾斜角度θ2 はベンチュリ
ーノズルの軸線に対し、0.5°≦θ1 ≦θ2 、好まし
くは0.7°≦θ1 ≦θ2 で表される。尚、θ2 は2.
5°〜6°、好ましくは3°〜5°で形成される。θ1
が0.7°よりも小さくなるにつれ負圧の発生量が小さ
く吸い込み不足の傾向が現れだし、また、θ2 が5°よ
り大きくなるにつれて、同様に負圧の発生量が小さく吸
い込み不足の傾向が現れだすので、いずれも好ましくな
い。θ2 が3°よりも小さくなるにつれ導入部の入口で
圧力損失が生じ負圧発生部の機能が得られず粉砕能力を
低下させる傾向があり、また、5°よりも大きくなるに
つれ、固気混相流の流速を低下させ粉砕能力を低下させ
る傾向が認められるのでいずれも好ましくない。負圧発
生部の長さgは負圧発生部の入口径Dの2〜4.2倍、
好ましくは2.2〜3.8倍に形成される。負圧発生部
の長さgが負圧発生部の入口径Dよりも2.2倍から小
さくなるにつれベンチュリーノズルの導入部で旋回流を
発生し、吸い込みの負圧を小さくするという傾向が現れ
だし、また3.8倍より大きくなるにつれ負圧発生部で
の圧着を生成しやすくなるという傾向が現れだすので、
いずれも好ましくない。固気混合室のベンチュリーノズ
ル導入部と前記押込ノズルの吐出側との距離l(mm)
が、l=(D/d)×k(mm)で表され、かつk値が
k=7〜12(mm)好ましくはk=8〜10(mm)
(但し、D:負圧発生部の入口径、d:押込ノズルの吐
出側の径)を充たすように形成される。これにより、ベ
ンチュリーノズルと粉砕ノズルが同時に同一空気圧力で
立ち上がることができるとともに、砕料の種類にかかわ
らず砕料のスムーズな吸込みを行うことができ、連続運
転を可能とすることができる。ここで、ベンチュリーノ
ズルと押込ノズルの距離l(mm)は、ベンチュリーノ
ズルの導入部の入口と押込ノズルの先端部との距離であ
って、(D/d)×k(mm)=l(mm)、k=7〜
12(mm)好ましく8〜10(mm)の関係で表さ
れ、kが8(mm)より少なくするにつれ、砕料の吹い
込む力が小さくなる傾向が認められ、またkが10(m
m)より大きくするにつれ、押込ノズルからの高速ジェ
ット流が完全にベンチュリーノズルから逃げ、圧損が生
じる傾向が認められるので、いずれも好ましくないこと
が、ジェットミルの解析及び実験結果から得られた。旋
回粉砕室や粉砕ノズルや押込ノズル及びベンチュリーノ
ズルの素材としては、鉄系、アルミニウム系、銅系、チ
タン系の金属や合金又はセラミックスを複合させたもの
等が挙げられ、特に硬質合金が耐摩性の面から好まし
い。高圧ガスとしては、砕料の種類や粉砕条件に合せ
て、空気や窒素、アルゴン等の不活性ガスが用いられ
る。
【0006】本発明の請求項2に記載のジェットミル
は、請求項1に記載の発明において、前記スロート部の
長さhが、前記スロート部の口径eの2.25〜5倍で
ある構成を有している。この構成により、請求項1によ
り得られる作用の他、ベンチュリーノズルの吐出部の影
響を受けずに負圧が小さくなり難く、またスロート部で
の圧着が起こり難いという作用を有する。ここで、スロ
ート部の長さhはスロート部の口径eの2.25〜5
倍、好ましくは3〜4倍に形成される。スロート部の長
さhはスロート部の口径eの3倍よりも小さくなるにつ
れ、吐出部の影響をうけ負圧が小さくなるという傾向が
現れだし、また4倍より大きくなるにつれスロート部で
の圧着が起こりやすいという傾向が現れだすので、いず
れも好ましくない。
【0007】本発明の請求項3に記載のジェットミル
は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記
粉砕ノズルと前記ベンチュリーノズルの総計m+nが偶
数で、かつ5≦m≦15、1≦n≦5である構成を有し
ている。これにより、請求項1又は2により得られる作
用の他、旋回粉砕室の周壁に各ノズルが従来のような偏
在せずに等間隔で配置されているので、粉砕ノズルとベ
ンチュリーノズルとから系内に噴射される圧力をシンク
ロさせバランスを取ることができるので、旋回流の偏析
その発生を防ぎその結果、運転操作を容易にすることが
できるという作用が得られ、砕料の壁面の衝突依存度を
下げ粒子間衝突での依存値を上げることができ、旋回粉
砕室内のライナー部の摩耗を著しく抑えることができ
る。更に、砕料が旋回粉砕室に偏析されるのを防止する
ので、粉砕効率を上げ分級率を高めることができる。こ
こで、粉砕ノズルの個数mとベンチュリーノズルの個数
nは、5≦m≦15、1≦n≦5好ましくは5≦m≦1
4、1≦n≦2とされる。粉砕ノズルの個数が5より少
なくなるにつれ、旋回流の形と速度の制御性が欠けてく
る傾向が認められ、また14より多くなるにつれ、ジェ
ットミルの構造が複雑になり固気混相流の制御が困難に
なる傾向が認められるので、いずれも好ましくない。
【0008】本発明の請求項4に記載のジェットミル
