JP3330013B2 - 2値データ圧縮/伸張回路、それらを用いた2値データ転送システム、及び2値データ圧縮/伸張方法 - Google Patents

2値データ圧縮/伸張回路、それらを用いた2値データ転送システム、及び2値データ圧縮/伸張方法

Info

Publication number
JP3330013B2
JP3330013B2 JP8725596A JP8725596A JP3330013B2 JP 3330013 B2 JP3330013 B2 JP 3330013B2 JP 8725596 A JP8725596 A JP 8725596A JP 8725596 A JP8725596 A JP 8725596A JP 3330013 B2 JP3330013 B2 JP 3330013B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
binary
value
bit
determined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8725596A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09252256A (ja
Inventor
清臣 光木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Screen Holdings Co Ltd, Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Screen Holdings Co Ltd
Priority to JP8725596A priority Critical patent/JP3330013B2/ja
Publication of JPH09252256A publication Critical patent/JPH09252256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3330013B2 publication Critical patent/JP3330013B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2値データのデー
タ圧縮またはデータ伸張に係わり、特に、2値データを
高速度で転送する場合にも十分対応することができる2
値データの圧縮回路や圧縮方法、2値圧縮データの伸張
回路や伸張方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2値データのうち、特に2値画像データ
においては一般にデータ量がきわめて大きいため、デー
タ転送を行う際にデータ圧縮/データ伸張を行うことは
非常に有効である。
【0003】図17は2値画像データを転送する一般的
な2値画像データ転送システムを示すブロック図であ
る。図17に示すように、このシステムは送信装置10
と受信装置20とその間をつなぐ伝送路30にて構成さ
れる。このようなシステムは、例えば、ファクシミリ伝
送における送信側ファックス装置と受信側ファックス装
置との関係、イメージセッタにおけるイメージプロセッ
サ(送信側)と出力エンジン(受信側)との関係などに
おいて成立する。
【0004】このうち、2値画像データの送信側である
送信装置10は、画像入力部300、2値化回路40
0、圧縮回路1100、インタフェース部500を備え
ている。受信側である受信装置20は、インタフェース
部600、伸張回路1200、画像処理部700を備え
ている。
【0005】画像入力部300は原稿,写真などから画
像を読み取って画像データとして送信装置10内に入力
するものであり、例えば、撮像装置や画像入力スキャナ
などで構成される。2値化回路400は画像データを2
値化して例えば“0”と“1”で表わされる2値画像デ
ータに変換する回路である。圧縮回路1100は2値画
像データをデータ圧縮して2値圧縮画像データを得る回
路である。インタフェース部500は2値圧縮画像デー
タを伝送路30を介して受信装置20に送信するもので
あり、インタフェース部600は送信装置10より送信
された2値圧縮画像データを受信するものである。伸張
回路1200は2値圧縮画像データをデータ伸張して元
の2値画像データに変換する回路である。画像処理部7
00は2値画像データに種々の処理を施すものである。
【0006】ところで、2値画像データをデータ圧縮/
データ伸張するためのデータ符号化方式としては、従来
より、ランレングス(Run Length)符号化方式、MH
(Modified Huffmam)符号化方式、MR(Modified REA
D)符号化方式、MMR符号化方式などが良く知られて
いる。何れの方式も“0”及び“1”の各々のランレン
グス(継続長,連続長)を基にして2値画像データの符
号化、すなわちデータ圧縮を行っている。つまり、これ
らの方式においては、まず、入力される2値画像データ
が“0”か“1”かを判断して、“0”か“1”が連続
する場合にそのランレングスをレングスカウンタによっ
てカウントし、得られたランレングスを符号化して出力
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方式においては、“0”か“1”かを判断する
際、ランレングスをカウントする際、及びランレングス
を符号化する際の何れの場合においても、データを1ビ
ット単位で処理しているため、次のような問題があっ
た。
【0008】すなわち、圧縮回路1100は上記の何れ
の場合も基本クロックに従ってデータを処理するが、圧
縮回路1100に入力される2値画像データの転送速度
が毎秒yワード(word)であり、1ワード当たりの
ビット数がxビットであるとすると、圧縮回路1100
において1ビット単位で処理するには、基本クロックの
周波数としてy×x Hz以上が要求されることにな
る。また、こうして圧縮回路1100においてデータ圧
縮された2値圧縮画像データが上記と同じ転送速度(毎
秒yワード)で伝送路30を転送されて受信装置20に
入力されると、伸張回路1200に入力される2値圧縮
画像データの転送速度も毎秒yワードとなる。従って、
伸張回路1200においても、データを1ビット単位で
処理するには、基本クロックの周波数として圧縮回路1
100と同様のy×x Hz以上が要求されることにな
る。
【0009】よって、2値画像データを従来の方式によ
りデータ圧縮して、例えば、SCSI−2におけるWi
de,Fastモードで転送しようとすると、このモー
ドの場合、1ワード当たりのビット数が16ビットで、
最大転送速度が毎秒10Mワードにもなるため、圧縮回
路1100及び伸張回路1200において用いる基本ク
ロックとしては、160MH以上のクロックが必要とな
る。しかしながら、このような高い周波数の基本クロッ
クで処理し得る圧縮回路,伸張回路を現実に作成するこ
とは困難である。
【0010】以上のように、従来の方式ではデータを1
ビット単位で処理しているため、2値画像データを高速
度で転送しようとする場合に対応しきれないと言う問題
があった。
【0011】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、転送速度が速い2値データをデータ圧縮ま
たはデータ伸張する場合でも、従来よりも低い周波数の
基本クロックを用いることができ、2値データの高速度
転送に十分対応することができる2値データの圧縮回路
や圧縮方法、2値圧縮データの伸張回路や伸張方法を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記した目的の少なくとも一部を達成するために、第1の
発明は、第1と第2の値を採る2値データをデータ圧縮
して、2値圧縮データを出力する2値データ圧縮回路で
あって、前記2値データについてxビット単位毎に(但
し、xは2以上の整数)、該xビットの2値データが全
て前記第1の値のデータであるか、全て前記第2の値の
データであるか、前記第1の値と第2の値の混合のデー
タであるか、を判定する第1の判定手段と、該第1の判
定手段により全て前記第1の値のデータであると判定さ
れたxビットの2値データが1個以上連続する場合に、
連続する該xビットの2値データの個数を検出する第1
の検出手段と、前記第1の判定手段により全て前記第1
の値のデータであると判定されたxビットの2値データ
が1個以上連続する場合、前記第1の検出手段によって
検出された個数をxビットの2値データで表し、該xビ
ットの2値データに、全て前記第1の値のデータである
ことを示すzビットの付加情報(但し、zは2以上の整
数)を付加して、前記2値圧縮データとして出力する第
1の出力手段と、前記第1の判定手段により全て前記第
2の値のデータであると判定されたxビットの2値デー
タが1個以上連続する場合に、連続する該xビットの2
値データの個数を検出する第2の検出手段と、前記第1
の判定手段により全て前記第2の値のデータであると判
定されたxビットの2値データが1個以上連続する場
合、前記第2の検出手段によって検出された個数をxビ
ットの2値データで表し、該xビットの2値データに、
全て前記第2の値のデータであることを示すzビットの
付加情報を付加して、前記2値圧縮データとして出力す
る第2の出力手段と、前記第1の判定手段により前記x
ビットの2値データが前記第1の値と第2の値の混合の
データであると判定された場合、前記xビットの2値デ
ータに、前記第1の値と第2の値の混合のデータである
ことを示すzビットの付加情報を付加して、前記2値圧
縮データとして出力する第3の出力手段と、を備えるこ
とを要旨としている。
【0013】このように、第1の発明では、第1の判定
手段によって、2値データをxビット単位毎に判定し、
第1及び第2の検出手段によって、全て第1の値または
第2の値のxビットのデータの連続する個数を検出し、
第1,第2及び第3の出力手段によって、xビットの2
値データにzビットの付加情報を付加しており、2値デ
ータに対する処理を従来のような1ビット単位ではなく
xビット単位で行っている。
【0014】従って、第1の発明によれば、2値データ
をxビット単位で処理しているため、転送速度が速い2
値データをデータ圧縮する場合でも、従来よりも低い周
波数の基本クロックを用いることができ、2値画像デー
タの高速度転送に十分対応することができる。
