JP3334789B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3334789B2
JP3334789B2 JP25018897A JP25018897A JP3334789B2 JP 3334789 B2 JP3334789 B2 JP 3334789B2 JP 25018897 A JP25018897 A JP 25018897A JP 25018897 A JP25018897 A JP 25018897A JP 3334789 B2 JP3334789 B2 JP 3334789B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
係るものであり、特には、スタティック型ランダムアク
セスメモリ(以下、「SRAM」という)のメモリセル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、SRAMの集積度が進み、各メモ
リセルの占有面積を減少させなければならない。図3に
示すように、4つのバルクトランジスタQ1〜Q4と、
2つの負荷素子L1、L2とで構成される6素子型メモ
リセルMC1は、その占有面積が、バルクトランジスタ
Q1〜Q4の最小寸法で決まるため、微細加工技術によ
り決定されていた。なお、同図に於いて、N1、N2は
記憶ノード、WL1はワード線、DATA、DATAB
はデータ線対である。
【0003】しかしながら、現在、この高集積化の要求
に、微細加工技術が十分応じきれていないため、高密度
化に伴い、メモリセルアレイの占める面積が増大して行
くのが現状である。その結果、SRAMを構成する半導
体チップの寸法が大きくなり、製造歩留まりの低下や、
パッケージの大型化という問題点を生じている。
【0004】これに対して、メモリセルの2つのドライ
ブトランジスタをバルクトランジスタで構成し、2つの
アクセストランジスタを薄膜トランジスタで構成すると
ともに、データ線対を負荷素子を介して電源電圧に接続
する構成とすることにより、上述の4つのバルクトラン
ジスタQ1〜Q4と2つの負荷素子L1、L2で構成さ
れる6素子型メモリセルに比べて、メモリセルを3次元
的に構成でき、各メモリセルの占有する半導体基板上の
面積を減少させることができるという効果を得られるS
RAMのメモリセルが提案されている(特開平5−62
474号公報、特開平6−104405号公報)。
【0005】図2は、このSRAMの回路図である。図
中、Q11、Q12、Q21、Q22は、メモリセルM
C1及びMC2を構成するドライブトランジスタであ
り、半導体基板上にバルクトランジスタとして構成され
ており、Q13、Q14、Q23、Q24は、アクセス
トランジスタであり、上記バルクトランジスタ上方に薄
膜トランジスタ(TFT)として構成されている。Q
5、Q6は、データ線DATA、DATABに電流を供
給する負荷素子であり、WL1、WL2はワード線であ
る。データビットは、記憶ノードN11、N12間、或
いはN21、N22間に電位差として記憶され、入力デ
ータは、データ線対DATA−DATAB間に電位差と
して供給される(Vcc[電源電位]−GND[接地電
位]、又はGND−Vcc)。
【0006】ワード線WL1及びWL2が低レベルで、
メモリセルMC1及びMC2が非選択の時は、データ線
対DATA、DATABは、負荷素子Q5、Q6により
電源電位となっている。また、メモリセルMC1及びM
C2内の記憶ノードN11、N12、N21、N22の
何れか一方が高レベル、他方が低レベルである。メモリ
セルMC1及びMC2内の高レベルを保持する記憶ノー
ドは、リーク電流によって電圧低下しようとするが、ア
クセストランジスタQ13、Q14、Q23、Q24の
サブスレッショルドリーク電流が、電源電位となってい
るデータ線対DATA、DATABから高レベルを維持
するように供給され、高レベルを維持する。
【0007】現在、チャネル長1〜0.8μm、チャネ
ル幅2〜3μmのN型バルクトランジスタのオン状態の
内部抵抗と、オフ状態の内部抵抗の比は、1:1×10
9程度となる。そして、上記バルクトランジスタをドラ
イブトランジスタとして構成したメモリセルの記憶ノー
ドN11、N12のリーク電流は数pA程度である。こ
