JP3334609B2 - 薄板縁部の加工方法および加工機 - Google Patents

薄板縁部の加工方法および加工機

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JP3334609B2 JP14993498A JP14993498A JP3334609B2 JP 3334609 B2 JP3334609 B2 JP 3334609B2 JP 14993498 A JP14993498 A JP 14993498A JP 14993498 A JP14993498 A JP 14993498A JP 3334609 B2 JP3334609 B2 JP 3334609B2
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    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Siウェーハ等の
薄板の縁部の加工方法および加工機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】Siウェーハ製造プロセス内のラッピン
グ工程、または両面研磨工程ではSiウェーハの縁に衝
撃荷重が加わる。また、素子製造プロセスでは、室温と
千数百℃間での加熱冷却処理による熱応力、あるいは酸
化等の膜付処理に起因してウェーハの縁に衝撃荷重が加
わる。さらに、両プロセス内で頻繁に行われる、ウェー
ハの位置決め、装置内搬送、バスケットによる装置間搬
送、石英ボートによる支持などは、ウェーハの縁を利用
して行われるため、ウェーハの縁には局所的な衝撃荷重
が頻繁に加わる。
【0003】このようにウェーハの縁部に局所的な衝撃
荷重が加わると、半導体素子の材料であるSiウェーハ
は材質がシリコンで組織が単結晶であるため、結晶方位
に依存するへき開性があり脆いことから、その縁の稜が
欠けやすい。そして、この欠けが発生すると、微細な破
片となって飛散し、ウェーハの素子形成面に付着し、素
子の特性の劣化、収率の低下を惹起する。
【0004】そのため、従来、これらの不都合の回避あ
るいは緩和を目的として、ウェーハの縁の稜への面取り
が行われている。
【0005】次に、従来用いられてきた代表的な3種の
面取り機について説明する。第1番目の面取り機は、図
6に示す総型方式の面取り機である。この面取り機10
0は、面取り形状と同じ形状の砥石(いわゆる総型砥
石)101を備え、ウェーハWが真空吸着で保持台10
2に保持されるようになっている。この面取り機100
では、砥石101は一定荷重でウェーハWに押し付けら
れてウェーハ縁部が加工される。この面取り機100に
よれば、ウェーハWの面取り形状は、砥石101の溝形
状によって決定される。
【0006】第2番目の面取り機は、図7に示す倣い方
式の面取り機である。この面取り機200は、ウェーハ
Wの厚みよりも広幅の溝201aを有する砥石201を
備え、ウェーハWが上下一対の保持体202,203で
挟持されるようになっている。また、この面取り機20
0においては、上側の保持体202と同軸上に倣いモデ
ル204が配設され、両者は一体となり回転し、かつ上
下方向に移動できるようになっている一方、砥石201
と同軸上に倣いローラ205が配設され、両者は互いに
独立して回転できるようになっている。この面取り機2
00による面取りは次のようにして行われる。すなわ
ち、ウェーハWを狭持した後、倣いローラ205が倣い
モデル204方向へ移動し、両者はころがり接触する。
この倣いローラ205の移動途中で、砥石201がウェ
ーハWと接触し面取り加工が開始される。この面取り加
工では、まず、ウェーハWを1回転することによりウェ
ーハWの外周が加工され、その後に、ウェーハWを上方
に移動させ1回転することによりウェーハ縁部の上面が
面取りされ、その後に、ウェーハWを下方に移動させ1
回転することによりウェーハ縁部の下面が面取りされ
る。この面取り機200によれば、砥石201の溝20
1aの底面の直径と倣いローラ205の直径は同一寸法