【0015】また、第1の発明の2値データ圧縮回路に
おいて、メッセージの内容に関するxビットのメッセー
ジコードまたはメッセージデータに、メッセージである
ことを示すzビットの付加情報を付加して、前記2値圧
縮データとして出力する手段をさらに備えることが好ま
しい。このような手段をさらに備えることにより、必要
に応じてメッセージを2値圧縮データとして出力するこ
とができる。
【0016】第2の発明は、第1の発明の2値データ圧
縮回路より出力された前記2値圧縮データを入力し、該
2値圧縮データをデータ伸張して、元の2値データを出
力する2値圧縮データ伸張回路であって、前記2値圧縮
データのうちの前記zビットの付加情報が、全て前記第
1の値のデータであることを示しているか、全て前記第
2の値のデータであることを示しているか、前記第1の
値と第2の値の混合のデータであることを示している
か、を判定する第2の判定手段と、該第2の判定手段に
より前記zビットの付加情報が全て前記第1の値のデー
タであることを示していると判定された場合に、前記2
値圧縮データのうちの前記xビットの2値データから、
前記第1の値のデータであると判定されたxビットの2
値データの連続する個数を導出する第1の導出手段と、
前記第2の判定手段により前記zビットの付加情報が全
て前記第1の値のデータであることを示していると判定
された場合に、全て前記第1の値であるxビットの2値
データを、前記第1の導出手段により導出された前記個
数だけ、連続して出力する第4の出力手段と、前記第2
の判定手段により前記zビットの付加情報が全て前記第
2の値のデータであることを示していると判定された場
合に、前記2値圧縮データのうちの前記xビットの2値
データから、前記第2の値のデータであると判定された
xビットの2値データの連続する個数を導出する第2の
導出手段と、前記第2の判定手段により前記zビットの
付加情報が全て前記第2の値のデータであることを示し
ていると判定された場合に、全て前記第2の値であるx
ビットの2値データを、前記第2の導出手段により導出
された前記個数だけ、連続して出力する第5の出力手段
と、前記第2の判定手段により前記zビットの付加情報
が前記第1の値と第2の値の混合のデータであることを
示していると判定された場合に、前記2値圧縮データの
うちの前記xビットの2値データをそのまま出力する第
6の出力手段と、を備えることを要旨としている。
【0017】このように、第2の発明では、第2の判定
手段によって、2値圧縮データのうちの付加情報につい
て判定し、第1及び第2の導出手段によって、2値圧縮
データのうちのxビットの2値データから、全て第1の
値または全て第2の値のxビットのデータの連続する個
数を導出し、第4,第5及び第6の出力手段によって、
xビットの2値データを出力しており、2値圧縮データ
に対する処理を従来のような1ビット単位ではなくxビ
ット単位で行っている。
【0018】従って、第2の発明によれば、2値圧縮デ
ータをxビット単位で処理しているため、転送速度が速
い2値データにデータ伸張する場合でも、従来よりも低
い周波数の基本クロックを用いることができ、2値画像
データの高速度転送にも十分対応することができる。
【0019】第3の発明は、送信装置と、受信装置と、
前記送信装置と受信装置との間をつなぐ伝送路と、を備
え、前記送信装置から前記受信装置へ前記伝送路を介し
て2値データを転送する2値データ転送システムであっ
て、前記送信装置は、第1の発明の2値データ圧縮回路
を備え、前記受信装置は、第2の発明の2値圧縮データ
伸張回路を備えることを要旨としている。
【0020】このように、第3の発明では、前述の2値
データ圧縮回路を備えた送信装置と2値圧縮データ伸張
回路を備えた受信装置とで2値データ転送システムを構
成している。
【0021】第4の発明は、第1と第2の値を採る2値
データをデータ圧縮して、2値圧縮データを得る2値デ
ータ圧縮方法であって、(a)前記2値データについて
xビット単位毎に(但し、xは2以上の整数)、該xビ
ットの2値データが全て前記第1の値のデータである
か、全て前記第2の値のデータであるか、前記第1の値
と第2の値の混合のデータであるか、を判定する工程
と、(b)該工程(a)において全て前記第1の値のデ
ータであると判定されたxビットの2値データが1個以
上連続する場合に、連続する該xビットの2値データの
個数を検出する工程と、(c)前記工程(a)において
全て前記第1の値のデータであると判定されたxビット
の2値データが1個以上連続する場合、前記工程(b)
において検出された個数をxビットの2値データで表
し、該xビットの2値データに、全て前記第1の値のデ
ータであることを示すzビットの付加情報(但し、zは
2以上の整数)を付加して、前記2値圧縮データを得る
工程と、(d)前記工程(a)において全て前記第2の
値のデータであると判定されたxビットの2値データが
1個以上連続する場合に、連続する該xビットの2値デ
ータの個数を検出する工程と、(e)前記工程(a)に
おいて全て前記第2の値のデータであると判定されたx
ビットの2値データが1個以上連続する場合、前記工程
(d)において検出された個数をxビットの2値データ
で表し、該xビットの2値データに、全て前記第2の値
のデータであることを示すzビットの付加情報を付加し
て、前記2値圧縮データを得る工程と、(f)前記工程
(a)において前記xビットの2値データが前記第1の
値と第2の値の混合のデータであると判定された場合、
前記xビットの2値データに、前記第1の値と第2の値
の混合のデータであることを示すzビットの付加情報を
付加して、前記2値圧縮データを得る工程と、を備える
ことを要旨としている。
【0022】このように、第4の発明では、工程(a)
において、2値データをxビット単位毎に判定し、工程
(b),(d)において、全て第1の値または第2の値
のxビットのデータの連続する個数を検出し、工程
(c),(e),(f)において、xビットの2値デー
タにzビットの付加情報を付加しており、2値データに
対する処理を従来のような1ビット単位ではなくxビッ
ト単位で行っている。
【0023】従って、第4の発明によれば、2値データ
をxビット単位で処理しているため、転送速度が速い2
値データをデータ圧縮する場合でも、従来よりも低い周
波数の基本クロックを用いることができ、2値画像デー
タの高速度転送に十分対応することができる。
【0024】また、第4の発明の2値データ圧縮方法に
おいて、メッセージの内容に関するxビットのメッセー
ジコードまたはメッセージデータに、メッセージである
ことを示すzビットの付加情報を付加して、前記2値圧
縮データを得る工程をさらに備えることが好ましい。こ
のような工程をさらに備えることにより、必要に応じて
メッセージをデータ圧縮することができる。
【0025】第5の発明は、第4の発明の2値データ圧
縮方法によりデータ圧縮して得られた前記2値圧縮デー
タをデータ伸張して、元の2値データを得る2値圧縮デ
ータ伸張方法であって、(g)前記2値圧縮データのう
ちの前記zビットの付加情報が、全て前記第1の値のデ
ータであることを示しているか、全て前記第2の値のデ
ータであることを示しているか、前記第1の値と第2の
値の混合のデータであることを示しているか、を判定す
る工程と、(h)該工程(g)において前記zビットの
付加情報が全て前記第1の値のデータであることを示し
ていると判定された場合に、前記2値圧縮データのうち
の前記xビットの2値データから、前記第1の値のデー
タであると判定されたxビットの2値データの連続する
個数を導出する工程と、(i)前記工程(g)において
前記zビットの付加情報が全て前記第1の値のデータで
あることを示していると判定された場合に、全て前記第
1の値であるxビットの2値データを、前記工程(h)
において導出された前記個数だけ、連続して生成する工
程と、(j)前記工程(g)において前記zビットの付
加情報が全て前記第2の値のデータであることを示して
いると判定された場合に、前記2値圧縮データのうちの
前記xビットの2値データから、前記第2の値のデータ
であると判定されたxビットの2値データの連続する個
数を導出する工程と、(k)前記工程(g)において前
記zビットの付加情報が全て前記第2の値のデータであ
ることを示していると判定された場合に、全て前記第2
の値であるxビットの2値データを、前記工程(j)に
おいて導出された前記個数だけ、連続して生成する工程
と、(l)前記構成(g)において前記zビットの付加
情報が前記第1の値と第2の値の混合のデータであるこ
とを示していると判定された場合に、前記2値圧縮デー
タのうちの前記xビットの2値データをそのまま用いる
工程と、を備えることを要旨としている。
【0026】このように、第5の発明では、工程(g)
において、2値圧縮データのうちの付加情報について判
定し、工程(h),(j)において、2値圧縮データの
うちのxビットの2値データから、全て第1の値または
全て第2の値のxビットのデータの連続する個数を導出
し、工程(i),(k),(l)において、xビットの
2値データを出力しており、2値圧縮データに対する処
理を従来のような1ビット単位ではなくxビット単位で
行っている。
【0027】従って、第5の発明によれば、2値圧縮デ
ータをxビット単位で処理しているため、転送速度が速
い2値データにデータ伸張する場合でも、従来よりも低
い周波数の基本クロックを用いることができ、2値画像
データの高速度転送に十分対応することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例として
の圧縮回路及び伸張回路の構成を示すブロック図であ
る。図1に示すにように、圧縮回路100はCPU11
0とタイミング制御回路120とデータ圧縮加工回路1
30を備えている。また、伸張回路200もCPU21
0とタイミング制御回路220とデータ伸張加工回路2
30を備えている。本実施例においても、例えば圧縮回
路100は図17に示した圧縮回路1100と同様に送
信装置10内に、伸張回路200は図17に示した伸張
回路1200と同様に受信装置20内に、それぞれ搭載
される。なお、図1では説明をわかり易くするために、
図17に示したようなインタフェース部500,600
は省略されている。また、本実施例においては、圧縮回
路100に入力される2値画像データ、及び伸張回路2
00から出力される2値画像データは、何れも、x(但