れに比べ、現状の薄膜トランジスタのオン状態の内部抵
抗と、オフ状態の内部抵抗の比は、1:1×106程度
である。したがって、アクセストランジスタQ13、Q
14、Q23、Q24として、薄膜トランジスタを用
い、そのオン状態の電流能力を100〜150μA程度
に設定すれば、そのオフ時のサブスレッショルドリーク
電流は、100〜150pAとなり、記憶ノードN1
1、N12のリーク電流を上回り、記憶ノードN11若
しくはN12を高レベルに保持できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図2に示されたSRA
Mセルが、書き込み動作時に選択されたデータ線対DA
TA、DATABに接続された非選択のメモリセルであ
る場合について考える。すなわち、図2に於いて、デー
タ線DATA、DATABが選択され(DATA:Vc
c、DATAB:GND)、メモリセルMC1が選択メ
モリセルであり、メモリセルMC2が非選択のメモリセ
ルである場合の、非選択メモリセルMC2について考え
る。
【0009】上述したように、データ線DATABが低
レベルになると、記憶ノードN22の高レベルは、薄膜
トランジスタで構成されたアクセストランジスタQ24
のサブスレッショルドリークにより、レベルが低下し始
める。この時、アクセストランジスタQ24は、ワード
線WL2が低レベルであるからオフ、アクセストランジ
スタQ14は、ワード線WL1が高レベルであるからオ
ン状態である。
【0010】薄膜トランジスタのオン/オフ状態の抵抗
比は、上述したように、1:1×106であるので、デ
ータ線DATABが低レベルとなる期間T1を、記憶ノ
ードN12が高レベルから低レベルへ遷移する必要最小
時間に設定することにより、非選択メモリセルMC2の
高レベル側記憶ノードN22は、データ線DATABが
低レベルに移行する影響をほとんど受けず、データ”
0”を保持できる。しかしながら、アクセストランジス
タQ14及びQ24のオン抵抗或いはオフ抵抗のバラツ
キのために、上記期間T1を最適に設定することが困難
であった。すなわち、上記期間T1を、上記バラツキを
考慮して、データ書き込みに充分な時間に設定すると、
非選択メモリセルのデータ化けを生じてしまい、一方、
非選択メモリセルのデータ化けを防止しようとすると、
充分な書き込み時間をとることができないという問題点
があった。
【0011】本発明は、上記従来のSRAMメモリセル
に於ける問題点を解決すべくなされたものであり、書き
込み時間に対する制約のないSRAMのメモリセルを提
供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
、基板上に形成された複数のメモリセルと、メモリ
セルにそれぞれ接続された複数のワード線及び各メモリ
セルにそれぞれ接続されたデータ線対とを備えた半導体
記憶装置であって、前記各メモリセルが、対応する前記
データ線対の各データ線にそれぞれ接続されるように前
記基板上に形成された一対のドライブトランジスタと、
各ドライブトランジスタにそれぞれ接続されるように、
前記基板上における前記各ドライブトランジスタの上方
の薄膜トランジスタによってそれぞれ形成された一対の
アクセストランジスタとをそれぞれ有し、前記ドライブ
トランジスタの一方が、前記基板における第1のウエル
領域に形成され、前記ドライブトランジスタの他方が、
該第1のウエル領域と同じ導電型であって、該第1のウ
エル領域とは電気的に分離された第2ウエルに形成され
ていることを特徴とするものである。
【0013】また、本発明の半導体記憶装置は、上記メ
モリセルへのデータ書き込み時に、上記一対のドライブ
トランジスタのうち、導通状態にされる一方のトランジ
スタが形成されるウエル領域に与える電圧を、非導通状
態にされる他方のトランジスタが形成されるウエル領域
に与える電圧より高くすることを特徴とするものであ
る。
【0014】更に、本発明の半導体記憶装置は、上記メ
モリセルへのデータ書き込み時に、上記一対のドライブ
トランジスタのうち、導通状態にされる一方のトランジ
スタに接続される一方の記憶ノードが上記アクセストラ
ンジスタを介して結合される一方のデータ線に、他方の
データ線より低い中間電圧(電源電位Vccと接地電位