は、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の発明にお
いて、前記粉砕ノズルの各々が、上下にp段(但し、2
≦p≦5)及び/又は左右にq列(但し、1≦q≦5)
の噴射部を備えた構成を有している。これにより、請求
項1乃至3の内いずれか1項により得られる作用の他、
旋回粉砕室内の粉砕ゾーンと分級ゾーンの旋回流を3次
元的に制御することができるとともに、粒子の形状を丸
め、粒径分布を狭くし、更に粒径分布の範囲を自在に制
御することができるという作用を有する。粉砕ノズルの
各々が多段及び/又は多列の噴射部を有していることに
より、旋回粉砕室内の流線を多段な層として3次元的に
とらえ、ミル内の高さ方向での速度差を小さくすること
により、粒子のミル内滞留時間を短くし、粉砕の処理能
力を向上させることができるという作用を有する。ここ
で、粉砕ノズルの噴射部の段数(p)は、2≦p≦5、
好ましくはp=3が用いられる。段数pが2よりも少な
いと旋回粉砕室内の上下方向で旋回流の流速が中央部に
比べ低下する傾向があり、また、pが4より多いか、あ
るいは噴射部の列数(q)が5列を越えるにつれ旋回流
のバランスが取り難く、かつ3次元的に旋回流を制御す
ることが困難になる傾向が認められるので好ましくな
い。
【0009】本発明の請求項5に記載のジェットミル
は、請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の発明にお
いて、前記噴射部の前記各列及び/又は各段の前記噴射
口の口径及び/又は前記噴射部の噴射角度の1以上が異
なって形成された構成を有している。これにより、請求
項1乃至4の内いずれか1項により得られる作用の他、
粉砕ノズルが各段で各噴射部の噴射口の口径が1以上異
なるので、水平面と高さの3次元的な粉砕旋回流の形と
速度を制御させることができる。固気の混相旋回流を3
次元的に制御することにより、各物性の異なる各種の砕
料に合せて最適な旋回流を形成できるので、粒度調整や
微粉の圧着を防止するとともに、偏析がないので、ライ
ナー部の摩耗を防止することができるという作用を有す
る。また、粉砕ノズルの各列の噴射角度の1以上が異な
っているので、旋回流中の砕料同志の衝突依存度を向上
できるとともに、各物性の異なる各種の砕料に合せて最
適な旋回流を形成できるという作用を有する。粉砕ノズ
ルの各列及び各段の噴射口の口径や噴射角度は、上流側
に詰栓等で塞ぐことにより、砕料に応じた噴射口径や噴
射角度に変えることができるので、セラミックスのよう
に比重の重いものには下側の噴射口の口径を大きくして
風量を増やし、また、電極用のコークスやカーボン、ト
ナー等の比重の小さい場合には上側の噴射口の口径を大
きくすることにより砕料の衝突頻度を上げ短時間で粒度
分布の狭い微粉体を得ることができるという作用を有す
る。粉砕ノズルを取り換えるだけで噴射角度を各列で変
えることができるので、物性の異なる砕料毎に旋回ミル
内旋回流を制御でき、それぞれの砕料に適した旋回流の
形成をすることができるという作用を有する。ここで、
粉砕ノズルの各列噴射部の噴射角度が粉砕ノズルを取り
替えることによって、20°〜80°の範囲で調節する
ことにより、旋回流中の砕料同志の衝突依存度が調節さ
れる。各列の噴射口の口径は押込ノズルの風量をqp
し、粉砕ノズル1個の風量をqGとすると、0.3qG
p≦2.1qGとする。ここで、qpが0.3qGよりも
少なくなるにつれベンチュリ−ノズルの負圧の発生が小
さくなり砕料の吸込みが弱くなるという傾向が生じ、ま
たはqpが2.1qGよりも多くなるにつれジェットミル
内での旋回流を乱すという傾向が認められだすので、い
ずれも好ましくない。粉砕ノズルの各列噴射部の噴射角
度は20°より小さくなるにつれ、粉砕旋回流の速度が
低下し、旋回粉砕室に砕料が偏析し、粉砕効率が低くな
る傾向が認められ、また80°より大きくなるにつれ、
旋回粉砕室のリングライナーの摩耗が大きくなる傾向が
認められるので、いずれも好ましくない。また、各列の
噴射部の噴射角度は、粉砕ノズルの普遍性を持たせるた
めには、22.5°(偏析し易い砕料や分散し難い砕
料)、45°(硬度が大きくライナー部を摩耗し易い砕
料)、67.5°(圧着性を有する砕料)の噴射角度を
組み合わせることにより、比重の大きい砕料から小さい
砕料まで効率的に破砕を行うことができる。
【0010】本発明の請求項6に記載のジェットミル
は、請求項4又は5に記載の発明において、前記粉砕ノ
ズルの前記噴射部が上流側に形成されたプラグ挿入孔を
有した構成からなる。これにより、請求項4又は5の内
いずれか1項により得られる作用の他、プラグ挿入孔に
プラグを挿入するだけで、砕料に応じた最適の粉砕条件
を得ることができるという作用を有する。ここで、プラ
グ挿入孔に挿入されるプラグとしては金属製や合成樹脂
製のもの等が使用できる。