し、xは2以上の整数)ビットのパラレルデータであ
り、圧縮回路100から出力され伸張回路200に入力
される2値圧縮画像データはx+2ビットのパラレルデ
ータであるものとする。圧縮回路100に入力されるパ
ラレルデータは、例えば、前段の2値化回路400にお
いて、画像データを2値化した後にシリアル/パラレル
変換することにより得られる。
【0029】CPU110,210はそれぞれタイミン
グ制御回路120,220や加工回路130,230に
対する制御やその他種々の処理を行うものである。タイ
ミング制御回路120,220は伝送路30を介して互
いに制御信号をやり取りして、データ転送のタイミング
を制御する回路である。データ圧縮加工回路130は入
力された2値画像データをデータ圧縮するための回路で
あり、データ伸張加工回路230は圧縮された2値圧縮
画像データをデータ伸張するための回路である。
【0030】図2は図1のデータ圧縮加工回路130の
構成を示すブロック図である。図2に示すように、デー
タ圧縮加工回路130は判定回路132と検出回路13
4と出力回路136を備えている。
【0031】図2において、データ圧縮加工回路130
にxビットの2値画像データが入力されると、そのxビ
ットの2値画像データは2分岐されて判定回路132と
出力回路136に入力される。
【0032】判定回路132は、そのxビットの2値画
像データが全て“0”のデータ(すなわち、各ビットが
全て“0”のデータ)であるか、全て“1”のデータ
(すなわち、各ビットが全て“1”のデータ)である
か、“0”と“1”の混合のデータであるか、を判定す
る。判定回路132は以上の判定をxビットの2値画像
データが入力される毎に行う。
【0033】図3は図2における判定回路132の一構
成例を示す回路図である。図3に示すように、判定回路
132は1つのアンド(AND)回路232aと2つの
ノア(NOR)回路232b,232cを備えている。
アンド回路232aとノア回路232bには、xビット
の2値画像データが2分岐されてそれぞれ入力される。
【0034】アンド回路232aは入力された2値画像
データの各ビットが全て“1”である場合のみ“1”を
出力する。従って、ALL1信号はxビットの2値画像
データが全て“1”のデータである場合に“1”(アク
ティブ)となる。ノア回路232bは逆に各ビットが全
て“0”である場合のみ“1”を出力する。従って、A
LL0信号はxビットの2値画像データが全て“0”の
データである場合に“1”(アクティブ)となる。
【0035】また、ノア回路232cにはアンド回路2
32aとノア回路232bの出力が入力される。従っ
て、ノア回路232cは上記以外の場合、すなわち、判
定回路132に入力された2値画像データのビットが
“0”と“1”の混合である場合に“1”を出力する。
よって、MIX1/0信号はxビットの2値画像データ
が“1”と“0”の混合のデータである場合に“1”
(アクティブ)となる。
【0036】このように図3に示す構成例によれば、簡
単な回路構成にて、xビットの2値画像データが全て
“0”のデータであるか、全て“1”のデータあるか、
“0”と“1”の混合のデータであるか、を瞬時に判定
することができる。
【0037】こうして、判定回路132において判定が
なされると、その判定結果に基づいて出力回路136や
検出回路134は次のように動作する。
【0038】判定回路132によりxビットの2値画
像データが全て“1”のデータであると判定された場合
には、検出回路134が、全て“1”のデータであると
判定されるxビットの2値画像データが、そのxビット
の2値画像データを含めて何個連続するかをカウントし
て検出する。そして、検出回路134が最終的に何個連
続したかを検出したら、出力回路136は、その検出し
た個数をxビットのデータで表して、そのxビットのデ
ータに、全て“1”のデータであることを示す2ビット
のヘッダ情報を付加して、伝送路30に出力する。
【0039】判定回路132によりxビットの2値画
像データが全て“0”のデータであると判定された場合
には、検出回路134が、全て“0”のデータであると
判定されるxビットの2値画像データが、そのxビット
の2値画像データを含めて何個連続するかをカウントし
て検出する。そして、検出回路134が最終的に何個連
続したかを検出したら、出力回路136は、その検出し
た個数をxビットのデータで表して、そのxビットのデ
ータに、全て“0”のデータであることを示す2ビット
のヘッダ情報を付加して、伝送路30に出力する。
【0040】判定回路132によりxビットの2値画
像データが“0”と“1”の混合のデータであると判定
された場合には、出力回路136がそのxビットの2値
画像データ(即ち、“0”と“1”の混合のデータ)
に、“0”と“1”の混合のデータであることを示す2
ビットのヘッダ情報を付加して、伝送路30に出力す
る。
【0041】判定回路132の判定結果とは直接関係
はないが、CPU110からメッセージを伝送すべき命
令があった場合には、出力回路136がそのメッセージ
の内容に関わるxビットのメッセージコードまたはメッ
セージデータに、メッセージであることを示す2ビット
のヘッダ情報を付加して、2値画像データを出力する合
間に、伝送路30に出力する。なお、メッセージの内容
については、後述する。
【0042】以上により、データ圧縮加工回路130か
ら伝送路30には、x+2ビットの2値圧縮画像データ
が出力される。図4はデータ圧縮加工回路130から伝
送路30に出力される2値圧縮画像データの構成を示す
説明図である。図4に示すように、2値圧縮画像データ
は2ビットのヘッダ情報とxビットのデータ本体とで構
成されている。
【0043】上記したの場合、図4(a)に示すよう
に、全て“1”のデータであることを示すヘッダ情報と
して“11”を付加する。また、の場合は、図4
(b)に示すように、全て“0”のデータであることを
示すヘッダ情報として“00”を付加し、の場合は、
図4(c)に示すように、“0”と“1”の混合のデー
タであることを示すヘッダ情報として“10”を付加す
る。さらに、の場合は、図4(d)に示すように、メ
ッセージであることを示すヘッダ情報として“01”を
付加する。
【0044】では、図5を用いてさらに具体的に説明す
る。図5は図1のデータ圧縮加工回路130に入力され
る2値画像データとデータ圧縮加工回路130より出力
される2値圧縮画像データのデータ長を比較して示した
説明図である。図5において、(a1),(b1)はデ
ータ圧縮加工回路130に入力される2値画像データ
を、(a2),(b2)は(a1),(b1)の2値画
像データが入力されたときのデータ圧縮加工回路130
より出力される2値圧縮画像データをそれぞれ示してい
る。なお、図5では、上記したxビットが8ビットであ
る場合を示しており、データ長を比較するために各デー
タを直線上につないで描いてある。
【0045】データ圧縮加工回路130に図5(a1)
に示すように“0”と“1”の混合の8ビットのデータ
D1が入力されると、で述べたように出力回路136
はそのデータD1に、“0”と“1”の混合のデータで
あることを示すヘッダ情報“10”を付加して出力する
ので、図5(a2)に示すようにデータ圧縮加工回路1
30からはD6のようなデータが出力される。
【0046】次に、データ圧縮加工回路130に図5
(a1)に示すように全て“0”の8ビットのデータが
D2,D3,D4,D5と連続して入力されると、で
述べたように、検出回路134は、全て“0”の8ビッ
トのデータの個数が4個であると検出する。そして、出
力回路136はその検出した「4個」を表す8ビットの
データ“00000100”に、全て“0”のデータで
あることを示すヘッダ情報“00”を付加して出力する
ので、図5(a2)に示すようにデータ圧縮加工回路1
30からはD7のようなデータが出力される。
【0047】一方、データ圧縮加工回路130に図5
(b1)に示すように全て“1”の8ビットのデータが
D9,D10,D11と連続して入力されると、で述
べたように、検出回路134は、全て“1”の8ビット
のデータの個数が3個であると検出する。そして、出力
回路136はその検出した「3個」を表す8ビットのデ
ータ“00000011”に、全て“1”のデータであ
ることを示すヘッダ情報“11”を付加して出力するの
で、図5(b2)に示すようにデータ圧縮加工回路13
0からはD14のようなデータが出力される。
【0048】図6は図1のデータ伸張加工回路230の
構成を示すブロック図である。図6に示すように、デー
タ伸張加工回路230は判定回路232と出力回路23
6を備えている。
【0049】図6において、データ伸張加工回路230
にx+2ビットの2値圧縮画像データが入力されると、
その2値圧縮画像データは、2ビットのヘッダ情報とx
ビットのデータ(データ本体)とに分配されて、前者は
判定回路232に、後者は出力回路236にそれぞれ入
力される。
【0050】判定回路232は、入力された2ビットの
ヘッダ情報が、全て“0”のデータであることを示して
いるか(即ち、“11”であるか)、全て“1”のデー
タであることを示しているか(即ち、“00”である
か)、“0”と“1”の混合のデータであることを示し
ているか(即ち、“10”であるか)、あるいはメッセ
ージであることを示しているか(即ち、“01”である
か)を判定する。このようにして、判定回路232にお
いて判定がなされると、その判定結果に基づいて出力回
路236は次のように動作する。
【0051】判定回路232によりヘッダ情報が全て
“1”のデータであることを示していると判定された場
合、出力回路236は、入力されたxビットのデータか
ら、全て“1”のxビットの2値画像データの連続する
個数を読み取って、全て“1”のxビットのデータを、
その読み取った個数分だけ連続して出力する。
【0052】判定回路232によりヘッダ情報が全て
“0”のデータであることを示していると判定された場
合、出力回路236は、入力されたxビットのデータか
ら、全て“0”のxビットの2値画像データの連続する
個数を読み取って、全て“0”のxビットのデータを、
その読み取った個数分だけ連続して出力する。
【0053】判定回路232によりヘッダ情報が
“0”と“1”の混合のデータであることを示している
と判定された場合には、出力回路236は、入力された