GNDとの中間電位)を与えることを特徴とするもので
ある。
【0015】非選択メモリセルに於けるデータ化けの原
因は、データ書き込み時に、データ線の一方を接地電位
に変化させる点にある。本発明に於いては、この点に鑑
み、データの書き込み方法として、メモリセルを構成す
る一対のドライブトランジスタを、それぞれ、半導体基
板上の別ウエル領域に構成しておき、導通状態とするべ
き側のドライブトランジスタが形成されているウエルの
電位を、他方のドライブトランジスタが形成されている
ウエルの電位よりも高くすることによって、該ドライブ
トランジスタを導通状態に変化させて、データの書き込
みを行う方法を採用した。これにより、基本的に、デー
タ線対の電位は、共に、電源電位としたままで、データ
書き込みを行うことができ、アクセストランジスタのサ
ブスレッショルドリークによる、非選択メモリセルのデ
ータ化けが防止されるので、何らの制約なく、充分な書
き込み時間の設定が可能となるものである。
【0016】更に、データ書き込み時に、導通状態とさ
れる側のドライブトランジスタ側のデータ線に与える電
位を、電源電位Vccと接地電位GNDの中間の電位、
例えば、1/2Vccに設定する構成とする(他方のデ
ータ線には、電源電位Vccが与えられている)ことに
より、選択メモリセルに於ける、各ドライブトランジス
タの状態遷移速度を増大させることができ、これによ
り、データ書き込み時間の短縮化を図ることができるも
のである。但し、上記中間電位のレベルを接地電位に近
づけるに従って、選択メモリセルに於けるデータ書き込
み時間の短縮化と共に、非選択メモリセルに於けるデー
タ化けの可能性も大きくなるので、両者の兼ね合いによ
り、上記中間電位のレベルを設定する必要がある。
【0017】これにより、書き込み時間に制約のないS
RAMのメモリセルを提供することができるものであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施形態であるSRA
Mの回路図である。
【0020】図中、Q11、Q12、Q21、Q22
は、メモリセルMC1及びMC2を構成するドライブト
ランジスタであり、半導体基板上にバルクトランジスタ
として構成されており、Q13、Q14、Q23、Q2
4は、アクセストランジスタであり、上記バルクトラン
ジスタ上方に薄膜トランジスタ(TFT)として構成さ
れている。ここで、ドライブトランジスタQ11及びQ
21は、共に、第1のウエル領域内に形成されており、
ドライブトランジスタQ12及びQ22は、共に、上記
第1のウエルとは別途形成される(互いに独立の)第2
のウエル領域内に形成されている。Q5、Q6は、デー
タ線DATA、DATABに電流を供給する負荷素子で
あり、WL1、WL2はワード線である。データビット
は、記憶ノード対N11、N12間、或いは、記憶ノー
ド対N21、N22間に電位差として記憶される。
【0021】図4は、上記図1に示したSRAM回路の
平面パターン図である。
【0022】図4に於いて、メモリセルMC1に於いて
は、N型半導体基板1の内部に、2つのP型ウエル2及
び3が形成されている。それぞれのP型ウエルには、そ
れぞれ別個にバイアス電圧BG及びBG’が印加される
ようになっている。P型ウエル2及び3には、ソース、
ドレイン領域としてのN型拡散層4及び5が設けられて
いる。この半導体基板1の上には、ゲート酸化膜が設け
られ、このゲート酸化膜の上には、第1のポリシリコン
層によってNチャネルMOSトランジスタQ11、Q1
2のゲート6、7が形成されている。この第1のポリシ
リコン層の上には、絶縁層が設けられ、この絶縁層の上
に第2のポリシリコン層8及び9が設けられている。こ
の第2のポリシリコン層の一端部は、コンタクト部11
及び12に於いて、第1のポリシリコン層6及び7を介
して上記拡散層4及び5に接続されている。更に、上記
第2のポリシリコン層8及び9の上には絶縁層が設けら
れ、この絶縁層の上には、第3のポリシリコン層10が
設けられている。この第3のポリシリコン層10によっ
て、Nチャネル薄膜MOSトランジスタQ13及びQ1
4のゲートとなるワード線WL1が形成される。上記第
3のポリシリコン層10の上には、絶縁層が設けられ、