となっているので、ウェーハWの外径寸法は倣いモデル
204の寸法と同一となる。また、ウェーハWの縁の上
側は溝201aの上側壁面で、ウェーハWの縁の下側は
溝201aの下側壁面で加工されるので、面取り部の上
側部分と下側部分の形状は、溝201aの上側壁面と下
側壁面の形状と一致する。さらに、面取り幅は、ウェー
ハWの上方、下方位置によって決定される。
【0007】第3番目の面取り機は、図示はしないがN
C(数値制御)方式の面取り機である。この面取り機
は、ウェーハと砥石の相対位置の制御を、倣い方式にお
けるような倣いローラと傍いモデルによって行うのでは
なく、NC制御によってウェーハと砥石の相対位置の制
御を行うようになっている。この面取り機による面取り
加工は倣い方式とほぼ同じようにして行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウェーハの
面取り部の働きは、単に、欠けの発生を防止するだけに
留まらない。特に、エピタキシャルウェーハの材料とな
るウェーハでは、ウェーハの面取り部はウェーハ縁部で
のSi単結晶の異常成長を抑制する働きをする。また、
ウェーハの面取り部はレジストのスピンコート時の液切
れを良好に保つ働きもする。そして、各働きによる優位
性は、ウェーハの面取り部の断面形状(以下「面取り形
状」という。)や寸法に依存する。したがって、どの働
きを重視するかに応じて、面取り形状および寸法を適切
に選択することが必要となる。ちなみに、面取り形状の
例としては、半円弧状のものや台形状のもの、また、全
体として台形状でかつ先端が丸められたもの等があり、
面取り部の寸法も様々なものがある。
【0009】しかしながら、前記3種の面取り機におい
ては、面取り形状が砥石の溝形状によって決定されてし
まうことになり、面取り部の形状を変更したい場合、溝
形状の異なる砥石との交換を余儀なくされる。したがっ
て、交換用の砥石を各種用意しておかなければならない
上、交換作業は面倒であり、しかも、交換作業中、面取
り機が遊んでしまうという問題があった。
【0010】本発明は、かかる問題点に鑑みなされたも
ので、工具の交換を伴うことなく各種の面取り部等を加
工可能な加工方法と加工機を提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の薄板縁部
の加工方法は、薄板と工具の加工部とを接触させ、前記
薄板に対して前記工具を相対的に摺動させることによっ
て薄板縁部を加工するにあたり、前記工具として、前記
薄板の主面と直交し前記薄板と前記加工部との接触点を
含む断面で前記加工部を見た場合に、前記加工部が前記
薄板側に向けて弓状に張り出している工具を用い、前記
薄板と前記加工部とを接触させると共に、前記薄板の主
面に平行で前記薄板に対して接離する方向および前記薄
板の主面と直交する方向に前記薄板に対して前記工具を
相対的に動作させ、前記薄板および前記加工部双方の接
触部位を変えることによって前記薄板縁部を加工するよ
うにしたことを特徴とする。本明細書において、特に断
らない限り、「加工」とは面取り部の加工つまり面取り
部の創生および面取り部の研磨を意味するものとする。
また、工具において、弓状に張り出している加工部の両
端に連なる部分を互いに平行な平坦部としておくことが
好ましい。このようにすれば、薄板の主面と面取り部の
境界部分の弱勾配部分まで適切に加工することができ
る。この薄板縁部の加工方法によれば、弓状に張り出し
た加工部を有する工具を用い、この工具を、薄板の主面
に平行で前記薄板に対して接離する方向および薄板の主
面と直交する方向にウェーハに対して相対的に動作させ
ることによって薄板縁部を加工するので、工具の加工部
の各点を利用して薄板縁部の加工ができることとなる。
その結果、一の工具で以て、様々な面取り形状の面取り
部を創生したり、また、工具を研磨用のものに交換すれ
ば、様々な形状の面取り部の研磨をすることができる。
また、工具への負荷が特定個所に局在化せず、接触部全
体に分散するので工具の寿命が延びる。