xビットのデータをそのまま出力する。“0”と“1”
の混合のデータについては、圧縮されないでそのまま転
送されてきているからである。
【0054】判定回路232によりヘッダ情報がメッ
セージであることを示していると判定された場合には、
入力されたxビットのデータをそのままCPU210に
転送する。このxビットのデータはメッセージの内容に
関わるメッセージコードまたはメッセージデータだから
である。
【0055】では、前述した図5を用いてさらに具体的
に説明する。図5では、(a2),(b2)をデータ圧
縮加工回路130より出力される2値圧縮画像データと
したが、これをデータ伸張加工回路230に入力される
2値圧縮画像データとし、また、(a1),(b1)を
データ圧縮加工回路130に入力される2値画像データ
としたが、これをデータ伸張加工回路230より出力さ
れる2値画像データとすれば、以下のように説明するこ
とができる。
【0056】データ伸張加工回路230に図5(a2)
に示すようなデータD6が入力されると、そのヘッダ情
報は“10”であり、“0”と“1”の混合のデータで
あることを示しているので、で述べたように、出力回
路236は、そのデータD6のデータ本体である8ビッ
トのデータをそのまま出力する。この結果、データ伸張
加工回路230からは、図5(a1)に示すようなデー
タD1が2値画像データとして出力される。
【0057】次に、データ伸張加工回路230に図5
(a2)に示すようなデータD7が入力されると、その
ヘッダ情報は“00”であり、全て“0”のデータであ
ることを示しているので、で述べたように、出力回路
236は、そのデータD7のデータ本体である8ビット
のデータから、全て“0”の8ビットの2値画像データ
の連続する個数を読み取る。このとき、この8ビットデ
ータは“00000100”であり、個数が「4個」で
あることを表しているので、出力回路236は、全て
“0”の8ビットのデータを4個連続して出力する。こ
の結果、データ圧縮加工回路130からは、図5(a
1)に示すように、全て“0”の8ビットのデータD2
〜D5が順次、2値画像データとして出力される。
【0058】一方、データ伸張加工回路230に図5
(b2)に示すようなデータD16が入力されると、そ
のヘッダ情報は“11”であり、全て“1”のデータで
あることを示しているので、で述べたように、出力回
路236は、そのデータD14のデータ本体である8ビ
ットのデータから、全て“1”の8ビットの2値画像デ
ータの連続する個数を読み取る。このとき、この8ビッ
トデータは“00000011”であり、個数が「3
個」であることを表しているので、出力回路236は、
全て“1”の8ビットのデータを3個連続して出力す
る。この結果、データ圧縮加工回路130からは、図5
(b1)に示すように、全て“1”の8ビットのデータ
D9〜D11が順次、2値画像データとして出力され
る。
【0059】次に、図1におけるタイミング制御回路1
20,タイミング制御回路220の動作について説明す
る。図1に示すように、圧縮回路100におけるタイミ
ング制御回路120は制御信号としてDTON,LDA
V,STRBの各信号を伸張回路200に出力する。こ
れに対し、伸張回路200におけるタイミング制御回路
220は制御信号としてLREQ信号を圧縮回路100
に出力する。
【0060】図7はこれら制御信号の各タイミングを示
すタイミングチャートである。図7において、(a)は
送信側である圧縮回路100から出力されるDTON信
号のタイミングを示している。この信号は1つの画像の
出力範囲を示す信号である。(b1),(b2)は受信
側である伸張回路200から出力されるLREQ信号の
タイミングを示している。この信号は1ライン分の画像
データの転送を要求するための信号である。(c1),
(c2)は送信側である圧縮回路100から出力される
LDAV信号のタイミングを示している。この信号は1
ライン分の有効な画像データが出力されるていることを
示す信号である。(d)は送信側である圧縮回路100
から出力されるSTRB信号のタイミングを示してい
る。この信号はx+2ビットの2値圧縮画像データの送
信タイミングを決めるデータクロック信号である。
(e)は送信側である圧縮回路100から出力されるx
+2ビットの2値圧縮画像データのタイミングを示して
いる。なお、(b2),(c2),(d),(e)では
(a),(b),(c)における1ラインの期間を拡大
して示している。これら各制御信号のタイミングについ
ては後ほど説明する。
【0061】さて、本実施例における動作を概略的に説
明したが、次にフローチャート等を用いてさらに詳細に
説明する。
【0062】図8乃至図10は図1の圧縮回路100に
おけるデータ圧縮処理手順の一例を示すフローチャート
である。図11は1つの画像を表す画像データを模式的
に示した説明図である。図11において、最も小さい升
目gはそれぞれ1ビットのデータを表しており、それぞ
れ1つの画素に対応している。画像データは主走査方向
のLXpビット分を1ラインとして、1ラインずつ副走
査方向に順次走査され、計LYpライン分走査される。
また、図8乃至図10において、rは入力された2値画
像データのライン数をカウントするラインカウンタ(図
示せず)の値を、aは入力された全て“1”のデータ及
び“0”と“1”の混合のデータの合計個数をカウント
するカウンタ(図示せず)の値を、bは入力された全て
“0”のデータの個数をカウントするカウンタ(図示せ
ず)の値を、mは全て“1”のデータが連続して入力さ
れる際にそのデータの個数をカウントするカウンタ(図
示せず)の値を、nは全て“0”のデータが連続して入
力される際にそのデータの個数をカウントするカウンタ
(図示せず)の値を、DATAは入力された2値画像デ
ータを格納する入力データレジスタ(図示せず)の値
を、DATA’は出力すべき2値圧縮画像データを格納
する出力データレジスタ(図示せず)の値を、それぞれ
示している。また、DATA’(H)は2値圧縮画像デ
ータを格納する上記出力データレジスタのヘッダ情報部
分の値を、DATA’(B)は同じくデータ本体部分の
値を、それぞれ示す。なお、これらカウンタやレジスタ
は例えば図1のCPU110内に内蔵されている。
【0063】図8に示すように、データ圧縮処理が開始
されると、まず、タイミング制御回路120から出力さ
れるDTON信号を図7(a)に示すようにアサートし
(有効状態にする)(ステップS101)、rの値を0
に初期化する(ステップS102)。続いて、図7(b
1)〜(c2)に示すように、タイミング制御回路12
0に入力されるLREQ信号がアサートされるのを待っ
て、タイミング制御回路120から出力されるLDAV
信号をアサートする(ステップS103)。そして、前
述のa,b,m,nの各値をそれぞれ0に初期化する
(ステップS104,S105)。
【0064】以上の処理が終了したら、xビットの2値
画像データを入力し(ステップS106)、aの値を1
増加させる(ステップS107)。そして、a+bの値
がLXp/xよりも小さいかどうか判定する(ステップ
S108)。ここで、a+bは入力された全て“1”の
データ及び“0”と“1”の混合のデータの合計個数と
全て“0”のデータの個数の和であるため、既に入力さ
れたxビットのデータの個数を表すことになる。また、
LXpは1ライン全体のビットの数であるため、LXp
/xは1ライン中のxビットのデータの個数を表すこと
になる。従って、ステップS108では、入力されたx
ビットのデータがライン端のデータでないかどうか、す
なわち、走査がライン端まで達していないかどうかを判
定している。
【0065】ライン端のデータでない場合は、入力され
たxビットの2値画像データが全て“1”のデータであ
るどうか判定し(ステップS109)、全て“1”のデ
ータであれば、mの値を1増加する(ステップS11
0)。続いて、次のxビットの2値画像データを入力し
(ステップS106)、その入力されたxビットの2値
画像データも全て“1”のデータであれば(ステップS
109)、mの値をさらに1増加する(ステップS11
0)。こうして、ステップS110において、連続して
入力される全て“1”のxビットのデータの個数を数え
ていく。
【0066】その後、全て“1”のxビットのデータが
連続して入力されている最中に走査がライン端まで達し
て、入力されたxビットのデータがライン端のデータと
なった場合、あるいは、全て“1”のxビットのデータ
の連続した入力が終了し、全て“1”のデータ以外のx
ビットのデータが入力された場合には、ステップS11
4またはS115においてmの値が0でないと判定され
るので、ステップS116に進み、出力データレジスタ
のヘッダ情報部分に、全て“1”のデータであることを
示すヘッダ情報“11”を格納すると共に(ステップS
116)、出力データレジスタのデータ本体部分に、ス
テップS110において数えていた全て“1”のxビッ
トのデータの個数mをxビットのデータとして格納する
(ステップS117)。そして、出力データレジスタに
格納したx+2ビットのデータを2値圧縮画像データと
して出力し(ステップS118)、その後、図9のAに
進む。
【0067】図9のAに進むと、a+bの値がLXp/
xよりも小さいかどうか、すなわち、入力されたxビッ
トの2値画像データがライン端のデータでないかどうか
を判定する(ステップS128)。
【0068】ライン端のデータでない場合は、入力され
たxビットの2値画像データが全て“0”のデータであ
るどうかを判定し(ステップS129)、全て“0”の
データであれば、nの値を1増加する(ステップS13
0)。続いて、次のxビットの2値画像データを入力し
(ステップS126)、bの値を1増加させる(ステッ
プS127)。そして、その入力されたxビットの2値
画像データも、ライン端のデータでなく(ステップS1
28)、かつ、全て“0”のデータであれば(ステップ
S129)、nの値をさらに1増加する(ステップS1
30)。こうして、ステップS130において、連続し
て入力される全て“0”のxビットのデータの個数を数
えていく。
【0069】その後、全て“0”のxビットのデータが
連続して入力されている最中に走査がライン端まで達し
て、入力されたxビットのデータがライン端のデータと
なった場合、あるいは、全て“0”のxビットのデータ
の連続した入力が終了し、全て“0”のデータ以外のx
ビットのデータが入力された場合には、ステップS13
