JP3332273B2 - 冷温蔵室用グレーチング - Google Patents

冷温蔵室用グレーチング

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JP3332273B2 JP23914693A JP23914693A JP3332273B2 JP 3332273 B2 JP3332273 B2 JP 3332273B2 JP 23914693 A JP23914693 A JP 23914693A JP 23914693 A JP23914693 A JP 23914693A JP 3332273 B2 JP3332273 B2 JP 3332273B2
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直成 福原
健一 赤松
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Minoru Kasei Co Ltd
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵室又は温蔵室のよ
うな温度コントロールの必要な室に設置し、フロアーを
構成するとともに室内に冷風又は温風を供給するグレー
チングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷蔵倉庫や冷蔵船倉等の大型冷温
蔵室のグレーチングとしては、平らなベースフロアーの
上面に所定間隔毎に根太(木製)を渡し、その根太の上
にフロアー板(木製)を張り、それぞれをボルト止めし
たものが知られている。このグレーチングでは、ベース
フロアーとフロアー板の間の根太で仕切られた空間が通
風通路となり、ここに送られた温調空気がフロアー板に
多数開けられた通気孔を通って室内に吹き上げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この木製グ
レーチングは、根太やフロアー板が多数のボルトにより
ベースフロアー面上に固定されているので、グレーチン
グの取り付け取り外し(例えば、掃除のとき、非温調倉
庫への変更のとき)がきわめて面倒であった。そして、
温調空気を漏らさないようにするため、ベースフロアー
を平らに仕上げる必要があり、元々床面に段差や凹凸の
ある倉庫や船倉ではグレーチングを敷設する際のベース
フロアー仕上げが面倒であった。
【0004】また、最近では、フロアー板と根太を一体
に形成したアルミニウム合金製グレーチングが開発され
たが、この場合もベースフロアーを平面に仕上げてグレ
ーチングとの隙間を無くし温調空気の漏れを防止する必
要があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みてなされたもので、ブロー成形により一体成形され
たプラスチック製ダクトボードと、同じくブロー成形に
より一体成形され該ダクトボード上に載置されるプラス
チック製フロアーボードからなり、前記ダクトボード
は、上下壁の間に形成された通風通路と上壁適所に形成
された通風穴を有し、前記フロアーボードは、該通風穴
に対応する位置に上下方向に貫通する通気孔を有するこ
とを特徴とする冷温蔵室用グレーチングである。
【0006】より具体的には、ダクトボードは、上下壁
と左右の側壁、上下壁をつなぎ通風通路を画定する内部
リブ、及び上壁適所に形成された通風穴を有することを
特徴とする。また、フロアーボードは、上下壁と周囲の
側壁、上下壁をつなぐリブ、及びダクトボードの通風穴
に対応する位置に上下方向に貫通する通気孔を有し、
通気孔は、上下壁の対称位置から連続して対向壁に向か
うへこみ形状をしたリブの互いに平行なかつ上下壁間適
所で互いに圧着したボトムに形成されていることを特徴
とする。
【0007】
【作用】本発明では、ダクトボード内の送風通路を流れ
る温調空気は、通風穴を通してフロアーボードの通気孔
から上方へ吹き出し、冷温蔵室を設定温度に保つ働きを
する。そして、ダクトボード自体が送風通路を内蔵する
ので、ベースフロアー表面が平らでなくても温調空気が
漏れることはない。さらに、ダクトボード自体が送風通
路を内蔵することから、これをフレーム構造の床(例え
ば、根太がむき出しの床)に直接敷設することもでき
る。
【0008】また、ダクトボードの上にフロアーボード
を組み付けるようにしたのは、強度の高いフロアーボー
ドにより荷物やフォークリフトの荷重を直接支え、ダク
トボードには荷重が分散して掛かるようにするためであ
る。つまり、ダクトボードは送風経路を内蔵するのでボ
ードの高さ寸法が大きくなり耐荷重性が相対的に劣る
が、このようにすることにより、ダクトボードの厚みを
余り大きくすることなくグレーチング全体としての耐荷
重性を高めることができる。なお、ダクトボードのみで
グレーチングを構成する場合は、ボードの肉厚を大きく
し耐荷重性を高める必要があり、かえって材料の無駄使
いとなる。
【0009】ダクトボードの上にフロアーボードを組み
付けるには、例えばボルト等を使用するのがよいが、こ
れを冷温蔵室の床に敷設するときはボルト等は特に必要
としないので、取り付け取り外しが簡単となる。また、
本発明のダクトボードやフロアーボードはプラスチック
のブロー成形品であるので軽量で、しかも肉厚や上下壁
をつなぐリブ数を適宜設定することによりその強度を自
由に選択することができる。さらに、これを柔軟性を持
つ材質でブロー成形する場合、床に少々の段差や凹凸が
あっても変形により吸収することができる。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図3を参照して、本発明グレー
チングの構成及び作用につき具体的に説明する。まず、
図1はブロー成形により形成されたダクトボードのユニ
ットを示す(図3も参照)。ダクトボード1は、上下壁
2及び3と左右の側壁4を有し、上下壁2及び3の間に
はこれをつなぐ2種類の補強用リブ5及び6が形成され
ている。リブ5は上下壁2及び3をつなぐ直線状のリブ
であり、リブ6は上下壁2又は3の対称位置から連続し
て対向壁に向かうへこみ形状をした環状又は一部環状の
部分であり、互いに平行なボトム7を有し、各々のボト
ムは上下壁間中央で互いに圧着一体化している。なお、
ブロー成形体にこのようなリブを形成する方法は、例え
ば米国特許第4,951,986号明細書や米国特許第
4,142,757号明細書に記載されている。
【0011】また、リブ5及び6は、ダクトボード1内
部を仕切り、左右の側壁4とともに上下壁2、3間に前
後方向の通風通路8を区画する役割を持つ。さらに上壁
2には適宜通風穴9が形成され、これは通風通路8から
の温調空気を後述する通気孔に送る役割を持つ。
【0012】図2はブロー成形により形成されたフロア
ーボードのユニットを示す(図3も参照)。フロアーボ
ード11は、上下壁12及び13と周囲の側壁14を有
し、上下壁12及び13の間にはこれをつなぐ3種類の
補強用リブ15〜17が形成されている。リブ15は上
記ダクトボードのリブ5と同様の直線状のリブであり、
リブ16は上記ダクトボードのリブ6とは平面視形状は
かなり異なるが本質的には同様の環状又は一部環状のリ
ブである。そして、リブ17も上記ダクトボードのリブ
6と本質的には同様であるが、下壁13から上壁12に
向かうへこみ形状部17aが環状又は一部環状であり、
上壁12から下壁13に向かうへこみ形状部17bが環
状又は一部環状ではなく平行な溝状である点で異なって
いる。さらに、リブ17(17a、17b)のボトムの
中心部には適宜通気孔18が形成され、これは上記ダク
トボード1の通風穴9に対応する位置にある。なお、リ
ブ17のへこみ形状部17aの下壁13における直径
は、通風穴9の直径より大きく設定されているので通風
穴9と通気孔18の位置合わせが容易である。
【0013】上記ダクトボード1とフロアーボード11
をグレーチングとして使用するときは、図3に示すよう
に、ダクトボード1をフロアーボード11上にボルト等
により組み付け、温冷蔵室に敷設して使用する。そし
て、各送風通路8を送られてくる温調空気は、通風穴9
から通気孔18を通り冷温蔵室内に吹き上げられ、温冷
蔵室を設定温度に保つ役割を果たす。なお、通気孔18
は上壁12の面よりやや下に位置しているので、通気穴
18の真上に荷物が乗っても隙間ができ、温調空気の流
入の妨げにはならない。
【0014】
【発明の効果】本発明では、ダクトボードの内部に送風
通路が形成されているので、冷温蔵室のベースフロアー
が平らに仕上げられていなくても温調空気の漏れが生ず
ることがなく、フレーム構造の床にでも直接設置するこ
とができる。また、ダクトボードとフロアーボードは共
にプラスチックのブロー成形品であるので軽量であり、
ベースフロアーにボルト等により固定する必要が無いの
で、これの取り付け取り外しが簡単である。さらに、本
発明のグレーチングをベースボードとフロアーボードの
2層構造としたので、ベースボードに掛かる荷重が分散
され、少ない材料で耐荷重性の高いグレーチングを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダクトボードの平面図(a)、側面図(b)、
背面図(c)である。
【図2】フロアーボードの平面図(a)、側面図(b)
である。
【図3】ダクトボードとフロアーボードを組み付けたと
きの断面図(それぞれ、図1のA−A断面、図2のB−
B断面に対応)である。
【符号の説明】
1 ダクトボード 5、6 ダクトボードのリブ 8 通風通路 9 通風穴 11 フロアーボード 15、16、17 フロアーボードのリブ 18 通気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 17/08 301 F25D 23/00 306

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロー成形により一体成形されたプラス
    チック製ダクトボードと、同じくブロー成形により一体
    成形され該ダクトボード上に載置されるプラスチック製
    フロアーボードからなり、前記ダクトボードは、上下壁
    の間に形成された通風通路と上壁適所に形成された通風
    穴を有し、前記フロアーボードは、前記通風穴に対応す
    る位置に上下方向に貫通する通気孔を有することを特徴
    とする冷温蔵室用グレーチング。
  2. 【請求項2】 ダクトボードは、上下壁と左右の側壁、
    上下壁をつなぎ通風通路を画定する内部リブ、及び上壁
    適所に形成された通風穴を有することを特徴とする請求
    項1に記載された冷温蔵室用グレーチング。
  3. 【請求項3】 フロアーボードは、上下壁と周囲の側
    壁、上下壁をつなぐリブ、及びダクトボードの通風穴に
    対応する位置に上下方向に貫通する通気孔を有し、該通
    気孔は、上下壁の対称位置から連続して対向壁に向かう
    へこみ形状をしたリブの互いに平行なかつ上下壁間適所
    で互いに圧着したボトムに形成されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載された冷温蔵室用グレーチン
    グ。
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