【0012】請求項2記載の薄板の面取り方法は、請求
項1記載の、薄板縁部の加工方法において、前記工具と
して前記加工部が前記薄板側に向けて半円弧状に張り出
している工具を用いることを特徴とする。
【0013】請求項3記載の薄板縁部の加工方法は、請
求項1または2記載の加工方法において、前記薄板の主
面に平行で前記薄板に対して接離する方向および前記薄
板の主面と直交する方向以外にその両方向に直交する方
向に前記薄板に対して前記工具を相対的に動作させるこ
とを特徴とする。この薄板縁部の加工方法によれば、薄
板縁部が直線状に構成されている場合でも、前記薄板縁
部を加工することができる。
【0014】請求項4記載の薄板縁部の加工機は、請求
項4記載の、薄板縁部の加工機において、前記工具は、
前記加工部が前記薄板側に向けて半円弧状に張り出して
いることを特徴とする。
【0015】請求項5記載の薄板縁部の加工機は、薄板
と工具の加工部とを接触させ、前記薄板に対して前記工
具を相対的に摺動させることによって薄板縁部を加工す
る加工機において、前記薄板の主面と直交し前記薄板と
前記加工部との接触点を含む断面で前記加工部を見た場
合に前記薄板の縁部を3方から囲むようにその加工部が
基部側に向けて弓状に凹む工具と、前記工具を前記薄板
の主面に平行で前記薄板に対して接離する方向および前
記薄板の主面と直交する方向に相対的に動作させて、前
記薄板と前記加工部とを接触させると共に双方の接触部
位を変更する接触手段と、前記薄板に対して前記工具を
相対的に摺動させる摺動手段とを備えることを特徴とす
る。この薄板縁部の加工機によれば、請求項2記載の加
工方法と同様の効果を得ることができる。
【0016】請求項6記載の薄板縁部の加工機は、請求
項4または5記載の薄板縁部の加工機において、前記接
触手段は、前記薄板の主面に平行で前記薄板に対して接
離する方向および前記薄板の主面と直交する方向以外に
その両方向に直交する方向に前記薄板に対して前記工具
を相対的に動作させるように構成されていることを特徴
とする。この薄板縁部の加工機によれば、請求項3記載
の加工方法と同様の効果を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1には実施形態に係る面取り機
(加工機)が、図2にはそのブロック図が示されてい
る。この面取り機1は、ウェーハWを真空吸着によって
保持する保持台2と、この保持台2を図1で紙面に直交
する方向(Y方向)に移動可能となるように支持する往
復台3と、前記保持台2を往復台3上でY方向に移動さ
せる保持台移動手段4と、往復台3を図1上で左右方向
(X方向)に往復動させる往復台移動手段5と、保持台
2ひいてはウェーハWを第1の軸線6を中心に回転させ
るウェーハ回転手段7とを備える一方、砥石8を保持す
る昇降台9と、昇降台9を上下方向(Z方向)に移動さ
せる昇降台移動手段10と、砥石8を第2の軸線11を
中心に回転させる砥石回転手段12とを備える。また、
この面取り機1は、図2に示すように、保持台2ひいて
はウェーハWの位置や回転状態を検知する検知手段13
と、この検知手段13からの信号に基づいて保持台移動
手段4、往復台移動手段5、ウェーハ回転手段7および
昇降台移動手段10それぞれを制御する数値制御装置1
4とを備えている。このうち、保持台移動手段4、往復
台移動手段5および昇降台移動手段10は接触手段を構
成し、ウェーハ回転手段7および砥石回転手段12は摺
動手段を構成する。
【0018】ここで、砥石8は、特に限定はされない
が、図3に示すように、ウェーハWよりも厚くなってい
る。砥石8の摩耗など実用上の観点を考慮すれば、少な
くともウェーハWの厚さの2倍以上となっていることが
好ましい。この砥石8はパンケーキ状に構成され、その
縁部は弓状に張り出している。具体的には、砥石8の縁
部は、砥石8の製作の容易性、往復台3および昇降台9
の動作のためのプログラム作成の容易性という実用上の
視点から半円弧状に張り出している。この張出し部分は
加工部8aを構成している。