4,S135においてnの値が0であると判定されるの
で、ステップS116に進み、出力データレジスタのヘ
ッダ情報部分に、全て“0”のデータであることを示す
ヘッダ情報“00”を格納すると共に(ステップS13
6)、出力データレジスタのデータ本体部分に、ステッ
プS130において数えていた全て“0”のxビットの
データの個数nをxビットのデータとして格納する(ス
テップS137)。そして、出力データレジスタに格納
したx+2ビットのデータを2値圧縮画像データとして
出力し(ステップS138)、その後、図8のEに戻
る。
【0070】一方、例えば、図8のステップS106に
おいて、“0”と“1”の混合のデータが入力された後
に全て“0”のデータが入力された場合、或いは、全て
“0”のデータが入力された後に“0”と“1”の混合
のデータが入力された場合には、図8のステップS10
9において全て“1”のデータではないと判定し、さら
にステップS115においてmは0であると判定するの
で、図9のBに進む。そして、“0”と“1”の混合の
データが入力された後に全て“0”のデータが入力され
た場合には、図9のステップS129において全て
“0”のデータであると判定し、ステップS130に進
むが、全て“0”のデータが入力された後に“0”と
“1”の混合のデータが入力された場合には、ステップ
S129において全て“0”のデータでないと判定し、
さらにステップS135においてnは0であると判定す
るので、図10のGに進む。
【0071】図10のGに進むと、a+bの値がLXp
/xよりも小さいかどうか、すなわち、入力されたxビ
ットの2値画像データがライン端のデータでないかどう
かを判定する(ステップS140)。ライン端のデータ
でない場合は、出力データレジスタのヘッダ情報部分
に、“0”と“1”の混合のデータであることを示すヘ
ッダ情報“10”を格納すると共に(ステップS14
2)、出力データレジスタのデータ本体部分に、ステッ
プS106等で入力された“0”と“1”の混合のデー
タをそのままxビットのデータとして格納する(ステッ
プS143)。そして、出力データレジスタに格納した
x+2ビットのデータを2値圧縮画像データとして出力
し(ステップS143)、その後、図8のFに戻る。
【0072】また、図8のステップS108でライン端
のデータであると判定し、ステップS114でm=0で
あると判定した場合、或いは図9のステップS128で
ライン端のデータであると判定し、ステップS134で
n=0であると判定した場合は、図10のCに進み、図
10のステップS140でライン端のデータである判定
した場合と同様の処理を行なうことになる。
【0073】すなわち、まず、出力データレジスタのヘ
ッダ情報部分に、“0”と“1”の混合のデータである
ことを示すヘッダ情報“10”を格納する(ステップS
149)。次に、出力データレジスタのデータ本体部分
に、ステップS106等で入力されたライン端のデータ
を格納する(ステップS150)。このとき、入力され
たライン端データの実データは図11に示すようにxビ
ットに満たないデータであるので、その実データにダミ
ーデータを付加してxビットのデータとした上で格納す
る(ステップS150)。ここで、実データのビット数
Jは図11から明らかなように以下の式(1)のごとく
求められる。
【0074】 J=LXp−x・INT[LXp/x] ……(1)
【0075】但し、INT[]は[]内の値の整数部分
である。従って、ダミーデータのビット数Kは式(2)
のごとくになる。
【0076】 K=x−J=x−(LXp−x・INT[LXp/x]) ……(2)
【0077】なお、ダミーデータとしては、ポジ出力時
には全てのビットが“0”であるデータを用い、ネガ出
力時には全てのビットが“1”であるデータを用いるよ
うにする。
【0078】次に、出力データレジスタに格納したx+
2ビットのデータを2値圧縮画像データとして出力した
後(ステップS151)、rの値を1増加させて(ステ
ップS152)、次のラインに移動する。そして、その
移動したラインが最終ラインであるかどうかを判定して
(ステップS153)、最終ラインであれば、タイミン
グ制御回路120から出力されるDTON信号をネゲー
トし(無効状態にする)(ステップS154)、データ
圧縮処理を終了する。また、最終ラインでなければ、タ
イミング制御回路120から出力されるLDAV信号を
ネゲートし(ステップS155)、図8のDに戻る。
【0079】図12乃至図14は図1の伸張回路200
におけるデータ伸張処理手順の一例を示すフローチャー
トである。図12乃至図14において、Rは入力された
2値圧縮画像データのライン数をカウントするラインカ
ウンタ(図示せず)の値を、Aは出力される“0”と
“1”の混合のデータの個数とをカウントするカウンタ
(図示せず)の値を、Mは出力される全て“1”のデー
タの個数をカウントするカウンタ(図示せず)の値を、
Nは出力される全て“0”のデータの個数をカウントす
るカウンタ(図示せず)の値を、mは全て“1”のデー
タを連続して出力する際にそのデータの個数をカウント
するカウンタ(図示せず)の値を、nは全て“0”のデ
ータを連続して出力する際にそのデータの個数をカウン
トするカウンタ(図示せず)の値を、DATA’は入力
された2値圧縮画像データを格納する入力データレジス
タ(図示せず)の値を、DATAは出力される2値画像
データを格納する出力データレジスタ(図示せず)の値
を、それぞれ示している。また、DATA’(H)は2
値圧縮画像データを格納する上記入力データレジスタの
ヘッダ情報部分の値を、DATA’(B)は同じくデー
タ本体部分の値を、それぞれ示す。なお、これらカウン
タやレジスタは例えば図1のCPU210内に内蔵され
ている。
【0080】図12に示すように、データ伸張処理が開
始されると、まず、タイミング制御回路220に入力さ
れるDTON信号が図7(a)に示すようにアサートさ
れるのを待って(ステップS161)、Rの値を0に初
期化する(ステップS162)。続いて、図7(b1)
〜(c2)に示すように、タイミング制御回路220か
ら出力されるLREQ信号をアサートした後、タイミン
グ制御回路220に入力されるLDAV信号がアサート
されるの待って、LREQ信号をネゲートする(ステッ
プS163)。そして、前述のA,M,N,m,nの各
値をそれぞれ0に初期化する(ステップS164)。
【0081】以上の処理が終了したら、x+2ビットの
2値圧縮画像データを入力して入力データレジスタに格
納し(ステップS165)、A+M+N+1の値がLX
p/xよりも小さいかどうか判定する(ステップS16
8)。ここで、A+M+Rは、出力された“0”と
“1”の混合のデータの個数と出力された全て“1”の
データの個数と出力された全て“0”のデータの個数の
和であるため、既に出力されたxビットのデータの個数
を表すことになる。また、LXpは図11に示すように
1ライン全体のビットの数であるため、LXp/xは1
ライン中のxビットのデータの個数を表すことになる。
従って、ステップS168では、既に出力されたxビッ
トのデータの個数に1加えた値が、1ライン中のxビッ
トのデータの個数より小さいか否かを判定することにな
る。つまり、次に出力されるxビットのデータがライン
端のデータでないかどうかを判定している。
【0082】ライン端のデータでない場合は、入力デー
タレジスタのヘッダ情報部分に格納されている2ビット
のヘッダ情報が“11”であるどうかを判定し(ステッ
プS169)、“11”であれば、入力データレジスタ
のデータ本体部分に格納されているxビットのデータを
mの値として代入する(ステップS170)。そして、
出力される全て“1”のデータの個数を数えるために、
Mの値にmの値を加算して、得られた値を新たなMの値
とする(ステップS172)。
【0083】続いて、全て“1”のxビットのデータを
出力し(ステップS174,S175)、mの値を1減
少させる(ステップS176)。そして、mの値が0に
なるまで、上記の動作を繰り返し、mの値が0になった
ら(ステップS173)、次のx+2ビットの2値圧縮
画像データを入力して入力データレジスタに格納する
(ステップS165)。こうして、ヘッダ情報が“1
1”の場合は、データ本体であるxビットのデータの示
す個数分だけ、全て“1”のxビットのデータを連続し
て出力させることができる。
【0084】一方、ステップS169において、入力デ
ータレジスタのヘッダ情報部分に格納されている2ビッ
トのヘッダ情報が“11”でないと判定した場合には、
図13のHに進む。
【0085】図13のHに進むと、入力データレジスタ
のヘッダ情報部分に格納されている2ビットのヘッダ情
報が“00”であるどうかを判定し(ステップS17
9)、“00”であれば、入力データレジスタのデータ
本体部分に格納されているxビットのデータをnの値と
して代入する(ステップS180)。そして、出力され
る全て“0”のデータの個数を数えるために、Nの値に
nの値を加算して、得られた値を新たなNの値とする
(ステップS182)。
【0086】続いて、全て“0”のxビットのデータを
出力し(ステップS184,S185)、nの値を1減
少させる(ステップS186)。そして、mの値が0に
なるまで、上記の動作を繰り返し、nの値が0になった
ら(ステップS183)、図12のJに戻る。こうし
て、ヘッダ情報が“00”の場合は、データ本体である
xビットのデータの示す個数分だけ、全て“0”のxビ
ットのデータを連続して出力させることができる。
【0087】また、入力データレジスタのヘッダ情報部
分に格納されている2ビットのヘッダ情報が“10”で
ある場合には、図12のステップS169において“1
1”ではないと判定した後、図13のステップS179
において“00”ではないと判定するので、Aの値を1
増加させた後(ステップS187)、入力データレジス
タのデータ本体部分に格納されているxビットのデータ
をそのまま出力して(ステップS188,S189)、
図12のJに戻る。こうして、ヘッダ情報が“10”の
場合は、データ本体である“0”と“1”の混合のxビ
ットのデータをそのまま出力させる。
【0088】ところで、ステップS168において、次
に出力されるxビットのデータがライン端のデータであ
ると判定した場合には、図14のKに進む。ライン端の
データである場合、入力データレジスタのヘッダ情報部