【0011】本発明の請求項7に記載のジェットミル
は、請求項1乃至6に記載の発明において、前記センタ
ーポールの頂点と、前記アウトレットの下端面が前記旋
回粉砕室の高さ方向の中心線上にある構成を有してい
る。これにより、請求項1乃至6の内いずれか1項によ
り得られる作用の他、旋回粉砕室の上面のセンターポー
ル及び旋回粉砕室の下面のアウトレットが旋回粉砕室の
中心線上にした構成を形成することにより、旋回粉砕室
内が分級ゾーンと粉砕ゾーンを明確に分けることがで
き、所定サイズの微粉かつ粒径分布の狭いものが旋回粉
砕室上部のアウトレットから排出されるとともに、粗粉
は高速ジェット流により生ずる遠心力によって外周に飛
ばされ、高速ジェット流中の原料同志の衝突依存度を向
上させることができるという作用を有する。ここで、ア
ウトレットやセンターポールの素材としては、鉄系、ア
ルミニウム系、銅系、チタン系の金属や合金又はセラミ
ックスを複合させたもの等が挙げられ、特に硬質合金が
耐摩性の面から好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。 (実施の形態1) 本発明の実施の形態1におけるジェットミルについて、
以下図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態
1におけるジェットミルの要部断面図であり、図2は図
1のI−I線の要部断面図であり、図3は本発明の実施
の形態1におけるジェットミルの固気混合室の要部断面
図であり、図4は本発明の実施の形態1におけるジェッ
トミルのベンチュリーノズルの要部断面図である。図1
において、1は実施の形態1におけるジェットミル、2
は中空円盤状に形成された旋回粉砕室、3は旋回粉砕室
2に等間隔で7個配設された粉砕ノズル、4は旋回粉砕
室2に1個配設されたベンチュリーノズル、5はベンチ
ュリーノズル4の上流側に固気混合室8を介してベンチ
ュリーノズル5と同軸に配設された押込ノズル、6は本
体ケーシング、7は旋回粉砕室2のリングライナー、8
は固気混合室、9、10は旋回粉砕室2の上下に配設さ
れたトップライナー及びボトムライナー、11はボトム
ライナー10の中央に脱着自在に配設された上部が略円
錐状に形成されたセンターポール、12はセンターポー
ル11と同軸に形成されトップライナー9に脱着自在に
配設されたアウトレット、13は固気混合室8に連設さ
れた砕料供給部、14はスリーブ14aで形成された微
粉体排出口、14aはスリーブ、15は高圧ヘッダー
管、15aは高圧ヘッダー管15から粉砕ノズル3や押
込ノズル5に高圧ガスを送気する高圧ガスパイプ、16
は高圧ガスパイプ15aの圧力を調整する圧力調整バル
ブである。
【0013】図2において、αはベンチュリーノズルの
噴射角度、γは粉砕ノズルの噴射部の噴射角度である。
αは20°〜70°、好ましくは30°〜50°に調整
される。30°より小さくなるにつれ、混相流の吸い込
みに抵抗を生じ旋回流を乱すという傾向が現れだし、ま
た50°より大きくなるにつれ、ライナー部での圧着や
摩耗を生じやすいという傾向が現れだすので、いずれも
好ましくない。γは粉砕ノズルの数と砕料の種類によっ
て異なる。図3において、Dはベンチュリーノズル4の
負圧発生部Z 2 入口径、dは押込ノズル5の出口径、
lはベンチュリーノズル4の導入部 1 と押込ノズル5
の吐出側との距離である。固気混合室8のベンチュリー
ノズル4の導入部 1 と押込ノズル5の吐出側端部との
距離lは、l=(D/d)×k(mm)の式を充たすよ
うに押込ノズル5の位置が決められている。ここで、k
値は解析と実験により得られた値でk=7〜12(m
m)好ましくは8〜10(mm)の値を採用される。
【0014】図4において、θ1はベンチュリーノズル
の軸線に対する負圧発生部Z 2 の傾斜角度、θ2はベン
チュリーノズル吐出部Z 4 の傾斜角度、θ3はベンチ
ュリーノズル4の導入部Z1の傾斜角度、Z1はベンチュ
リーノズルの上流側の大きく拡開した固気混相流の導
入部、Z2 は導入部 1 端部から軸線に対し緩やかに傾
斜して形成された負圧発生部、Z3は軸線に対し略平行
に形成されたスロート部、Z4はスロート部Z3の後部か
ら拡開された吐出部、eはスロート部Z3の口径、hは
スロート部Z3の長さ、gは負圧発生部Z2の長さであ
る。負圧発生部Z 2 の傾斜角度θ1とスロート部Z3の出
口の傾斜角度θ2はベンチュリーノズルの軸線に対し、
0.5°≦θ1≦θ2 、好ましくは0.7°≦θ1≦θ2
で形成されている。尚、θ2は2.5°〜6°、好まし
くは3°〜5°で形成される。また、負圧発生部Z2
長さgはベンチュリーノズルの負圧発生部Z 2 の入口
Dの2〜4.2倍、好ましくは2.2〜3.8倍、スロ
ート部Z3の長さhはスロート部Z3の口径eの2.25
〜5倍、好ましくは3〜4倍に形成されている。
【0015】以上のように構成された実施の形態1のジ