【0019】次に、このように構成された面取り機1の
運転方法を説明する。まず、ウェーハWを保持台2に保
持させる。次いで、ウェーハWを回転させつつ往復台3
を動作させウェーハ縁部を砥石8に当接させる。この時
には、砥石8も回転させておく。そして、ウェーハ縁部
の研削が開始されたら、往復台3および昇降台9を動作
させ、砥石8をウェーハWに対してX方向およびZ方向
に相対的に動作させる。これにより、ウェーハ縁部の円
弧部分を面取り加工する。
【0020】一方、ウェーハ縁部の直線部分(オリエン
テーションフラット)を面取り加工する場合には、砥石
8だけを回転させておき、砥石8をウェーハWに対して
X方向、Y方向およびZ方向に相対的に動作させる。
【0021】このように構成された面取り機1によれ
ば、弓状に張り出した加工部8aを有する砥石8を用
い、この砥石8をウェーハWに対してX方向、Y方向お
よびZ方向に相対的に動作させることによってウェーハ
縁部を加工するので、砥石8の加工部8aの各点を利用
してウェーハ縁部の加工ができることとなる。その結
果、一の砥石8で以て、様々な面取り形状の適切な面取
り部が創生されることになる。
【0022】この効果を追認するべく、切断されたまま
の、直径201.0mm、厚さ750μmのSiウェー
ハの縁部に、本発明による面取り形状の創生を行った。
面取り形状の一例は、半径400μmの円弧形状、ウェ
ーハ表面を基準とした勾配22゜の直線と、半径300
μmの円弧で構成され、それらが滑らかに接している形
状である。工具としては、外径80mm、外周に断面形
状が半径3mmの半円弧状の山を設けたメタルボンドダ
イヤモンド砥石を用いた。また、所定の面取り形状が得
られるよう、目標とするウェーハ直径、面取り形状、砥
石寸法を基礎に、ウェーハと砥石の相対的位置を幾何学
的に算出し、往復台、昇降台、保持台の制御量を決めプ
ログラム化し数値制御装置に入力した。研削条件は、砥
石回転数4000rpm、ウェーハ回転数30rpm、
砥石送り速度1mm/minに設定し、研削剤として水
を用いた。これらの条件の下で加工を行い、加工終了
後、面取り形状を拡大投影法で測定したところ、意図し
た形状に加工されていることを確認した。
【0023】図4には砥石8の他の例が示されている。
この砥石8の断面弓状の張出し部分つまり加工部8aは
断面ボール状となっている。
【0024】また、図5には砥石8のさらに他の例が示
されている。この砥石8の本体は円柱状に構成され、そ
の本体に弓状の張出し部である加工部8aが周設されて
いる。この場合、加工部8aを、同図に示すように、ウ
ェーハWの面取り幅以上突出させることが好ましい。な
ぜなら、面取り部と主面との境界部分の弱勾配部分も適
切に加工できるからである。
【0025】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではな
く、その要旨を変更しない範囲において種々の変形が可
能であることはいうまでもない。
【0026】例えば、前記実施形態では、ウェーハWの
縁を砥石を用いて加工する場合について説明したが、砥
石の代わりに、発泡ウレタン等からなるバフを工具と
し、コロイダルシリカを研磨剤とする面取り部の鏡面研
磨にも適用できる。この場合、ウェーハは研磨布の特定
の個所のみではなく、研磨布の広い領域と接するように
なり、研磨布の凹凸のウェーハの転写が平均化され、鏡
面面取り部が平滑になり粗さが向上するという効果もあ
る。
【0027】また、ノッチ部も、径の小さな砥石を用い
れば、上記と同じように、面取り形状の創生ができる。
【0028】また、Siウェーハについて説明したが、
薄い板体であるならば本発明は適用できる。
【0029】なお、単に円筒形の砥石を用いても、砥石
回転軸を傾ければ、目的は達することができるが、角度
制御が必要となり実用性の点において本発明に劣る。
【0030】
【発明の効果】本発明の代表的なものの効果を説明すれ
ば、弓状に張り出した加工部を有する工具を用い、この
工具を薄板の主面に平行でその薄板に対して接離する方
向およびその薄板の主面と直交する方向に動作させるこ