分に格納されている2ビットのヘッダ情報は必ず“1
0”であるので、入力データレジスタのデータ本体部分
に格納されているxビットのデータをそのまま出力する
(ステップS190,S191)。その後、Rの値を1
増加させて(ステップS192)、次のラインに移動
し、その移動したラインが最終ラインであるかどうかを
判定して(ステップS193)、最終ラインであれば、
データ伸張処理を終了する。また、最終ラインでなけれ
ば、タイミング制御回路220に入力されるLDAV信
号がネゲートされるのを待って(ステップS195)、
図12のIに戻る。
【0089】以上説明したように、本実施例において
は、圧縮回路100及び伸張回路200において2値画
像データ(または2値画像圧縮データ)をxビット単位
で処理しているため、圧縮回路100及び伸張回路20
0において用いる基本クロックの周波数は以下のように
なる。例えば、圧縮回路100に入力される2値画像デ
ータの転送速度が毎秒yワードであり、1ワード当たり
のビット数がxであるとした場合に、データをxビット
単位で処理するのだから、基本クロックの周波数として
は少なくともyHz以上があれば良い。また、伸張回路
200に入力される2値圧縮画像データは上記と同じ転
送速度(毎秒Pワード)であるとすると、伸張回路20
0において用いる基本クロックの周波数も圧縮回路10
0の場合と同様に少なくともyHz以上あれば良い。
【0090】従って、例えば、2値画像データをデータ
圧縮してSCSI−2におけるWide,Fastモー
ドで転送しようとした場合、前述したように1ワード当
たりのビット数が16ビットで、最大転送速度は毎秒1
0Mワードにもなるが、本実施例においては、圧縮回路
100及び伸張回路200において用いる基本クロック
は少なくとも10MH以上のクロックであれば良いた
め、圧縮回路100や伸張回路200を現実に作成する
ことは十分可能である。
【0091】このように本実施例によれば、転送速度が
速い2値画像データをデータ圧縮またはデータ伸張する
場合でも、従来よりも低い周波数の基本クロックを用い
ることができるため、圧縮回路100や伸張回路200
を現実に作成することができ、2値画像データの高速度
転送に十分対応することができる。
【0092】また、本実施例においては、データの圧縮
率の面においても、従来に比べて有利となる。例えば、
本実施例と従来のランレングス符号化方式(CCITT
準拠のもの)とを比較すると、以下の通りである。
【0093】〔1〕まず、データ幅が最も汎用性の高い
8ビット(SCSI−1等)の場合について、データの
圧縮率を画像の種類別に考察してみる。
【0094】(1−1)網点(絵柄や平網)部分、細か
い文字(新聞や文庫本の文字等)、またはデザインの占
める面積の割合が小さい画像の場合 これらの画像の場合はデータ中において“0”または
“1”の値の連続する数が多い。そこで、従来のランレ
ングス符号化方式の場合、“0”または“1”の値の連
続する数(即ち、ランレングス)が255(8ビットの
データで表現できる最大の数)個もくしはその倍数個で
あるときは、データの圧縮率は約32倍で、最大になる
が、“0”または“1”の値の連続する数が256個以
上で255の倍数個にならないときには、その内容に加
えてさらに余分なデータが必要となる。例えば、データ
中において“1”の値の連続する数が300個である場
合は、“1”が255個、“0”が0個、“1”が45
個という表現になり、“0”が0個という余分なデータ
が必要となる。そのため、データの圧縮率が大幅に低下
してしまう。なお、ここで、連続する数が255個の場
合、例えば、1200dpiで約5mm、2400dp
iで約2.5mmに匹敵する。
【0095】これに対し、本実施例の場合は、“0”ま
たは“1”の値の連続する数(即ち、ランレングス)が
8×255=2040(8ビットのデータで表現できる
最大の数)個もしくはその倍数個であるとき、データの
圧縮率は最大の約255×(8/10)=204倍で、
最大になり、従来のランレングス符号化方式の場合の約
6.4倍となる。しかも、“0”または“1”の値の連
続する数が2041個以上で2040の倍数個にならな
いときにも、従来のランレングス符号化方式のように、
大幅にデータの圧縮率が低下することはない。
【0096】つまり、網点部分、細かい文字、またはデ
ザインの占める面積の割合が小さい画像については、本
実施例の方がデータの圧縮率が高くなる傾向にある。
【0097】(1−2)網点部分、細かい文字、または
デザインの占める面積の割合が大きい画像の場合 網点部分の占める面積の割合が大きい画像の場合、デー
タ中において“0”または“1”の値の連続する数は、
特殊なケースを除くと、概ね平均で5〜8個程度とな
る。すなわち、例えば、4000dpiのスクリーン線
数200線で20個ピッチの網が形成される場合は、
“0”または“1”の値の連続する数(即ち、ランレン
グス)が平均で10個(20個ピッチの半分)程度とな
り、また、1200dpiのスクリーン線数100線で
12個ピッチの網が形成される場合は、“0”または
“1”の値の連続する数(即ち、ランレングス)は平均
で6個(12個ピッチの半分)程度となる。
【0098】従って、この場合のデータの圧縮率は、従
来のランレングス符号化方式の場合も、本実施例の場合
も、同じ程度(1に近い値)と予想される。
【0099】一方、細かい文字、またはデザインの占め
る面積の割合が大きい画像の場合も、データの圧縮率
は、従来のランレングス符号化方式の場合も、本実施例
の場合も、同じ程度と予想される。
【0100】〔2〕次に、データ幅が16ビット(SC
SI−2のWide等)の場合について、データの圧縮
率を画像の種類別に考察してみる。
【0101】(2−1)網点部分、細かい文字、または
デザインの占める面積の割合が小さい画像の場合 従来のランレングス符号化方式の場合は、16ビットの
データによって、“0”または“1”の値の連続する数
(即ち、ランレングス)を65535個まで表現でき、
また、本実施例の場合は、16×65535=1048
560個まで表現できる。従って、共に、ほとんどのケ
ースで、フルサイズの画面に対して1ライン分のデータ
が全て“0”または“1”のデータである場合であって
も、1個の2値圧縮画像データで表すことがができる。
【0102】よって、網点部分、細かい文字、またはデ
ザインの占める面積の割合が小さい画像については、従
来のランレングス符号化方式の場合も、本実施例の場合
も、データの圧縮率が同じ程度になることが予想され
る。
【0103】(2−2)網点部分、細かい文字、または
デザインの占める面積の割合が大きい画像の場合 前述したように、網点部分の占める面積の割合が大きい
画像の場合、データ中において“0”または“1”の値
の連続する数は、特殊なケースを除くと、概ね平均で5
〜8個程度になる。この時、本実施例の場合は、データ
の圧縮率は1に近い値になるが、従来のランレングス符
号化方式の場合は概ね1/2前後になり、従来のランレ
ングス符号化方式の方が不利となる。
【0104】また、細かい文字、またはデザインの占め
る面積の割合が大きい画像の場合は、従来のランレング
ス符号化方式の場合も、本実施例の場合も、データの圧
縮率は同じ程度と予想される。
【0105】以上、〔1〕,〔2〕をまとめると、図1
5に示す如くになる。図15において、○はデータの圧
縮率が本実施例の方が有利である場合、△はデータの圧
縮率が本実施例も従来のランレングス符号化方式も同程
度である場合を示している。即ち、図15からも明らか
なように、データの圧縮率の面では、全体的に見て、本
実施例の方が従来のランレングス符号化方式の場合より
も有利と言える。
【0106】ところで、メッセージを伝送する場合に
は、前述したように、メッセージの内容に関わるxビッ
トのメッセージコードまたはメッセージデータに、メッ
セージであることを示す2ビットのヘッダ情報“01”
を付加して伝送する。ここで、メッセージの内容として
は、ラインエンド、スキャンエンド、エラー、時間待ち
などの各情報が考えられる。このうち、ラインエンド、
スキャンエンド、エラーの情報については、例えば、ラ
インエンドコード、スキャンエンドコード、エラーコー
ドをxビットのメッセージコードとして伝送する。
【0107】図16に、メッセージとしてラインエン
ド、スキャンエンドの情報を伝送する場合の2値圧縮デ
ータの構造を一例として示す。図16(a)に示すよう
に、ラインエンドコードしては全て“1”のxビットの
データを伝送し、また、図16(b)に示すように、ス
キャンコードしては全て“0”のxビットのデータを伝
送する。
【0108】一方、時間待ちについては次のような2つ
の方法が考えられる。即ち、一の方法としては、時間待
ちをするかしないかをxビットのメッセージコードして
伝送する。この方法の場合は、ラインエンド、スキャン
エンド、エラーなど、他のメッセージの情報の伝送も可
能である。
【0109】他の方法としては、メッセージは時間待ち
の情報しか伝送しないものとして、その待ち時間の値を
xビットのメッセージデータとして伝送する。つまり、
この方法の場合は、ヘッダ情報として“01”が伝送さ
れた場合は全て時間待ちの情報が伝送されたことを示
し、そのヘッダ情報と共に伝送されるxビットのデータ
は待ち時間の値を表すことになる。従って、この場合、
他のメッセージの情報の伝送は不可能となる。
【0110】なお、本発明は上記した実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様にて実施することが可能である。
【0111】上記した実施例では、全て“1”のデータ
であることを示すヘッダ情報として“11”、全て
“0”のデータであることを示すヘッダ情報として“0
0”、“0”と“1”の混合のデータであることを示す
ヘッダ情報として“10”、メッセージであることを示
すヘッダ情報として“01”をそれぞれ用いていたが、
ヘッダ情報はこのような組合せに限定されるものではな
く、例えば、全て“1”のデータであることを示すヘッ
ダ情報として“00”、全て“0”のデータであること
を示すヘッダ情報として“11”、“0”と“1”の混
合のデータであることを示すヘッダ情報として“0
1”、メッセージであることを示すヘッダ情報として
“10”を用いても良い。
【0112】また、ヘッダ情報は2ビットである必要は
必ずしもなく、少なくとも2ビット以上のビット数であ