ェットミルについて、以下その動作を説明する。1つの
圧力調整バルブ16を開にするだけで、粉砕ノズル3と
押込ノズル5に高圧ガスが同一圧力で供給される。砕料
砕料供給部13から供給され、押込ノズル5から噴射
される高速ジェット流により、固気混合室8中で砕料と
空気とを混合される。ベンチュリーノズル4と押込ノズ
ル5の距離l(mm)は、(D/d)×k(mm)=l
(mm)、k=7〜12(mm)好ましく8〜10(m
m)の関係を充たすことにより、旋回粉砕室5とベンチ
ュリーノズル4の出口に圧損がないので、ベンチュリー
ノズル4からの混相流は安定かつ高速度でベンチュリー
ノズル4から旋回粉砕室2に導入される。粉砕ノズル3
から高速ジェット流によって、旋回粉砕室2は旋回流が
生じ、旋回粉砕室2の外周側に粉砕ゾーンが形成され、
旋回粉砕室2の中央側に分級ゾーンが形成される。高速
ジェットと旋回流により砕料同志が衝突され、砕料の微
粉砕を行う。分級ゾーンで分級した微粉は旋回粉砕室
のアウトレット12から微粉体排出口14を通じて排出
されるとともに、粗粉は旋回により生ずる遠心力によっ
て外周に旋回させ、粗粉同志が衝突され、繰り返し破砕
が行われる。ベンチュリ−ノズルの負圧発生部 2
より、導入部 1 から導入された固気混相流は流速が加
速されて旋回粉砕室に噴射される。また、押込ノズル
とベンチュリーノズルの導入部 1 を所定距離に保
つとともに、負圧発生部 2 を備えることにより押込ノ
ズルの風量及び風圧を損なうことなく旋回粉砕室
該混相流を噴射するので、旋回流のバランスを崩すこと
なく、制御された旋回流を得ることができる。
【0016】以上のように実施の形態1によれば、ベン
チュリーノズルのスムーな固気混合流を実現させるこ
とができ、その結果偏析の発生が起こらず高い粉砕効率
と分級率を可能とし粒径分布の狭い微粉を極めて高効率
で得ることができるとともに、旋回粉砕室の混相流の流
速分布を均一にすることができ、砕料の旋回粉砕室内の
滞留時間を短くし、粉砕の処理能力を著しく向上させた
ジェットミルを提供することができる。
【0017】(実施の形態2) 本発明の実施の形態2におけるジェットミルについて、
以下図面を用いて説明する。図5は本発明の実施の形態
2におけるジェットミルの要部断面図であり、図6は図
5のII−II線の要部断面図であり、図7(a)は本発明
の実施の形態2の粉砕ノズルの背面透視図であり、図7
(b)は粉砕ノズルの底面図であり、図7(c)は図7
(b)のIII −III 線の要部断面図である。尚、実施の
形態1と同様のものには同一の符号を付して説明を省略
する。図5において、30は実施の形態2におけるジェ
ットミル、31は噴射部が上下に3段、左右に3列合計
9個形成された複合噴射ノズル、複合噴射ノズル31は
旋回粉砕室2に等間隔で7個配設されている。32、3
3、34は複合噴射ノズル31の上中下段に各々形成さ
れた噴射部、35、36はセンターポール及びアウトレ
ットである。図6において、37は噴射角度βが67.
5°に形成された第1列の粉砕ノズルの噴射口、38は
噴射角度γが45°に形成された第2列の粉砕ノズルの
噴射口、39は噴射角度δが22.5°に形成された第
3列の粉砕ノズルの噴射口、αはベンチュリーノズルの
噴射角度である。図7において、40は複合噴射ノズル
31の噴射部であり、41は複合噴射ノズル31の噴射
部40の基部に拡開して形成され砕料の種類や処理条件
に応じプラグ42を挿着するプラグ挿入孔であり、42
はプラグである。
【0018】以上のように構成された実施の形態2にお
けるジェットミルについて、以下その動作を説明する。
旋回粉砕室2のリングライナー7には所定位置及び角度
に7個の複合粉砕ノズル31が設置され、1個の複合粉
砕ノズル31には3列と3段で合計9個の噴射口が形成
されている。上段の噴射部32にはジェットミル30の
高さ方向の上層を制御させ、中段の噴射部33にはジェ
ットミル30の高さ方向の中層を制御させ、下段の噴射
部34にはジェットミル30の高さ方向の下層を制御さ
せることにより、3次元的に粉砕旋回流の形と速度を制
御させることができる。複合粉砕ノズル31の第1列噴
射口37の噴射角度βが50°〜80°の範囲を調節す
ることにより、砕料と旋回粉砕室のリングライナー7
との衝突依存度を制御させることができる。複合粉砕ノ
ズル31の第2列噴射口38の噴射角度γが30°〜6
0°の範囲を調節することにより、旋回流中の砕料同志
の衝突依存度を制御させることができる。複合粉砕ノズ
ル31の第3列噴射口39の噴射角度δが20°〜50
°の範囲を調節することにより、砕料がジェットミル
内の停留時間を制御させることができる。複合粉砕ノ
ズル31の各噴射口から高速ジェット流によって、旋回
粉砕室2には旋回流が生じ、旋回粉砕室2の内周側に粉
砕ゾーンが形成され、旋回粉砕室2の中央側に分級ゾー
ンが形成される。高速ジェットと旋回流により原料同志
が衝突され、砕料の粉砕を行う。分級ゾーンで分級した
微粉は旋回粉砕室のアウトレット36から微粉体排出
口14aを通じて排出されるとともに、粗粉は旋回によ
り生ずる遠心力によって外周に旋回させ、砕料同志が衝
突され、繰り返し破砕を行う。また、プラグ42を挿入
孔40に挿着することにより、噴射部32,33,34
の噴射角度や噴射口数を制御し各種粉体に適した旋回流
を形成できる。
【0019】次に、粉砕ノズルの噴射部を1列にし、各
噴射部の噴射口の口径を変えた場合の旋回流の状況を模
式図を用いて説明する。図8は複合噴射ノズルの1列の
噴射口の口径と旋回流の関係を示す模式図である。図8
において、粉砕ノズル31の1列の噴射口の口径を各段
で代えることにより、砕料に応じた旋回流が得られるこ
とがわかる。aの場合は全層に均一に旋回流が形成でき
るので、各種砕料を高効率で粉砕することができる。b
の場合は上層に多量の風量が得られるので、トナーやカ
ーボン等の比重の軽い砕料に適している。cの場合は、
下層に多量の風量が行られるので、ファインセラミック
等の比重の重い砕料に適している。dの場合は数種類の
比重の異なる粉体の混合の砕料に適している。eの場合
は各種粉体を小動力で粉砕を行う時に適している。fの
場合は比重が重く特に分散性の悪い粉体の砕料に適して
いる。gの場合は比重が軽く、壊れやすい粉体の砕料に
適している。ここで、口径比としては、大中小の口径比
は小口径をa、中口径をb、大口径をcとすると、a:
b:c=a:1.5〜3a:3a〜6aであることが確
認テストによりわかった。
【0020】次に、実施の形態2の変形例について、図
面を用いて説明する。図9(a)は本発明の実施の形態
2の組み立て粉砕ノズルの本体の要部断面図であり、図
9(b)は組み立て粉砕ノズルの本体の底面図であり、
図9(c)は組み立て粉砕ノズルの本体の正面図であ
り、図9(d)は組み立て粉砕ノズルの挿着式噴射部の
要部断面図である。図9において、50は本発明の実施
の形態2の変形例における本体の軸方向に各列が異なっ
た角度で貫設された挿着式噴射部の挿入孔を備えた組み
立て粉砕ノズル、51は組み立て粉砕ノズルの本体、5
2,53,54は各々第1列,第2列,第3列の挿着式
噴射部が挿入される角形に形成された挿入孔である。挿
入孔52,54は旋回粉砕室に組み立て粉砕ノズル5
0を挿着したときに所定の噴射角度(ex.22.5
°,67.5°)が得られるように本体51の軸方向に
対して傾斜して穿設されている。52a,53a,54
aは各々各列の挿入孔52,53,54に挿着される挿
着式噴射部、42は挿入孔52,53,54の上流側に
形成されたプラグ挿入孔に必要に応じて挿着されるプラ
グである。以上のように構成された実施の形態2の変形
例における組み立て粉砕ノズルについて、以下その動作
を説明する。組み立て粉砕ノズル50の各列52,5
3,54及び/又は各段32,33,34の噴射口の口
径及び/又は噴射角度は、砕料の種類や粉砕条件に応じ
て、適宜最適の挿着式噴射部52a,53a,54aを
選択し挿着するだけで得られ、これにより砕料に応じた
最適の旋回流が得られる。挿入孔が角形に形成されてい
るので、高圧ガスが導入された場合でも噴射部はずれる
ことがなく、所定位置及び角度を保持できる。尚、挿入
孔52,54を所定の噴射角度が得られるように本体5
1の軸方向に対して傾斜して穿設したが、挿入孔52,
54を本体51の軸方向に対して平行に穿設し、挿着式
噴射部52a,54aの噴射孔を本体51の軸方向に対
して所定の角度傾斜して形成しても良い。
【0021】以上のように実施の形態2によれば、実施
の形態1で得られる作用の他、ベンチュリーノズルの噴
射角度α、複合粉砕ノズルの噴射部の噴射角度β、γと
δを調節し、1個の複合粉砕ノズルに1列以上と1段以
上噴射口を設けることにより、旋回粉砕室内の粉砕ゾー
ンと分級ゾーンの旋回流を3次元的に制御することがで
きるとともに、粒度調整や微粉の圧着を防止することが
でき、旋回粉砕室内の砕料の偏析をなくし、リング部や
トップ、ボトムのライナー部の摩耗を最小に抑え粉砕効
率を向上させ、粒子の形状を丸め、粒径分布を狭くする
とともに、更に粒径分布範囲を自在に制御することがで
きる水平旋回流型ジェットミルを提供することができ
る。なお、以上の説明では、旋回粉砕室2の周囲を8等
分する位置でベンチュリーノズルを除いて7個粉砕ノズ
ルが所定角度にそれぞれ設けられていた例で説明した
が、その他の等分数を構成したものについても同様に実
施可能である。また、列数を3列で説明したが、1列乃
至複数列でもよい。
【0022】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。 (実施例1) 実施の形態1におけるジェットミルを使用して、V25
触媒の粉砕試験を行った。旋回粉砕室は内径400m
m、高さが70mmに調整したものを用いた。粉砕ノズ