とによって薄板縁部を加工するので、工具の加工部の各
点を利用して薄板縁部の加工ができることとなる。その
結果、一の工具で以て、様々な面取り形状の面取り部を
創生したり、また、工具を研磨用のものに交換すれば、
様々な形状の面取り部の研磨をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る面取り機(加工機)の一実施形態
を示した概略図である。
【図2】図1に示す面取り機のブロック図である。
【図3】図1に示す面取り機のウェーハと砥石との接触
状態を示す図である。
【図4】ウェーハと他例の砥石との接触状態を示す図で
ある。
【図5】ウェーハとさらに他例の砥石との接触状態を示
す図である。
【図6】従来の面取り機の概略図である。
【図7】従来の他の面取り機の概略図である。
【符号の説明】
1 面取り機(加工機) 2 保持台 3 往復台 8 砥石 9 昇降台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 B24B 9/00 601

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板と工具の加工部とを接触させ、前記
    薄板に対して前記工具を相対的に摺動させることによっ
    て薄板縁部を加工するにあたり、前記工具として、前記
    薄板の主面と直交し前記薄板と前記加工部との接触点を
    含む断面で前記加工部を見た場合に、前記加工部が前記
    薄板側に向けて弓状に張り出している工具を用い、前記
    薄板と前記加工部とを接触させると共に、前記薄板の主
    面に平行で前記薄板に対して接離する方向および前記薄
    板の主面と直交する方向に前記薄板に対して前記工具を
    相対的に動作させ、前記薄板および前記加工部双方の接
    触部位を変えることによって前記薄板縁部を加工するよ
    うにしたことを特徴とする、薄板縁部の加工方法。
  2. 【請求項2】 前記工具として前記加工部が前記薄板側
    に向けて半円弧状に張り出している工具を用いることを
    特徴とする請求項1記載の、薄板縁部の加工方法。
  3. 【請求項3】 前記薄板の主面に平行で前記薄板に対し
    て接離する方向および前記薄板の主面と直交する方向以
    外にその両方向に直交する方向に前記薄板に対して前記
    工具を相対的に動作させることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の、薄板縁部の加工方法。
  4. 【請求項4】 薄板と工具の加工部とを接触させ、前記
    薄板に対して前記工具を相対的に摺動させることによっ
    て薄板縁部を加工する加工機において、前記薄板の主面
    と直交し前記薄板と前記加工部との接触点を含む断面で
    前記加工部を見た場合にその加工部が前記薄板側に向け
    て弓状に張り出す工具と、前記工具を前記薄板の主面に
    平行で前記薄板に対して接離する方向および前記薄板の
    主面と直交する方向に相対的に動作させて、前記薄板と
    前記加工部とを接触させると共に双方の接触部位を変更
    する接触手段と、前記薄板に対して前記工具を相対的に
    摺動させる摺動手段とを備えることを特徴とする、薄板
    縁部の加工機。
  5. 【請求項5】 前記工具は、前記加工部が前記薄板側に
    向けて半円弧状に張り出していることを特徴とする請求
    項4記載の、薄板縁部の加工機。
  6. 【請求項6】 前記接触手段は、前記薄板の主面に平行
    で前記薄板に対して接離する方向および前記薄板の主面
    と直交する方向以外にその両方向に直交する方向に前記
    薄板に対して前記工具を相対的に動作させるように構成
    されていることを特徴とする請求項4または5記載の、
    薄板縁部の加工機。
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