れば良い。さらに、2値圧縮画像データのデータ本体
も、8ビットや16ビットに限られるものではなく、少
なくとも2ビット以上のビット数があればよい。
【0113】上記した実施例では、全て“1”のデータ
であるか、全て“0”のデータであるか、0”と“1”
の混合のデータであるかを示す情報を、データ本体の前
に、ヘッダ情報として付加していたが、本発明はこれに
限るものでは無く、データ本体の後に、フッタ情報とし
て付加するようにしても良い。また、そのような情報を
データ本体の前と後に分けて付加するようにしても良
く、或いは、データ本体を分断して特定の部分に付加す
るようにしても良い。
【0114】上記した実施例では、2値データとして2
値画像データを対象としていたが、必ずしも画像データ
に限られるものではなく、他の2値データであっても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての圧縮回路及び伸張回
路の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のデータ圧縮加工回路130の構成を示す
ブロック図である。
【図3】図2における判定回路132の一構成例を示す
回路図である。
【図4】図1のデータ圧縮加工回路130から伝送路3
0に出力される2値圧縮画像データの構成を示す説明図
である。
【図5】図1のデータ圧縮加工回路130に入力される
2値画像データとデータ圧縮加工回路130より出力さ
れる2値圧縮画像データのデータ長を比較して示した説
明図である。
【図6】図1のデータ伸張加工回路230の構成を示す
ブロック図である。
【図7】制御信号の各タイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【図8】図1の圧縮回路100におけるデータ圧縮処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】図1の圧縮回路100におけるデータ圧縮処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】図1の圧縮回路100におけるデータ圧縮処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】1つの画像を表す画像データを模式的に示し
た説明図である。
【図12】図1の伸張回路200におけるデータ伸張処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図13】図1の伸張回路200におけるデータ伸張処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】図1の伸張回路200におけるデータ伸張処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】従来のランレングス符号化方式の場合と本発
明の場合で、データの圧縮率の面での有利さを比較して
示した説明図である。
【図16】メッセージとしてラインエンド、スキャンエ
ンドの情報を伝送する場合の2値圧縮データの構造の一
例を示す説明図である。
【図17】2値画像データを転送する一般的な2値画像
データ転送システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
10…送信装置 20…受信装置 30…伝送路 100…圧縮回路 110…CPU 1100…圧縮回路 120…タイミング制御回路 1200…伸張回路 130…データ圧縮加工回路 132…判定回路 134…検出回路 136…出力回路 200…伸張回路 210…CPU 220…タイミング制御回路 230…データ伸張加工回路 232…判定回路 232a…アンド回路 232b,232c…ノア回路 236…出力回路 300…画像入力部 400…2値化回路 500,600…インタフェース部 700…画像処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/46 H04N 1/413 H04N 7/24

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1と第2の値を採る2値データをデー
    タ圧縮して、2値圧縮データを出力する2値データ圧縮
    回路であって、 前記2値データについてxビット単位毎に(但し、xは
    2以上の整数)、該xビットの2値データが全て前記第
    1の値のデータであるか、全て前記第2の値のデータで
    あるか、前記第1の値と第2の値の混合のデータである
    か、を判定する第1の判定手段と、 該第1の判定手段により全て前記第1の値のデータであ
    ると判定されたxビットの2値データが1個以上連続す
    る場合に、連続する該xビットの2値データの個数を検
    出する第1の検出手段と、 前記第1の判定手段により全て前記第1の値のデータで
    あると判定されたxビットの2値データが1個以上連続
    する場合、前記第1の検出手段によって検出された個数
    をxビットの2値データで表し、該xビットの2値デー
    タに、全て前記第1の値のデータであることを示すzビ
    ットの付加情報(但し、zは2以上の整数)を付加し
    て、前記2値圧縮データとして出力する第1の出力手段
    と、 前記第1の判定手段により全て前記第2の値のデータで
    あると判定されたxビットの2値データが1個以上連続
    する場合に、連続する該xビットの2値データの個数を
    検出する第2の検出手段と、 前記第1の判定手段により全て前記第2の値のデータで
    あると判定されたxビットの2値データが1個以上連続
    する場合、前記第2の検出手段によって検出された個数
    をxビットの2値データで表し、該xビットの2値デー
    タに、全て前記第2の値のデータであることを示すzビ
    ットの付加情報を付加して、前記2値圧縮データとして
    出力する第2の出力手段と、 前記第1の判定手段により前記xビットの2値データが
    前記第1の値と第2の値の混合のデータであると判定さ
    れた場合、前記xビットの2値データに、前記第1の値
    と第2の値の混合のデータであることを示すzビットの
    付加情報を付加して、前記2値圧縮データとして出力す
    る第3の出力手段と、 を備える2値データ圧縮回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の2値データ圧縮回路に
    おいて、 メッセージの内容に関するxビットのメッセージコード
    またはメッセージデータに、メッセージであることを示
    すzビットの付加情報を付加して、前記2値圧縮データ
    として出力する手段をさらに備える2値データ圧縮回
    路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の2値データ圧縮回路よ
    り出力された前記2値圧縮データを入力し、該2値圧縮
    データをデータ伸張して、元の2値データを出力する2
    値圧縮データ伸張回路であって、 前記2値圧縮データのうちの前記zビットの付加情報
    が、全て前記第1の値のデータであることを示している
    か、全て前記第2の値のデータであることを示している
    か、前記第1の値と第2の値の混合のデータであること
    を示しているか、を判定する第2の判定手段と、 該第2の判定手段により前記zビットの付加情報が全て
    前記第1の値のデータであることを示していると判定さ
    れた場合に、前記2値圧縮データのうちの前記xビット
    の2値データから、前記第1の値のデータであると判定
    されたxビットの2値データの連続する個数を導出する
    第1の導出手段と、 前記第2の判定手段により前記zビットの付加情報が全
    て前記第1の値のデータであることを示していると判定
    された場合に、全て前記第1の値であるxビットの2値
    データを、前記第1の導出手段により導出された前記個
    数だけ、連続して出力する第4の出力手段と、 前記第2の判定手段により前記zビットの付加情報が全
    て前記第2の値のデータであることを示していると判定
    された場合に、前記2値圧縮データのうちの前記xビッ
    トの2値データから、前記第2の値のデータであると判
    定されたxビットの2値データの連続する個数を導出す
    る第2の導出手段と、 前記第2の判定手段により前記zビットの付加情報が全
    て前記第2の値のデータであることを示していると判定
    された場合に、全て前記第2の値であるxビットの2値
    データを、前記第2の導出手段により導出された前記個
    数だけ、連続して出力する第5の出力手段と、 前記第2の判定手段により前記zビットの付加情報が前
    記第1の値と第2の値の混合のデータであることを示し
    ていると判定された場合に、前記2値圧縮データのうち
    の前記xビットの2値データをそのまま出力する第6の
    出力手段と、 を備える2値圧縮データ伸張回路。
  4. 【請求項4】 送信装置と、受信装置と、前記送信装置
    と受信装置との間をつなぐ伝送路と、を備え、前記送信
    装置から前記受信装置へ前記伝送路を介して2値データ
    を転送する2値データ転送システムであって、 前記送信装置は、請求項1または2に記載の2値データ
    圧縮回路を備え、 前記受信装置は、請求項3に記載の2値圧縮データ伸張
    回路を備える2値データ転送システム。
  5. 【請求項5】 第1と第2の値を採る2値データをデー
    タ圧縮して、2値圧縮データを得る2値データ圧縮方法
    であって、 (a)前記2値データについてxビット単位毎に(但
    し、xは2以上の整数)、該xビットの2値データが全
    て前記第1の値のデータであるか、全て前記第2の値の
    データであるか、前記第1の値と第2の値の混合のデー
    タであるか、を判定する工程と、 (b)該工程(a)において全て前記第1の値のデータ
    であると判定されたxビットの2値データが1個以上連
    続する場合に、連続する該xビットの2値データの個数
    を検出する工程と、 (c)前記工程(a)において全て前記第1の値のデー