ルは1個の噴射口で径が3.4mmのものを7個とベン
チュリ−ノズルを1個用い旋回粉砕室の周壁を8等分に
した各位置に配設した。 (2)砕料: V25触媒、X50=15μmである。 (3)粉砕条件: 押込ノズルと粉砕ノズルの空圧、7kgf/cm2;砕
料導入量、60kg/hr;連続運転72hr。 以上の条件でV25触媒の粉砕試験を行った。運転終了
後、ジェットミルを分解し旋回粉砕室内リングライナー
のV25触媒圧着層を測定した。その結果、最大圧着層
の厚みが3.7mmであった。
【0023】(比較例1) 比較例1は従来のジェットミルを使用して、V25触媒
の粉砕試験を行った。 (1)ジェットミルのサイズと構造: 旋回粉砕室は実施例1と同一大きさのものを用いた。ま
た、粉砕ノズル及びベンチュリ−ノズルは実施例1と同
一のものを用いた。粉砕ノズルは8個を旋回粉砕室の8
等分にした各位置に配設し、2個の粉砕ノズルの間に1
個のベンチュリ−ノズルを配設したのもである。 (2)砕料: 実施例1と同一のものを用いた。 (3)粉砕条件: 実施例1と同一の条件下で行った。運転終了後、ジェッ
トミルを分解し、旋回粉砕室内リングライナーのV25
触媒圧着層を測定した。その結果、最大圧着層の厚みが
12mmであった。実施例1及び比較例1の最大圧着層
の厚み値から明らかなように、実施例1のジェットミル
が従来のものと比べて、72時間に運転した後のジェッ
トミル内リングライナーにV25触媒最大圧着層の厚み
が比較例1の31%にすぎないことが分かった。以上の
ように実施の形態1の実施例1によれば、旋回粉砕室内
高速ジェットにより、砕料同志を衝突させ、粉砕効率を
向上させることがわかる。また、粒子の形状は全て丸味
をおびていた。このことから高品質の微粉体が得られる
ことが分かった。
【0024】(実施例2) 実施の形態2におけるジェットミルを使用して、V25
触媒の粉砕試験を行った。 (1)ジェットミルのサイズと構造: 旋回粉砕室は実施例1と同一のものを用いた。複合粉砕
ノズルは、1列に3個の噴射口(口径が2.0mm)を
7個用いた。ベンチュリーノズルは1個用い、旋回粉砕
室の周壁を8等分にした各位置に配設した。 (2)砕料及び(3)粉砕条件は実施例1と同一の砕料
及び条件で行った。評価は、粉砕した微粉体をレーザー
粒子分布計で粒子分布及び粒径を測定した。その結果を
図10に示した。図10は粉砕した微粉体の粒径と粒径
累積%との関係を示す図である。
【0025】(比較例2) 比較例2は比較例1のジェットミルを用い、実施例2と
同一の条件下で行った。次いで、実施例2と同一の条件
で評価を行った。その結果を図10に示した。図10か
ら明らかなように、実施例2の粉砕した微粉体の最大粒
径が6.0μmに対して、比較例2には32.0μmで
あることが分かった。粒度分布範囲が実施例2は比較例
2の18%に狭くできることがわかった。実施例2は旋
回粉砕室内の高速ジェットにより、砕料同志を衝突さ
せ、粉砕効率を向上すると共に、旋回粉砕室内の砕料を
偏析しなく、粉砕効率を向上させ、微粉体精度としての
粒径分布を狭く、かつ粒径分布範囲を調節できるためで
ある。また、実施例2の粒径X50が1.82μmに対し
て、比較例2の粒径X50が3.82μmであることが分
かった。実施例2の粒径X50が比較例2の粒径X50の4
7%にすぎないことから、実施例2の粒度分布が著しく
狭いことが分かる。また、実験終了後、実施例2のジェ
ットミルを分解し旋回粉砕室の内部を確認したことろ微
粉の圧着現象は確認できなかった。これに対し、比較例
2のものは比較例1と同様の圧着が見られた。このこと
から実施例2では偏析が生じておらず、旋回流がバラン
スして制御されていることが分かった。
【0026】(実施例3) 実施の形態2におけるジェットミルを使用して、高速ジ
ェット流の圧力に対する砕料の粒径分布の依存性を確認
した。 (1)高速ジェット流の圧力7.5kgf/cm
2(a)、4.5kgf/cm2(b)で行った。 (2)砕料及び導入量: エポキシ系樹脂(X50=50μm)を用い、各々導入量
は10kg/hrで行った。粉砕した微粉体は実施例2
と同じ方法で分布範囲と粒度分布を測定した。その結果
を図11、図12に示した。図11は高速ジェット流の
圧力が7.5kgf/cm2における微粉体の粒径分布
%の依存性を示す図であり、図12は高速ジェット流の
圧力が4.5kgf/cm2における微粉体の粒径分布
%の依存性を示す図である。図11、図12から明らか
なように、図11の微粉体の粒度分布が粒径2.5μm
〜23.3μmの範囲に対して、図12は7.0μm〜
35.0μmの範囲であることが分かった。また、粒径
分布曲線はほとんど変わらないことが分かった。このこ
とから高速ジェット流の圧力を変えるだけで、狭い粒径
分布で粒度の大きさを自由に変化させることが可能なこ