この絶縁層の上にはアルミニウム配線から成るデータ線
DATA、DATABが設けられている。このデータ線
DATA、DATABは、それぞれ、コンタクト部13
及び14に於いて、上記第2のポリシリコン層8及び9
の他端部に接続される。なお、第2のポリシリコン層8
には、ゲート6と対向する部分に、Nチャネル薄膜MO
SトランジスタQ13のチャネル領域が形成され、該チ
ャネル領域の両側には、ソース/ドレインとなるN型拡
散領域が形成される。すなわち、第2のポリシリコン層
8に、Nチャネル薄膜MOSトランジスタQ13のチャ
ネル領域とソース/ドレイン領域が形成される。同様
に、第2のポリシリコン層9には、Nチャネル薄膜MO
SトランジスタQ14のチャネル領域とソース/ドレイ
ン領域が形成される。
【0023】メモリセルMC2に於いては、N型半導体
基板1の内部に、2つのP型ウエル2及び3が形成され
ている。上述のように、それぞれのP型ウエルには、そ
れぞれ別個にバイアス電圧BG及びBG’が印加される
ようになっている。P型ウエル2及び3には、ソース、
ドレイン領域としてのN型拡散層24及び25が設けら
れている。この半導体基板1の上には、ゲート酸化膜が
設けられ、このゲート酸化膜の上には、第1のポリシリ
コン層によってNチャネルMOSトランジスタQ21、
Q22のゲート26、27が形成されている。この第1
のポリシリコン層の上には、絶縁層が設けられ、この絶
縁層の上に第2のポリシリコン層28及び29が設けら
れている。この第2のポリシリコン層の一端部は、コン
タクト部31及び32に於いて、第1のポリシリコン層
26及び27を介して上記拡散層24及び25に接続さ
れている。更に、上記第2のポリシリコン層28及び2
9の上には絶縁層が設けられ、この絶縁層の上には、第
3のポリシリコン層20が設けられている。この第3の
ポリシリコン層20によって、Nチャネル薄膜MOSト
ランジスタQ23及びQ24のゲートとなるワード線W
L2が形成される。上記第3のポリシリコン層20の上
には、絶縁層が設けられ、この絶縁層の上にはアルミニ
ウム配線から成るデータ線DATA、DATABが設け
られている。このデータ線DATA、DATABは、そ
れぞれ、コンタクト部33及び34に於いて、上記第2
のポリシリコン層28及び29の他端部に接続される。
なお、第2のポリシリコン層28には、ゲート26と対
向する部分に、Nチャネル薄膜MOSトランジスタQ2
3のチャネル領域が形成され、該チャネル領域の両側に
は、ソース/ドレインとなるN型拡散領域が形成され
る。すなわち、第2のポリシリコン層28に、Nチャネ
ル薄膜MOSトランジスタQ23のチャネル領域とソー
ス/ドレイン領域が形成される。同様に、第2のポリシ
リコン層29には、Nチャネル薄膜MOSトランジスタ
Q24のチャネル領域とソース/ドレイン領域が形成さ
れる。
【0024】図4に於けるA−A’断面の断面図、及び
B−B’断面の断面図を、それぞれ、図5及び図6に示
す。
【0025】なお、図4に示すP型ウエル2及び3は、
列方向(縦方向)に全メモリセル共通でもよいし、バン
クやブロック単位等で複数のメモリセルに対して列方向
に共通でもよいし、更には、1セル毎に、Pウエルを分
離してもよい。要は、各メモリセルの一対のドライブト
ランジスタの一方と他方とが、それぞれ、異なるウエル
領域内に形成されておればよいものである。
【0026】次に、本実施形態のSRAMの動作につい
て詳細に説明する。
【0027】まず、メモリセルMC1及びMC2のそれ
ぞれの記憶ノードN11及びN21に低レベルが保持さ
れ、記憶ノードN12及びN22に高レベルが保持され
ている状態を考える。
【0028】待機状態では、データ線DATA、DAT
ABがVccレベルで、ワード線WL1、WL2が低レ
ベルであるから、アクセストランジスタの抵抗は充分大
きく、オン状態のドライブトランジスタQ11及びQ2
1のオン抵抗より充分大きいので、記憶ノードN11及
びN21の電位は、それぞれ、ドライブトランジスタQ
12及びQ22のしきい値電圧Vtより充分低いため、
ドライブトランジスタQ12及びQ22はオフ状態を維
持し、ドライブトランジスタQ12及びQ22のオフ抵
抗は、アクセストランジスタQ14及びQ24のオフ抵
抗より充分大きいので、記憶ノードN12及びN22の
電位は、それぞれ、ドライブトランジスタQ11及びQ
21のしきい値電圧Vtより充分高いため、ドライブト
ランジスタQ11及びQ21はオン状態を維持する。
【0029】メモリセルMC1からデータを読み出す場
合は、データ線DATA、DATABがVcc電位にプ
リチャージされる。次いで、ワード線WL1が高レベル
になると、アクセストランジスタQ13及びQ14が導
通し、アクセストランジスタQ13とドライブトランジ
スタQ11の経路に電流が流れる。ドライブトランジス
タQ12は非導通であり、したがって、アクセストラン
ジスタQ14とドライブトランジスタQ12の経路には
電流が流れない。この電流差を検知することによって、
データを読み出すことができる。
【0030】メモリセルMC1にデータ”1”を書き込
む、すなわち、記憶ノードN11に高レベルを書き込む
場合には、データ線DATA、DATABがVccの電
位で、ワード線WL1が高レベルになると、アクセスト
ランジスタQ13及びQ14の抵抗は下がるが、ドライ
ブトランジスタQ11のオン抵抗の方が充分小さいの
で、記憶ノードN11の電位は、ドライブトランジスタ
Q12のしきい値電圧Vtより充分低いため、ドライブ
トランジスタQ12はオフ状態を維持し、ドライブトラ
ンジスタQ12のオフ抵抗は、アクセストランジスタQ
14のオン抵抗より充分大きいので、記憶ノードN12
の電位は、ドライブトランジスタQ11のしきい値電圧
Vtより充分高くなるため、ドライブトランジスタQ1
1はオン状態を維持する。
【0031】ここで、ドライブトランジスタQ12のウ
エル電位BG’が、ドライブトランジスタQ11のウエ
ル電位BGより上昇し、ドライブトランジスタQ12の
しきい値電圧Vtが充分に低下すると、記憶ノードN1
1の電位はドライブトランジスタQ12のしきい値電圧
Vtより高くなり、ドライブトランジスタQ12はオン
状態に移行する。ドライブトランジスタQ12のオン抵
抗がアクセストランジスタQ14のオン抵抗より充分小
さくなると、記憶ノードN12の電位は、ドライブトラ
ンジスタQ11のしきい値電圧Vtより低くなり、ドラ
イブトランジスタQ11はオフ状態に移行する。これに
より、記憶ノードN11は高レベル、記憶ノードN12
は低レベルとなり、データ”1”の書き込みが行われ
る。
【0032】上記の書き込み方法に於いては、データ線
DATA、DATABの電位を共にVccとしている
が、データ線DATABに中間電位Vm(GND<Vm
<Vcc)を供給する構成とすることにより、記憶ノー
ドN12の電位が更に下がり、ドライブトランジスタQ
11のオフ状態への移行を、より速やかに行わせること
が可能となるので、書き込み時間の短縮化を図ることが
できるものである。
【0033】メモリセルMC1にデータ”1”が書き込
まれる場合のメモリセルMC2は非選択であるから、デ
ータ線DATA、DATABの電位がVccで、ワード
線WL2が低レベルであると、アクセストランジスタQ
23及びQ24の抵抗は充分大きく、オン状態のドライ
ブトランジスタQ21のオン抵抗より充分大きいので、
記憶ノードN21の電位は、ドライブトランジスタQ2
2のしきい値電圧Vtより充分低いため、ドライブトラ
ンジスタQ22はオフ状態を維持し、ドライブトランジ
スタQ22のオフ抵抗はアクセストランジスタQ24の
オフ抵抗より充分大きいので、記憶ノードN22の電位
は、ドライブトランジスタQ21のしきい値電圧Vtよ
り充分高いため、ドライブトランジスタQ21はオン状
態を維持する。
【0034】ここで、ドライブトランジスタQ22のウ
エル電位BG’が、ドライブトランジスタQ21のウエ
ル電位BGより上昇し、ドライブトランジスタQ22の
しきい値電圧Vtが低下しても、メモリセルMC1のア
クセストランジスタQ13のオン抵抗より、アクセスト
ランジスタQ23のオフ抵抗の方が充分大きいので、記
憶ノードN21の電位は、記憶ノードN11より高くは
ならず、ドライブトランジスタQ22はオフ状態を維持
する。ドライブトランジスタQ22のオフ抵抗が、アク
セストランジスタQ24のオフ抵抗より充分大きいの
で、記憶ノードN22の電位はドライブトランジスタQ
21のしきい値電圧Vtより高くなり、ドライブトラン
ジスタQ21はオン状態を維持する。
【0035】この場合、データ線DATABの電位がV
ccより低下しても、ドライブトランジスタQ22のオ
フ抵抗がアクセストランジスタQ24のオフ抵抗より十
分大きいので、記憶ノードN22の電位は、ドライブト
ランジスタQ21のしきい値電圧Vtより高く、ドライ
ブトランジスタQ21はオン状態を維持する。
【0036】なお、上記ウエルは、シャロージャンクシ
ョンプロセス、或いは、バルクトランジスタのウエル領
域に相当するボディ領域をトランジスタ毎に分離できる
SOI(Silicon On Insulator)
プロセスにより形成すると、基板との接合容量が小さく
なり、ウエル(ボディ)電位を短時間に変化させやすく
なるものである。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の半
導体記憶装置によれば、一対のドライブトランジスタの
うち、導通状態にされる側のトランジスタを含む領域に
与える電圧を、非導通状態にされる側のトランジスタを
含む領域に与える電圧よりも高くすることにより、メモ
リセルへデータを書き込むので、非選択メモリセルのデ
ータ化けを考慮することなく、最適の書き込み時間を設
定することができるものであり、書き込み時間に対する
制約の無い極めて有用な半導体記憶装置を提供すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の回路図である。
【図2】本発明の前提となるSRAMの回路図である。
【図3】従来の一般的なSRAMの回路図である。
【図4】図1に示す実施形態の平面パターン図である。
【図5】図4に於けるA−A’断面の断面図である。
【図6】同B−B’断面の断面図である。
【符号の説明】
MC1、MC2 メモリセ
ル Q11、Q12、Q21、Q22 ドライブ
トランジスタ Q13、Q14、Q23、Q24 アクセス
トランジスタ N11、N12、N21、N22 記憶ノー
ド WL1、WL2 ワード線 DATA、DATAB データ線 1 N型半導
体基板 2、3 P型ウエ
ル BG、BG’ ウエル電

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された複数のメモリセル
    と、メモリセルにそれぞれ接続された複数のワード線
    及び各メモリセルにそれぞれ接続されたデータ線対とを
    備えた半導体記憶装置であって、前記各メモリセルが、対応する前記データ線対の各デー
    タ線にそれぞれ接続されるように前記基板上に形成され
    た一対のドライブトランジスタと、各ドライブトランジ
    スタにそれぞれ接続されるように、前記基板上における
    前記各ドライブトランジスタの上方の薄膜トランジスタ
    によってそれぞれ形成された一対のアクセストランジス
    タとをそれぞれ有し、 前記ドライブトランジスタの一方が、前記基板における
    第1のウエル領域に形成され、前記ドライブトランジス
    タの他方が、該第1のウエル領域と同じ導電型であっ
    て、該第1のウエル領域とは電気的に分離された第2ウ
    エルに形成されている ことを特徴とする半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 上記メモリセルへのデータ書き込み時
    に、上記一対のドライブトランジスタのうち、導通状態
    にされる一方のトランジスタが形成されるウエル領域に
    与える電圧を、非導通状態にされる他方のトランジスタ
    が形成されるウエル領域に与える電圧より高くすること
    を特徴とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記メモリセルへのデータ書き込み時
    に、上記一対のドライブトランジスタのうち、導通状態
    にされる一方のトランジスタに接続される一方の記憶ノ
    ードが上記アクセストランジスタを介して結合される
    方のデータ線に、他方のデータ線より低い中間電圧を与
    えることを特徴とする、請求項2に記載の半導体記憶装
    置。
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