    タであると判定されたxビットの2値データが1個以上
    連続する場合、前記工程(b)において検出された個数
    をxビットの2値データで表し、該xビットの2値デー
    タに、全て前記第1の値のデータであることを示すzビ
    ットの付加情報(但し、zは2以上の整数)を付加し
    て、前記2値圧縮データを得る工程と、 (d)前記工程(a)において全て前記第2の値のデー
    タであると判定されたxビットの2値データが1個以上
    連続する場合に、連続する該xビットの2値データの個
    数を検出する工程と、 (e)前記工程(a)において全て前記第2の値のデー
    タであると判定されたxビットの2値データが1個以上
    連続する場合、前記工程(d)において検出された個数
    をxビットの2値データで表し、該xビットの2値デー
    タに、全て前記第2の値のデータであることを示すzビ
    ットの付加情報を付加して、前記2値圧縮データを得る
    工程と、 (f)前記工程(a)において前記xビットの2値デー
    タが前記第1の値と第2の値の混合のデータであると判
    定された場合、前記xビットの2値データに、前記第1
    の値と第2の値の混合のデータであることを示すzビッ
    トの付加情報を付加して、前記2値圧縮データを得る工
    程と、 を備える2値データ圧縮方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の2値データ圧縮方法に
    おいて、 メッセージの内容に関するxビットのメッセージコード
    またはメッセージデータに、メッセージであることを示
    すzビットの付加情報を付加して、前記2値圧縮データ
    を得る工程をさらに備える2値データ圧縮方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の2値データ圧
    縮方法によりデータ圧縮して得られた前記2値圧縮デー
    タをデータ伸張して、元の2値データを得る2値圧縮デ
    ータ伸張方法であって、 (g)前記2値圧縮データのうちの前記zビットの付加
    情報が、全て前記第1の値のデータであることを示して
    いるか、全て前記第2の値のデータであることを示して
    いるか、前記第1の値と第2の値の混合のデータである
    ことを示しているか、を判定する工程と、 (h)該工程(g)において前記zビットの付加情報が
    全て前記第1の値のデータであることを示していると判
    定された場合に、前記2値圧縮データのうちの前記xビ
    ットの2値データから、前記第1の値のデータであると
    判定されたxビットの2値データの連続する個数を導出
    する工程と、 (i)前記工程(g)において前記zビットの付加情報
    が全て前記第1の値のデータであることを示していると
    判定された場合に、全て前記第1の値であるxビットの
    2値データを、前記工程(h)において導出された前記
    個数だけ、連続して生成する工程と、 (j)前記工程(g)において前記zビットの付加情報
    が全て前記第2の値のデータであることを示していると
    判定された場合に、前記2値圧縮データのうちの前記x
    ビットの2値データから、前記第2の値のデータである
    と判定されたxビットの2値データの連続する個数を導
    出する工程と、 (k)前記工程(g)において前記zビットの付加情報
    が全て前記第2の値のデータであることを示していると
    判定された場合に、全て前記第2の値であるxビットの
    2値データを、前記工程(j)において導出された前記
    個数だけ、連続して生成する工程と、 (l)前記構成(g)において前記zビットの付加情報
    が前記第1の値と第2の値の混合のデータであることを
    示していると判定された場合に、前記2値圧縮データの
    うちの前記xビットの2値データをそのまま用いる工程
    と、 を備える2値圧縮データ伸張方法。
JP8725596A 1996-03-14 1996-03-14 2値データ圧縮/伸張回路、それらを用いた2値データ転送システム、及び2値データ圧縮/伸張方法 Expired - Fee Related JP3330013B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8725596A JP3330013B2 (ja) 1996-03-14 1996-03-14 2値データ圧縮/伸張回路、それらを用いた2値データ転送システム、及び2値データ圧縮/伸張方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8725596A JP3330013B2 (ja) 1996-03-14 1996-03-14 2値データ圧縮/伸張回路、それらを用いた2値データ転送システム、及び2値データ圧縮/伸張方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09252256A JPH09252256A (ja) 1997-09-22
JP3330013B2 true JP3330013B2 (ja) 2002-09-30

Family

ID=13909686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8725596A Expired - Fee Related JP3330013B2 (ja) 1996-03-14 1996-03-14 2値データ圧縮/伸張回路、それらを用いた2値データ転送システム、及び2値データ圧縮/伸張方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3330013B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10164654B2 (en) 2016-10-07 2018-12-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Data compressing device, data decompressing device, and data compressing/decompressing apparatus

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002142118A (ja) 2000-10-31 2002-05-17 Ricoh Co Ltd 符号化装置、復号化装置、画像形成装置、符号化方法および復号化方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10164654B2 (en) 2016-10-07 2018-12-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Data compressing device, data decompressing device, and data compressing/decompressing apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09252256A (ja) 1997-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100214332B1 (ko) 영상 배율 임의 변경 방법
US8035862B2 (en) Fast method for fax encoded data conversion
JP3384299B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JPH11150654A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像送信装置、画像送信方法
EP0650290A2 (en) System and method for encoding facsimile data
JP3330013B2 (ja) 2値データ圧縮/伸張回路、それらを用いた2値データ転送システム、及び2値データ圧縮/伸張方法
US7038802B2 (en) Flexible networked image processing
JP2962518B2 (ja) 画像データの符号化装置
JP3960210B2 (ja) 画像処理装置
KR100234733B1 (ko) 팩스 티브이의 팩스신호 변환장치 및 전송방법
EP1416714A1 (en) Translation of an input pixel value to an output pixel value using error diffusion and variable thresholds
JP3085932B2 (ja) マスクを用いた予測映像発生装置及びその装置を用いた2進映像の圧縮、伝送及び復元装置
KR100750151B1 (ko) 팩스 데이터의 전송방법 및 장치
JP4446389B2 (ja) 圧縮伸長モジュールのインターフェース装置
JP3703431B2 (ja) データ通信装置、画像処理装置、データ通信方法、及び画像処理装置におけるデータ通信方法
JPH08316839A (ja) 2値データ圧縮/伸張回路、及びそれらを用いた2値データ転送システム、並びに2値データ圧縮/伸張方法、及びそれらを用いた2値データ転送方法
KR100214331B1 (ko) 영상 축소 방법
JP3220217B2 (ja) ファクシミリ装置
US20020191225A1 (en) Methods and arrangements for compressing raster data
JPH0435363A (ja) 二値画像の符号化方法
JPS6065670A (ja) 画像情報伝送方式
JPH09200539A (ja) 画像データの画素変化点検出方法
JPS6387075A (ja) 受信画像デ−タの同期エラ−チエツク方法
JPS5810967A (ja) フアクシミリ装置
JPH02135871A (ja) ファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees