JP3334666B2 - ファクシミリ送信方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、インターネット
を経由して端末が要求したイメージデータを自動的にそ
の端末へファクシミリ出力するファクシミリ送信方法に
関する。

【０００２】

【従来の技術】一般の端末ユーザがファクシミリ通信サ
ービスからイメージデータの提供を受けようとする場合
には、通常、ファクシミリサービスに電話をかけてイメ
ージデータを取得したり、電子メールにて送信要求を依
頼したり、インターネット接続による表示画面を参照し
ながら別の手段、例えば電話をかけたり、申し込み用紙
を送付したりして送信要求を行っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のファクシミリ通信によるサービスの送信要求方法
にあっては、端末ユーザが送付先名称，送付先電話番
号，送付先ファクシミリ番号などの送付情報を画面から
文字入力したり、書面に記入したりする必要があり、情
報を取得するまでの作業負担がユーザにとって大きく、
かつ使用しずらいという課題があった。また、インター
ネット経由でイメージデータを閲覧した場合、そのイメ
ージデータを表示する時間は、データが転送される回線
の帯域幅と端末機器の表示能力に依存しており、文字情
報をイメージとして登録している場合、表示および印刷
時に解読可能なデータ量は１インチで２００ドット以上
であるため、Ｂ４サイズで５メガバイトのイメージデー
タとなる。このデータ量をインターネット接続回線を用
いて転送すると、回線の帯域幅によってかなり時間がか
かってしまうという課題があった。

【０００４】この発明は前記課題を解決するものであ
り、インターネット経由で端末ユーザからファクシミリ
通信サービスへイメージデータの送信要求を簡単，迅速
に行えるようにするとともに、インターネットで閲覧可
能なイメージデータの閲覧時間を短縮できるファクシミ
リ送信方法を得ることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決すべくなされたもので、請求項１に記載の発明は、
端末からのファクシミリ送信要求をインターネット経由
でデータベースサーバが受け付けるファックス送信ステ
ップと、このデータベースサーバが受け付けたファクシ
ミリ送信要求情報をもとにデータベースを検索する情報
検索ステップと、このデータベースから要求対象のイメ
ージデータを取得するデータ取得ステップと、この取得
したイメージデータをファクシミリ出力するようにファ
クシミリ装置に指示するファクシミリ出力指示ステップ
と、この指示に従って、ファクシミリ装置から公衆回線
網を通じて前記端末へ前記イメージデータをファクシミ
リ出力するファクシミリ出力ステップとを実行するファ
クシミリ送信方法であって、前記データベースには、予
めイメージデータとともにユーザＩＤを割り当てておく
ことにより、ログイン時に前記ユーザＩＤの入力により
前記イメージデータを自動的に取得可能にすることを特
徴とするファクシミリ送信方法である。

【０００６】

【０００７】

【０００８】

【０００９】

【００１０】

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図について説明する。図２はこの発明のファクシミリ送
信方法を実施するファクシミリ送信システムを示す概念
図であり、１はデータベースサーバに対して遠隔地にあ
る端末、２は端末からインターネット３を介してファク
シミリ送信要求を受ける前記のデータベースサーバ、４
はこのデータベースサーバ２に設けられて、ファクシミ
リ送信要求対象のイメージデータをユーザＩＤなどとと
もに記憶しているデータベース、５はこのデータベース
４からのイメージデータをファクシミリ送信可能なデー
タ形式に変換し、ファクシミリ送信票データとともに送
信するファクシミリ装置、６はこのファクシミリ装置５
から送信されたイメージデータを端末１へ送信する公衆
回線網である。

【００１２】次に、この発明によるファクシミリ送信手
順を、図１のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、端末１をインターネット３に接続し、このインタ
ーネット３を通じてデータベースサーバ２に接続（ログ
イン）する。このログインの際に送信情報が登録されて
いるユーザＩＤを用いる。この時点で、インターネット
参照ソフトにそのユーザＩＤが記憶される。こうして、
データベースサーバ２は端末１からのファクシミリ送信
要求を受け付けて（ステップＳ１）、このファクシミリ
送信要求情報にもとづきデータベース４を検索し（ステ
ップＳ２）、そのデータベース４から要求対象のイメー
ジデータを取得する（ステップＳ３）。続いて、このよ
うにして取得したイメージデータをファクシミリ出力す
るようにファクシミリ装置５に指示を出し（ステップＳ
４）、この指示に従って、ファクシミリ装置５は前記取
得したイメージデータをファクシミリ送信可能なデータ
形式に変換し、ファクシミリ送信票データとともに、公
衆回線網６を通じて端末１へ送信する（ステップＳ
５）。また、このファクシミリ出力結果がファクシミリ
装置５に記録される（ステップＳ６）。

【００１３】なお、前記において検索の結果がデータサ
ーバ側のディスプレイに表示された後、要求するイメー
ジデータが存在した場合には、ファクシミリ送信ボタン
が表示される。そこでこれを押下操作することにより、
前記データベース４にユーザＩＤおよびイメージデータ
番号を送信でき、データベース４から得られた前記イメ
ージデータおよびファクシミリ送信票がファクシミリ装
置５にてファクシミリ送信可能なデータ形式に変換され
て、その変換されたデータがファクシミリ出力される。
そして、このファクシミリ出力をインターネット３を介
して端末１側のファクシミリ装置が受信することとな
り、例えばファクシミリ通信サービスなどからのイメー
ジデータの提供を受けることができる。

【００１４】また、会員専用自動情報発信のケースで
は、事前にユーザ側からファクシミリ送信するための情
報を登録しておき、その際登録ＩＤを発行することによ
り、ユーザ側が自由に知りたい情報をインターネット３
を介してユーザ側のファクシミリ装置に出力することが
可能になる。

【００１５】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば、端末
からのファクシミリ送信要求をインターネット経由でデ
ータベースサーバが受け付け、このデータベースサーバ
が受け付けたファクシミリ送信要求情報をもとにデータ
ベースを検索し、このデータベースから要求対象のイメ
ージデータを取得し、この取得したイメージデータをフ
ァクシミリ出力するようにファクシミリ装置に指示し、
さらにこの指示に従って、ファクシミリ装置から公衆回
線網を通じて前記端末へ前記イメージデータをファクシ
ミリ出力するようにしたので、送信先の情報が自動で設
定可能となり、文字入力を行うことなしに、例えばディ
スプレイに表示されたファクシミリ送信ボタンを押す操
作のみで、送信先を認識して自動的にイメージデータの
ファクシミリ送信を行うことができ、ユーザの負担を軽
減できるほか、イメージデータが検索されたときイメー
ジデータそのものを表示せずファクシミリ送信を行うこ
とで、イメージデータを閲覧する時間を大幅に短縮でき
るという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明の実施の一形態によるファクシミリ
送信方法の実行手順を示すフローチャートである。

【図２】 この発明の方法を実施するためのファクシミ
リ送信システムを示す概念図である。

【符号の説明】

１ 端末 ２ データベースサーバ ３ インターネット ４ データベース ５ ファクシミリ装置 ６ 公衆回線網

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 端末からのファクシミリ送信要求をイン
   ターネット経由でデータベースサーバが受け付けるファ
   ックス送信ステップと、 このデータベースサーバが受け付けたファクシミリ送信
   要求情報をもとにデータベースを検索する情報検索ステ
   ップと、 このデータベースから要求対象のイメージデータを取得
   するデータ取得ステップと、 この取得したイメージデータをファクシミリ出力するよ
   うにファクシミリ装置に指示するファクシミリ出力指示
   ステップと、 この指示に従って、ファクシミリ装置から公衆回線網を
   通じて前記端末へ前記イメージデータをファクシミリ出
   力するファクシミリ出力ステップとを実行するファクシ
   ミリ送信方法であって、 前記データベースには、予めイメージデータとともにユ
   ーザＩＤを割り当てておくことにより、ログイン時に前
   記ユーザＩＤの入力により前記イメージデータを自動的
   に取得可能にすることを特徴とするファクシミリ送信方
   法。