とがわかった。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明におけるジェットミ
ルによれば、以下のような優れた効果を実現できる。本
発明の請求項1に記載のジェットミルによれば、(1)ベンチュリーノズルのスロート部とベンチュリー
ノズルの導入部(上流側)との間に負圧発生部を備えた
ことにより、砕料が押込ノズルからの高速ジェット流に
よって、ベンチュリーノズルに洩れなく吸い込まれ高速
かつ安定して旋回粉砕室に供給することができる。 (2)ベンチュリーノズルの導入部で旋回流が発生し難
いので吸い込みの負圧が小さくならず、負圧発生部での
圧着が生成し難い。 本発明の請求項2に記載のジェット
ミルによれば、請求項1に記載の効果に加えて、(3)吐出部の影響を受けずに負圧が小さくなり難く、
またスロート部での圧 着が起こり難い。 本発明の請求項
3に記載のジェットミルによれば、請求項1又は2の内
いずれか1項に記載の効果に加えて、 ()旋回粉砕室の周壁に各ノズルが従来のような偏在
せずに等間隔で配置されているので、粉砕ノズルとベン
チュリーノズルとから系内に噴射される圧力をシンクロ
させバランスを取ることができるので、旋回流の偏析そ
の発生を防ぎその結果、運転操作を容易にすることがで
きるとともに、砕料の壁面の衝突依存度を下げ粒子間衝
突での依存値を上げることができ、旋回粉砕室内のライ
ナー部の摩耗を著しく抑えることができる。更に、砕料
が旋回粉砕室に偏析されるのを防止するので、粉砕効率
を上げ分級率を高めることができる。本発明の請求項4
に記載のジェットミルによれば、請求項1乃至3の内い
ずれか1項に記載の効果に加えて、 ()旋回粉砕室内の粉砕ゾーンと分級ゾーンの旋回流
を3次元的に制御することができるとともに、粒子の形
状を丸め、粒径分布を狭くし、更に粒径分布の範囲を自
在に制御することができる。 ()多列粉砕ノズルに多段噴射部を有していることに
より、旋回粉砕室内の流線を多段な層として3次元的に
とらえ、ミル内の高さ方向での速度差を小さくすること
により、粒子のミル内滞留時間を短くし、粉砕の処理能
力を向上させることができる。本発明の請求項5に記載
のジェットミルによれば、請求項1乃至4の内いずれか
1項に記載の効果に加えて、 ()粉砕ノズルが多列で各噴射部の噴射角度がそれぞ
れ異なるので、水平面と高さの3次元的な粉砕旋回流の
形と速度を制御させることができる。固気の混相旋回流
を3次元的に制御することにより、各物性の異なる各種
の砕料に合せて最適な旋回流を形成できるので、粒度調
整や微粉の圧着を防止するとともに、偏析がないので、
ライナー部の摩耗を防止することができる。 ()粉砕ノズルの各列の噴射口の口径及び/又は噴射
角度の1以上が異なっているので、旋回流中の砕料同志
の衝突依存度を向上できるとともに、各物性の異なる各
種の砕料に合せて最適な旋回流を形成できる。 ()粉砕ノズルの各列噴射口の口径を変えることがで
きるので、セラミックスのように比重の重いものには下
側の噴射口の口径を大きくして風量を増やし、また、電
極用のコークスやカーボン、トナー等の比重の小さい場
合には上側の噴射口の口径を大きくすることにより砕料
の衝突頻度を上げ短時間で粒度分布の狭い微粉体を得る
ことができる。 (10)粉砕ノズルを取り換えるだけで噴射角度を各列
で変えることができるので、物性の異なる砕料毎にジェ
ットミル内の旋回流を制御でき、それぞれの砕料に適し
た旋回流の形成をすることができる。本発明の請求項6
に記載のジェットミルによれば、請求項4又は5の内い
ずれか1項に記載の効果に加えて、 (11)プラグ挿入孔にプラグを挿入するだけで、砕料
に応じた最適の粉砕条件を得ることができる。本発明の
請求項7に記載のジェットミルによれば、請求項1乃至
6の内いずれか1項に記載の効果に加えて、 (12)旋回粉砕室の上面のセンターポール及び旋回粉
砕室の下面のアウトレットが旋回粉砕室の中心線上にし
た構成を形成することにより、旋回粉砕室内が分級ゾー
ンと粉砕ゾーンを明確に分けることができ、所定サイズ
の微粉かつ粒径分布の狭いものが旋回粉砕室上部のアウ
トレットから排出されるとともに、粗粉は高速ジェット
流により生ずる遠心力によって外周に飛ばされ、高速ジ
ェット流中の砕料同志の衝突依存度を向上させることを
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるジェットミルの
要部断面図
【図2】図1のI−I線の要部断面図
【図3】本発明の実施の形態1におけるジェットミルの
固気混合室の要部断面図
【図4】本発明の実施の形態1におけるジェットミルの
ベンチュリ−ノズルの要部断面図
【図5】本発明の実施の形態2におけるジェットミルの
要部断面図
【図6】図5のII−II線の要部断面図
【図7】(a)本発明の実施の形態2の粉砕ノズルの背
面透視図 (b)粉砕ノズルの底面図 (c)図7(b)のIII −III 線の要部断面図
【図8】本発明の複合噴射ノズルの1列の噴射口の口径
と旋回流の関係を示す模式図
【図9】(a)本発明の実施の形態2の組み立て粉砕ノ
ズルの本体の要部断面図 (b)組み立て粉砕ノズルの本体の底面図 (c)組み立て粉砕ノズルの本体の正面図 (d)組み立て粉砕ノズルの挿着式噴射部の要部断面図
【図10】本発明の実施例2と比較例2の粉砕した微粉
体の粒径と粒径累積%との関係を示す図
【図11】本発明の実施例3の高速ジェット流の圧力が
7.5kgf/cm2 における微粉体の粒径分布%の依
存性を示す図
【図12】本発明の実施例3の高速ジェット流の圧力が
4.5kgf/cm2 における微粉体の粒径分布%の依
存性を示す図
【符号の説明】
1 実施の形態1におけるジェットミル 2 旋回粉砕室 3 粉砕ノズル 4 ベンチュリーノズル 5 押込ノズル 6 本体ケーシング 7 リングライナー 8 固気混合室 9 トップライナー 10 ボトムライナー 11 センターポール 12 アウトレット 13 砕料供給部 14 微粉体排出口 14a スリーブ 15 高圧ヘッダー管 15a 高圧ガスパイプ 16 圧力調整バルブ 30 実施の形態2におけるジェットミル 31 複合粉砕ノズル 32,33,34 噴射部 35 センターポール 36 アウトレット 37,38,39 噴射口 40 噴射部 41 プラグ挿入孔 42 プラグ 50 実施の形態2の変形例の組み立て粉砕ノズル 51 組み立て粉砕ノズルの本体 52,53,54 挿入孔 52a,53a,54a 挿着式噴射部 θ1 負圧発生部の傾斜角度 θ2 吐出部の傾斜角度 θ3 ベンチュリーノズルの導入部の傾斜角度 Z1 ベンチュリーノズルの導入部 Z2 負圧発生部 Z3 スロート部 Z4 吐出部 e スロート部の口径 D 負圧発生部の入口径 h スロート部の長さ g 負圧発生部の長さ d 押込ノズルの出口径 l ベンチュリーノズルの導入部と押込ノズルの吐出側
との距離 α ベンチュリーノズルの噴射角度 β,γ,δ 粉砕ノズルの噴射部の噴射角度

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平旋回流型のジェットミルであって、中
    空円盤状の旋回粉砕室と、前記旋回粉砕室の側壁に噴射
    口が周壁側に傾斜して配設された高圧ガスを噴射して旋
    回流を形成するm個の粉砕ノズルと、前記旋回粉砕室の
    側壁に配設された砕料を高圧ガスに同伴して導入するn
    個のベンチュリーノズル(但し、m+n=a、aは整
    数、m>n)と、前記ベンチュリーノズルの上流に形成
    された固気混合室と、前記固気混合室に連設された砕料
    供給部と、前記固気混合室に前記ベンチュリーノズルと
    同軸に配設された押込ノズルと、前記旋回粉砕室の中心
    部の上部に配設された微粉体が排出されるアウトレット
    と、前記旋回粉砕室の下面中央に配設されたセンターポ
    ールと、を備え、前記ベンチュリーノズルが、前記ベンチュリーノズルの
    スロート部と導入部との間に負圧発生部を備え、前記負
    圧発生部の長さgが前記負圧発生部の入口径Dの2〜
    4.2倍である ことを特徴とするジェットミル。
  2. 【請求項2】前記スロート部の長さhが、前記スロート
    部の口径eの2.25〜5倍であることを特徴とする請
    求項1に記載のジェットミル。
  3. 【請求項3】前記粉砕ノズルとベンチュリーノズルの総
    計m+nが偶数で、かつ5≦m≦15、1≦n≦5であ
    ることを特徴とする請求項1又は2の内いずれか1項に
    記載のジェットミル。
  4. 【請求項4】前記粉砕ノズルの各々が、上下にp段(但
    し、2≦p≦5)及び/又は左右にq列(但し、1≦q
    ≦5)の噴射部を備えていることを特徴とする請求項1
    乃至3の内いずれか1項に記載のジェットミル。
  5. 【請求項5】前記噴射部の前記各列及び/又は各段の前
    記噴射口の口径及び/又は前記噴射部の噴射角度の1以
    上が異なって形成されていることを特徴とする請求項1
    乃至4の内いずれか1項に記載のジェットミル。
  6. 【請求項6】前記粉砕ノズルの前記噴射部が上流側に形
    成されたプラグ挿入孔を有していることを特徴とする請
    求項4又は5に記載のジェットミル。
  7. 【請求項7】前記センターポールの頂点と、前記アウト
    レットの下端面が前記旋回粉砕室の高さ方向の中心面上
    にあることを特徴とする請求項1乃至6の内いずれか1
    項に記載のジェットミル。
JP21803098A 1998-07-31 1998-07-31 ジェットミル Expired - Lifetime JP3335312B2 (ja)

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